ここ数日間Facebookで「Wiper Messenger」というアプリへの招待が届くと話題になっている。中には、複数人から招待が一度に届いたというユーザーもいるようで、Twitter上で「スパムなのでは?」など不審に思っているツイートが散見される。「Wiper Messenger」とは一体どのようなアプリなのだろうか、Facebookにて招待が送られる理由とともに紹介したい。○基本的には普通のメッセージアプリそもそも「Wiper Messenger」とはどのようなアプリなのだろうか。Google Playの説明をみると、特定の相手とメッセージや通話が楽しめるオーソドックスなメッセージアプリのようだ。個性的なところでは、「Wiper Messenger」アプリ内で音楽や動画を検索できる機能を搭載している。検索した音楽や動画はアプリ内のプレイヤーで再生したり、友だちと共有することもできる。また自分だけのプレイリストの作成にも対応している。○Facebookでの招待はバージョンアップが原因?では、なぜFacebookにて招待が増えているのだろうか。どうやら16日のアップデートが原因のようだ。Google Playに新機能として紹介されている項目に、「Facebookで登録できるようにオプションを追加しました!」とある。実際ダウンロードすると、最初に「メールアドレスでサインイン」、「Facebookでサインアップ」と選択できるようになっている。そこで、「Facebookでサインアップ」を選択すると「Wiper Messengerは次の情報を受け取ります:公開プロフィール、友達リスト、メールアドレス、カスタム友達リストと友達の紹介」という説明がされる。さらに「OK」選択して進むと、「Facebookの友達とプライベートにメッセージや通話する」というポップアップが出現し、これも「OK」を選択すると、Facebook上の友達に招待が一斉に送信されるようだ。Twitterでは、「インストールするだけで勝手に招待が送られた」などといったツイートが散見されるが、編集部で検証したところそのようなことはなかった。そのため、ダウンロードしても、「Facebookからサインアップ」を選択したり、「Facebookの友達とプライベートにメッセージや通話する」というポップアップに対し、「OK」を選択しなければ招待は送られないはずだ。招待が多くて困るという人は、Facebookには特定アプリ招待ブロック機能も搭載されているので、利用してみてはいかがだろうか。簡単に設定方法を紹介すると、PCブラウザ版のFacebookにログインし、右上の「▼」をクリック、「設定」から左上段にある「ブロック」を選択。「アプリへの招待をブロック」という項目に、特定のアプリ名、今回のケースで言えば「Wiper Messenger」と打ち込めば、アプリへの招待がブロックされるので、招待が多くてウンザリしているという人は利用してほしい。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月18日●「Dislike(良くないね)」ボタンには否定的な意見多数「Facebook」は、投稿に対して「いいね!」ボタンで反応できることが特徴だ。ただ、どのような投稿に対しても「いいね!」以外のボタンを押すことはできない。「いいね!」以外のボタンについては、FacebookのCEOであるMark Zuckerberg氏が、「Dislike(良くないね)」など多彩な感情を表現できるボタンなどの導入を検討中だと報道されている。そこでFacebookユーザーであるマイナビニュース会員351人に、Facebookにおける「いいね!」以外のボタンについてアンケート調査を行った。○「Dislike(良くないね)」ボタンは必要なし!まずは、「いいね!」ボタンの反対の意味となる「Dislike(良くないね)」ボタンについて、必要だと思うか、思わないか聞いてみた。結果は、351人中79.5%となる279人が「いいえ」(必要ない)と回答、20.5%となる72人が回答した「はい」(必要)よりも圧倒的に多かった。「Dislike(良くないね)」ボタンについては、Zuckerberg氏自身も、あまり肯定的な考えを持っていないようだが、必要なしと回答した人に、その理由を聞いてみた。多かったのは、「付けられたら傷つく」、「押しにくい」、「いい気がしない」、「人間関係がこじれそう」、「いじめにつながりかねない」、「友だちの投稿をわざわざ否定したくない」、「押し間違いによるトラブルがありそう」といった、誹謗中傷につながることを危惧している意見だった。そのほかにも、「そう思ったら押さなければよい」、「いちいち難癖をつける意味がない」、「本当に良くないと思ったら何も反応したくないのでわざわざ必要ない」などの「いいね!」を押さないことが意思表示になっているとする意見も目立った。では、「はい」(必要)と回答した人はどのような理由からそのように考えたのだろうか。最も多かったのは、「悲しいことが書かれている投稿も多い」、「いいねでは不適当な投稿がある」、「かわいそうという感情を出したい時に便利そう」、「良くないことが起きた場合に同調してもらいたい」、「訃報などの投稿があった際には押したい」など、「いいね!」と言いにくい記事に対して、便利に使えるのではないかという意見だった。ほかには、「悪い意味ではなく、仲の良い友だち同士で、茶化したり楽しく使う分には問題なさそう」、「肯定だけというのもバランスが悪い気がする」、「素直に賛同出来ない場合は拒否という選択肢があっても良いと思う」など、ボタンを押す側のモラル次第で、有意義に使用できるのではないかという意見も多かった。●「いいね!」以外に実装されて欲しいボタンは?○基本的には「いいね!」だけで十分では、「Dislike(良くないね)」だけでなく、どのようなボタンをユーザーは欲しがっているのだろうか。いくつか選択肢を作って、選んでもらった。最も多かったのは、「いいね!」だけで良いという回答で、351人中45.6%となる160人が回答した。