ヤマシタトモコの同名漫画を新垣結衣と新人俳優・早瀬憩のW主演で映画化した『違国日記』から、槙生と朝、2人の同居生活が垣間見える本ビジュアルと本予告が解禁となった。本ビジュアルの舞台は、両親を亡くした朝(早瀬さん)が住むことになる叔母・槙生(新垣さん)の部屋。小説家の槙生の部屋には所狭しと本が並び、パソコンにも多くのメモが貼られている。そんな家に住むことになった、15歳の朝と不器用な槙生のぎこちない雰囲気が醸し出されている。「わかり合えなくても、寄り添えることを知った――」というコピーが印象的な本作は、別の人間同士だからこそ分かり合えないながらも、対照的な2人が同居生活の中でどのような日々を紡いでいくのか、行方が気になるポスターになっている。また本予告では、槙生と朝が戸惑いながらも心を寄せ合っていく姿が映し出されている。大嫌いだった姉を亡くし、その娘である朝を引き取ることになり戸惑い、迷う槙生を親友の醍醐(夏帆)と元彼の笠町(瀬戸康史)が支えていく。朝の「なんで嫌いなの、お母さんのこと」という率直な質問に対し、「あなたの感情も私の感情も自分だけのものだから。分かち合うことはできない。あなたと私は別の人間だから」と真摯に答える槙生の言葉が、“人はわかり合えなくても寄り添うことができる”という力強いメッセージを感じさせる。さらに本予告で流れるのは、『未来のミライ』『バケモノの子』などの細田守作品や、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」などの劇伴も担当し、CM音楽や執筆も手掛けるなど幅広く活動する高木正勝の劇伴。繊細な心情が表れた音楽が作品に寄り添っている。また、インスパイアソング「夜明けのあなたへ」を担当するのは、TikTokでの投稿が新海誠監督、「RADWIMPS」の野田洋次郎に見出され、『すずめの戸締まり』の主題歌「すずめ feat. 十明」で一躍、最注目の次世代アーティストとなったシンガーソングライター、十明が本作を鑑賞して書き下ろした。十明「元々原作の漫画も大好きで、何度も何度も読み返しました」という十明さんのデモ音源が製作陣の耳に留まり、インスパイアソングが実現。デモ音源を聞いた本作の音楽プロデューサーも「儚げな中に凛とした強さを感じさせる十明のインスパイアソング。広い音色で観る人や聴く人を、また主人公たちを抱きしめる様に寄り添い、言葉を紡ぎ、人生の背中を押してくれる様な優しい名曲を生み出してくれました」とコメント。朝が過去をふり返るような、どこか懐かしくもあたたかい歌が、槙生と朝の物語を優しく包み込んでいる。十明さんは「この作品の中の強く柔く美しい人々が映像として動き出した時、心揺さぶられました。『夜明けのあなたへ』という楽曲は、彼女たちに向けて手紙を書くような気持ちを歌っています。そして、私自身の素直な気持ちを歪めることなく描くことが出来たように思います」と手応えをのぞかせる。不安と混沌の中で出会った2人が「じゃ、いってきまーす」「はい、いってらっしゃい」と自然な家族の会話を繰り広げるようになるまでを見届けてほしい。『違国日記』は6月7日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:違国日記 2024年6月7日より全国にて公開Ⓒ2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
2024年04月04日山田尚子監督の完全オリジナルアニメーション映画『きみの色』の報告会にて、本作に新垣結衣が出演していることが分かった。『映画けいおん!』『映画 聲の形』の山田監督最新作は、青春期の物語。新垣さんが演じるのは、音楽で心を通わせていく3人を導くキーマンであるシスターの日吉子。新垣さんは「完成した作品を見たとき、全てが柔らかくて繊細で、心に淡い春色(はるいろ)の風がそよぐような優しい気持ちが、画面から溢れていると感じました」と作品の印象を明かし、「シスター日吉子は、物語の登場人物の中では、大人たちとトツ子たちの間にいる人だと監督から説明をいただきました。トツ子たちに対して、他の大人たちよりもひとつ心の距離が近いというか、静かに、でも熱く、いや実は“かなり”熱く、トツ子たちを見守っている人です。気持ちをわかりやすくストレートに表すセリフはあまりない印象だったので、日吉子がなにか言葉を飲み込んだときの、その奥の気持ちはどんなものかを想像するのも、とてもやり甲斐ある作業でした」とコメントした。監督は新垣さんの出演に関して、「新垣さんのことはテレビや映画のスクリーンを通してでしか知らないのですが、勝手な思い込みかもしれませんが彼女はきっとすごく芯が強くて、ものすごくぶっきらぼうなぐらい真面目な方なんじゃないかな、そしてすごくチャーミングな方なんじゃないかなという風に思っていました。それはまさに今回のシスター日吉子にぴったりなんです」と話している。本作の主演を務めるのは、オーディションを経て、大河ドラマ「どうする家康」に出演した鈴川紗由、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの高石あかり、この春放送予定の「9ボーダー」への出演が決定している木戸大聖に決定。トツ子「声優のお仕事はずっとやりたい目標の一つだった」という、人が色で見えるトツ子役の鈴川さんは、「最初に聞いた時は嬉しいという感情がまだなくて、信じられなくて、頭が真っ白になって涙が止まりませんでした」とふり返る。きみトツ子と同じ学校だったきみ役の高石さんは「山田監督の作品に出演させていただけるということが本当に嬉しくて、感動しました」と参加を喜ぶ。離島に住むルイ役の木戸さんも「不安とプレッシャーがありました。それと同時に山田監督の作品に出られる、という喜びが押し寄せてきました」と語っている。ルイまた今回、本編映像初公開となるスペシャルPVも合わせて到着した。『きみの色』は8月30日(金)より全国東宝系にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:きみの色 2024年8月30日より全国東宝系にて公開予定©2024「きみの色」製作委員会
2024年03月19日星野源が、3月12日放送の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演し、妻の新垣結衣とのほっこりエピソードを紹介した。星野は、過去の放送でリスナーから“自作PCの組み立ては、静電気対策のため全裸での作業が基本”とアドバイスされていたという。そして組み立て当日、新垣にパソコンを組み立てることを告げ、妻の就寝後に作業を開始。全裸になるべきか悩んだものの、ネット上では全裸での作業を勧める記事も、全裸で作業しているYouTube動画もなかったため、結局は普段着のまま組み立てを行なったという。翌日、「完成したよ!見て。これ、かわいいでしょう?」と完成品を新垣に見せたところ、新垣も「いいね!」と喜んでくれたという。ところが、驚いたことに新垣は続けて「全裸になってなかったね」と発言。全裸の話題が出た放送回を聴いていた新垣は「夜中に1回起きちゃって、寝室からそっと覗いた」のだという。そして「全裸だったら、どうしよう?」と思ったが、「そっとのぞいたら、普通に服を着て。額の汗を拭きながらやっていて。“チェッ!”って思って、もう1回寝た」と伝えてきたのだという。星野は「全裸にならなくてよかった〜(笑)」と当時を振り返り、ほほえましい夫婦のエピソードを明かした。この星野の話にSNSでは星野や夫婦の仲の良さを羨む声が続出した。《くっそ羨ましいぞ源》《可愛い夫婦だな…!!》《何このほんわかエピソードがっきーも可愛すぎるし、源さんも迷ったの可愛すぎる》《もう逃げ恥の世界やん!w》《ほんで夫婦の話題ありがてぇ…尊すぎるぜ……仕事頑張ろう…》
2024年03月14日新垣結衣と新人・早瀬憩がW主演、累計販売数180万部を突破し「心が救われる」「人生の本棚にはいった」など多くの共感を得た同名コミックを映画化した『違国日記』の公開日が6月7日(金)に決定。劇中歌は元「チャットモンチー」の橋本絵莉子が手掛ける。人見知りな小説家の高代槙生と、その姪・田汲朝の対照的なふたりの同居譚。なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに家族とも異なった、かけがえのない関係になっていく、優しさの形を提示するヒューマンドラマ。ヤマシタトモコによる原作漫画は2023年6月に最終回を迎え、惜しまれながら6年という連載期間を経て終止符を打ったが、連載終了後も人気の高さが話題となっている。高校生になった朝が、所属する軽音部のバンドで演奏する劇中歌「あさのうた」の作詞・作曲を務めるのは、「チャットモンチー」でギター&ボーカルを担当し、2018年にその活動を“完結”後、ソロ活動を開始。先日新アルバムの発売が発表された橋本絵莉子。槙生との共同生活を経て、自分の人生を手探りしながら日々成長していく朝の気持ちに寄り添う瑞々しい楽曲を提供。劇中では朝役の早瀬さんが橋本さんの歌う姿を彷彿とさせる熱唱を見せている。「あさのうた」作詞・作曲橋本絵莉子コメントドキュメンタリーなんじゃないかと思うほど朝と槙生の暮らしが近くに感じられて、生き生きとしていて、生々しくて、綺麗だなあと思う瞬間がいっぱいありました。観た後餃子が食べたくなったので、翌日作って食べました。この映画を彩る一員になれたことが、とても嬉しいです。ありがとうございました。さらに、前売り特典は原作者・ヤマシタさんによる槙生と朝の描き下ろしイラストが施されたオリジナルしおりに決定。2人が映画館に来たようなイラストとなっている。前売り券(ムビチケカード)は3月15日(金)より全国の上映劇場(一部劇場を除く)にて発売される。原作・ヤマシタトモコ先生描き下ろしクリアしおり付『違国日記』は6月7日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:違国日記 2024年6月7日より全国にて公開©2024『違国日記』製作委員会
