Googleは4月2日(米国時間)、「Google Developers Blog: FlatBuffers 1.1: a memory-efficient serialization library」において、FlatBuffersの最新版となる「FlatBuffers 1.1」を公開したと伝えた。FlatBuffersは2014年に最初のバージョンが公開されたシリアライゼーションライブラリ。メモリの利用効率が高く、データを読むためにパースしたり追加のメモリを確保したりする必要がないという特徴がある。FlatBuffers 1.1の主な特徴は次のとおり。Java APIを大幅に書き換えデフォルトの状態でC#とGoのサポートを追加想定されていない状況でFlatBuffersを使う機能の実装Protocol Buffersからの移行を補助する機能の実装フィールドIDの手動割り当て機能の実装FlatBuffersはクロスプラットフォームで動作するシリアライゼーションライブラリ。複数のプラットフォームおよび複数のプログラミング言語をサポートしている。もともとC++で開発していたパフォーマンスの要求されるゲームアプリケーション向けに用意されたライブラリだが、このライブラリそのものはゲームに限らずさまざまなシーンで有効的に活用できる。
2015年04月06日NRIネットコムは4月3日、Googleの広告配信プラットフォーム「DoubleClick Digital Marketing」を活用した統合的なデジタルマーケティング支援サービスの提供を開始したと発表した。DoubleClick Digital Marketingは、Googleアナリティクスプレミアムのデータ解析結果を起点とした、さまざまなデジタル広告配信を実現し、配信結果をタイムリーに改善・検証することが可能な広告配信プラットフォーム。同社では、Googleクラウドプラットフォームをサポートするエンジニアチームも整備しており、Googleアナリティクスプレミアム、DoubleClick Digital Marketingプラットフォーム、Googleクラウドプラットフォームを合わせて提供することで、デジタル施策の結果データ収集、解析・検証から、検証の結果をもとにしたデジタル施策・広告の配信、企業個別の要件を満たす分析基盤の構築まで一貫してサポートできる統合的なデジタルマーケティング支援サービスを提供する。DoubleClick Digital Marketingプラットフォーム支援サービスの内容は下記のとおり。DoubleClick Campaign ManagerDoubleClick Bid ManagerDoubleClick SearchDoubleClick Rich MediaこれらとGoogleアナリティクスプレミアム、Googleクラウドプラットフォームと連動させた活用支援を行っていくという。
2015年04月03日Marketoは4月2日、同社の「エンゲージメントマーケティングプラットフォーム」とGoogle AdWords、Google アナリティクスとの連携ソリューションを発表した。これにより、マーケターは、新規見込客の獲得や販売・商談、ロイヤルカスタマー化といった顧客接点における、より詳細で広範な広告の成果測定と、デジタルマーケティングプログラムの構築が可能となる。同ソリューションでは、プラットフォームに記録されている見込み客のデータや、所属企業の属性・プロファイルを参照でき、関心が高そうな潜在顧客に向けパーソナライズされた広告を配信することができる。また、見込み客のスコアや商談化の可否といった、オフラインのコンバージョン情報をMarketoからAdWordsにエクスポートでき、Google AdWordsのビジネスインパクトを売上や利益といったビジネス成果として数値化・最大化することが可能なほか、入札金額や出稿予算や注力すべきポイントを把握することで、ビジネスインパクトの大きいキーワードに広告出稿を集中し、費用対効果の向上を実現する。さらに、データベースに登録済みの見込み客だけでなく、まだ匿名状態のWeb訪問顧客の企業属性やプロファイルデータといったMarketo上のデータを、Googleアナリティクスと連携することで、ナーチャリングのプロセスを通じ、見込み客の行動がどのように変化していくかをより詳細に分析し、最適な広告の配信を行うことが可能だ。
2015年04月03日Googleは4月1日、腕にくくりつけることで携行できるウェアラブルデバイス「Google panda」を発表した。対話型感性インテリジェンス機能を搭載し、話しかけることで様々な質問に音声で答えてくれるという。Google pandaは話しかけると0.3秒以内に答えてくれ、50カ国語に対応した音声検索デバイス。Googleによると、つぶらな瞳と、やわらかく丸みを帯びたデザイン、かわいさを妥協なく追求したとし、腕にくくりつけることで携行性もバッチリ。ぬいぐるみらしく耐衝撃性にも優れているという。本件はエイプリルフール用のネタだが、知育玩具としては本当にあってもよさそうな製品かもしれない。
