Facebookは3月9日、Facebookを活用した災害対策と対応ガイドをWebサイトで公開した。同ガイドでは、災害への事前の対策、災害時の対応、そして復旧のためにFacebookを最大限に活用するため参考となる機能や事例を紹介。災害発生時に、行政機関や団体、個人レベルで、さまざまなリソースから信頼できる情報をタイムリーに収集して迅速に配信できるようになる。Facebookでは「災害への備え、実際に緊急事態が発生した際の対応、復旧への取り組みに、有益なツールとしてFacebookを活用してもらえれば」とコメントしている。WebサイトではPDFが公開されているほか、2014年10月に公開した安否確認サービスの紹介も行っている。
2015年03月11日Facebookは9日、災害対策や緊急事態にFacebookを活用するための方法をまとめたガイド「Facebookを活用した災害対策と対応」を公開した。同社は、Facebookが災害への備え、緊急事態発生時の対応、復旧への取組みなどに対し有益なツールとして活用できると説明。災害発生時には、行政機関や団体、個人レベルで信頼できる情報を、タイムリーに収集し迅速に配信することが可能だとしている。公開された「Facebookを活用した災害対策と対応」では、「災害時対応と災害支援を担う組織のためのヒント」、「救助隊と行政機関のためのヒント」、「個人とコミュニティのためのヒント」と3つのセクションで、事例を交えつつ活用方法を紹介している。「Facebookを活用した災害対策と対応のヒント」は、Facebookジャパンのページからダウンロード可能。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月09日Facebookは3月3日、「プロダクト広告」の概要を公開した。プロダクト広告は、広告主がFacebookに商品広告を出稿する際に利用できる機能。商品を紹介する手段は目的に応じて複数用意するなど、豊富な機能を備える。「ダイナミックプロダクト広告」は、Facebook利用者のこれまでのWebサイトの閲覧履歴などを収集し、利用者のFacebookを開いたときに興味がありそうな商品を表示できる。「マルチプロダクト広告」は、複数の商品広告を同時に掲載できる。商品ごとに写真やリンクを付けられる。また、「カスタムオーディエンス」では、Webサイトやアプリの利用者の趣味・関心、住んでいる場所などの条件を指定し、オーディエンスを絞り込んでリーチできる。広告に表示する商品は自由に選択できる。例えば、利用者がWebサイトやアプリで見た商品を改めて紹介したり、売れ筋ランキングから商品を紹介できるという。マルチプロダクト広告は、すでにAPIと広告管理ツールの「パワーエディタ」のどちらからでも利用できる。ダイナミックプロダクト広告はすでにAPIリリースしており、パワーエディタへの対応は順次展開予定としている。
2015年03月06日パロアルトネットワークスは、Facebookの投稿を通じて配布されているマルウェアの分析結果を公開した。PCがマルウェアに感染したユーザーは10万人ほどになるという。このマルウェアの公式名はないが、コマンドやコントロールに使用されているドメインにちなんで同社では「Filmkan」と呼んでいる。Filmkanを使って攻撃する意図は明らかになっていないが、作成者は短期間に大規模なボットネットを構築している。作成者については、トルコに関係が高い人物であると推測している。「トルコ語で書かれたコメントが数多く含まれている」「コマンドやコントロールに使用されているドメインはトルコ企業を通じて登録されている」「攻撃に関わるソーシャル・ネットワーク・プロファイルは、トルコの利用者のもの」であることがわかっている。感染までの流れは、攻撃者がFacebook上にアダルトビデオが見られることを示す内容とリンクを投稿する。投稿をを見た利用者がリンクをクリックすると、「ビデオを再生するためにFlash Playerの更新プログラムをダウンロードする必要がある」と促される。このプログラムは正規のFlash Playerを偽ったFilmkanのインストーラーで、実行ファイルをダウンロードしてインストールすると感染する。Filmkanを分析した結果、以下の4つのコンポーネントで構成されていることがわかった。Windows実行可能ファイル・ドロッパー(AutoHotkeyベース)Wget for Windows実行可能ファイル(正規)悪意のあるGoogle Chrome拡張機能攻撃者のサーバから配信される動的なJavaScriptコードFilmkanの作成者は、Windowsアプリケーション作成用の正規ツールであるAutoHotkey (AHK)を使用して、カスタム スクリプトを使用してドロッパーを作成している。AHKスクリプトは、スクリプト・コードを解釈するバイナリにコンパイルされるため、すべてのWindowsシステムに移植可能。Filmkanバイナリに含まれるAHKスクリプトにはデバッグ文字列が多数含まれている。AHKスクリプトには、以下のような機能がある。システム上にGoogle Chromeがインストールされているかどうか確認するGoogle Chromeがインストールされていない場合はインストールし、デスクトップにショートカットを追加するApplication Dataディレクトリにドロッパー・バイナリを「Chromium.exe」としてコピーするシステムの起動時にChromium.exeを開始するための実行キーを設定するchromenet.exeとChromium_Launcher.exeという名前のファイル(おそらく、ドロッパーの旧バージョン)を削除するバイナリから正規の実行可能ファイルwget.exeをインストールする更新された実行可能ファイルがないかどうか3つのコマンドおよびコントロール・サーバを確認する更新された実行可能ファイルがあればダウンロードして置き換えるコマンドおよびコントロール・サーバからダウンロードされたコンテンツを含む悪意のあるChromeプラグインをインストールする。
2015年03月05日Facebookで意中の彼を落とす! 男心をわしづかみにする投稿術合コンでの連絡先交換はLINEが主流になりつつありますが、Facebookでつながることも増えています。メールやLINEと違って、お互いのバックグラウンドや日常をさり気なく知れるのがメリットですが、気をつけないと「いいね」し合うだけの関係になってしまいがち。Facebookで上手に関係を発展させるための方法とは!?●まずは“敵を知れ”! Facebookは情報の宝箱!Facebookは実名での登録が基本。したがって、お目当ての男性もそれなりに自分の情報はまじめに書き込んでいます。会社名や出身大学、好きな食べ物、誕生日などなど、可能なかぎり彼の情報をチェックして、しっかり頭にインプットしましょう。続いては、彼の日々の書き込みをチェック。スポーツや買い物が好きなアウトドア派なのか、読書や映画鑑賞が好きなインドア派なのかなど、ずっと見ていればある程度、彼の興味あることや人柄などの傾向が見えてきます。ここまでは、好きな人のことですから、すでにやっているかもしれませんね。肝心なのは、ここからです。その内容を踏まえて、どうしたら会ってもらえるか、戦略を考えていきましょう。●序盤戦は「いいね!」で存在をアピールまずは、「いいね!」を押すこと。「ああ、この間のあの子が僕の書き込みを見てくれているんだな」程度の印象づけを狙いましょう。男というのは単純なもの。自分が嬉しいと思ってアップした内容に「いいね!」がついていると悪い気はしないものです。ただ、彼のすべての書き込みに「いいね!」をしていると引かれてしまうので、自分が本当に「いいね!」と思うものに絞るなど、バランスを考えて。ごく平均的な男性の場合、「いいね!」すると間違いなく喜ばれるジャンルは次の3つです。・スポーツ:男は自分が好きなチームを彼女も応援してくれるとかなり嬉しい・動物:犬好き、猫好きにはぜひ「いいね!」を・趣味:男子が自分の趣味に理解ある女性と出会えることは意外と少なかったりしますこのあたりを見極めて、徐々に心の距離を縮めていきましょう。●ピンポイントな書き込みで「私もこれ好き!」をアピール意中の彼からも「いいね!」が積極的に返ってくるようになったら、首尾は上々。もう一段ぐいっと攻め込みたいところです。そこでキーワードとなるのが「ローカル」。彼が住んでいる街や出身大学がわかれば、その近辺で彼が「いいね!」というであろう投稿を仕掛けるのです。まずは、彼が「そこ僕も知ってる」と言いやすいような、彼と縁のある街のお店に行って、「素敵なカフェだった」「お店のおすすめラーメンが美味しかった」などと投稿しましょう。すると、彼もコメントしやすいので、「いいね!」ではなく返信をもらえる可能性高し!それをきっかけに、自然な流れでメッセージのやりとりに持っていき、「じゃあ、今度一緒に行きましょう」という約束をとりつけてしまいましょう。音楽好きの彼なら、ライブに行ってきた話なども相手のリプライをもらえる率が高く、「好きな曲は?」とか「メンバーで誰がお気に入り?」といった話題で一歩先に進める可能性が開けます。ただし、あまり頻繁にやるとわざとらしくなるため、何度も使えない方法です。彼の趣味をしっかり把握して、必ず返信をもらえるネタとタイミングを見計らうことが重要です。●“ちょっとした失敗”を書き込んで男心をくすぐるもう1つ、Facebookで女子が失敗しがちなのは、彼の気を引こうとして女子力高めな投稿をしてしまうこと。実はそれ、逆効果だったりするんです。男心をくすぐるのは、むしろ“隙(すき)”のある投稿。ある男性は「コピーに失敗して、紙がぐしゃぐしゃに詰まった女性の書き込みを見て、なんかドジで憎めない子だなあと好感を持った」と言います。また別の男性は、「『親知らずを初めて抜いて、一晩過ぎても痛い。こんなに痛いとは思わなかった(泣)』という知り合い女性の書き込みを見て、いても立ってもいられずコメントを書き込んでしまった」そう。ちょっとした失敗談や弱みの部分をさりげなくFacebookに書き込むことで、「何かしてあげたい」「守ってあげたい」という男の本能を刺激し、相手からアクションを起こさせるという方法もかなり有効と言えるでしょう。とにもかくにも意中の彼をゲットするためには、Facebookにアップされた彼の情報をしっかりリサーチして、話をするための糸口を少しでも多くゲットするのが近道。待ちの姿勢だけでなく、(相手に引かれない程度に)その情報を使って攻め込むくらいの気持ちで臨んでみてくださいね。<文/関谷知生>
