子育て情報『途上国でも先進国でも。子どもの障害にどう向き合うかを考える「インクルーシブ教育」【世界を旅しながらその土地の教室に飛び込んでみた】』

2019年11月25日 19:58

途上国でも先進国でも。子どもの障害にどう向き合うかを考える「インクルーシブ教育」【世界を旅しながらその土地の教室に飛び込んでみた】

途上国でも先進国でも。子どもの障害にどう向き合うかを考える「インクルーシブ教育」【世界を旅しながらその土地の教室に飛び込んでみた】


筆者は、世界20カ国以上の学校を見学してきましたが、途上国でも成熟国家でも共通して力を入れている取り組みがあります。それは「インクルーシブ教育」です。

これまでの【世界を旅しながらその土地の学校に飛び込んでみた】はこちら

障害者の能力を最大限まで発達させる「インクルーシブ教育」

私はいままで世界20カ国以上の学校を見学してきました。フィンランドからインド、南米のボリビアまで、たくさんの学校を見てきました。経済的に発展途上中の国から、成熟してきた国までたくさんの国の教育を見てきましたが、教育にはそれぞれ個性があります。しかし途上国でも成熟国家でも共通して世界各国が力を入れている取り組みがありました。それは「インクルーシブ教育」です。

文部科学省によると、インクルーシブ教育はこのように説明されています。

「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重などの強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者がともに学ぶ仕組み (中略)
ーー文部科学省「特別支援教育の在り方に関する特別委員会報告」より引用

www.mext.go.jp

たくさんの教育を見て、感じたこと。それはインクルーシブ教育は世界全体の流れであるように感じます。今回は、フィンランドとフィリピンという一見まったく異なる国で感じたそれぞれの体験を話していきます。

制度が整いはじめた「フィリピンの特別支援学級」

画像: 制度が整いはじめた「フィリピンの特別支援学級」


フィリピンでは「インクルーシブ教育」どころか、特別支援教育すらまだまだ整っていないという現状があります。現地の人に話を聞いていると、障害を抱えた人が社会の中で生きていくには不自由がたくさんあると言っていました。

たとえば私はセブ市内の小学校を5つ回りましたが、特別支援学級のある小学校はあまり見かけません。一方でインクルーシブ教育のように、同じ学級内で障害を抱えた子どもも学んでいるという訳ではありません。

現地の人の話によると「そもそも障害を抱えた子どもが学べる場所があまりない」と話していました。各学校に特別支援学級があったり特別支援の専門の学校がある日本と、比べずにはいられませんでした。

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