アップルは22日、自分のiPhoneを下取りに出し、新しいiPhoneの購入価格を割引する下取りキャンペーンを開始した。iPhone SE発表のタイミングで、アップルは古いPCやディスプレイ、iPod、スマートフォンを下取りに出したり、リサイクルできる「Apple Renewプログラム」を日本で開始。同プログラムの一環として、米Appleのトレード・イン・プログラムに相当する下取りサービスが開始された。米Appleのトレード・インとは、現在手持ちの中古のiPhoneをApple Storeに下取りに出し、そこでの買い取り価格をiPhone新製品購入価格から差し引くことで、ユーザーが差額分の割り引きを受けられる制度。下取り可能な製品は、iPhoneシリーズに加え、他社製スマートフォンも対象。iPhoneの場合のおおよその下取り額は、iPhone 4/4sで最大3,500円、iPhone 5/5c/5sで最大14,600円、iPhone 6で最大31,000円、iPhone 6 Plusで最大36,000円など。他社製スマートフォンの場合はおおよそ1,000円から24,200円。対象利用者は20歳以上。Apple StoreでiPhoneを下取りに出すと、新規購入するiPhoneの価格から下取り額分がその場で割り引かれる。オンラインでも受け付けており、下取りに出したいスマートフォンの情報をオンラインフォームに入力し、実機を送付すると、下取り額分のApple Storeギフトカードが届けられる。
2016年03月22日米Appleが現地21日に開催したスペシャルイベント後、Appleオンラインストアでの製品ラインナップからiPhone 5sが消えている。同イベントで発表された4インチの「iPhone SE」の登場によるものだと思われる。日本時間22日4時30分現在、Appleオンラインストアから購入できるiPhoneは、iPhone 6s Plus/6s/6 Plus/6/SEの全5モデル。なお、iPhone SEは16GBモデルと64GBモデルが用意されており、SIMフリー版の価格はそれぞれ税別(以下同)52,800円と64,800円となっている。
2016年03月22日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneで通話中、こちらの音を相手に聞かせない方法は?』という質問に答えます。***FaceTimeオーディオやVoIPアプリなど選択肢はいくつかありますが、iPhoneで通話といえば『電話』アプリです。その『電話』アプリで通話中、他の人に話しかけられるなどして通話を中断しなければならないとき、その様子を聞かれたくないからなにか方法は、ということですね。もっともかんたんな方法は、キーパッドにある「消音」ボタンをタップすることです。消音すると、こちらの声が相手に聞こえないという目的は果たせます。しかし、この「消音」とは無音状態であり、音楽が流れるなどの配慮はありません。先方にしてみれば、突然こちらの声が聞こえなくなった、なにかの原因で通話がおかしくなったのではないか、と考えても無理はありません。だから、こちらの音を相手に聞かせたくないときには、消音ではなく「保留」にすべきです。そのような名称のボタンはありませんが、実は「消音」ボタンを長押しすると「保留」ボタンとなり、互いの声が聞こえなくなります。しかし、先方には「プッ、プッ」という保留音が流れるため、通話がおかしくなったのではなく保留されているのだな、と理解させることができます。こちらには保留音が流れないものの、自分から保留を開始したわけで支障はないでしょう。この「保留」ボタンは知る人ぞ知る存在ですが、操作方法そのものは単純です。保留にするとオルゴール風音楽が流れる日本の固定電話のような心遣いはないものの、無音状態となり相手に不安を感じさせかねない消音ボタンより利用価値が高いといえそうです。保留にする前に、(保留にしますので)お待ちくださいね、程度の言葉を添えれば、じゅうぶん役に立つのではないでしょうか。
2016年03月21日同じApple製品だから、iPhoneの常識はMacにも通用するのでは……それは「半分正解で半分誤解」です。春のMacデビューを狙うiPhoneユーザのあなたに向けて、3回にわたり「Macに通用する/しないiPhoneの常識」を解説してみます。○MacとiPhone、似ているけれど……iPhoneのシステム「iOS」は、Macのシステム「OS X」をモバイル機器向けに機能を絞り込む形で造り出されました。当然、タッチパネルや携帯電話としての機能などOS Xにない部分は新たに開発されたものですが、映像/音声のマルチメディア関連機能、ファイルサーバなどネットワーク関連機能、各種記憶装置/周辺機器を制御する機能など、iPhoneでは必要性が低い機能は外されています。OS Xはシステムの基礎部分の大半が「オープンソースソフトウェア」によって構成されており、iOSもその構成を引き継いでいます。つまり、iPhoneはApple以外の企業・人物により開発されたソフトウェアに下支えされているのです。その証拠は、こちらのWEBサイトで確認できます。オープンソースソフトウェアという公共財で構成される土台部分は共有しつつ、Appleが開発した「建物部分」はそれぞれのハードウェアや用途にあわせて取捨選択したシステムがOS XでありiOSなのです。その「建物部分」が、OS XとiOSの違いです。OS XにはあるけれどiOSにはない機能、反対にiOSにはあるけれどOS Xにはない機能もありますが、土台部分が共通のため相互に技術を融通しやすくなっています。それが開発を速める効果を生み出し、MacとiOSの競争力につながっています。○MacのココがiPhoneと違う!1. いつ・どこでも通信できるとはかぎらないMacにはモバイル回線用の通信モジュールが搭載されていません。そのため、インターネットへの接続はもちろん、iPhoneなど周囲にあるネットワーク対応機機と(LANで)やり取りする場合には、Wi-Fiまたは有線LAN(Ethernet)の設備が必須となります。いつ/どこでもインターネットに接続できるようにするためには、iPhoneなどテザリングが可能なスマートフォン、またはWi-Fiルータを用意しなければなりません。2. 作業の対象は「ファイル」で保存Macでは、アプリで作業した内容を「ファイル」として内蔵ディスクに保存することが基本です。ファイルはアプリから独立した存在ですから、Aアプリで作成したファイルでもBやCのアプリで開くことは可能です(アプリの対応次第)。たとえば、Excelで作成したスプレッドシートは、Numbers(Appleが販売する表計算アプリ)で編集できるほか、Excelのファイル方式をサポートしてさえいれば、他のアプリでも開いたり変更をくわえたりすることができます。iOSでは、作成した文書や画像などのデータは原則として同じアプリでなければ開けませんが、OS Xでは仕様非公開のファイル形式を使うアプリでもないかぎり、作成元アプリに縛られることはありません。3. 複数ユーザで1台のMacを共有できるMacでは複数のユーザを登録しておき、必要に応じて切り替えることであたかも独立したコンピュータのように利用できる「マルチユーザ環境」が前提です。ユーザIDとパスワードを入力して利用開始処理(ログイン)を、アプリを使うなどの作業を終えたあとは利用終了処理(ログアウト)を行うことで、ユーザ環境を切り替えます。ユーザ環境はパスワードで保護されているため、プライベートな情報も安全に扱えます。たとえば、自分と家族をユーザ登録しておき、使い始めと使い終わりにログイン/ログアウト処理を習慣づけると、メールやSNSなど家族に見られたくない情報も1台のMacで共有することができます。4. 「デスクトップ」が操作の出発点Macにおける「デスクトップ」は、ウインドウを並べて表示する画面全体であるとともに、"とりあえずのファイル置き場"としての性格をあわせ持ちます。iPhoneにもアプリアイコンやDockが並んだ「ホーム画面」がありますが、データの保管場所としての機能はありません。Macの場合デスクトップとは、作業台であり保存場所なのです。なお、デスクトップは画面全体に表示される特殊なフォルダです。登録ユーザごとに割り当てられるため、ログイン/ログアウトしてユーザを切り替えれば、家族など他のユーザにデスクトップを見られることはありません。5. 