綾野剛主演、木村佳乃、福士蒼汰らが共演する「アバランチ」の2話が10月25日オンエア。牧原を演じる千葉雄大の“号泣演技”に「あんな泣き方千葉くんにしか出来ない」など絶賛の声が集まっている。カンテレ・フジテレビ系の新枠“月10ドラマ”で放送される本作は、綾野さん主演の『ヤクザと家族The Family』も手がけた藤井道人をチーフ監督に迎え、謎に包まれたアウトロー集団・アバランチの活躍を描く劇場型ピカレスク・エンターテインメント。アバランチの一員である羽生誠一を綾野さんが演じるほか、アバランチを指揮する警視庁特別犯罪対策企画室・室長の山守美智代に木村さん。山守の部下でアバランチの秘密を知ることになる西城英輔に福士さん。普段は優秀なデイトレーダーでありながら、官公庁や大企業のデータベースに侵入する天才ハッカーとしての顔も持つ牧原大志に千葉さん。戦闘力の高い元自衛官・明石リナに高橋メアリージュン。おもちゃの修理が上手い元所轄刑事の打本鉄治に田中要次。官僚トップとして総理大臣・郷原栄作を支える内閣官房副長官・大山健吾に渡部篤郎。大山が支える総理大臣の郷原栄作に利重剛。大山の秘書・福本優美に堀田茜といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。山守は半年前に転落死した夏川洋子(中島亜梨沙)について調査するようアバランチに指示。東南アジアの開発途上国支援に携わってきた彼女の死を警察は自殺と断定するが、その死には不可解な点が多かった。夏川が死の直前まで永井慎吾(久保田悠来)というジャーナリストとやり取りしていた。実は夏川は牧原の姉で、彼女はODAの資金が不正に流用されていたことに気付き殺されていた。夏川の死の背後にいる大山もまた、アバランチの動きに対抗するため内閣情報調査室のエース・桐島雄司(山中崇)を呼び出し調査を指示する…というのが2話の展開。姉の死の謎を追ってきた牧原が、事件に関する調査を始めるようになって感情を高ぶらせ、さらに姉を死に追いやった相手に涙を流しながら激昂する様に視聴者からは「表情、目で魅せる演技…こんな千葉くんを見られるなんて…素敵な俳優」「過去を話し出すところ。"姉ちゃんなんだぁ"の言い方一つで涙出た。普通に好きな芸能人だったけど演者としてこんなに魅力的だったとは…!」「マッキーの涙が忘れられない…。あんな泣き方千葉くんにしか出来ないよね」などの反応が続々と集まる。ラストでは事件の黒幕ともいえる大山と牧原に面識があることを示唆する場面も。「マッキーと篤郎が知り合いっぽくて関係が気になる…」「大山さんとのシーンが意味深でどきどき。どういうことなんだろう…」と、2人の関係が気になる視聴者の声とともに、「アバランチメンバーは、過去に大切な人を奪われてやり切れない想いを抱えてる人達なのか」「いつかは羽生ちゃんの復讐回くるのかな」など、アバランチの他のメンバーが抱える“背景”に想いを馳せる声もSNSに多数投稿されている。(笠緒)
2021年10月26日俳優の千葉雄大が30日、都内で行われた「学研教室」新CM発表会に出席した。10月1日から全国で放映開始される本TVCMは、勉強という概念を実体化した"勉強くん"を演じる千葉が、子どもと親に向け「お子さんは僕(勉強)のこと、好き?嫌い?」とまっすぐに問いかけ、そのチャーミングかつ真摯な表情が必見の仕上がりとなっている。妖精をイメージしたというCM衣装で登場した千葉は、同CMのオファーがきた際の心境を尋ねられると「お子様たちに興味を持ってお勉強していただきたいなと思ってくれるように頑張りたいなと思いました」と吐露し、「大人の方のそういうの(期待も)背負っていかないといけないんですけど、お子様たちにはそれが伝わらないように、勉強を好きになってもらえるように心がけました。大人の責任は僕が背負っていきたいと思います」と力を込めた。また、"勉強くん"を演じる上で心がけたことを聞かれると「お子さんに『好き?嫌い?』と問いかけたときに、『好き!』って言ってもらうお話になっているので、『好き!』って言っていただけるように気をつけましたね」と言いつつ、「あと、お金を出すのは親御さんなので、お母さんの心にも刺さるようにというのも裏設定としてあります」とコメントして笑を誘った千葉。MCから「刺さりました」と声が飛ぶと、「いいお客さんですね(笑)」と声を弾ませた。自身はどんな子どもだったのか尋ねられた千葉は「小学生のときは児童会長に立候補するような子でした。なんで立候補したのかわからないんですけど、給食の時間とかタスキをつけて演説して、公約みたいなことを言ったんですよ」と懐かしみ、「結果的に副会長だったんですけど、僕の子ども時代は"副"が多くて、テニス部だったんですけど副部長でしたし、2位が多いですね」とポツリ。褒められたり、評価されたいという願望が強かったのかと聞かれると「褒められたかったんですかねえ。今は褒められるのが得意じゃないというか、嬉しいんですけど、どう返していいのかわからないので…。人生いろいろですね」と語り、「かっこいい」などと褒められることが多いのではと追求されると「心が汚れてしまったのか、"本当に思っているのかな"って疑うようになってしまったのが悲しいですね。立候補したときの自分に戻りたいですね」と嘆いた。さらに、子どもの頃にこうしておけばよかったなと後悔していることを聞かれると"習い事等継続"と答え「僕はピアノと水泳をやっていたんですけど、できることが多いというのは無駄ではないと思いますし、ピアノとかも続けていたら、そういう役がきたときにできるのになとか思ったりします」と後悔をにじませ、「何か好きなことがあれば突き詰めてみるのもいいのかなと思います。頑張ってください」と子どもたちへエールを送った。加えて、苦手なこと克服するためのアドバイスを求められると"苦手な中にも好きな所を見つける"と書き「僕は数学が苦手なんですけど、算数が得意じゃないと言っちゃうと全部が嫌になっちゃうけど、分数は好きとか、先生が好きとか、なんでもいいので好きなところを見つけると前向きになるかなって大人になってから思います」といい、「僕はノート作りが好きだったんですけど、楽しむためには好きなところを見つけるのがいいのかなと思うので、苦手な教科ほどそういうのを頑張ってみるのもいいのかな」とメッセージを送った。そして、自身が今後、勉強したいことを尋ねられると「臨床心理士に興味があるので、心理学だったりの勉強をしてみたいですし、エジプトが好きなので、ヒエログリフとか勉強したいですね」と目を輝かせた。
2021年09月30日綾野剛主演の新ドラマ「アバランチ」に千葉雄大が出演することが決定。謎に包まれたアウトロー集団・アバランチのビジュアルも公開された。藤井道人がチーフ演出として参加することでも注目の本作は、綾野さんが演じる主人公・羽生誠一が所属する謎に包まれたアウトロー集団・アバランチの活躍を描き、人々の正義感に訴えかける劇場型ピカレスク・エンターテインメント。千葉さんが演じるのは、そんなアバランチのメンバーである牧原大志。普段は優秀なデイトレーダーとして、株式相場で巨額の利益を得る一方、官公庁や大企業のデータベースに侵入する天才ハッカーとしての顔も持っている。そして、アバランチは牧原を含めた6人で構成されることが明らかに。ほかのメンバーは、すでに発表されている警視庁特別犯罪対策企画室室長・山守美智代(木村佳乃)、山守の部下の警察官・西城英輔(福士蒼汰)、元自衛官・明石リナ(高橋メアリージュン)、元所轄刑事・打本鉄治(田中要次)。別々のバックグラウンドを持つ彼らがなぜ、アバランチに集結したのか、目的は何なのか――。そんな謎は、それぞれが抱える過去や本心といった“裏の顔”と共に、物語が進むにつれて明らかになっていくという。「アバランチ」は10月18日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2021年09月29日8月19日、新型コロナウイルスによる肺炎のため急逝した千葉真一さん(享年82)。生前の千葉さんはワクチンを接種していなかったと報じられているが、その背景には“水素カプセル”への傾倒があったのだという。千葉さんの知人はこう明かす。「生前、千葉さんは“水素カプセル”というサプリメントの一種を愛飲していました。販売会社の“広告塔”を買って出ていて、販売会社の代表と一緒に、全国を回って宣伝活動までしていました。千葉さんは代表のK氏に、“健康指南役”と言っていいほど傾倒していました。その影響からか、『俺は水素を飲んでるから、コロナにかからない』と豪語するほどだったんです」本誌が“水素カプセル”の販売会社代表を務めるK氏を直撃すると、実は一貫してワクチン接種を勧めていたのだという。「カプセルを愛用するみなさんにも、『水素を飲んでいるからといって、デルタ株には効かないよ』と言っています。ずっとワクチン接種を周囲に勧めていて、これから一回目を接種する予定です。5月ごろから、私は千葉さんに『ワクチンを打ったほうがいい』とアドバイスしていたんです。しかし8月3日になって、千葉さんから私に電話があった。『デルタ株に感染したみたいです』と言うんです。すぐ病院に行くように勧めましたが、『もうちょっと自宅で頑張ります』と話していた。私が、ワクチンを打たなかったのかと確認すると、千葉さんは『打ってない』と……」K氏と千葉さんが最後にやりとりしたのは、亡くなる11日前の8月8日だった。■感染後、千葉さんは「必ず打つ」と…「千葉さんは電話で、『いま、肺が厳しくて。これから救急車が来ます。治ったらワクチンを必ず打ちます』と話していました」販売会社のホームページに掲載されていた千葉さんの写真は、千葉さんが亡くなった日には削除されていた。その理由を聞くと――。「危篤と聞いてから、マネージャーさんに『何かあったら削除してもいいか』と話していました。千葉さんの息子たち(新田真剣佑と眞栄田郷敦)とはデビュー前から会っていて、彼らも7年ぐらい水素カプセルを飲んでいますよ」長年家族ぐるみの交流があったからこそ、K氏は千葉さんの死をこう悔やんだ。「千葉さんは今後も水素を広めていきたいと頑張っていたのに、無念です。無理やりにでもワクチンを打たせておけばよかった……」生還したら必ずワクチンを打つ。その言葉は実現しないまま、千葉さんは天国へ旅立った――。
2021年09月06日漫画雑誌『モーニング』にて連載された同名コミックを、ヒロインをドラマ『義母と娘のブルース』の上白石萌歌、相手役にドラマ『ドラゴン桜』の細田佳央太を迎えて、『横道世之介』の沖田修一監督が映画化した青春ムービー『子供はわかってあげない』が公開となった。細田演じる書道部男子・もじくんの、探偵業をしている(?)兄の明ちゃんを演じたのは、近年では音楽番組のMCも務めるなど、活躍の場を広げる俳優・千葉雄大。沖田監督とは『モヒカン故郷に帰る』(16年)でも組んだ仲だ。沖田監督、千葉のふたりに、本作を振り返ってもらった。再タッグについて話すうち、かつて沖田監督が酔っぱらって千葉に「オレの作品に出ろ!」と言い放ったというエピソードも登場した。○■『モヒカン故郷に帰る』以来のタッグ――沖田監督と千葉さんは『モヒカン故郷に帰る』以来のお仕事ですが、今回、もじくんのお兄ちゃんである明ちゃんをなぜ千葉さんにお願いしたのですか?沖田:『モヒカン~』に出てもらって、一緒に仕事をしてとても楽しかったこともあり、また一緒に仕事をしたいと思っていたところ、明ちゃんを千葉くんがやったら面白いんじゃないかと浮かびまして。迷いなく声をかけました。外見ですとか、すごく女性に寄せているわけでもないのに、「お兄ちゃんなんだけど見た目は女の人」という結構難しい役なのですが、千葉くんのもともと持っている柔らかさがうまく出たお兄ちゃんになってくれたと思います。――千葉さんは今回の出演に際して何を思いましたか?千葉:『モヒカン~』に出させていただく前から沖田監督の作品はすごく好きで拝見していました。それが『モヒカン~』に出させていただいて、また今回、呼んでいただけた。すごく嬉しかったです。明ちゃんのような役は結構デフォルメされることもありますが、脚本を読んで、自然な感じで描かれていていいなと思いましたし、作品の世界観に溶け込めればいいなと思いました。実際に演じるとなると難しかったですが、自分でバランスを考えつつ、やりすぎると監督がおっしゃってくださるので、安心してできましたし、最初のシーンで、監督が「ぽい」とおっしゃってくださったので嬉しかったです。――また新たな作品でも呼んでください! という感じですか?千葉:そんなおこがましい。ただ、何かこの役を僕にやってもらいたいと思ってもらえるなら、それはすごく嬉しいです。沖田:昔、酔っぱらって「オレの作品に出ろ!」みたいなことを言っちゃったことがあるよね。千葉:『モヒカン~』のときですね。沖田:いまだかつて、そんなことをしたことはないのですが、舞台挨拶で地方に行ったときに、酔っぱらって「オレの作品に出ろ。オレに任せとけ!」みたいなことを言ったみたいで……。実は全く記憶がなくて。あとで聞いて千葉くんにもう会えないと思うくらい恥ずかしくて、後ろめたい気持ちでいたんです。それで今回久しぶりに会ったときに「あのときのこと、覚えてる?」と聞いたら、「もちろん。それで呼んでいただいたのかと思ってました」って(苦笑)千葉:結構、忘れないタイプなので(笑)○■兄弟役を演じた細田佳央太のことは、好きになれたことが大きかった――本作は2019年の撮影ですから、ドラマ『小さな神たちの祭り』とあわせて、千葉さんは細田さんと、同年に2作で兄弟役を演じられたことになりますね。千葉:そうなんです。こちらの撮影が先で、そのあと夏の終わりくらいに『小さな神たちの祭り』を撮りました。世に出る順番は逆になりましたが。――細田さんとはどんなコミュニケーションを?千葉:別に先輩としてふるまうなんてこともできないので、撮影の合間とかに、たとえばプールサイドのシーンなどで、「普段は何してるの?」