子育て情報『ジェンダー格差を乗り越えて「対話」は可能 タイ・バンコクでOriHimeと過ごして気づいた大切なこと』

2020年5月21日 09:00

ジェンダー格差を乗り越えて「対話」は可能 タイ・バンコクでOriHimeと過ごして気づいた大切なこと

一方的に搾取が生み出した商品を消費することには、どこかしら罪悪感もうまれます。日本人がタイで暮らすと、日々澱のようにそれらがたまることも事実です。

先進国(だと自認している)私たち日本人が、「発展途上国」で生活するにおいては、こういった労働生産と消費の構造的な問題は避けて通れません。ジェンダー(社会的差異)は、自分たちが完全にマウントをとっている側です。もちろん発展途上国の人々からもそのように見られています。日々、筆者はマダムと呼ばれ、住まいのドアは「自分の手を一切使わずに手動」で開けてもらうのですから。

ある意味、日本の暮らしとは異なるジェンダーで暮らすことは、大人たちにとってはどこか予定調和の有り余る贅沢であり、ある意味形而上の思考実験「優越感ゲーム」です。しかし文字通り、「発展途上」の子どもにとっては、日常を形づくる原風景であり、今ここにある全世界のルールです。暮らしの中で、大人たちが前提としているジェンダーは、不動のものとして映っているでしょう。

世界を広げる「対話」のすばらしさ

画像: 世界を広げる「対話」のすばらしさ


日々、格差をはっきりと体感する社会で暮らすことに対してはこうしていろいろ思うことはあります。ただ、今まであまり言葉にまとまりませんでした。

今ようやく気づいたことは、ジェンダー格差を乗り越えて、「対話」は可能なんだということ。それを最大限大切にして、折に触れて発信していくこと。そこでようやく、日本と異なるジェンダーで暮らすと決めた価値も見出せるのだと思います。大人とか子どもとか関係なく、究極的にはどんな国のどんな立場の人にとっても、そのジェンダーの垣根を超えた発信は、世界の人々にとっての想像と創造の糧になるものだと、筆者は信じています。

OriHimeはまさに、そんな「対話」のすばらしさを実感させてくれるツールです。ギュッと思想が詰め込まれているこの機械に触れられたことに感謝しつつ、まろさんの大切なその「相棒」を鞄にていねいにしまい、現場を後にしました。

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平澤晴花

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