2024年03月11日ナミデル(@NamidaAfredel)さんはある日、文書作成ソフトウェアの『Microsoft Word(以下、Word)』を使っていました。ふと、思い立ったのでしょうか。女優の新垣結衣さんの名前を入力したところ、想像していなかったフリガナが表示されることに…。ツッコミを入れずにはいられないフリガナを、X(Twitter)に投稿された画像でご覧ください。しん がき けつ ころも女優の新垣結衣さんの正しい読み方は、『あらがきゆい』。ところが、今回はなぜか変なフリガナを振られてしまっています…。投稿者さんが「そのルビ(フリガナ)真面目に打ってんの?」とツッコミを入れる気持ちがよく分かりますね。Wordが作成したフリガナに、多くの人が笑いました。・『けつころも』で耐えられなくなり、電車で笑ってしまいました。・かろうじて、まだ『ガッキー』と呼べる形はとどめていますね。・このフリガナはあかん…。本人が見たら笑って泣くかもしれません。Wordで仕事をしていると、肩が凝ったり、目が疲れたりすることもあるでしょう。そんな時に、こうしてクスッと笑えることが起きると、ちょっとしたリフレッシュできるのかもしれませんね。grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2024年03月02日女優の新垣結衣と早瀬憩がW主演を務める映画『違国日記』(6月公開)の第3弾キャストが1日、公開された。○■映画『違国日記』第3弾キャスト&場面写真今回公開されたのは、主人公・槙生(新垣)とその姪・朝(早瀬)を取り巻く個性あふれるキャラクターを演じるキャスト陣。槙生の母・高代京子役を銀粉蝶、槙生の姉で朝の母親である高代実里役を中村優子が演じるほか、朝のクラスメイトで秀才の森本千世役で伊礼姫奈、朝と同じく軽音部に所属する三森役で滝澤エリカが出演する。そして、後見監督人として槙生と朝の生活を見守る弁護士・塔野和成役は『PARKS パークス』ほか瀬田監督作品の常連でもある染谷将太が務める。また、あわせて槙生と朝以外のメインキャラクターたちの姿が初解禁となる場面写真も公開。微妙な距離を保ちながらバスに揺れる槙生と朝、元恋人同士の槙生と笠町(瀬戸康史)の2ショット、高校の入学式に参加する朝と親友のえみり(小宮山莉渚)、小説を執筆中の槙生、槙生に温かい視線をむける親友の醍醐(夏帆)の姿が切り取られている。【編集部MEMO】映画『違国日記』は、ヤマシタトモコ氏による同名コミックの実写化作。人見知りな小説家の高代槙生(新垣結衣)は、姉夫婦の葬式で無神経な言葉を吐く親族たちと盥回しにされる姪・朝の様子を見て、勢い余って私が引き取ると啖呵を切ってしまう。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。監督は、『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつき氏が務める。(C)2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
2024年02月01日新垣結衣とオーディションから選ばれた新人・早瀬憩の主演で贈る映画『違国日記』に、銀粉蝶や中村優子、染谷将太らの出演が解禁。新たな場面写真も到着した。原作は、ヤマシタトモコの同名漫画。人見知りな30代女性と人懐っこい素直な15歳の少女の交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出し、「マンガ大賞2019」など連載開始後から多数の漫画賞を受賞。2023年6月に最終回を迎え、惜しまれながら6年という連載期間を経て終止符を打った。雑誌「ダ・ヴィンチ」読者が選ぶ「BOOK OF THE YEAR 2023」コミック部門第1位を獲得、また宝島社「このマンガがすごい!2024」オンナ編第5位も記録し、連載終了後も人気の高さが話題となっている。この度新たに発表となるのは、新垣さん演じる槙生と早瀬さん演じる朝を取り巻く、個性溢れるキャラクターを演じるキャストたち。槙生の母・高代京子役を、舞台を中心に幅広く活躍し唯一無二の存在感を放つ銀粉蝶、槙生の姉で朝の母親である高代実里役を『エゴイスト』や『ユンヒへ』の中村優子。朝のクラスメイトで秀才の森本千世役を『マイ・ブロークン・マリコ』の伊礼姫奈、朝と同じく軽音部に所属する三森役を『ジオラマボーイ・パノラマガール』の滝澤エリカ。そして後見監督人として槙生と朝の生活を見守る弁護士の塔野和成役を『PARKS パークス』ほか瀬田なつき監督作品常連の染谷将太が務める。さらに併せて解禁となる場面写真では、槙生と朝以外のメインキャラクターたちの姿がお披露目。微妙な距離を保ちながらバスに揺れる槙生と朝、元恋人同士の槙生と笠町の2ショット。高校の入学式に参加する朝と親友のえみり、小説を執筆中の槙生、槙生に温かい視線をむける親友の醍醐の姿が切り取られている。朝の両親が亡くなったことをきっかけに、本来交わることのなかった槙生と朝の奇妙な生活がスタートしていくが、ぎこちない2人の間を取り持つように彩りを添えていく様々な登場人物たちとの豊かな関わりに期待が高まる写真となっている。『違国日記』は6月、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:違国日記 2024年6月、全国にて公開予定©2024『違国日記』製作委員会
2024年02月01日新垣結衣とオーディションから選ばれた新人・早瀬憩のW主演で贈る映画『違国日記』の公開が2024年6月に決定。対照的な2人の絶妙な距離感をとらえた特報映像とティザービジュアルが解禁となった。ヤマシタトモコの同名漫画を原作にした本作は、人見知りな小説家の高代槙生と、その姪・田汲朝の対照的な2人の同居譚。なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、日々を重ね生活を育むうちに家族とも異なった、かけがえのない関係になっていくヒューマンドラマ。この度、初公開となった映像には「朝、私はあなたの母親が心底嫌いだった。でも私は決してあなたを踏みにじらない。もし帰るところがないなら、うちに来たらいい」と、新垣さん演じる小説家・槙生が不器用ながらも両親を失った朝に対して素直な気持ちを伝える、印象的なシーンから始まる。この冒頭のシーンは原作でも重要な場面となっており、漫画に忠実な世界観が伝わる内容に。公開中の『正欲』でこれまでにない役を演じ、俳優として新たな境地を切り開いた新垣さんが本作でもその演技力を発揮、“極度の人見知りで不器用な”主人公・槙生を演じる姿に注目。また、併せて解禁となったティザービジュアルには、海辺の階段で遠くを眺めながら歩く槙生と、微笑みながら槙生の姿を見つめる朝の姿が切り取られている。本来交わるはずのなかった2人は、朝の両親が亡くなったことをきっかけに同居することになり、年齢や互いの性格が全く異なるまるで“違国”から来たような人間と認識しながらも、親子でも友達でもないかけがえのない関係を築いていく。2人の関係性が映像でどのように表現されるのか、期待が高まる映像とティザービジュアルとなっている。『違国日記』は2024年6月、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:違国日記 2024年6月、全国にて公開予定©2024『違国日記』製作委員会
2023年12月19日映画『違国日記』の公開時期が2024年6月に決定。併せて特報映像とティザービジュアルが公開された。原作は、『さんかく窓の外側は夜』などで知られるヤマシタトモコの同名漫画。人見知りな小説家と、人懐っこい姪の交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出す。主役の小説家・高代槙生役を新垣結衣、その姪・田汲朝役をオーディションで選ばれた早瀬憩が新垣とダブル主演で演じるほか、槙生の友人・醍醐奈々役で夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役で瀬戸康史、朝の親友・楢えみり役で小宮山莉渚が出演する。公開された映像は、「朝、私はあなたの母親が心底嫌いだった。でも私は決してあなたを踏みにじらない。もし帰るところがないなら、うちに来たらいい」と槙生が不器用さ全開ながらも、両親を失った朝に対して素直な気持ちを伝える印象的なシーンから始まる。この冒頭のシーンは原作でも重要な場面となっており、漫画に忠実な世界観が伝わる内容になっている。併せて公開となったティザービジュアルには、海辺の階段で遠くを眺めながら歩く槙生と、微笑みながら槙生の姿を見つめる朝の姿が切り取られている。映画『違国日記』特報映像<作品情報>映画『違国日記』2024年6月公開公式サイト: ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
2023年12月19日女優の新垣結衣が主演を務める映画『違国日記』(2024年公開)の第2弾キャストが15日、公開された。○■新垣結衣の“姪”役には新人・早瀬憩が抜てき同作はヤマシタトモコ氏による同名コミックの実写化作。人見知りな小説家の高代槙生(新垣結衣)は、姉夫婦の葬式で無神経な言葉を吐く親族たちと盥回しにされる姪・朝の様子を見て、勢い余って私が引き取ると啖呵を切ってしまう。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。監督は、『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつき氏が務める。今回公開されたのは、第2弾キャスト情報。槙生(新垣)の姪・田汲朝役にはオーディションで選ばれた新人・早瀬憩が抜てきされたほか、槙生の友人・醍醐奈々役を夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役を瀬戸康史、朝の親友・楢えみり役を小宮山莉渚が演じる。本作でメインキャストとしては映画初出演、さらに新垣とともにW主演を果たす早瀬に対して、瀬田監督は、「まだ何にも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さをもっていました」とコメントを寄せている。また、槙生と朝の姿を捉えた映画のファーストカットも解禁。遠くを見つめ海辺を歩いている2人の姿と距離感は、原作イメージを再現し、2人の関係性の行方が気になるカットとなっている。コメントは以下の通り。○■早瀬憩オーディション合格の知らせを聞いた時は、嬉しさよりも朝を演じられる事への安堵の方が大きかったです。事務所の方々が喜んでくれているのを見て、その事が嬉しくて。それからは朝をどのように演じたら良いだろうと、朝になる為の準備をしつつ、不安もありましたが、分からない事は監督や新垣さんに相談し、助けて頂きながら無事撮影を終えることができました。お二人の存在がとても心強かったです。共演者の皆さんにも支えて頂き感謝の気持ちでいっぱいです。素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと作りあげたあたたかな世界を、1人でも多くの方々に届けることができたら嬉しいです。○■夏帆ずっと好きで読んでいた違国日記の実写化にまさか参加できるとは……とても嬉しいです。撮影は数日だけでしたが、新垣さんと早瀬さんのあいだに流れる空気感がとても素敵で、いい休日を過ごしているような、穏やかで居心地のいい現場でした。完成した作品を観るのが楽しみです。○■瀬戸康史誰かの為に変わろうとか、誰かをリスペクトするって、自分の生活を色々な意味で豊かにしてくれるのだと、改めて感じました。決して簡単なことではないけれど、そういう気持ちが大切なのだと。僕が演じる笠町もそういう気持ちで動いている人物の1人で、彼が人と対話する時の心持ちも、そんな気持ちからきているのだと想像しながら演じました。