皆さんは、パートナーの浮気を疑った経験はありますか? 今回は「夫の浮気の証拠を見つけた主人公」にまつわる物語とその感想を紹介します。 ※この物語はフィクションです。イラスト:あしたのLaw〜スカッとする漫画動画〜寝室を片づけ中主人公は、夫と2人暮らしの主婦です。ある日、寝室を片づけていると…。見覚えのないピアスが…出典:あしたのLaw〜スカッとする漫画動画〜布団の中から見覚えのないピアスを見つけて「あっ!?」と驚く主人公。夫の浮気を疑った主人公は、夫にピアスを見せて「私に何か隠していることない?」と問い詰めました。しかし夫は特に慌てる様子もなく、妹が遊びにきたときに落としたものだと説明します。夫の言うことを信じることにした主人公ですが…。数日後、部屋で夫の浮気の決定的証拠となる旅館の領収書を見つけてしまった主人公。夫を徹底的に追い詰めることを決意したのでした。読者の感想浮気を問い詰めても動じることなく嘘をつく夫に衝撃を受けました。夫が言い逃れできないよう主人公には徹底的に制裁してほしいと思います。(30代/女性)夫の浮気の証拠を見つけてしまった主人公の気持ちを考えると心が痛みます。今後、主人公が幸せに暮らしていけたらいいなと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(lamire編集部)
2024年01月11日家族にモノを捨てて欲しいと思っている人も多いと阿部さんは話す。だが、阿部さんが「片づけで絶対に守ってほしい」と話すポイントは「捨てるものは、自分のものだけ」ということ。「私も、以前、夫の持つたくさんの服が気になっていました。でも家族といえども、自分以外の人のモノは思い入れがないため、不要に見えやすく、捨ててほしい気持ちなってしまいがちです。けれど、どれほど大切なものかは、持ち主にしかわかりませんよね」大切なものを家族に捨てられてしまったら、やはり嫌な気持ちになるものだろう。「片づけでは、人のモノは捨てない、を鉄則にしましょう。私も自分の片づけに集中することで、夫の服のことも気にならなくなりました。家が片づいてくると、夫も片づけてくれるようになりました。これは私だけではありません。片づけをしていると家族に連鎖反応が起こるのです」【法則4】片づけは、思い入れのないものから手をつける大事なモノをうっかり捨ててしまい後悔した経験から、“捨てる”ことに拒否反応が出てしまう人もいるという。「片づけは、必ず、思い入れのないものから着手しましょう。思い入れのあるものは後回しに。これも外せない鉄則です」具体的には、ペン立ての筆記用具を並べて、書けなくなったペンを処分する。ずっと前にもらった化粧品サンプルを手放すなど、明らかに使い道のないモノからおさらばしよう。「手放す感覚が身についてくると、自然と、『思い入れのあるものに取り掛かってみよう』と、気持ちに変化が出てくるはずです」まずは、洗面台のまわりにある無数の化粧品サンプルから手をつけてみてはどうだろう。
2023年12月27日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。今年も残すところわずかとなりました。みなさまは、どのような1年でしたでしょうか。私は実家の片づけを手伝ったり、何かと実家に呼ばれたりする1年でした。実家は物が多く、母は特に洋服が捨てられない人でした。今回は、買い物依存症だったかもしれない、母について書きました。■毎月たくさんの服を買っていた母母は3年前までパートで働いていました。仕事が終わるとお気に入りの洋服屋さんへ寄り道し、毎月たくさんの服を購入していました。子どもの頃からそんな姿を見ていたので、私は「また買ったんだ」「本当に洋服が好きだなぁ」くらいにしか思っていませんでした。そんな母は、私が子どもの頃から文句ばかり言っていました。私の父は仕事と趣味で忙しい人でしたが、母としてはもっと家にいて一緒に出かけたり、構ってほしかったのだと思います。自分の夫はあまり家にいないのに、義両親は毎日家にいる…そして、義両親の食事作りもしなければならない…一体何のために結婚したのか…そんなことをよく言っていました。母は何かイライラすることがあると…。義両親と同居しており、金銭的に援助もあって、母はパートで働いたお金をすべて好きなように使えました。働いたお金はほとんど、保険の支払いや洋服、装飾品を買うのに使ったそうです。働いている間は、毎月、何万円も服を買うのに使っていたと言う母。捨てることをしないので、服はたまる一方でした。“もう服は買わない!”と決めても、どうしてもフラッと洋服屋さんへ立ち寄って、服を買うことがやめられませんでした。 ■母が服を買わなくなったきっかけは…しかし、洋服は大好きでしたし、お金に困っているわけでもなかったので、何か行動を起こすこともありませんでした。