子育て情報『授業のすべてを「閑話休題」に!?子どもの心に刻まれる授業をするには』

2020年1月11日 18:00

授業のすべてを「閑話休題」に!?子どもの心に刻まれる授業をするには

授業のすべてを「閑話休題」に!?子どもの心に刻まれる授業をするには


YES International Schoolで、算数と数学の授業を受けもっている竹内先生。小学校高学年と中学生に合同で独自の特別授業をしているとのこと。いったいどのような授業をしているのでしょうか。

* 万人にわかりやすくするのは不可能
* 子どもが常に興味をもってもらえるような工夫を
* 安定してお金を稼げるプログラマーは数学を駆使している

これまでの【竹内薫のトライリンガル教育】はこちら

「わかりやすく」の限界

画像: 「わかりやすく」の限界


そもそも私はサイエンス作家であり、一般読者に高度な科学知識を「わかりやすく」お伝えするのが仕事です。これまで、30年で150冊の本を書いてきましたが、もちろん「わからない」とか「簡単すぎる」というような読者からのフィードバックも、数え切れないほどもらいました。

また年間70回ほど、全国津々浦々を巡って講演会をしていますが、これまた赤ちゃんからご高齢にいたる聴衆に対して「わかりやすく」、科学や第四次産業革命の話をするのが使命です。主催者や聴講してくれた方々から「わからなかった」「当り前の話すぎた」という感想をたくさんもらいます(赤ちゃんからのフィードバックは今のところありません…親御さんからはありますが)。

で、還暦間近の私が到達した一つの境地は「万人に満足してもらおうとすると失敗する」「それでも可能な限り幅広い読者や聴衆の心に響くようにがんばる」こと。

学校と違って、社会には年齢別の学年なんてありません。また、文系、理系、体育系など、さまざまなバックグラウンドの人々に語りかけなくてはいけません。ですから、100%の満足を得ようとしても、残念ながら私の技量ではそれは不可能で、本にしても講演会にしても、失敗してしまうのです(=不満が噴出してしまう)。

ベンサムが「最大多数の最大幸福」ということを言っていると倫理学の時間に教わった覚えがありますが、その「最大」というのは100%にはできないことを、私は身をもって知ったわけです(ベンサムは功利主義の文脈なので、少々話は違いますが)。

そこで本を書くときも講演に臨むときも、語りかける「相手」を想定して、その人を中心に読者層や聴衆層を広げていくことにしました。漫然と「万人」に対して語るのではなく、ターゲットを定めるのですね。

数学史・科学史の話も交え、興味が続くよう努力

画像: 数学史・科学史の話も交え、興味が続くよう努力


私の授業は、小学2年生から中学1年生に相当する年齢の子どもが相手になりますが、私のターゲットは二人います。

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