子育て情報『計算尺から最初期の電子計算機「ENIAC」、世界初のシューティングゲーム「Spacewar!」まで。コンピューターを計算機の発祥から辿る「コンピューター歴史博物館」【日本と世界のサイエンスミュージアム】』

2019年9月3日 14:01

計算尺から最初期の電子計算機「ENIAC」、世界初のシューティングゲーム「Spacewar!」まで。コンピューターを計算機の発祥から辿る「コンピューター歴史博物館」【日本と世界のサイエンスミュージアム】

計算尺から最初期の電子計算機「ENIAC」、世界初のシューティングゲーム「Spacewar!」まで。コンピューターを計算機の発祥から辿る「コンピューター歴史博物館」【日本と世界のサイエンスミュージアム】


アメリカ合衆国の西海岸エリアに来たら必ず行きたいのが、シリコン・バレーにある「コンピューター歴史博物館(Computer History Museum)」。この博物館はコンピューターを計算機の発祥から辿れるという、その名に相応しい展示を備えた、世界最大のコンピューター専門博物館です。

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その起源は1979(昭和54)年に東海岸のマサチューセッツ州ボストンに開設された「コンピューター博物館(The Computer Museum)」にさかのぼり、1996(平成8)年に、前回紹介した西海岸のモフェットフィールドに、分館として設立された後、2000(平成12)年にあらためて統合されました。

画像: 計算尺から最初期の電子計算機「ENIAC」、世界初のシューティングゲーム「Spacewar!」まで。コンピューターを計算機の発祥から辿る「コンピューター歴史博物館」【日本と世界のサイエンスミュージアム】


コンピューター=計算する人(計算手)

英語の「コンピューター(Computer)」はもともと「計算をする(Compute)」という単語に「計算する人(計算手)」という意味をもたせる「-er」が付いたものです。現在のいわゆるデジタル計算機(電子計算機)を指す意味で用いられる前は、実際に計算手のことをコンピューターと呼んでおり、1960年代にNASAが実施した有人宇宙飛行計画「マーキュリー計画」に携わった計算手については映画にもなっています(邦題「ドリーム」/原題「Hidden Figures」)。

それまでは、1600年代(江戸時代初期)に発明された「計算尺」という定規形状の(アナログ式)計算器が使われており、入ってすぐの所に置かれています。計算尺は、安価な電卓が普及する1980(昭和55)年ごろまでは、技術計算などで広く用いられていました。

画像: 計算尺の展示

計算尺の展示

バベッジの階差機関(解析機関)

ここからしばらく機械(歯車)式計算機が続きますが、その中でとくにユニークなもののひとつが「バベッジの階差機関(解析機関)」または「バベッジ計算機」などと呼ばれる歯車を用いた計算機のミニチュアモデル。科学技術計算などでよく用いられる対数(log)や三角関数(sin, cos, tan)を計算した表を作成するためのもので、もともとのアイデアはドイツ人であるヨハン・ヘルフリッヒ・フォン・ミュラーが、1786(天明6)年に本の中で示したものが最初ですが、このときは制作資金が集められず頓挫してしまいました。

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