子育て情報『学校はプログラミング教育をどこまでやるべきか【プログラミング教育のホントのところ】』

2019年7月27日 14:00

学校はプログラミング教育をどこまでやるべきか【プログラミング教育のホントのところ】

学校はプログラミング教育をどこまでやるべきか【プログラミング教育のホントのところ】


2020年から小学校ではじまるプログラミング教育。学校のIT環境の整備不足、教え手不足などさまざまな問題が叫ばれています。今回は、学校はどの範囲までプログラミング教育をやるべきなのかを考えてみたいと思います。

これまでの【プログラミング教育のホントのところ】はこちら

学校はすべて教えることができるか

まずは少し別の視点から見てみましょう。まだ地域の関係性が残っていた時代は、学校教育と地域や家庭教育はうまくバランスをとって行われていました。地域社会全体で子どもたちを育てるという意識があった時代です。学校で教えてくれないようなことを地域の人たちが教えてくれる構図はどこか懐かしさを覚えます。

しかし、核家族化が進み共働きの家庭が増えて家族と地域社会の関係が希薄化するにつれて、私たちは学校という場に子どもの教育をすべて任せるようになってしまいました。「教育のサービス化」という言葉は、まさに現在の学校と家庭との関係を象徴しています。私の中高時代の先生は「教育とは学校と家庭の共同作業だ」とよく語っていましたが、現代社会では厳しくなっているように思います。

また、学校で教えなければならないことは年々増え続けています。ゆとり教育は約10年ほど前の話で、2020年からはじまる新学習指導要領では、35単位時間分授業時数が増えていますし、道徳や外国語活動が教科化されたり、プログラミングなどの新しい学習内容が詰め込まれていきます。たしかに、時代の流れのなかで子どもたちが身につけるべき資質・能力は変化していきますが、あれもこれもすべて学校で扱うことはできません。どうすればいいのでしょう。

社会に開かれた教育課程の実現

新学習指導要領のポイントのひとつに「社会に開かれた教育課程の実現」があります。

教育課程の実施に当たって、地域の人的・物的資源を活用したり、放課後や土曜日等を活用した社会教育との連携を図ったりし、学校教育を学校内に閉じずに、その目指すところを社会と共有・連携しながら実現させること。

これは、簡単に言ってしまえば子どもたちの教育を学校だけで完結させることはできないので、地域社会のリソースをうまく活用しながら子どもたちを育てていこうという考え方です。私は、この社会に開かれた教育課程の実現こそがこれからの学校教育改革に必要だと思っています。そして、プログラミング教育はこの考え方ととても親和性が高いのです。

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