子育て情報『授業で“ひらがな解答”はバツ? 文字の読み書きが苦手な「ディスレクシア」に厳しすぎる日本の教育』

2020年9月4日 12:00

授業で“ひらがな解答”はバツ? 文字の読み書きが苦手な「ディスレクシア」に厳しすぎる日本の教育

授業で“ひらがな解答”はバツ? 文字の読み書きが苦手な「ディスレクシア」に厳しすぎる日本の教育


文字の読み書きができないと言われる障害「ディスレクシア」。学校側の認識はどうなっているでしょうか。認定NPO法人EDGE代表の藤堂栄子さんに聞いてみました。

その他の【子どもが文字を読めない「ディスレクシア」だと気づいたら】はこちら

ディスレクシアでもいきいきと暮らせる社会を目指す

文字の読み書きに極端に時間がかかるなどの症状をもつ「発達性ディスレクシア」。小学生の40人クラスの2〜3人が直面する問題ながら、あまり知られていないのが現状です。また、一般の社会だけではなく、実際に子どもに勉強を教える教育の場でも、しっかりと対応できるところは極端に少ないといいます。

ディスレクシアや読書困難を抱える人たちでもいきいきと暮らせる社会を目指す、認定NPO法人EDGE(エッジ)代表の藤堂栄子さんにお話をうかがいました。

藤堂栄子氏プロフィール

1953年生まれ。
慶応義塾大学法学部政治学科卒、星槎大学大学院修士修了
認定NPO法人エッジ会長、星槎大学特任教授

著書:発達障害理解のためのハンディシリーズ(金子書房、共著)、ディスレクシアでも大丈夫(ぶどう社)、ディスレクシアでも活躍できる(ぶどう社)他多数

時事通信「内外教育」「厚生福祉」他に寄稿

授業で“ひらがな解答”はバツ? 文字の読み書きが苦手な「ディスレクシア」に厳しすぎる日本の教育


教科書の音声版「BEAM」

授業で“ひらがな解答”はバツ? 文字の読み書きが苦手な「ディスレクシア」に厳しすぎる日本の教育

NPO法人EDGEホームページより

ーーEDGEが提供する「BEAM」とはなんですか?

ディスレクシアの方は、紙や画面の文字の認識をすることは難しいのですが、音声になった言葉は認識できることが多いです。

EDGEでは、実際に学校で利用されている教科書をMP3の音声で聴ける、音声版教科書「BEAM」を無償で提供しています。

ーー学校では積極的に音声教科書は導入されていますか?

学校側がディスレクシアのことをしっかりと理解していれば、使うように促しているとは思います。ただ残念ながら、ディスレクシアのことをしっかりとわかっている教育現場は、まだまだ少ないように思えます。ーーディスレクシアが学校などで発覚されないケースも多いのでしょうか。

たとえば、一歳半検診や三歳児検診では全員文字が読めないのですから、ディスレクシアはスルーされてしまいます。そして小学校に入るときですが、小学校では「学校でひらがなの読み書きを学ぶ」を前提としてスタートしますから、文字が読めているか読めていないか?というチェックは、ここでもスルーされてしまうわけです。

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