2015年04月01日4月1日、Googleは同社が提供するIME「Google 日本語入力」のための新たなデバイス「Google 日本語入力ピロピロバージョン」を発表した。同デバイスは、ユーザーの吐息の量をピロピロの長さに変換することによって可視化し、その長さを赤外線センサで読み取ってBluetooth送信することで、文字入力を可能にするというもの。Googleは、これまでも快適な文字入力環境を実現するために、これまでもなど多様なキーボード/デバイスを提案してきたが、そうした試みは「固定観念に囚われていた」として、手による入力に頼らないデバイスの開発に取り組んだという。また、発売日や価格は市場調査の結果を踏まえて判断するとのこと。開発期間は丸1年に及んでいるにもかかわらず、「自作できますか?」との問い合わせに対しては、基板の回路や3Dプリンタの出力用データを含めて「まるっとオープンソースにしています」と回答している。ソフトウェアの切り替えによって英数字や絵文字も入力可能になっており、漢字入力を研究するために、現在担当者が体を鍛えているとのこと。……漢字入力にはなみなみならぬ筋力がいるのだろうか……?すでにおわかりの通り、この「Google 日本語入力ピロピロバージョン」は4月1日限定のエイプリルフールネタ。だが、オープンソースは「本当に」公開されているので自作することが可能。家に3Dプリンタがない、Bluetooth モジュールを買いに行く時間がない、といった人のために、Web上で同デバイスが体験できるコンテンツ(なぜか2bit風画面)も用意されている。
2015年04月01日Googleは4月1日、Google 日本語入力をデバイス化した「Google 日本語入力ピロピロバージョン」を発表した。ピロピロバージョンは、手を使わなくても文字が入力できる画期的なデバイス。吐いた息の量をピロピロの長さに変換し、可視化。長さを赤外線センサーで読み取り、Bluetoothで送信することで文字入力を可能にした。主な仕様は26×56×400mm(ピロピロ笛展開時)で、重量は40g(電池含まず)。Bluetoothは最新の4.0ではなく、2.1 Class2を採用しているため、電池持ちが気になるところだが、動作時間は約20時間(連続使用時)としている。BluetoothプロファイルはSPPでファームウェアバージョンアップによりHIDにも対応する。電波最大到達距離は20m。使用可能な乾電池は単4アルカリ電池か単4マンガン電池、単4ニッケル水素2次電池1本。ピロピロ笛であるため、稼動音は最大で35dbとなる。センサーはCMOS測距センサーのみとなる。ピロピロは、多様化するライフスタイルに合わせるため、様々なデザインを用意。発表資料からはうさぎ型やペン型を確認できる。発売日や価格は市場調査の結果次第としているが、これまで丸1年をかけて開発してきたという。基板の回路や3Dプリンタのデータをオープンソースライセンスとして提供するため、自作も可能。入力はひらがなと英数字、絵文字の3種類。漢字入力は現在、研究中としており、担当者が体を鍛えているようだ。なお、Googleでは手元にピロピロ笛のないあなたのために、体験サイトを開設している。毎年恒例のGoogle日本語入力エイプリルフールネタということで、このニュースはエイプリルフール企画の紹介記事です。昨年はマジックハンドでした。エイプリルフール関連記事今年もやります! エイプリルフール 2015まとめ - 続々更新!!Google、パンダアップデートを超えた「Google Panda」Google、パックマン機能を採用した「Googleパックマップ」NTTドコモ、国産羊毛を採用したリアルしつじくんを呼び出せる「d-Watch」KDDIが三太郎CMシリーズをハリウッド映画化、2041年に公開へ
2015年04月01日Googleは4月1日、検索アルゴリズムを変更する通称「パンダアップデート」を超えた新たな検索インタフェース「Google Panda」を発表した。Google Pandaでは、新たなインタフェースとしてシンプルなモノクロカラーを採用。検索ボックスをなくし、世界中の小さな子供たちからお年寄りまで親しみやすいデザインに切り替えた。新デザインは、パンダのぬいぐるみとみられるインタフェースを用いており、50カ国語に対応。わずか0.3秒の応答速度でユーザーの質問に答えてくれる。従来のスマートデバイスと異なり、パンダは3つの特徴「キュート」「手のひらサイズのモバイル性」「耐ショック性」を備えている。スマートデバイスの概念から離れた「パンダ」を用いることで、誰にでも優しい検索を提供し、「デジタルデバイスに慣れていない方でも手放せなくなる」とGoogleのアジア太平洋地域統括副社長 クリス・ヤーガ氏はコメントしている。なお、パンダが可愛いことからもわかるように、このニュースはエイプリルフール企画の紹介記事です。エイプリルフール関連記事今年もやります! エイプリルフール 2015まとめ - 続々更新!!Google、パックマン機能を採用した「Googleパックマップ」NTTドコモ、国産羊毛を採用したリアルしつじくんを呼び出せる「d-Watch」KDDIが三太郎CMシリーズをハリウッド映画化、2041年に公開へ
