子育て情報『「ヤバイ」は本当にヤバイ!?マンガを読めない子どもたちに「論理思考」をどう教えるか【出口式「論理エンジン」の考え方】』

2019年10月13日 14:00

「ヤバイ」は本当にヤバイ!?マンガを読めない子どもたちに「論理思考」をどう教えるか【出口式「論理エンジン」の考え方】

「ヤバイ」は本当にヤバイ!?マンガを読めない子どもたちに「論理思考」をどう教えるか【出口式「論理エンジン」の考え方】


長年、現代国語の受験指導をしてきた出口先生。そんな出口先生が直面したのは「マンガが読めない子どもたち」。いったい何が問題なのでしょうか。

これまでの【出口式「論理エンジン」の考え方】はこちら

マンガが読めない子どもが増えている

画像: マンガが読めない子どもが増えている


最近、マンガが読めない子どもが増えていると言います。私が子どものころは「マンガばかり読んでいないで勉強しなさい」と怒られたものですが、小学生対象の塾関係者からこの話を聞いたとき、思わず我が耳を疑いました。

考えてみれば、たしかにマンガを読むには読解力が必要なのです。セリフの意味を考え、ストーリーを理解し、背景となる絵やコマとコマとの関係を読み取らなければなりません。それに対し、今の子どもたちはアニメになれきってしまっています。アニメならば主体的に読み取らなくても、絵もセリフも音もすべてが完成されたものとして提供されるので、子どもたちはただそれを受け取ればいいだけです。

文章を書くときも、スタンプを押すだけ。何でも、「ヤバイ」「ムカつく」「ビミョウ」。何がヤバいのか、どうムカつくのか、自分の気持ちですら分析し、言語化することすらできない。明確な判断ができないときは、すべて「ビミョウ」で解決させてしまいます。

「ヤバイ」という言葉は実に恐ろしい

画像1: 「ヤバイ」という言葉は実に恐ろしい


たとえば、「ヤバイ」という言葉は実に恐ろしい言葉です。映画を見て感動したときも「あの映画はヤバイ」。人を批判するときも「あの人はヤバイ」。つまり、プラスの感情もマイナスの感情もすべて「ヤバイ」の一言で事足りるのですから、まさに「ヤバイ」言葉なのです。

犬や猫は餌をねだるときも、甘えるときも、威嚇するときも、すべて「ワン」とか「ニャン」ですましています。声のトーンや大きさで、ひとつの言葉を使い分けしているのだとしたら、今の子ども(大人でも)が使う「ヤバイ」は、犬や猫の言語レベルではないでしょうか。あるいは、赤ちゃんがホギャーと鳴くのとどこが違うのでしょうか。これは実に恐ろしい事態です。今の子どもたちが社会で活躍するころには、AIやロボットによる社会構造の根本的な変化が訪れ、第四次産業革命の真只中にいることでしょう。東大ロボのプロジェクトを主催した荒井紀子氏は、著書「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の中で、AI時代に必要な力は、読解力だと指摘していますが、この先、読解力の極度に欠けた大人たちが続々と登場しはじめるのです。

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