2015年03月03日米Facebookは2月19日(現地時間)、Facebookに投稿する写真にスタンプを貼り付ける機能をiOS版とAndoroid版のアプリの公開したと発表した。機能は世界中で順次実装される。スタンプを使うときは、普段の投稿と同様にスマートフォン内の写真を選び、スタンプ機能のアイコンを押す。スタンプの選択画面が現れるので、スタンプパックを選び、サムネイルから好みのスタンプをタップすると、写真上に表示される。写真に複数のスタンプを貼り付けることも可能だ。簡単な編集機能も備え、タッチ操作で位置を移動したり、サイズを調整することもできる。不要なときは、ゴミ箱アイコンの上に写真をスライドさせれば削除できる。スタンプパックは、さまざまなものを用意する。写真下のカートアイコンをタップして、別のスタンプパックをダウンロードが可能だ。
2015年02月26日Facebookは2月24日、Facebook広告の利用者(広告主)の数が世界中で合計200万を突破したと発表した。また、広告管理ツール「iOS版広告マネージャ(英語版)」の提供を開始した。Facebook広告は、Facebookのニュースフィードなどの右側に表示される広告で、企業と個人が広告を出稿できる。個々の利用者の使い方に合った広告を表示できる仕組みとなっており、Facebookページやアプリ、外部サイトへのリンクなどを宣伝できる。Facebookでは、Facebook広告の導入事例を一部紹介している。例えば、米国のノースカロライナ州に住む専業主婦は、生鮮食品宅配サービスの企業を立ち上げ、Facebook広告を利用した。経営は起動に乗り、現在では州内の農家40軒以上とパートナー契約を結んだという。iOS版広告マネージャは米国のApp Storeで配布する。管理ツールでは、広告の作成/編集、予算のスケジュールの編集、パフォーマンスの確認、プッシュ通知の受信などの機能が搭載されている。日本語版の配布は、3月下旬より国内のApp Storeで開始予定だという。Android版は開発中で、2015年内のリリースを目指すとしている。
2015年02月25日アドウェイズは2月18日、効果測定分野においてFacebookにパートナー認定されたと発表した。Facebookは、企業のマーケティング活動をサポートする取り組みとして「Facebook Marketing Partners」を実施している。今回、アドウェイズのスマートフォンアプリ「PartyTrack」が効果測定分野においてパートナーとして認定された。PartyTrackは、1つのSDK(Software Development Kit)で、自然流入や広告経由の月別・日別・時間別インストール数の解析のほか、ROI(Return OnInvestment:費用対効果)やLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)などさまざまな効果指標の分析が可能となり、高度なアプリマーケティング技術を実装している。また、同社の運営するスマ―トフォン向け広告配信サービス「AppDriver(アップドライバー)」と連携しており、国内外の1,000以上のスマートフォンメディアに対して広告を配信できる。さらに、FacebookRのモバイルアプリ向け広告サービス「Mobile App Install Ads」に広告出稿する際にも、インストール数の解析やROIの分析などにより、広告運用の最適化を行うことが可能となっている。
2015年02月20日成長を続けるソーシャル・ネットワーキング・サービスFacebook。その社員はどのような職場環境でいかなるキャリアを形成しているのか。Facebookの日本法人Facebook Japanを訪ね、APACセールストレーニングマネージャーを務める池上 信子氏にお話をうかがった。池上氏はグローバルIT企業でのセールストレーニングプログラムマネジメントなどを経て、現在はFacebookにてAPAC(アジア太平洋地区)のセールストレーニングを担当している。2014年6月により同社でのキャリアを開始した池上氏。職場としてのFacebook Japanとそこでのキャリアとはいかなるものなのだろうか。○各国のマーケットに合わせてトレーニングを展開――まずは、お仕事の内容をご紹介いただけますか。基本的に、新入社員の方たちの教育です。営業についてのトレーニングが中心なので、営業の人達が知るべきことに特化したトレーニングを行っています。弊社の製品についてのトレーニングや、どういうふうに営業スキルを伸ばしていくかのトレーニングも行っています。アメリカでトレーニングプログラムのチームが動いているので、そのプログラムを日本に限らずAPAC(アジア太平洋地区)というリージョナルな領域で展開していくというのが私の主な仕事です。各国のマーケット独自のニーズもあるため、そのニーズに答えるためのトレーニングを作ることもしています。――Facebook Japanに来られるまでのキャリアを簡単にご紹介いただけますすか。ずっとIT系で、大学を卒業してから4年くらいはパートナービジネスのオペレーションに関わっていました。当時はトレーニングをするとは全く考えていなかったのですが、声をかけていただいたのがこの分野に携わるきっかけとなりました。そのまま2社でトレーニングを経験しています。その間にコーポレートコミュニケーションなども担当したのですが、基本的にはトレーニングをそのまま続けています。――これまで他のグローバルIT企業で働いてこられた経験はどう生かされていますか。今までのキャリアの中で、アジア全体を見ている時間が長かったので、そういう意味でのスケール感は基本的に変わっていません。同じIT業界でも、プロダクトが変わるとトレーニングも違うのかと思っていましたが、大きなテーマは変わらないんです。販売スキルというのはプロダクトに関係なく、お客様のビジネスを伸ばすためにはどうすれば良いのかというところに尽きるので、今までのスキルを活かして、弊社で働けていると思います。○本当に"open and connect"な会社だった――Facebookに来られてみて、職場環境はいかがですか?本当にオープンなことに最初驚きました。会社も"open and connect"とは言っているのですが、それを肌で感じています。入社直前には、いろいろな人から"Welcome to Facebook"みたいなメッセージが来ていましたし、入ってからもFacebookの友達リクエストが来ました。今までの会社ですと、「オープン」と言ってもそこまでオープンではなかったのですが、この会社は本当にオープンですね。あとは、同僚とFacebookでつながっているので、趣味や休日など、仕事以外でどういうことをしているのかが自然と見えてくるんですね。すごいスピードでそういう情報を知れたので、あまり普段合う機会がない方も身近に感じています。実際に会うと「この人のこと、すごく知っている!」みたいな(笑)。――それはまさにFacebookならではですね。社員の方たちにはどういう印象を持たれましたか。時間はたっているんですけれども、まだスタートアップの良い雰囲気が残っていて、仕事をしていても恐れずに発言をしたり、「こういうことしてみようよ」と言ったりしています。会社が大きくなるほどそういう発言は難しくなると思うんですが、その感じがありません。性格的にシャイな方たちにとって、発言することは最初勇気がいると思うんですけど、発言していかないと何も起こらないので、合っていても間違っていても関係なく物事を口に出して言っていこう、というカルチャーがありますね。社員については、はっきり物を言う人達という感じがしました。「"楽しく仲良く"と聞くけれど、中に入ってもそうなのかな?」と入社前に思ったこともあったのですが、あまりにもその印象のままだったので驚きました。どこの会社でもネガティブな雰囲気になることはあると思うんです。でもそのときに、「じゃあどうする?」と入ってくる人が必ずいるので、ネガティブな雰囲気も長くは続かないんです。社員も人間だから絶対に文句も出るしいろいろあるけれど、それを打開できる感じがしますね。――これはFacebook Japanならではという社内の環境はありますか。社員向けのイベントがすごく多いですね。家族を呼んだファミリーデーなどのイベントや、社員が参加するパーティーの頻度が今まで務めてきた企業よりも多いので、すごく驚きました。