「完全なマルチタスク」の世界複数のアプリを並行して起動しておき、必要に応じて切り替える動作を「マルチタスク」と呼びます。オペレーションシステムのレベルで実現される機能で、iOSでもサポートされていますが、消費電力節約のため大半のアプリは非表示状態になると動作を停止してしまいます。一方、Macにそのような制約はありません。基本的にすべてのアプリは同時に起動でき、表示されていない状態/他のアプリに隠された状態であっても、命令は背後で継続処理されています。動画の変換処理をiMovieで進めつつNumbersで作表する、といった作業はわけもないことです。6. 「ゴミ箱」があるMacには「ゴミ箱」という概念があります。Dockの右端にアイコンとして存在し、不要なファイルをドラッグ&ドロップして移動すると"捨てた"ことになり、散らかったフォルダやデスクトップを整理整頓できます。ゴミ箱を空にする処理を行わないかぎり実際にディスク上から消滅することはないため、いつでもゴミ箱から取り出して復元できます。その意味では「削除」とはいえず「移動」で、特殊なフォルダであるといえます。iOSのアプリにも「ゴミ箱」が用意されていることがありますが、そのアプリ限定のゴミ箱です。OS Xにおいてファイルはアプリから独立した存在であり、「ゴミ箱」にはどのアプリで作成されたかとは無関係に、ありとあらゆるファイルを入れておくことができます。
2016年03月19日同じApple製品だから、iPhoneの常識はMacにも通用するのでは……それは「半分正解で半分誤解」です。春のMacデビューを狙うiPhoneユーザのあなたに向けて、3回にわたり「Macに通用する/しないiPhoneの常識」を解説してみます。○MacはiPhoneに似ている、ではなく……MacはiPhoneに似ている……確かにそう言えないこともありませんが、正確ではありません。iPhoneがMacに似ている、というよりMacの基本ソフトウェア(OS)の骨格を引き継ぎ、携帯端末として最適化するため機能を取捨選択し、そこに電話機能と独自機構をくわえたものがiPhoneなのです。それだけに、MacにはiPhoneと「通じる」部分がたくさんあります。逆にいえば、「通じる」部分を踏まえれば、iPhoneに慣れたユーザにとってMac以上に理解しやすいパソコンはないといえるでしょう。一方、iPhoneの常識が通用しない側面もMacにはあります。キーボードやマウス/トラックパッドといった物理的に異なる装置があるうえに、ファイル操作を軸とした作業の進めかたやシステム管理の考えかたには、パソコンとしての了解事項があるのです。○MacのココがiPhoneと似ている!1. 使用後は液晶パネルを閉じてスリープMacを使わないときは「スリープ」させることがキホン。MacBookなどノート機は液晶パネルを閉じればOK、それだけでMacは休眠状態に入ります。スリープ中は必要最小限の機能で動作するため、待機中の消費電力はごくわずか。iPhone同様、しばらく使わないからといってまめに電源オフ(シャットダウン)する必要はありません。Windowsパソコンは作業を終えるときシャットダウンさせることが一般的ですが、Macではスリープでじゅうぶん。数カ月以上電源をオフにしたことがない、というユーザも珍しくありません。この点も、iPhoneとよく似ています。2. 情報はパスワードで保護されるスリープ状態から復帰するとき、Macはパスワードを要求します(省略可能ですが推奨できません)。正しいパスワードを入力しないかぎりMacの機能を利用できないため、盗難や紛失に遭っても情報漏えいは防げます。指紋認証機構(Touch ID)はありませんが、スリープ解除など正当な権利者かどうか確認が必要な場面では、パスワードによる認証が行われます。3. アイコンを見れば機能がわかるiPhoneとMacに標準装備のアプリは、アイコンのデザインが共通です。大きさなど多少の違いはありますが、WEBブラウザの「Safari」、画像や動画を管理する「写真」、「メモ」や「リマインダー」など、デザインが共通する機能も同等です。システムに同じApple IDを登録していれば、インターネット(iCloud)を介して書類もそのまま共有できます。4. よく使うアプリを登録してかんたん起動できるMacのデスクトップ下部には、利用する機会が特に多いアプリを登録しておく「Dock」という領域があります。iPhoneでは最大4つしか登録できず、アイコンを見ても起動中(マルチタスク動作中)かどうかはわかりませんが、Macでは動作中のアプリアイコン下に「●」が表示され起動中かどうかひと目でわかります。Dockに「ゴミ箱」がある点も、iPhoneと異なります。Macではアプリで作業した内容をファイルの形で保存しますが、不要になったファイルはゴミ箱へ捨てる(ドラッグ&ドロップで移動)ことがお約束です。空にする作業を行わないかぎりゴミ箱の内容は保持されるため、ファイルをうっかり捨てても心配はありません。5. 最新情報が「通知」されるアプリやネットワークサービスがいま現在の情報を送信してくる「通知」は、iPhoneとほぼ同じです。表示エリアは画面の右上、通知センターも画面の右端ですが、メールの到着やSNS経由の連絡をリアルタイムに知ることができます。通知許可もアプリごとに設定でき、ロック画面で確認することも可能です。6. 画面上部でステータス情報がわかる画面上部の細長い領域は、左側はアプリに命令を伝えるための領域(メニューバー)として、右側はMacの状態を表示する領域(メニューエクストラ)として利用されます。そのうち後者がiPhoneのメニューバーに相当する役割を持ち、Wi-FiやBluetoothの接続状態、かな漢字変換プログラムの状態(選択中の文字種)などが表示されます。7. iPhoneのホーム画面にそっくりな「LaunchPad」Dockに登録されているロケットの形をしたアイコンをクリックすると、Macにインストールされているアプリを一覧できる「LaunchPad」が起動します。Finderで「アプリケーション」フォルダを表示し、そこにあるアイコンをダブルクリックすることがオーソドックスな起動方法ですが、LaunchPadのほうがスピーディなうえ通知のバッジを確認できるというメリットもあります。iPhoneと同様、この画面からアプリの削除を行うこともできます。8. iPhoneと共通の「Apple ID」iCloudやMac App Storeなど、Appleが提供するオンラインサービスを利用するための「Apple ID」は、iPhoneで使用中のものを利用できます。新たに取得したApple IDを利用してもかまいませんが、同一のものにすればワイヤレスファイル転送機能「AirDrop」や、同じアプリ間でデータの受け渡しを可能にする「HandOff」などの機能を利用できます。
2016年03月11日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneに有機ELディスプレイは使われないの?』という質問に答えます。***現行のiPhone 6s/6s Plusに至るまで、iPhoneのディスプレイには液晶パネルが採用されています。有機ELディスプレイ(OLED)は採用されたことがありませんが、エネルギー消費量が少ないなどメリットが大きいこともあり、将来的には採用に踏み切るのではと噂されています。有機ELパネルはバックライトが必要ないため(自発光型)、液晶パネルと比べると軽くて薄い構造を実現できるうえ、消費電力も少なくなります。画像も黒は黒らしく表示されてコントラストが高く、視野角の広さと応答性の高さについても液晶パネルより有利です。明るい場所では映り込みが気になることがある、焼き付きが発生しやすい、液晶パネルと比べ寿命が短いというデメリットはあるものの、技術の進展により改善されつつあります。あくまで噂ですが、iPhoneにOLEDが採用されるという話があります。大量生産となるため、かなり早い段階からOLEDの製造が可能なメーカーと生産設備計画を練らねばならないことを考慮すると、実現は早くても次々期の2018年モデル以降となるのではないでしょうか。ところで、AppleはiPhoneに使う部品を複数のメーカーから調達する方針で知られています。液晶パネルでいえば、iPhone 6s/6s Plus向けにはジャパンディスプレイとシャープ、LGの3社が供給しているとされています。スマートデバイス向けOLEDはサムスンとLGの2社が量産化に乗り出していますが、生産技術が複雑で歩留まりに難があるうえ、iPhone向けに供給するとはかぎりません。iPhoneでOLEDを採用するにしても、しっかりとした生産体制を敷けるサプライヤーの参入は必須といえそうです。
