子育て情報『STEM教育と一緒に歴史への理解を深めることも大切。ストックホルムの「ヒストリスカ」【ヨーロッパのSTEM教育探訪】』

2019年8月18日 14:00

STEM教育と一緒に歴史への理解を深めることも大切。ストックホルムの「ヒストリスカ」【ヨーロッパのSTEM教育探訪】

STEM教育と一緒に歴史への理解を深めることも大切。ストックホルムの「ヒストリスカ」【ヨーロッパのSTEM教育探訪】


今回ご紹介するのはストックホルムにあるヒストリスカ(スウェーデン国立歴史博物館)です。これまでも何度か取り上げてきたように、欧州には子どもも大人も一緒に楽しめるミュージアムが多いと感じています。そこで、STEM教育から少し離れて、自然科学や歴史教育についても触れてみようと思います。

【ヨーロッパのSTEM教育探訪】は毎月18日更新!これまでの記事はこちら

興味をもつきっかけをちりばめた展示

ヒストリスカは1866年のオープン以来、国により運営されているミュージアムです。入館料は無料。市民に広く開放されています。

ヒストリスカで特徴的なのは、企画展ごとの展示レイアウトです。企画展ごとにさまざまな工夫を凝らしてデザインされており、来訪者が訪問をきっかけに歴史のことを深く理解したり、親子が一緒に探求を楽しめるようサポートしています。たとえば企画展のひとつ、「History of Sweden(スウェーデンの歴史)」を見てみましょう。

画像: 床面に書かれた年号

床面に書かれた年号

ここでは床面に道しるべのように、11世紀にスウェーデン王となったオロフ・スコットノングの時代から現在に至るまでの年号が一年ごとにが刻まれています。展示内容は床面の年号と関連づけられているので、気になる展示物を見つけたときに足元を見ると、いつの時代のものかすぐにわかります。

画像: キリスト教化が進んだ1200年代

キリスト教化が進んだ1200年代

画像: グスタフ3世による絶対君主制が復活した1700年代

グスタフ3世による絶対君主制が復活した1700年代

また展示室の雰囲気は年代ごとにまったく異なり、時代背景が反映されたデザインやレイアウトになっています。スウェーデンの歴史を詳しく知らないまでも、それぞれの展示室を歩くだけで、何がその時代を動かしていたかを感じ取れます。

視覚的に飛び込む情報が時代の移り変わりを抽象的に印象づけるので、出来事の前後関係が記憶に残りやすいと感じました。まるでタイムトラベルをしているみたいです。

歴史ではなくライフストーリーという視点

ヒストリスカの展示では、歴史的な資産や出来事を、単にカテゴリーごとに並べるということはしていません。それぞれの時代のライフストーリーを大切にしています。その代表的な企画展ともいえるのが「Prehistories(先史時代)」です。

古代の人類がどんな価値観をもち、人生を生きていたのか。自分たちのルーツを知るための鍵を、8つのライフストーリーに基づいて、ひもといています。

新着子育てまとめ
もっと見る
子どもの教育アンケート
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2019 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.