ただ、それによって入社後短期間でも社員同士でコミュニケーションが取れるようになりますし、社員の家族とも知り合うことができました。それはFacebook独自だなと思いましたね。あとは、オフィスに食べ物がいつもあるんです。私は上司から「家でも働いていい」と言われているんですけど、オフィスにいたほうが食べ物がある……(笑)。すごく居心地が良いので、オフィスに行きたくなりますね。○「きちんと待ってから発言する」日本の文化的特徴――リージョナルな規模でお仕事をされている中で、日本と海外での組織風土の違いを感じることはありますか?例えば、日本と韓国は社員が退社する時間がすごく遅いですね。オーストラリアやアメリカですと、自分の生活に合わせてある程度仕事の時間を決めている傾向があります。朝早く来て、なるべく早く帰ってお子さんをピックアップして、ご飯を食べて、それからまた家で仕事を始めるというスタイルもあるんです。シンガポールでは、5時になったらみんなでサッカーをしに行くということも週に何回かありました。どちらが良い悪いの話ではなく、仕事のやり方や時間の配分の仕方については、各国でずいぶん差があると感じますね。これは会社というより、国によっての違いだと思います。――それでは、トレーニングをされている中で、日本と海外の社員に違いを感じることはありますか?日本に限らず、アジア各国でビジネスの状況が違います。そのため、同じゴールを目指して同じトレーニングプログラムをするとしても、導入の仕方は各国で全く違うんですよ。例えば、オーストラリアだったら、英語のままで元のプログラムとあまり変えずにできるんですが、日本に関しては、まず言語の部分でどこまで日本語化できるかが問題になります。言語以外に、実際のビジネスでのニュアンスも変わってきますので、同じプログラムでも各国で導入方法を変えなければならないのです。――Facebook Japanでのトレーニングで印象的なエピソードなどがあれば教えてください。最近、日本のチームメンバーと韓国のチームメンバーを集めてひとつ大きな研修をしたのですが、発言したいことがあっても最後まで待って、時間になってから発言するというのが他の国とは違うと感じました。他の国だとトレーニング中にフィードバックが始まって、「ちょっと待って」となることもあるのですが、フィードバックもトレーニング終了後に持ってきます。今は他の国でもトレーニングを担当しているので、日本に戻って来ると、きちんと待ってから発言する、考えてから形にして持ってくる、という文化的な特徴を実感します。一般的に日本人は静かと言われるかもしれませんが、静かというよりは考えてから持ってくる時間が違うだけなのではないかという感じがしますね。――トレーニングにおいて、どちらが良いというのはあるのですか?結果は変わらないのではないかと思います。あとはその質問やフィードバックを聞き出すというのはトレーニングを行っている者の責任でもあるので、私達も引き出すようにしています。それがわからないまま終わってしまうとチームの失敗ということになってしまうのです。――中長期的にトレーニングをされているようですが、それにはどのような意味があるのですか?入って半年くらいの間は、確実にトレーニングチームで責任を持ってトレーニングをやらなければならないんですね。というのも、マネージャーの方も同期の方も周りの方たちも時間がないというのがあるからです。しかし、その後のトレーニングに関しては、私たちのトレーニングチームからマネージャーをどんどん育成して、長期でどのようにチームをトレーニングしていくかというところに注力していけば良いと考えています。私たちも会えたとしても1カ月に1回くらいなので、近くにいるマネージャーの人達にコーチになってもらう方が、長い目で見ると会社としてはきちんとしたトレーニングプランを組めるのではないかと思いますね。○間違いをしても、それから学べる環境――トレーニング担当者の目に、営業の方たちはどう映っているのか教えてください。ある意味私も営業だと思っています。なぜなら、私にとってのお客様が営業の人たちなんですよ。トレーニングの対象となる方たち全員がお客様になるので、お客様のビジネスを理解して、その中でどういうふうに進めていくのかが課題です。私にとってはトレーニングが"製品"なので、その製品が私のお客様である営業の人達のビジネスを伸ばすのにどう役に立つか、というアプローチをしています。そういう意味では、製品は違っても全く同じことをしていると思うんですね。それは常に意識しています。「こういうトレーニングをしてほしい」というリクエストがあっても、そのままの形ではやりません。営業の方たちが目指しているところにどれだけ近づけるかという視点だけで見たときに、トレーニングだけでは解決できない問題がすごく多いので、それをはっきり申し上げて、「こういうことをしたら良いんじゃないですか」と提案しています。もちろん何かをやれば小さなインパクトはあると思うのですが、その時間を使ってそのトレーニングをやるのと、同じ時間を使って違うことをやるのと、長期的に考えたときにどちらがインパクトがあるかというのを常に考えているのです。――働いている中で一番やりがいを感じるのはどういう場面ですか?トレーニングは本当に人と関わるところなので、大きなトレーニングを終わらせたりとか、新入社員向けのトレーニングを1週間かけて終わらせたりした後に、そのトレーニングを受けた人と違う国でたまたま会って、「あの時教えてもらったことがいまこういうふうに生かされている」と聞いた時ですね。自分がやるべきことをやり、芽がちょっと出てきたことがわかるので、本当にやりがいを感じますね。ありがたいことに、その瞬間はすごく多くあります。――最後に、Facebook にいらっしゃって、「これは良かった」と思うところがありましたら教えてください。自分が思っているアイデアを順序立てて、きちんとした理由とともに提案すれば、いろいろとチャレンジさせてもらえることですね。新しいこと、今まで思ってもいなかったことにチャレンジるというのもあるので、それはすごく良かったと思っています。また、誰にでも間違えることはあると思うのですが、「間違ってもそれから学べばいい」という風土があるので、何かやってしまっても、次の対策をすぐに言えば、チームの人が助けてくれる。それはとても良い環境だと思います。Facebookの理念同社はソーシャル・ネットワーキング・サービスという人を中心に設計されているサービスを展開している。そのため、社員がいての会社、利用者がいてのFacebookという理念が根本にあるのだという。池上氏が語った同社の環境や働きがいには、その理念が現れていると感じられた。
2015年02月20日米Facebookは現地12日、自分の死後にアカウント管理を指定できる「Legacy Contact(相続人)」機能を導入した。万が一のときに自分のアカウントの管理を任せる"相続"人をあらかじめ指定する機能で、米国で提供を開始し、順次拡大する。Legacy ContactはFacebook上で自分の家族や友達を指定して、自分の死後のアカウントを管理してもらうもの。これによりアカウントは追悼アカウントとして死後も保存され、Legacy Contactに指定された人は保存されたタイムライン上に葬儀に関する情報や特別なメッセージを投稿したり、まだ友達になっていなかった親戚や友達などからの新しい友人リクエストに対応したり、プロフィールの写真やカバー写真の変更ができる。希望によっては、Legacy Contactに指定した人に対し、自分がFacebookに保存した写真、投稿、プロフィール情報をダウンロードすることを許可しておくこともできるという。指定された人は、その人の死後もその人本人としてログオンすることはできない。また、プライベートメッセージについても、死後もアクセスできないという。Legacy Contactの指定は生存中に本人が自分のページから行い、Facebookがこれを認める必要がある。Legacy Contactを利用せずに、死後永久にFacebookからアカウントを削除するように設定することもできる。Facebookではこれまでユーザーが死亡した際、追悼アカウントとしてアカウントをそのまま保存して閲覧できるようにするサービスを提供してきた。この場合、その人の死後は周囲の人がアカウントをアップデートしたり告知することはできなかった。今回、ユーザーの要求を受けてアカウント相続コンセプトを導入したという。Legacy Contactは米国で提供を開始した段階で、現時点では日本では利用できない。Facebookによると設定は、ログオン後「設定」画面の「セキュリティ」から行えるという。Legacy Concactを選択して、友人や家族から指定する。その後、その人にその旨を伝えるメッセージを送ることができるほか、Legacy Contactに指定した人に写真や投稿のダウンロードを許可したり、プロフィール写真やカバー写真の変更を許可する場合は、詳細設定から行える。Legacy Contactの設定は、PCからでもモバイルからでも可能のようだ。ソーシャルネットワークが日常の一部として浸透しつつある中、その人の死後のアカウントはどうなるのかということはしばしば問題となっていた。通常はアカウントがそのまま凍結されるが、今回のFacebookの機能は、オンラインの自分アカウントの管理に対する遺書に近づいたといえそうだ。
