2018年1月19日 12:00
ケガの後遺症で性格まで変わってしまったLD息子、混乱の様子を間近で見た妹の行動は…
くも膜下出血から退院したものの…息子にみられた数々の異変
学校での事故で外傷性くも膜下出血になり入院した息子リクでしたが、頭痛や眩暈もおさまり、2週間ほどで退院することができました。
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退院して数日後には学校に行けるようになったリク。
このとき私立の受験まで2か月。公立高校の受験まで4か月…。
受験勉強もなんとか間に合いそう!と思っていた矢先、私はリクの異変に気づき始めました。
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ケガをする前のリクは、私も仰天するほどの努力の甲斐もあり、成績も急上昇。
ところが、上り調子だった勉強が退院してからさっぱりわからなくなったらしく、テストの結果も過去最低更新記録の連続。
常にイライラして落ち着きがなく…おまけにどこでも寝てしまうのです!
テレビを見ながらウトウト、食事中にウトウト、学校でもウトウトと、とにかくすぐ眠ってしまうようになりました。
それに、思春期で私にはそっけないリクでしたが、おおらかさと面倒見の良さで慕われてきたはずなのに…学校では急に暴言を吐いたり、先生に食ってかかったりと、まるで人格が変わってしまったかのようなことが続いたのです。
息子の異変に疑問を持ち、病院を受診したところ…
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「やっぱりおかしい…!」
心配になってネットで検索してみると、今のリクの様子は、高次脳機能障害の特徴に当てはまることばかりでした。
高校受験も控えており、私立の願書も提出済み。
病院になんとかお願いをし、最短で検査してくれる専門の病院を紹介してもらうことになりました。
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心構えしていたせいか、医師の高次脳機能障害という診断を、リクも私も落ち着いて受け入れました。
息子の不安と苦しみに手を差し伸べたのは妹の真っすぐな愛情
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不快な異変の原因がケガの後遺症だとわかるまで、リクは相当なストレスと恐怖と混乱だったと思います。
くも膜下出血も収まり、日に日に回復していく頭痛や眩暈と裏腹に、脳内だけが暗い森の中で、昼夜問わず光を求めて歩くような日々…。