2016年03月09日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneは375Mbpsで通信できるの?』という質問に答えます。***NTTドコモは、6月から375Mbpsの通信サービスを提供すると発表しました。複数の周波数帯の電波を束ね高速化を図る技術「キャリアアグリゲーション(CA)」の一種で、3つの帯域を使用することから「3波キャリアアグリゲーション(3CC-CA)」とも呼ばれます。2016年3月現在、NTTドコモは2GHz帯と1.7GHz帯、1.5GHz帯、800MHz帯という4つの周波数帯域でLTEサービス(PREMIUM 4G)を提供していますが、そのうち2つを状況に応じて組み合わせています。現状iPhone最速の262.5Mbpsという通信速度は、2GHz帯と1.7GHz帯の組み合わせのときに実現されます。3CC-CAも複数の組み合わせが存在しますが、NTTドコモは最速となる2GHz帯(最大112.5Mbps)、1.7GHz帯(最大150Mbps)、800MHz帯(最大112.5Mbps)の組み合わせをもって375Mbpsとうたっています。しかし、3CC-CAは当面iPhoneでは利用できません。最新モデルのiPhone 6s/6s Plusは、いずれの周波数帯にも対応しますが、束ねられるのは2つの帯域です。3CC-CAはハードウェアレベルでの対応(内蔵のモデムチップ)が必要となるため、利用可能になるとしても次期モデル以降でしょう。6月のサービス開始時点では、Android端末のみとなる可能性が濃厚です。なお、3CC-CAで使う800MHz帯は、基地局が扱う電波のすべてをLTEに割り当てること(フルLTE化)が前提です。800MHz帯は現在3G回線(FOMA)でも利用されているため、当面フルLTE化される基地局はトラフィックが集中する都市部に限られる見込みです。
2016年03月08日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhone付属のイヤホンで音楽を聴いているとき電話が……どうすべき?』という質問に答えます。***携帯電話にかぎらず、いまどきの電話はいろいろなスタイルで通話することができます。ある程度の年齢層になると、電話は受話器を耳にあてて話をするものという刷り込みがありますが、iPhoneならば内蔵のマイク/スピーカーを利用したハンズフリー通話が可能です。iPhone付属のイヤホンもハンズフリー通話に対応していますから、音楽を聴いているとき着信があっても、そのままのスタイルで通話できます。イヤホンを耳から外す必要はありません。「Made for iPhone」ロゴ付きの他社製リモコン付きイヤホンも、同じ使い方が可能です。ケーブルのなかほどに据え付けられているリモコンは、中央のやや凹んだ部分が押せる仕様で、着信時にそこ(センターボタン)を1回押すと通話開始、通話中に1回押すと通話終了となります。着信があったとしても、iPhoneを手に取り画面を操作する必要はありません。相手の音声はイヤホンから聞こえますし、リモコンには小型マイクが内蔵されていますから、自分の声もしっかり相手に届きます。センターボタンは、押しかたによって異なる動作を行います。着信中に2秒ほど長押しすると着信拒否(スリープボタンの長押しと同じ効果)、通話中に長押しすると保留状態となります。ただし、押し方が中途半端では通話終了になるときがあるなど、操作にはコツが必要です。このように、音楽を聴いているときに着信があったとしても、イヤホンを装着したままで通話することが"iPhoneらしい"方法ですが、耳にあてて話をする受話器スタイルでなければ落ち着かないという場合には、着信があり次第イヤホンのプラグを抜いてしまいましょう。ただちに音楽の再生は一時停止され、通常時の着信状態となりますから、いつものように操作しiPhone本体のスピーカーとマイクを利用した通話を行います。
2016年03月07日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『テザリングでiPhoneがファイルサーバになるって本当?』という質問に答えます。***テザリング最大のメリットは、直接携帯電話回線に接続できない端末がiPhone経由でインターネットに接続できることです。iPhoneがモバイルルータ代わりになるわけですから、外出先でパソコンやタブレットを利用する可能性がある場合には、オプション契約しておいて損はありません。テザリングには、ほかにも使い道があります。パソコンやタブレットなどテザリングを使う端末(ここでは「子機」と呼びます)は、通信開始時点でiPhoneから通信用のアドレス(IPアドレス)を貸与され、一種のローカルエリアネットワーク(LAN)を構成します。自宅LANのルータと同じ役割をiPhoneが果たす、と言えば理解しやすいでしょうか。しかも、iPhoneはアプリで機能を拡張できます。Wi-Fiのファイル共有機能を持つアプリを別途用意すれば、iPhoneをファイルサーバとして活用できるのです。iPhoneがルータ兼ファイルサーバとして動作しますから、外出先などWi-Fiアクセスポイントがない場所でも利用できるので便利です。インターネット(クラウド)を利用したファイル共有サービスの場合、大容量ファイルはアップロード/ダウンロードに時間を要しますが、この方法ではデータがローカルネットワークの外へ出ないため通信費(パケット代)の心配はなく、しかも高速です。Wi-Fiのファイル共有機能を持つアプリは、App Storeで多数公開されています。ファイルビューアとしての機能が充実した「GoodReader」が定番的存在ですが、しっかりしたファイル共有機能が用意されている「Files」など、無償アプリを試してから購入を検討しても遅くはないでしょう。
2016年03月02日3月15日に開催が噂されているAppleの新製品発表イベントにおいて、その目玉の1つとみられている「4インチ版iPhone」だが、その名称が「iPhone 5se」のようなナンバリング付きではなく、シンプルに「iPhone SE」のようになる可能性があると9 to 5 Macが報じている。9 to 5 Macは過去に3月15日のイベント開催の噂を報じたり、4インチサイズのiPhoneについて名称が「iPhone 5se」になるとの関係者の話を紹介している。この4インチ版iPhoneはもともと「iPhone 6c」などの仮称で呼ばれていたもので、経緯は不明だが、9 to 5は関係者の談としてiPhone 5seの名称が付与されたと伝えていた。以前に廉価版iPhoneとして「iPhone 5c」という製品がiPhone 5sの時代に市場投入されていたが、商業的に成功したとは言い難く、この「6c」という名称の利用を避けたともいわれている。一方で、もし9 to 5 Macのいうように新製品に「iPhone SE」という名称が付与されたのであれば、従来のナンバリングサイクルから外れた製品として市場投入されたことを意味している。これは従来の1年サイクルで投入される製品と異なっているだけでなく、新系統の製品としてメインストリームのモデルから独立したものであることを示している。以前に、今後数年でAppleがiPhoneのSKUを大幅に増やしてくる可能性を示唆したが、こうした動きがより顕著なものとなる前兆といえるかもしれない。いずれにせよ、発表会開催が噂される3月3週目には週末に新型iPhoneがすぐに発売されるという話も出ており、その続報に注目しているといいだろう。
