Googleは、スマートフォンを"ライトセーバー化"して振り回せる無料ブラウザゲーム「ライトセーバー エスケープ」を公開した。12月18日に劇場公開する映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(Star Wars: The Force Awakens)を記念したもの。「ライトセーバー エスケープ」は、スマートフォンとPCの両方を使うゲーム。現実世界でスマートフォンを実際に振った動きと、PCのブラウザ画面で展開するゲーム内で表示されるライトセーバーの動きが連動し、敵の攻撃を跳ね返してゲームを進められる。ゲームにアクセスすると、PC版ではスマートフォン、スマートフォンではPC版のWebブラウザにて、特定のURLを入力するよう求められる。同じURLを入力することでPCとスマートフォンのキャリブレーションを行い、ゲームのプレイが可能。PCはWindowsおよびMacに対応し、PC版ブラウザの要件は下記の通り。Windows 8.1の場合:Chrome 47、Firefox 42、IE11Windows 10の場合:Chrome 47、Firefox 42、EdgeOS X 10.9の場合:Chrome 47、Firefox 42OS X 10.10の場合:Chrome 47、Firefox 42, Safari 9モバイル端末は、iPhone 5以降やNexu 4以降、Galaxy S3以降などをサポート。モバイル版ブラウザの要件は下記の通り。iOS 8/iOS 9の場合:Safari ブラウザ 9、Chrome ブラウザ 47Android 4.4以降の場合:Chrome ブラウザ 47
2015年12月16日米Googleは15日(現地時間)、モバイル決済サービス「Android Pay」をアプリ内での購入にも対応させると発表した。Android Payを提供している米国のみのサービスとなる。同社は、2016年をAndroid Payにとっての“ビックイヤー”としており、提供地域を拡大する計画も明らかにした。Android Payは、2014年9月に米国で開始したNFCによるモバイル決済サービス。米Appleの「Apple Pay」に対抗するかたちで、すでに展開していた「Google Wallet」の”タップして支払い”部分を切り出したものだ。対応しているクレジットカードを事前に登録し、対応店舗でAndroidスマートフォンを専用端末にタップすると決済できる。Googleは、米国では100万カ所以上で利用できるとし、「顧客とショップの反応はとてもよい」と好調さをアピールしている。今回、実店舗から拡大し、モバイルアプリ内でも利用できるようになった。対応するアプリにあるAndroid Payボタンを選択することで決済が完了する。これにより、アプリ内での購入でクレジットカードを入力するといった手間が省けるとしている。対応アプリは、レストラン予約の「OpenTable」、ホテルの当日予約ができる「Hotel Tonight」、配車サービス「Lyft」など12種。合わせて、2016年にAndroid Payをオーストラリアで展開する計画も明らかにしている。そのほかにも提供地域を拡大するとしているが、具体的な国についてはアナウンスしていない。なお、Apple Payは当初よりアプリ内購入に対応している。
2015年12月16日米Googleが米国で提供するMVNOサービス「Project Fi」が新たにタブレット用のデータ専用SIMの提供を開始する。Nexus 7、Nexus 9のほか、iPad Air 2 (モデル: A1567)、iPad mini 4 (モデル: A1550)、Galaxy Tab S (モデル: SM-T807V)でも利用できる。Project FiはT-Mobile USAとSprintのネットワークを利用し、公衆Wi-Fiサービスを含めて、最も速い接続を自動的に検出し、動的に接続を切り替える。高速で安定したモバイルサービスだ。またデータが1GB:10ドル/月で、未使用分を翌月の請求から差し引くなど、無駄なく使用できるサービスである。サービス開始からしばらくは対応デバイスがNexus 6のみで、今年9月にNexus 5XとNexus 6Pが加わった。対応機種が絞り込まれている理由は明らかになっていないが、Project Fiの特徴である複数の通信キャリアの切り替えがデバイスとサービスの統合的な提供によって実現していると見られていた。そうであれば、対応機種はGoogleデバイスに限られる。だが、そうした予測に反してデータ専用SIMでApple製品とSamsung製品がサポートされた。そのため、iPhoneやGalaxyスマートフォンへの拡大への期待が高まり始めている。ただし、サービスを利用できる範囲のマップを見ると、通常のProject Fi SIMのサービスよりもデータ専用SIMのサービス範囲が狭く、またProject Fiのヘルプページにはデータ専用SIMを搭載したタブレットがセルラーネットワークに接続すると「Fi Network」か「Project Fi」または「T-Mobile」と表示されると記載されている。データ専用SIMはT-Mobileのネットワークのみを使用している可能性がある。Project Fi契約者はアカウントに最大9枚のデータ専用SIMを追加できる。1枚のSIMを複数のデバイスで使用することも可能。The Vergeによると、データ専用SIMを追加してもデバイス料金は加算されない。Project Fi SIMと同じように海外に旅行した際に120以上の国で特別な料金を支払うことなく使用できるが、Project Fi SIMで認められているテザリングはサポートしていない。
2015年12月16日米GoogleのiOS向け検索アプリが11日(現地時間)にアップデートし、iPhone 6/6sの3D touch機能に対応した。App Storeから無料でダウンロードできる。対応OSは iOS 8.0以降。最新版のバージョン11.0では、強く押すことで直感操作が可能な3D touch機能に対応。アプリのアイコンを強く押すと、クイック検索のショートカットが起動するようになった。また、iPadでのサイドバイサイド表示に対応し、Google検索アプリを開きながら、他のアプリを開くことが可能となったほか、地域のお店やサービスに関する検索結果に、営業時間と混雑する時間も表示できるようになった。