2015年04月01日Googleは4月1日、パックマンを活用して行く手を阻む障害物を除去する新機能「Googleパックマップ」の提供を開始した。パックマップでは、ユーザーを求めてさまよう「オイカケ」や「マチブセ」「キマグレ」「オトボケ」の現在地を表示。これらのモンスターが見えたら、地図を見ながらどの方向に進むべきか、自分で判断するようGoogleは呼びかけている。パックマップはマルチデバイスにも対応しており、PCブラウザやAndroid端末、iOS端末で利用できる。ただし、パックマンを遊べる場所は限られており、Googleのヘルプによると「カウントダウンの前夜にボールを落とさないで」「272 段の階段を登ると銀河ボーナスが待っている?」といったヒントを頼りに遊べる場所を探すか、「I’m feeling lucky」を押してたどり着けるとしている。なお、どうでもいい内容からわかるように、このニュースはエイプリルフール企画の紹介記事です。Googleマップのエイプリルフールネタでは、2014年にポケモンチャレンジを発表しています。エイプリルフール関連記事今年もやります! エイプリルフール 2015まとめ - 続々更新!!NTTドコモ、国産羊毛を採用したリアルしつじくんを呼び出せる「d-Watch」KDDIが三太郎CMシリーズをハリウッド映画化、2041年に公開へ
2015年04月01日Googleマップで、実際の地図をゲームボードに変えてパックマンを遊べるようになった。「PAC-Maps」は、4月1日から期間限定でWebアプリ版、モバイルアプリ版(Android、iOS)のGoogleマップで提供される。PAC-Mapsのステージになるのは限られた場所のみで、まずはPAC-Mapsに対応している場所を、ヒントのなぞなぞなどから探し出す。例えば、ヒントの1つは「もうすぐ、ここでパックマンのビーチ サッカー ワールドカップが見れるよ」だ。Googleマップで、FIFA Beach Soccer World Cup 2015の開催地であるポルトガルのエスピーノ(Espinho)に移動するとPAC-Mapsのボタン(左下)やパックマンピンが表示される。それらを押すと地図がパックマンに変わる。モンスターは4匹。パックマンの操作はPCでは矢印キーを押し、携帯端末では指でスワイプする。5回分あるパックマンの寿命を使い切ったら「再試行」で続行するか、スコアを公開することも可能。携帯端末では「現実の世界でもう一度プレイ」をタップするとIngressの拡張現実でパックマンを楽しめる。
2015年04月01日米Googleは30日(現地時間)、Google+の「フォト」の写真や動画を、Google+とGoogleドライブの両方で表示、管理できるアップデートを行った。オプションでGoogleドライブの「マイドライブ」内に、Googleフォト用フォルダを作成する設定を行なうと、写真や動画をフォルダに入れて整理できる。今回のアップデートで、GoogleドライブでGoogle+の写真・動画の編集やファイルの管理、削除などが行えるようになった。Google+で写真を編集する場合、編集内容はGoogle+のみで表示され、Googleドライブには表示されない。Google+で編集した写真をGoogleドライブで表示するには、編集した写真をダウンロードした後、Googleドライブにアップロードする必要がある。また、Googleドライブから写真や動画を削除すると、写真や動画はGoogle+からも削除される。一方、Googleドライブで写真や動画をフォルダへ移動した場合に、フォルダ構成はGoogle+に反映されない。なお、Google+とGoogleドライブの両方に写真を保存しても容量は1回のカウントとなり、データ容量が2倍で計算されるわけではないという。
2015年03月31日米GoogleがAndroidアプリのセキュリティ対策に乗り出した。「Google Play」で公開するアプリの安全性を強化すべく、専門家によりレビュープロセスを初めて導入する。また、ユーザーに対してアプリやゲームの対象年齢を表示する取り組みも着手した。Googleが3月17日に発表した2つの取組みは「Google Playのクオリティ対策」と「ユーザーに対する対象年齢の表示」。これらは、開発者とユーザーの双方に対し、体験を改善するものだ。1つ目のGoogle Playクオリティについて、Googleでは数ヶ月前よりコミュニティを保護しアプリカタログを改善する目的で、Google Play向けに提出したアプリを公開前にレビューしているとのこと。このプロセスでは、早期段階でGoogleの開発者ポリシーに違反していないかをチェックする専門家が関わっているという。これまでGoogle Playでは人によるチェックを行ってこなかった。これに合わせて、開発者が自分のアプリの状況を把握できる「ステータス」機能も提供する。開発者はステータスにより、自分のアプリが拒否・一時停止されている理由を知ることができるという。2つ目として、ユーザー向けにアプリの対象年齢を示すグローバルコンテンツ評価システムを導入する。