2016年02月29日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneに「うるう年」とか「うるう秒」って関係あるの?』という質問に答えます。***うるう年とは、文字どおり暦上1年の日数が平年より多い「閏(うるう)」にあたる年をいいます。うるう秒も同様に、1日の秒数が平年より多いことを指します。その状態を放置すると、暦と季節にズレが生じるため、日数/秒数を増やして暦を調整するというわけです。太陽暦では約4年に1度のうるう年がありますが、うるう秒は地球の自転(天文時)と原子時計の時刻差がプラスマイナス0.9秒の範囲に入るよう不定期に調整され、将来の発生時期は予測できません。iPhoneは時刻およびカレンダーを管理しますから、当然うるう年の影響を受けます。ただし、iPhoneは現在時刻をインターネット上のサーバと同期させる「自動取得」が前提であり、手動設定する場合でも内蔵のカレンダーがうるう年を正しく計算しますから、狂いは生じません。実際、2016年はうるう年ですから、2月は29日まで『カレンダー』に掲載されていますし、手動設定している場合でも変わりはないことでしょう。一方、うるう秒はタイミングによっては「1秒の差」が生じる可能性があります。インターネット上のサーバとの同期は毎秒行われるわけではないため、同期サイクルの間にうるう秒が実施されれば、標準時と1秒の差が生じることになります。もっとも、iPhone内蔵の時計は原子時計級の精度ではなく、定期的に同期を実施しているように微妙なズレが発生することを前提としているほどですから、まったく問題にならないでしょう。ここ10年を見てみると、うるう秒の実施日は1月1日(2006/2009年)と7月1日(2012/2015年)であり、日本標準時の9時直前のタイミングで行われています。株式や為替の取引のように、1秒で生じる価格差が無視できないビジネスもあることでしょうが、1秒を突き詰めるほど厳格な取引にiPhoneを利用しているとは考えにくく、やはり問題になるとは考えられません。
2016年02月29日iPhoneの次期モデルと噂される「iPhone 5se」向けの専用ケースや保護フィルムがAmazon.co.jpに多数出品されている。「iPhone 5se」は、3月にAppleが発表すると話題の新型iPhoneだが、サイズや重量、デザインはもとより、名称さえ噂に過ぎないのが現状。Amazonの商品検索から「iPhone 5se」と検索すると、何件ものケースや保護フィルムが表示される。「iPhone 5se専用」としている商品が多いが、前述のとおりAppleから正式発表があったわけではないので、購入する際には注意が必要だ。
2016年02月25日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneの"ダイイングメッセージ"は当てにならないの?』という質問に答えます。***ダイイングメッセージとはあれですよね、サスペンス系の小説やドラマで被害者が亡くなる際に残す走り書き。多機能なiPhoneといえど人間ではありませんから、そこまで器用なことはできませんが、受け取りかた次第ではダイイングメッセージ的な機能もあります。それは、iCloud関連サービスのひとつ『iPhoneを探す』に含まれる「最後の位置情報を送信」です。この機能を有効にしておくと、iPhoneのバッテリーが尽きる間際、iPhoneの位置情報をAppleのサーバに自動送信してくれます。紛失や盗難により手もとを離れたiPhoneが確実に存在した場所がわかる、という点では重要な情報です。この機能を有効にするには、『設定』→「iCloud」→「iPhoneを探す」の順にタップし、「最後の位置情報を送信」スイッチをオンにします。iPhoneを紛失した後では手遅れですから、一種の盗難/紛失保険という意味でも、このスイッチはつねにオンにしておくべきでしょう。バッテリー消費量が大幅に増えることもなく、常時オンにすることによるデメリットは特にありません。ただし、この機能は完璧とは言えません。iPhoneのバッテリーが次第に消費され、電源が切れそうになるタイミングでは位置情報が送信されますが、それ以外はなにも起こりません。iPhoneはロック状態でもスリープボタン長押しで電源オフできますから、バッテリーが尽きる前に誰かに電源オフされてしまうと、位置情報が送信されないのです。電源オフのタイミングでも位置情報が送信されるしくみがあれば、この問題は改善されますが、それには今後のiOSのバージョンアップを期待するしかなさそうです。
2016年02月23日LINEは22日、iPhone向け「LINE」アプリ仕様の変更についてアナウンスした。それによると、アプリを最新版にアップデートすることで複数のiPhoneから同一アカウントにアクセスすることが不可能になったという。同社は、iPhoneおよびiTunesの仕様上、特定の条件をすべて満たした場合、複数の端末から同一アカウントへのアクセスが可能だったと説明した上で、22日に公開したiPhone向け「LINE」の最新版(ver5.10.0)で仕様を変更。該当の操作を行った場合でも、アクセスが不可能になった。また、ユーザーに対し、自身の端末の管理、登録メールアドレスとパスワードの管理を徹底するよう強く呼びかけている。該当する条件は以下の通り。アクセスの対象となるiPhoneを物理的に保有し、当該端末の認証パスワードがわかっていて、パスワード解除ができる状態であることPC(Windows/Mac)を用意し、当該端末からiTunesアプリケーションを使ってPCとiPhoneを物理的につないでバックアップ操作を行うことができる環境下にあること別のiPhone端末を用意し、当該端末のバックアップデータを展開し、LINEアプリを起動できた場合
2016年02月23日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「エラー53」でiPhoneが文鎮になるってどういうこと?』という質問に答えます。***パソコンでiPhoneを復元しているとき、「エラー53」というメッセージが現れ使用できなくなる現象は、iOS 9が公開されてから報告されるようになりました。なんらかの原因で操作もバックアップ復元も不能になったiPhoneは、重しにしかならない状況を揶揄して「文鎮」などと呼ばれますが、エラー53はまさに文鎮化宣告といえます。そのエラー53が発生する原因は、指紋認証機構(Touch ID)関連の不具合です。Touch IDを搭載するiPhoneは、アップデートまたはバックアップから復元する処理の過程で、正規のTouch IDセンサーかどうかシステムチェックが実施されます。Appleが想定しない方法でTouch IDモジュールが修理・交換され、その結果未確認または規定外のTouch IDモジュールが検出された場合に、エラー53が発生するのです。本件に関するAppleの考え方は、Touch IDはApp StoreやApple Payといった資金決済の手段に用いられるデバイスであり、Apple Storeあるいは認定修理業者以外での修理・交換は受け付けられない、というものです。しかし、有償での交換でしか対応しないというAppleの姿勢に納得できない一部ユーザは、米国で集団訴訟を起こしました。Appleはユーザに十分な説明と対策をしていない、ついてはアップデートを速やかに提供するか修理費用を負担せよ、との主張です。この問題に直面したAppleは、iOS 9.2.1アップデート版の提供を開始しました。パソコン(iTunes)経由でアップデートを実行すると、Touch IDにまつわる問題で"文鎮状態"に陥っていたiPhoneを復元することが可能になります。ただし、Touch IDの機能は無効化されたままですから、指紋認証を復活させるためにはApple Storeあるいは認定修理業者に修理を依頼するしかありません。