心に余裕ができ、優しくなれるような物語、是非ご覧ください。○■小宮山莉渚漫画が原作の映画に出演させていただくことは初めてで、お話を頂いた時はどうえみりを演じるか不安でいっぱいでしたが、撮影中はずっと朝役の早瀬憩ちゃんの隣に居て、自然と朝とえみりと同じような関係性を築くことができたと思います。朝とえみりの関係性は、私にとって憧れに近いものでした。2人で過ごした時間は私の宝物です。○■瀬田なつき監督早瀬さん、夏帆さん、瀬戸さん、小宮山さん、素敵なキャストが集まりました。撮影現場では、原作の言葉にし難い特別な空気感が、槙生を演じる新垣さんを介して、どんどん生まれていきました。朝役は何百人かオーディションをして、まだ何にも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さをもっていました。現場でも、臆することなく、いつも前向きで勇敢に、のびのびと楽しんで演じてくれ、一緒にワクワクしながら映画を作ることができました。早瀬さんにしか演じられない、あの瞬間の等身大の朝の魅力を、スタッフ・キャストみんなで映すことができたと思います。【編集部MEMO】『違国日記』はヤマシタトモコ氏によるマンガ。『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタート。人見知りな30代女性と縁遠い姪とまったく性格も異なる2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出し、また10代の繊細な心情が描かれている。「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得し話題を呼んだ。実写化となる映画版では、新垣結衣が主演を務める。
2023年11月15日新垣結衣が主演するヤマシタトモコ原作映画『違国日記』より、第2弾キャストとファーストカットが公開された。本作は、人見知りな小説家の高代槙生(新垣さん)とその姪・田汲朝、対照的な2人の同居譚。新垣さんとW主演の相棒となる、姪・田汲朝役には、新人・早瀬憩がオーディションで抜擢された。ファーストカットでは、遠くを見つめ海辺を歩いている槙生と朝が写し出され、まるで漫画から飛び出してきたかのようだ。また、槙生の友人・醍醐奈々役で夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役で瀬戸康史が出演。そして、朝の親友・楢えみりを、『ヤクザと家族 The Family』『少女は卒業しない』などに出演した小宮山莉渚が演じる。キャストコメント・早瀬憩オーディション合格の知らせを聞いた時は、嬉しさよりも朝を演じられる事への安堵の方が大きかったです。事務所の方々が喜んでくれているのを見て、その事が嬉しくて。それからは朝をどのように演じたら良いだろうと、朝になる為の準備をしつつ、不安もありましたが、分からない事は監督や新垣さんに相談し、助けて頂きながら無事撮影を終えることができました。お二人の存在がとても心強かったです。共演者の皆さんにも支えて頂き感謝の気持ちでいっぱいです。素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと作りあげたあたたかな世界を、1人でも多くの方々に届けることができたら嬉しいです。・夏帆ずっと好きで読んでいた違国日記の実写化にまさか参加できるとは、、とても嬉しいです。撮影は数日だけでしたが、新垣さんと早瀬さんのあいだに流れる空気感がとても素敵で、いい休日を過ごしているような、穏やかで居心地のいい現場でした。完成した作品を観るのが楽しみです。・瀬戸康史誰かの為に変わろうとか、誰かをリスペクトするって、自分の生活を色々な意味で豊かにしてくれるのだと、改めて感じました。決して簡単なことではないけれど、そういう気持ちが大切なのだと。僕が演じる笠町もそういう気持ちで動いている人物の1人で、彼が人と対話する時の心持ちも、そんな気持ちからきているのだと想像しながら演じました。心に余裕ができ、優しくなれるような物語、是非ご覧ください。・小宮山莉渚漫画が原作の映画に出演させていただくことは初めてで、お話を頂いた時はどうえみりを演じるか不安でいっぱいでしたが、撮影中はずっと朝役の早瀬憩ちゃんの隣に居て、自然と朝とえみりと同じような関係性を築くことができたと思います。朝とえみりの関係性は、私にとって憧れに近いものでした。2人で過ごした時間は私の宝物です。・瀬田なつき監督早瀬さん、夏帆さん、瀬戸さん、小宮山さん、素敵なキャストが集まりました。撮影現場では、原作の言葉にし難い特別な空気感が、槙生を演じる新垣さんを介して、どんどん生まれていきました。朝役は何百人かオーディションをして、まだ何にも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さをもっていました。現場でも、臆することなく、いつも前向きで勇敢に、のびのびと楽しんで演じてくれ、一緒にワクワクしながら映画を作ることができました。早瀬さんにしか演じられない、あの瞬間の等身大の朝の魅力を、スタッフ・キャストみんなで映すことができたと思います。『違国日記』は2024年、全国にて公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:違国日記 2024年全国にて公開予定©2024『違国日記』製作委員会
2023年11月15日11月10日に公開を迎えた映画『正欲』で今まで演じたことのない役どころに挑戦した稲垣吾郎と新垣結衣が、難役との向き合い方について語った。朝井リョウ氏による小説『正欲』を、監督・岸善幸氏、脚本・港岳彦氏で映画化。稲垣、新垣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出す。先日行われた「第36回東京国際映画祭」では、コンペティション部門に出品され、観客賞&最優秀監督賞をダブル受賞した。実力派キャスト陣の集結でも話題の本作で、ひと際注目を集めているのが、映画初共演となった稲垣と新垣の存在。稲垣は、『十三人の刺客』(10)で第23回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞助演男優賞、第65回毎日映画コンクール男優助演賞など数々の名だたる賞を受賞。その後も『半世界』(19)、『ばるぼら』(20)、『窓辺にて』(22)など精力的に映画主演を務めてきた。新垣も主演映画『恋空』(07)で第31回日本アカデミー賞新人俳優賞、『ミックス。』(17)で第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、第60回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞、近年も映画『GHOSTBOOKおばけずかん』(22)、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22)、『風間公親-教場0-』(23/フジテレビ)など話題作に出演し、2024年には『違国日記』で主演を務めることも発表されている。そんな2人の映画初共演作となる『正欲』では、それぞれがこれまでのイメージを覆す新境地とも呼べる役柄に挑戦。稲垣が演じたのは、横浜検察庁に務める検察官にして、マイホームを持ち妻と子を養う主人公の寺井啓喜(てらい・ひろき)。強い正義感で物事を測ろうとする余り、不登校の息子の教育方針を巡って妻と度々衝突している。新垣が演じたのは、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月(きりゅう・なつき)。実家暮らしで代わり映えの無い日々を過ごしているが、実は“ある秘密”を抱えている、という役どころだ。「東京国際映画祭」などで早くも映画を鑑賞した観客からは、「作品における寺井啓喜の重要性、難しさ。稲垣吾郎が見事に演じきっている」「稲垣吾郎氏の気迫が凄すぎて、優しそうなイメージだったけど覆った」「見たこともない新垣さんの表情や演技にも驚きました」「新垣結衣さんの抑えているけど、静かな怒りを感じる演技すごい」「稲垣吾郎と新垣結衣は、これまでのテレビドラマなどでは見せたことのない新たな一面を見事に醸し出してくれています」と、彼らの演技を絶賛するコメントが相次いでいる。稲垣は啓喜役について「とても静かなチャレンジだった」「新しい挑戦だった」と話しており、「頭でいろいろ考えずに、心が動いて芝居をすることの大切さを再確認できた気がします」と、心のままに演じていたことを明かす。新垣は、「夏月はなにを考えて、どんなふうに感じているんだろうって。本当に想像し尽くして、考えに考えたと思います」と夏月役へのアプローチについて振り返りながら、「でも演じているときは、考えていたようでもあるし、考えていなかったようでもあるし……現場では常に体が重たかったです。ここは自分の居場所じゃないという感覚が、ずっとまとわりついていたような気がします。確実だったのは、夏月のような人が絶対にどこかにいるはずだということだけでした」と、夏月というキャラクターがいかに難しい役どころであったかを語っている。また、お互いの印象について稲垣は「今まで抱いてきた新垣さんのイメージが覆されたというか、思い描く印象とまったく違っていて、最初に現場で会った時は本当にびっくりしました。皆さんも観たらびっくりすると思いますよ!」と新垣の演技を絶賛しており、それに対して新垣は「ご一緒したシーンがとてもシリアスで重要なシーンだったので、そういう時間を共に過ごして、一つのシーンを一緒に作り上げることに力を尽くすことが出来たのはとても光栄でした」と稲垣との共演について振り返っている。(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