2015年02月13日米Facebookは12日(現地時間)、利用者が死亡した後の追悼アカウントを管理する人物を指定できる機能を発表した。Facebookは利用者が亡くなった場合、家族や友人からの要求に応じて、利用者のFacebookアカウントを追悼アカウントに変更するが、追悼アカウントの管理人が指定されている場合、その人物は以下のようなことを行える。追悼タイムラインのトップに表示される投稿 (葬儀の通知、追悼メッセージの共有など)新しい友達リクエストへの対応プロフィール写真やカバー写真のアップデートまた利用者がFacebookで共有している写真、投稿、プロフィール情報のアーカイブをダウンロードする許可を、あらかじめ追悼アカウント管理人に与えておくことも可能。その他の設定は追悼アカウントに変更される前と同じ状態に凍結される。追悼アカウント管理者が故人の権限でアカウントにアクセスすることはできず、故人のプライベートメッセージにアクセスしたり、友達を削除することはできない。追悼アカウントとしてアカウントを残したくない場合は、アカウントを削除するようにリクエストすることも可能だ。
2015年02月13日Facebookは12日、日本国内の利用者におけるバレンタインの時期にFacebook上で見られる傾向について公開した。バレンタインデーの時期に交際ステータスを変更した人は47000人以上にのぼり、うち交際中に変更した人は8000人以上いたという。このことから、バレンタインをきっかけに交際に発展した人が多いようだ。同社が公開したデータによると、2014年のバレンタインデーから4日以内に交際ステータスを変更した人は47000人以上いたとしている。うち15000人以上は「既婚」へ、13000人以上が「独身」へ、8000人以上が「交際中」へと変更していた。年齢に関する傾向も公開している。それによると、Facebook上でバレンタインデーや関連ギフトを最も話題にする年齢層は「25~34歳」で、カップルの年齢さは1~3歳差がもっとも多かった。また交際ステータスが「婚約中」となっている期間は平均4カ月だった。バレンタインにチェックインされたスポットのカテゴリは、1位が「フード・レストラン」、2位が「旅行・交通機関」、3位が「アート・エンターテイメント」だった。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月12日“Facebook疲れ”を感じたら…乗り換えにおすすめのSNSアプリ流行の域を超え、いまや定番のSNSとして多くの人が使っている「Facebook」。でも、ユーザーが増えるにつれて、「いいね!」の応酬が面倒くさいとか、友達が増えすぎてプライベートなことをアップしにくいとか、友達が多すぎるがゆえの煩わしさを感じる人も。そこで、Facebookから乗り換えを考えている人におすすめのSNSアプリを紹介します。●オシャレに敏感な女子は始めてる!? 画像共有SNS「Instagram」Facebookを敬遠する人のいちばんの理由は、単なる知り合いや会社関係の人にまで、自分の生活や趣味などの情報が筒抜けになってしまうこと。上司や同僚、名刺交換した人など、仕事関係の人からの友達申請は断りにくいので、いやでも承認せざるを得ないのがオトナというものです。すると、親しい友人にだけ伝えたい文章や写真を気軽にアップできなくなって、ついつい面倒に…。親しい友達だけに公開する方法はありますが、そんな手間をかけてまで使おうという人は少数派のようです。そこで脱・Facebookの一番手と言われているのが、「Instagram(インスタグラム)」。Instagramは、スマホで撮った写真を手軽にアップできるSNSアプリです。Facebookと大きく違うのは、写真の投稿がメインの“画像共有SNS”ということ。アプリ上にはさまざまなフィルターが用意されており、セピア色にしたり、可愛い枠をつけたり、ぼかしたりなど、まるでトイカメラで撮ったようなオシャレでプロっぽい加工が誰でも簡単にできるようになっています。おかげで、ちょっとした日常もオシャレに大変身!アップした写真は世界中のユーザーが共有できるようになっており、国内はもちろん、海外からも「いいね!」がもらえたり、コメントがついたりするのが楽しい!と評判です。文章も投稿できますが、やはり写真がメインとなっているからか、Instagramのユーザーにはオシャレに敏感な人が多く、芸能人や著名人が多数使っているのも特徴。ローラさんや水原希子さんといった国内モデルをはじめ、レディー・ガガ、テイラー・スウィフトなど海外セレブも頻繁に写真をアップし、数十万人単位のフォロワーを集めています。Facebookよりもユーザーの年齢層が低いため、仕事がらみの人から友達申請が来る確率が非常に低いのも、Facebookに疲れた働く女子には高ポイント。たまに自分の投稿を振り返ってみると、素敵な写真であなたの日常が彩られている…そんな楽しみもあるSNSアプリです。●気に入った写真や記事をスクラップできる「Tumblr」急速にユーザー数を増やしているのが、「Tumblr(タンブラー)」。ネットサーフィンをしていて「いいな」と思った写真や記事を自分用のミニブログとしてまとめてくれるアプリです。たとえば、イケメン俳優が好きなら、イケメン俳優の写真をたくさんアップしているユーザーを検索してフォローしてみましょう。その人がイケメン俳優の写真をアップすると、自分もその写真をTumblrですぐ確認できます。このように、まずは自分好みの画像をアップしている人をフォローしていくだけで、あなたが「好きだな~」と思う画像があっという間に集まります。写真以外にも、ブログに書かれた名言などの文章やYouTubeの動画、サイトへのリンクなどの保存が可能。「これは好きだな」「とっておきたい」と感じたものを、どんどんチェックしていきます。自分の趣味に合う人のTumblrをフォローしたり、自分でアップしたりすることによって、あなたのTumblrにはお気に入りの写真や文章、映像がどんどん集まってくる…というしくみ。フォロワーも、自分と趣味の合う人が集まってくるので、とてもラクな気分で続けられます。見ているだけでも満足できるので、毎日、自分が何かをアップする必要もありません。SNSに自分の時間を縛られたくない、あるいは積極的に自分のことを発信するつもりはないというスタンスの人にオススメです。●写真共有アプリで友達とコミュニケーション!「My 365」&「snapchat」「My365」は、毎日1枚ずつ、ウェブ上のカレンダーに写真をアップしていくことで、365日後には、1年間の想い出を写真で振り返ることができるという写真アプリ。画像がメインで、オシャレな加工もできるところはInstagramと似ていますが、こちらは"1day, 1photo."というコンセプトで、アップできる写真は1日1枚だけ。もし、同じ日にふたたび写真をアップすると、あとからアップした写真で最初に投稿した写真が上書きされるというのが特徴です。アップした写真はフィード機能で友人と共有できるので、その写真を見ながらコメントのやりとりも楽しめます。一般公開でまったく知らない人と写真をきっかけにつながることもできますし、友人以外には写真を見せないプライベートモードの設定があるのも嬉しいところ。アメリカなどで若年層にものすごい勢いで広がっているのは、「snapchat(スナップチャット)」。ざっくり説明すると、写真や動画を友人に送れるアプリです。ただし、見られるのは、10秒以内の指定した時間内だけ。写真が自動的に消滅するため、安心して送れるというのがウケて、ユーザーが増えているそうです。送られた相手がその写真を見続けるためには、画面をずっと押している必要があり、指を画面から離す、あるいは指定の時間になると、写真は自動消滅するという仕掛け。相手が写真を見たり、スクリーンショットを撮って保存したりすると、通知が来てわかるようになっています。なお、ここまで紹介したSNSアプリにはFacebookとの連携機能が搭載されているものもあり、それをONにしているとアップした写真がFacebookにも載ってしまいます。自分で設定しなければ勝手に連携されることはありませんが、Facebookに投稿したくない人は、連携機能がOFFになっているか、必ず確認しておきましょう。本当につながっていたい友人以外の「友達」が増えすぎてしまったFacebookのアカウントは、もうビジネスツールと割り切って、親しい友人とは、ほかのSNSをメインにするというのが、これからのSNSトレンドかもしれません。上手に使いこなしたいですね。<文/関谷知生>
