子育て情報『北欧のクリスマスに見る「子どもの主体的な行動を褒めて育てる」コミュニケーション』

2020年12月4日 12:00

北欧のクリスマスに見る「子どもの主体的な行動を褒めて育てる」コミュニケーション

北欧のクリスマスに見る「子どもの主体的な行動を褒めて育てる」コミュニケーション


「ラーゴム(ちょうどいい)」な生活を送るための北欧のライフスタイルを紹介する本連載。今回はスウェーデンで生活する中で感じた個性の育て方と、それを支える学校教育について触れます。好きなことを続けたり、新しいことを始めることに寛容な環境をつくるヒントについて考えてみます。

与えられる教育ではなく、個性に合わせて選ぶもの

画像: スウェーデンを代表する個性的なデザイナー「Bengt&Lotta」のクリスマス用ディスプレイ

スウェーデンを代表する個性的なデザイナー「Bengt&Lotta」のクリスマス用ディスプレイ

個性を大切にするスウェーデン。自由で自立した国民性をイメージする人も多いと思います。家族同士のコミュニケーションでも、大人も子どもを一個人とみなし、お互いに尊重しています。

ではスウェーデン社会において、個性はどのように育まれるのでしょうか。家庭環境だけでなく、教育のしくみにもヒントがありそうです。

スウェーデンの義務教育課程は、7歳から15歳の9年間。日本の小中学生を合わせた期間と同じで、3年ごとに低学年、中学年、高学年の3区分に分かれており、ひとまとめで「グルンドスコーラン」と呼ばれます。

公立だけでなく私立もありますが、いずれも学費は無料。居住地ごとの学区も定められていないため、自治体内のどの学校にも申し込みが可能です。そのため、学校探しは自己責任。親は学校の特徴を見極めながら、子どもの個性に合った学校を探す必要があります。

画像: 学校検索サイト「Skolkollen」

学校検索サイト「Skolkollen」

画像: 教育の質を比較できる政府の統計データも掲載されている

教育の質を比較できる政府の統計データも掲載されている

学校検索サイト「Skolkollen」によると、首都ストックホルム市内には277校のグルンドスコーランがあります。すべての学校は政府が定める学習指導要領に従い品質が保たれていますが、一部の学校では音楽やIT教育、スポーツなど特定の学科に力を入れています。

クリスマスシーズンのコンサートなど、生活の一部として歌を大切にしているスウェーデンでは幼稚園の頃から合唱団に入る子どもも多く、音楽に特化したグルンドスコーランは人気があります。たとえば、アドルフ・フレドリク音楽学校には1000人以上の生徒が学んでおり、聖歌隊のための合唱の授業が充実しています。音楽室は合唱の練習に最適化されており、机はコの字型で階段状に配置されています。

4年生のクラスを見学した際には、生徒たちは各パートに分かれて並び、基礎的な発声練習を音楽大学出身の教師のもと、ていねいに行なっていました。

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