2016年02月22日○MacでiPhone/iPad用のアプリを管理する前回解説したiTunesで購入し、ダウンロードしたiOSアプリは、iTunesで管理できる。iPhoneへのインストールやiPhone上の表示整理も可能だ。今回はそれらを解説しよう。ダウンロードしたアプリはアプリボタンをクリックし、「マイ App」を見ればすべて確認できる。デフォルトではアプリの詳細情報付きの大きなアイコンで購入日順に並んでいる。右端の「App リスト」のところをクリックすると表示方法を変更できる。「App」側を選べばアイコンのみになり、並び順も表示順序などで確認できる。ここでアイコンの絵が抜けているものは、アプリそのものが見つからなかったもの。これらはApp Storeですでに配布終了になっており、iPhoneへのインストールは出来ないので注意しよう。「マイ iPhone App」と「マイ iPad App」はそれぞれiPhone用、iPad用のアプリで分類されている。対応しないアプリは表示されない。アップデートは、アプリの更新があった場合ここにアイコンが表示される。アイコンをクリックすると更新された新機能が確認できる。また、[すべての App をアップデート]をクリックすれば表示されたアップデータをまとめてダウンロードできる。○iPhoneと接続して同期、整理しようではiPhoneをiTunesに接続してみよう。iPhoneをMacに接続すると、メニューバーにiPhoneのアイコンが表示され、これをクリックするとiPhoneの詳細情報を確認できる。サイドバーには上にiPhoneの同期のための設定画面が配されており、下部では実際にiPhoneに中に何が入っているかを確認できる。ただし、iPhoneの中身は基本的に他のところで同期して管理するので、中身が見えても削除したりコピーしたりすることはできないので注意しよう。音楽の同期は26回で紹介した通り、プレイリストからチェックを入れて同期する。その他の項目も、メニューバーの各項目をクリックすると同期するためのページが表示される。チェックを入れて同期しよう。iPhoneのアプリに関しては少しだけ画面が違う。まず左側にはアプリの一覧が表示され、iPhoneに同期したいものはここで[インストール]ボタンをクリックすると、ボタンが[インストールする]という表示に変わり、右側のホーム画面へとアイコンが表示された状態になる。またすでにiPhoneに入っているアプリを取り除きたい場合は[削除]をクリックしよう。注意するのはこの時点ではアプリのインストールや削除はされておらず、最終的な[適用]ボタンを押したときにそれらの動作が実行される点だ。削除を押しただけでiPhoneをMacから外すと内容は更新されない。アプリ一覧の右側には、アプリのアイコンが並んだ画面がある。これはiPhoneのホーム画面そのものを表示してあり、ダブルクリックすると大きく表示できる。ここでアイコンを選んで[×]をクリックしてもアプリの削除ができる。またアイコンの並び替えをすれば、iPhoneの画面のアプリも同じように並び替えられる。アイコンを重ねるとフォルダーを作ることができる。この画面上で並び替えもできる。またホーム画面側をスクロールすると、フォルダーに収めているものが別々に表示されている。これらも大きく表示して削除したり順番を並び替えたりすることができる。画面下部にはファイル共有機能のあるアプリが表示されている。ここにはiPhoneにインストールされている一部のアプリが並んでおり、右側にファイル一覧が見える。これはアプリによってはファイルを扱うものがあるためで、そこで作ったファイルをiPhoneからMacに保存したり、逆にMacからiPhoneにファイルを渡すことができる。ファイルの受け渡しはドラッグ&ドロップだけで行われ、[適用]ボタンを押すことなく行える。アプリのインストール/削除をし、画面の整理ができたら、最後に必ず[適用]ボタンをクリックしよう。必要なものがインストールされ、iPhone上のアイコンの並びなども整理される。この方法を使えば増え続けるiPhoneアプリを見やすく管理し、ホーム画面などの編集もしやすくなるはずだ。
2016年02月19日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneでもノイズキャンセリングヘッドホンを使える?』という質問に答えます。***ノイズキャンセリングヘッドホンは、周囲の雑音を低減させることで音を際立たせるヘッドホンです。飛行機や地下鉄車内のように騒がしい場所でヘッドホンリスニングを行おうとすると、よほど密閉性の高い機種でないかぎり音量をかなり上げなければなりませんが、ノイズキャンセルを行えば無理に音量を上げなくても自然に再生できます。一般的なヘッドホンに比べると割高ですが、難聴対策に有効とされています。もちろん、iPhoneでもノイズキャンセリングヘッドホンを利用できます。iPhoneのハードウェア/ソフトウェアには依存しませんから、どのメーカーの製品についても同じことがいえます。使いかたは一般的なヘッドホンと変わらず、本体下部のステレオミニジャックに差し込むだけです。形状はさまざまで、オーバーヘッド型もあればインナーイヤー型(イヤホン)もあります。ただし、小型マイクで集音し逆位相の音を発生させるという機構上、部品数が増えるため、通常のヘッドホンより大きくなる傾向があります。なお、「ノイズキャンセリング」をうたうヘッドホンのすべてを利用できるわけではありません。通常、ノイズキャンセリング回路はヘッドホン側に搭載され、再生機器を選びませんが、一部のSONY製品(Walkman、Xperia)は再生機器側に搭載されています。その専用ノイズキャンセリングヘッドホンは、iPhoneなどノイズキャンセリング回路を積まない再生機器では利用できないため注意しましょう。ところで、次期iPhoneにはノイズキャンセリング回路が搭載されるという噂があるようです。真偽のほどは定かではありませんが、すでに音声通話時のノイズキャンセリング機能は標準装備されていますから、音楽再生に適用範囲を拡げることは自然な成り行きです。専用ヘッドホンを用いるかどうかなど詳細は不明ですが、期待してもいいのではないでしょうか。
2016年02月18日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『ルールを守れない息子のiPhone、へし折るべきでしょうか?』という質問に答えます。***お子さんにiPhoneを買い与えたところ、ゲームやらSNSやらにハマって生活様式が変化した、学業が疎かになった、ということでしょうか? どのようなルールを設けたかは存じませんが、約束を違えたことが事実であれば主張するところは主張すべきでしょう。ただし、iPhoneをいきなり破壊するのは3つの理由で反対です。1つめは、ある程度使用したiPhoneにはお子さんの交遊関係のみならず、写真などの思い出が詰まっているということです。ルール違反については問うべきでしょうが、物理的に破壊するとそれらのデータは取り出すことが困難になります。ハードウェアの使用は制限できるとして、データ部分を永久に取りあげる権利は保護者といえどないはずです。2つめは、破壊が「下策」だということです。iOS 8以降のiPhoneであれば、「ファミリー共有」のもと息子さんのiPhoneを管理していることでしょうから、『iPhoneを探す(Find iPhone)』アプリで紛失モードにすればいいのです。管理権を持つ保護者以外はiPhoneをロック解除できなくなり、「反省文を提出するまで無期限ロックします」といったカスタムメッセージも表示できます。いきなりへし折るよりフェアで効果的ではないでしょうか。3つめは、経済的効果です。この時代、携帯電話なしの生活はかなりの不便を強いられますから、破壊したところで数カ月以内にはなんらかの端末を購入する可能性大です。そのとき、激情に身をまかせた破壊行為がいかに高く付くか、身をもって知ることになるでしょう。ところで、iPhoneを故意に破損させると、ディスプレイの表面に貼られた強化ガラスが粉々になります。破壊の状況によっては、細かい破片が部屋中に飛び散り、かなり危険です。また、フレームもそれなりの強度がありますから、後先考えずに投げつけると壁や家具が傷つきます。冷静になりましょう。
2016年02月15日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『壊れたiPhoneも下取りしてもらえるの?』という質問に答えます。***ここ日本では、一部のキャリアが「壊れたiPhone」の下取りプログラムを提供しています。ソフトバンクが実施する「故障端末買取キャンペーン」では、水没や重度の破損により電源が入らなくなったiPhoneでも、Tポイントの付与という形で買い取りを行います。このキャンペーンは、iPhone以外/他社取り扱いのスマートフォンも対象になりますが、申込時に同社との通信サービス契約がなければならず、買い取りは1人あたり最大9999ポイントまでという制限があります。改造している端末、基盤が断裂するレベルで破損している端末も買い取り対象外となるため、最後の手段という認識のほうがよさそうです。買い取り価格を追求するのならば、iPhoneを修理してから通常の下取りプログラムを利用したり、ショップへの売却を検討したほうがいいでしょう。フロントガラスの交換程度で済む場合には、下取り/買い取り価格が修理費用を大きく上回る可能性があります。故障したiPhoneの高価買い取りをうたうショップもあるようですから、調査する価値はあります。米タイム誌の情報によると、Appleみずからが故障したiPhoneの買い取りプログラムを実施するそうです(リンク)。米国で導入済の下取りプログラムを拡大する形で実施されるようで、支払いはApple Storeで使えるストアクレジットの形となりますが、下取り価格はiPhone5sが50ドル(1ドル=113円で約5,650円)、iPhone6が200ドル(約22,600円)、iPhone6 Plusが250ドル(約28,250円)ですから、修理費を考慮すると競争力ある買い取り価格といえそうです。ただし、同プログラムはAppleが正式に発表したものではなく、下取りプログラム自体が日本では未導入です。急ぐ場合には、キャリアや街中のショップが提供する買い取りサービスを選択することが現実的です。