「Dislike(良くないね)」ボタンを「不必要」だと感じる人が多かったように、わざわざ他のボタンを作る必要はなく、「いいね!」だけで十分と考えている人が多いようだ。次に多かったのは、「投稿に対して驚きを表すボタン」で26.5%、93人が回答した。スポーツの動画や、スゴ技動画を投稿している記事や、結婚・出産の報告なども多いFacebookにおいて、“驚いた!”という感情を表したい場面も多いようだ。3番目は、「投稿に対して喜びを表すボタンで16.8%、59人が回答した。「いいね!」もポジティブな印象を与えることができるが、より具体的な感情を表せるボタンが人気なようだった。「その他」と回答した人の意見としては、「大変だったねなど、投稿者を労うボタン」や、「共感ボタン」、「へぇボタン」、「なんでやねん! 的な突っ込みのボタン」、「記事を読みましたっていうのがわかるボタン」などだった。今後、「いいね!」以外のボタンが実装されるかどうかは不透明だが、もし実装されたときに、ユーザーがどのような反応をするのか注目したい。調査時期:2014年12月16日~2014年12月18日調査対象:マイナビニュース会員調査数:351件調査方法:インターネットログイン式アンケート(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月18日Facebookは12月10日、Facebook上で2014年に人々の心を動かした「人・場所・瞬間」を発表した。Facebookでは毎日たくさんの人々が、自分にとって大事な出来事などを語り合っている。この1年間にFacebook上での会話を分析したところ、今年世界的に大きな話題を呼んだ出来事は次のようなものだった。ワールドカップエボラ出血熱ブラジルの大統領選挙ロビン・ウィリアムズさん死去アイス・バケツ・チャレンジガザ侵攻マレーシア航空スーパーボウルファーガソンでのマイケル・ブラウンさん射殺事件ソチオリンピックトップ10は、2014年1月から12月の間に特定のトピックがFacebookの投稿に登場した回数を集計したもので、調査にあたっては、個人を特定しない形で集約し、分析・ランク付けしている。日本のトップ10は次の通り。ウマアイス・バケツ・チャレンジソチオリンピックマクドナルド火山ガザ侵攻マレーシア航空乙女ゲーム錦織圭日本料理日本での人気のスポットは次の通り。東京ディズニーリゾートユニバーサル・スタジオ・ジャパン東京スカイツリー東京ドーム幕張メッセ浅草寺 雷門道頓堀東京タワー横浜スタジアム阪神甲子園球場
2014年12月11日FacebookにTwitter、Instagramなどなど、個人のみならず、多くのセレブや企業、メディア、そして政治家までも利用するSNS。このほど、現代のSNS全盛社会を笑い飛ばし、「いいね!」だけでは測れない“真の友情”を問いかけるブラックコメディ『Facebookで大逆転』が、2015年1月10日(土)より日本公開されることが決定。ポスタービジュアルと笑撃の予告編映像も解禁となった。SNS依存症のマイケルは、鼻つまみ者の駐禁取締官。街中で片っ端から切符を切りまくり、悪態をつく運転手の様子や、他人のトラブルを写真に撮ってはFacebookにアップして楽しんでいた。そんなマイケルと繋がっている“友達”は、彼のくだらない記事の連投に飽き飽き。そんなとき、親友(だと思っていた)ジョエルが自分を招待しないまま誕生日会をやっていたことをタイムラインで知り、ショックを受ける。そこでマイケルは、同僚・エミールのFacebookアカウントを利用し、なんと「自分が死んだ」という、うその記事をアップ!葬式に来てくれる“本当の友達”がどれだけいるのか、確かめることに――。いまや全世界でユーザー数10億人、日本でも2,000万人を超える利用者がいるとされ、すっかり身近なコミュニケーションツールとなったFacebook。本作『Facebookで大逆転』は、他人の不幸を投稿して自己主張することでしか“友達”と繋がることができない、SNS依存症の主人公マイケルと、そのマイケルの連投にウンザリしている“友達”たちを中心に、Facebookを利用している人なら「あるある!」と思い当たる(?) “SNS疲れ”ともいえる現象をブラックユーモアたっぷりに皮肉っている。公開された予告編映像では、マイケルが駐車違反の切符を切り、自慢げにFacebookに投稿する姿や、「ざまぁw」や「メシウマ」などネット用語を連発する姿が。また、Facebookのアカウントを貸してしまったために騒動に巻き込まれてしまう人のよいエミール、なぜかマイケルを付け狙う謎の女性など、マイケルとその“友達”たちのドタバタ劇が映し出されていく。マイケルが知りたいのは、自分の死を悼んでくれる“本当の友達”が現実にどれだけいるのかということ。とはいえ、自分の訃報への「いいね!」を喜ぶなど、空気の読めないジコチュー男の投稿は、SNSを介した人間関係の実態に一石を投じることにもなりそうだ。『Facebookで大逆転』は2015年1月10日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月09日米Facebookは現地8日、投稿記事の検索機能を提供すると発表した。同機能は今週中に米国内でロールアウトされ、iPhone、デスクトップ向けに提供される。Facebookの検索機能として、同社は2013年1月に、Facebookユーザーの結びつきをもとに、任意の検索に対して結果を返す「Graph Search」を発表。「2000年以前の友達の写真」などと検索すると、検索条件に該当する自分の友達や写真が表示されるというものだった。そして、同社はGraph Searchのベータ版のレスポンスなどをもとに、過去の投稿記事の内容を検索する機能を新たに提供する。検索結果はパーソナライズ化されたものになる。この機能により、自分や友人の卒業写真やビデオ、昨年夏に行われた友人の結婚式などを探し出すことができる。