業界団体である国際年齢評価団体(IARC)、汎欧州ゲーム情報(PEGI)、それにオーストラリア等級審査委員会など各国ベースの評価団体にも対応し、開発者はアプリのコンテンツについてのアンケートに記入することで、自分たちのアプリやゲームに対して客観的なコンテンツ評価を受けることができるという。特定の評価機関がない地域では、汎用の年齢ベースの評価が表示されるとのこと。年齢評価は数週間でGoogle Play上に反映される予定。このプロセスは自動化されており、開発者は開発者コンソールよりアンケートに記入でき、これに関する料金は発生しない。アンケートに回答していないアプリについては、「評価なし(Unrated)」とカテゴリ化され、地域によっては特定のユーザーに対し遮断される可能性があるとしている。5月より新しいアプリと既存アプリの最新版はすべてアンケートへの回答が義務付けられる。Googleは過去1年で70億ドル以上を開発者に払ったとしており、今後もエコシステムの拡大を図るとしている。
2015年03月30日Googleは3月23日(米国時間)、「Issue 222 - google-security-research - Windows: Local WebDAV NTLM Reflection Elevation of Privilege - Google Security Research - Google Project Hosting」において、Windows 7およびWindows 8系のデフォルト設定では、WebDAV経由でNTLMリフレクション攻撃を実施することで特権昇格が実行できるという脆弱性が存在すると伝えた。この問題は2014年12月にMicrosoft側に報告されていたが、90日間の猶予期間を持ってその詳細が公開された。公開時点では、Microsoftは互換性の観点などからこの指摘を脆弱性として修正する問題とはとらえていないものと見られる。この問題を回避する方法はいくつか存在しており、手引きに従って対応を取ることが勧められている。しかし、すべてのユーザが簡単に回避策を実施できるとは言い難く、実質的には対策を行わないユーザーが多いことが予想される。今後、この情報をもとに脆弱性を悪用するマルウェアが作られたり、悪意ある行為が行われるおそれがあり、実害が検知された場合はMicrosoftからセキュリティパッチが提供される可能性もある。今後の動向に注意し、追加の情報などが発表された場合は迅速に対応することが望まれる。
2015年03月27日Googleは3月27日、日本国内の非営利団体を対象に、テクノロジーを活用して、社会問題を解決し、よりよい社会を作るアイディアを募集する取組み「Google インパクトチャレンジ」のファイナルイベント・授賞式を開催した。Googleインパクトチャレンジは日本では初の開催。これまで2014年11月に募集を開始し、3月16日にファイナリスト10組を発表、3月25日まで一般からの決選投票を受け付けた。ファイナルイベントでは、10組のファイナリストが、それぞれのアイディアを審査員にプレゼンテーション形式で披露。一般投票で選ばれた1団体、及び審査員が選んだ3団体(Women Will 賞を含む)の全4団体が受賞した。Google インパクトチャレンジ賞 グランプリ特定非営利活動法人 PADM(東京都)「みんなでつくるバリアフリーマップ」NPO 法人 Homedoor(大阪府)「GPS による治安維持とホームレス雇用の両立」Google インパクトチャレンジ Women Will 賞特定非営利活動法人マドレボニータ(東京都)「産後ケア文化をつくる」Google インパクトチャレンジ みんなのグランプリ賞NPO 法人ノーベル(大阪府)「母子家庭ネットワークの構築」Women Will 賞は、女性の活躍を支援するアイディアを応援するために、日本での開催にあわせて新設したもの。受賞4団体には、それぞれ5000万円の助成金と、Google社員による技術アドバイスなどを提供する。
2015年03月27日インティメート・マージャーは3月26日、Googleが提供するDSP「DoubleClick Bid Manager(ダブルクリックビッドマネージャー)」に外部データの提供を開始したと発表した。同DSPは、長年蓄積されたGoogleのノウハウに基づいた入札テクノロジーにおける独自の最適化ツールを駆使して作られた包括的なプラットフォームで、何十億ものインプレッションにアクセスでき、強力なオーディエンスデータやコンテキストデータを活用したシンプルでスマートなディスプレイ購入を可能にし、タイミングを逃さず適切なユーザーにアプローチできる。今回の連携により、インティメート・マージャー提供の5000を超える属性データを有するDMP「AudienceSearch(オーディエンスサーチ)」を通じて作成したセグメント情報を活用し、シームレスにDoubleClick Bid Managerと連携し、効果的かつ効率的に広告配信をすることが可能になる。また、デモグラフィックなデータやサイコグラフィックなデータとDBMで作成したセグメント、およびWebメディアやデータプロバイダーのデータを活用した広告配信なども行えるようになるという。