2016年02月13日iPhoneを目覚まし時計代わりに利用している、というユーザは意外に多い。就寝時に枕元へ置くことが多いからか、好きな曲で目覚めたいからか、いろいろ考えられるが使いやすさも理由のひとつ。もう少し寝かせて、という場面でいい働きをする「スヌーズ」は、目覚まし時計としてのiPhoneの存在感に花を添えていることは確かだろう。しかし、寝ぼけ頭にアラーム機能は容赦ない。大きな音に反応しiPhoneを掴むところまではいいとして、音を止めるにはロック解除と即座に思いつけるほど頭は回転していないはず。いきおい、「タップしてスヌーズ」をタップしてしまい、スヌーズの連鎖に陥ってしまう。ふとんが恋しい季節に二度寝、三度寝は危険だ。うっかり「タップしてスヌーズ」をタップしてしまった場合、ロック解除して『時計』アプリを起動し、アラームを解除することがオーソドックスな対策だが、寝ぼけ頭にこれは厳しい。諦めてふとんから抜け出すにしても、スヌーズは時限爆弾のようなもの、いつ鳴りはじめるのか気になってしまう。スヌーズの時間が到来するまで待つのはイヤだ、落ち着かない、そう思う人は多いはずだ。いちど発動したスヌーズは、iPhoneの操作中(ロック解除時)は取り消せないが、ロック画面であれば可能だ。手順はかんたん、「スヌーズ中」と書かれた部分を左方向へスワイプし、現れた「×」ボタンをタップすればいい。ロック解除→『時計』を起動→アラーム削除という作業は寝ぼけ頭に厳しくても、スワイプとタップであれば負担にならないはず。意外に知られていないテクニックなので、これを機にマスターしておこう。
2016年02月13日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「iPhoneから送信」という署名、イケてないすか?』という質問に答えます。***末尾に「iPhoneから送信」と付けられたメッセージ、ときどき見かけます。署名をiOSの初期設定のまま使い続けているだけで他意はないのでしょうが、少しは工夫しろ、「iPhoneを使ってるオレ」アピールがウザい、などと批判的な意見をよく耳にします。ここまでiPhoneが普及してしまうと、またか、と思う人も多いでしょうから、他人の目が気にならないのであれば放置してかまいません。もっとも、文字入力するだけのことですし、電話番号やメールアドレスの記載がある署名のほうが相手から歓迎されます。イケてないかどうかはともかく、この際変更すべきではないでしょうか。作業内容は『設定』→「メール/連絡先/カレンダー」→「署名」の順にタップし、編集フィールドに表示された「iPhoneから送信」を変えるだけでOKです。ここで設定した内容が「署名」として扱われ、次回新規作成したメッセージに自動挿入されます。ところで、署名を変えるのであれば、せっかくですからひと工夫しましょう。技術的な話は省略しますが、iPhoneの『メール』から送信するメッセージに一部の機種依存文字が入ると、相手のメールソフトで文字化けを起こしてしまうため、強制的に文字コードがUTF-8のメールにしてしまおうというわけです。作業はかんたん。署名の文中にハートか四つ葉のクローバーといったUTF-8の記号を追加するだけでOKです。ハートは「はーと」、四つ葉のクローバーは「こまんど」と変換すれば入力できます。シンプルなわりに効果的ですから、まじないの類いと思い試してみてください。だからといって「iPhoneから送信(はーと)」にすると、かえって逆効果になりそうな気はしますが。
2016年02月11日KODAWARIが運営するiPhone/iPadアクセサリ専門店「SHOWCASE 秋葉原」は、高級木材を使用したiPhone 6用ケース「Miniot iWood」の半額セールを実施する。期間は2016年2月6日11時から7日20時まで。今回のキャンペーンは、高級木材を使用したiPhone 6用ケース「Miniot iWood」を通常価格(税抜10,290円)の半額で提供するというもの。SHOWCASE 秋葉原店限定の実施で、期間は2016年2月6日11時から7日20時まで。期間中はバレンタインギフトラッピングサービス(無料)もあわせて提供する。
2016年02月05日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneのカメラで覗かれる心配はありますか?』という質問に答えます。***最近のノートパソコンは、液晶画面の上あたりに小型カメラ(WEBカメラ)が内蔵されており、つねに操作者の顔を映し出せる状態にあります。ふだんカメラの機能はオフになっていますが、テレビ電話アプリなど静止画/動画の撮影を要するアプリを利用するとき自動でオンになります。この機能は、残念ながら悪用される可能性があります。近ごろ被害報告が増えた遠隔操作ウイルスのなかには、WEBカメラで撮影した映像を勝手にインターネットへ転送する機能が仕組まれたものがあり、そのようなウイルスに感染すると、パソコンの前にいる無防備な姿の自分が盗み撮りされかねません。iPhoneユーザにとっても、この話は他人事ではありません。ウイルス感染しなければ被害に遭うことはないものの、App Storeから悪意のプログラムが潜むサードパーティー製アプリを未来永劫完全に排除することは困難です。こちらをつねに向いてるカメラがあると聞いただけで、監視されているようでイヤだ、という人もいるのではないでしょうか。確実に盗撮を防ぎたい、という場合には安全確実な方法があります。FaceTimeカメラ(フロントカメラ)にシールを貼ってしまうのです。原始的な方法ではありますが、万が一ウイルスに感染することがあっても、レンズ部分が物理的に塞がれているため、離れた場所から撮影を指示することは100%不可能です。ただし、FaceTimeカメラを塞ぐと"自撮り"はできなくなります。FaceTimeでビデオ通話を行うときも、自分の映像を相手に届けることはできません。シールの接着剤がレンズに残る可能性もあります。その辺りのリスクを考慮したうえで、判断すればいいのではないでしょうか。
2016年02月04日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『子どもに「格安SIMのiPhone」を持たせるつもりですが、音声通話が気になります……』という質問に答えます。***もうすぐ春、春といえば進学・進級の季節……ということで、子どもにiPhoneを持たせるタイミングかな? と考えている親御さんも多いことでしょう。モデルにもよりますが、iPhoneでも「格安SIM」を利用しやすい環境が整いつつありますから、家計のためにこれを検討しない手はありません。まず突破すべき関門は「SIMフリーのiPhone」か「SIMロック解除したiPhone」、または「SIMロックのiPhoneでも使える(回線が同じ)格安SIM」を用意することですが、その際音声通話契約の有無を重視すべきです。音声通話契約のある格安SIMは、携帯電話番号が割り当てられるため通常の携帯電話として使えます。無料通話や月々定額の通話プランが用意されていないことが多く、音声通話の割安感には乏しいものの、110番や119番などの緊急通話を利用できることは大きな安心感です。より節約したい場合には、「データ通信専用SIM」がお勧めです。音声通話契約のあるSIMよりさらに安くなりますから、うまく使えば家計における通信費削減の切り札となります。音声通話は『050 Plus』などのIP電話アプリか、「LINE電話」といったSNSと連係する通話サービスを利用するという手があります。iPhoneユーザ間であれば、「FaceTimeオーディオ」も利用できます。ただし、緊急通報できない(サードパーティー製アプリを使えば警察に緊急通報することは可能です)、通知などの機能が音声通話契約がある場合(iOS付属の『電話』アプリを使用)に比べ見劣りする、といった難点があります。友人から「電話番号教えて」と訊ねられた場合にどうするのか、スマートフォンではない相手から電話で話そうと持ちかけられた場合にどう対処するのか、などのやり取りを想定しておく必要があるかもしれません。その辺りに自信が持てないのであれば、音声通話契約のある格安SIMを選ぶべきでしょう。