2015年12月14日Googleは12月9日、ユーザーの許可なく広告を挿入したり、設定を乗っ取ったりする新しい脅威「Unwanted Software(UwS)」に対抗するにあたって、ここ1年の取り組みと成果を報告した。GoogleのWebブラウザ「Chrome」、検索の「Google Search」、それに広告でUwSに対する策を講じた結果、効果はあったとしながらも、業界全体の取り組みが必要としている。マルウェア対策として、Googleは2007年にフィッシングやマルウェアなど既知のオンラインの脅威から保護する「Safe Browsing」をリリースしている。だが時間の経過とともに、ブラウザの設定をハイジャックして、ユーザーが意図しないソフトウェアのインストールや、アンインストールが困難になるソフトウェアなどの新しい脅威が登場。既存のシステムでは必ずしも検出できないことから「Unwanted Software(UwS)」としてこれらに対抗するための取り組みに着手した。UwSの定義としては、"詐欺的"で、実際とは違うことをうたってインストールさせるようなソフトウェアなど、以下のようなソフトウェアを挙げている。他のプログラムをインストールする時にユーザーをだまして別のものをインストールしようとするものユーザーのシステムに悪影響を与えるもの削除が難しいものユーザーが知らない間に機密情報を収集して送信するもの他のソフトウェアにバンドルされていて、存在がわかりにくいものUwSはさまざまな配布形態があるが、ここのところ見られる手法としては、不正に広告を表示する「広告インジェクター」を挙げている。例えば、New York TimesのWebサイト上で、望まない広告インジェクターが表示された例や、Google Searchの検索結果に広告インジェクターが表示された例などを紹介している。Googleでは、こうしたUwSに対して、さまざまな取り組みを展開している。Safe BrowsingとSafe BrowsingのAPIにUwS検出を組み込み、WebブラウザのユーザーがUwSを含むサイトを訪問する前に警告するChrome向けに「Chrome Cleanup Tool」としてUwSを削除するツールを導入するこれは、すでに4000万以上のデバイスで利用されているという。また望まない広告インジェクターについての啓蒙も進め、どのように収益を上げているのかなど、カリフォルニア大学バークレー校と共同で行った調査を発表したほか、「DoubleClick Bid Manager」に、このような広告インジェクターが生成するインプレッションを除去するフィルタを導入した。Google Searchで検索結果にUwSを含むサイトがあるとそれを示すようにしたGoogle広告ではUwSのダウンロードにつながるWebサイトを無効化したこれらの取り組みの結果、その成果は出ているようだ。Googleによると、ChromeユーザーからのUwSに関連した苦情が、上記の対策を開始する前の2014年には全体の40%を占めていたが、現在では比率は20%に下がったという。また、Chrome上で1日に表示するUwS関連のSafe Browsingの警告は500万回以上となっており、1400万人以上のユーザーが190以上の疑わしいChrome拡張を削除したという。また、AdWords経由でのUwS警告の数は2014年と比較して95%も減ったという。これらの成果を並べながらも、まだ取り組みは道半ばだという。現在でもChromeユーザーからのフィードバックのうち、20%がUwSに関連したもので、「10人に1人のChromeユーザーは設定を乗っ取られたり、望まない広告インジェクターがマシンに入ったりしているのではないかと推測している」という。Chrome以外のユーザーも同じような問題を抱えているだろうと付け加えている。今後の取り組みとしては、UwSのエコシステムを考慮して業界全体での取り組みが不可欠だとする。UwSが発生する主要な発生源に対して厳格で明確なポリシーを施行していく必要があり、それが業界全体で実現すれば、各社は自社ユーザーによりよい体験を提供できるとしている。
2015年12月11日米Googleは12月7日(現地時間)、Android用「Chrome」にセーフブラウジングの標準提供を拡大したことを発表した。セーフブラウジングは、マルウエアやフィッシングなどユーザーに害を及ぼす疑いのあるサイトにアクセスしようとした際に警告を表示するサービスだ。モバイル版Chromeでもデータ圧縮機能を有効にした場合に利用できたが、その存在を知るユーザーは少なかった。バージョン8.1からGoogle Play Servicesにセーフブラウジングが組み込まれており、バージョン46以上のAndroid版Chromeが同サービスを利用する初のアプリになった。デフォルトでオンになり、オン/オフの状態はChromeの[設定]の[プライバシー]→[セーフブラウジング]で確認できる。
2015年12月08日米Googleが「カレンダー」アプリ(Android、iOS)にリマインダー機能を統合する。12月7日(米国時間)からロールアウトが始まっており、モバイルアプリに続いてWeb版への追加も計画している。カレンダーアプリはアドレス帳やGoogleのナレッジグラフから情報を取得し、ユーザーのリマインダー作成をサポートする。例えば、「Call (~に電話)」と入力するだけで、「Call mom (母に電話)」というようなリマインダー候補がリストされ、それらを活用することで素早くリマインダー作成を完了できる。作成したリマインダーはスワイプして完了するまで、カレンダーに今日の予定と共に表示される。リマインダー機能はInbox、Keepと連動し、InboxやKeepで作成したリマインダーもカレンダーに表示される。Androidでは、デジタルアシスタントGoogle Nowがリマンダーの作成に対応する。また、iOS版では3D Touchからリマインダーを作成できる。
