子育て情報『日本人の読解力が15位に再び急落!PISAの「読解力ショック」から日本の教育はどう立ち直るのか』

2019年12月8日 20:00

日本人の読解力が15位に再び急落!PISAの「読解力ショック」から日本の教育はどう立ち直るのか

今回の読解力のテストでは、インターネットのWebや投稿に関する信憑性や質を問う問題、つまりインターネット・リテラシーが問われたため、日本の生徒の点数が急落したとも考えられます。つまり、単にパソコン操作に不慣れというだけでなく、その奥にある、広大なインターネット空間におけるリテラシーが欠如している可能性があるのです。

スマホ漬けになって、毎日チャットばかりしているのに、パソコンが操作できず、自分を取り巻くインターネット空間におけるリテラシーに欠けている……日本の15歳は、かなり深刻な状況に置かれているのかもしれません。

専門家があげている3つ目の要因は、日本の生徒がOECD諸国の平均と比べて、ノンフィクションや長文を読む機会が少ないこと。文章を読むときには、(想像力を刺激する)小説などのフィクションと(読解力・思考力を鍛える)ノンフィクションのバランスが大切だと、私は考えています。しかも、長文を読みこなすことでしか、アタマは鍛えられません。新聞や新書を読む習慣を取り戻さないと、日本の将来は危ういように思います。

画像: 読書活動と読解力の関係 文部科学省・国立教育政策研究所「OECD生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイント」より www.nier.go.jp

読書活動と読解力の関係

文部科学省・国立教育政策研究所「OECD生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイント」より画像参照:http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/index.html#PISA2018

(国語ではありませんが)YES International Schoolでも、TOEFLのリーディングの成績が急落したことがあり、私もPISAショックならぬTOEFLショックを経験しました。すぐに英語ネイティブの先生と要因を分析しました。どうやら、時間割から「読書」の時間を削ったことが裏目に出たように思われました。英文法の授業も大切ですが、子どもたちが好きな本を自分で選んで読む読書タイムが不可欠であることを思い知らされました。

もちろん、先生も子どもたちに「自分が子どものころに読んでおもしろかった本」を紹介したりもしますし、学校の本棚にも多様な本を並べておかないといけません。ウチの学校の場合、Scholastic Book Clubのシステムは重要で、子どもたちは自分で選んで注文した本を集中して読む傾向があります。

家庭でできること

画像: 家庭でできること


現在進行中の第四次産業革命のせいで、近い将来、読解力や思考力に欠ける人間はAIに仕事を奪われる可能性が高いことは、この連載でも度々指摘してきました。

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