2023年11月12日映画『正欲』の公開記念舞台あいさつが11日、都内で行われ、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督が出席した。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013 年『何者』で直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた原作小説を、『あゝ、荒野』(2017年)、『前科者』(2022年)の岸善幸監督が映画化した本作。息子が不登校になって教育方針を巡り妻と度々衝突している検事の寺井啓喜(稲垣吾郎)、中学の時に転校した佐々木佳道(磯村勇斗)が地元に戻ったことを知る販売員の桐生夏月(新垣結衣)など、家庭環境や性的指向、容姿などが異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。前日に初日を迎えたこの日は、キャスト陣と岸監督が登壇して舞台あいさつ。本作は先の東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞を獲得し、冒頭では稲垣から岸監督に花束が手渡された。稲垣は「本当に自分のこと以上にうれしかったんですけど、その知らせを聞いて、一刻も早く監督に『おめでとうございます』と伝えたかったんです」と岸監督を祝福し、新垣も交えてのスリーショットをカメラマンに要望する場面も。続けて稲垣は「今日集まってくださった共演者の皆さんはもちろん、来られなかった皆さんも演技が本当に素晴らしくて、一人ひとり色んなモノを考えて大変なご苦労で臨んだと思います」と共演者の労をねぎらい、「素晴らしい監督を始め製作スタッフに仕上げていただいたので、1人でも多くの方に届けたい気持ちです」と観客にアピールした。稲垣は、息子が不登校になって教育方針を巡り妻と度々衝突する検事の寺井啓喜を演じている。「僕自身の中では新しい挑戦というか、だんだん(啓喜の)心が崩れ、自分の正義とは何なのかと綻び始めます。そういうのをなるべくはっきりとした表現ではなく、静かに緩やかなグラデーションをつけて演じていければと思ってやりました。新しいチャレンジで楽しかったですね」と満足げ。また、新垣に対しては「ガッキーじゃない目の輝きで違った光り方でしたよ」といつもとは異なる新垣の姿が印象に残ったという。一方の新垣は磯村扮する佳道と偽装結婚をして愛情のない共同生活を送る夏月を熱演している。2人の関係性を問われた新垣は「手を取り合ってこの先未来を一緒に乗り越えていくという意味では、何ら変わりないというか偽装ということでもないような気がしたので、2人の形は不自然なことだと思っていませんでした」とコメント。相手役の磯村も「僕も何ら違和感もなく家族とか家庭は色んな形があると思うので、こういう2人の関係性で過ごすというのは今の時代だからあるべきだと思います。実際に暮らしている人もいると思うので、2人の時間が愛おしかったですよ」と新垣の意見に同意していた。
2023年11月11日稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗らが出演する朝井リョウ原作映画『正欲』が、11月10日(金)本日公開。この度、新垣さんと磯村さんが共演する、劇中の印象的なワンシーンが到着した。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語を映画化。今回公開されたのは、夏月(新垣さん)と佳道(磯村さん)、同級生のある会話シーン。大人になってから思わぬ形で再会し、やがて互いに“ある秘密”を抱えていることを共有する仲になるふたり。公開中の予告編で、「自分がどういう人間か、人に説明できなくて息ができなくなったことってありますか?」(夏月)、「誰にもバレないように、無事に死ぬために生きてるって感じ」(佳道)と語るように、ある秘密のためにどこか生きづらさを感じている。そこで佳道は、「これで擬態できないかな、世間並みに」と夏月に指輪を差し出し、「この世界で生きていくために、手を組みませんか?」と提案し、夏月も笑顔で応える。今回の出演について磯村さんは、「非常に難しい役と出会ったという印象でした。岸監督やプロデューサーと何度も話し合ったぐらい、掴むのが難しかった。でもこの作品が届けたいメッセージは非常に今の時代に合っているし、何か救いになるのではないかと思いました」と苦労を明かす。新垣さんは「夏月ひとりの場面の撮影はずっと重くて、苦しいなという感覚でした」と語るも、「磯村さんがクランクインされて、佳道とふたりの場面になったら本当にホッとしたんです。夏月たちも実際にこういう気持だったのかもしれないなって、そのときにすごくリアルに感じました」と磯村さんとの充実した撮影をふり返っている。『正欲』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年11月10日本日11月10日(金) より公開された映画『正欲』より、新垣結衣と磯村勇斗の共演シーンが公開された。本作は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる同名小説の映画化作品。家庭環境、性的指向、容姿など“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何かというテーマを炙り出す。キャストに稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香らが集結し、『あゝ、荒野』(2017)、『前科者』(2022) などを手掛けた岸善幸監督がメガホンを取った。公開されたのは、新垣演じる夏月と磯村演じる佳道のある会話シーン。中学時代の同級生だったふたりは大人になってから思わぬ形で再会し、やがて互いに“ある秘密”を抱えていることを共有する仲になる。“ある秘密”のためにどこか生きづらさを感じているふたり。そこで佳道は、「これで擬態できないかな、世間並みに」と語りながら夏月に指輪を差し出し、「この世界で生きていくために、手を組みませんか?」と“提案”を持ちかけ、夏月も「いいね、それ」と笑顔で答えるのだった。この先、夏月と佳道を待ち受けるものとは──?本編が待ち遠しくなる映像となっている。磯村は今回の出演について、「非常に難しい役と出会ったという印象でした。岸監督やプロデューサーと何度も話し合ったぐらい、掴むのが難しかった。でもこの作品が届けたいメッセージは非常に今の時代に合っているし、何か救いになるのではないかと思いました」と役作りにおける苦労を語った。一方新垣は、「夏月ひとりの場面の撮影はずっと重くて、苦しいなという感覚でした」と語るも、「磯村さんがクランクインされて、佳道とふたりの場面になったら本当にホッとしたんです。夏月たちも実際にこういう気持だったのかもしれないなって、そのときにすごくリアルに感じました」と、磯村との充実した共演を振り返った。映画『正欲』本編映像「この世界で生きていくために、手を組みませんか?」<作品情報>映画『正欲』公開中(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会関連リンク公式サイト::
2023年11月10日11月1日に閉幕した第36回東京国際映画祭で観客賞と最優秀監督賞の2冠に輝いた岸善幸監督の『正欲』が、10日(金) に全国公開される。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗はじめ、人気俳優が顔を揃える作品だが、多様性について改めて考えさせられるシリアスな群像劇。50万部を超える朝井リョウのベストセラー小説の映画化だ。『正欲』LGBTQのような性的マイノリティの人への偏見や差別をなくそうという考えが社会の主流になり、さまざまな性的指向を個性と認め合う多様性の時代だ。一方で、反社会的な小児性愛からみの事件や、スキャンダルも後をたたない。そんな中で、この映画は、「マイノリティの中のマイノリティ」を取り上げた。ここまで深い部分にスポットをあてた作品は、観たことがない。昔、酒席でたまたま高名なSM作家と話す機会があったときに「1000人いれば、1000人のフェチがある」といわれ、そんなものかな、とすこし違和感を覚えた記憶があるが、世の中の片隅で息を潜めていた人たちの存在が、SNS全盛となって、すこしずつ水面に浮かび上がってきた。この映画は、まさにそういう時流の象徴かもしれない。5人の男女をメインにした群像劇だ。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が演じている。別々の場所で生活し、境遇も違う彼らの日々が並行して描かれ、時間の経過とともに、交差し、からみ合い、そして事件がおきる、という展開。この5人の日常のなかで、フェティシズム、同性愛、小児性愛、男性恐怖症、ルッキズム、そして不登校といった現代の諸相も、映し出す。脚本は、『あゝ、荒野』に続き岸善幸監督とタッグを組んだ港岳彦が手がけ、朝井リョウの原作小説とは少し構成を変えている。稲垣吾郎が演じる横浜地方検察庁の検事・寺井啓喜は、不登校で引きこもりの息子を抱え、妻との関係はあまりよくない。ごく“普通”の、つまり大多数の指向をもった中年男性、という設定だ。検察事務官(宇野祥平)と共に担当する事件の中で、世の中のさまざまなマイノリティと関わりを持つことになるが、今回の事件によって彼の中にも、ある変化が訪れる。桐生夏月(新垣結衣)は、地元広島のショッピングモールで働くアラサーの独身。彼女は、中学の同窓会で佐々木佳道(磯村勇斗)と再会し、中学時代から抱いていた不思議なシンパシーを思い出す。実は、ふたりには忘れられない鮮烈な過去の出来事があったのだ……。そして、横浜の大学に通う学生・神戸八重子(東野絢香)。性的トラウマを抱え、男性に嫌悪感を抱いているが、大学で行われるフェスで、ダンスサークルに所属する諸橋大也(佐藤寛太)と出会い、無機質な彼の魅力に惹きつけられていく……。観ているうちに引き寄せられ、目が離せなくなるのが、夏月と佳道。ふたりは再会して、実は性的指向が共通であり、お互いにとって初めての理解者だとわかるのだ。その後、彼らが選んだ生き方、ライフスタイルには、率直に言って驚かされてしまう。岸監督はあるインタビューで、「今の“多様性”ですくい取れないマイノリティーで、社会から疎外され、なじめない生き方をしてきたふたりがどう結ばれるか、大きなテーマだった」と語っている。原作のなかに、「社会からほっとかれるためには社会の一員になることが最も手っ取り早い」という一節がある。夏月と佳道は、ノーマルな市民生活に溶け込んでいたのだが……。思いもかけない展開。ラストは、希望が見えた、とはいわないが、ほんの小さな灯りがともる。ところで、『正欲』には『(ab)normal desire』という英語タイトルがついている。なるほど、これは面白い。(ab) という言葉が意味深だ。「ノーマルな欲望とアブノーマルな欲望、どちらも同じ欲望にほかならない……」と読み取った。自分ではごくノーマルと思える指向も、別の角度からみたらアブノーマルということはある。普通の男を演じた中で、稲垣吾郎がふっと見せる軽い狂気。難役にチャレンジし複雑な心のひだを絶妙に表現した新垣結衣。そして、まさに旬、ノリにのる磯村勇斗。年末年始発表される映画賞に、どんな風にからむかも楽しみ。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】笠井信輔さん(フリーアナウンサー)「……人と違う生き方が否定され苦悩する“個性的”な人たち。「普通って何?」という問いかけが胸に刺さる……」笠井信輔さんの水先案内をもっと見る()中川右介さん(作家、編集者)「……稲垣吾郎演じる検事だけが、自分こそ普通だと確信しているのだが、一番異常に見えてくる皮肉……」中川右介さんの水先案内をもっと見る()平辻哲也さん(映画ジャーナリスト)「……出演者でも際立つのは、磯村勇斗だ……」平辻哲也さんの水先案内をもっと見る()(C) 2021 朝井リョウ/新潮社(C) 2023「正欲」製作委員会