2015年12月08日HARMONYは、アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」の設定コンサルティングサービス「Googleアナリティクス設定コンサルティング」を発売した。企業ホームページの目標を明確化し、それに基づいて各社にオリジナルの設定をアドバイスすることで、ホームページを見える化や目標を向上するために役立つレポートが得られるようするという。「Googleアナリティクス設定コンサルティング」では、1社ごとにヒアリングを行い、その会社自身が気づいていないところまでホームページの目的を明らかにし、その目標を達成・向上させるために管理すべき指標描き出すという。イベントトラッキングやクロスドメイン設定、ウェブマスターツール連携などを「基本設定」として取り入れ、「基本+拡張設定」を選べば、さらにカスタムレポート、アドバンスセグメントなどの上級機能を使い、メール設定によるKPI管理も可能になるという。提供メニューは、「コンサルティング」、「運用開始後メニュー」、「オプションメニュー」で構成。「コンサルティング」では、目標設定、イベントトラッキング、クロスドメイン設定、キャンペーン効果測定、ウェブマスターツール連携、ユーザー管理・権限設定等を提供する「基本コンサルティング」や、これに加え、クロスデバイス計測、参照元除外リスト、カスタムレポート作成、アドバンスセグメント作成、インテリジェンスイベント(KPI設定)等を提供する「基本+拡張コンサルティング」がある。「運用開始後メニュー」では、「Googleアナリティクス 相談・アドバイス」や専門家が毎月GAデータを抽出しレポート化し、直すべき点、伸ばすべき長所の指摘から具体的な改善方法までアドバイスする「独自レポート作成(月1回)」を提供する。「オプションメニュー」では、ヒアリングにより目標のマップを描き、KPIを整理する「目標立案コンサルティング」を提供する。
2015年12月07日Androidの生みの親として知られる元GoogleのAndy Rubin氏が、再び携帯電話ビジネスに戻ってくるという噂が持ち上がっている。Androidプラットフォームを開発し、かつては買収前のDangerでユニークな端末の開発も行っていたRubin氏だが、次のビジネスは再び携帯端末の世界になるとみられる。同件はThe InformationでAmir Efrati氏が関係者の話として報じている。それによれば、Rubin氏は最近になりAndroid携帯ビジネスへの復帰をほのめかしており、実際に新会社設立に向けた人員確保に乗り出しているという。同氏は2013年にGoogle内部の事業部改編の中でAndroidビジネスを離れ、ロボティクス分野担当となっていた。その後、2014年秋に同社を離れ、翌2015年春に自身の新事業であるPlayground Globalを立ち上げた。Playgroundはハードウェア開発会社支援のいわゆるベンチャーキャピタル(VC)であり、今回噂になっているAndroid携帯の新会社もまたPlaygroundの出資機構を使うようだ。なお、立ち上げ時は4800万ドルの資金を扱うといった断片的な情報しかなかったPlaygroundだが、準備期間を経て半年以上が経過したことで、少しずつ規模が大きくなっているようだ。アップデートされたLinkedInのプロフィールによれば、現在本社はロスアルトスからパロアルトへと移っており、会社の従業員規模も51~200人となっている。The Informationによれば、資金規模も3億ドルまで増加しており、比較的近いうちに何らかの情報アップデートが行われることになるかもしれない。そのときを楽しみにしておこう。
2015年12月04日米Googleが「Trial Run Ads」という新しい広告フォーマットを発表した。ストリーミングでゲームを配信し、アプリをインストールすることなく、ユーザーが広告から実際のゲームを試遊できる。アプリストア以外の場所でモバイルアプリをアピールするためにディスプレイ広告などを利用する開発者が多いが、インストールするだけで満足して一度も遊ばないユーザーが少なくないという。Trial Run Adsは、ユーザーが広告から「TRY NOW」ボタンをタップして、しばらく待つだけですぐに遊べるようになる。試遊時間は60秒。実際のゲームのデモを体験することで、ユーザーは不要なゲームのインストールを避けられ、ゲーム開発者はゲームを気に入ってインストールし、実際に遊ぶユーザーを効率的に増やせる。Androidアプリのストリーミング配信はGoogleが11月に提供開始したばかりの技術で、現在は米国におけるベータ提供にとどまっている。配信はユーザーが良好なWi-Fiネットワークに接続している時に限られ、Android LollipopまたはMarshmallowで動作する端末が配信対象になる。
2015年12月04日Googleは12月2日(米国時間)、「Google Cloud Platform Blog: Google Cloud Vision API changes the way applications understand images」において、画像を解析して表示されている内容や顔、印字されている文字列などを解析するための新たなAPI「Google Cloud Vision API」を発表した。このAPIでは機械学習に基づいたデータ解析に対応しており、手軽に画像を活用したアプリケーションの開発を実現する。「Google Cloud Vision API」は簡素で扱いやすいREST APIとして実装されている。指定された画像を数千のカテゴリに分類することができるほか、顔認識(どのような感情の顔であるかも識別)、画像内部に納められている文字列なども認識するとされている。現在はAPIクエリの内部に画像データを埋め込む必要があるが、将来のバージョンではGoogle Cloud Storageとの連携機能も提供するとしている。「Google Cloud Vision API」はさまざまなアプリケーションに大きな影響を与える可能性がある。リアルタイムに画像を認識しての処理が可能になることから、フォトデータの整理といった機能から、ロボットや拡張現実における認識機能としても活用が期待できる。
2015年12月04日米Googleは12月3日(現地時間)、Google Cardboardに対応した3Dパノラマ写真を簡単に撮影できるAndroidアプリ「Cardboard Camera」をリリースした。Cardboard Cameraの対応環境はAndroid 4.4以上。ポートレートモードで端末を持ち、パノラマ写真を撮るのと同じように左から右にゆっくりとスマートフォンを動かして撮影する。音声を録音することも可能。GoogleはCardboard Cameraの3Dパノラマ写真をVR(バーチャルリアリティ)写真と表現している。Google CardboardはGoogleが公開しているVRヘッドマウントディスプレイ仕様で、段ボール紙やレンズなど身近な材料を使ってVRディスプレイを自作できる。スマートフォンをCardboardディスプレイに装着し、Cardboard Cameraで撮影した写真をVRディスプレイモードで見ると、奥行きのある画像とサウンドのバーチャルリアリティで、その場に立っているかのように撮影した瞬間を体験できる。
