子育て情報『教える or 教えない? プログラミング教育における子どもに考えさせることの重要性』

2020年1月30日 20:00

教える or 教えない? プログラミング教育における子どもに考えさせることの重要性

教える or 教えない? プログラミング教育における子どもに考えさせることの重要性


私はCoderDojo Kashiwa-no-haで子どもがプログラミングするのをお手伝いしていますが、そこである男の子がプログラムで詰まっている場面に遭遇しました。そのときそばにいる大人は教えたほうがいいのか、それとも教えないで自分の力でやったほうがいいのか。この教育者が誰でもぶち当たる壁について、今回は考えてみたいと思います。

これまでの【プログラミング教育のホントのところ】はこちら

とある男の子がつくったScratchアニメーション

画像: とある男の子がつくったScratchアニメーション


これはある日の CoderDojo Kashiwa-no-ha での出来事です。その日私が見ていた小学校中学年の男の子は、Scratchでサメのスプライトがマウスポインタと一緒に動き、食べ物をムシャムシャ食べるアニメーションをつくっていました。

彼はこのプロジェクトに情熱的に取り組んでいました。はじめはただ食べ物を<隠す>だけでしたが、自分でコスチュームを編集して、ちょっとずつ消えてなくなるようなアニメーションをつくりました。彼は自分の作品ができあがったことを喜び、お母さんに見せたり何人かのメンターに自分から紹介していました。

しかし彼がつくっていたプログラムでは、サメが離れたあともアニメーションが再生されたままになっていました。私が彼に「サメが食べ物から離れたあとも食べてるように見えるね」と伝えたところ、彼はそれを改善しようと再びコンピューターに向かいました。

少し経ったあと、様子を見てみると、どうやっていいかわからないようでした。どうやら彼は「もし◯◯なら」という条件分岐を知らなかったようです。私が少しだけヒントを出してあげようと彼に声をかけようとしたら、隣に座っていた女の子が「サメに触れたとき”だけ”スプライトを変えればいいんじゃない?」とアドバイスしました。彼女の言葉を聞いて、彼は食べ物スプライトに対してプログラムを追加しました。

続いて、サメが食べ物から離れたらコスチュームを元に戻してリセットする機能を追加しようと次のようなコードをつくりました。

画像: 男の子がつくったコード
男の子がつくったコード

しかしこのプログラムでは、ずっとコスチューム1と次のコスチュームを交互に表示するだけで、思ったとおりには動きません。この場合、正しいコードは次のようになります。

画像: 正しい処理

正しい処理

彼はこのとき<もし◯◯なら>と<もし◯◯なら〜、でなければ〜>の違いをわかっていませんでした。

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