2015年03月27日Googleは、中高生を対象に、インターネットを安全・安心に活用するためのヒントやアイディアを広める活動として「ウェブレンジャー」を募集している。中高生であれば誰でもウェブレンジャーとしてエントリーすることができ、さまざまな活動の報告を動画にしてYouTubeにアップロードする。それが関係者によって審査され、最終的にアンバサダー賞が授与されるというものだ。募集は5/14まで継続中だが、このプログラムのステップとして、東京と大阪において各50名の希望者を集めたトレーニングセッションが開催された。朝から夕方まで続く本格的なセミナーだ。東京会場には北は北海道から南は沖縄までの生徒諸君が集まった。また、保護者として、グループの所属する学校の教職員や父兄なども「大人レンジャー」として参加した。Googleの社員がモデレータとなり、インターネットとの関わり方と、そこに潜む問題についてディスカッションが行われ、そのあと、効果的な活動報告のために、マーケティングの手法や効果的な動画の作り方などがレクチャーされた。あることをした結果が認知されるのは40%だとすれば、その内容を理解されるのはその30%、さらにそれにしたがって行動に移されるのは6%にすぎないといった本格的なマーケティングの概念が、TVのCMの認知、内容理解、購買といったわかりやすい例で示された。また、そのあとは、参加者がグループに分けられ、東京会場では「中学生の間で年賀状を流行らせよ」というテーマが与えられ、グループ単位でのディスカッションを経て、それぞれのグループがアイディアをプレゼン披露した。これは、与えられたテーマに基づいて、どうすればそのテーマを効果的に実現できるかの実践をトレーニングするものだ。午前中のセッションではインターネットの安全について、個人情報の重要性、情報の公開範囲の配慮、誹謗中傷などで他人を傷つける可能性の回避といったことが、生徒諸君を交えてディスカッションされた。父兄がインターネット詐欺に遭ったことなど、さまざまなエピソードが飛び出し、インターネットの危険が身近なものとして体験されていることがわかる。生徒諸君はほぼ全員が携帯電話を持っているが、LINEやTwitterを半分くらいが利用、facebookとなるとチラホラという状況で、よく見るサイトはニコニコ動画とYouTubeといったプロフィールだ。決して全員がヘビーなインターネットユーザーではない。Google側からは、投稿する前に考えよう自分の情報を守ろう設定を理解して、使いこなそう詐欺に気をつけようポジティブにというポイントが挙げられ、ちょっとした工夫でみんなが安心してインターネットを使えるようにする方法は必ずあるという指針が示された。そして、ウェブレンジャーは正義の味方、絶対に人を傷つけないという絶対的指針も。興味深かったのは、大人はすべてを禁止しようとするけれど、禁止するだけでは何も解決しないという声が生徒諸君の中から出てきたことだ。臭いものにフタをするだけではなく、根本的な解決に向けて工夫をしなければならない。そのために何をすればいいか。ウェブレンジャーの活動を通じて、子どもたちが、そこをきちんと考えることができるだけでも意義はある。大人にはその気持ちをきちんと理解し、悲劇を起こさないために、それ以上の考察が求められる。(山田祥平 @syohei)
2015年03月23日Google Japanは19日、Google検索をアップデートした。検索窓に入力された質問に対し、答えに相当する部分の概要をWeb上のページから引用し、検索結果の上部に表示する。19日からのGoogle検索では、質問キーワードに対し、Web上でその質問に答えている可能性が高いページがある場合、該当する検索結果を上位に表示し、該当する部分をわかりやすく表示する。例えば、「Googleの由来」というキーワードで検索すると、検索結果ではWikipediaの該当部分(「"Google"という名前は"googol"(グーゴル)という言葉の綴りまちがいに由来する」)が、検索結果の上部に表示されるようになっている。Googleは合わせて、3月20日から「ふと浮かんだ疑問はGoogleにきいてみよう。」をテーマにしたキャンペーンを開始する。毎日の生活の中でGoogleと疑問を解決していく様子を描いたCMや、気になる疑問をGoogleに問いかけるWeb広告を展開する予定。CM動画はGoogle Japan Blogで一足早く公開している。
2015年03月19日Web検索機能が進化していることは、毎日スマートフォンで検索を行っている私たちにとって身近な感覚だろう。Googleは3月19日、検索機能のアップデートを発表した。直近でも「Googleは何年目?」といった、いわゆる自然な文書でも検索できるように進化していたが、今日のアップデートでは「Googleの由来は?」という、より人間らしい質問に対して、Googleの検索結果で回答を表示する。回答は、あくまで概要部分のみを抜き出し、Googleが"有用性の高いサイト"と認定したものから引用して「スニペット(断片的)」として表示する。なお、Androidだけではなく、Android WearやiOS、Google Chromeなど、あらゆるデバイスで同日より利用できる。