2016年01月31日○MacのiTunesからiTunesストアを利用しようiPhoneで音楽や映画を購入するにはiTunes Storeアプリを使うが、Mac上での購入はiTunes上で行う。iTunesのミュージックライブラリを表示すると、ツールバー真ん中の右端に「iTunes Store」というボタンがある。これをクリックすればiTunes Storeのミュージックが表示される。基本的に表示される項目はiPhone上のiTunes Storeと変わらない。「新着ミュージック」や「ニューソング」と行った項目も同じように、同じ内容が表示される。iPhoneではタブで分かれているランキングは右端に表示されている。トップページでは聞いてみたい曲にマウスカーソルを合わせると試聴が可能。また価格も表示されるので、ここからすぐに購入もできる。シングルでも複数曲が入っているものはクリックして内容を表示して購入できる。購入ボタンをクリックするとiTunes Storeへのサインインを求められる。すでにiPhoneで曲やアプリを購入しているなら、そこで使っているものと同じApple IDとパスワードを入力しよう。まだ利用したことがない場合でも、iCloudを利用しているならiCloudのIDとパスワードを入力し、カード決済などの情報を入力することで利用可能になる。ちなみに購入した音楽や映画、ミュージックビデオはプレイリストの「購入したもの」の中に入る。これらは前回のプレイリストの作成時にも利用可能だ。○その他のストアを利用する映画のレンタル、購入もiTunes Storeから行う。ミュージックストアを表示しているときに映画アイコンをクリックすれば、映画ストアが表示される。ここでもアートワークをクリックして詳細を見てから購入、レンタルが可能。「予告編」をクリックして予告を見ることもできる。画質についてはHD/SDを選択可能。SDの方が少し安くなっている。iPhoneではApp Storeアプリから行うiPhoneアプリの購入も、iTunesから行う。同じようにアプリアイコンをクリックするとApp Storeボタンが表示されるのでこれをクリックして表示しよう。[iPhone/iPad]ボタンで専用アプリを切り替えて表示できる。詳細ページでアプリの内容を表示して購入が可能。ここですでに購入しているアプリは[ダウンロード済み]と表示される。他にも大学の講座などを無料で利用できる「iTunes U」や本を音声で聞くことができる「オーディオブック」なども利用できる。普段は表示されてない項目は[…]ボタンをクリックするとドロップメニューで表示され、選択できる。また「編集」を選ぶことで、表示されていない項目を表示させることもできる。次回は音楽以外の項目をiPhoneとどのように同期するか、またアプリの整理について解説しよう。
2016年01月29日Apple関連で著名なあるアナリストの報告によれば、同社は今年2016年にリリースが見込まれる「iPhone 7 Plus」に相当するモデルにおいて「デュアルカメラ」を採用する可能性があるという。デュアルカメラにより物体の3D測定が可能になり、撮影後のピント合わせや切り抜き処理、距離測定が可能になるといった効果が期待できる。また光学2~3倍程度のズーム機能をサポートする可能性も指摘されており、カメラ関係での機能飛躍が期待される。同件は9 to 5 Macが、KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuoの最新レポートとして報じている。通常であれば、この手の噂は一歩ひいて話半分程度に聞き流すべきではあるのだが、Apple関係では比較的正確な情報を引き出してくるKuo氏のレポートである点と、記載内容にいくつか興味深い点があることで注目すべきソースになっている。以前にAppleはアレイカメラの技術を持つLinXという企業を買収しており、今回のデュアルカメラはそれを応用したものだと考えられる点だ。その仕組みやメリットの詳細については以前のレポートを参照してもらいたいが、最大の特徴は撮影品質を高めつつ、後処理でさまざまな効果を付与できる写真を取得できる点にある。同様の仕組みのカメラを持つスマートフォンとしてはZTEの「Axon」が知られているが、やはり高品質と「再フォーカス」可能な点をセールスポイントとしている。デメリットとしては撮影時に取得されるデータが通常のカメラ画像より多いうえ、後処理のために膨大なGPUパワーを必要とする点が挙げられる。筆者は2016年に登場するiPhoneの次期モデルで採用される「Ax」シリーズのプロセッサでは「GPUのさらなる強化や特定処理向けの回路増強」が行われると予想しているが、もしAppleがiPhoneでデュアルカメラ採用に動くのであれば、その的中率はかなり高まると考える。また現行のiPhone 6や6sのシリーズでは「本体背面にカメラモジュールが突き出ている」という構造上の問題を抱えている。もしKuo氏のいうように光学ズーム可能なレンズを抱えた場合、iPhoneのデザインがどのように変化するのかが気になるが、ASUSがZenFone Zoomで採用したHOYA製の「Cube」にみられるように、光学3倍ズームを可能にしながら比較的薄型を維持しているレンズユニットも存在し、工夫しだいではそこまで出っ張りの気にならないものを実現できるかもしれない。そして今回Kuo氏のレポートで最も注目すべき部分は「すべてのiPhone 7 Plusにデュアルカメラが搭載されるわけではない」と発言している点にある。Appleは「プレミア」に該当するハイエンド中のハイエンドモデルを製品ラインに設け、このプレミアムな機能としてデュアルレンズのシステムを提案するのだという。現在、Appleは4インチの廉価版にあたるiPhoneの派生モデルのリリースを計画していると噂されているが、これまで不動だったフラッグシップのiPhone製品においても、ディスプレイサイズ以外のSKUを追加する可能性が出てきたというわけだ。実際、筆者もAppleが今後2~3年でモデルの細分化や更新サイクルの変更を行っていくという噂を何度か耳にしており、Kuo氏のレポートもその動きをフォローするものとなっている。いずれにせよ、2016~2018年はAppleにとってもiPhoneにとっても大きな変革のタイミングになりそうだ。
2016年01月29日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『Apple Music、安くなりませんか?』という質問に答えます。***Apple Musicは個人契約が月額980円、最大6メンバーのファミリー契約が月額1,480円で固定です。ドル円の為替相場が大きく変動すれば見直させるかもしれませんが、競合サービスとの関係もあり、このまま据え置かれるものと考えられます。しかし、支払い方法を工夫することで若干安くすることは可能です。加入している間は月々の料金が発生するサブスクリプション型サービスですから、数パーセントでも節約できれば、年ベースではそれなりの金額となります。もっとも手軽な方法が、プリペイドカード「iTunes Card」の活用です。コンビニエンスストアや家電量販店では、時折iTunes Cardの割引セールを実施しますから、そのタイミングで割引率の大きいカードを購入しておくのです。そして『iTunes Store』アプリでiTunes Cardのコードを読み取り、残高がゼロにならない状態を維持していけば、カードの割引率ぶんを節約した支払いが続くというわけです。割引率はカードの額面とセールの条件にもよりますが、最大で10%程度を期待できます。還元方法は販売店のポイントであったり、iTunes Cardの額面に応じたiTunesコードであったりさまざまですが、家計トータルで考えれば節約になっていることは確かです。残高を気にしながらiTunes Cardを買いおきするのは面倒、という場合には「還元率の大きいカード」で支払いするという方法もあります。一般的なクレジットカードの還元率は0.5%ですが、1%、1.5%というカードも存在します。iTunes Cardと比べると実質割引率は見劣りするものの、購入や登録の手間を考えると悪い選択肢ではありません。