「暑いねぇ」「こういう風に撮影するんだねぇ」とか、普通に話してました。沖田:あはは。優しい。千葉:言い方が難しいですけど、細田くんくらいの年代の子って、ギラギラしてる人も多いと思うのですが、そういうのがあまりなくて、すごく自然な子だなと、「好きだな」と思いました。兄弟役を演じるうえで何かあえてしたというより、好きになれたのが一番大きかったです。○■上白石へのヒントにと、監督自ら泣いている姿を自撮り――序盤のシーンで、美波が、劇中アニメの『魔法左官少女バッファローKOTEKO』を観て感動して泣いています。そこの演出として、監督自身が映画を観て号泣している姿を自分で撮った動画を、上白石さんに渡したと聞きました。「感動して泣いているというのはこういうことだ」と。千葉:えー! 観たい。沖田:まだ残ってますよ(笑)。たまたま『ブリグズビー・ベア』という映画を観ていて、まさか泣くとは思っていなかったんですけど、最後めちゃくちゃ感動しちゃって、久しぶりにボロ泣きしまして。「あ、これ今、撮らなきゃ!」と。――ええ!沖田:すごく感動してるんですけど、感動している自分と意識が分断している自分もいて、片手でスマホを持ってRECを押してました。上白石さんへのヒントとして「何かを観て泣いている姿のリアルが撮れる!」と思って撮影したんです。それで上白石さんに最初に会ったときに、「これ」と見せたら、爆笑してました。千葉:あはは! すごいけど面白いです。――千葉さんが演じた明ちゃんも涙もろい役ですが、千葉さんが、自分でも引くくらいに泣いた映画などはありますか?千葉:僕、『レ・ミゼラブル』が大好きなんです。映画も好きですが、舞台が特に好きで、毎回泣きます。今年も行ってマスクびちょびちょにしながら号泣しました。何年も観ていると感動するところが変わってきて、ファンテーヌに思いを馳せて泣いているときもあったんですが、今回はジャベールになって泣きました。○■千葉が「ゆう」から「オレ」に変わった瞬間――千葉さんに質問です。本編でもじくんが「僕からオレに変わる瞬間」があります。千葉さんが僕からオレに変わった瞬間、大人になったと感じたときを覚えていますか?千葉:僕、子どものころ自分のことを「ゆう」って呼んでたんです。あるとき、友達と公園で遊んでいたら、弟が「お兄ちゃん、ママが呼んでるよ」と呼びに来たんです。そのとき「え、お前のとこ、ママって呼んでるの?」と言われまして、「なんで言うんだよ!」と弟と大喧嘩になりました。そこからお母さんと呼ぶようになったし、「ゆう」からオレになりました。――それってまだ小さい頃のときのお話ですよね?千葉:小学校高学年のときですかね。他者を気にし始めてたんですかねぇ。あ、でもそういうことじゃないですよね。実際にオレと言い始めた瞬間じゃなくて、大人になったと感じたという、マインド的な問題ですよね(苦笑)。ひとりの人間として変わってきたのは……、一人暮らしを始めてからですかね。沖田:まとまりかけてたから、最初のでいいよ(笑)○■1年の延期を経ての公開に――美波やもじくんの成長が爽やかな作品ですが、出来上がった作品を観て、千葉さんが惹かれたところは?千葉:自分のところはどうしても、落ち着いて観られませんね。――完成から時間が経ってもですか?千葉:今回また観たんですが、「うちの兄ちゃん、探偵だよ」ともじくんが言った瞬間から、「あ、このあとから出てくる」と思ってお腹が痛くなりました(苦笑)。でも作品としては最初に観たときから本当に好きだと思えたので、自分でもびっくりするくらい「この作品、絶対観て!」と言いふらしてます。沖田:言って、言って!(笑)千葉:萌歌ちゃんと細田くんはもともとご活躍されていますが、自分もイチ観客として観たときに、この作品でさらにファンになって、応援したくなりました。そのこともすごく良かったです。――新型コロナウイルスの影響から、1年の延期を経ての公開になりました。監督、最後にひと言お願いします。沖田:すごく楽しい作品ができたなと思って、早く観てもらいたかったのですが、延期になって正直ちょっと悔しい思いもありました。でも一番いい時期に公開してくれると信じていました。夏に観るべき映画だと思うので、これで良かったと思っています。きっと誰かが好きになってくれるんじゃないかと、期待しながらドキドキしています。よろしくお願いします。沖田修一1977年、愛知県生まれ、埼玉県出身。2001年、日本大学芸術学部映画学科卒業。翌年、短編『鍋と友達』が第7回水戸短編映像祭にてグランプリを受賞し、2006年、初の長編映画『このすばらしきせかい』を手掛ける。商業映画デビューとなった『南極料理人』(09年)が大ヒットし、同時に高い評価も受ける。『キツツキと雨』(12年)、『横道世之介』(13年)をはじめ、国内のみならず、海外でも評価されている日本映画をけん引する監督のひとり。その他監督作に『滝を見にいく』(14年)、『モヒカン故郷に帰る』(16年)、『モリのいる場所』(18年)、『おらおらでひとりいぐも』(20年)。千葉雄大1989年3月9日生まれ。宮城県出身。2010年『天装戦隊ゴセイジャー』のアラタ / ゴセイレッド役にて俳優デビューを果たす。主な出演作に『モヒカン故郷に帰る』『殿、利息でござる!』(16年)、『帝一の國』(17年)、『スマホを落としただけなのに』シリーズ(18年、20年)など。『ピーターラビット』シリーズ(18年、21年)では日本語吹き替え版のボイスキャストを担当。また高い人気を獲得した『いいね! 光源氏くん』(20年)や舞台『ポーの一族』(21年)など、幅広いジャンルと役柄を演じられる実力派としてドラマ、映画、舞台で活躍。近年はバラエティ番組や音楽番組のMCでも存在感を示している。
2021年08月22日千葉真一さんが新型コロナウイルス感染による肺炎のため、82歳で亡くなった。国内のみならず、「People」誌、「Variety」誌などの海外の多数メディアも千葉さんの訃報を報じている。千葉さんは「サニー千葉」として、長年世界で活躍してきたからだ。武術の達人の千葉さんを尊敬しているハリウッドスターは多く、キアヌ・リーヴスは自身の主演作『ジョン・ウィック』のプロモーションで来日時に、サプライズで千葉さんとの対面が実現し、恐縮しきり。千葉さんを「マエストロ(巨匠)」と呼び、終始笑顔を見せていた。『モータルコンバット』に出演する武闘家俳優のルイス・タンは「真のアクション・レジェンドです。あなたの映画は永遠。あなたのエネルギーはインスピレーションです」とツイート。『喰らう家』のテッド・ゲイガン監督は「素晴らしい俳優のソニー千葉さんが、今日亡くなられました。またしても新型コロナウイルスの犠牲者です。6つの黒帯を持つ、マーシャルアーツのレジェンド。特撮テレビから始め、120本以上の東映の映画に出演し、何十年も日本で大人気だったアクションスターです。今日は彼の映画を一本観ましょう」とファンに呼びかけた。自らアクションを演じることができる俳優として、60年代から海外との合作映画やハリウッド映画に多数出演してきた千葉さん。1974年の邦画『激突!殺人拳』(英題:The Street Fighter)は日本とアメリカでヒットし、いまも海外ファンが千葉さんの代表作として挙げる一本になった。海外でさらなる名声を得るきっかけになったのは、服部半蔵役を演じたクエンティン・タランティーノ監督作『キル・ビル』(2003)だ。「あの服部半蔵が…安らかにお眠りください」とたくさんのファンが役名を挙げてお悔やみメッセージを送っている。日本で開催された『キル・ビル』プレミアPhoto by Koichi Kamoshida/Getty Images(Hiromi Kaku)
2021年08月20日「アクターズ・ショート・フィルム2」の放送・配信が決定し、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が監督として参加することが分かった。WOWOW開局30周年を記念して行ったプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」は、ルールは<1.尺は25分以内2.予算は全作共通3.原作物はなし4.監督本人が出演すること>と同条件で、5人の俳優たちがショートフィルムを製作。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すというもの。第1弾では、磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來がそれぞれ監督を務めた。そんな第1弾の反響を受けて、今回第2弾の始動が決定。今回監督として参加するのは、自宅にいるときは常に映画やドラマを鑑賞しているという「劇団EXILE」の青柳さん。主演を務めた『玉城ティナは夢想する』が「SSFF & ASIA 2018」のナショナルカテゴリーでグランプリに輝いた玉城さん。俳優はもちろん、『ピーターラビット』シリーズでピーターラビットの吹き替えを担当した千葉さん。「アクターズ・ショート・フィルム」の『in-side-out』で主演を務めた永山さん。「AERA」で映画にまつわる連載「前田敦子@試写室」を基にしたエッセイ「前田敦子の映画手帖」を出版している前田さんと、すでに俳優として輝かしい実績を持つ5人が、初監督に挑戦する。千葉さんは「今まで出会った監督からしていただいてうれしかったことをまねっこしつつ、ぼくも自分なりに彩っていけたら」とコメントし、永山さんも「現場で楽しむ事を大切にして立ち向かっていきたい」と意気込んでいる。▼監督コメント青柳翔映画を愛し、作品づくりの苦しみを乗り越えた一握りの経験豊富な人が出来るものだと思っていたので、オファーを受けた時は、僕がやって良いのか?と、正直、ひるみました。前作(第一弾)の全作品を見終わった後、皆さんの作品が素晴らしかったので、自信がなくなりました。でも、ありがたい事に、とても優秀で経験豊富な人達が周りにいるので、その方々に助けて頂きながら、作品を一から作る苦しみや楽しみを味わっております。意固地にならず、人の意見をちゃんと聞き、良い作品を作っていきたいと思っております。必ず最高の作品を作る為にベストを尽くします。玉城ティナ自分で物語の指揮を取るのは早すぎる気もしましたが、このままではいつまで経っても今だ、という時期は来ない、とも思ったので有り難く引き受ける事にしました。この時の私はこういう風に感じていたのだな、と未来の自分が見てクスリと笑えるような作品になれたら、嬉しいです。とにかくのびのび気楽に出来たら一番だと思っています。前回の監督達の作品、メイキングに映る表情を観て、そういう気持ちが大事なんじゃないかと思いました。宜しくお願いします。千葉雄大文章を書くことは昔から好きで、少し前から脚本を書くことに興味を持ち始めたのですが、いざやるとなると大違い。自分とにらめっこの日々です。好きという気持ちを忘れてしまいそうにもなりますが、たのしいです。前回監督されたみなさんの作品それぞれに違った彩りを感じられたので、自由にやっていいんだと背中を押されました。今まで出会った監督からしていただいてうれしかったことをまねっこしつつ、ぼくも自分なりに彩っていけたらと思います。でも、その自由っていうのが意外と鬼門で、ないものねだりですね。みてくださった方に少しでもお土産をお渡しできますよう務めます。永山瑛太前回のアクターズ・ショート・フィルム、森山未來監督作品で出演させて頂き、その後、プロデューサーから、撮りたいですか?とお声掛け頂き、嬉しさのあまり直ぐにやります!と、構想を練り始めました。テーマは、生きる、です。勿論、一筋縄ではいかない事は承知していますが、結果よりプロセス、現場で楽しむ事を大切にして立ち向かっていきたいと思います。前田敦子映画の世界が私は大好きです。私がまさか監督を、、びっくりしました。ですが新しい入り口に手招きしていただけてワクワクせずにはいられませんでした。そこから私が撮るならこの人たちと一緒にやってみたいと頭にパッと浮かんできました。その夢が全て叶ってしまい。。準備は着々と進んでいます。これは撮影を楽しみにせずにはいられません。初めてのことだらけで手探りですが、皆さんに教えていただきながら、やれることは精一杯やります。何よりも楽しい現場にしたいです。今回参加される皆さんが同じタイミングでどんな世界を作品にするのかそれもものすごく楽しみにしています。「アクターズ・ショート・フィルム2」は2022年、WOWOWにて放送・配信予定。「アクターズ・ショート・フィルム」全5作品&「アクターズ・ショート・フィルム・ドキュメンタリー」はWOWOWオンデマンドにて配信中。(cinemacafe.net)
2021年08月18日映画『子供はわかってあげない』(8月20日)の完成披露上映会が27日に都内で行われ、上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大、豊川悦司、沖田修一監督が登場した。同作は「マンガ大賞2015」で2位にランクインした田島列島による長編デビュー作の実写化作品。もうすぐ夏休みのある日、高校2年の美波(上白石)は水泳部の練習中に、ちょっと変わった書道部員のもじくん(細田佳央太)と学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる。細田と千葉は同作で兄弟役を演じた後に、千葉の主演ドラマ『小さな神たちの祭り』でも兄弟役に。千葉は「もう本当に2019年の夏、僕の夏は佳央太と共にあったみたいな感じで、本当に他人とは思えない」と表す。細田も「めちゃくちゃうれしいですね。僕にとってもお兄ちゃんのような存在だったので。今も一緒にいて安心で、イベントの直前に『緊張してきた』ということも伝えました」と応えた。イベントでは「夏の思い出」というトークテーマも。細田は「小学校低学年の時バス通学だったんですが、早い時間に起きて学校行ってたので、自分が家を出た後の番組を何も知らなくて。ただ、夏休みって一日休みだから、朝ラジオ体操やってプールに行って帰ってきても、まだお昼前だったりするじゃないですか。だから初めて見る番組を見れることが嬉しくて、たくさん見てました。夏休みのテレビの時間だけは大人になった気分でした」と振り返る。千葉が「夏休みが明けると、いきなりすごいナウい子供になってるってこと?」と尋ねると、細田が「ちょっとだけ成長して……」と答え、千葉は「かわいい!」と笑顔を見せていた。