また、このアップデートにあわせて、3月20日から「ふと浮かんだ疑問はGoogleにきいてみよう。」キャンペーンも開始する。キャンペーンでは、様々な主人公が毎日の生活の中でGoogleと疑問を解決するというCMや、誰もが気になるような疑問をGoogleに問いかけるWeb広告を実施する。○みんなが検索すれば、より良い結果に繋がる発表会ではグーグル 製品開発本部長の徳生 裕人氏が登壇。Googleは常に数百件の検索に関する機能の実験が行われており、2年前のナレッジグラフや1年前の自然言語処理技術による音声検索のアップデートなど、今ではお馴染みとなった機能もこうした実験から生まれたと話す。「音声検索では、スマートフォンの位置情報などからユーザーそれぞれの疑問に対する答えを直接返すようになった」(徳生氏)今回の機能アップデートでは、スニペットとしてテキストを表示することで、有用性の高いサイトを見つけやすくすることを目的としている。どの文章を探せばいいかわかりやすくすることで、ユーザーがより直感的に答えにたどり着きやすいようにした。この技術は、Googleの膨大な検索クエリやGoogleが持つ自然言語処理技術、音声認識の改善など、複数の技術の組み合わせで成り立っている。「この技術では、大きな(単体の)キーワードに対して答えるというよりも、膨大なWebページの中から(ユーザーの)質問に応えるようにした。音声検索の導入後は、そうしたユーザーのふとした疑問、直接的な問が検索でとても増えている。アルゴリズムによるアプローチで質問に対する答えを出しているので、すべての疑問に必ずしも回答できるとは限らない。ただ、今後も聞いてもらうことで、より良い結果を返せるのではないかと思っています」(徳生氏)
2015年03月19日Googleは3月16日、「Google インパクトチャレンジ」のファイナリスト10組を選出、一般投票を開始したと発表した。Google インパクトチャレンジは、日本国内の特定非営利活動法人、公益法人、社会福祉法人を対象とした、テクノロジーを活用してよりよい社会を作るアイデアや実施計画を募集する取り組み。Googleは、一般投票で選ばれた1団体、審査員に選ばれた3団体にそれぞれ5000万円の賞金を進呈する。2014年の11月から募集を開始して数百の団体から応募があったという。一次審査でファイナリスト10組を選出した。一般投票は3月25日の23時59分のまでの10日間、専用のWebサイト上で受け付ける。参加者は応援したいプロジェクトを4つまで投票できる。ファイナリストは、3月26日に実施するファイナルイベントで審査員に直接プレゼンを実施する。審査員は、現内閣総理大臣夫人の安倍昭恵氏、宇宙飛行士の野口聡一氏などが務める。
2015年03月18日米Googleは3月17日(現地時間)、Google Playで配信するアプリとゲームに対象年齢区分を表示するレーティングシステムを導入したと発表した。また、申請されたアプリ/ゲームを配信する前にスタッフが審査する仕組みを導入していたことを明かした。新しいレーティングシステムは、IARC(International Age Rating Coalition)と、同グループに参加するESRB(Entertainment Software Rating Board)、PEGI(Pan-European Game Information)といった組織のレーティングに対応し、Google Playがサービスを提供する各地域のレーティングでマークされる。特定のレーティング組織がサービスを提供していない地域では、年齢に基づいた一般的なレーティングを表示する。アプリ開発者は無料でレーティングを受けられる。17日よりDeveloper Consoleを通じてアプリやゲームを新しいレーティングシステムに対応させるための情報を提出できるようになった。提出していないアプリ/ゲームは「Unrated」とマークされ、一部の地域で配信ブロックの対象になる可能性がある。5月からは新しいアプリ/ゲームの登録申請と、既存のアプリ/ゲームのアップデート申請に、レーティング用の情報提出が義務づけられる。Google Playの審査はこれまで事後審査だったが、アプリユーザーの安全を向上させるために、数カ月前に事前審査システムを導入した。審査するスタッフには、開発者ポリシーの運用に責任を持つ専門家が含まれる。事前審査には登録申請から配信開始までの時間が長くなるという問題があるが、Google Playでは登録申請から数時間で配信されるように努めている。ロールアウト期間には事前審査による目立った遅れはなかったという。
2015年03月18日米Googleはこのほど、開発者向けのプロジェクトホスティングサービス「Google Code」を終了することを発表した。サービス停止の理由の1つとして、Google Codeが登場して以降、GitHubやBitbucketといった新たなホスティングサービスが成長しており、開発者がGoogle Codeから離れていったことが挙げられている。今回、Googleも自身の1000近くのオープンソース・プロジェクトをGitHubに移行したという。また、開発者が離れるとともに、残ったプロジェクトにおいてスパムや悪用が増えていることも、サービス停止の要因となったようだ。Google Codeでは、3月12日時点で、新しいプロジェクトを作成できなくなっており、8月24日以降、読み取り専用になるという。最終的に、2016年1月25日をもって、サービスが停止される。Googleは、Google Codeに登録しているプロジェクトについて、ツール「Export to GitHub」を使ってGitHubに移行することを推奨している。
