子育て情報『校内清掃はいい教育? それとも児童労働? 海外から見た学校清掃の実態』

2020年11月12日 06:30

校内清掃はいい教育? それとも児童労働? 海外から見た学校清掃の実態

校内清掃はいい教育? それとも児童労働? 海外から見た学校清掃の実態


最近、コロナの影響もあり、学校での清掃を生徒ではなく先生がやることに、賛否両論が上がっています。ところでこの校内清掃は、海外ではどのように行われているのでしょうか。実際に海外で教鞭を執っている先生に聞いてみました。

学校教育における清掃は違法労働?

ホストの目から政治を発信する活動をしている私の友人が、興味深い内容をSNSに投稿していました。

日本の学校教育における、放課後の掃除は

1. 児童労働
2. 強制労働
3. 無償労働

という3つに当てはまり、国際基準でいうと「違法労働」と考えられることもある、というのような内容でした。

世界20カ国以上の学校を訪れてきた私にとっても、これは非常に興味深いテーマです。今回は「生徒による清掃」をテーマに、世界各国の事例とあわせて、日本における「生徒による清掃」の在り方を考えていきます。

海外の学校では誰が清掃している?

画像: 海外の学校では誰が清掃している?


日本の清掃について論じる前に、まず事実を並べておくと、義務教育の中で生徒や教員に「清掃」を義務づけている国は少ないです。とくに先進国ほど清掃は業者に任せるケースが多いです。

たとえばフィンランドを例に挙げると、一般的に清掃は清掃業者が担当します。「図工の授業でゴミが出たら、自分たちで掃除する」といったことはよく見かけますが、「毎日のように教室を掃除する」ということは一般的ではありません。同様のことは、イギリス、アメリカのような先進国でも見受けられます。

一方で、生徒が日常的に「清掃」を担当する国もあります。たとえば、フィリピンの学校を訪れると、清掃している子どもはよく見かけました。2018~2019年にかけては、エジプトでも「清掃」を教育の一環に取り入れる学校がつくられていて、日本式の教育システムを土台としているようでした。

まとめると、「清掃は業者がやるべきだ」と考えている地域もあれば「清掃は教育の一環に取り入れるべきだ」と考えている地域もあるということになります。日本以外のすべての国で、生徒による清掃が反対されているわけではありません。

では、海外の教育関係者と「日本の学校における清掃」について話したとき、どのような意見が出てくるのでしょうか。

多くの人たちにヒアリングしましたが、当然同じ国の関係者でも意見が分かれることもありました。さまざまな意見の中から、賛成、反対それぞれの代表的な意見をピックアップしました。

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