2021年07月27日女優の森矢カンナ(33)が1日、インスタグラムを通じ、バスケットボール日本代表の馬場雄大(25)との結婚を発表。あわせて、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)からの独立と芸名を本名の「森カンナ」に改名することを報告した。森は直筆の文書をアップし、「この度、私、森カンナはバスケットボール選手の馬場雄大さんと入籍した事をご報告させていただきます」の書き出しから、「人の人生に寄り添うということ、結婚とはなんぞやと、今はまだ分からない私ですが、世界が大きく変わってしまった今、いつも穏やかに笑う彼が隣にいると思うと、私はなんだか強く生きていける気がして、家族が出来るとはこういうことなのかと、嬉しい気持ちでいっぱいです」と心境を吐露。また、「そしてもう一つご報告があります。この度、SMAを退社し本名である森カンナに変更し活動していく事にいたしました。何が起こるか分からないこの時代で自分自身がしっかりと地に足をつけ人生を歩んでいくために、独立し、責任をもって表現の世界で生きようと思いました」と独立と改名に至った経緯を明かし、「私のこの決断を理解し、応援して下さるSMAの皆様に心から感謝いたします」と意志を尊重してくれた前事務所への思いもつづった。「突然の重ねてのご報告となりましたが、これからも人として俳優として心豊かに愛をもって生きていきたいと思います」と決意を新たにする森。「いつも本当にありがとうございます」と締めくくり、ファンからは多くの祝福の声が寄せられている。
2021年07月01日25日に公開を迎えた映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より、ピーターたちが歌うシーンの本編映像が26日、公開された。本作は、2018年にハリウッドで実写映画化され、全世界興行収入約386億円を超える大ヒットを記録した映画『ピーターラビット』の続編。あれから3年、ピーターが今度は“モフワル”になって帰ってきた。日本語吹替版の声優として、主人公のウサギ・ピーター役を前作に引き続き千葉雄大が、物語の鍵となる都会の地下組織のボス・バーナバス役を哀川翔が演じている。このたび、ワル仲間の計画に参加するために、ミュージカル風に自分を売り込むピーターたちの姿を切り取った本編映像が公開された。前作『ピーターラビット』では日本語吹替版のテーマソングも担当した千葉が、劇中で歌声を披露している。
2021年06月26日櫻井翔が総合司会を務め7月3日(土)に放送される音楽番組「THE MUSIC DAY」。この度、本番組で田中圭&千葉雄大×「東京スカパラダイスオーケストラ」の初コラボが放送されることが分かった。田中さんと千葉さんは、音楽番組「MUSIC BLOOD」のMCとして出演中。先程放送された番組内で、「東京スカパラダイスオーケストラ」の谷中敦が、彼らにサプライズを仕掛けたのだ。「東京スカパラダイスオーケストラ」が「MUSIC BLOOD」にゲスト出演した際、田中さんが「もし俺らのことを考えてスカパラからコラボしようなんて言われたら、飛び込んじゃうよね」と発言しており、谷中さんは「思いっきり飛び込んできてください!」と、スペシャルコラボが実現。2002年に発表され、奥田民生とコラボした「美しく燃える森」を、「東京スカパラダイスオーケストラ」が演奏し、田中さんと千葉さんが歌う、という一夜限りのコラボとなっている。「THE MUSIC DAY」は7月3日(土)15時~日本テレビ系にて8時間生放送。(cinemacafe.net)
2021年06月25日●『ピーターラビット』の魅力と声優挑戦の感想ビアトリクス・ポターの絵本を実写映画化した人気シリーズ第2弾『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』(6月25日公開)でピーター役の日本語版声優を続投した千葉雄大と、都会の地下組織のボスウサギ・バーナバス役で吹き替えに初挑戦した哀川翔を直撃。本作の魅力やアフレコの感想、互いの印象などを聞いた。ピーターたちと暮らす画家のビアと、ピーターの宿敵、マグレガーが結婚したことで、父親気取りのマクレガーからいつも叱られているピーター。イライラを募らせたピーターは、湖水地方を飛び出し、大都会へ家出をする。そこでピーターは、亡き父親の親友だったというバーナバスと出会い、彼にそそのかされて悪事に加担したことで、大ピンチに陥ってしまう。――待望の続編となりましたが、まずは『ピーターラビット』の魅力から聞かせてください。千葉:すごく楽しい映画なのに、ちょっとブラックなところがありつつ、大人が観ても何かメッセージを受け取れる作風が大好きです。続編はその世界観を引き継ぎつつ、哀川さん演じるバーナバスが登場することで、前作にはなかったスパイスが入り、また新しい面白さが加わっています。僕自身、自分の出演作はあまり見返さないのですが、『ピーターラビット』は観れば元気になれるので、なんだか今日は疲れたなという時に何度も観ています。哀川:ピーターは前向きだからね。バーナバスはピーターを悪の道に誘い込む都会のウサギですが、どこまでピーターを巻き込んでいけるのかという点がカギとなっているかなと。演じるにあたり、彼自身も生きるために必死なんだというバックボーンが見えたらいいなとも思いました。――千葉さんはピーター役を続投されて、いかがでしたか?千葉:2回目なので、キャラクターに対する愛着も違いました。前作のアフレコでは、ピーターと同じ表情で声を吹き込むことをやっていましたが、今回は声が高くなるシーンが多かったです。また、前作ではエンディングで急に歌を歌うことになりましたが、今作でも歌のシーンが出てきます。そこは可愛い感じが出たかなと思います。――哀川さんは、吹き替え初挑戦となりましたが、いかがでしたか?哀川:テンポがめちゃくちゃ早いなと。俺は普段から早く話すほうじゃないので、最初はすごく難しかった。初めてバラエティ番組に出た時に「早い!」と感じたのと同じような感覚で、慣れてくると「これくらいのテンポ感だな」とつかめたので、良かったかなと。普段よりはクールに、落ち着いた声で演じました。●“好青年”より“ワル”な印象のほうがいい!?――アフレコは別々でしたが、イベントで共演した感想を聞かせてください。哀川:千葉くんはテレビで観ていた通りで、好奇心旺盛の好青年だなと。まだ若いから、今は仕事をバンバンやるしかないわけですが、いろんなものに興味があるという目つきが好印象でした。千葉:やはり演じる役のイメージが、個人のイメージみたいになることが多いと思いますが、哀川さんの場合は、役とは違って本当にお優しい方です。哀川:いやいや、普通のことを普通にしているだけで。でも、昔は俺なんて、挨拶をしただけで驚かれたりしたからね(笑)。千葉:僕もそうなりたいんです。好青年といった印象を抱かれると、いいことをしても普通じゃないですか。ちょっとワルというか、会ってみたら意外とそっちだったの!? と言われるほうがいいなと。そこはとてもうらやましいです。哀川:俺はヤクザや不良とか、いわゆるワルの役しかやってこなかったから、若い頃は現場に行っても怖がられて、孤独だったよ。でも、こっちから話しかけることもないかなと思っていたんだ。最近はよくしゃべる人だと見られるようになったので、そこは変わったけど。――千葉さんは、前作のインタビューで「もう少しワイルドな一面を見せていきたい」と言われていましたが。千葉:1作目の取材当時は29歳で、30歳になることをすごく身構えていましたが、30を過ぎても、あまり変わらなかったなと。今はもう32歳なので「後は野となれ山となれ」って感じです(笑)。もちろん、変わった点もあるだろうし、いろんな目線があってしかるべきだとも思いますが。哀川:俺も当時は「やべえ。30歳か!」と思っていたけど、実際になってみると、自分自身は全然変わらなくて。でも、周りの人たちの接し方が変わり、30歳を超えてからは大人扱いされるようになったかな。――若々しい哀川さんですが、今年で還暦を迎えます。若さを保つ秘けつを教えてください。哀川:いやいや(笑)。でも、あるとしたら、早く寝ることじゃないかな。30を過ぎたくらいから、眠くなったらすぐ寝るようにしている。普段は9時くらいに寝るから、4時とかに起きちゃうんだよ(苦笑)。千葉:ということは、睡眠のゴールデンタイムを死守されていますね!――夜10時から2時までの睡眠は、成長ホルモン分泌が盛んになり、美容効果があると言われています。哀川:“早寝早起き”ではなくて、実は“早起き早寝”のほうがサイクルを作りやすい。早く起きれば、自然と疲れるから。俺は暇な時は釣りやゴルフをしているけど、仕事以上に疲れるけど、それもいいことなんじゃないかと。千葉:僕もそう思います。●千葉、哀川との対談で「元気が出ました」――本作でビアは新しいビジネスパートナーを得ますが、自分の作家性を見失いそうになります。お二人は、これまでキャリアの分岐点で、迷いや戸惑いはありましたか?哀川:俺は流れに逆らわないで来た感じかな。最初はグループ(一世風靡セピア)で活動していて、歌から入ったけど、解散してからは、俺個人にいろんなオファーがもらえるようになった。そこで、せっかく自分に声をかけてくれたのなら、その期待に応えたいと思ってやっていったら、俳優の道が開けていった。――例えばそのなかで、やりたくないお仕事はなかったのですか?哀川:そんなに嫌なことは要求されなかったし、すごく嫌じゃなければ何事もやったほうがいいというのが俺の考え方。Vシネマの立ち上げ当初も、トレンディドラマが全盛期な時代だったけど、こっちは任侠ものでドンパチをやろうぜ! とやっていたら、そこを求める人がいてくれた。100作目が『ゼブラーマン』で、それを宣伝するためにバラエティ番組に出たら、そこからどんどん番組のオファーももらうようになった。千葉:哀川さんのお話はすごく面白くて、勉強になることばかり。哀川さんは0から1を作った人だから、説得力が違います。僕なんてできあがったものに乗っかってやってきただけなので、本当にすごいと思います。――お二人は一見、全く違うタイプの俳優さんという印象を受けますが、例えば舞台挨拶や会見などで、ちゃんと周りの空気を読んで、面白い発言をされるという印象があります。哀川:いやいや、俺は面白いことをしゃべろうとは思ってないし、実際に素は本当に面白くないよ。千葉:いや、そんなことはないです! でも僕は、自分が面白い人間だとは思ってないし、実際に面白いことをできないのがわかっているからこそ、バラエティ番組に出させていただく時、せめて向こうから投げていただいた球は、ちゃんと打てるように準備をしておきたいという思いはあります。哀川:その心構えがいいんだよ。俺もそうで、常に打ち返そうという意欲は持っていたい。だからいつも油断はできないけど、そうやって打っていけば、きっと結果が出るから。千葉:確かにそうかもしれないです。哀川:やっぱり終わったあとに後悔したくないから。ただ、竿をたれているだけじゃ魚は釣れない。どうすりゃいいんだろうと試行錯誤する人が釣るわけよ。そういう意味では、遊びも一生懸命やったやつが勝つと思う。――哀川さんはいろんな趣味にも全力投球されている印象があります。千葉さんはいかがですか?千葉:僕は哀川さんみたいに突き詰めた趣味はないんですが、コロナ禍で家にいる時間が増えたので、自分をクサらせないように、家で楽しむ充実感みたいなものは上げたいなとは思っています。僕はカラオケが好きなので、家でできる環境を整えたし、料理もいろいろと作るようになりました。和食だけではなく、先日はガパオやタコライスなども作りましたし。そうすると、だんだん器などにも凝り出してきて、楽しくなってきました。哀川:いいじゃない! 遊びも仕事も一緒だよ。千葉:そうですね。今日はなんだか哀川さんとお話をさせてもらって、すごく元気が出ました。ありがとうございます!■千葉雄大1989年3月9日生まれ、宮城県出身。2009年に『天装戦隊ゴセイジャー』の主人公アラタ/ゴセイレッド役で俳優デビュー。主な出演映画に『帝一の國』(17)、『スマホを落としただけなのに』(18)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19)、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(20)など。日本テレビ系『MUSIC BLOOD』(毎週金曜23:00~)にレギュラー出演中。『千葉雄大のラジオプレイ』(YouTube)が配信スタート。■哀川翔1961年5月24日生まれ、鹿児島県出身。一世風靡セピアの一員としてレコードデビュー。俳優としてドラマ『とんぼ』(88)で注目される。1990年、東映Vシネマ『ネオチンピラ・鉄砲玉ぴゅ~/高橋伴明監督作品』が大ヒットし、以後、数々のヒットシリーズに出演。『この胸のときめきを』(88)で映画デビュー。『復讐』『DEAD OR ALIVE』『デコトラの鷲』『ゼブラーマン』などの映画シリーズで主演を務めている。『ゼブラーマン』(04)で第28回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。