2014年12月09日米Facebookは12月8日(現地時間)、検索機能をアップデートし、過去に共有された投稿をキーワードを使ってすばやく検索できるようにすると発表した。US英語のデスクトップ版とiOS版モバイルアプリからロールアウトを開始する。これはベータ提供してきたグラフ検索のユーザーからのフィードバックを参考に、ユーザーが過去に見つけた投稿をより簡単に探し出せるようにしたもの。グラフ検索でも「Posts written by Jessica at The White House (ホワイトハウスでジェシカが書いた投稿)」というように自然な言葉を使って投稿を検索できたが、フレーズは検索の方法として一般的ではなく、戸惑うユーザーも多かった。新しい検索方法では「Jessica White House」というようにキーワードを並べてより直接的に探し出せる。従来同様にフレーズで検索することも可能。
2014年12月09日Facebookは12月3日、Facebookのモバイルアプリ広告の機能を新たにアップデートしたと発表した。リーチ(到達数)とフリークエンシー(表示頻度)の予測性を優先する形で、Facebookモバイルアプリ広告を購入できるようになった。これにより、認知度を押し上げながら、広告が人目に触れる頻度をコントロールできるようになる。アプリのリリース時や更新時など、認知度の向上を目的としたキャンペーンで利用すると効果が高いとしている。また、モバイルアプリ広告が所定の条件を満たす場合に、ニュースフィード上に動画の広告を掲載できるようになったほか、パワーエディタからも動画を使用したモバイルアプリ広告を作成できるようになった。さらに、Facebook広告のターゲット設定オプションでAmazon Fireタブレットが指定できるようになった。今後は、AppleやSamsung、HTCなどのデバイスと同様に、AmazonのFireタブレット利用者にターゲットを絞ることができる。Facebookでは、今回アップデート内容の詳細のほか、「モバイルアプリ広告を年末年始の商戦に活かすためのヒント」をWebページ上で公開している。
2014年12月04日Facebookは12月2日、Parse関連の技術文書と導入事例を、中国語(簡体字および繁体字)、日本語、韓国語、ロシア語にローカライズしたことを発表した。Parseは、Facebookが昨年買収したモバイルアプリ開発向けのBaaS(サービスとしてのバックエンド)。具体的には、モバイルデバイスに対し、データストア、プッシュ通信、ユーザー管理、ソーシャルメディアとの連携、位置サービスとの連携など、バックエンドの機能をクラウドサービスとして提供する。同社によると、アジアはParseにとって重要な市場であり、急速に利用が拡大しているという。それを示す数値として、「アジアにおけるParseを利用するアプリの数は2014年上半期で90%の急増」「APACにおいて、Parseの3製品(Parse Core、Parse Push、Parse Analytics)すべてを利用 したアプリ数は2014年上半期で90%の増加」「Parse 用アプリ数上位15カ国のうち、6カ国はアジア」が挙げられている。日本語による技術文書、導入事例はいずれもWebサイトで公開されている。
2014年12月02日アライドアーキテクツはこのたび、子会社となるAllied Asia Pacific Pte,LTD.が提供するFacebook広告制作クラウドソーシング「ReFUEL4(リフュールフォー)」の登録クリエイター数が、世界1万人を突破した(11月27日時点)ことを発表した。ReFUEL4は、Facebook社の公式APIパートナー認定のもと、Facebook広告制作に特化したクラウドソーシングサービス。Facebookに広告出稿したい企業と、広告の制作を請け負いたいクリエイターをマッチングし、オンライン上でバナー画像などの広告クリエイティブの発注・納品が可能なプラットフォームを提供する。登録クリエイター1万人の国籍の内訳は、フィリピンやインドネシア、インド、タイなど東南アジアを中心としたアジア諸国が上位を占める一方、アメリカやメキシコ、オランダ、イギリス、ブラジル、スウェーデンといった世界各国からの登録実績もあるという。同プラットフォームではこれまでに、中国の大手ゲーム会社や世界展開する大手音楽配信サービスなど、各国の企業が広告クリエイティブの発注を行い、多数のクリエイターに報酬が支払われている。広告の制作数や採用数ではなく、CTR(Click Through Rate)に応じてコストが発生する従量課金制を採用し、企業は広告費の効率化・最適化が可能となるほか、クリエイターは効果的な広告を生み出した数に比例して報酬を得ることができる。
2014年12月01日スワロフスキー・ジャパンは、同社公式Facebookアプリケーションで「Crush the Ice~氷を割ってクリスタルの輝きを体験しよう!」と際したプロモーション企画を開始した。同アプリは画面上の氷のアイコンをタップすると輝きを表すエフェクトとともに氷が削れ、ユーザー数が増えるごとに隠されたアイテムが徐々に姿を現れるソーシャルゲーム。氷の中身は週ごとに更新され、計6種類が用意されており、ユーザーは画面上の氷を指で触れるごとに、その輝きに満ちあふれたスワロフスキーが持つブランドの世界観を疑似的に楽しめると同時に、毎週異なるアイテムを見つけ出す楽しみをユーザーどうしで体験することができる。また、公式Facebookページのギャラリーページでは“日常の輝き”をテーマにしたユーザーからの写真を募集。氷の中から現れたアイテムをゲームをクリアして写真を投稿したユーザーの中から毎週抽選でプレゼントする。一方、全国のスワロフスキー・ショップでは、“クリスマス ジュエリーコレクション”と題した季節販売が開始。スワロフスキー・ジュエリーのミューズとして起用されているモデルのミランダ・カーが身につけている、動きに合わせて揺れるデザインが印象的な「BARON(バロン)ピアス」をはじめ、クリスマスの装いに輝きを添えるスターモチーフのジュエリーやピアスとペンダントを組み合わせたセット商品などクリスマスギフトに最適なアイテムを展開している。
