子育て情報『“脱”過保護!フィンランドの学校が考える「安全」と「危険」の捉え方【世界を旅しながらその土地の学校に飛び込んでみた】』

2019年7月26日 14:00

“脱”過保護!フィンランドの学校が考える「安全」と「危険」の捉え方【世界を旅しながらその土地の学校に飛び込んでみた】

“脱”過保護!フィンランドの学校が考える「安全」と「危険」の捉え方【世界を旅しながらその土地の学校に飛び込んでみた】


「ヘリコプターペアレント」。日本でいう「過保護の親」のことですが、日本に限らず海外でも問題になっています。それではフィンランドではどのように対処しているのでしょうか。世界中の学校を訪れ、先生や保護者にインタビューをしてきた筆者が、フィンランドの小学校の先生に教えてもらった「脱過保護」について重要なことをシェアします。

これまでの【世界の学校に飛び込んでみた】はこちら

世界中で注目される「過保護」というテーマ

「ヘリコプターペアレント」という言葉を聞いたことがありますか? カナダやアメリカなどで使われる表現で、ヘリコプターのように子どもの頭上で旋回しながら過干渉する親のこと。日本語に訳すと「過保護な親」という言葉が近いようです。日本でも2017年に「過保護のカホコ」というドラマが放映されましたが、「過保護」というテーマは世界共通で注目されています。

子どもに必要以上に干渉してしまうと自立する力を奪う……わかってはいても、ついつい助けたくなってしまう。絶妙な距離感が難しいからこそ、世界中で「過保護」というテーマが注目されているのではないでしょうか。そこで今回は、世界中の学校を訪れ、先生や保護者にインタビューをしてきた筆者が、フィンランドの小学校の先生に教えてもらったことをシェアします。適切な脱過保護を目指す上で非常に参考になる考え方です。

フィンランドで出会った新しい”脱”過保護の考え方

画像: フィンランドで出会った新しい”脱”過保護の考え方


私はフィンランドに滞在していた約3ヶ月間、ほとんど毎日小学校に訪れて授業を見学しました。算数や英語だけでなく、森の中で行うスキーの授業など幅広い授業を見学しましたが、中でも一番の驚きと学びがあったのは、図工の授業です。

ある小学3年生の図工の授業を見学したとき、子どもたちが作っていたのは先の尖ったBBQピックでした。子どもたちは万力やハンマーを使いながら作業を進めています。その光景はまるで、中学校での技術の授業のよう。さまざまな工具を使いながら尖ったものを工作する小学生たちを私はヒヤヒヤしながら見学していました。授業が終わった後、すぐ先生に質問しました。「あんな作業を小学3年生がして危なくないのですか?」それに対する先生の答えは今でも忘れられません。

「本当に危ないことってなんだと思う? 何が安全で何が危険かわからないまま、大人になることさ。子どもたちは今、安全な環境で危険なことの扱い方を学んでいるんだよ」

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