2021年06月24日100年以上にわたって幅広い層から愛され続けている大人気キャラクターのひとつといえば、“世界一愛されているウサギ”と称されているピーターラビット。2018年に大ヒットを記録し、モフカワなピーターラビットと仲間たちが話題となった実写映画が3年ぶりに帰ってきます。そこで、最新作『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』で日本語吹替版を担当されたこちらの方々にお話をうかがいました。千葉雄大さん&哀川翔さん【映画、ときどき私】 vol. 390千葉さんは前作に引き続きピーター役を演じており、哀川さんはピーターの父親の親友だったという新キャラクターのバーナバス役をそれぞれ演じています。今回は、作品を通して感じたことやお互いの印象、そしておふたりにとっての“誘惑”について語っていただきました。―まず、2作続けて出演されている千葉さんから見て、『ピーターラビット』シリーズの魅力はどんなところですか?千葉さん前作同様に本作でも、『ピーターラビット』には風刺や少しブラックなところがありつつ、大人が見ても考えさせられるようなところがあるので、そういう世界観が僕はすごく好きです。特に今回は、哀川さんが演じるバーナバスの登場が“スパイス”となって新たな面白さが生まれていると感じました。―哀川さんは初挑戦となった吹き替えでウサギ役というのは、いかがでしたか?哀川さん役がウサギでも何でも俺は変わらないんだけど、今回は地下街のボスでピーターを悪の道に誘い込む役どころだったので、どこまでピーターを巻き込めるかというのがひとつのテーマでした。都会に住む動物たちも生きていくのに必死なので、その厳しさや相当な道のりを歩んできたんだなという生きざまみたいなものも見せられたらいいなと。あとは、そこにどこまで自分が入り込んでいけるかが大事かなと思いました。―吹き替えならではの難しさに苦労したこともあったのでは?哀川さんまずは、テンポの速さには驚きましたね。俺は普段話すのがそんなに速いほうではないから、そのテンポ感に合わせるのが難しかったです。それは俺が初めてバラエティ番組に出たときみたいな感じだったかな。―周りが早くてついていけない感覚ということですか?哀川さんそうそう。みんな速いから、初めて出たときは何も言えなかったよね(笑)。そこで、「あぁ、ゆっくりとかまえていられないんだな」と知りました。疲れたときに観ると元気になれる―現場によって、テンポ感はかなり違うんですね。千葉さんは、動物ならではの動きに声を合わせるために工夫されたことはありましたか?千葉さんこれは前作のときもしていたことですが、ピーターと同じ表情をしながら声を吹き込むようにしていました。今回は、歌うシーンとバーナバスに向かって行くところがかわいくて気に入っています。―本シリーズへの愛着も人一倍あるのでは?千葉さんそれはありますね。僕は自分の作品をあまり見返さないほうなんですが、実は『ピーターラビット』だけはめちゃくちゃ観ています(笑)。特に、元気がないときや疲れたときに観るとすごく元気になれるんですよね。哀川さん確かに、前向きになれる作品だよね。今回なんてピーターはそんなに悪くないのにあんなことされちゃって……。普通だったらグレちゃうよ!千葉さんあはは!―そうですね(笑)。では、お互いのイメージと実際に会われてみた印象を教えてください。哀川さんもともと好青年だなと思って見ていましたが、イメージ通りでしたね。あと、好奇心旺盛でいろいろなことに興味を持っているような目をしているなと感じていた部分も、まさにその通りだなと。でも、そんなふうにテレビで受ける印象と実際が同じというのは、すごくいいことなんですよ。千葉さん僕たちの仕事だと、役がそのまま個人のイメージになることもあるので、難しいところはありますよね。哀川さん確かに、それはあるね。俺なんか昔、「おはようございます」って言っただけで、「挨拶したぜ」とか「しゃべるのか?」みたいに言われたこともあるくらいだから(笑)。千葉さん(笑)。でも、僕はそうなりたいですね。現場では孤独を味わうこともあった―というと?千葉さんたとえば、「好青年」という印象を持たれると、「いいことをして当たり前」みたいな感じになりますよね。なので、いまのお話にあったように、挨拶しただけですごいと思われるのはうらやましいです。哀川さんまあ、俺の場合はそんな役ばっかりだったからね(笑)。でも、俺みたいなタイプは現場に行ったら孤独になってしまうことも多いんですよ。特に若いときは、周りになじむまでに1週間以上かかることもあったかな。千葉さんでも、今回ご一緒させていただいて、哀川さんは本当にお優しい方だなと思いました。哀川さんいやいや、普通のことを普通にしているだけなんだけどね。―千葉さんは、以前「もっとワイルドになりたい」と発言されていたこともあるようですが、今後はご自分のイメージをもっと変えていきたいですか?千葉さんいまはもう「野となれ山となれ」って感じですね(笑)。そういうふうに言っていたのは29歳のときで、当時は30歳になることに対してすごく身構えていたからそんなことを考えていたんだと思います。でも、30歳を超えてしまったら、別に何も変わらなかったなと。それに、自分に対してのいろいろな目線というのはあって当然ですからね。哀川さん結局は、どれも人からの印象であって、自分でどうこうできるものじゃないからね。千葉さんそうなんですよね。なので、自分の近い人がわかってくれさえすれば、あとはエンターテインメントな存在でいいのかなと思うようになりました。哀川さんでも、30歳になると、けっこう来るものはあったでしょ?千葉さんありましたね。30歳からが“本当の大人”になるとき―哀川さんも30歳で何か心境の変化があったということですか?哀川さん実際になってみると、別に全然変わらないんだけど、俺も30歳になったときは「30歳かぁ、やばい」みたいなことはやっぱり考えましたね。千葉さんそうなんですよね。「大人になったな」みたいな。哀川さんでも、確かに俺も30歳からが“本当の大人”であって、20歳はまだ大人ではないなと感じたかな。というのも、30歳から周りの接し方が変わってくるというか、20歳とは違って完全に大人扱いになるからね。決定的に違うのは、そこじゃないかな?千葉さん本当にそうですね。―確かにそういう違いはありますよね。哀川さんは全然お変わりになりませんが、若さの秘訣は何ですか?哀川さんいやいや、変わったよ(笑)。まあ、強いて言うなら早く寝ることじゃないかな。結婚して、30歳過ぎたくらいから俺はとにかく早寝早起きだからね。寝れるときなんて、夜の8時か9時には寝ちゃうから。―そんなに早く寝ていらっしゃるんですか!?哀川さんでも、その代わり朝の4時くらいには起きちゃうから、睡眠時間で言ったら7時間前後くらいかな。でも、本当はもっと寝たいんだけど、一度起きたら眠れなくて。ただ、ちゃんと睡眠を取ることが若返る一番の秘訣じゃないかな。千葉さん確かに、“睡眠のゴールデンタイム”と言われている時間帯は死守されてますもんね。哀川さんちなみに、早寝するのは難しいと思うんだけど、早起きすれば自然と疲れるから誰でも早寝できますよ。俺は休みのときは朝早くから釣りとかゴルフに行くんだけど、そうすると仕事以上に疲れちゃうからね(笑)。だから、コツは早寝早起きじゃなくて、早起き早寝にしてサイクルを作ることだと思います。休みの日は、アウトドアを夢見るインドア派―なるほど。確かに、健康にもよさそうです。では、サブタイトルの「バーナバスの誘惑」にかけて、おふたりがこれには勝てないという誘惑は何ですか?千葉さんなぜか最近は甘い物がすごく食べたくなるときがあって、それがいま一番の誘惑ですね。いままではあまりそういう欲求はなかったんですけど、お酒を前ほど飲まなくなってから、そうなって来た気がします。あとは、天気のいい日にはどこかに行きたいというのも誘惑ですね。―ということは、アウトドア派なんですか?千葉さんそうではなくて、アウトドアを夢見るインドア派ですね(笑)。―(笑)。では、お家ではどのように過ごすのがお好きですか?千葉さん天気がいいときは、ベランダに置いてある椅子に座ってボーっとしています。家では「何もしない」をしている感じです。そこにタルトとか甘い物があったら最高なんですけどね。砂糖の誘惑ってすごいなと思います。―わかります。哀川さんはいかがですか?哀川さん昔はやっぱりお酒の誘惑かな(笑)。次の日が朝から仕事でも、ギリギリまで飲んでいたので、朝の7時に家を出なきゃいけないときは、5時まで飲んで、6時に家に帰ってシャワーを浴びて、7時に出る、みたいなことをしていました。そういう生活がずっと続いていたんですけど、若いときはしょうがないですよね。―そこからどうやっていまの生活へと切り替えられたのでしょうか?哀川さん子どもが生まれたことが大きかったですね。そこで生活が変わったら、「二日酔いがない目覚めの気持ちよさは何なんだ」と。それに気がつくまで、10年かかりました。いまは、暗くなったら眠くなっちゃうので、勝てない誘惑は眠気ですね(笑)。―(笑)。そのほかに、おふたりがリラックスできる時間はありますか?千葉さん僕は最近けっこう自炊をするんですが、野菜を刻んでいるときが一番無になれますね。たくさん切ってストックしたりします。―確かに、余計なこと考えなくていいですよね。ちなみに、得意料理などはありますか?千葉さん炊き込みご飯とかみそ汁とか和食が多いですね。ただ、最近のイチオシは、ルーを使わずにスパイスで一から作ったカレーです。いつも余りがちなきゅうりや大根を入れてみたら意外とおいしくてびっくりしました。さまざまな監督との出会いは貴重な経験―おもしろい組み合わせですね。哀川さんはお家でどのように過ごされていますか?哀川さん普段だったら夕方5時くらいから飲み始めて、7時にはいろいろなことを終えて、8時には布団に入れるような感じにしています(笑)。特にここ1年は家にいることが多くて、最初はそれまでの生活がバタバタしすぎていたから家で何もしないのも楽でいいなと思っていましたけど、だんだん社会復帰できるのか怖くなったこともありましたね。でも、家族と一緒にいられて温かみを感じられたことはよかったなと思っています。ただ、俺があまり凝ったご飯を作れないので、奥さんがご飯を毎日3食作ることになって大変だったかもしれないですけどね……。―本作では、出会いの大切さといった普遍的なところも描かれていますが、おふたりにも忘れられない出会いがあれば、教えてください。哀川さんやっぱりいろいろな監督たちとの出会いは、すごく貴重なことだったなと。俺も映画監督をしたことが1回あるんだけど、いろいろなことを考えなくちゃいけなくて、こんなにきつい仕事はないなと思ったくらいです。だから、俳優のほうが100倍楽なんじゃないかと感じたほど(笑)。本当にそれくらい大変だったので、たくさんの監督たちと出会えたことはステキなことだなと思っています。千葉さん僕もある監督から言われたことで残っていることがあって、それはうまく泣けなくて目薬を使ってしまったときのこと。撮影場所に縁側があったので、そこにひとりで凹んでいたら、監督が近づいてきて「目薬を本物の涙としてお客さんに届けるのも役者の仕事。それができていたから、気にしなくていいよ」と言ってくれたんです。そのときは「いま?」と思うタイミングで涙が出てしまいました(笑)。哀川さん俺も先輩から勇気が出るひと言をもらったことあったな。そういうことがあるとうれしいよね。自分たちに置き換えて楽しんでほしい―ちなみに、先輩である哀川さんからも千葉さんに何かアドバイスはありますか?哀川さん遊ぶ時間がないくらい忙しい生活がおそらく10年、15年と続くとは思うけど、いまのまま一生懸命やっていけばいいんじゃないかなとは思いますよ。千葉さん今日、哀川さんといろいろお話していているなかで、「嫌なこともやっていくと幅が広がるよ」とか刺さる言葉をたくさんいただいて、これからもがんばろうという気持ちになりました。哀川さんそのときごとに考えなきゃいけないこともあるけど、仕事においては先を見ることも大事だからね。―それでは最後に、作品の見どころなどについてメッセージをお願いします。哀川さん今回はピーターが悪の道に巻き込まれていくわけですが、いったいバーナバスにどうやって誘惑されてしまうのか。そして、ピーターはどうなってしまうのか、というところは楽しみにしてもらいたいなと思います。千葉さん都会のバーナバスも田舎育ちのピーターも違いはありますが、みんな一生懸命に生きているので、そういう世界観は自分たちに置きかえて感情移入できるところではないかなと。あとは、純粋に動物たちを見ているだけで、元気がもらえるので楽しみにしてください。インタビューを終えてみて……。おふたりが顔を合わせたのはこの日が2度目ということでしたが、そんなことはまったく感じさせない打ち解けた雰囲気の千葉さんと哀川さん。楽しいやりとりに、笑いが絶えない取材となりました。そんなおふたりが劇中でどんなやりとりを繰り広げるのかにも、ぜひ注目してみてください。最後までドキドキの展開に目が離せない!おもしろさもブラックさも、そしてモフモフのかわいさもさらにパワーアップした本作。さまざまな葛藤や失敗を経て成長していくピーターとともに、人生において大切なものが何かを改めて見直してみては?写真・大内香織(千葉雄大、哀川翔)取材、文・志村昌美千葉雄大ヘアメイク:堤 紗也香/スタイリスト:寒河江 健ニット¥47,300、シャツ¥39,600(ウジョー/エム)、その他/スタイリスト私物哀川翔ヘアメイク:小林真之スーツ (Twin’s & Co. )ストーリー湖水地方で、優しい画家のビアと暮らすウサギのピーター。3年前に隣に引っ越してきた動物嫌いのマグレガーとの全面抗争は終わりを迎え、大好きなビアと大嫌いなマグレガーは結婚することに。しかし、父親気取りのマクレガーに怒られてばかりの毎日に、ピーターはうんざりしていた。そんななか、ピーターの父親の親友だったと語るバーナバスと出会い、ピーターは頼もしさを感じてしまう。ところが人間に恨みを抱くバーナバスは、人の家で盗みを働きながら、人間への復讐の機会をうかがっていた。そして、ついにある作戦を計画するのだが、ピーターは最大のピンチに陥ってしまうのだった……。ハラハラする予告編はこちら!作品情報『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』6月25日(金)全国ロードショー配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント写真・大内香織(千葉雄大、哀川翔)
