2週間でリフティング百回できなければサッカーやめろと言う夫を何とかしたいけれど、どうしていいかわかりません問題
強豪チーム所属の息子。4年生になってそれまでのAチームからCチームに。本人が続けたいなら良いと思ってたけど、夫が「2週間でリフティングが100回できなかったら辞めさせる」と言い出した。現状40回しかできないのに......。
口では頑張ると言うけど自主練しない息子にいら立ち、本人のために辞めたほうがいいと言う。私はどうしたらいいかわからない。という悩めるお母さんからの投稿をいただきました。
スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、日本政府も批准する「子どもの権利条約」などを用いて、昭和のスパルタ教育からアップデートするためのアドバイスを送ります。
(構成・文:島沢優子)

(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
<<自主練しない子に本人が気付くまで待つ、という回答に全く納得いきません。一生気づかない子にも見守り続けろというのか問題
<サッカーママからのご相談>
現在10歳の息子は1年生からサッカーをしています。
最初は少年団に所属し、楽しくしていました。
引っ越しを伴って、2年生で強豪のクラブチームに加入しました。いま4年生になって、他のチームから、うまい子がたくさん加入し、子どもはAチームにから現在Cチームになってしまいました。
私は、本人が辞めたいというまで、そこで続けたらと思っていましたが、夫がリフティングが100回出来るようにならなかったら、もう辞めろと課題を与えました。期限は2週間。
現状、リフティングは40回くらいしか出来ませんので達成は難しいです。
本人は、辞めたくないと私には言いますが、夫には何も言わないです。
夫が辞めろと言うのには、口だけは頑張るというのに自主練しない息子に苛立っていることがあります。
本人の為に辞めたほうがいいと夫はいいます。
私はどうしたらいいかわかりません。
<島沢さんからの回答>
ご相談ありがとうございます。
日本を除いた多くの先進国では、お父さんのケースは恐らく児童虐待として位置付けられるでしょう。
ご本人はしつけ、教育という言い方をするかもしれませんが、その子の能力ではいかんともしがたい課題を与えて、本人がせっかく楽しんでいるサッカーを取り上げようとする行為は限りなく虐待に近い行為です。著書に『スポーツ毒親』(文藝春秋)