2023年11月06日俳優の新垣結衣さんが、2023年10月31日放送のバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演。占いから、新垣さんの意外なプライベートが続々と明らかになりました。新垣結衣、家では『想像を絶するオフ感』占い師から見ると、新垣さんは誰からも愛されるタイプであり、非常に頑張りやさんで優しいとのこと。また「実は甘えん坊」であるといい、新垣さんは「よく知った仲になると、ものすごく甘える」と、占いが当たっていることを認めました。私生活については「外では明るく家では大人しいタイプ」が表れているようで、これには新垣さん自身、自覚があるようです。家にいる時のオフ感って、みなさんが想像を絶するオフ感だと思います。寝ぐせは直さないとか、部屋着を着替えないとか、なんか常にリラックス…Tシャツスウェットみたいな状態だったりとか。誰か分からないと思います。突然ですが占ってもいいですか?ーより引用なんと自宅にいる時は、俳優としての新垣さんを知る人からすると『想像を絶するオフ感』なのだとか!しっかり者なイメージがあるため、オフモードを貫く一面に、ギャップを感じた人も多かったのではないでしょうか。また、占い師によると、新垣さんには『朝』や『朝日』が表れているとのこと。「早起きですか?」と聞かれると、新垣さんは驚いた様子で「真逆です」「朝まで起きていて朝に寝る」と回答します。これには、共演した俳優の稲垣吾郎さんもびっくり。稲垣さんは朝型のようで、似た者同士だと思っていただけに「ちょっとショック」と語りました。新垣さんは「なんでそんなに起きているのか」と聞かれ、このように答えます。昔から割と夜型で、夜元気になっちゃうタイプで。撮影中とかってだいたい朝早いじゃないですか。そうすると、ずっと常に眠いみたいな感じだったんですけど。休みの日が続くと昼夜逆転するようになって、最近はもう、撮影が入っていなければ、夜が明けるまで起きていて。突然ですが占ってもいいですか?ーより引用新垣さんの生活リズムは昔から夜型で、音楽を聴いたり、家族や友達と話したりして、朝まで過ごしているのだそうです。なお、新垣さんは料理をするのが好きで、栗をむいていたら、朝の7時になっていたこともあったとか。新垣さんの意外な素顔に、視聴者からさまざまな感想が上がっています。・ガッキーは早起き派かと思っていたけれど、まさかの夜型!意外な一面を知れて嬉しい。・心を許した相手に甘えるガッキー、かわいすぎる。・私も朝まで起きて朝寝るタイプだから、なんか嬉しいな。・ガッキーが夜型でショックを受ける吾郎ちゃんが面白い。・オフの過ごし方に親近感がわいた。でも、そんな姿もかわいいんだろうな。占いによってひも解かれた、新垣さんの意外な一面。作品に出ている時の顔とはまた違った、飾らない姿に、魅力を感じた人は多かったのではないでしょうか![文・構成/grape編集部]
2023年11月01日●直感的に強く惹かれ朝井リョウ原作『正欲』への出演決意数々のドラマや映画に出演し、年齢と経験を重ね演技の深みが増している新垣結衣。映画『正欲』(11月10日公開)では、とある性的指向を抱えている難しい役どころに挑んだ。「人生の大きな課題をいただいた」と語る新垣に、本作への参加がどんな経験になったのか、そして、自身にとって大切な存在や35歳を迎えた今の仕事に対する思いなど話を聞いた。朝井リョウ氏による小説『正欲』を、監督・岸善幸氏、脚本・港岳彦氏で映画化。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを描きながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。新垣が演じたのは、広島のショッピングモールで契約社員として働く、とある性的指向を持つ桐生夏月。同級生の佐々木佳道(磯村勇斗)との再会をきっかけに、夏月の日々が少しずつ変わり始める。難しい役どころに挑んだ新垣だが、直感的に強く惹かれるものを感じ、出演を決めたという。「言葉にできないような感覚。直感というのが近い気がしますが、企画書とプロットを読ませていただいた段階で強く惹かれるものがあり、原作も惹かれるものがありました。これを映像化するのは難しいだろうなと思いましたが、監督とお話させていただいたときに、同じ方向を向いて挑むことができると感じ、出演させていただくことになりました」○■生きづらさを感じたときに救ってくれたのは周囲の人たち岸監督は新垣の起用について「夏月とは対極のイメージを持たれている人に演じてもらいたかった」と語っているが、新垣自身はどのように感じているのだろうか。「対極かどうかわかりませんが、夏月はとある指向を持っているため、佳道と出会うまでずっと孤独で、この世の中のどこにも居場所がないような気がしている。私はそうではなく、私の気持ちに共感してくれる人や、共感や理解まではいかなくても、否定せずに聞いてくれる人に出会えた人生なので、本当に恵まれているなと。そこは夏月とは違うと思います。ただ、夏月が感じているものとは全く同じではないと思いますが、35年間生きてきて、生きづらいと感じたことはあります」生きづらさを感じて苦しんだときに救ってくれたのは周囲の人たちだったという。「つらくて、自分の内に内にこもってしまいそうなときに、それをどうにかしてくれたのは、人でした。話を聞いてくれて、それを否定しないでいてくれて、時には、新たな視点を与えてくれる人に私は出会えてこられた人生だったので、本当に恵まれているなと感じます」また、15年ぐらい前から飼っている犬の存在も大きいと語る。「ギリギリのラインで食い止めてくれていたと感じるのは愛犬たち。この子たちには私しかいないので、ご飯を食べさせたり、掃除をしたり、快適に生きていけるようにという思いがあると、自暴自棄になることはないなと思っています。何かあっても、この子たちを守らなきゃと思うから、冷静な自分がいて、自分以外のことを考える相手がいるというのはすごく大きいです」○■新境地の演技を見せるも自身は「新境地とは思っていない」役作りに関しては、「夏月が抱えている、とある指向に関して、具体的に参考になるようなものは見つからなくて、想像するしかありませんでした」と言い、また、夏月と同じような指向を持った人たちが、すべて夏月のようだと思わせることのないように、とても慎重に役作りをしていったと明かす。「自分の想像ではこういう人なのではないかと思っても、それは自分の視点でしかない。何事も1つがすべてではないので。とある指向の中に、さらに細かく違うものがあると思いますが、この映画で描くのは、あくまでもその1つでしかなくて、すべてではない。それをすべてのように思わせるようなことをしたら本末転倒な気がしたので、自分だけの意見ではなく、いろんな人が想像する夏月を教えてもらいながら、『そういう見方もありますね』と話していく中で、『正欲』ではこういう風に描くという共通認識を作っていきました」夏月の複雑な心情を繊細に演じ、今までに見たことのない表情を見せている新垣。公式情報でも「新境地を見せる新垣結衣」と謳われているが、新垣自身は「新境地とは思っていない」と語る。「皆さんそれぞれが持ってくださっている新垣結衣のイメージがあり、それとは違うものだったから新境地と思ってくださったのかなと思いますが、私としてはどれも役や作品が変われば違う人で、自分以外の人なので、全部新しく、初めてという感覚なんです。なので、今回の夏月が今までやってきた中で特別違うのかというと、『いや、全部違ったよな』と」●自分の考えや見方がすべてではないという意識を大切に話を聞いていると、自分の考えや見方がすべてではなく、視野を広く持とうと心がけているように感じたが、「それは意識しています。自分の中で揺るぎないものはあっても、人に押し付けるものではないと思っています」と新垣。その思いは本作に参加したことでさらに増したという。「何かを決めつけないとか、自分以外の何かがあるということを意識していきたいとより一層思うようになりました。自分の想像し得ない世界で夏月のような思いをしている人が絶対にいて、そういう人たちがいるということがどういうことなのか、すぐに答えを出して終わりではなくて、考え続けることを大事にしたいと思い、とても大きな一生の課題をいただいたなと思っています。自分の想像し得ない世界があるということを知っているだけでも、これから出会うことに対して自分が感じることや感覚が変わっていくと思うので、大事にしていきたいです」監督とたくさん話し合って作り上げたからこそ、完成した作品を見たときにイメージの相違は全くなかったそうで、参加した喜びを改めて感じたという。「イメージ通り、もしくはイメージ以上の仕上がりでしたし、こういった作品に参加することができてうれしいな、ありがたいなと思い、そういう意味では安心しました。難しかったし苦しかったし、温かくもあって、すごくいろんな気持ちにさせられて、素晴らしい作品に参加できたなと思います」一方で、「いつまでも安心できない」という思いも明かす。「どこかにいる夏月のような人たちが見たときにどう感じるのかというのはわからないので。世界中の一人ひとりに感想を聞くことはできませんし、個人個人で受け取り方が違うので、きりがないことを考えてしまいます。自分としてはやれることは尽くしたと思っていますが、心から安心はしないんだろうなと思います」○■「何事も楽しむこと」が人生の目標ポジティブに考える練習も2001年にモデルとしてデビューし、2005年にドラマ『Sh15uya』(テレビ朝日)で女優デビューした新垣。経験を重ねてきて、今の仕事に対する思いを尋ねると、「仕事もプライベートも含めて人生の目標という感じですが、楽しんでいきたいと思っています」と答えた。「仕事は楽しいだけではやれないと思いますが、大変なことがあっても、そんな中でも“楽しい”の割合を増やしていけたら。単純に笑っているということだけではなく、充実感とか、前向きに取り組めたかとか、そういうのも含めて楽しいと思う割合を増やしていきたいと思っています」あるときふと、「楽しんでいきたい」と思うようになったのだという。「自分ができる精一杯を尽くすというのは昔も今も変わっていなくて、それが自分にとって誠実に向き合うことだと思っているので、ずっとそうやってきていますが、あるときふと、楽しむってすごくいいなと思ったんです。自分はネガティブな発想を持ちがちで、初めてのことに対して怖がりなので、それを変えたいというのはずっと漠然と思っていて、何事も楽しむことができたらいいなと意識するようになりました」また、「できるだけポジティブに考えるという練習をずっとしている」と明かし、「いまだに根っこにあるものは変わりませんが、ポジティブに考える練習というのは、自分にとって問題になっていることの見方・視点を変えるという作業な気がしていて、それが昔より早くなったなとは思います」と自身の変化を語った。それでも、「自分だけではどうすることもできないときもある」と言い、「そういうときに話ができる誰かがそばにいるって本当に恵まれているなと感じます」としみじみ。