2021年06月24日「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」がいよいよ6月25日(金)より全国公開される。日本語吹替キャストには前作からの続投でピーターを千葉雄大、新たに登場するバーナバスに哀川翔が声を当てた。本作は、ビアトリクス・ポターの同名絵本を映画化した「ピーターラビット」の続編。生まれ育った湖水地方を飛び出し都会へ向かったウサギのピーターが、地下組織を率いるバーナバスに出会い“ワル”になっていくさまが描かれる。声優として、この物語をどうとらえて、2匹のウサギの葛藤や成長を演じたのか? ふたりに話を聞いた。いいことも悪いことも経験をして自分を見つめられる「ピーターの成長物語」――千葉さんは続投での吹き替えですが、2作目として気をつけた点や、逆に今回初めて取り組んだことなどはありましたか?千葉:ピーターの元気でやんちゃなところは、前作とそのまま変わらず出せるようにしました。今回は、自暴自棄になったりするピーターが描かれているところが、今までと違う部分です。そういったナーバスな雰囲気のピーターがたくさん出てくるのは、今作ならではないかと思います。――今作でピーターは「他人から評価される自分」と「自分で思う自身」に乖離を感じ悩み、バーナバスはじめ普段共にしない動物たちと一緒にいることからも、本当の自分らしさに気づき成長するところが描かれました。千葉さんご自身はピーターに共感するところ、逆に自分とは違うと思った点はありますか?千葉:ピーターの場合は、マグレガーさんや近しい人からそう見られてしまっているという点で悩み苦しんでしまったという点があったと思うので、知らない人たちからも色々なイメージを持たれる俳優という仕事をしている僕とは少しリンクしないのかなとは思います。近い人、自分が信頼したい人から誤解されたり、わかってもらえないというのは、ピーターは辛かったと思うし、だからこそ自分で「自分自身」を振り返って見る事ができた経験が、今回成長に繋がったのかなとも思いました。――哀川翔さんはバーナバス役の吹き替えで、今回声優初挑戦ということでしたが、演じてみていかがでしたでしょうか?哀川:一言で、とても面白かったです。自分の声と見えている姿が違うので、どういう風になるのかなという楽しみを持ちながらやりましたが、出来上がりを見てイメージ通りにできたと感じました。初挑戦の不安などよりは、やってみたことのないことへのワクワクする気持ちの方が勝っていましたね。他の方達と一緒に収録ができなかったので、目の前に相手がいない状態での会話シーンなどとても要求されることもあったなと感じましたが、出来上がりを見てこんなに自然になるもんなんだなと思いました(笑)。長く役者をやる中で、その人の生い立ちを考えながら演じてきた――今作のキーキャラクターである、哀川さん演じるバーナバスについてどういう印象を持ちましたか?その上で、ご自身にオファーがあったことをどう思われましたか。哀川:バーナバスは人間嫌いで人間に恨みを持っているところがありますが、動物的にはそういう気持ちがわかります。生きていく上でなぜそうなってしまったか、彼のその流れを感じつつ、僕も色々な経験があるのでそういうところを探りつつ、自分の経験も基に演じられたらいいかなと自分でも思って演じました。この話のバーナバスについては、「なぜ悪くなっていってしまったか」が重要なポイントだと思います。長く役者をやって来て、その人の生い立ちを考えながら芝居して来ました。人は生まれて急には悪くならないので、どうしてそうなってしまったかという点は様々な経験からなので、僕のそういう点も見てもらっていてこの役のお話が来たのかなと思っています。今回は動物でウサギの役ではありますが、悪くなってしまったきっかけの出来事や、都会に住んでいる悲しいサガがあることなどは、充分共感できることだとは思います。僕は悪い役が多いのでそのイメージもあると思いますが(笑)、ただ「悪い」といってもそこには色々な悩みがあり、生きる必死さというものが人でも動物でもあります。悲しいことだけど、「生きるためには悪の道を行かないといけなかった」という場合もあるということかなと思っています。――おふたりは一緒に収録はできなかったとのことですが、お互いの印象や演じられた役についてどう思いますか?千葉:初めての共演にも関わらず、現場がご一緒できず残念でした。出来上がりを見て、哀川さんが演じられた、バーナバスのやさぐれ感があるのに優しさが見え隠れするのがすごくカッコよくていいなと思いました!コミカルなシーンと冷静なシーンの違いも良かったです。いつものイメージより声色を低く、クールに表現されていたところはとても印象的でした。哀川:前作から見ていて、千葉くんの声がもうおなじみのピーター!だと思いましたね。千葉くんの印象は、何と言ってもとにかく好青年ですね〜。好奇心旺盛で、まだ色んなことをこれからやっていって面白くなっていく人だと思います。今はガンガン仕事も遊びもやって、40代以降ちょっとまた落ち着いてきたときにも楽しみに見ていきたい人です。哀川さんと2匹でいるシーンは成長させてもらいました――完成された映画をご覧になって共演シーンで何か印象に残っているところはありますか?千葉:家族や仲間とは違うところに住んでいる、バーナバスとその仲間たちといういつもと違う動物たちとの出会いや自分のテリトリーから出ていったことなどは、普段と異なる環境に身を置いてみたことから得た体験は本当にピーターを成長させたと思います。なので、ピーター(僕)としては、特に2匹でいるシーンは成長させてもらった体験という印象が強いですね。哀川:ピーターが悪の道に誘われて、バーナバスと一緒にいても、そこで起きる出来事や体験によって自分自身で、やってしまっていることに「え?」と気づき感じ取るところがとにかくグッと来て、今作ではピーターの成長がすごく見えたと思います。ということは、千葉くんも成長したということですよね(笑)。――ピーターが、「パイにされ人間に食べられてしまった自分の父親」の面影をバーナバスに見る、という点も今作の大きなポイントで「父親」というのがポイントだと思いますが、何を感じられましたか?哀川:あんまり話すとネタバレしちゃうので(笑)、そもそもバーナバスがどうしてそういう道に行かざるを得なかったのかや、若い衆に何を伝えたたかったのかはぜひご覧いただき感じていただきたいです。やはりいいも悪いも成長には大事な中で、どこかバーナバスは人間的なところがあるような気がしていて、「言わなくても自分で気づいてわかるだろ。自分の道は自分で気づいて開いていけ」というようなことを父親ほど離れた歳のバーナバスが、実は態度でも伝えていたように僕は思いました。バーナバスのラストシーンはぜひみて、何かをみなさんに感じ取って欲しいところです。千葉:自分の父親を知っているバーナバスに出会ったことで父親のことを知り、またその感情を通して、ピーターとしてはそこにマグレガーさんに対する父親像が見えたような気が僕はします。そこには優しさがあって、とても好きです。ビアが全面的に優しい人、という印象が前作ではありましたが、今作ではマグレガーさんにはビアとは違う優しさがあって、そこはピーターとしては新しい発見だったんじゃないかなと僕は思いました。実際のシーンをぜひ見ていただきたいのですが、あそこまで悪目立ちさせられて「父親」(実際は父親代わりのマグレガーさん)から誤解されたらそりゃピーターグレるよね(笑)っていう感じで、「子供」が拗ねてしまうというのは当然のことだなと思わされました。みんなから逸れてピーターが一人で歩くシーンは、切なくて好きな場面でもあります。――今作の見所についても教えてください。哀川:やっぱり、「ピーター、悪の道に行くのか!?」というところについては注目ですね。人もそうですが、「色々なことを経験して成長して行く。いいことだけでなく悪いことも知って成長していく。そしてそこをどこで気付けるか」というのが人生で大事なことだと思います。そういう教えもしてくれる映画と僕は思います。色んなことをして人は成長して行くので、ピーターは何で気づいたかをぜひ見て欲しいです。あとは、1作目ではピーターはマグレガーさんと恋敵のような感じで終わったと感じますが、今作でマグレガーとビアは結婚し、いわばみんなの「お父さん」になるので、そんなお父さんになったマグレガーさんとピーターの関係も見所だと思います。千葉:「自分らしさ」とは色んな形があると思いますが、いつもと違う動物や人たちといてみた中でピーターもそんなことを考えたと思います。灯台下暗しで、「近くにいてくれる人」について考えさせられる映画でもあります。マグレガー夫妻の話とも同時進行しているので、「両者(人間たちとウサギたち)が同じタイミングで気づきを得たりする」という、ウサギたちとリンクしているストーリー展開も見ものです。人間の心理描写が面白くみられる点だと思います。ぜひ、親の視点、子の視点からでそれぞれ感想があると思うので、ご家族で見て色んな話をして見てもらえたら嬉しいです。映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は6月25日(金)より全国ロードショー。撮影/奥田耕平、取材・文/田村沙智
2021年06月24日上白石萌歌が主演、「ドラゴン桜」も話題の細田佳央太が相手役を演じる映画『子供はわかってあげない』。この度、2人の脇を固める個性豊かな実力派キャストの新場面写真が到着した。今回解禁となったのは、上白石さん演じる朔田美波のひと夏を彩る豪華キャストたちの新たな場面写真。美波が幼いときに離婚し、行方が分からなくなってしまった実父・友充(豊川悦司)、美波の母親・由起(斉藤由貴)、美波の育ての父・清(古舘寛治)、もじくん(細田佳央太)の兄・明大(千葉雄大)の居候先である古書店の店主・張本善太郎(高橋源一郎)。友充が成長した美波に初めて会うシーンを捉えた場面写真は、優しさと緊張の入り混じった何ともいえない表情を浮かべる友充を見ることができ、数々の作品に出演している豊川さんならではの絶妙な表現にも期待が膨らむ1枚。また、美波に対し、それぞれ温かい目線を投げる母・由起、父・清の姿も見ることができ、朔田家の優しい雰囲気を感じることができる。美波の好きなアニメ「魔法左官少女バッファローKOTEKO」のキャラクター・コンクリ太郎もチラリ。この劇中アニメには豪華声優陣も集っているため注目だ。最後には、もじくんに対し、何やらアドバイスを送るような善太郎の姿も。このアドバイスを受けてもじくんはある行動に出るのだが…。原作者である田島列島は豊川さんに対し、「設定としてはかなり不自然なキャラクターを、“こういう人いそう”って思わせるくらいめちゃくちゃナチュラルに演じられていて驚きました」と話し、「古舘寛治さんも、斉藤由貴さんも皆さん本当に素敵でした。私にとっては初めての映画化になりますが、原作を好きな方にも安心して観に来ていただきたいです」と脇を固める個性豊かなキャストの好演に太鼓判を押している。『子供はわかってあげない』は8月13日(金)よりテアトル新宿にて先行公開、8月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:子供はわかってあげない 2021年8月20日より全国公開©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社
2021年06月19日千葉雄大、伊藤沙莉、桐山漣らが出演する「いいね!光源氏くん し~ずん2」が、6月28日(月)放送の最終絵巻(最終回)を前に、それまでの回を一挙放送することが決定した。本作は、千葉さんが光源氏、その相手役でこじらせOLの沙織を伊藤さんが演じ、雅で愛らしくユーモラスな同居生活を描いたラブコメディ。自らの意思で「源氏物語」の世界から沙織のもとへと戻ってきた光源氏だが、ふたりの関係はなんだかギクシャクで…というのが続編となる今作のあらすじだ。今回、6月27日(日)0時50分から、第一絵巻~第三絵巻をキャッチアップ放送。また、インターネット配信サービス「NHKプラス」でも、イッキ見配信される。「いいね!光源氏くん し~ずん2」キャッチアップ放送は6月27日(日)0時50分~NHK総合にて放送予定(土曜深夜/第一絵巻~第三絵巻)。「いいね!光源氏くん し~ずん2」は毎週月曜日22時45分~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2021年06月18日カジサックことお笑いコンビ・キングコングの梶原雄太が16日、都内で行われた映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』(6月25日公開)のイベントに、俳優の千葉雄大、哀川翔とともに登壇。本作の日本語吹替版でネズミ役の声を演じることが発表された。本作は、2018年にハリウッドで実写映画化され、全世界興行収入約386億円を超える大ヒットを記録した映画『ピーターラビット』の続編。日本語吹替版の声優として、主人公のウサギ・ピーター役を前作に引き続き千葉雄大が、物語の鍵となる都会の地下組織のボス・バーナバス役を哀川翔が演じる。そして、バーナバス率いる地下組織の子分ネズミ・サムエル役を芸人・YouTuber としても活躍するカジサック(梶原雄太)が務めることが、この日のイベントで発表された。哀川から「子分です」と紹介され、カジサックは「完全に子分です。実は、映画の中で哀川親分が演じるバーナバスの子分のネズミ・サムエルの声をやったのは、私カジサックなんですよ」と説明。「だから今回は、哀川アニキの応援としてやって参りました!」と元気いっぱいにあいさつした。千葉は、カジサックが演じたサムエルについて「普段の感じとはまた違ったネズミのキャラクターの声だったのですごくびっくりしました」と話し、哀川も「けっこう芝居していたもんね」と太鼓判。するとカジサックは「そうなんですよ。完全に手ごたえがあるんですよ」と得意げに返した。演じるにあたって、宮川大助・花子の宮川大助を参考にしたという。「サムエルは話が派生して長くなるおじいちゃんネズミ。大助師匠がサムエルのまんま。師匠に漫才について聞いたときに6時間くらい熱弁されて、最初漫才の話だったんですけど、派生して最終的には宇宙の話になっていたので、大助師匠を見て勉強させてもらってサムエルを演じました。非常にやりやすかったです。一緒だったので」と冗談交じりに話して笑いを誘った。この日は、“ウサギ超まみれ”イベントと題して開催。60羽の本物のウサギたちも登場し、フォトセッションでは千葉と哀川がウサギを抱っこして撮影に臨んだ。