2014年11月21日米Facebookは11月18日(現地時間)、Facebook Creative Labsより、新しいアプリ「Facebook Groups」を発表した。Android版とiOS版が同日より利用できる。Facebookのグループ機能は、家族や友達との楽しいやりとり、仕事仲間とのプロジェクトの連絡、旅の計画などで、日々幅広く活用できる。グループ機能を活用しているユーザーの「シカゴの美術系非営利組織 Donda’s House の学生が12週間の音楽プログラム中、またその後も連絡を取り合う手段として活用」「ブラジルの歯科学生が、授業のノートの共有やテストや課題締め切りの連絡に活用」「日本、マレーシア、シンガポール、香港、イングランドに離ればなれとなった9人の親友が、交流を続けるために活用」といった行動をヒントに開発が行われた。新アプリでは起動すると、入っているグループが一覧で表示されており、よく利用するグループほど上に表示される。各グループを簡単に切り替えられるほか、新たなグループは「作成」からすぐに作ることができ、グループからの通知もすぐにチェック可能だ。また、新機能「発見」タブでは、いいね!しているページや友達が参加しているグループ、住所などを参考におすすめのグループが表示される。グループ機能は、FacebookアプリやデスクトップからアクセスするFacebookサイトでも引き続き利用できる。同社では、アプリやデスクトップからのグループ機能も、より早く快適になるよう引き続き改善していくという。
2014年11月20日米Facebookは米国時間18日、スマートフォンアプリ「Facebook Groups」の提供を開始した。iOS版、Android版ともにダウンロードは無料。日本でも利用可能。Facebookの"グループ"を引き継ぎ利用できるアプリ。新規グループの作成も可能。アプリに表示されるグループは利用頻度の高いものほど画面の上に表示される。アプリ内の「発見」タブからは、「いいね!」しているページや友達が参加しているグループ、住所などを参考にオススメのグループが表示される。なお、グループ機能自体は、FacebookアプリやFacebookウェブサイトから引き続き利用できる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月19日Facebookは11月14日、「利用規約」「データの使用に関するポリシー」 「クッキー利用に関するポリシー」の改訂案を発表した。一般の利用者から11月20日までフィードバックを受け付けた後、最終的な改訂案を公表する。改定案では、位置情報の利用範囲を拡大する。現在地でチェックイン機能を使ったとき、現在地の近くに友達を表示できる(米国限定)。将来的には、チェックインした際に、共有した際に、近くのレストランの情報や、近くにいる友達の近況アップデートが見られるようにする。現在、米国やカナダでFacebook上で掲載された商品を購入できる「購入する」ボタンの設置を行っているほか、決済方法についても安全に利用できるかテスト中だという。また、利用者向けにプライバシーに関する情報を新たに開設したWebページ「プライバシーベーシック」に集約させた。広告主向け、開発者向けのポリシーに関する情報は別途用意する。これにより、データの使用に関するポリシーが短く、そして明確になり、読みやすくなる。Facebookとほかのアプリとの連携を強化する。例えば、Instagramアカウントにアクセスできなくなったとき、Facebookの情報でログインいただくことでパスワードを再発行できるようにする。ポリシー改訂によって、Instagramにおける利用者の個人情報の扱いはこれまでと変わらない。なお、Facebookは利用者の個人情報を広告主に渡すことはない。今回の改訂でもその方針は変えないという。ポリシー案の改定だけでなく、広告表示に関する設定を改善した。これまで、デスクトップ上のブラウザーで表示しないようにしても、別の端末で表示されることがあった。今後は、設定を変えることで、パソコン、スマートフォンのどちらにも設定が反映されるようになった。
2014年11月17日米Facebookは、友人や家族などに写真を集めた動画を贈れる「Say Thanks」機能を「Facebook」に追加した。PC版とモバイル版の両方で利用できる。「Say Thanks」は、友人や家族などとの写真を集めた1分程度の動画を贈れるFacebookの新機能。動画を贈りたい相手を選択し、動画のテーマを選択。思い出の写真やメッセージを選択・入力するだけで動画は完成する。完成した動画は、プレビュー画面で確認可能。確認後、「動画をシェア」を選択すれば自分のタイムライン上に動画が投稿される。また、贈りたい相手が自動的にタグ付けされているため、相手のタイムライン上にも表示されるようになる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月14日米Facebookは11月13日、友達との間の特別な思い出の写真を集めた動画を贈ることができるSay Thanks機能を発表した。この機能は、親しい友人、配偶者や恋人、家族、同僚、旧友など、人生の大切な瞬間を分かち合いたいという時に、作った動画をシェアできる。動画は相手によりカスタマイズが可能で、作成・シェアできる動画数に上限はない。大切に思う相手に感謝の気持ちを伝える新しい手段となる。利用方法は、まず友達を1人選択。テーマごとに動画が用意されているので、好きなテーマを選び、相手との思い出深い写真や投稿を選択、簡単な編集を行ない動画は完成となる。次に動画のプレビューが表示され、内容を確認したら、[シェア]をクリックする。これだけで、Facebookの自分のタイムラインに動画を投稿できる。最初に選んだ友達がこの動画の投稿にタグ付けされるため、その友達のタイムラインにも表示される。Say Thanks機能は全世界、デスクトップとモバイルの両方で利用可能。対応言語は、英語/ドイツ語/スペイン語/フランス語/イタリア語/インドネシア語/ポルトガル語/トルコ語で日本語は含まれていないが、日本からの利用自体は可能だ。