「夏月は佳道に会うまでそういう人がいない人生だったので、2人を見ていると本当に私は人に恵まれている人生だなと思うし、感謝して大切にしたいなってつくづく思いました」と語っていた。■新垣結衣1988年6月11日生まれ、沖縄県出身。2001年にモデルとしてデビューし、2005年にドラマ『Sh15uya』で女優デビュー。2007年に公開された主演映画『恋空』が大ヒットとなり、第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。『ミックス。』(17)では第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、第60回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。近年の主な出演映画は『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(18)、『GHOSTBOOK おばけずかん』(22)など。テレビドラマでは、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ、『リーガル・ハイ』シリーズ、『逃げるは恥だが役に立つ』(16)、『獣になれない私たち』(18)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22)、『風間公親-教場0-』(23)などがある。主演映画『違国日記』が2024年公開予定。スタイリング:小松嘉章(nomadica)メイク:藤尾明日香
2023年10月30日現在開催中の第36回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されている映画『正欲』の舞台挨拶が10月25日、TOHOシネマズ日比谷で開催され、主演の稲垣吾郎をはじめ、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督が出席した。第34回柴田錬三郎賞に輝いた朝井リョウのベストセラー小説を、『あゝ、荒野』でタッグを組んだ監督・岸善幸、脚本・港岳彦で映画化した本作。検事の寺井啓喜(稲垣)、ある特殊な秘密を抱えた契約社員の桐生夏月(新垣)、夏月と同じ秘密でつながる佐々木佳道(磯村)、ダンスサークルに所属する大学生の諸橋大也(佐藤)ら、それぞれの登場人物の人生が、ある事件をきっかけに交錯していくさまを描く。稲垣は昨年の映画『窓辺にて』に続き、2年連続で出演作がコンペティション部門に出品されたが、多くの観客が詰めかけるなか「またこの場所に戻ってこられて光栄です。世界中の方に観てもらえる機会にドキドキしています」と笑顔で挨拶。稲垣吾郎新垣とは本作が初共演となる稲垣。「普段からドラマや映画で活躍されているので、共演できることが楽しみでした」と期待を持って現場に入ったことを明かすと「普段のパブリックイメージの新垣さんとは全く違った顔を見ることができました。観ていただくとびっくりすると思います」と観客に期待をあおる。新垣も稲垣との共演について「ご一緒したシーンは濃厚でシリアス。とても重要なシーンだったので、濃い時間を共有することができました」と充実した撮影だったことを明かすと「企画書を読ませていただいたとき、心惹かれるものがありました。岸監督としっかりお話をさせていただき、同じ方向性を向いて挑むことができました」と満足した表情を浮かべていた。新垣結衣岸監督とは映画『前科者』以来となった磯村は「また難しい役と出会ったな」とオファーを受けたときの印象を述べると、オーディションで本作の役を勝ち取った佐藤は「オーディションに受かったときは嬉しかったのですが、僕は衝撃的な原作をすでに読んでいたので、いろいろとやることが多いなと感じて、緊張している時間もなかった」と当時を振り返っていた。<作品情報>映画『正欲』11月10日(金) 公開(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会関連リンク公式サイト::
2023年10月26日映画『正欲』(11月10日公開)のワールドプレミア舞台挨拶が25日、都内で開催中の「第36回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われ、主演の稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督が登壇した。コンペティション部門に選出されている『正欲』は、朝井リョウ氏による同名小説が原作。家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜を稲垣吾郎、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役を新垣結衣、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道を磯村勇斗、ダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也を佐藤寛太、大也と同じ大学に通う神戸八重子を東野絢香が演じた。稲垣は、新垣と磯村と初共演した感想を聞かれると「普段からいろんな作品で拝見している素晴らしい俳優さんたちなので共演できるというのは本当にうれしく思いました」と喜びを述べ、「普段見させてもらっている表情と違った、映画の登場人物になりきった、新垣さんなら夏月、磯村さんなら佳道としてそこに存在していたので、僕も自然とその世界に誘われて気持ちよく演じることができました」と称賛。さらに、新垣の演技について「今まで新垣さんのいろんな作品とかビジュアルとかコマーシャルとか見てきた中で、それぞれ描く新垣さんのイメージってあるじゃないですか。僕もそれを覆された。映画の現場で会ったときは本当にびっくりしました。普段イメージする新垣さんと全く違っていて。たぶん皆さんもびっくりすると思います」と語った。新垣は、稲垣との共演について「ご一緒できたシーンが濃密というかシリアスというか重要なシーンだったので濃い時間を共に過ごして一つのシーンを作り上げるのに、一緒に力を尽くすことができたというのはとても光栄でした」と振り返った。
2023年10月25日第36回東京国際映画祭にて、映画『正欲』ワールドプレミア舞台挨拶が10月25日(水)、都内劇場にて開催され、出演する稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、そして岸善幸監督が登壇した。『正欲』は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウ同名原作を映画化。横浜に暮らす検事の寺井啓喜(稲垣さん)、広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月(新垣さん)、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(磯村さん)など、異なる背景を持つ人々を同じ地平で描写。「人が生きていくための推進力になるのは何なのか」というテーマを炙り出していく物語。稲垣さんは新垣さん&磯村さんらと初共演。感想を尋ねられると、稲垣さんは「普段からいろいろな作品で拝見している素晴らしい俳優さんたちなので、共演できるのをうれしく思いました。現場では新垣さんや皆さんは、普段の表情と違った映画の登場人物になりきった人になっていて、そこに存在してくれて。自然といざなわれて気持ちよく演じることができました」と絶賛。すると、ぺこっと新垣さんが会釈をした。新垣さんも「(稲垣さんと)ご一緒できたシーンが本当に濃密というか、シリアスというか、重要なシーンだったので、濃い時間をともに過ごしました。ひとつのシーンを作り上げるのに、一緒に力を尽くすことができてとても光栄でした」と丁寧に語り、稲垣さんも照れたようにぺこりと会釈で返していた。すでに行われているマスコミ試写では、キャストの演技が話題になっている。新垣さんの芝居について、稲垣さんは「僕もイメージを覆されたというか、映画の現場で会ったときは普段の新垣さんとまったく違っていて本当にびっくりしました。皆さんもびっくりするのでは、と思います」と太鼓判を押す。この日は映画祭上映とあって、英語の通訳が入る構成になっていた。キャストがしゃべった後英語の通訳が入るたび、稲垣さんたちは何だかそわそわ。佐藤さんが「会話のテンポが難しいっすよね!」と口火を切ると、稲垣さんは強くうなずき、「僕もワンセンテンスが長かったかなって!ずっと1個1個(佐藤さんに)聞いてたんですよね!」と話していた。映画『正欲』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年10月25日女優の新垣結衣が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。コンペティション部門に出品された映画『正欲』(11月10日公開)に出演している新垣は、主演の稲垣吾郎、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香とともにレッドカーペットに登場。ブラックのパンツコーデで美貌を放ち、フォトセッションでは笑顔を見せながらカメラに手を振っていた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日映画『正欲』(11月10日公開)に出演する稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。コンペティション部門に選出されている『正欲』は、朝井リョウ氏による同名小説が原作。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。フォーマルな衣装でレッドカーペットに登場した5人。稲垣は「すごい華やかですね。華やかな映画祭の祭典、東京国際映画祭にお招きいただきありがとうございます」と挨拶し、本作について「出演者みんなそれぞれ覚悟の必要とした作品だったのですが、それが報われる素晴らしい作品に仕上げていただきました。ぜひ映画館で見ていただきたいと思います」と自信をのぞかせた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日女優の新垣結衣が出演する、ライオン・ソフラン アロマリッチの新CM「よきかな」編が、4日より順次放送される。○■新垣結衣のうっとりとした表情に「かわいい〜!」洋服を楽しげに選びながら、柔軟剤で仕上げた洋服の香りに包まれて幸せを感じ、その仕上がりに満足する新垣が映し出される新CM。撮影では、新垣が洋服の香りに包まれうっとりする表情を見せると、スタッフたちから「かわいい〜!」と感嘆の声が漏れていた。○■新垣結衣インタビュー――今回のCMでは、「実は、見た目もキレイになる」という「ソフラン アロマリッチ」の機能も伝えています。