2015年12月04日Googleは1日、2015年のサンタクロース追跡サイト「Google Santa Tracker」を公開した。「Google Santa Tracker」は、Googleがクリスマス時期に公開する特設サイト。クリスマスまでの日数をカウントダウンできるカレンダーや、クリスマスまで毎日1つずつ公開されるミニゲームや動画などのコンテンツ、各国のクリスマスの祝い方などを紹介している。クリスマスイブとなる24日は、Googleマップ上でサンタの居場所をトラッキングしていく予定。「Google Santa Tracker」Android向けアプリでは、Google CardboardやAndroid TV、Android Wearにも対応する。アプリの対応OSはAndroid 4.0.3以降。
2015年12月02日米Googleは12月1日(現地時間)、世界最高峰と呼べるようなオーケストラの演奏や演劇のパフォーマンスを舞台から360度のパノラマで鑑賞できる「Step on stage」の提供を開始した。同社は20カ国以上の60を超える芸術・文化団体との協力でパフォーミングアーツをテーマとしたオンラインギャラリーをGoogle Cultural Instituteで公開し、その中に360度パノラマのインタラクティブコンテンツも用意した。1日時点でStep on stageで楽しめるのは、カーネギーホールでのフィラデルフィア管弦楽団による「ペール・ギュント」、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の「交響曲第9番」のリハーサル、サンパウロ市立劇場での「ローエングリン」のリハーサル、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「ヘンリー五世」など。パフォーマンスは複数のカメラで収録されており、ユーザーはカメラを切り替えて舞台の上を移動できる。なお、Google Cultural Instituteのパフォーミングアーツでは、神話や歌舞伎、武者などを題材に作られた巨大な山車燈籠が練り歩く「青森ねぶた祭」が世界の演劇の一つとして紹介されている。
2015年12月02日米Googleが同社の画像検索サービスに、モバイルでWebの画像をブックマークする機能を追加した。モバイルブラウザを使ってGoogleアカウントにログインした状態で画像を検索し、結果の画像で「SAVE」ボタンをタップしてブックマークする。ブックマークした画像があるとGoogleの画像検索ページに「VIEW SAVED」というボタンが浮かぶようになり、タップするとブックマーク画像の一覧ページが開く。ブックマークは大きなサムネイルで並び、メモを追加したり、タグを付けて「Collection」にまとめることが可能。ブックマークを活用することで、画像のダウンロードやスクリーンショット撮影などを行わずにWebから画像を収集でき、「ハロウィーンの仮装アイディア」「新しいヘアカット候補」というようにテーマごとに見やすく整理できる。人気の高い画像収集・共有サービスPinterestを意識したサービスとも指摘されている。
2015年12月02日米Googleが10月初旬に発表した「Accelerated Mobile Pages (AMP)」だが、来年2016年初頭にも同技術を用いたコンテンツがGoogleのWeb検索で配信開始されると説明している。AMPは従来のWebコンテンツをモバイル端末向けに高速配信するための仕組みで、表示形態は従来そのままながら、インターネットからの読み込みや表示は半分以下の時間で済むという。同件は11月24日(米国時間)付けで、AMP ProjectのBlogページで紹介されている。表現のリッチ化やスクリプトの多用で年々重くなるWebページだが、モバイル端末向けのWebニュース記事を中心に素早くコンテンツにアクセスしたいという需要はあり、元の可読性を損なわずにコンテンツの読み込み速度を向上させるべくスタートしたのがGoogleのAMPだ。プロジェクトはオープンソースとしてGitHubで公開されているほか、デモを含む詳細はプロジェクトのトップページで確認できる。その特徴は、ビデオ動画や各種広告などコンテンツ配信者の収益源を損なわずにコンテンツ配信が可能な点で、すでに複数のコンテンツパートナーや広告配信事業者が賛同を表明している。前述のように検索結果の中にコンテンツを出現させたり、あるいはSNSやBlogプラットフォームと組み合わせたりと、今後の応用が期待される。AMPは発表時からFacebookの「Instant Articles」とよく比較されているが、こちらは前述のようにWebニュースコンテンツを素早くモバイルのFacebookアプリ上で見るための仕組みで、広告配信のほか、SNSの特徴を活かしたコメントや記事共有がセールスポイントになっている。説明によれば、従来方式と比較して最大10倍の読み込みスピードを実現しているという。Instant Articlesは当初それほど注目を集めていなかったものの、現在では配信パートナーも増え、コンテンツ事業者にとって必ずしも無視できない存在となっている。またWall Street Journalによれば、現在シンガポールを拠点にInstant Articlesのアジア展開をFacebookが計画しているということで、遠からずGoogleと並んでコンテンツの新しい配信形態として注目を集めることになるかもしれない。
2015年11月27日Googleは、映画「スター・ウォーズ」シリーズ最新作の公開に先駆け、検索画面に仕掛けを施した。「a long time ago in a galaxy far far away」と検索すると、スター・ウォーズシリーズのオープニングシーンを思わせる画面が表示される。「a long time ago in a galaxy far far away」は、映画「スター・ウォーズ」シリーズのオープニングシーンに登場する文章。Web検索すると、背景が黒くなり、オープニングシーンのように下から上へと検索結果がスクロールする演出が見られる。スクロールする検索結果をクリックすると、そのままリンク先へ遷移可能。右上に表示された一時停止ボタンをクリックするとスクロールが一時停止するほか、バツボタンをクリックすれば、通常の検索画面に。この演出は、PCのほかスマートフォンのGoogle検索でも楽しむことが可能だ。Googleでは、このほかGoogleのアプリやサービスのデザインをスター・ウォーズ仕様に変更するWebサイトも公開している。