2016年01月28日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『機種変で現役引退のiPhoneもソフトウェアアップデートすべき?』という質問に答えます。***Appleは、iPhoneの発売後もしばらくの間「ソフトウェアアップデート」により機能の強化と改善を進めます。新機能も追加されますから、発売後も新機種に大きく見劣りせず使い続けられることが、iPhoneが支持される理由のひとつとなっています。そのソフトウェアアップデートですが、システム(iOS)の変更度合いにより「メジャー」と「マイナー」に2分できます。バージョン名の整数が増えるもの(例:iOS 8→iOS 9)がメジャー、小数点以下が増えるもの(例:iOS 9.1→iOS 9.2)がマイナーと分類され、注意すべきは前者です。メジャーバージョンアップの場合、画面の構成要素(UI)に大幅な変化が現れるとともに、描画機能などシステムの根本部分が刷新されます。外観がいいUIはより高負荷を要求する傾向にありますから、メジャーバージョンアップを機に高い処理性能を求める、言い換えれば「最新ハードウェアのほうが快適に動作する」現象を生み出します。一方のマイナーバージョンアップは、「メンテナンス」が主目的です。新機能が投入されることもありますが、それはメジャーバージョンアップ時から予定されていた機能が後送りされたものであることが多く、大半は不具合の解消やセキュリティ対策です。最新ハードウェアを要求するような、システムの負荷を大きく変える変更はありません。メジャーバージョンアップを行うと、旧モデルでは速度低下が気になる可能性があります。iPhoneはシステムを以前のバージョンに戻す処理(ダウングレード)が認められていませんから、バージョンアップしたら動作が"もっさり"で後の祭り、という話はよく耳にするところです。余生を音楽再生やリモコンで過ごす旧型iPhoneをメジャーバージョンアップしたところで、新機能は増えても操作にストレスが生じるようではかえってデメリットになります。現役引退の旧型機はマイナーバージョンアップに止めておいたほうが賢明かもしれません。
2016年01月23日○プレイリストを作ってiPhoneと同期しようiPhoneとiTunesの音楽はどのように同期されるか、まずはiPhoneとiTunesで音楽をどのように同期するかを見てみよう。iPhoneをMacのUSBポートに接続してiTunesと繋ぎ、「ミュージック」の項目を選ぶと「音楽を同期」という項目がある。ここでiPhoneに同期する音楽を選んでiPhoneに送ることができる。単純に同期にチェックを入れると、iTunesに入っている曲を全部入れることになる。ただ容量のバーを見てみると「空き領域不足」と表示されているのがわかるはず。これはミュージックビデオやボイスメモなど必要のないものを含んでいたり、そもそもiTunesで管理している曲が多いためだ。人によってはミュージックビデオやボイスメモを外しても容量が足りない場合もあるだろう。これでも同期はされるが、すべての曲は転送されないので聴きたい曲に限って入っていないということが起こる可能性がある。そこでプレイリストや分類を選んで、聴きたい曲だけを同期しよう。「選択したプレイリスト、アーティスト、アルバム、およびジャンル」にチェックを入れると、それぞれの項目にチェックボックスが表示される。ここでチェックを入れたものがiPhoneと同期される。ちなみに同じアーティストなのにアーティスト表記が違っていて分類が別になっていたりすることがある。曲情報は正確に入れるようにしよう。また、例えばThe BeatlesとB’zが同じ「Rock」(iTunes Storeだと日本語で「ロック」)になっていて、洋楽と邦楽がごちゃまぜになってしまったりする。これを分類するために、日本の曲には頭に「J-」などをつけるようにすると、このあとのプレイリスト作りで重宝する。同期するプレイリスト、アーティスト、ジャンルなどが決まったら[適用]ボタンをクリックしよう。選択した曲がiPhoneのミュージックアプリに入り、再生可能になる。○プレイリストを作ろうiPhoneに曲を同期することはできたが、曲順などはアルバム順だったりして少々味気ない。そこで自分の好みのプレイリストを作ってみよう。まず新規にプレイリストを作る場合。[ファイル]メニューから[新規]-[プレイリスト]で新規プレイリストを作成する。左下の[+]ボタンでも同じものを作れる。これで空のプレイリストができるので名前をつけよう。このプレイリストには音符のアイコンが付く。このプレイリスト「Favorite」に追加したい曲をミュージックリストから見つけてドラッグ&ドロップしていくと、プレイリストに追加される。あるいは選択した曲の[…]をクリックして表示されるメニューの「プレイリストに追加」からプレイリストを選んで追加することもできる。さらに複数の曲を選択した状態から[ファイル]-[新規]-「選択した項目からプレイリスト」でもプレイリストを作ることができる。次の作り方は「スマートプレイリスト」だ。これはある条件に合う曲をライブラリから自動的に集めてくるタイプのもの。プレイリストのアイコンでは歯車マークが付いているのがそれだ。例えばジャンルが「Rock」で製作年が「2000年より小さい」などの条件でプレイリストを作ることができる。こちらのプレイリストは曲目を自由に変更できないので注意しよう。もう一つ作ることができるのが「Genius プレイリスト」だ。これはある曲を選んで作成すると、他のiTunesユーザーの情報をもとに「選んだ曲と同じプレイリストに入っていることが多い曲」を手持ちの曲の中から自動的に並べてくれる。アイコンはGeniusマークが付く。意外な曲が集まることもありなかなか楽しめる。こうして作ったプレイリストは、前述のiPhoneのミュージックの同期項目に表示され、選ぶことでiPhoneに同期することができる。筆者がよく作るのは見に行ったライブのセットリスト。ライブの余韻を楽しむときや次の公演前の予習に最適だ。楽しいプレイリストを作ってみよう。
2016年01月22日iPhone 6の発売以来、Apple StoreでSIMフリーのiPhoneが扱われるようになり、2015年5月にはSIMロック解除に関するガイドラインが改正され、ユーザから申し出があったとき携帯電話会社はSIMロック解除に応じなければならなくなった。今後iPhoneでも「格安SIM」の利用者が増えることは確実な情勢だ。ただし、格安SIMにはいくつかの注意点がある。多くの場合、データ通信量に細かな制約を設け低廉な料金設定を可能にしているため、国内の一般的なプラン(7GB/月以下であれば自由にデータ通信できる)と同じ感覚で使用していると、通信速度が抑えられたり追加料金が発生したりという制約が生じてしまう。あれこれ工夫してデータ通信を節約しないことには、格安SIMのメリットを発揮できないのだ。格安SIMを使うときの基本として、モバイル回線の使用は必要最小限にとどめ極力Wi-Fi回線を使用するというものがあるが、それだけでは不十分だ。かといってモバイルデータ通信をオフにしてしまってはiPhoneの利便性が損なわれるため、設定の"勘所"を押さえる必要がある。まず、iTunes/App Storeの自動ダウンロードスイッチをオフにしよう。このスイッチをオンにしておくと、モバイル回線でアプリや楽曲などのコンテンツがダウンロードされてしまうことがあるからだ。WEBサイトのコンテンツをオフラインで読むための機能「リーディングリスト」についても、モバイルデータ通信をオフにしておこう。WEBサイトには画像が多数含まれるため、オフにしたほうがデータ通信量を節約できる。忘れられがちなのが「Wi-Fiアシスト」だ。Wi-Fiの接続状況が芳しくないとき、自動的にモバイル回線を利用して通信速度を稼ぐというiOS 9の新機能だが、気付かないうちに使用されるという点で格安SIMには危険な存在だ。オフにしておいたほうがいいだろう。
2016年01月16日