2015年03月17日Googleのゼロデイ攻撃の対策を行う専門チーム「Project Zero」はこのほど、「Exploiting the DRAM rowhammer bug to gain kernel privileges|News and updates from the Project Zero team at Google」において、いくつかのノートPCにおいて「Rowhammer」と呼ばれるメモリの物理的な脆弱性を悪用して特権昇格の実行を確認できたと伝えた。この脆弱性を悪用されると、一般ユーザ権限で動作しているプロセスが物理メモリの任意のデータにアクセスできるといった状況が発生する危険性がある。実験にはLinuxが使われているが、この問題はオペレーティングシステムに特化したものではなく、最近のDRAMに存在しているハードウェア上の脆弱性だという。具体的には、特定の命令を実行することで隣り合った列のメモリデータをビットフリップさせることができるという問題が見つかったが、使用するオペレーティングシステムやソフトウェアの脆弱性に関係なく出現する可能性があるため注意が必要。Project Zeroの報告では、影響範囲はわからないとされており、今後の動向に注目する必要がある。特権昇格を引き起こすおそれがある脆弱性はソフトウェアの不具合が原因であることが多く、今回示されたようにハードウェアの問題でこうした脆弱性が出現することは珍しい。エラーチェックをしないタイプの最近のDDRメモリを使用している場合は注意が必要。ハードウェアレベルで対応できるのか、オペレーティングシステムレベルで対応できるのか、今後追加で発表されると思われる情報に注意しておく必要がある。
2015年03月14日Googleは、14日の北陸新幹線開業にあわせて、「E7系」のインドアビューを公開した。JR東日本のえきねっと北陸新幹線開業(北陸特集)やGoogle マップビューから閲覧可能で、車両の内部をバーチャルにウォークスルーできる。北陸新幹線 E7系車両のインドアビューでは、豪華車両のグランクラスをはじめ、グリーン車、普通車、デッキなど12両すべてが撮影されている。撮影はJR東日本の協力により、3月6日に東京新幹線車両センターで行われたという。
2015年03月13日Googleは明日14日に開業を控えた北陸新幹線の車内をインドアビューで公開した。ファーストクラスに相当するグランクラスを初め、グリーン車、普通車など全12両の車内の様子をパソコンをはじめ、スマートフォンからも見ることができる。北陸新幹線のインドアビューは、Google Japanブログほか、Googleマップビューから閲覧することが可能。3月6日に東京新幹線車両センターで行った撮影の模様も動画で公開されている。
2015年03月13日Googleは3月13日、3月14日に開業する北陸新幹線「E7系」の全12車両の車内写真を「インドアビュー」で公開した。インドアビューは、Googleマップのストリートビューにおける室内版。E7系の普通車、グリーン車、グランクラスの写真を360度のパノラマ写真で公開している。撮影はJR東日本の協力のもと、3月6日に東京新幹線車両センターで実施したという。公開に合わせGoogleは特設ページを開設。Googleのトップページの検索欄の下に「インドアビューで車内を体験しよう」というリンクをクリックして特設ページを開くと、写真を閲覧できる。Googleはほかにも、インドアビューでエミレーツ航空のエアバスA380や羽田空港なども公開している。
2015年03月13日米Googleは11日(米国時間)、Androidスマートフォンの「Nexus 6」やAndroid Wear搭載のスマートウォッチ、Chromebookなどのハードウェアデバイスを購入できるWebストア「Googleストア」を開設した。今まで、Google Play内の「端末」カテゴリで展開していたハードウェアデバイスやアクセサリーなどの販売を、今後は「Googleストア」に移行するとのこと。支払いはGoogle Playと同じくGoogle ウォレットを使用する。なお、アプリやコンテンツの販売に関しては、これまで通りGoogle Playで展開される予定だ。