2015年11月24日Googleは23日、12月18日に劇場公開する映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(Star Wars: The Force Awakens)を記念し、GmailやGoogleマップ、YouTubeなどの同社アプリがスター・ウォーズ仕様になる特設サイトを公開した。「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は、約10年ぶりの「スター・ウォーズ」シリーズ最新作として、2015年12月18日18時30分に一斉公開する映画。Googleの特設サイト(google.com/starwars)は、ルーカスフィルムやディズニーとコラボレーションし、スター・ウォーズの世界をイメージした「ライトサイド」と「ダークサイド」の2つのGoogleエクスペリエンスを用意。ユーザーがGmailアカウントにログイン後、どちらかのエクスペリエンスを選択すると、同アカウントに紐付いたGoogleマップやYouTube、ChromeといったGoogleのエクスペリエンスがスター・ウォーズ仕様に変更される。なお、全アプリがスター・ウォーズ仕様となるには、数時間かかる場合があるという。サイドの選択は特設サイトで変更できるほか、通常のGoogleエクスペリエンスに戻すこともできる。なお、何もしない状態でも、2016年2月1日になると自動的に通常のエクスペリエンスに戻る。対象のGoogleサービスは、Google検索、Chrome、Google Now、Gmail、Inbox、Googleカレンダー、Googleマップ、Google翻訳、Chrome、Waze、YouTube、Android Wear、Chromecast。Chrome、Gmail、YouTubeの3サービスは、PC版のみエクスペリエンスが変更される。対応端末は、Androidデバイス、iOSデバイス、Mac、Windows PC、Chromebookなど。
2015年11月24日米Googleは11月23日(現地時間)、Android向けの統合開発環境(IDE)の最新バージョンとなる「Android Studio 2.0」のプレビュー版を公開した。リクエストが多かったというアプリの高速な構築と実装に関連した機能強化がされている。「Android Studio 2.0」の目玉機能は、「Instant Run」。アプリの構築と実装を高速化するもので、コンパイル、パッケージ、インストールを行う。ソースコード側で変更を加えた後に「Run」ボタンを押すと、変更を起動中のアプリに実装するという。2.0で新規プロジェクト作成したものについてはInstant Runが自動で有効になるが、設定画面の「Build, Execution, Deployment」から機能のオン・オフを設定できる。Googleは、端末やエミュレーターで変更を瞬時に反映して確認できるため、開発の効率化が図れ実装ワークフローを大幅に改善する機能だと説明している。このほか、OpenGL ESコードのプロファイル作業を支援する「GPU Profiler」も早期プレビュー版として加わった。OpenGLのステートとコマンドについての詳細がわかり、セッション全体の記録をとることができる。GPU Profilerの利用には、Android Studio SDK Managerから「GPU Debugging Tools」をダウンロードする必要がある。Android Studio 2.0のプレビュー版はLinux、Mac OS X、Windowsをサポート、Canary Channelよりダウンロード可能。
2015年11月24日米Googleが同社製品のデザインや利用体験を、スター・ウォーズをテーマにしたものに変える「スター・ウォーズ エクスペリエンス」を開始した。2つのエクスペリエンスが用意されており、ユーザーは「ライトサイド」か「ダークサイド」を選択する。12月18日にスター・ウォーズ シリーズの最新作「スターウォーズ/フォースの覚醒(原題:Star Wars: The Force Awakens)」が公開されるのに合わせて、GoogleはLucasfilm/Disneyと協力してスター・ウォーズ エクスペリエンスを作り上げた。Googleエクスペリエンスをスター・ウォーズ エクスペリエンスに変更するには、google.com/starwarsにアクセスし、ライトサイドまたはダークサイドを選択する。しばらくすると、ユーザーのGoogleアプリが選択したサイドのスター・ウォーズ エクスペリエンスに変わる。対象となるGoogle製品は、Google検索、Google Now、Gmail、Inbox、Googleカレンダー、Googleマップ、Google翻訳、Chrome、Waze、YouTube、Android Wear、Chromecastなど。Androidデバイス、iOSデバイス、パソコン(Windows、Mac、Chromebook)などで利用できるが、Chrome、Gmail、YouTubeはパソコン版のみになる。スター・ウォーズ エクスペリエンスに変更しても、スター・ウォーズ関連の情報提供(例: カレンダーへの関連イベント追加)を除いて、ユーザーが利用しているサービスの機能には影響しない。エクスペリエンスを変更したい場合は、スター・ウォーズ エクスペリエンスのページから元のGoogleエクスペリエンスに戻したり、違うサイドに変更できる。スター・ウォーズ エクスペリエンスの提供期間は来年1月末まで、2016年2月1日には元のGoogleエクスペリエンスに戻る。