2014年11月14日Facebookは米国時間10日時点で「Messenger」アプリの月間アクティブユーザー数が5億人を超えたと発表した。Messengerは、Facebookで初めて独立したアプリとして2011年に登場したコミュニケーションアプリ。テキストのほか、スタンプ、動画、写真、音声、動画を送信できるほか、グループチャットや無料音声通話も行える。同様の機能を持ったアプリとしてLINEがあるが、LINEが先月30日に公表した月間アクティブユーザー数は約1億7000万人としており、世界規模で見ると、Messengerアプリのほうが使われている状況だ。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月11日米Facebookは、11月10日9時(現地時間)にMessengerアプリの月間アクティブユーザーが5億人を突破したと発表した。Messengerアプリは、Facebookアプリからメッセンジャー機能に特化した形で切りだした専用アプリ。2011年より提供されており、今年4月からヨーロッパで、7月以降は全世界でメッセンジャー機能を完全にMessengerへ移行すると発表していた。7月時点では月間アクティブユーザーが2億人としていたが、この完全移行によりユーザー数が急拡大。3カ月強で3億人を積み上げたことになる。Messengerアプリへの完全移行について同社は、「メッセンジャーアプリは、コミュニケーションがすぐに取れるようなスピード感が大事。つまり、メッセンジャーにたどり着く手順が多いと駄目で、Facebookを開いてメッセンジャーをタップするという手順を踏ませるよりも、メッセンジャーをすぐに開けることを重要視した」としている。2週間に1回程度の頻度でアップデートが続けられており、今後も「多くの利用者の方々にご期待いただいていると捉え、より快適なメッセージのやり取りをしていただけるよう、さらに尽力いたします」(Facebook)とコメントしている。
2014年11月11日米Facebookは、ニュースフィードに表示する投稿を調節する新機能を追加した。これによりフォロー/再フォロー、表示の調整などが可能となる。新機能は、デスクトップ版ではすでに利用できるが、モバイル版では数週間のうちに利用可能となる。ニュースフィードではすでに、「いいね!」ボタンを押すなどユーザーの行動に応じて表示される投稿が調節されている。今回発表された新機能では、ニュースフィード設定で過去1週間で最も多く投稿を閲覧した友達、ページ、グループが表示されるようになった。フォローをやめた友達も表示され、そこから再フォローの設定も可能となる。また、ニュースフィードに表示された投稿で、今後表示したくないものや興味のないものについては、投稿の右上の矢印アイコンから「非表示にする」を選択すると、「このユーザーからの投稿表示を少なくする」を選択できる。これを選択すると、さらに「フォローをやめる」を選択できる。再フォローは、ニュースフィード設定より可能となっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月10日米Facebookは23日(現地時間)、匿名で利用できるグループチャットアプリ「Rooms」を発表した。同アプリは、iPhone向けに公開されており、利用できるのは、米国、英国を含む英語圏。「Rooms」は、匿名制のチャットアプリ。トークルームごとに設定したユーザー名を利用して、テキスト、写真、動画を投稿できる。トークルームの作成者は、興味のあるトピック(食べ物、スポーツなど)をトークルームに設定できるほか、背景画像の設定や入室メンバーの年齢制限を設定することができる。メンバーを招待するには、招待状となる専用のQRコードを生成し、WebサービスやSNSなどを利用して配布できる。また、紙に印刷することで、実際に人々に配布することも可能となっている。なお、Android版のリリース予定についてはアナウンスされていない。
2014年10月24日米Facebookは10月23日(現地時間)、掲示板サービス「Rooms」を発表した。掲示板やフォーラム、チャットルームといったインターネット初期に人々を結びつけたオンラインコミュニティを、スマートフォンアプリで実現しようとしている。どこか古くて、でも新しいコミュニティサービスだ。同日に米国のApp StoreでiPhone用の「Rooms」アプリの提供が始まった。Facebookは実名制を採用し、現実のつながりをそのままソーシャルネットワーキングサービスに取り込もうとしている。しかし、誰もがあらゆる話題を実名のまま友達と共有したいわけではない。例えば、オンラインゲームの世界でFacebookのプロフィール(実名)とは全く違うプロフィールでゲームの話題に没頭している人は多い。Roomsは特定のトピックを定めたRoomを作り、興味を持つ人同士で自由にコミュニケーション(テキスト、写真や動画の投稿)できる場(部屋)になる。RoomsはFacebookアカウントとはリンクせず、任意のメールアドレスを使ってRooms用のアカウントを作る。そしてニックネームを使って匿名の状態でRoomを作成する。ニックネームはRoomごとに変えられる。Roomは作成者が壁紙・背景をカスタマイズでき、投稿の承認、年齢確認、検索サービスへの登録などを設定できる。Roomの共有には、QRコードが描かれた招待状を用いる。招待状は、WebページやFacebook、Twitter、メール、または印刷して配布できる。ユーザーは、Webページなどでは招待状のスクリーンショットを撮る。Roomsアプリが起動時にiPhoneのカメラロールを確認し、新しいチケットがあれば、そのRoomを追加する。印刷された招待状はiPhoneのカメラで撮影する。