2021年06月16日前作から3年、今度は“モフワル”になって帰ってきたピーターを描く『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より、本作の日本語吹き替えに参加している千葉雄大と哀川翔のアフレコ模様を映し出した映像が公開された。千葉さんは前作に引き続きピーター役を、映画アフレコデビューとなった哀川さんは、都会の地下組織の大ボス・バーナバス役を演じている本作。到着した映像では、人間の冷蔵庫から絶妙なコンビネーションで野菜を盗み出す、“ピーターのモフワルデビュー”の場面に声をあてる2人の姿がとらえられている。また、そんな溢れんばかりに詰め込まれた野菜や果物に驚くピーターは、「どこの家の冷蔵庫もこうなの?」と問うと、「大抵はテイクアウトの容器と特別な日のためのシャンパンしか入っていない。飲む日なんて来ないのに」とバーナバス。「それって悲しいね」と都会で生き抜く動物たち以上に、悲壮感に溢れた人間たちの姿を絶妙な間合いで語り合っている。今回の哀川さんとの初めての共演について、千葉さんは「声を聞いて、すごく嬉しくなっちゃって。あっ哀川さんだっ!て。バーナバスっていうのは悪い一面もありつつ、でも人がついていきたくなるようなウサギだと思うので、哀川さんの本当についていきたくなる優しさとか、大きい背中とか声がすごく素敵だなと思いました」とふり返る。一方、ピーターのモフワル師匠を演じた哀川さんは、“ウサギのワル”という一風変わった役作りに試行錯誤したようで、「物語の展開が早いんで、テンポを崩さず、その上で“ある程度落ち着きを持ってるバーナバス“を演じるというところが難しかった」と苦労を明かしつつ、「大丈夫かってくらい(“モフワルの道”)へ引き込みました」とコメントしている。『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は6月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ピーターラビット2/バーナバスの誘惑 2021年6月25日より全国にて公開
2021年06月14日日本語吹き替え版に千葉雄大、哀川翔、浅沼晋太郎、安元洋貴、鈴木達央らが参加する映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より、ピーターがモフワルの道に一歩足を踏み入れてしまうシーンが映し出されている本編映像をシネマカフェが独占入手した。前作から3年。本作では、ついに、ビアとマグレガーが結婚することになったが、父親気取りのマグレガーに叱られ続け、我慢の限界を超えたピーターは、湖水地方を飛び出し大都会へ家出。そこで人間への復讐の機会を伺うバーナバスと出会う――。今回シネマカフェが入手した映像は、バーナバスが率いるワル仲間の“強盗作戦の密談”にピーターが初めて参加するシーン。人間に恨みを抱く長年のワル仲間たちと共に、ある強奪作戦を計画中のバーナバス。「これはデカイ仕事だ」「成功すれば一生食うに困らない」と仲間に話し始め、ファーマーズ・マーケットを襲う計画を説明する。ピーターたちは、この密談に最初は不安や疑問を感じながら参加するが、ターゲットが動物たちにとっては夢のような食べ物、“<腐らない>最高級ドライフルーツ”一生分だと知り、テンションが上がる。また、密談シーンとともに、強奪予定現場のファーマーズ・マーケットで気ままに休日を楽しむ人間たちの様子や、美味しそうな野菜も登場。モフワルvs人間、戦闘開始を予感させる映像だ。『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は6月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ピーターラビット2/バーナバスの誘惑 2021年、全国にて公開
2021年06月06日上白石萌歌が主演、『南極料理人』『横道世之介』『おらおらでひとりいぐも』など沖田修一が監督を務める『子供はわかってあげない』。本作で、主人公・美波の同級生で書道部のもじくんこと門司を演じているのは、日曜劇場「ドラゴン桜」の昆虫大好き高校生で話題の細田佳央太だ。あることがきっかけで美波(上白石さん)に出会ったもじくんは、美波の実の父親探しに巻き込まれていく。この度公開された場面写真では、美波と楽しげに会話する姿やDVDを美波に手渡す姿が写されており、2人にはなにか共通の趣味がありそうな様子。また、真剣な表情で食い入るように何かを見つめるもじくんと、後ろからニヤリともじくんを見つめる探偵である兄(千葉雄大)の姿を捉えたものも!純真無垢な弟と、どこか不思議な雰囲気を纏う兄、そんなちょっぴり異色(?)な兄弟のやり取りにも注目だ。そして、それまでの柔らかい表情とは打って変わって、必死な面持ちでどこかへ走っていく姿まで!一体何があって彼はどこへ向かうのだろうか?今回解禁された場面写真だけでも様々な表情を見ることができる細田さんは、現在放送中の「ドラゴン桜」では、昆虫が大好きな心優しい原健太を演じており、先日彼をメインとした回が放送されると、SNSでは「細田くん難しい役なのに演技力がすごすぎる!」「細田佳央太さん役によって全然違うように見える。すごい」などと話題になっており、役名である“健太くん”がトレンド入りするほど大きな注目を集めたばかり。主演の上白石さんは共にひと夏を駆け抜けたそんな細田さんに対し、「細田佳央太さんは、お芝居をするうえで一番助けられた存在。門司くんは彼そのもので、細田さんがいなければ美波を演じきれなかったかもしれないと思うほどです」と絶大な信頼を寄せていたことを明かしている。『子供はわかってあげない』は8月13日(金)よりテアトル新宿にて先行公開、8月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:子供はわかってあげない 2021年8月20日より全国公開©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社
2021年05月26日ドラマや映画など、映像作品でも活躍の場を広げるミュージカル俳優の古川雄大が 2021年夏、 東京・大阪の2拠点で 『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』を開催することが決定した。2007年に、ミュージカル『テニスの王子様』でデビューして以降、2010年『ファントム』、2012年『エリザベート』とキャリアを重ね、グランドミュージカルでも欠かせない存在となっている古川。2013年には『ロミオ&ジュリエット』、2015年には『黒執事』で主演を務め、2018年には『モーツァルト!』で帝劇初主演を果たした。端正なルックスと高身長、華麗なダンスに歌唱力とミュジーカル俳優に求められるすべてを有している古川は、昨年2020年にNHK連続テレビ小説『エール』で朝ドラ初出演。“ミュージックティーチャー”こと御手洗清太郎役で鮮烈な印象を残し、TVドラマ『極主夫道』でもオタク刑事役をチャーミングに演じるなど、演劇ファン以外にも広く知られるようになった。2021年春には、 3年ぶりの再演となった『モーツァルト!』に出演。 さまざまな経験を経て、 表現力もスケールも増した、 2度目のヴォルフガング役は東京公演の千秋楽で演出家・小池修一郎もその成長ぶりに舌を巻くほど。今年で芸歴15年目となる古川だが、 “ミュージカル”と銘打ってのコンサートは今回が初めてとなる。コンサートは、 タイトルの通り彼の出演作からはもちろん、 出演してない作品からも様々な楽曲を披露。 また、日替わりで豪華ゲストも登場する。数々の共演経験がある山崎育三郎や、 『エリザベート』で相手役を演じた、花總まり、愛希れいかなどとのデュエット。そのほか出演予定の木下晴香、黒羽麻璃央、昆夏美、廣瀬友祐、渡辺大輔との共演にも目が離せない。■古川雄大この度、 初めてのミュージカルコンサート 『古川雄大 The Greatest Concert v ol.1 -collection of musicals- 』 を開催させていただきます!東京 は思い入れのあるTBS赤坂ACTシアター、 大阪は初めて訪れるCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行います。今までアーティストとしてのライブ活動の中で、オリジナル曲と共にミュージカル楽曲を披露させていただいていましたが、今回は全曲ミュージカルの楽曲でコンサート、ショーとして皆様にお届けしたいと思っております。初めての試みなので 、 実現に向けて期待が膨らんでいます!今、 入念な打ち合わせを重ねている最中で、 楽曲や構成など様々な可能性を広げながら、組み立てています。皆様に、最高のモノをお見せできるよう 努めます 。 是非ご期待下さい!【開催情報】『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』出演:古川雄大ゲスト:木下晴香黒羽麻璃央昆夏美花總まり廣瀬友祐愛希れいか山崎育三郎渡辺大輔 (50音順)演出 / 振付:TETSUHARU音楽監督 / 編曲:小澤時史●大阪公演 2021年8月27日(金)~29日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール●東京公演 2021年8月31日(火)~9月5日(日)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット料金:11,000円(全席指定・税込)一般発売日:7月24日(土) 10:00~特設サイトURL: 主催:TBS / 研音
2021年05月17日俳優の古川雄大が、ミュージカルコンサート『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』を開催することが14日、明らかになった。2007年の『テニスの王子様』でデビューし、『ファントム』(10年)、『エリザベート』ルドルフ役(12年)と順調にキャリアを重ね、2013年の『ロミオ&ジュリエット』、2015年の『黒執事』では主役、2018年には『モーツァルト!』で帝劇初主演を果たすなど、ミュージカル界に欠かせない存在となっている古川。2019年にはいつかは演じたいと目標にしていた、『エリザベート』のトート役を射止め、2020年にはNHK連続テレビ小説『エール』で朝ドラ初出演。“ミュージックティーチャー”こと御手洗清太郎役で鮮烈な印象を残し、演劇ファン以外にも広く知られるようになり、ドラマ『極主夫道』でもオタク刑事役をチャーミングに演じた。2021年春には、3年ぶりの再演となった『モーツァルト!』に出演し、東京公演の千秋楽で演出家・小池修一郎もその成長ぶりに舌を巻くほどに。芸歴15年目となる古川が、初の“ミュージカル”と銘打ってのコンサートを行う。出演作からはもちろん、出演してない作品からも様々な楽曲が披露される予定だ。大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて8月27日~29日、東京公演はTBS 赤坂ACTシアターにて8月31日~9月5日。日替わりで豪華ゲストも登場(9月4日のみゲストなし)し、山崎育三郎や、『エリザベート』で相手役を演じた花總まり、愛希れいかなどとのデュエットにも期待が高まる。他、木下晴香、黒羽麻璃央、昆夏美、廣瀬友祐、渡辺大輔らの出演を予定している。○古川雄大 コメントこの度、初めてのミュージカルコンサート『古川雄大 The Greatest Concert v ol.1 -collection of musicals-』を開催させていただきます!東京は思い入れのあるTBS 赤坂ACTシアター、大阪は初めて訪れるCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行います。今までアーティストとしてのライブ活動の中で、オリジナル曲と共にミュージカル楽曲を披露させていただいていましたが、今回は全曲ミュージカルの楽曲でコンサート、ショーとして皆様にお届けしたいと思っております。初めての試みなので、実現に向けて期待が膨らんでいます!今、入念な打ち合わせを重ねている最中で、楽曲や構成など様々な可能性を広げながら、組み立てています。皆様に、最高のモノをお見せできるよう努めます。是非ご期待下さい!