そんな生活を続けていた母ですが、コロナ禍をきっかけに、仕事を辞めました。仕事を辞めて1年後、父が脳出血で倒れ、父が退院したかと思ったら、入れ替わるようにして、祖母が亡くなりました。結果的に、母は同居のストレスも、父が家にいないことへのストレスも、すべてなくなったのです。すると、今までのようにたくさんの服を買うこともなくなりました。ですが、大量の服は残ったままでした。今年のお正月のことです。母が「モデルルームみたいな部屋に住みたい」と言いだしました。一緒に話をしていた私と兄嫁が、「それなら物を減らさないと…」と、その日のうちから片づけを始めたのです。それがきっかけとなり、使っていない家具や、今後、着ることはないだろう服など、母はかなりの物を処分しました。最初はひとりでは服を捨てられず、私も一緒に手伝っていましたが、服の片づけをしていくうちに、母は自ら服を手放せるようになりました。2000着はあったであろう服が1000着になり、母は今後、「今ある服で生きていく」と話しています。まさかあんなに服が大好きだった母が服を手放せる日がくるとは思わず、きっかけさえあれば、人は変われるのだと実感した出来事でした。ということで、今年は実家の手伝いばかりしていたので、来年こそは私自身の家の片づけをしたい!そんなことを思っている今日この頃です。
2023年12月26日皆さんはパートナーの発言にイラっとしたことはありますか?今回は「片づけをしない夫」を紹介します!イラスト:kiala『片づけをしない夫』夫のある行動にイライラしている主人公。気が向いたときだけ料理をする夫は、いつも使ったものを出しっぱなしにするのです。主人公が「料理したら片づけてくれる?」と注意しても…。夫の一言に絶句出典:愛カツ「戻すのは君の仕事だろ」と言って、片づけようとしないのです。さらに夫は「片づけは後でやるから」と言ったときもまったく動かず、結局主人公が片づけることになるのです。そんな日々にイライラしてしまった主人公。「もう諦めるしかないのかな…」とうんざりしてしまうのでした。自分勝手な夫に疲弊自分の好きなタイミングで料理をして、片づけはしない夫。何度注意しても改善してくれず、疲弊してしまう主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年11月23日AlbaLinkは10月6日、片づけが苦手な男女500人を対象に「部屋や家を片づけられない理由に関する意識調査」を実施し、その結果をもとに、ランキングを発表しました。■片付けが苦手な人の片づけ頻度「週1回」が1位まず、部屋や家を片づける頻度について聞いたところ、最も多かったのは「週1回」(36.8%)でした。片づけるのが苦手な部屋・場所は、1位「クローゼット・収納」(126人)、2位「寝室・自室」(114人)、3位「リビング」(108人)、4位「キッチン」(61人)となっています。片づけられない理由を尋ねたところ、1位は「とにかく物が多い」(153人)、2位は「物を捨てられない」(135人)でした。収集癖やストック癖があると、物の量に対して収納スペースが足りなくなり、片づきにくくなる事が伺えます。また、「いつか使うかも」「もったいない」「思い入れがある」などの理由で、物を捨てられない人も多数見られました。3位は「面倒で後回しにしてしまう」(90人)、4位は「片づける時間がない」(77人)と。時間や労力がかかるためにやる気が出ないという声や、忙しくて片づけまで手が回らないという声も寄せられました。以下、5位「収納スペースが足りない」(38人)、6位「捨てていいか判断できない」(31人)、7位「片づいていなくても支障がない」(18人)という結果となりました。続いて、部屋をキレイに保つためにできる事について聞いてみると、「物を増やさない・減らす」(245人)が圧倒的1位となりました。2位には「こまめな掃除・整理整頓」(133人)、3位には「物をもとの位置に戻す」(68人)、4位には「物の定位置を決める」(45人)、5位「片付け・掃除をルーチン化する」(33人)、6位「収納テクニックを知る」(17人)、7位「物を床に置かない」(16人)が続きました。部屋や家がきれいだと気分も上がりますよね。ぜひこの機会に片づけをしてみてはいかがでしょうか。■調査概要調査対象:片づけが苦手な人調査期間:2023年9月29日~10月3日調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:500人(女性358人/男性142人)(フォルサ)