2014年10月24日米国のハイテク企業の間で従業員に対し、卵子凍結の費用を助成する動きが出てきた。現在、米Appleと米Facebookがこうした支援に乗り出したと、NBC Newsら主要メディアが伝えている。NBC Newsによると、Facebookはすでに女性従業員とその配偶者の卵子凍結費用を補助するプログラムを開始しており、Appleは2015年1月に同様のプログラムを開始するという。卵子凍結保存とは、体外受精を主な目的として卵子を保存すること。米国では、卵子凍結保存に最低でも1万ドル程度の費用が必要と言われている。これに、保存費用(年間500ドル程度)が別途かかり、経済的負担もばかにならない。報道によると、Apple、Facebookともに最大で2万ドルを助成するようだ。卵子は若いほうが受精の可能性が高いとされているが、若いうちに妊娠・出産するとなると、女性社員はキャリアを中断する選択を迫られることにもなりうる。そこで、両社はこうした福利厚生制度を提供することで、優秀な人材を確保することを狙っている。Facebookではすでにこの制度を活用している女性がいるとのことだ。FacebookとAppleの導入を受け、他社でも同様の制度を整備することが予想される。
2014年10月15日(画像はプレスリリースより)マジカルがFaceBook新サービス2014年10月7日、マジカルはFaceBookによる「アップルC」の新サービスを10月1日から開始したことを発表しました。「アップルC」はつけるだけでバストアップできる商品。FaceBookのサービスでは「バストケア術」を発信します。本サービスの特長は、無料かつ家庭で簡単にできるバストケアやバストケアに効果があるレシピを紹介。FaceBookを使っているので、コメントとメッセージによる2方向の情報交換が可能です。バストアップだけでなく、シンデレラバスト(=「貧乳」)などのバストの形を整える情報も随時発信するとしています。バストアップのかわいらしいマスコットキャラクターを起用し、モチベーションアップを期待しています。アップルCアップルCは、マジカルが開発したバストケア商品です。シリコンでできたパットで、装着したときにバストアップにつながります。さらにバストとシリコンが密着することにより、バストに対してマッサージ効果があります。(画像はプレスリリースより)マッサージ効果により乳腺からの女性ホルモンが分泌を促進し、バストの形だけでなく、内面も美しくなることを狙った豊胸グッズとのことです。【参考】・マジカルプレスリリース・「アップルC」のFaceBook
2014年10月13日Facebookは、2014年5月に開始したオーディエンスネットワークに新機能を追加したと発表した。オーディエンスネットワークとは、Facebook上でユーザーに表示している広告をFacebook以外のモバイルアプリ上でも表示する広告手法のこと。広告主は精度の高い情報をより多く露出できる。既にオーディエンスネットワークでビジネス成果をあげている企業もあり、米国の薬局チェーン店のWalgreensは、オーディエンスネットワークを利用し、リーチ数が5%上昇し、広告クリック率は4~5倍増加したという。これまで、広告の表示方法はバナー広告、インタースティシャル広告、ネイティブ広告の3種類であった。今回、新たにアプリインストール広告、アプリエンゲージメント広告、リンク広告の3種類を追加した。現在のところすべてのアプリ広告とリンク広告がオーディエンスネットワークの対象となっており、特定の広告がオーディエンスネットワークへの配信対象かどうかは、Facebook広告のインタフェース(広告作成ツール、パワーエディタ、API)で確認できるとしている。
2014年10月09日Facebookは8日、SNS「Facebook」の言語設定に、関西弁を追加した。適用すると「いいね!」が「ええやん!」、「コメントする」が「つっこむ」などと表示されるようになる。同設定は、PC向けブラウザ版もしくはモバイル向けブラウザ版で利用できる。PC版では、ニュースフィード右下に表示されている「言語」をクリックし「日本語(関西)」を選択、もしくは画面右上に表示されている「一般アカウント設定」をクリックし「言語」を編集することで適用できる。通常版に戻す場合には、同じ手順で「日本語」を選択する。Facebookでは、従来「English(Pirate)」(海賊版)や「English(Upside Down)」(逆さま版)などが提供されていた。今回新たに「日本語(関西)」が追加され、ユーモアあふれるニュースフィードが楽しめそうだ。
2014年10月08日米Facebookは8日、同社が運営するSNS「Facebook」上で使える言語に、「関西弁」を追加したことを発表した。世界中どこからでも、関西弁で表現された「Facebook」を使えるようになる。同機能は、PC向けのデスクトップサイトか、モバイルブラウザ向けサイトで利用できる。Facebookでは、これまでも様々な国や地域の言語のほかに、「English(Upside Down)」(英語逆さまバージョン)、「English(Pirate)」(英語海賊バージョン)といった、ユニークな言語を提供してきた。そこに今回新たに「日本語(関西)」が加わる形となる。関西弁の表現になる言葉の例は以下の通り。デスクトップ版の設定方法は、ニュースフィード右側のコラムの一番下に表示されている、言語をクリックし「日本語(関西)」を選択するか、画面右上にある逆三角をクリックして「設定」、「言語」、「編集」と進み言語を選択すれば設定できる。モバイルブラウザ版では、ページ左上に表示されている三本線のナビゲーションバーをタップし、「アカウント設定」、「一般」、「言語」と進み、利用可能な言語の一覧から「日本語(関西)」を選択すれば使用できる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月08日フィッシング対策協議会(運営・事務局 JPCERT/CC)は7日、Facebookをかたるフィッシングサイトの報告を受けたとして、緊急情報を公開するとともに注意を喚起した。10月7日15時現在でフィッシングサイトは稼働中となり、JPCERT/CCにサイト閉鎖のための調査を依頼中という。また、今後類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあるとして、メールアドレスや電話番号、パスワードなどのアカウント情報を入力しないよう、ユーザーに注意を呼びかけている。同協議会が公開した緊急情報によると、フィッシングサイトのURLには、下記のようなものが報告されている。■関連記事http://●●●●.93.119/facebook.com/