2021年05月14日映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』の日本公開日が6月25日(金)に決定。日本語吹き替え版に新たに安元洋貴、森久保祥太郎、木村昴が参加することが分かった。すでに、ピーターの声を前作に引き続き千葉雄大、ピーターをモフワル道へと導くボスウサギのバーナバスを哀川翔が担当することが決定している本作。さらに前作から、ピーターとは相変わらず犬猿の中であるトーマス・マグレガー役の浅沼晋太郎、都会派のまちねずみジョニー役の鈴木達央、ハイパーハイテンションなニワトリ、JWルースター2世役の千葉繁が続投。浅沼さんは「どうかお友達と、恋人と、またはご家族で、あるいは気兼ねなくおひとりで、思いっきりお楽しみください。ピーターラビットは、あなたの心にとてもジャストなディスタンスです」とメッセージを寄せ、鈴木さんは「よりイタズラ心の強いフィルムの中に、さまざまな動物達が所狭しとはしゃぎ回ります。何処に誰が出てくるかはご自身の瞳で見つけてみてください」と呼びかける。そして本作から新たに、ビアが描く絵本「ピーターラビット」を使って一儲けしようと野心を抱く出版社社長ナイジェル役を「ソードアート・オンライン」「鬼灯の冷徹」の安元洋貴。バーナバスのワル仲間のひとり、こねこのトム役を「うたの☆プリンスさまっ♪」「弱虫ペダル」シリーズの森久保祥太郎。大道芸リス役を「ドラえもん」のジャイアン役でお馴染みの木村昴が担当、劇中で美しい歌声を披露している。森久保さんは「幼少の頃から馴染みのあるあのピーターラビットに関われるなんて!」と参加を喜び、「ピーターの可愛い葛藤に注目です」とアピール。木村さんは「見どころは何と言っても、歌!物語の様々なシーンを歌で盛り上げていくキャラクターなのですが、そのどの曲も、超絶ナイスな神選曲となっています!是非楽しみに、ご覧いただければ幸いです!」とコメントした。ほかにも、絵本「ピーターラビット」の作者ビア役を渋谷はるか、ピーターのいとこベンジャミン役を吉田ウーロン太、ピーターの三つ子の妹フロプシー役を清水理沙、モプシー役を木下紗華、カトンテール役を下田レイがそれぞれ続投する。キャストコメント浅沼晋太郎本国で発表されてから今か今かと待ちわびておりましたが、この度やっと日本で公開されることになり、幸せを噛み締めているところです。相変わらずピーターはもふもふだし、マグレガーさんとはドタバタしているし、ビアとのやりとりにはほんわかさせられます。そして今回はバーナバスというもふもふなワルが…!どうかお友達と、恋人と、またはご家族で、あるいは気兼ねなくおひとりで、思いっきりお楽しみください。ピーターラビットは、あなたの心にとてもジャストなディスタンスです。安元洋貴人間よりも人間らしい。チャーミングを突き詰めたらこの子達になる。そんな言葉がぴったりな作品です。想い、勢い、優しさ、などがギッチギチに詰まったこの作品。是非、お楽しみください。鈴木達央前作に引き続き出演させていただきました。よりイタズラ心の強いフィルムの中に、さまざまな動物達が所狭しとはしゃぎ回ります。何処に誰が出てくるかはご自身の瞳で見つけてみてください。楽しんで観れること請け合いです。森久保祥太郎幼少の頃から馴染みのあるあのピーターラビットに関われるなんて!と、嬉しく思いました。役柄も演じがいのある役柄でした。ピーターの可愛い葛藤に注目です。木村昴ピーターラビット2のロードショー、改めて本当におめでとうございます!本作で大道芸リスを担当いたしました、木村昴です!見どころは何と言っても、歌!物語の様々なシーンを歌で盛り上げていくキャラクターなのですが、そのどの曲も、超絶ナイスな神選曲となっています!是非楽しみに、ご覧いただければ幸いです!千葉繁私は人間達からニワトリと呼ばれている。それは鳥なのに空を飛べず庭をせわしなく駆けずり回っているだけの情け無い存在だからという事なのか?冗談じゃない!もし私達がこの世界にいなかったら、この地球に朝が来ることは決して無いのだ!私の声を合図に宇宙の物陰で待機していた従順なる下僕である太陽が東の空から昇り、地球の生きとし生ける者の生命活動が維持されミミズの散歩のような遅々たる進化を進めるのだから!私達を卵を産むだけのニワトリと蔑んだ愚かなる人間達よ!私を崇めよ!そして心の底から感謝を捧げるのだ!コケコッコーーーーーーーーー!!!!と。『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は6月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ピーターラビット2/バーナバスの誘惑 2021年、全国にて公開
2021年04月21日4月13日より東京・よみうり大手町ホールで上演中の「坂元裕二 朗読劇2021」。ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』、映画『花束みたいな恋をした』などのヒットで知られる脚本家の坂元裕二が作・演出を手掛け、高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳の6組が読み手となることも話題の本公演。この度、4月22日(金)の東京公演と、4月30日(金)~5月2日(日)の大阪公演に出演する福士蒼汰を招いて、合同取材会が行われた。参加が決まったときは「嬉しかった」という福士だが、「朗読劇が初めてなので、どんな感じになるのか、僕にできるのか」という不安もありつつ、「挑戦してみたい気持ちが強くて。是非やりたい」とオファーを快諾。あとわずかとなった本番に向けて、「緊張もするし、どうなるかわからない」と話しながらも、「稽古1日を通して楽しみになってきました」といまの心境を語った。共演する小芝風花については、「凄くナチュラルではつらつとした方。彼女の持つ声質は本当にきれいで、一緒に心地よくお芝居ができる人」、作・演出の坂元については、「厳しい方かなと思っていたんですが、フラットでナチュラルな印象を受けました。一緒に居て相談をしやすい環境を作ってくださる方です」と、それぞれの印象をコメント。今回上演する「忘れえぬ忘れえぬ」「不帰の初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」では、境遇も年齢も異なる3人の男性をそれぞれで演じるが、「人間の本質を描いたような作品なので、捉え方が色々ある。捉え方が人によって違うであろう作品を、この瞬間に朗読劇としてできることが嬉しいという感覚が大きいです」と意気込んだ。舞台を楽しみにしている観客に向け、「本当にありがたいなと思います。朗読劇や舞台をやってほしいという声があって、実際にやることができて、ありがたいです」と感謝の気持ちを述べた。小芝風花とのタッグで、個性豊かな3作の朗読劇をどのように展開するのか、期待が高まる。【公演情報】『坂元裕二 朗読劇 2021「忘れえぬ 忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」』出演:高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳(出演日順)●東京公演公演期間:2021年4月13日(火)~25日(日)会場:よみうり大手町ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:3月28日(日) 10:00~主催:フジテレビジョン / MA パブリッシング / サンライズプロモーション東京お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)●大阪公演公演期間:2021年4月28日(水)~5月2日(日)会場:松下IMP ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月10日(土) 10:00~主催:関西テレビ放送 / サンライズプロモーション東京運営協力:キョードー大阪お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土 11:00~16:00)●札幌公演公演期間:2021年5月7日(金)~5月8日(土)会場:道新ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月15日(木) 10:00~主催:道新文化事業社 / 道新スポーツ / エフエム北海道お問合せ:道新プレイガイド 0570-00-3871(月~土 10:00~17:00)公式サイト:
2021年04月20日坂元裕二 朗読劇2021 「忘れえぬ忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」が4月13日(火)に開幕した。6組の男女が3つの作品の朗読をする本作で、初日の高橋一生×酒井若菜ペアによる「忘れえぬ忘れえぬ」の公演をレポートする。本作は、映画『花束みたいな恋をした』やドラマ『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』などの脚本で知られ、これまで芸術選奨新人賞や向田邦子賞など数々の賞を受賞している脚本家・坂元裕二が脚本・演出を手がける朗読劇。2012年から始まり、今回は高橋一生×酒井若菜、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、千葉雄大×芳根京子、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳というペアが出演。これまでも上演されてきた「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」と、書き下ろしの新作「忘れえぬ 忘れえぬ」の3作が上演される。朗読は、高橋の「おい、おまえ」という乱暴な言葉から始まった。それぞれ一人掛けのソファーに座り朗読する、シンプルな舞台。新作「忘れえぬ 忘れえぬ」は、11歳の夏に出会った最里(もり/高橋)と木生(きお/酒井)の数年間を描いていくストーリーだ。粗暴でガタガタした高橋の語り口と、明晰でツヤツヤした酒井の語り口。ギャップのあるふたりの朗読を聴いているうちに、彼らがどんな人物か、彼らがいる場所の様子、そこから見える景色、気温、光などがむくむくとカタチをもちはじめ、世界が彩られていくような感覚が得られた。どちらかというと淡々とした読み方だが、不思議なほど豊かで、そこに書かれている文字が漢字なのか平仮名なのかまで感じ取れてしまうほどであった。「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」とはテイストが違い、けれど坂元裕二の書く言葉や物語の魅了を存分に堪能できる脚本は、同い年の最里と木生の、11歳の夏、12歳の夏、13歳の夏……というふうに1年ごとの夏が描かれる。ストーリーの中にはふたりが持つやさしさ、残酷さ、純粋さ、だけでなく、家庭環境のギャップなどもきっちりと描かれており、その物語は、受け取る人によってさまざまに感じるだろう。一作観ると、この作品を他のペアがどう朗読するのか、このペアが他の作品をどう朗読するのかと、興味がどんどん膨らんでいく。朗読劇の楽しさをたっぷりと堪能できる公演だった。東京公演は4月25日(日)までよみうり大手町ホールにて。その後、4月28日(水)から5月2日(日)まで大阪・松下IMPホール、5月7日(金)・8日(土)に札幌・道新ホールにて上演。取材・文中川實穂
2021年04月16日西野七瀬、千葉雄大ほか豪華キャストが共演し、中国の社会現象級大ヒット作をリメイクしたAmazon Originalドラマ「ホットママ」がPrime Videoにて独占配信中。この度、最終回の配信を前に撮影現場での素顔の覗くスペシャルメイキング映像が解禁された。撮影初日から現場の様子を追い続けたメイキングカメラ。普段は見ることができないキャストの“素の表情”、夫婦役を演じた西野さんと千葉さんがそれぞれの役を掴んでいく様子や、それぞれ初めてのママ・パパ役ということで赤ちゃんの抱っこに悪戦苦闘しつつも、そのキュートさにメロメロになっている姿も切り取られている。また、夫婦役を演じた西野さんと千葉さんだけでなく、主人公を囲む豪華キャストたちが和気あいあいとしつつも、真剣に作品に向き合う様子も。自らも子育てをしながら仕事をしているカリスマ敏腕上司役の板谷由夏は、作品に対する共感を語り、「悩んでいる方は見ると元気になると思う、何かしらパワーをもらえる!」と作品についてコメント。そして撮影初日は「監督以外のスタッフさんの目は誰も見られないくらい緊張した」という西野さん。しかしクランクアップ時には、「濃い撮影期間だったと思います」と涙ぐみながら振り返っている姿が印象的。映像では、サプライズで届いた千葉さんからのメッセージ動画を見て笑顔で喜ぶ様子も収められている。ドラマは4月9日(金)に、最終回を含む10話から12話がいよいよ配信。最終回に合わせて、Amazon Prime Videoにてリアルタイムで視聴し、チャットで自由に会話することができる「Amazonウォッチパーティー」の実施が決定。作品を手がけた宮脇亮監督と高石明彦プロデューサーが参加し、ユーザーは作品を視聴しながら監督&プロデューサーへ直接質問することもできる。「ホットママ」は毎週金曜日20時よりAmazon Prime Videoにて3話ずつ独占配信中(全12話)。4月9日(金)20時より10話~12話(※最終話)配信。(text:cinemacafe.net)