2015年02月09日2月4日にサービス開始から11年目を迎え米Facebookは、SNSサービス「Facebook」の友達にまつわるインフォグラフィックスを公開した。同郷のFacebook友達で最も離れたところに暮らしている2人の距離は20005キロなど、友達と距離を切り口にしたFacebookの統計が紹介されている。同社はFacebookにまつわるエピソードを紹介したウェブサイト「Facebook stories」内に「Friendship Around the World(世界中の友情)」をテーマとしたページを公開。そこでは、Facebook上の友達にまつわる様々なインフォグラフィックスや、ユーザーの間で実際に起こった出来事などが紹介されている。今回、公開されたインフォグラフィックスでは、Facebook上で友達になった人同士のの距離を累計すると73兆キロに達すると説明。この距離は地球からもっとも近い星まで往復する距離に匹敵し、地球から冥王星までの距離の10000倍、地球を180万回周遊する距離に相当するという。また、10000キロメートル以上離れている2都市間で、Facebook上で友達としてつながっている人の数が平均より高い都市をピックアップしたところ、以下の組み合わせが浮き上がってきたという。1:シドニー(オーストラリア、ニューサウスウェールズ州)とロンドン(イギリス)2:グレンデール(アメリカ、カリフォルニア州)とエレバン(アルメニア)3:香港(香港特別行政区)とバンクーバー(カナダ、ブリティッシュコロンビア州)4:シルバースプリング(アメリカ、メリーランド州)とアディスアベバ(エチオピア)5:ルディヤーナー(インド、パンジャーブ州)とブランプトン(カナダ、オンタリオ州)6:沖縄市(日本、沖縄県)とジャクソンビル(アメリカ、フロリダ州)7:フリーモント(アメリカ、カリフォルニア州)とハイデラバード(インド、テランダーナ州)8:トゥールーズ(フランス)とヌメア(ニューカレドニア)9:バンガロール(インド、カルナータカ州)とサニーベイル(アメリカ、カリフォルニア州)10:ホーチミン市(ベトナム)とウェストミンスター(アメリカ、カリフォルニア州)さらに、Facebook上で同じ出身地の友達同士で、最も離れたところで暮らしている人の距離を測ったところ、約20000キロメートルあったとしている。該当したのは、イギリスのニューカッスル・アポン・タイン出身の2人で、1人はニュー時ランドのワンガヌイ、脳一人はスペインのタラベラ・デ・ラ・レイナに居住しているという。もう一組は、ベドナムのダナン出身の2人。1人はベドナムのタムキー、もう1人はペルーのリマに在住し、距離は19994キロメートル離れているという。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月05日Facebookは2月3日、「Facebook Awards 2015」の一般応募によるエントリー受付を開始したと発表した。Facebook Awards(旧称:Facebook Studio Awards)は、主にFacebookを活用したマーケティングキャンペーンを表彰するというもの。今回で4回目。新たにInstagramが加わり、審査部門はこれまでの2部門から6部門に追加された。審査部門の詳細は以下の通り。Integrated Campaign部門:多様なチャネルに渡る一貫したストーリーを展開したキャンペーンへの評価Craft部門:映画や写真、コピーライティング、ユーザー体験、シークエンスへの評価Social Technology部門(新):Facebookにおけるテクノロジー統合、アプリケーション構築への評価Media Strategy部門(新):Facebook上のメディアにおけるインサイト、データ、ターゲティングなどのクリエイティブや効果的な活用と、戦略やビジネスの結果へ繋がる評価Facebook for Good部門(新):慈善団体や非営利団体のキャンペーンの創出への評価New Frontiers部門(新):インド、東南アジア、中南米、アフリカ、中東を含む、急成長している市場に向けたキャンペーンへの評価Facebook Awards 2015へのエントリーは2015年4月1日まで、Webページにて受け付ける。対象となるキャンペーンは、2014年2月1日~2015年3月31日までの期間に実施されたもの。受賞作品は6月上旬に発表され、6月24日に授賞式はカンヌで行われる。
2015年02月05日2月4日にサービス開始から11年目を迎えるFacebookは、利用者のエピソードを紹介するページ「Facebook stories」上で、友達にまつわる統計データのインフォグラフィックスや、実際に利用者の皆様に起こった友達に関するエピソードを紹介している。Facebookによると、Facebook上で友達になった人同士の距離(居住地間の距離)を累計すると73兆キロになる。この距離は、地球からもっとも近い恒星まで往復する距離や地球から冥王星までの1万倍の距離、地球を180万回周遊する距離に匹敵するというが、いまいちピンとこない人が多いのは確かだろう。また、「友情」をテーマにした新しいスタンプパックも公開する。「Freiendship」と呼ばれる新スタンプは、これまで提供されてきた様々なスタンプのキャラクターが、一つのスタンプパックで"競演"を果たしている。
2015年02月05日米Facebookは1月29日(現地時間)、Facebookページ向けの新機能として「注目の動画」と「プレイリスト」を追加したと発表した。Facebookページにアップロードした動画は通常、「動画」セクションにひとまとめにされ、常に最新のものが先頭に表示される仕様となっている。そのため、最新の動画と比べて古い動画は人に観られにくいという問題があった。「注目の動画」は、Facebookページの訪問者に観てほしい動画を投稿者が選んで目立たせる機能。選んだ動画は、Facebookページ左側の「情報」欄と「動画」セクションの上部に表示される。設定するには、ページのカバー写真の下にある「動画」をクリックして[注目の動画を追加]を選ぶ。設定する動画を選択し、「注目の動画を追加」をクリックすれば良い。一方の「プレイリスト」は、アップロードした動画をグループ分けし、グループ内で任意の順番に並べ替えることができる機能。例えば、「製品紹介」「CM集」「ユーザーの声」など、投稿した動画をテーマ別に整理するなどの活用ができる。プレイリストを作成するには、ページのカバー写真の下にある「動画」をクリックし、「プレイリストを作成」を選ぶ。タイトルと説明を入力し、プレイリストに追加する動画を選択すれば完了だ。動画をドラッグすれば順番を並べ替えられる。なお、動画用の新機能の追加には、昨今Facebook上での動画利用が伸びていることが大きく影響している。Facebookには、アップロードした動画を整理できるようにしてほしいという要望がユーザーから多く寄せられたという。
2015年02月02日Facebookは1月30日、場所とタイミングに合わせて有用な情報を表示する新機能「Place Tips」を提供すると発表した。公開時点では、Facebookの言語を「英語(米国)」に設定している場合に適用され、iPhone用Facebookアプリの上部に表示される。この通知をタップすると、友達がシェアしている投稿の中で、現在地にまつわる投稿や写真などの情報がまとまったカードが表示される。現在地の場所が店舗である場合は、店舗のFacebookページの投稿やイベントなども表示される。位置情報は携帯電話のネットワーク、Wi-Fi、GPSで判定する。機能はいつでもFacebookの設定から解除でき、特定のスポットからの情報を表示しないような設定も可能となる。また。iPhoneの設定でFacebookアプリに対し位置情報の利用を許可している場合のみ提供される。Place Tipsの表示は、数週間以内に、アメリカのニューヨークにあるセントラルパーク、ブルックリン橋、タイムズスクエア、自由の女神像、ジョン・F・ケネディ国際空港などの場所でテストを開始。より正確な場所から適切な情報を利用者の携帯電話に届けるためのFacebook Bluetoothビーコンを使ったテストも、一部の場所で開始する。
2015年02月02日マウスコンピューターは1月30日から、同社の公式Facebookページにて「モバイルノートPCなど合計101名様にプレゼント!」キャンペーンを開始した。アンケートに答えると抽選で合計101名に賞品が当たる。キャンペーン期間は2015年2月23日(月)23:59まで。賞品にはA賞とB賞があり、概要は以下の通り。詳細はマウスコンピューターの公式Facebookページ(キャンペーン情報)を参照いただきたい。○A賞 : 13.3型モバイルノートPC「LuvBook J シリーズ」(1名)主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4210U(1.7GHz)、メモリが8GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)。13.3型の液晶ディスプレイは、解像度が1,920×1,080ドットのフルHDだ。そのほか、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、100万画素Webカメラなどを備え、バッテリ駆動時間は5.1時間、重量は約1.4kg。○B賞 : 「Alliedポイント 100Pt」(100名)Amazonギフト券やiTunesギフト券などと交換できる、ポイントサービス「Alliedポイント」の100ポイント分を100名にプレゼント。
2015年01月30日Facebookは30日、iPhone向け「Facebook」アプリのニュースフィード上に、利用者の位置情報をもとにして、様々な情報を表示する新機能「Place Tips」の提供を開始した。同機能は、本日公開時点で、Facebookの言語を「英語(米国)」に設定している場合に適用される。「Place Tips」は現在地ついての情報を提供するサービス。iPhoneアプリのニュースフィード上部に、Place Tipsが表示され、そこをタップすると、現在地情報についてのまとまったカードが出現する。自分と友達がシェアする投稿のなかで、現在地にまつわる投稿や写真や、現在地にもとづいてFacebookページを持つ店舗の投稿やメニュー、イベントの予定などが表示される。同機能はアプリの設定から解除し、特定のスポットからの情報を非表示にすることも可能。なお、同機能はiPhoneの設定でFacebookアプリに対して位置情報の利用を許可した場合に表示される。
