子育て情報『情報化社会を生き抜く21世紀型スキルとして必要な「STEMリテラシー」とは』

2020年10月12日 06:30

情報化社会を生き抜く21世紀型スキルとして必要な「STEMリテラシー」とは

情報化社会を生き抜く21世紀型スキルとして必要な「STEMリテラシー」とは


プログラミング教育もはじまり、それに伴ってSTEM教育やSTEAM教育に注目が集まるようになりました。以前からあったこのSTEM教育が、なぜ今再び注目を集めているのでしょうか?以前からSTEM教育を実践してきたCANVASの理事長である石戸奈々子さんが、その重要性について説きました。

基礎教養としてのSTEMリテラシー

近年、STEM教育を推進する動きが世界中で加速しています。科学(Science)とは、自然現象の法則を見つける行為。数学(Mathematics)は、その法則を体系化し説明するために使う言語。工学(Engineering)は、数学や科学を基礎とし、有用なモノや環境などを設計すること。技術(Technology)は自然界にない有用なモノを作り出す営み。技術と工学が一緒に語られますが、工学はツールを設計すること、つまりプロセスを指し、技術は工学によってつくられた結果を意味します。

STEMという言葉は、アメリカ国立科学財団が用いたSMETが語源ですが、SMUT(「汚れ」を意味する言葉)を連想させるため後にSTEMとなりました。

STEM教育を理数系教育と捉えるならば、産業革命以降、労働人材確保とすべての国民の基礎リテラシーとして、常に重視されていた教育であり、今にはじまったことではありません。

1957年、ソビエト連邦による人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功したことは、アメリカをはじめとする西側諸国に大きな衝撃を与えました。そのスプートニク・ショック以降、アメリカは科学技術教育に力を注ぐこととなります。日本もその影響を受け、1971年の学習指導要領改訂において、理数教育の充実が図られました。

世界のSTEM 教育を先導するアメリカでは、2007年に米国競争力法が制定され、STEM教育拡充が掲げられたことがきっかけとなり、推進されることとなります。それは、スプートニク・ショック後に展開された科学教育以上の大改革として、国家的な教育戦略としての展開であるとも言われています。

今なぜSTEM教育に大きな注目が集まっているか

画像: 今なぜSTEM教育に大きな注目が集まっているか


今、改めてSTEM教育に大きな注目が集まっている理由は第3次産業革命による「情報化」が定着したことと、第4次産業革命による「AI・IoT化」がはじまったこと、その相乗であると考えます。情報化社会を生き抜く21世紀型スキルが強く求められることに加え、身の回りすべてがAIやIoTで運用・制御される世の中を展望して、誰もが基礎教養としてSTEMリテラシーを備えるべき必要性が格段に高まったのです。

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