2021年04月08日西野七瀬が主演を務めるAmazon Originalドラマ『ホットママ』が現在、Amazon Prime Videoにて独占配信中だ。この度、西野や千葉雄大、板谷由夏ら豪華キャストたちの撮影現場に密着し、インタビューを行った特別メイキング映像が公開となった。さらに「Amazonウォッチパーティー」の開催も決定している。本作は2013年に中国で放送され、仕事に子育てに奮闘する主人公の姿が大きな反響を呼び社会現象を巻き起こすほど大ヒットとしたドラマ『辣媽正傳(英語タイトル: HOT MOM!)』の日本版リメイクだ。アパレル会社・アヴリールのレディース部門で働き、世界に通用するファッションディレクターを夢見る、主人公・松浦夏希(西野七瀬)はある日突然、ファッション業界内でも大きな影響力を持つ木島塔子(板谷由夏)が率いる、新設のベビー部門への異動を言い渡されてしまう。そして同時期に大学時代の同級生である三村元哉(千葉雄大)と再会、意気投合して一夜を共にすると、数カ月後に妊娠が発覚。作品全体を通じて妊娠・結婚・出産・育児といった壁を乗り越えながら、仕事と家庭の両立に追われるひとりの女性を映し出す。主題歌「ever after」を歌うのは、深みのあるハスキーボイスに定評があるAimer。仕事に子育てに、目まぐるしい環境の変化に順応しながら日々奮闘する主人公の気持ちにそっと寄り添い背中を押すような楽曲だ。公開された映像は撮影初日から現場の様子を追い続けたもの。普段は見ることができないキャストの“素の表情”、夫婦役を演じた西野と千葉がそれぞれの役を掴んでいく様子や初めてのママ・パパ役ということで、赤ちゃんの抱っこに悪戦苦闘しつつも、そのキュートさにメロメロになっている姿も切り取られている。また西野と千葉以外の豪華キャストたちが和気あいあいとしつつも、真剣に作品に向き合う様子も。自らも子育てをしながら仕事をしている板谷は、作品に対する共感を語り「悩んでいる方は見ると元気になると思う、何かしらパワーをもらえる!」とコメント。撮影初日は「監督以外のスタッフさんの目は誰も見られないくらい緊張した」という西野だが、クランクアップ時には「濃い撮影期間だったと思います」と涙ぐみながら振り返った。さらにサプライズで届いた千葉からのメッセージ動画を見て喜ぶ様子も。いよいよ4月9日(金)に最終回を含む10話から12話が配信となるが、それをリアルタイム視聴しながらチャットできる「Amazonウォッチパーティー」は要チェックだ。作品を手がけた宮脇亮監督と高石明彦プロデューサーの参加も決定しており、ふたりに直接質問も可能。参加URLを含めた詳細はドラマ公式Twitter( @hotmom_2021() )に当日掲載予定。■番組情報Amazon Originalドラマ『ホットママ』Prime Videoで独占配信4月9日(金)20時~第10話~第12話配信開始番組URL: <Amazonウォッチパーティー>4月9日(金)第10話:20時30分~第11話:21時30分~第12話:22時30分~参加URL:当日ドラマ公式Twitterにて掲載ゲスト:宮脇亮監督、高石明彦プロデューサー※システムの仕様上、同時参加者数が100名を超えた場合入室が制限(先着100名)※システムの都合上、予定開始時刻より遅れがでる可能性あり。<注意事項>・Amazonプライム会員に登録済みである必要あり。・PC端末のWebブラウザでのみ参加可能。スマートフォン、タブレット端末はサポート外。・WebブラウザのSafari及びInternet Explorerウェブブラウザはサポート外。・各話毎URLにアクセスして頂く必要あり。Amazonウォッチパーティー詳細:
2021年04月08日ミュージカル『モーツァルト!』の開幕前日取材が7日に東京・帝国劇場で行われ、山崎育三郎、古川雄大が登場した。同作は音楽家のヴォルフガング・モーツァルトの生涯を描き人気のウィーン・ミュージカル。2002年の日本初演以来再演を重ね、今回が3年ぶりの上演となる。山崎は「コロナ禍ということでマスクをした状態での稽古。今までに経験したことのない現場で、舞台稽古に入って始めてマスクを取って声を出したので、鍛えられますね。山でトレーニングするような感覚です。貧血になるくらい、マスクをつけっぱなしでの稽古がしんどかったので、逆に強くなった気がします」と苦笑する。Wキャストで天才を演じるということで、互いの天才だと思うところを聞かれると、古川は山崎について「お芝居ももちろんですけど、歌の部分がずば抜けてると思っています。色んな方がいますけど、育三郎さんはミュージカルの歌とポップスの歌、両方出来る。そんな方を僕は見たことがなくて、天才だなと思います」と絶賛。一方、山崎は古川について「ストイックで、努力の天才だなと。それが1番だと思うんです。デビューからの年々進化がすごくて、僕は若い時から『(古川が)ヴォルフガングをやるだろうな』と思ってたんですけど、想像を遙かに超えた表現力を自分でつかみにいっている。すごく努力家ですね」と讃えた。改めて山崎は「今回、コロナ禍ということで、本当に1回1回の公演が千秋楽、明日何が起こるかわからない時代の中で、『立つのはこれが最後でいい』と思うようにやりたい」と力強い言葉を残す。他の出演者についても「市村(正親)パパ(※ヴォルフガングの父親・レオポルト役)は11年ずっと一緒にやらせていただいてるんですけど、今回が1番艶がある声で、どんどん声が出る。びっくりするんですよ、若返り!」と驚いた様子。古川も「市村さんはいつもそうですけど、今回気合いが入ってるというか、まだ成長が……」と表すと、山崎から「成長!?」とつっこまれ、「成長というか、進化が止まらない」と言い直す。「あの年齢になってもまだまだ止まらないというのは恐ろしいなと思いますし、そういう風になりたいなという憧れでもあります」と先輩のすごさを実感していた。最後に山崎は、「今、こういう状況だからこそ届けられるものがありますし、劇場に足を運んでくださる方皆が戦っている状態。ヴォルフガングが自分の人生をまっとうする、自分の運命と戦っていく姿に元気づけられ、"エール"をもらえたらいいなという気持ちで、頑張っていきたい」と意気込む。古川も「3年ぶりの上演で、僕自身も作品としても進化していると思います。たくさんの方に見ていただけたらと思いますので、ご期待ください」とメッセージを贈った。
2021年04月07日ミュージカル『モーツァルト!』の開幕前日取材が7日に東京・帝国劇場で行われ、山崎育三郎、古川雄大が登場した。同作は音楽家のヴォルフガング・モーツァルトの生涯を描き人気のウィーン・ミュージカル。2002年の日本初演以来再演を重ね、今回が3年ぶりの上演となる。山崎は「実は2021年になって赤いコートがはじめて新しくなって、気持ちが高まっています。11年この役をやってるんですけど、ずっと先輩のを着ていて。雄大もですけど、昨年朝ドラに出た効果で、ついに自分の赤いジャケットを作ってもらったんじゃないかな」と、2人ともNHK連続テレビ小説『エール』に出演していたことに絡めて明かした。古川も「とても気持ちがいいですね、朝ドラのおかげで作っていただいたので」とトークにのっかり笑いを誘う。2人がWキャストで主演を務めることになるが、古川は山崎に対して「関係は全く変わらず、優しい先輩、頼れる先輩という印象です。今回の稽古場でも、すごく助けていただきました。歌の面ですごく力になっていただきました」と感謝。「僕がわからないところをとにかく育三郎さんにたくさん聞いて、『こうやった方がいいよ』というアドバイスをたくさんいただいて、お芝居の面でも『自分はこう思う』と育三郎さんの意見を聞いたりとか、Wキャストとして高め合っていけたのかなって思います」と自信を表した。さらに古川は「3年ぶりの作品ですし、小池(修一郎)先生も『より良いものを』という演出をつけてくださって、変わった部分もありながら、僕自身もどうにか進化したいなという思いでいて。(山崎が)目の前で素晴らしいヴォルフガングを演じてくださってるので、何か盗めないかなと、とにかく学ぶという気持ちで挑みました」と心境を吐露。山崎は「雄大のヴォルフガングも3年前から本当に見違えるほど進化して。(自分は)24歳からこの役をやって35歳、再演ごとに自分の変化に気付かされるというか、こういうことできるようになったんだとか、逆に今まで何も思わなかったシーンでグッときたり、自分の変化を楽しんでやっています」と充実した様子を見せる。山崎は古川について「先輩扱いをしてくるんですけど、年齢は1歳しか変わらないんですよ。僕が長くやってるというだけで、同世代だと思ってるので、一緒に盛り上げていきたいな」と語る。3年前は山崎が古川について「ごはんにもあんまり来てくれない」とぼやいていたが、「今は何でも語ってくれるようになりましたね。役のこと、歌のことも含めて役作りとか音楽的なことも相談しながら。朝ドラでもずっと一緒、一番ずっといる相手」と表した。稽古場では2人で一緒にトレーニングをしているそうで、山崎は「2人とも、サイズが一回りくらい大きくなってるんですよ。それに合わせて衣装を新調してくださったというのもあります。雄大も、脱いだらものすごいムキムキですから」と紹介。古川は「(衣装で)あんまりわからないかもしれないですけど、体重で言うと5〜6kg増えたのかな」と驚かせ、山崎は「僕も4〜5kgくらい増えました。30代半ばになってきたので、筋肉の支えがないと。ケガをしないためというのが一番大きい目的ですね」と目的を説明する。2人での稽古の合間のトークについても、古川は「筋肉トーク、もっぱら筋トレの話ですね。どうやったらここ(腕)に筋肉がつくんだろうとか、どういうプロテインを飲んでるとか、いろいろ筋肉の話をさせていただきました。あとはくだらないこと。互いに笑いのセンスが似てるところがあるので『これ面白いよね』みたいな他愛もない話から真面目な話まで」と明かした。東京公演は帝国劇場にて4月8日〜5月6日、北海道公演は札幌文化芸術劇場 hitaruにて5月14日〜17日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月25日〜6月7日。
2021年04月07日千葉雄大が光源氏に、その相手役を伊藤沙莉が演じるドラマ「いいね!光源氏くん」の続編が全4話で6月7日(月)より放送されることが決定した。打ち上げ花火を1人寂しく見上げる沙織(伊藤沙莉)のもとに、平安の世から舞い戻ってきた光源氏(千葉雄大)。その日から再び2人のドキドキな同棲が始まる。中将(桐山漣)やカイン(神尾楓珠)や詩織(入山杏奈)は光の帰還を喜び、2人の恋の行方を微笑ましく見守っていたが、沙織の職場で彼女に好意を寄せる同期の男・一条が現れ、関係はにわかにぎくしゃくし始める――。昨年放送された本作は、現代人とはテンポも価値観も違う、千葉さん扮する平安貴族・光源氏と、伊藤さん扮するこじらせOLの沙織が巻き起こす、雅で愛らしくユーモラスな同居生活を描いたラブコメディ。続編となる“し~ずん2”では、「源氏物語」で光が愛でている紫の上までもが現代に次元ジャンプしている疑惑が持ち上がり、沙織は気が気でなくなっていく。そんな沙織にアメリカ帰りの同僚が猛アプローチをかけ…と、光と沙織、ふたりを取り巻く面々のその後が描かれていく。また、そんな沙織に好意を寄せる一条役で、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」や「この恋あたためますか」に出演した一ノ瀬颯が出演することも明らかになった。今回の放送決定に千葉さんは「また『いいね!光源氏くん』の世界観を皆さまにお届けできること、本当にうれしく思います。気心しれた皆さまともまた一緒に作品を紡げますし、心強いです。とはいえ、きちんと気を引き締めて取り組んで参ります」と喜びと意気込みを語っている。よるドラ「いいね!光源氏くん し~ずん2」は6月7日より毎週月曜日22時45分~NHK総合テレビにて放送(全4回)。(cinemacafe.net)
2021年04月06日親友から受けた最低の裏切り
義兄嫁は鬼嫁様
うちのダメ夫