2015年01月30日Facebookは1月20日(米国時間)、「HHVM 3.5.0 ≪ HHVM」において、HHVMの最新版となる「HHVM 3.5.0」を公開したと伝えた。HHVMはHackおよびPHPで記述されたプログラムを実行するための仮想マシンで、JIT技術を採用しており、PHPで記述されたコードをきわめて高速に実行できるという特徴を持つ。今回リリースされた「HHVM 3.5.0」の主な注目点は次のとおり。PDOエクステンションにおけるエラーハンドリング回りの改善ビルド時間の短縮より多くのエクステンションの導入クロージャをインラインで呼べるように拡張非同期ストリームをブロックするためのstream_awaitの導入互換性が完全ではないが、HHVMは既存のPHPコードの大半を実行でき、Githubでホスティングされている上位20のPHPフレームワークは手を加えることなく実行できることが確認されている。HHVMでは実行時にコードを中間形式へ変更した後、さらにx64のマシンコードへ動的に変換して処理を実行している。このコンパイルの過程でさまざまな最適化処理を行っており、静的にあらかじめコンパイルするよりも優れた実行速度を実現できると説明されている。
2015年01月22日Facebookは1月20日、2014年11月に日本でも発足した「Creative Shop(クリエイティブショップ)」の事例を公開した。同チームは広告主の効果的な広告展開をサポートしている。Facebookでは、友人の近況から経済ニュースまで、様々な情報がひとりひとりにパーソナライズされた形で届けられているため、そこに配信される広告も利用者にとって「有用なコンテンツであるべき」と考えている。この考えのもと、Facebook上での広告表現をサポートするために、オンラインメディアとしては珍しく自社内にクリエイティブチーム「Creative Shop」を抱えており、2014年11月に日本でも発足した。日本のチームを率いることになった冨川 淳氏はCreative Shopの役割について「Facebook上の広告が従来の広告とどのように違うのか説明すること。そして、その違いを乗り越えて結果を出せるようにサポートすること。そのために、様々なツールを提供したり、ワークショップを開催したり、広告キャンペーンの企画や制作を手伝ったりしている」と述べている。また、Facebook広告について特に注意すべき点について「Facebookに限らないが、Facebookについて特に言えることとして、広告がdisruption(中断させるもの、邪魔するもの)ではなくconnection((つなぐもの)であることがとても大切で、何のために、誰に、何を、どうやって、というのをすべて考慮して、Facebookというプラットフォームに最適化する。そして、結果をしっかりと測定し、さらなる最適化につなげていく。そのノウハウを提供するのがCreative Shopだ」としている。Creative Shopが日本で最初に携わった事例は、ネスレ日本のキットカット「オトナの甘さ」シリーズのキャンペーン。4本のWeb限定ショートフィルムをを制作し、大橋マキさんや渡部陽一さんといった実在の人物のリアルなストーリーを伝えることを提案している。制作されたショートフィルムは、Facebook上で配信されている。
2015年01月21日Facebookは14日、ビジネス向けの新サービス「Facebook at Work」のテスト運用を一部のパイロットパートナーを対象として開始した。パイロットパートナーであればApp StoreとGoogle Playを通して、同名の専用アプリをダウンロードすることで利用できる。「Facebook at Work」は、Facebookのツールを利用して、企業の従業員の繋がりをサポートするビジネス向けの新サービス。従業員は所属する企業のニュースフィードを受け取ることができるほか、同僚などとグループを作成し、メッセージのやり取りなども行える。アカウントを作成した時点では、全社員に共有される設定になっているが、公開範囲を狭める共有設定を行うことも可能だという。「Facebook at Work」にて使用するアカウントは、通常のFacebookとは異なったものとなり、個人のFacebookとは完全に分離されている。そのため、従業員の間でシェアされた情報は、社内の人々のみアクセス可能となっている。2つのアカウントは結びつけることもでき、その場合は同一のユーザー名/パスワードを使用して切替えることができる。今後は、パイロットパートナーからのフィードバックを通じて、開発を進めていくという。また、「Facebook at Work」のさらなる詳細については、数カ月以内に発表するとしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月15日米Facebookが"仕事用のFacebook"と呼べる新サービス「Facebook at Work」の提供を開始したことが明らかになった。現時点では一部のパートナーとのパイロットプログラムに近い提供になっている。Facebook at Workは、社内のコミュニケーションやコラボレーション、プロダクティビティの向上にFacebookを利用するサービスだ。小規模・中規模のビジネスが主な対象になる。すでにFacebookを活用している会社は多いが、個人用のアカウントを仕事に使うと個人のアクティビティと仕事の切り分けが難しくなる。Facebook at Workは個人と仕事の切り分けを容易にする。会社がFacebook at Workを契約すると、 [会社名].facebook.comにアクセスして社員がWorkアカウントを作成できるようになる。Workアカウントを個人アカウントに接続して、同じユーザー名/パスワードで2つのアカウントを切り換えて使うことも可能だ。Workアカウントは社内のWorkアカウント所有者にしか表示されない。Workアカウントの個人プロフィールには、雇用主が設定した情報(名前、役職、仕事用の連絡先など)が自動的に含まれる。さらに個人で情報を追加(プロフィール写真、カバー写真、コメントなど)してパーソナライズ可能。Workアカウントを設定すると、Facebook at Workのモバイルアプリ(iOS、Android)も使用できるようになる。Facebook at Workの機能や使い方は個人向けのFaceookとほぼ同じだ。メッセージング、イベント、グループ、ニュースフィード、写真・ビデオなど、Facebookユーザーが普段使い慣れている機能とサービスで構成されている。例えば、投稿を共有する場合、共有範囲を「Only me」「Everyone」などで管理できる。Only meなら自分だけに表示され、全員と共有すると会社内のWorkアカウント所有者のニュースフィードに投稿があらわれる。雇用主と社員がFacebookに精通していたら、新しいサービスやツールの使い方を覚える必要はなく、習得コストがかからないのもFacebook at Workを仕事に導入するメリットの1つと言える。Wall Street Journalによると、Facebook at Workに広告は表示されず、Facebookがユーザーのデータを収集することもない。有料サービスのみになる可能性が高いが、現時点で料金は不明だ。
2015年01月15日米Facebookは13日、誘拐などで行方不明になった子どもに関する情報や警告を発信する非営利機関である全米失踪・被搾取児童センター(National Center for Missing and Exploited Children)と協力して、同センターの児童誘拐警報システム「AMBER Alert」をニュースフィード上に掲示することを発表した。行方不明になっている子どもの顔写真や情報が数多くの人の目に触れることで、発見につながる可能性が高くなると期待を寄せている。AMBERアラートは地元の警察の許可を受けた後に全米失踪・被搾取児童センターより発行される。Facebookは同センターとの提携により、行方不明が報告された地域周辺をターゲットに、このAMBERアラートをニュースフィードに表示する。アラートには子どもの写真、名前、年齢、身長、髪の毛の色や目の色など人種的特徴、いなくなった場所などの情報が含まれている。アラートを表示する地域は警察がアラート単位で決定する。そのため、AMBERアラートがニュースフィードに表示される回数はその地域でアラートが出された数により異なるという。アラートはニュースフィードに表示するだけで、スマートフォンにプッシュ通知することはない。すでにFacebookがAMBERアラートの拡散と救出成功に役立った例があるようだ。Facebookによると、2014年に11歳の女児が行方不明になった事件で、モーテルのオーナーが友人がFacebook上で共有したAMBERアラートにより同一人物と気がつき、警察に通報したという。少女は無傷で救出されたとのことだ。「子どもが行方不明になった場合、最初の数時間が特に重要で、気をつける人が増えるほど発見される可能性は高くなる」とFacebookは述べている。