2014年10月07日ドスパラは10月3日より、「大評判!自作PCキットプレゼントキャンペーン第2弾!」を開催している。FacebookかTwitterで応募すると、抽選で1名に製品検証ブログ「パーツの犬」監修の自作PCキット「Assemble Dock Model.001」が当たる。キャンペーン期間は2014年11月4日(火)12時59分まで。賞品の「Assemble Dock Model.001」は8万円相当の自作PCキットで、パーツ概要は以下の通り。CPUがIntel Core i5、メモリが8GB、ストレージが1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 750 Ti、電源が500W、PCケースが「ドスパラ限定グリーンモデル」、OSがWindows 8.1 Update。簡易制作マニュアルが同梱される。抽選は2014年11月中旬を予定しており、全国のドスパラ店舗で「店頭POPから応募」したり、応募完了後に「シェア」したりすることで、当選率がアップする。詳細はキャンペーンのWebページを参照いただきたい。
2014年10月06日Facebookは実名ベースのソーシャルネットワークを最大の特徴としているが、そのポリシーゆえにドラッグクイーン(女装したパフォーマー)など一部ユーザーのアカウントが停止されるという事態が今年9月に生じた。これに対し米Facebookは10月1日、実名ポリシーの施行にあたって一部ユーザーに不快な思いをさせたとして謝罪した。今後、実名登録のポリシーを実行するにあたってツールやプロセスを改善すると約束している。今回の一件は、Facebookがこの実名登録ポリシーの下、実名ではないが通称の名前を持つユーザー数名のアカウントを停止してしまったことに端を発する。これらユーザーの多くはドラッグクイーン、ドラッグキング(男装したパフォーマー)、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイ・セクシャル、性同一障害のトランスジェンダーの頭文字を取ったもの)のコミュニティで、「Sister Roma」「Lil Miss Hot Mess」などステージで利用する名前で登録していた。ポリシーの下、システムにより実名ではないと見なされたユーザーはIDの提示により実名であることを証明する必要がある。Facebookはこれらドラッグクイーンらに対し通常のプロフィールページからファンページに変更することを求め、これに対し抗議が起きていた。9月11日には陳情サイト「Change.org」において、ステージ名でFacebookアカウントを利用できるよう署名を求める活動も始まっていた。これを受け、Facebook製品担当トップのChris Cox氏は10月1日付けで謝罪文を掲示した。「この数週間、Facebookアカウントの利用で不快な思いをさせたことを謝罪する」とCox氏。一方で、偽名を利用しているという報告を毎週万単位で受けており、この中に紛れていたと自社を弁護した。報告された偽アカウントのうち、ほとんどがなりすまし、いじめ、ヘイトスピーチなどの悪意を持ったアカウントが作成されているという。この実名ポリシーは10年以上施行されており、安全なコミュニティ作りに寄与してきたとも説明している。Facebookは法的な実名でなくても、実生活で利用している名前の利用を認めているが、本物かどうかを示すツール、レポートや施行のためのメカニズムなどの点で改善の余地があるとCox氏は記している。
2014年10月03日Facebookは今週、2つの機能を日本でリリースした。「Facebook、日本でスタンプをコメント欄でも利用可能に - 世界初」、「Facebook、友達申請が簡単にできるマイQRコード機能 - 日本限定」だが、いずれも日本が先陣を切った投入となる。今回、新機能の投入にあたって、FacebookでResearch Scientistを務めるBrian Ching-Chih Weng氏に話を聞くことができたので、お伝えしたい。○LINEは意識せずFacebookのスタンプ機能は、友人とダイレクトにメッセージのやり取りを行なう「メッセンジャー」機能で2013年4月より導入を開始。今回のコメント欄への導入は、世界導入の先駆けとなる機能追加だ。「例えば、今では通常の投稿欄に、特定の場所にいることを投稿する「チェックイン」という機能がありますが、日本で『誰かと一緒にコーヒー店にいます』といった投稿が多く見られたことから、『場所にチェックインする機能があると良いよね』という話に至り、導入に繋がりました。ユーザーのダイレクトな意見、間接的なフィードバックで分かったことはとても多いです」(Weng氏)メッセンジャー機能でいえば、7月にFacebookアプリから切り離して、単体のメッセンジャーアプリとしてリリースすることを発表したが、これについても狙いがあるという。「メッセンジャーアプリは、コミュニケーションがすぐに取れるようなスピード感が大事。つまり、メッセンジャーにたどり着く手順が多いと駄目で、Facebookを開いてメッセンジャーをタップするという手順を踏ませるよりも、メッセンジャーをすぐに開けることを重要視した。スタンプ機能は、ユーザーの会話の流れを見ていて、テキストやいいね!マークだけでは達成できない、コミュニケーションの活性化を狙っています」(Weng氏)こうした取り組みから、利用者や利用率は順調に推移しており、全世界で2億人が利用している。