子育て情報『「いないいないばあっ!」親子で楽しむヒント ~ トマトちゃん』

2019年9月18日 17:00

「いないいないばあっ!」親子で楽しむヒント ~ トマトちゃん

今回は「トマトちゃん」のアニメーションについて、このコーナーの監修をされている奥村優子さんのお話を紹介します。

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奥村優子(おくむら・ゆうこ)さん2014年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、NTT コミュニケーション科学基礎研究所、研究主任。乳幼児におけるコミュニケーションの発達や言語発達を専門とし、メディア利用時の母親の語りかけについても研究を進めている。著書に『発達科学の最前線』(共著、ミネルヴァ書房)、『ベーシック発達心理学』(共著、東京大学出版会)などがある。

トマトちゃんのコーナーは、赤ちゃん学の科学的知見に基づき制作されています。

ピカピカブ~画像4

今回のシリーズは、生後5か月という幼い時期の赤ちゃんから理解可能だと科学的に証明された「数」の認知能力をテーマとしています。赤ちゃんの数の理解を調べた研究をご紹介します。米国・イェール大学の赤ちゃん研究者カレン・ウィンは、赤ちゃんが不思議だと感じたものをじっとみつめる「注視行動」を利用した実験を行いました。1. 5か月の赤ちゃんに、人形を1つ見せます。2. 次に、カーテンを閉じることでその人形を隠します。3. さらにもう1つ別の人形をカーテンの後ろに隠します。
「いないいないばあっ!」親子で楽しむヒント ~ トマトちゃん


4. その後、カーテンを開けたときに人形が2つ現れる場合(a)と、1つしか現れない場合(b)を見せて、赤ちゃんの反応の違いを調べます。
tomatojikken02


すると、赤ちゃんは、人形が2つよりも1つしか現れない場合にじっと見つめる反応を示します。この実験のように、「1+1=1」になっていると、5ヶ月の赤ちゃんでもその場面が不思議だと思い、じっと見つめたのだと解釈できます。「1+1=2」のときは、当たり前のことが起こっているわけですから、じっと見つめません。つまり、赤ちゃんは1+1が1ではなく2であることを理解しているのです。ウィンは同様の方法で「1+1=3」や「2-1=2」も赤ちゃんが不思議に感じ、じっと見つめる反応をみせることを示しています。トマトちゃんの映像は、トマトちゃんが容器の中に入って遊び、再び現れたときに「1+1+1=3」といった予測できる映像と、「1+1+1=2」や「1+1+1=0」になる不思議な映像が使われています。
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A:次々と容器に入っていく3つのトマトちゃん

ピカピカブ~画像4

A:容器から出てきたトマトちゃん「1+1+1=3」思った通り!

ピカピカブ~画像4

B:また次々と容器に入る3つのトマトちゃん

ピカピカブ~画像3

B:容器から出てきたトマトちゃん「1+1+1=2」

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