子育て情報『子どもの耳・鼻のケア(4)鼻のトラブル』

子どもの耳・鼻のケア(4)鼻のトラブル

2018年6月21日 20:00
 

鼻のトラブル

小さな子どもは、鼻水や鼻づまりなどのトラブルが、中耳炎などの耳のトラブルを招くことが多くあります。気になるサインがあったら、早めに受診しましょう。

目次

・鼻のトラブル
・鼻のトラブルの原因
・<鼻水のばい菌が耳へ入って「中耳炎」に>
・注意すべき子どもの鼻のトラブル
・<副鼻くう炎>
・<アレルギー性鼻炎>
・<鼻血>
・ワンポイントアドバイス
・同じ週に放送された番組記事
子どもの耳・鼻のケア(4)鼻のトラブル


講師:守本 倫子(国立成育医療研究センター 耳鼻咽喉科医長)子どもの小さな耳や鼻。お手入れしづらくて困ったり、病気の見分け方が分からなかったりして悩んだことはありませんか?デリケートな子どもの耳や鼻のケア方法をご紹介します。

鼻のトラブルの原因

鼻のトラブルの原因は、鼻水が出たときに鼻をかまずにすすりあげることです。黄色い鼻水は、体の中の白血球が細菌と闘ってできた「うみ」です。ウイルスも細菌も、まだたくさん含まれているので、すすって鼻の中に戻してしまうと、鼻のトラブルが長引いてしまいます。

<鼻水のばい菌が耳へ入って「中耳炎」に>

鼻の穴は、奥で耳やのどとつながっています。しかも子どもは下図のように、耳と鼻をつなぐ通り道「耳管」が、短くて傾きもなだらかです。そのため、鼻水のばい菌が耳へ行きやすく、中耳炎にもなりやすいです。

子どもの耳・鼻のケア(4)鼻のトラブル

子どもの耳・鼻のケア(4)鼻のトラブル


注意すべき子どもの鼻のトラブル

<副鼻くう炎>

鼻の奥、額や頬骨の裏側には、「副鼻くう」という空洞があります。

子どもの耳・鼻のケア(4)鼻のトラブル


子どもはこの「副鼻くう」への通り道が大人に比べて広いため、鼻水やウイルス・細菌が、「副鼻くう」に入りやすいです。

子どもの耳・鼻のケア(4)鼻のトラブル


鼻水をすすり上げたりして、「副鼻くう」にウイルスや細菌が入り込み、繁殖して炎症を起こすのが副鼻くう炎です。

子どもの耳・鼻のケア(4)鼻のトラブル


慢性化すると、「鼻が詰まって匂いがわからない」「ぼーっとして集中できない」など、様々なトラブルを引き起こします。

▼副鼻くう炎のサイン・粘りけのある黄色い鼻水がたくさん出る・頭やおでこ、頬を痛がる・目の周りが腫れぼったい・鼻声が続く・咳払いをよくする・口をずっと開けている上記のようなサインがあったら、耳鼻科を受診しましょう。

<アレルギー性鼻炎>

子どもに多い鼻のトラブルです。アトピー性皮膚炎など、ほかのアレルギー症状と併発することもあります。

▼アレルギー性鼻炎のサイン・水っぽい鼻水がとまらない・くしゃみをよくする・いつも鼻を触っている・鼻をかゆがる上記のようなサインがあったら、耳鼻科を受診しましょう。

<鼻血>

子どもが急に鼻血を出していると、びっくりしますよね。実は、子どもが鼻血出す原因のおよそ9割は、子どもが自分で鼻をさわって、中の粘膜を傷つけていることです。

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