2015年03月12日Googleは、6インチAndroidスマートフォン「Nexus 6」やAndroid Wear搭載のスマートウォッチなど、最新のデバイスを購入できるサイト「Googleストア」を開設した。「Googleストア」では、Androidスマートフォン「Nexus 6」やAndroidタブレット「Nexus 9」などの最新端末のほか、TV向けのストリーミング端末「Chromecast」、Android TV搭載のメディアプレイヤー「Nexus Player」、Android Wear搭載のスマートウォッチ「ZenWatch」などをラインナップしている。そのほかアクセサリとして、「Nexus 9」向けのキーボードや、「Nexus 6」向けの保護ケース、「Nexus Player」向けのゲームパッドなども用意されている。支払いは、Google Playと同じくGoogleウォレットによって行う。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月12日米Googleは3月10日(現地時間)、iPhone用の「Google Calendar」アプリの提供を開始した。AppleのApp Storeから無料で入手できる。動作要件はiOS 7.0以上。Google Calendarアプリは、Google Calendarのほか、iCloudやExchange、Yahoo! Calendarなどをサポートしている。マテリアルデザインに従ったカラフルなデザインと操作性が特徴だ。メニューバーの右端のボタンをタップして1日表示、3日表示、スケジュール表示を切り換えられる。スケジュール表示では予定やイベントが個別に色分けされ、写真やイラスト、マップなどと共に表示される。メニューバーの月をタップすると、月カレンダーが広がる。Gmailと連係し、Gmaiに届いたフライトやホテル、レストランの予約といった予定から自動的にイベントを作成するように設定できる。新規イベントの作成では、イベントのタイトルや場所、参加する人などの候補をスマートに表示し、すばやい入力をサポートする。
2015年03月11日アイレップは、Googleが発表した2015年4月下旬実施予定のモバイル検索のアルゴリズム変更に伴い、「モバイルフレンドリー・オプティマイザー」サービスの提供開始を発表した。近年、日本国内におけるスマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスの普及が急速に進んでいる。そのような状況においてGoogleは、モバイル検索のアルゴリズム更新を発表。スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでも閲覧・利用しやすいように設計されているモバイルフレンドリーなWebサイト/ページになっているかかどうかが表示ランキングの判断基準に加えられる。これまでのモバイル検索の順位は、デスクトップPCと同様のアルゴリズムを用いていたため、PC版の対策状況と連動した順位となっていた。しかし、新しいアルゴリズムが実装された場合、未対策のWebサイトはユーザーとの接触機会を失う可能性が出てきた。モバイルフレンドリー・オプティマイザーサービスでは、Googleウェブマスターツール上で確認できる「モバイルユーザビリティ」内のエラーリストデータをもとに、各ページを分析・分類。課題に対し改善施策を提供し、企業のWebサイト/ページのモバイルフレンドリー化を図ることができる。オプションとして、分析・改善提案で抽出された課題点に対し、SEO要件を組み込んだ形で企業のWebサイト/ページのUI設計・デザイン最適化も提供される。
2015年03月07日米Googleは1日(現地時間)、南アメリカ・アマゾン川流域の熱帯雨林でGoogleマップ初となるジップライン撮影を行い、アマゾン川流域の風景をGoogleストリートビューにて公開した。Googleは2012年にアマゾン川流域の画像をGoogleストリートビューで公開しているが、今回、木々の間に張ったワイヤーに撮影用のトレッカーを載せたジップラインで熱帯雨林を撮影。新たに追加されたストリートビューでは、熱帯雨林に生い茂る苔や密林、アマゾン川支流のアリプアナ川沿いの風景などを楽しめる。
2015年03月04日米Googleは3日(現地時間)、新しい「Google Contacts (連絡先)」のプレビューを公開した。コンパクトなカード形式で情報を分かりやすく表示する新デザインを採用。Gmail、Hangouts、Google Voiceなど、Googleのサービスごとに連絡先がばらばらになることなく、全てを1カ所で管理できる。新たに3つの新機能が加わる。そのうちの2つは連絡先管理を効率化する機能だ。Google Contactsを長く使用していると、同じ人物について複数の連絡先が作られることがあるが、重複した連絡先を検出し、ワンクリックで統合できるようになる。また連絡先カードにユーザーが自分で入力した情報のほか、その人物がGoogleプロフィールで公開している情報も表示される。Googleプロフィールの情報は、本人がアップデートした情報が自動的にGoogle Contactsに反映される。もう1つは会話の履歴表示。Gmailなどを検索することなく、連絡先カードから、その人物と最後にやり取りしたいくつかのメールやミーティングをすばやく確認できる。新しいGoogle Contactsのプレビューはcontacts.google.com/previewにアクセスして体験できる(Google Appsアカウントは対象外)。
2015年03月04日