子育て情報『小学校の遠隔授業への移行がスムーズだったフィンランド その秘密はデバイス環境と先生の裁量にあり』

2020年5月22日 09:00

小学校の遠隔授業への移行がスムーズだったフィンランド その秘密はデバイス環境と先生の裁量にあり

小学校の遠隔授業への移行がスムーズだったフィンランド その秘密はデバイス環境と先生の裁量にあり


前回は、4月時点での世界4カ国の「小学校の対応」についての記事をまとめましたが、今回は遠隔授業への移行が2日で行われたフィンランドについて、その秘密を探ります。

これまでの【世界を旅しながらその土地の教室に飛び込んでみた】はこちら

フィンランドの教育専門家と対話しながら休校後の日本の教育を考える

コロナウイルスが世界中に広まってから、約3ヶ月。世界全体での感染者数は400万人を超え、各国は対応に迫られています。前回は、4月時点での世界4カ国の「小学校の対応」についての記事をまとめました。

フィンランドは、遠隔授業への移行が2日で行われたと話題になっています。そこで筆者は、フィンランド人のNiilo Kervinen(ニーロ・ケルビネン)さんとフィンランドで先生をしていた元高校教師である地下智隆さんによるZoomイベント「フィンランドの教育専門家と対話しながら休校後の日本の教育を考える」に参加し、終了後に地下さんにインタビューを実施。5月中旬現在、世界最高水準を誇るフィンランド教育のコロナ対応についてまとめました。

画像: フィンランドの教育専門家と対話しながら休校後の日本の教育を考える


フィンランドの学校でのコロナ対応は

画像: 地下さん提供
地下さん提供

フィンランド政府が緊急事態宣言を出したのは3月16日。この段階でのフィンランド国内の感染者数は244人(10万人あたり4.41人)でした。この宣言と同時に、政府は各学校に対して「3月18日から遠隔授業へ移行すること」を指示しました。準備期間は実質2日間。

でもまとめましたが、フィンランドでは世界的に見てもトップクラスで遠隔授業への移行がスムーズでした。「What’s up」「Zoom」「Google classroom」などを活用して、オンラインで授業しています。

基本的には、全科目授業しています。延々と先生が話し続けるわけではなく、はじめにレクチャーをして、その後は各自が課題に取り組む形式がメインです。実技科目であっても、美術であれば「家にあるものでなにかをつくる」、体育であれば「スキーやハイキングをする」など、工夫を凝らしています。家に保護者がいることが多いので、保護者のサポートも借りているようです。

ただし、筆者の友人であるフィンランドの小学校の先生にインタビューしたところ、他国に比べてスムーズであったというだけで、実際はものすごく大変だったそうです。移行期の仕事について尋ねると、「It was really, really hard」

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