子育て情報『不確実な未来に求められるのは「変化に対応する力」 STEM教育が目指すもの』

2020年7月14日 09:00

不確実な未来に求められるのは「変化に対応する力」 STEM教育が目指すもの

不確実な未来に求められるのは「変化に対応する力」 STEM教育が目指すもの


今年から小学校でプログラミング教育が始まったものの、早々にコロナ禍に見舞われ、さっそく先が見えない時代へと突入してしまいました。しかし、NPO法人CANVASの理事長で慶應大学教授の石戸奈々子氏は、こんな時代だからこそSTEM教育は重要だと言います。その真意はどこにあるのでしょうか。

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第5の文明刷新「Society5.0」

画像: 内閣府のサイトより( https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/ )

内閣府のサイトより(https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/)

新しい技術の発明は、社会を変化させてきました。18世紀末の蒸気機関の発明は、第一次産業革命を起こし、世界に機械化、工業化の波を起こしました。19世紀後半には、電力を用いた大量生産化をもたらす第2次産業革命が、そして20世紀後半には、コンピュータ技術の発達により自動化を促す第3次産業革命が起こりました。

そして今、AI、IoTなどの技術が牽引する第4次産業革命を迎えようとしています。これは、狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く第5の文明刷新「Society5.0」でもあるとされています。

技術の進化は、これからを生きるに当たり必要とされる力に変化をもたらします。それに伴い、学びの場も変化せざるを得ません。これまでの教育は、より多くの知識を得ることに評価の力点が置かれていました。均一化された知識を身につけた人材が求められるキャッチアップ型の工業型社会には、効果的だったからです。

しかし、経済がグローバル化し、大量の情報が国境を越えて行き交う情報社会になると、たとえ多くの知識を得たとしても、それはすぐに陳腐化してしまいます。社会の構造が大きく変化する中で、情報技術を使いこなし、世界中の多様な価値観の人と協働し、新しい価値を創造する力が、今まで以上に必要となりました。

快適な時代「平成」から、先が見通せない「令和」へ

30年間続いた「平成」は、情報技術の著しい発展により、便利で快適な時代へと変貌を遂げました。第3次産業革命の時代。同時にさまざまな秩序が崩れ、「いい学校」「いい会社」という考えも持続性が失われました。すでに、国際間競争の激化や産業構造の変化は、新卒一括採用、年功序列、終身雇用制度といったこれまでの日本型雇用システムの継続を難しくしています。

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