2015年11月24日Googleは20日、動画共有サービス「YouTube」の動画投稿者向けに、新しい翻訳機能を発表した。追加された翻訳機能は、コミュニティによる字幕作成や、動画のタイトル・説明の翻訳機能、有料の「翻訳マーケットプレイス」の3種類。多彩な分野の専門家がプレゼンテーションを行なう「TED」のYouTube動画などで先行実装されていた機能となる。コミュニティによる字幕作成は、ユーザー(コミュニティ)の協力で字幕を翻訳し、動画に追加できる機能。ユーザーの視聴設定に沿った字幕が表示されることで、世界中の視聴者が動画を楽しめるようになる。この機能を利用するには、設定から「字幕への協力」を「有効」にする必要がある。コミュニティメンバーにより字幕が投稿されると、YouTubeやユーザー、動画投稿者により、適切かどうかの審査が行われたのち公開される。動画投稿者は字幕に対し、編集、公開、報告、不承認の操作で管理できる。なお、承認された字幕は動画所有者のものとなるが、投稿した字幕は投稿者が管理ページで管理できる。動画のタイトルや説明を翻訳する機能では、動画タイトルやチャンネル説明、再生リストのメタデータを、メニューの設定で翻訳できるようになる。こちらは人的な作業ではなく、機械翻訳となる様子だ。また、翻訳マーケットプレイスでは、動画の管理画面で翻訳したい言語を選び、翻訳ベンダーを選択し規定の料金を支払うと、プロの翻訳者に発注できる。翻訳後はYouTubeが自動的にコンテンツをアップし、投稿者に確認メールを送信する。
2015年11月20日米Googleは11月18日、モバイルでのGoogle検索機能を強化し、Facebookなど同社以外のアプリからの情報を表示できるようにした。インストールしていないアプリについては、ストリームでアクセスできるオプションを提供する。モバイルでの検索についてGoogleは、ユーザーの探している情報がモバイルアプリ内に多いと指摘。Googleは2年前からアプリ内コンテンツのインデックスを開始しており、現在1,000億件以上のディープリンクがあるという。これには、Facebook、Instagram、Airbnb、Pinterestなどの人気サービスも含まれるとのことだ。同社は、すでにAndroid上で行うGoogleの検索結果にアプリからのコンテンツを表示しているが、これらはWeb版サービスが展開されているものに限定されていた。今回これを拡大し、アプリにしかないコンテンツも対象とし、“アプリファースト”の検索結果も表示する。検索範囲はユーザーがインストールしていないアプリも含まれている。そのため、インストールしていないアプリにアクセスするための機能として「Stream」ボタンを用意。これをタップすることでモバイルアプリのストリーミングバージョンを利用できるようになり、アプリをインストールせずとも、すぐに必要な情報が閲覧可能になる。
2015年11月19日米Googleは11月18日(現地時間)、モバイルアプリからの情報をGoogle検索で提供する機能を強化するアップデートを行った。ユーザーが端末にインストールしていないアプリが扱う情報も検索結果に表示し、ストリーミングによってアプリの機能を利用できるようにする。スマートフォンやタブレットではアプリからオンラインサービスを利用するユーザーが多く、Webの情報をインデックス化してきたGoogleにとってアプリ内の情報を検索の対象にすることが大きな課題になっている。同社は2013年末にいくつかのパートナーと共にアプリのコンテンツのインデックス化を開始し、現在は1000億を超えるディープリンクを実現している。対象には、Facebook、Instagram、Airbnb、Pinterestといった人気アプリが揃っている。しかしながら、Google検索でアプリ内の情報を活用できるのは、ユーザーが端末にアプリをインストールしているか、またはアプリのベンダーがWeb版を用意している場合に限られる。今日ではモバイルアプリのみで提供されているオンラインサービスも多く、Google検索の新しい機能はそうしたアプリとGoogle検索ユーザーを結びつける試みである。現在アプリのストリーミング機能は、ホテル検索・予約アプリの「HotelTonight」、アウトドア情報の「Chimani」、星占い「Daily Horoscope」、ニューヨークの地下鉄マップ「New York MTA Subway Map」など、少数のパートナーによってサポートされている。たとえば、サンフランシスコを旅行する際にホテルを検索すると、結果にHotelTonightアプリが扱う情報もリストされる。HotelTonightはWeb版を持たないため、同サービスを通じてホテルを予約するにはアプリをインストールしなければならなかったが、Google検索の結果にはHotelTonightの情報に「Stream」マークがついている。タップするとストリーミング版アプリのローディングが始まり、そのまま予約を完了できる。ストリーム版のアプリの使い心地が良ければ、ワンタップでアプリをインストールすることも可能。アプリのストリーミングは、まだ「実験的な提供」の段階であり、利用もユーザーが良好なWi-Fiネットワークに接続している時に限られる。ベータから正式版へと成長できるかは分からないが、ストリーミングに限らず、Googleは今後、"アプリ・ファースト"なコンテンツをGoogle検索で提供する方法を強化していくとしている。
2015年11月19日Googleは11月17日(米国時間)、写真サービス「Googleフォト」で管理する写真や動画のストレージ消費をユーザーがより効率的にコントロールできるアップデートの提供を開始した。モバイルアプリには、バックアップ済みの写真や動画をまとめて端末から削除できる機能を追加。Web版には、オリジナル品質で保存した写真を高品質に変換する機能を用意した。バックアップ済みの写真や動画を端末から一括削除する機能は、17日からAndroidアプリでロールアウトが始まり、まもなくiOSアプリにも追加される。一括削除は、アプリの設定に追加される「Free Up Space」というボタンから行う。誤ってオリジナルを削除してしまわないように、削除を実行する前に再度確認が表示される。Googleフォトへの保存には、撮影した写真をそのまま保存するオリジナル(元のサイズ)品質と、16メガピクセル以下で品質を保ちながら圧縮保存する高品質の2つの方法を選べる。今後は高品質保存に設定しているユーザーに対しても、端末のストレージの残り容量が少なくなってきたことを知らせるアシスタントカードを表示する。これまでストレージの残り容量に関するアシスタントカードは、ストレージ管理により気を配る必要があるオリジナル品質設定のユーザーのみに提供していた。