2015年01月14日Facebookって、オシャレなカフェや食べ物の写真をアップしている人が多いですよね。それから、「どんだけ自分好きなんだ!」と、思わずツッコミを入れたくなってしまいそうな自撮り写真も結構目につきます。このような写真をあげた本人達はご機嫌なのだとは思いますが、それを見せつけられている側はイマイチというより、ちょっと不愉快になることもありませんか?そこで、全国の20~30代の男女100人に、「過去5年間にFacebookタイムラインの写真に何回イラッとしましたか?」というアンケートを行なってみました。調査の結果、Facebookのタイムラインにあがった写真にイラッとしたことが7.15回もあったことが判明!また、男女別でみると、男性は3.61回、女性は9.14回と、女性の方が圧倒的に多いこともわかりました。一体、どうしてこのような違いが出たのでしょうか?理由を、男女それぞれのコメントから追っていきましょう。■過去に100回イラついた人が6%もいた!今回のアンケートでは、Facebookのタイムラインにあがった写真に、100回もイラッとしていた人が6%いたことが明らかになりました。驚くべきは、そのうち男性はたったひとりで、他全員が女性だったことです。その男性は「つまらないワルノリが多い」と回答していましたが、女性陣は次のようなコメントを述べています。「おいしそうで、幸せそうだった写真は不快です」「自分が目の前のことに焦っているときに旅行の写真をアップされると、毎回イラッとしてしまいます」「落ち込んでいるときに楽しそうな写真を見ると、死ぬほど辛くなる」「ニッコリ、笑顔の写真がウザイ。平気で自分の子供をうつす人が不快」「自分大好き女子のSNSを見るたびに毎回イラッとする」女性は男性より、他人の幸せに不快感を覚えやすいようですよね。ただ、100回ともなると、ちょっと大変そう……。この女性達は、いつも嫉妬しているのでしょうか?■Facebookで自分アピールするのは危険!他のコメントも相当イライラしている様子が伺えるので、面白いものだけご紹介します。「10回。仲間内だけで盛り上がっている写真には毎回イラッとする」「5~6回でしょうか。不細工な赤ちゃんはウザイ」「4回くらい。自分素敵ですアピールがものすごく激しかった時」「2~3回。仕事中にふざけているバイトの写真を見たとき不快になる」「2~3回。(知人が)自分の事をキレイ所だとアピールしていて、毎回笑ってしまう」「3回くらい。お金持ちアピールがうざいと思った」「1回。自分が別れたときに、(知人が)彼氏との旅行写真を載せててキレそうになった」「1回。彼氏とラブラブ画像。“なんで見せつけられなあかんの”って感じでイラついた」投稿するときの嬉しい気持ち、一生懸命な思いはよ~くわかります。でも、それだけに、せっかくの投稿写真が単なる自慢や自己満足画像に思われては残念すぎますね……。というわけで、今後「アピールはさりげなく」と心がけたほうがよさそうな感じです。■Facebookに写真をアップする時の注意点しかし実は今回のアンケートで、「イラッとしたことがない」と回答した人が77%もいました。この人達から、示唆に富んだコメントが数件寄せられています。「巷でよく言われているけど、Facebookそのものが自己満のリア充アピールでしかない。だから、イラッともしない。むしろどこか満たされていない人なんだと思ってしまう」「イラッとはしないです。ただ、自分はあげないタイプなので、“よく恥ずかしくもなくできるな~”とは思います」「ドヤ顔や微妙にピントがあってないのはどうかと思う」「そもそも、自分で自分を撮りたい意味が分からないです。ネットに残したら、どこかで晒されているかもしれないのに。“怖くないのかな”と見る度に思います」「基本的にFacebookを見ないから……。ただ、いわゆる街中写真や風景写真に自分が映りこんでいたら、ものすごく嫌だなと思っている」このように、写真をアップすることで、自分の評判が落ちるというだけならまだしも、他人のプライバシーにも関わることもあります。今は物騒な世の中です。女性の場合は、とくにその点を気になっている人もいるはず。ストーカーされやすくなるといった意味でも、写真アップには十分に注意を払っていきませんか?(文/富士峰子)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年12月3日 (水)調査対象:全国20代~30代の男女100名
2015年01月10日Facebookは1月8日、2014年におけるFacebookへの動画投稿が2013年より75%増加したと明かした。米国からの投稿は、94%増と2倍近くになった。ニュースフィード上に流れてくる動画数が3.6倍となった。個人や企業がより多くの動画を投稿し、シェアによって拡散されたことが大きな理由としている。2014年6月以降は、全利用者の動画視聴回数が平均10億回を超えている。Facebook上での動画投稿・閲覧の増加は、主にモバイル端末によって牽引されている。Facebookの動画視聴の65%は、モバイル端末からとなっている。主な理由はモバイル端末の利用環境が急速に整ってきたため。画面の高解像度化、高速なデータ通信環境など、自宅・外出先を問わず快適に動画を視聴できる。モバイル端末による動画視聴は、今後も増えることが予想されている。シスコシステムの試算によると、モバイル動画は2013年から2018年にかけて14倍に増え、2018年末までにはモバイルデータトラフィックの69%を占めるようになるという。動画広告の成功事例も増えている。マクドナルドがワールドカップに合わせてヨーロッパで実施した「FryFutbolキャンペーン」では、リアルタイム動画を採用。インプレッション数は4億を超え、158カ国の1億2500万人以上(うち80%はモバイル経由)によって視聴されたという。なお、Facebook上の写真や画像は、平均で3億5千万点/日が投稿されている。1日にシェアされているスタンプの平均数も、2013年から2014年にかけて75%増加した。
2015年01月10日FacebookのMark Zuckerberg氏の今年の抱負は「2週間に1冊は本を読む」だ。ちなみに、ここ数年の同氏の新年の抱負は以下のとおり。2010年:中国語を学ぶ。2011年:自分で処理した肉だけを食べる。2012年:コーディング再び。2013年:Facebook社員以外で、毎日新しい人と知り合う。2014年:お礼メッセージを毎日送る。昨年は中国での質疑応答を中国語だけでこなしてみせ、2010年の抱負を真面目に実行していたことを証明した。今年も読み始めた本を公開する「A Year of Books」というコミュニティページを用意。「本を読む時間を作るためにメディア・ダイエットを進める」とやる気満々だ。A Year of Booksには数日で22万超の「いいね!」が付いたので、Zuckerberg氏の読書にはたくさんの人が興味津々のようだ。筆者も「いいね!」を付けた。新年の抱負として読書は珍しいものではないが、Zuckerberg氏が読書を勧めるというのはおかしな話でもある。だって、Facebookも人々を本から遠ざけているメディアの1つであり、同氏がメディア・ダイエットと言うと「Facebookを使う時間を減らす」と言っているように聞こえるからだ。Zuckerberg氏は単純にもっと本を読んで知識を広げたくて読書を選んだのだろう。しかし、ソーシャルとライフスタイルは切って切れない関係であり、Zuckerberg氏のメディアダイエット宣言は、筆者に昨年から新たなソーシャルメディアを目指し始めた"Facebookの変化"を連想させる。○Facebookが若者離れを気にしない理由FacebookがデスクトップPCで使うSNSだった頃、FacebookはユーザーをFacebookにログインさせ、より多くの友達と結びつき、なるべく長い時間をFacebookで過ごさせようとしていた。それは今も変わらないが、モバイルに軸足を移してからは以前ほど重要なことではなくなってきている。それはFacebookのアクティブユーザーが13億人を超え、「世界中の人をFacebookユーザーに」を目指しながらも現実的にはそろそろ十分と思っている……からではない。PCの時代とモバイルでは、人々とインターネットの関係が違ってきているからだ。Webの世界をあちら側、現実の世界をこちら側とする表現があるが、デスクトップPC時代とモバイル時代のWebの最も大きな違いは、このあちら側とこちら側の境があいまいになっていることだろう。例えば、タクシーが必要な時、Uberを使うとスマートフォン内のあちら側の世界で近くにいるUberドライバーを確認でき、そのうちの1台を選ぶと、すぐにこちら側の世界でUberの車がやってくる。米Amazonが昨年末に開始したPrime Nowも好例の1つだ。スマートフォンのPrime Nowアプリで購入した商品が、1時間以内にユーザーの元に届く。オンラインストアが近所にあるようだ。PC時代はWebを活用するためにユーザーがPCの前に座る必要があり、それがあちらとこちらの距離を隔てていた。でも、スマートフォンは常にユーザーと共にあり、ユーザーの生活をモニターできるセンサーも備えるから、開発者のアイデア次第で私たちの生活とWebの世界を融合できる。UberやPrime Nowはソーシャルネットワークではないが、私たちの生活にWebを溶け込ませる。PCの前に座って日々の生活を投稿するよりも、Webが深く私たちの生活に関わっているように感じるのは筆者だけではないだろう。そうしたなか、Facebookはどのように変わろうとしているのか。このことについて知りたければ、昨年Facebookの開発者会議「f8」の後にFast Companyで公開されたAustin Carr氏のレポート「Facebook’s plan to own your phone」を読むことをオススメする。