子育て情報『ジェンダー格差を乗り越えて「対話」は可能 タイ・バンコクでOriHimeと過ごして気づいた大切なこと』

2020年5月21日 09:00

ジェンダー格差を乗り越えて「対話」は可能 タイ・バンコクでOriHimeと過ごして気づいた大切なこと

私たちは国境を越えて「エンパワメント」というキーワードからOriHimeのすばらしさについて対話できたのです。

障害者エンパワメント局構内の様子

画像1: 障害者エンパワメント局構内の様子


エンパワメント局は公的機関ですが、入り口には、前々回の記事でお伝えした民間企業と協業で出店しているカフェがあります。敷地内には役所機関のほかに、障害者カードを申請したり諸手続きを行うための事務所、授産施設でつくられたグッズを販売するショップなどが立ち並びます。

障害者カードの申請事務所には、平日の日中にもたくさんの利用者が訪れていました。ほとんどが親子や家族連れで、整理番号をもらったのち、複数人の相談員に相談に乗ってもらっていました。筆者らが訪れた際は、5組ほどの利用者が順番を待っていた様子。

画像2: 障害者エンパワメント局構内の様子


授産施設でつくられたグッズを販売するショップは充実の品揃えです。そしてこちらのショップを取り仕切る職員さんも大変ていねいです。私たちのたどたどしい英語での質問に対して、10倍以上熱がこもった対応で、いろいろと教えてくださいました。

職員から説明を聞いて、いくつか商品を購入しました。どれもクオリティーは一級品であることは間違いないですが、実はお値段も一級品! とくにスカーフやシャツなどの衣料品はかなりこだわってつくられており、売価も巷のショッピングモールやデパートの既製品を購入するのと、あまり変わらない値段で売られています。

こういったグッズの品質を担保するのは並大抵の苦労ではないはず。エキゾチックな商品を目の前にして、まろさんのアートディレクターとしての目もピカリと光ります。何か密かにアイデアが閃いた様子。

画像3: 障害者エンパワメント局構内の様子


これを読んでいる方も、授産施設のグッズを購入する際、一度や二度くらいは「可哀想だから」とか「チャリティだから」という考えのもと、投げ売りされる商品を買ったことがあると思います。そういった罪悪感を抱く余地は、このショップには一切ありません。

前回の記事でお伝えした通り、タイでは賃金の格差を無くすことによって、障害者と健常者の格差を是正しようようという取り組みがなされています。商品の値段ひとつとってもタイ政府の肝いりの施設であることをうかがい知ることができるのです。

「格差を見直す仕組み」を発信するということ

画像: 「格差を見直す仕組み」を発信するということ


「搾取」「買いたたき」ー一昔前の東南アジアの商品やサービスに対してこういったイメージをもっている人も多いのではないでしょうか? もちろん今でもそこかしこにあります。

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