この機能についてどう思われましたか?「実はそうでした。」ということにびっくりしました。でも、言われてみればそうだったなって思って、香りだけではなくて、見た目もキレイに今までもしてくれていたと思うと、すごく知らないうちに得をしていたような気分でした。――お洋服の見た目がキレイに整っていて、うれしかった経験はありますか?やっぱり大人になるにつれて、着る服の素材も、似合う服の素材も変わってきたりして。そういう時に、パリッとシワのない、キレイな見た目のお洋服を着れると、すごく気持ちが良いなと思います。例えば、朝、時間がない時に準備をしていて、「あ、着たかった服……でも、これちょっと気分が今日変わってしまったな……」という時に、また違う服を急きょ着たいとなった時に、それがもうすでにキレイな状態であると、なんかすごくうれしいですよね。時間がない中でもサッと着ていけるというのは、うれしいだろうなと思います。――今回のCMでは、香りのよさを感じて「離れがたし……」と言うシーンがありますが、最近、「離れがたし……」と思ったことは何ですか?最近どころか毎日思っているのですが、寝るのが大好きなので、布団から出ないといけない時に、布団と「離れがたし……」と毎日思っています。笑――今回のCMでは、キレイな仕上がりを実感して「よきかな♪」と言うシーンがありますが、最近、「よきかな♪」と思ったことは何ですか?今回の「ソフラン アロマリッチ」の新CMの撮影が、とてもサクサク進んで、順調だなと思って。監督も何度もお世話になっている方なので、お馴染みのチームで、スムーズに進んで、順調に進んで、「よきかな♪」と思いました。○■新垣結衣のアロマリッチ相談室◎1通目:私の彼氏は服に無頓着で、いつも服にシワがついていても気にしません。私は気になって仕方ないのですが、新垣さんならどうしますか?ご本人が気にしていないのであれば、まぁいいかなって思ってしまうかもしれないですけど、この質問をくれた方は気になってしょうがないので……。私は割と、毎日のようにではないですけど、アイロンをかけたりするのが好きなタイプなので、例えばですけど、彼氏さんのお洋服のシワをキレイにして、着てみてもらって、その良さを知ってもらうとか……。もしくは、彼女さんも毎回のようにはやれないだろうから、シワになりにくいお洋服をおすすめするとか……。もしくは、その彼氏さんのお家にアロマリッチを置いておくのはどうでしょうか? そうすると、お洗濯をするだけで、見た目もキレイにしてくれるということなので、それもおすすめです。色々試してみてください。◎2通目:新垣さん、こんにちは。アロマリッチって、いい香りが多いですよね。だから、いつもどれを買おうかドラッグストアで迷っちゃいます! 新垣さんは、決められなくて困ったことってありますか?あったと思います。以前は割と、自分でも優柔不断な方だなって思っていたんですけど……。迷っても、例えば、誰かに連絡して「どう思う?」って相談するんですよ。でも、多分心の中では(答えが)決まっていて。自分の心の中では。でも、迷ってる、もうあと踏ん切りがつかないみたいな状況なんです。だから、その背中を押してほしいっていうので、誰か家族だったりとか友達とかに電話をして、背中を押してもらうみたいなことはよくありました。今は迷っても、割とすぐに決断できるようになったかもしれません。 (手紙を改めて読み返しながら……)そうですね。アロマリッチっていい香りが多いですから、いつもどれを買おうか迷っちゃう。でも、例えば、こんな自分になってみたいなっていう、自分のイメージに近い香りを見つけてみるとか、良いんじゃないですかね? もしくは、順番でも良いし! “この香りはこういうイメージです”っていう提案をしている動画もありますので、ぜひ探してみてください。私が香りに合わせて「5変化」した動画があります。ぜひ、見てみてください。
2023年10月04日俳優の稲垣吾郎と女優の新垣結衣が共演する映画『正欲』(11月10日公開)が、「第36回東京国際映画祭」(10月23日~11月1日)のコンペティション部門に正式出品されることが27日、明らかになった。朝井リョウ氏による小説『正欲』を、監督・岸善幸氏、脚本・港岳彦氏で映画化。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく物語を、原作とは違い、ある種のラブストーリーとして描く。検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道には、磯村勇斗。そして佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也、東野絢香は大也と同じ大学に通う神戸八重子を演じている。このたび、「第36回東京国際映画祭」のコンペティション部門に正式出品されることが決定。同映画祭が『正欲』のワールドプレミアとなる。出品決定に際し、メインキャスト陣からコメントが到着。稲垣は「観た後、それぞれ違った感じ方をしていただきたい映画」、新垣は「自分が想像しえない世界は確実にあって、そこにいまも生きている人がいる。それがどういうことなのかを常に考えながら撮影した作品」と述べ、磯村、佐藤、東野もそれぞれコメントで寄せている。さらに、新たな場面写真も公開。家族団らん中のはずが、啓喜(稲垣)を見る妻・由美(山田真歩)と息子・泰希(潤浩)の表情は穏やかではない様子で。ショッピングモールでの接客中の夏月(新垣)は何かをこらえるようにうつむき、佳道は何とも言えない表情で一心に誰かを見つめているようだ。ダンスサークルのリーダー・高見優芽(坂東希)が同席する中、学祭実行委員として大也(佐藤)にイベント出演依頼をする神戸(東野)や、啓喜にある事件の資料を渡す検察事務官の越川秀己(宇野祥平)、パソコン画面をのぞき込む子供たちと由美、右近(鈴木康介)、目を閉じて一心不乱に水を浴びる中学生時代の夏月(滝口芽里衣)と佳道(齋藤潤)など、物語を彩るさまざまな登場人物たちの気になる場面写真が到着した。○■稲垣吾郎観た後、それぞれ違った感じ方をしていただきたい映画になっていると思います。全てに疑問を持ちながら、純粋な気持ちで演技に向き合うことができました。○■新垣結衣問われている感覚が、原作を読んだ時から、映画が完成した後もずっとそばにあります。自分が想像しえない世界は確実にあって、そこにいまも生きている人がいる。それがどういうことなのかを常に考えながら撮影した作品でした。○■磯村勇斗観終わった後、温かい気持ちになり、自分を大切にしようと思いました。この『正欲』を通して、我々と観て下さった方が「何か」を共有し育み、互いに勇気を持って、一歩でも半歩でも自分の人生を進めていけるようなれたら嬉しいです。○■佐藤寛太善く生きるということ。人と共存するということ。人生の意義を考えること。暮らしのなかでは保留することができる答えのない問いが、映画という実態を伴って眼の前に現れました。僕はこの作品を引きずって大人になっていこうと思います。○■東野絢香完成された『正欲』は、人間の命がとても美しく描かれた映画でした。上手に息が吸えない私たちに、今を生きるための酸素を送り届けてくれる作品です。この映画が、少しでも多くの方に届く事を、心から願っております。(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
2023年09月27日俳優の稲垣吾郎と女優の新垣結衣が共演する映画『正欲』(11月10日公開)の30秒予告と本ビジュアルが19日、公開された。また、主題歌はVaundyに決定したことも発表された。朝井リョウ氏による小説『正欲』を、監督・岸善幸氏、脚本・港岳彦氏で、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を迎え映画化。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語を、原作とは違い、ある種のラブストーリーとして描く。検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜(てらい・ひろき)役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月(きりゅう・なつき)役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(ささき・よしみち)には、磯村勇斗。そして佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也(もろはし・だいや)、東野絢香は大也と同じ大学に通う神戸八重子(かんべ・やえこ)を演じている。物語が進むにつれ、別の場所でそれぞれの人生を歩んできた彼らの関係は、少しずつ交わっていく。どうしたって降りられないこの世界で、生き延びるために大切なものを、強い衝撃や深い感動とともに提示する。このたび30秒予告が公開。映像は、「自分がどういう人間か、人に説明できなくて息ができなくなったことってありますか?」と夏月が啓喜に問いかけるシーンから始まる。正義で世界を測る検事の啓喜は「社会の“バグ”は本当にいるの。悪魔みたいなやつがいるんだよ!」と語り、そのセリフとともに登場人物たちの意味深で印象的な表情が次々と映し出される。「あんたが想像もできないような人間はこの世界にたくさんいるんだよ」と語る大也。「誰にもバレないように、無事に死ぬために生きてるって感じ」とつぶやく佳道。検事の啓喜は一体何と対峙していくのだろうか……。家庭環境や指向、見た目など、様々に異なる5人。違う場所、違う人生、違う境遇で生きていて、まったく接点がないように見える彼らの距離が少しずつ近づいていき、予想もできなかった“ある事件”をきっかけに交差する。「生きるために必死だった道のりをありえないって簡単に片付けられたこと、ありますか?」と、問いかける夏月。そして、水浸しのベッドに横たわる夏月の画とともに映し出されるタイトル「正欲」。その言葉の意図するものとは? 交差した彼らの人生はその後どこに向かうのか?あわせて本ビジュアルも公開。何か遠くを静かに見つめる啓喜と、無言で前後に並びバスに揺られる夏月と佳道、そして「観る前の自分には戻れない」のコピーが印象的な一枚となっている。さらに本作の主題歌を、若者を中心に幅広い世代で人気を誇るVaundyが担当することが決定。Vaundyが映画主題歌を手掛けるのは、本作が初となる。主題歌となったのは、Vaundyの未発表楽曲である「呼吸のように」(SDR)。書き溜めた未発表の曲から、映画の世界観に合うものをVaundyが選び提供。まるで書き下ろしたかのように映画世界を端的に凝縮した、かけがえのない人とのつながりを歌うその楽曲は、深い余韻を本作の最後に響かせる。果たしてどんな主題歌になっているのか。○■Vaundyコメント自由でいることの窮屈さや、共鳴を求めてしまう心の寂しさが描かれているこの映画ですが、必ずしも共感をしなくてもいい、できないのもいいのかもしれない、と僕は感じました。生きるということは息を吸うということ。少しでも長く君と同じ空気を吸っていたいのさ、というシンプルな想いをこの曲にこめています。自分の中に溶けていくような音楽になるよう心がけたので、映画館で最後まで浸ってもらえたら嬉しいです。Vaundy(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