またアップデートには、SDカード・スロットを備えたデバイスで、SDカードに保存した写真を削除する修正が含まれる。これによってGoogleフォトで削除したはずの写真が端末で表示され続ける問題が解消する。Googleフォト内のオリジナル品質写真を高品質にダウングレードできるオプションは、写真がクラウドストレージを消費するのを節約したいユーザーの要望に応える機能追加だ。高品質設定ではGoogleフォトに保存できる写真数に制限はないが、オリジナル品質の写真はユーザーのGoogleドライブ・ストレージを消費する。オリジナル品質で写真を保存してきたユーザーが高品質に切り替えた場合、それまでにオリジナル品質でアップロードした写真も高品質に変えるには再アップロードするしかなかった。アップデート後はGoogleフォトの設定の「Recover Storage」をクリックすると、オリジナル品質の写真が高品質に変換され、オリジナル品質の写真が消費していたGoogleドライブ・ストレージが空き容量になる。
2015年11月18日米GoogleがGoogleマップのローカルガイド・プログラムの特典制度を拡充した。レビューなどで獲得できるポイントを貯めて、レベル4に達するとGoogleドライブの1TB無料アップグレードを獲得でき、レベル5ではローカルガイドサミットに参加する権利を得られる。ローカルガイドは、ローカルの口コミ情報をGoogleマップでシェアするユーザーの世界的なコミュニティだ。プログラムのページで登録して参加する(18歳以上)。ポイントの対象になる活動は、クチコミ(レビュー)投稿、写真アップロード、新しい場所の追加、古い情報の修正、質問への回答の5つ。1つの場所における各活動に対して1ポイントが提供されるので、1つの場所で最大5ポイントまで獲得できる。ポイントを貯めるとレベルが上がり、レベルに応じて参加者は以下のような特典を得られる。レベル1 (0~4ポイント):メンバー限定のコンテストに参加可能(対象の国・地域において)。ローカルガイドの月刊ニュースレターで様々な情報を入手でき、またGoogle主催のワークショップやハングアウトに参加できる。レベル2 (5~49ポイント):Google の新しいサービスや機能を一般リリース前に試用できる。レベル3 (50~199ポイント):Googleマップにローカルガイドの公式バッジが表示され、Google+の限定コミュニティで他のメンバーと交流できる。Googleが主催するイベントに招待される可能性も。レベル4 (200~499ポイント):Googleドライブ・ストレージの無料1TBアップグレード。レベル5 (500ポイント以上):2016年に開催予定のローカルガイドサミットへの参加を申し込める。同サミットでは世界中のトップガイドと親交を深められ、またGoogleマップに関する最新情報を得られる。ポイントやレベルはモバイルアプリ(Android、iOS)やWeb版のGoogleマップで確認できる。「自分の投稿」タブには他にも、ユーザーの行動範囲におけるTo-Do (投稿のおすすめ)、共有した写真の閲覧数などが表示される。
2015年11月17日●目覚まし時計の再定義Cerevoは16日、Googleカレンダーと連携する、Bluetooth搭載アラーム装置「cloudiss」(クラウディス)を発表した。iPhone経由でGoogleカレンダーの予定を解析し、朝の最も早い予定に合わせて自動的にアラームを設定・作動できる。同日から直販サイトで販売開始。価格は税別12,800円前後。出荷は11月中を予定する。「cloudiss」は、Bluetooth 4.0 Low Energyで接続する、iPhone連携型のアラーム装置。本体は時計機能、操作ボタンが省略された、アラームに特化した小型デバイスで、iPhoneとペアリングし、専用アプリからアラーム時刻の設定や音量調整といった全操作を行なう。また、アラームを止めるボタンも搭載しないため、鳴り続ける音を止めるには、"本体をシェイクする"というユニークな方法が採られていることも特徴だ。本体サイズは36.5×91.5mm、重量は約51g。電源は内蔵バッテリ(250mAh)で、充電端子はmicroUSB。充電時間は約2時間30分で、一度の充電で約21日間駆動する。専用アプリはiOS 8.3以降に対応。●スマホの歴史の中で、アラームだけが進化なし当日開催された発表会には、Cerevo代表取締役の岩佐琢磨氏が登壇した。岩佐氏は、「スマートフォン歴史の中で、アラーム機能の進化がほとんど無い」と、cloudissの開発背景を説明した。スマートフォンのアラーム機能の欠点として、自分でセットしなければいけない点、音が小さい点を挙げ、「自分も含め、アラーム音の大きい、通常の目覚まし時計と併用している人も多いだろう」と、現状の不満点を紹介。一方で、音量の大きい目覚まし時計は、大きさや重さの点で出張時に持って行けないなど、携帯性に難があるとした。そこで今回、これら欠点をカバーした「cloudiss」が開発されたという。大きな特徴として、「Googleカレンダー連携による全自動でのアラームセット」「携帯性」「大音量」「ガジェット感のないデザイン」の4点がある。Googleカレンダーとの連携は、登録している予定のうち、朝の最も早い予定にあわせて自動的にアラームが設定される。例えば朝9時に開始する会議の予定を登録していた場合、朝9時にアラームが鳴ることになるが、通勤や身支度などに必要な時間を考慮し、予定から指定時間分早くアラームを作動させる「オフセット」機能も用意する。アプリと同期できるGoogleカレンダーの期間は1週間。音量については、同社調べでiPhoneの3倍程度の音量を実現したという。音量はアプリのスライダーで調節でき、下部のスピーカーから再生される。音の再生方向を前方へ集約し、より大音量で鳴らせる専用スタンドも12月に発売する。●最大80回 - アラームは"シェイク"で停止操作ボタンを排した本体で音を止めるには、本体を一定回数シェイクする必要がある。この"ボタンを押して止まらない"機能は、岩佐氏が「個人的に欲しかった」というもので、二度寝を防止し、完全に目を覚まさせるためのものだ。このシェイクに関しても、アプリで「シェイク回数」と「シェイクレベル(振る強さ)」を設定できる。「シェイク回数」はEASY/NORMAL/HARDの3段階のレベルが用意され、EASY時で約6~7回、HARD時で約80回のシェイクが必要。