日本がコメント欄のスタンプ機能を初投入という点で気になるのは「LINE」の存在が影響したのかどうか。「特にそういうわけではありません。写真や動画機能、グループメッセンジャーといった使い方は世界と同様の傾向です。あくまで、メッセンジャーで得た知見をコメント欄にも取り入れたということです」(Weng氏)利用傾向などは世界で大差ない中で、唯一世界でそのお国柄が表われるものがある。それが「スタンプの種類」だ。先日の発表の際に、Facebookは同時に日本で人気のスタンプ、上位10種類を公開しているのだが、明らかに他国と人気の違いが出ている。これは、デザイナーの感性が国ごとに異なる面も大きく、Facebookでは日本向けや米国のデザイナーなどで毛色の違うスタンプを多く投入しているため、「日本人が好むスタンプ」「米国人が好むスタンプ」と、大きく分かれるのは当然のことかもしれない。実際に、日本の人気トップ10は、日本向けにデザインされたものが多く、Facebookの狙い通りとも言えるだろう。ちなみに、LINEのように、プレミアムなデザインのスタンプを投入するのかWeng氏に尋ねてみたところ、答えは「No」。「Facebookが考えているのは『人が人と繋がること』。コミュニケーションのために、皆さまに使ってもらえるように機能を改善することを念頭に置いているので、有料化という選択肢は現在のところ考えていない」(Weng氏)○QRコード検索は「ジャパンオンリー」QRコードでの友達検索は、冒頭でも触れたように、日本限定の機能提供となる。「フレンディングをどれだけ簡単にできるのかを考え、同姓同名の人が多かったりするとわからないという悩みを解決するため、一発でわかるようにQRコードを表示するようにしました」(Weng氏)実はこれまでにも、個人のQRコードを表示することはできたものの、友達検索の奥深いところにメニューがあったため、利用率は低かったようだ。その一方で、通常の名前検索でうまく引っかからず、友達申請を断念するケースも存在し、「コミュニケーションが深まらず、もったいない」(Weng氏)ことから、今回の機能提供に至った。実はこのQRコード、背景にプロフィール画像が表示されている。理由は「それだけで楽めるから」(Weng氏)とのことだが、ほかのSNS経由でQRコード画像をやり取りすることでも、友達を特定できるようにすることから、「その人自身を特定しやすくなる」というメリットもあるようだ。QRコードの提供は、日本が「モバイル先進国として、慣れ親しんでいることから」という理由で日本限定での提供となる。QRコードだけではなく、スマートフォンをシェイクするとフレンディングできるといった機能も考えてテストを行なったようだが、「いつもユーザーが使いやすいものを考えて」(Weng氏)、最終的にQRコードに落ち着いたという。○なぜ"日本だけ"を提供するのか日本だけQRコード機能を提供し、日本が先行する形でコメント欄にスタンプ機能を投入する。日本人からすれば、何かと"ジャパンパッシング"が叫ばれる中で嬉しい話だが、なぜ日本にフォーカスするのだろうか。「2010年に、米国以外で初めて支社が日本にできました。その後も支社は数多く出来ていますが、エンジニアが常駐している国は日本以外にほとんどいません。そうした環境もあり、"ジャパンオンリープロダクト"が多い。例えば、初期からの機能で言えば、プロフィールに血液型項目を用意しているのは日本と韓国だけです」(Weng氏)ほかにも、就活サイトと連携して、大学のOB、OGから話を聞く「コネクションサーチ」といった機能も提供するなど、日本人がネット上で実名を使うような後押しを個別に対応している。「ほかにも、日本語はアルファベットだと書きづらいので、日本語名と読み方の組み合わせ表示をプロフィール画面で用意しました。これは、ほかのアジア言語にも言えることなので、日本のために提供した機能が世界各国へと拡がっています」(Weng氏)フィーチャーフォンの時代からモバイル大国であった日本だからこそ、「モバイル周りを強化する上で、参考になることも多々あった」といい、市場としても1億人を超える人口や世界第3位の経済力も大きな魅力であったようだ。今回の機能提供は、決して大きな機能拡張ではない。Weng氏も「細かい改善」と話す中で、その先に見えてくるものがあると最後に語ってくれた。「細かい改善こそがミッションだと思う。Facebookのミッションは世界を繋げていくこと。一気に繋げていくことはできないし、どうやって繋げていくかを毎日こつこつ考えていくことが私たちが出来ること。使っている人の利便性を追求し、人それぞれの使い方が違う中で、みんながどのように使い勝手を良くして行けるのか、そこを常に頑張っていくというイメージでやっています」(Weng氏)
2014年10月02日Facebookは2日、スマートフォン版「Facebook」アプリにおいて写真付き「マイQRコード」機能を追加したと発表した。自分のアカウント情報をQRコードにしたり、相手のQRコードを読み取って直接友達申請できる。同機能は日本国内限定の機能となっている。マイQRコードは、iOS版、Android版のFacebookアプリの機能。自分のアカウントをQRコード化できるため、知人や友人に確実に自分のプロフィールを紹介できる。アプリ内のスキャナーからマイQRコードを読み取ると、プロフィールが簡潔にまとまった友達カードが表示され、その友達カードから友達申請を送ることができる。マイQRコードを表示するには、アプリ内のナビゲーションバー「お気に入り」から「QRコード」のなかの「マイコード」を選択すると表示される。表示されたQRコードをタップすれば、写真がついていないQRコードに切り替えることもできる。マイQRコードを読み取る場合は、「QRコード」の「スキャナー」を選択すればよい。また、サードパーティ製のQRコードリーダーでも読み取ることが可能となっている。マイQRコードは、iOS版であればメールに添付して送信、Android版であればシェアすることができる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月02日