子育て情報『日本童画のパイオニア武井武雄の魅力を120%引き出すために 元サラリーマン館長の挑戦』

2020年7月9日 09:00

日本童画のパイオニア武井武雄の魅力を120%引き出すために 元サラリーマン館長の挑戦

日本童画のパイオニア武井武雄の魅力を120%引き出すために 元サラリーマン館長の挑戦


今回紹介するのは「子どもの心に触れる」芸術作品を目指した、日本童画のパイオニアである武井武雄の本と、出身地である長野県岡谷市で「イルフ童画館」館長・山岸吉郎さん。山岸館長は大手広告代理店を経て館長に就任しました。武井作品を使った取り組み、また2024年に生誕130周年への展望についてもおうかがいします。

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武井武雄が造り出した「言葉」と「画」

今回は長野県岡谷市を訪れました。ここは子どものための絵雑誌が盛んに創刊された、大正時代から昭和にかけて活躍した、童画家・武井武雄の出身地です。ピンク色の外観に遊び心あるオブジェの数々。「イルフ童画館」は1998年、武井武雄を顕彰する美術館として始まりました。

日本童画のパイオニア武井武雄の魅力を120%引き出すために 元サラリーマン館長の挑戦

本がイメージされたオブジェ『ラムラム王』

イルフ、と変わった響きに興味が惹かれませんか。これは「フルイ(古い)」を逆さから読み、転じて「新しい」という意味をもった言葉だそう。

同じく「童画」の言葉を生み出したのも武井武雄自身。童画家としての一面だけでなく、さまざまな魅力がつまった人物としても知られていて、企画展「七つの顔展」(2020年2月29日~7月6日)では、さらに版画家、造本家、デザイナー、創作家、コレクター、そして本人の素顔をひもとく展示が開催されていました。

もともとは広告代理店で手腕を発揮していた館長の山岸吉郎さん。「イルフ童画館」に就任したのは2010年4月、56歳のとき。当初は長く続けるつもりはなかった、と振り返る一方、2014年から2015年にかけては全国8カ所で巡回展を開催し、10万人を動員しています。2020年で10年目を迎えたタイミングで、当時の舞台裏についてもお聞きしました。

マーケティングは資本主義のベースにあるもの

画像: 武井武雄の作業場を再現。机のまわりにはハンコや絵の具、資料が並んでいる

武井武雄の作業場を再現。机のまわりにはハンコや絵の具、資料が並んでいる

山岸吉郎さんは、岡谷市に根づく美術館の館長ですが、じつは神奈川県出身。大学時代はジャーナリストを志望していたものの、就職先は広告代理店に。数多くの経験を重ねながら、大手クライアントを担当し、マーケティング視点から世界への「情報発信」に携わっていました。

「4P、つまりプロダクツ(商品)、プライス(値段)、プレイス(流通)、プロモーション(販売戦略)の頭文字をとった考え方に沿って」昼夜問わずに現場へ出向き、コンペがあればMacintoshのMacDraw(マックドロー)

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