2023年09月19日稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、朝井リョウによる小説を映画化した『正欲』から、主要キャストが登場する新場面写真が解禁された。本作から新たに解禁されたのは、稲垣さん、新垣さんら主要キャストたちのワンシーンを切り取った場面写真。稲垣さんが演じるのは、検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人で暮らす寺井啓喜。息子が不登校になり、教育方針を巡って妻とは度々衝突している。今回解禁された場面写真では、戸惑いの表情で誰かをまっすぐ見つめる寺井の姿が。彼の視線の先にいるのは、一体誰なのか。新垣さんが演じるのは、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月。実家暮らしで変わり映えのしない日々を繰り返している磯村さんが演じるのは、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道。新たな場面写真では、夏月と佳道が、無言で前後に並びバスに揺られる姿が写し出されている。また、佐藤さんが演じるのは、ダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれた諸橋大也。東野さんは、そんな大也と同じ大学に通い、学園祭実行委員としてダイバーシティフェスを企画し、彼が所属するダンスサークルに出演依頼をする神戸八重子を演じている。微妙な距離感の2人の間に、何が起きたのか?それぞれに人生を歩んできた5人だが、少しずつ彼らの関係は交差していく。なお、本作のムビチケカードが9月15日(金)より発売決定。稲垣さん演じる寺井と新垣さん演じる夏月が交錯するかのようなデザインに。さらに、ムビチケの前売り特典となる「クリアしおり」は、主要キャラクターたちの印象的な表情を切り取ったものとなっている。『正欲』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年09月05日俳優の稲垣吾郎と女優の新垣結衣が共演する映画『正欲』(11月10日公開)の新場面写真が5日、公開された。監督・岸善幸氏、脚本・港岳彦氏で、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウ氏による小説『正欲』を映画化。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なった”選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーで、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、2022年9月から10月に掛け撮影を行った。このたび、稲垣、新垣、磯村、佐藤、東野ら主要キャストたちのワンシーンを切り取った場面写真が公開された。稲垣が演じるのは、検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と 3 人で暮らす寺井啓喜(てらい・ひろき)。息子が不登校になり、教育方針を巡って妻とは度々衝突している。この度解禁された場面写真では、戸惑いの表情で誰かをまっすぐ見つめる寺井の姿が。彼の視線の先にいるのは一体─―?新垣が演じるのは、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月(きりゅう・なつき)。実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返している。磯村が演じるのは、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(ささき・よしみち)。新たに登場した場面写真では、夏月と佳道が、無言で前後に並びバスに揺られる姿が写し出されている。佐藤が演じるのは、ダンスサークルで活動し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也(もろはし・だいや)。東野は、そんな大也と同じ大学に通い、学園祭実行委員としてダイバーシティフェスを企画し、彼が所属するダンスサークルに出演依頼をする神戸八重子(かんべ・やえこ)を演じている。絶妙な距離感のふたりの間に、一体何が起きたのか?それぞれに人生を歩んできた5人。少しずつ、彼らの関係は交差していく。誰ともつながれない、だからこそ誰かとつながりたい、とつながり合うことを希求する彼らのストーリーは、どうしたって降りられないこの世界で、生き延びるために大切なものを、強い衝撃や深い感動とともに提示する。また、映画『正欲』の前売り特典付きムビチケが、9月15日より発売されることが決定。ムビチケカードは、稲垣演じる寺井と新垣演じる夏月が交錯するかのようなデザインに。さらに、ムビチケの前売り特典として「クリアしおり」が決定。主要キャラクターたちの印象的な表情を切り取ったしおりに仕上がっている。(c) 2021 朝井リョウ/新潮社(c) 2023「正欲」製作委員会
2023年09月05日映画『正欲』の主要キャストである稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香の新たな場面写真が公開された。原作は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる同名小説。家庭環境、性的指向、容姿など“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリーとなっている。稲垣が演じるのは、検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人で暮らす寺井啓喜。息子が不登校になり、教育方針を巡って妻とは度々衝突している。このたび公開された場面写真では、戸惑いの表情で誰かをまっすぐ見つめる寺井のほかに、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月(新垣)と、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(磯村)が無言で前後に並び、バスに揺られる姿も。さらに、ダンスサークルで活動し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也(佐藤)と、学園祭実行委員としてダイバーシティフェスを企画し、諸橋が所属するダンスサークルに出演依頼をする神戸八重子(東野)の姿も映し出されている。また、本作の前売り特典付きムビチケが9月15日(金) より発売されることが決定。ムビチケカードは、稲垣演じる寺井と新垣演じる夏月が交錯するかのようなデザインとなっている。さらに、ムビチケを購入すると前売り特典として「クリアしおり」がプレゼントされる。<作品情報>映画『正欲』11月10日(金) 公開(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会関連リンク公式サイト::
2023年09月05日稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を迎え、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる同名小説を映画化した『正欲』。この度、公開日が11月10日(金)に決定し、ティザービジュアル&特報映像とともに7名の追加キャストが解禁された。今回解禁されたティザービジュアルでは、『正欲』というタイトルが大きく示され、「(ab)normal desire」という映画『正欲』の英題がパッションピンク色の手書き風文字で強調されている。()でくくられた「ab」が意味するものとはなんなのか、気になるつくりとなっている。併せて解禁された特報映像でも、本作のタイトルが強調され、「正」という文字が最初に示された後、稲垣さん、新垣さん、磯村さん、佐藤さん、東野さん、それぞれの表情が大きく映し出されていく。「欲」という文字が次に示されると、「それでも私が、私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」という新垣さんが演じる桐生夏月の台詞とともに、再度キャストの表情が次々と映されていく。さらに今回、総勢7名の追加キャストが明らかに。不登校になった息子との距離を掴めずにいる啓喜(稲垣吾郎)に対し、徐々に気持ちが離れていく妻・寺井由美(てらい・ゆみ)役を、ドラマ「ナイルパーチの女子会」「あなたの番です」など出演作が続く山田真歩が演じる。山田真歩啓喜とともに検察庁に勤める事務官・越川秀己(こしかわ・ひでき)には宇野祥平。2020年、『罪の声』(土井裕泰監督)で数々の映画賞に輝いた名バイプレイヤーに注目だ。夏月(新垣結衣)と佳道(磯村勇斗)の中学の同級生・西山修(にしやま・しゅう)役には、ロックバンド「黒猫チェルシー」(現在は活動休止中)のボーカルで、俳優デビュー作『色即ぜねれいしょん』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞以降も出演作が後を絶たない渡辺大知。渡辺大知夏月と同じ商業施設で働き、夏月を気に掛ける妊娠中の女性・那須沙保里(なす・さおり)には、連続ドラマ初主演となった「恋のツキ」で大きく注目された徳永えり。徳永えりある日をきっかけに、佳道と大也(佐藤寛太)と秘密を共有するようになる小学校の非常勤講師・矢田部陽平(やたべ・ようへい)を演じるのは、舞台、映画、テレビドラマ、と各メディアで活躍する俳優・岩瀬亮。大也の所属するダンスサークルのリーダーとして、サークルのみならず大学内でも信頼を得ている高見優芽(たかみ・ゆめ)役は、Flower・E-girls として活動後、俳優として活動の幅を広げている坂東希。中学時代、夏月と佳道の担任をしていた教師は、現在放送中の連続テレビ小説「らんまん」のほか、出演作が続く山本浩司が演じる。「読む前の自分に戻れない」とも評される、価値観を揺るがす原作世界の映画化。脇を固める豪華俳優陣がどのように関わっていくのかにも期待が高まる。『正欲』は11月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年07月18日うちのダメ夫
あの日、私はいじめの加害者にされた
夫がわたしを忘れる日まで