子育て情報『本を飾ったっていい。東京オリンピックで変化する街で変わらずにあり続けるもの【子どものための古書探し】』

2020年2月8日 20:00

本を飾ったっていい。東京オリンピックで変化する街で変わらずにあり続けるもの【子どものための古書探し】

本を飾ったっていい。東京オリンピックで変化する街で変わらずにあり続けるもの【子どものための古書探し】


今回オススメする古本屋さんは東京・自由が丘にある「西村文生堂」。創業 70 年を超える老舗で店主の西村康樹さんは街づくりや歴史にも詳しい、その三代目店主がオススメする一冊は『スーパーパティシエ物語 ケーキ職人・辻口博啓の生き方』です。

これまでの【子どものための古書探し】はこちら

自由を冠する街で「本」の可能性を探る

画像: 入口には絵本、単行本、雑誌が並ぶ。

入口には絵本、単行本、雑誌が並ぶ。

東京オリンピックイヤーを迎え、いよいよ再開発していた街々は変ぼうを遂げようとしています。期待が膨らむ一方、街の古本屋さんはどのように変化してしまうのでしょうか。

画像: 海外の絵本、メリーポピンズは箱入り。

海外の絵本、メリーポピンズは箱入り。

今回訪れたのは、自由が丘で創業 72 年目を迎えた老舗の「西村文生堂」。ここは古本屋の形は変わらずとも、「本」への捉え方を工夫し、再発見しようとするお店でした。

画像: 魅力的なミステリ本の数。

魅力的なミステリ本の数。

正直に言います。初めて店名を見かけたとき、私は「ニシムラフミオドウ」と誤読していました。正しくは「ニシムラブンセイドウ」。初代店主が名付けた「文生堂」の名前が長く残っています。

創業 72 年の古書店、三代目がみた景色

のれんを受け継いだ現在の店主は、三代目西村康樹さん。「古本屋さんになるしかなかった」と振り返ります。先代のお父様から仕入れや買い取りのノウハウを学んだとはいえ、
“独り立ち”は22 歳のころ。というのも、バブル崩壊後の経営難で、いつ店を手放してもおかしくない、マイナスからのスタートだったというのです。「365 日、寝る間を惜しんで働いた」と当時を振り返っていました。

画像: 本をハンガーにかけてディプレイしている。ハンガーも特注品。

本をハンガーにかけてディプレイしている。ハンガーも特注品。

「古本屋は流行らないよ」──と周囲の反対もあったそう。「でも、古本屋がなくなるなら『最後の一人』になってやると思ったね」と。若者のそんな覚悟にこたえるように、お店は破竹の勢いで成長をしていきます。不安はなかったのか尋ねると「そういうところは親に似て楽観主義者なんだよね。棚はスカスカでも大丈夫と教わったよ」と、意外な答えが返ってきました。

画像: 初代のれん、今でも店を見守っている。

初代のれん、今でも店を見守っている。

自由が丘を巻き込んだ、お店づくり

人脈もコネもない若者時代には、仕入れに苦労したことも。仕入れのために参加した「古本の競り」でのこと。欲しい商品に相場で値をつけても、常連やお得意さまを優先する暗黙のルールが。

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