東京の道具街、合羽橋にある人気カフェ「itonowa(イトノワ)」。そこから歩いてすぐの場所に、セレクトショップ「itonowa Life」がオープンした。 もともとアパレル会社に勤めていたという、店主の渋谷有美さん。これまで「itonowa」で雑貨の販売やイベントなどを行ってきたなかで、ゆっくり見てもらえるような物販のスペースを新たに作りたいと少しずつ考えるようになったそう。「昨年カフェを2日間閉めて、アパレルブランド「koton(コトン)」の受注販売会を行ったんです。そのときにお客さんが洋服を通して幸せな気持ちになる姿を見て、洋服の持つパワーを改めて感じました。“洋服って楽しい”という気持ちを思い出し、洋服と雑貨のお店を作りたいと思ったんです」と渋谷さん。扱う洋服は「homspun(ホームスパン)」や「koton」、「rukkilill(ルッキリル)」といった、以前から付き合いのあるブランド。器や雑貨はカフェでも使用している「yumiko iihoshi porcelain(ユミコ イイホシ ポーセリン)」の器をはじめ、ポットや「fog(フォグ)」のリネン類、「GRAGE(ガレージ)」のエプロンなどが並ぶ。松本樸さんのビーカーランプ。「yumiko iihoshi porcelain」、「itonowa」シリーズの器。「PROMENADE FURNITURE(プロムナード ファニチャー)」の木のボードは、オリジナルのサイズに作ってもらったものだそう。 カフェでも販売しているジャムやジンジャーシロップなど、人気のアイテムも。今後はカフェと連動したワークショップの開催や、作家を介したオリジナルの商品の展開なども考えているそう。合羽橋エリアに訪れる楽しみがまたひとつ増えそうだ。「itonowa Life」東京都台東区松が谷2-2-6 斉藤ビル1階Tel:03-6231-7775営業:11:00~17:00 木曜定休 取材/赤木真弓
2012年06月20日東京の道具街、合羽橋にあるお店「たべものと雑貨のおみせ、itonowa(イトノワ)」の店主、渋谷有美さんによる初のレシピブック『itonowaの野菜づくしの玄米弁当』が発売された。お肉は使わず、玄米ごはんを中心としたメニューが人気の「itonowa」。本書でも、玄米がおいしく食べられる野菜をたっぷり使ったお弁当が簡単に作れるよう、分かりやすく紹介されている。土日どちらかに3つの“おかずのもと”を作り置きさえすれば、少しずつアレンジを加えるだけで平日5日のお弁当ができるという構成で、6週間分紹介。それぞれ土日にすること、使用する手づくり調味料、買うものリストがまとめられているので、忙しい人やお弁当初心者にも気軽に始められそうだ。玄米ごはんだけでなく、サンドイッチやハンバーガーなどのメニューがあるのもうれしいポイント。カラフルなお弁当包みもかわいく、これなら作ってみたいと思える内容になっている。おいしい玄米の炊き方やお弁当の詰め方、デザートの作り方、ごはんのお供などのアイデアノートもあり、普段の食事作りにも参考になりそう。体にいいのはもちろん、お弁当作りが楽しくなるようなお弁当。この春から、早速お弁当生活を始めたくなる1冊だ。 『itonowaの野菜づくしの玄米弁当』 著者:渋谷有美定価:1,575円発行:マイナビ取材/赤木真弓
2012年02月25日