タイトルだけで判断するとFacebookのスマートフォン戦略に思えるが、モバイルに軸足を置き始めたFacebookが5年後、10年後を見通してどこに向かおうとしているかが見えてくる。「匿名を条件に取材を受けたFacebook関係者の1人は『新しいFacebookは以前のFacebookとはまったく異なる』と断言した。これまでのソーシャルネットワークにとらわれている人々に対し、『よく調べてみることだ。私たちはすでに異なる世界にいるのだ』と述べた」(Facebook’s plan to own your phone)Facebookは昨年のf8で、モバイルアプリ間の連係を可能にするオープンなクロスプラットフォームソリューション「App Links」を発表した。例えば、App Linksにより、映画を紹介するアプリから直接チケットを購入できるアプリを開き、購入後に紹介アプリに戻ってくることが可能になる。また、昨年4月にモバイルアプリが必要とする主要な機能を提供するモバイルバックエンドサービス(MBaaS)「Parse」を買収している。iOSとAndroid、2つのプラットフォームが市場を占めるモバイルアプリによるモバイルWebの時代は、米国においてAOLがインターネットだった頃に似ている。そんなプラットフォームに支配されるモバイルの時代にFacebookは「クロスプラットフォームのためのプラットフォーム」になろうとしている。これはFacebookというソーシャルネットワーキングサービスから多くの人たちがイメージするソーシャルとは異なる。でも、それがモバイルの時代にFacebookが築こうとしているものなのだ。相似例として、AmazonのAmazon Web Services(AWS)が挙げられる。「Web 2.0」がバズワードになり始めた10年前、Webスタートアップを行うには自前でバックエンドとスタッフを整えなければならなかった。しかし、AWSの登場によって、そんな苦労からWebスタートアップは解放された。Amazonがクラウドサービス事業に乗り出した当時、投資家からは「本業に専念すべし」と厳しく批判されたが、しゃにむに荒野を開拓し続けてきた結果、AWSが優良事業に成長しただけではなく、社会のクラウドへのシフトが加速し、本業におけるAmazonの地位も盤石になった。ParseやApp Linkを仕掛けるFacebookもアプリ・エコノミーにおいて同様のチャンスを追い求めているのだろう。「Facebookが今、野望に向けて取り組んでいるのは、ユーザーをFacebookにログインさせたり、その機能を使って長い時間を過ごさせたりすることではない。外部の開発者に、これらのツールを採用させることに目標達成のすべてがかかっている」(Facebook’s plan to own your phone)Facebookは1月28日に2014年10月-12月期決算を発表する。おそらく、昨年の決算発表の時と同じように、Q&Aで若い層のFacebook離れに関する質問が出てくるだろう。でも、それは「今のティーンエージャーはコカコーラではなく、モンスターエナジーを好む」と言ってるようなものだ。モンスターエナジーを製造するMonster Beverageは南カリフォルニアの小規模な清涼飲料メーカーだった。それが今や、世界中でモンスターエナジーを販売できるのは、Coca-Colaが大株主であり、流通パートナーになっているからだ。コカコーラは今の若者に受けるような飲み物ではないが、The Coca-Cola Companyは今も清涼飲料市場の進化を支えている。Facebookが目指しているのはThe Coca-Cola Companyのようなソーシャルメディアの帝国であり、その未来を左右するのは"若いFacebookユーザーの拡大"ではなく、アプリ・エコノミーに浸透する"パートナーシップの拡大"である。
2015年01月09日米Facebookは19日(米国時間)、写真にスタンプやキャラクターの画像を付けて加工できるAndroid向けアプリ「Stickered for Messenger」を公開した。Google Playにてダウンロードでき、価格は無料。「Stickered for Messenger」は、写真を撮影する際や、撮影した後にスタンプを追加できるアプリ。スタンプは、ドラッグ、ピンチ、ストレッチ、回転が可能で任意の大きさや位置、角度に調整できる。テキストを入力することもでき、作成した画像は「Facebook Messenger」で送信可能。対応OSはAndroid 4.0.3以降で、iOS版は近日中に公開される予定となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月22日米Facebookが社内で「ユーザー(User)」という言葉を使わなくなったという。今はFacebookの利用者を「ピープル(People)」と呼ぶようにしているそうだ。The AtlanticのテクノロジーカンファレンスNavigateで、FacebookのMargaret Stewart氏 (製品デザイン担当ディレクター)がこのことを明らかにした。ピープルという呼び方は個人的にしばらく前から気になっていた。最初に気づいたのは、MicrosoftがWindows Phoneに「Peopleハブ」というソーシャルコンタクト機能を設けた時だった。ピープルは漠然としていて、名称としては鋭さに欠ける感じがした。でも、それから数年でピープルという言葉を使うWeb/IT企業がいくつも出てきた。最近では、Instagramが「おすすめ」というタブの名称を「ピープル」に改めている。このように、インパクトのある言葉とは思えないピープルが好まれるのを不思議に思っていたところだった。Stewart氏によると、「サービスを使うためだけに人々が存在しているかのように"ユーザー"と呼ぶのはごう慢に等しく、ヒューマンセントリックなサービスを構築するために、まずは人々がそれぞれ生活や好みを持つ存在であることを認識する必要があるという意見から"ピープル"という呼び方が広まり始めたそうだ。つまり、Facebookを使う人は「Facebookユーザー」ではなく、「Facebookを使う1人の人」というわけだ。ピープルという表現には、一般的に対象を尊重しているニュアンスが含まれる。例えば、「Japanese are…」だと「日本人は…」だが、「Japanese people are…」とすると「日本の方々は…」という感じになる。利用者をピープルと呼ぶことで、より顧客を重んじる感じが伝わる。でも、ユーザーをピープルと呼び変えることで、サービスを構築する側が使う人のライフスタイルまで感じ取れるようになるものだろうか。これは英語ネイティブに確認するしかないと質問してみたところ、「それはピープルを使うようにしたのではなくて、ユーザーという言葉を使わないようにした結果だよ」と言われた。ユーザーというと、日本語ではサービスを利用してくれる人とのつながりが感じられるような言葉だが、米国で顧客のことをユーザーと呼んでいるのはテクノロジー産業とドラッグディーラーぐらいなのだという。「エっ、そうなの!」と疑問に思い、「user」を英英辞典で調べたら「何かを使う人、またはコンピュータや他のマシンなど何かを操る人」という説明に加えて、俗語として「違法ドラッグの常習者」と書かれていた。日本人である筆者には実感が湧かないが、ドラッグディーラーとドラッグ常習者の関係に見られるような顧客をあざけるようなニュアンスがユーザーという言葉から伝わりかねない。顧客を呼ぶのに適した言葉ではないようだ。モバイル決済サービスを提供するSquareもユーザーという言葉を使わなくなった企業の1つだ。そのきっかけは取締役会において、Starbucks CEOのHoward Schultz氏から「なぜあなたたちはカスタマーのこと"users"と呼ぶんだ?」と聞かれたことだったという。飲食産業のCEOからしてみたら、顧客をユーザーと呼ぶのは失礼以外の何者でもなかったようだ。そして、その時にSquare経営陣は「それが当たり前になっていたから、なぜだかわからない」と答えるしかなかった。他の産業、例えば長距離バスのGreyhoundの顧客は乗客(rider)と呼ばれるし、小売業ではカスタマーであり、または売り手(seller)や買い手(buyer)とはっきりと表現する。インターネット・サービスの利用者の場合、はっきりとした表現で当てはまる言葉がなく、しかも広告ベースのサービスだと顧客は広告主であり、利用者は"無料ユーザー"だ。そのため、曖昧な表現としてユーザーという言葉で呼ぶようになったのかもしれない。ほかにも、タイムシェアリングシステムの名残で、テクノロジー産業では利用者がユーザーと呼ばれ続けているという説もある。ユーザーという呼び方はWeb/IT産業ではすっかり浸透しているし、そこに顧客をあざけるような意図はない。でも、ハッカーの世界には「luser」という俗語がある。User(利用者)とLoser(負け組)をかけて、テクニカルではない人やコンピュータを使えない人、ただ使うだけで何も生み出せない人などを呼ぶ言葉だ。こういうスラングも使われているのだから、Web/IT産業にも顧客をユーザーと呼ぶのがふさわしくないという感覚が確かにあるのだ。だから、Facebookはあしき慣習から脱却するために、利用者をユーザーではなく、ピープルと呼ぶようになったのだろう。
2014年12月22日