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一昨年の夏、福岡の友人に教えてもらって予約をしようとしたものの、満席だった「ciliegio(チリエージョ)」は、セレブな街桜坂にある、エントランスの雰囲気から可愛らしさが溢れている、おしゃれなイタリアンレストランです。念願叶って、やっと行くことができました。 女子会ランチ このところ毎年恒例になっている、高校の同級生との福岡旅行。なぜか、みんな福岡が好きで、今年は3月に旅行をしてきました。3人いるので、色々食べられるね、と、メニューを眺めてなかなか決まらない。女子会ランチらしい優柔不断さ、1人1つお料理を選び、パスタは1人1つ選ぶことで落ち着きました。 満場一致のホワイトアスパラ。炙ったホワイトアスパラに、酸味の効いた卵のソースが、最高でした。 そして、パスタとリゾット。イタリアンはシンプルに見えるのですが、いい塩梅がとても大切だな、というのを感じるお料理だと思います。リゾットもパスタも、アル・デンテの具合が本当に絶妙でした。牡蠣は長崎県小長井の牡蠣で、ふっくらした厚みがあり、ずっしりした重さを感じる濃厚な味があるので、塩とオリーブオイルで和えたシンプルな味付けがそれを存分に活かしていました。イカスミのパスタは、酸味もある甘いオレンジトマトがアクセント。 チーズのリゾット牡蠣のパスタイカスミのパスタ そして、赤身で脂が少なくて柔らかい、シンタマ(もも肉の一部)の炭火焼き。 美味しかったのです。東京に戻ってからも、また、行きたい、と思いは募るばかり。そんな時、タイミングよく、福岡に行く用事ができたので、早速、ランチの予約を入れました。奥様がSNSで美味しそうなワインの情報を発信されているので、今回は、ワインもとても楽しみでした。 おひとりランチ 朝から綺麗に晴れたので、ちょっと早めにホテルをチェックアウトして、大濠公園を少し歩き、そのまま天神、さらに、桜坂のお店まで、写真を撮りながら歩いて向かいました。天神から桜坂へは、「国体道路」を歩くのですが、この時期のケヤキ並木はミドリがとても綺麗で、適度に木陰もあり、本当に気持ちがいいのです。「はなみずき通り」を左に曲がり、筑紫女学園を左手にまっすぐ進み、そのまま城南線(通りの名前)に突き当たると、桜坂の駅が見えてきて、そこで横断歩道を渡ります。のんびり歩いても、これだけだ1時間くらいですから、本当に、コンパクトです。これから梅雨、山笠と季節が進むと、暑すぎるので、今が一番いい季節ですね。 それでも、ちょっと早めに着いたので、近くを歩いてみたら、美味しそうなお菓子屋さんがあり、人がお店から溢れていました。 小さなスイーツ屋さんぽつん、ぽつんとあるので、お気に入りのお店を発見する楽しみがあるのも、この辺りの特徴です。 予約の時間になり、お店に入ると、今回は、カウンターへ案内されました。まず、スパークリングワインをオーダー。ワインの説明のポップがとても可愛らしいです。ハンドメイドの優しさがお店の中にたくさん溢れていて、本当にセンスがいい、可愛らしいお店です。 メニューが豊富です。グランドメニューの他に、黒板におすすめメニューがあります。アラカルトなので、前菜、パスタ、できればメインと行きたいところです。メインは前回の経験から、ひとりでは、ちょっと多いかな?と思ったので、とりあえず、前菜とパスタをオーダーしました。 まず、前菜。ランチタイムのみの、ちいさな前菜。鴨のスモーク、カポナータ、レンズ豆のサラダ、小松菜とじゃこのサラダがフレッシュグリーンに添えられています。少し甘めのドレッシングも美味しいです。 パスタは、この季節のおすすめ、ジェノベーゼを選びました。 インゲン、アスパラ、芽キャベツをジェノベーゼソースで和えたパスタ。新緑の季節に採れる野菜の集大成のような、ミドリの綺麗なひと皿です。こんなにお野菜がたくさん入っていると嬉しいですね。そして、ジェノベーゼソースが美味しすぎて、残ったソースもパンにつけて完食! 可愛いワインたち 前菜を食べ終わって、パスタを待つ間に、次のワインを相談。ジェノベーゼのパスタなので、白がいいかなと思い、尋ねると、こんな風に何種類かを持ってきてくれて、軽く説明をしてもらえます。ワインを買うとき、ジャケ買いならぬ、エチケット買いは結構よくあることなので、こうして、ボトルを見せてもらえるのは嬉しいことです。 その中から選んだのは、ロゼ。この1ヶ月くらい、季節がら、ロゼを飲む頻度が上がっていて、この他にもロゼがあるということで、やはり、ロゼに気持ちが向きました。この後の予定がなければ、おそらく、もっと色々飲んでみたかったです。 綺麗な濃いめのロゼ。エチケットも綺麗。エチケットを気にいるワインは、味も気にいる割合が高いことが証明できました。 パスタを食べ終わったら、やはり、もう少し食べたかったので、福岡らしいメニュー、「豚足のテリーヌのカリカリ」を頼みました。豚足は煮るイメージがあるのですが、福岡では、居酒屋さんのメニューにも焼き豚足があり、コラーゲンを感じる好きな食べ物のひとつです。その豚足を使ったテリーヌを春巻きの皮で包んでカリッとあげたものということなので、次のワインは赤を選びました。 そして、こちらが「豚足のテリーヌのカリカリ」です。 「フォークとナイフでもいいですけど、これで手で持ってパクッといっちゃってください」ということで、添えられた新聞紙(イタリアの新聞ということろがおしゃれ)で包んで、パクッと。溶けたテリーヌがとろんとと流れ出てきて、”あつい!美味しい!”お塩と粒マスタードが添えられているのですけど、このままが美味しかったです。 覚えてますよ! お会計をお願いして、ちょっとお話を。「実は、前にもこちらにきたことがあって、今回2度目なんです」と言ったら、「あのテーブルに3人でいらっしゃいましたよね、覚えてますよ!」とご夫婦そろっておっしゃいました。(女3人、昼からしっかり食べて、飲んでなんてするような人たちって、そんなにいませんものね。。。特に、桜坂はセレブな街ですから。。。)そのとき、撮らせていただいたのがこちらの写真です。 田上シェフご夫妻。 ランチはおふたりで営業されているということですが、お子さんもいることから、夜はシェフおひとりというときもあるそうです。反対に、お嬢さんがお手伝いするときもあるそうです。アットホームでおしゃれな桜坂のイタリアンciliegio。心もお腹もとても満たされたランチでした。ごちそうさまでした! ciliegio(チリエージョ)住所:福岡県福岡市桜坂3丁目10-3平田ビル103号TEL:09-725-7120OPEN:ランチ 12時~15時(入店13:45まで。o.s 14時)/ディナー 18時~23時(入店21:45まで。o.s 22時)CLOSED:月曜日、火曜日はディナーから営業(月曜祝日の場合営業、火曜日休み、水曜ディナーから営業)
2019年05月27日