「シェイクレベル」はEASY/NORMAL/HARD/VERY HARDの4段階で設定でき、EASY時で約2G程度、HARD時では約7G程度という、ちょっとした運動になりそうな設定も可能。ちなみに、シェイクは本体の加速度センサーで感知するため、振り方によって実際に振った回数と検知回数が異なる場合がある。携帯性およびデザインについては、本体重量を51gに押さえたほか、アルミ削り出しのボディに天然ウォールナット材のキャップを設置。通常は端子を隠し、キャップ部分をひねると充電端子や電源ボタンといった操作ボタンが現れる機構とした。本皮製のストラップも備え、ビジネスバッグなどに掛けられる利便性と、上質感を演出したとする。岩佐氏によると、「cloudiss」は、同社が展開するクラウドファンディング「CEREVO DASH」で2012年に支援を募った「Alarm BRICK」がベースという。「Alarm BRICK」は目標金額に達しなかったプロジェクトだったが、操作ボタンを排し設定をサーバ経由で行なう、Googleカレンダーなどと連携し自動でアラームを鳴らす、といった同機のコンセプトを、cloudissも継承している。岩佐氏は、「デザインや機能、価格などの課題があって(Alarm BRICKは)当時は受け入れられなかったのかなと。今回は社内でいろいろ検討して、この2015年にcloudissが生まれた」と語った。
2015年11月16日米Googleは14日(日本時間)、同社のメッセージ・動画・音声通話アプリ「ハングアウト」で、フランスへの国際電話を無料にしたと、同社のTwitterアカウントで告知した。14日にフランス・パリで発生した同時テロ事件をうけたもの。なお、「ハングアウト」アプリでフランスへ国際電話をかける場合、通常では、携帯電話宛てで1分あたり3セント、固定電話宛てで1分あたり1セントのの通話料が必要となる。We’ve made international calls to France free via Hangouts. #ParisAttacks Android→ → — Google (@google) 2015, 11月 14パリ同時テロ事件に関しては、Facebookでも「Facebook災害情報センター」に情報を掲載し、自身や友達の安否情報を共有できるようにしている。「Facebook災害情報センター」は、災害時に利用者の安否や災害情などを共有できる機能で、2014年10月に搭載された。
2015年11月14日Googleは11月12日、ここ3年間のメールセキュリティの脅威について、トレンドをまとめたリサーチを発表した。大学と共同で作成したもので、暗号化や認証などで改善が見られるものの、新しい脅威も浮上しているという。発表した報告書「Neither Snow Nor Rain Nor MITM ...An Empirical Analysis of Email Delivery Security」(雪でも雨でもなく、中間者攻撃でもなく……メール配信セキュリティの実証分析)は、ミシガン大学とイリノイ大学と共同で2013年からメールセキュリティがどのように進化したかを測定し、その結果をまとめたもの。対象にしたのはGmailだが、内容はそれ以外のメール全体に応用できるとしている。結論として、メールの安全度は業界全体として強化されているという。それを示すものとして、暗号化されたメールが増えていることや認証側の強化などを挙げている。たとえば、Gmailが非Gmailを利用する送信者から受け取ったメールのうち暗号化されたメールの比率は、2013年12月に33%だったのが2015年10月には2倍近くの61%に増えたという。Gmail送信者が非Gmail受信者に送るメールのうち、TLSを利用して暗号化されていたものは2013年12月には60%だったのが、2015年10月には80%に増えている。一方の認証側では、Gmailにやってくるインバウンドメッセージのうち94%が、DKIMやSPFといったメールのドメイン認証メカニズムを持っていたという。このようなメール認証はフィッシングなどの防止に役立つと言われている。一方で、新しい課題も報告されている。その1つとして、SSL通信の開始要求を改ざんすることでメッセージの暗号化を不可能にする地域があるとしており、業界団体The Messaging, Malware and Mobile Anti-Abuse Working Group(M3AAWG)と協業しながら働きかけていくとしている。また、誤ったルーティング情報をメールサーバーに発行する悪意あるDNSサーバーを発見したことも報告している。これを「意図的に間違った電話番号を掲載している電話帳」と例えており、まれではあるものの、攻撃者がメッセージを検閲・改ざんできてしまうとして危惧を表明している。なお、これらの脅威はGmailユーザー同士の通信では影響ないとしている。
2015年11月14日Googleは11月11日、Androidアプリ「Google Play ゲーム」において、プレイ動画の録画機能を日本でも導入したと発表した。「Google Play ゲーム」は、Android端末でプレイしたゲームのスコアや実績を管理できるプラットフォーム。米Googleは10月28日(現地時間)に、アメリカ・イギリスにおいてプレイ動画の録画機能を追加するとアナウンスしていたが、このたび日本でも導入された。プレイ動画の画質は720pと480pの2種類から選択。スマートフォンのフロントカメラとマイクを使うことで、プレイ動画の録画中にユーザーの顔と音声を同時収録できる。録画終了後はアプリ上で動画を編集し、YouTubeにアップロードすることも可能だ。(記事提供: マイナビニュース・携帯ch)
2015年11月13日Googleは11月11日、Androidアプリ「Google Play ゲーム」において、プレイ動画の録画機能を日本でも導入したことを発表した。「Google Play ゲーム」は、Android端末でプレイしたゲームのスコアや実績を管理できるプラットフォーム。米Googleは10月28日(現地時間)に、アメリカ・イギリスにおいてプレイ動画の録画機能を追加するとアナウンスしていたが、このたび日本でも導入された。プレイ動画の画質は720pと480pの2種類から選択。スマートフォンのフロントカメラとマイクを使うことで、プレイ動画の録画中にユーザーの顔と音声を同時収録できる。録画終了後はアプリ上で動画を編集し、YouTubeにアップロードすることも可能だ。
2015年11月11日