2023年10月19日皆さんは、義母との付き合いで悩みはありますか?今回は、義母に衝撃を受けたエピソードを紹介します。片づけが苦手な義母義母は朗らかな性格で、料理上手です。帰省するとたくさんの料理でもてなしてくれるのでありがたいのですが、片付けだけは苦手なのです。毎年帰省する前には電話をするのですが、そのときには必ず片づけを頼まれるのです。仕方がないので私は片づけを行うのですが、とにかく台所が汚く…。床には使用済みのフライパン、鍋などが散乱し、大量の食品と調味料が所狭しと置かれています。私はいらないものは捨てたいのですが、義母は捨てたくないようで…。「全部棚に入れてほしい」と言うので、仕方なく義母に確認を取りながら片付けていました。義母の言葉にイラッ片付けでバタバタしている中、近所のおばさんが用事で来ました。そして「片付けしてるの?偉いね」と言ってくれたのですが、義母は「そうなのよー。でもすぐ私が元どおりにしてしまうけどね(笑)」と言ったのです。私が片づけをするのを当然と思っているのか、義母の言葉にイラっときた私は片づけをするのをやめました。あの日以来、義母は台所の片づけを頼んでこなくなりました。(50代/女性)適度な距離感を保ちたい!義母とのお付き合いは、気を遣うことが多いかもしれません。嫌な気持ちにならないよう、お互い配慮することができたら理想ですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年09月11日“こんまり”こと近藤麻理恵さん(38)の“衝撃の告白”が、注目を集めている。片づけコンサルタントとして有名なこんまりだが、なんと自宅が散らかっていることを打ち明けたのだ。「1月26日にアメリカ大手紙ワシントン・ポストweb版が、メディア向けのウェビナーでこんまりさんが『家が散らかっている』と語ったと報じたんです。その上で、『私の時間の使い方は人生のこの時期、この段階の私にとって正しい方法』とも語っていたといいます。すると、他のアメリカ、イギリスの大手メディアも、続々とその内容を取り上げました」(週刊誌記者)こんまりさんは、世界40カ国で1200万部を突破した世界的大ベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』をはじめとして、Netflixで世界190カ国配信されエミー賞2部門にノミネートしたノンフィクション番組『KonMari~人生がときめく片づけの魔法~』など、数多くの書籍やメディア、講演などを通じて独自の片づけ法を伝えてきた、片づけのカリスマだ。そんな彼女は、現在、2女1男という3児の母でもある。過去には自著書で「出産後はとにかく時間もないし、余裕もない」「子どもは生きていればまずはOK」と育児の大変さを語っていた。こんまりでさえ片づけを諦めざるを得ないほど、厳しい育児。自分の窮状を率直に打ち明けたこんまりの株が上がるいっぽうで、ある人物には嬉しくない形で飛び火しているようで……。それは日本の総理大臣、岸田文雄首相(65)だ。きっかけとなったのは、1月27日の国会での発言。代表質問に対して、「育児中など様々な状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」と産休・育休中のリスキリング(学び直し)を支援する考えを示した岸田首相だが、“育休中に勉強している時間があるわけない”といった批判が殺到する事態に。30日の衆院予算委員会で「私も3人の子供を持つ親であり、まず子育て自体が経済的にも精神的にも、また時間的にも大きな負担があるということは経験している」と釈明するも、過去に妻の岸田裕子さんが雑誌の対談で「育児はワンオペだった」と語っていたことから火に油を注ぐ形に。こんまりとは対照的に、育児への無理解が明るみとなってしまった岸田首相。ネット上では、今回のこんまりの告白をひきあいに岸田首相への批判が相次いだ。《ほら、こんまりさんですら「自分は寝る前に歯さえ磨ければOK、子どもは生きていればまずはOK、というレベルまで一挙に落ちてしまいました」なんだぞ。岸田、何寝言言ってんだよ》《こんまりが片付けできないぐらい、子育ては大変なんやで岸田さん…》《片付け一本でレッドカーペットを歩いたこんまり先生が、ポリシーとキャリアを一旦止める 岸田よ、それが育児だ》《あの、こんまりが「諦める」というほどの育児のボリュームと対峙する時期に「学び直せ」と圧力をかける岸田文雄という人物は。。。》《こんまりですら諦めてるってのによくもまあ資格取れるでしょとか言えるなぁと岸田さん…》《こんまりでさえ片付けを諦める子育て、なのに片手間でスキルアップしちゃえば??とか言ってる政府の見当違い加減》
2023年02月01日1月30日、片づけのカリスマ「こんまり」として知られる近藤麻理恵さんの“懺悔”が巷を騒がせている。2010年に出版された著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界40か国以上で翻訳され、シリーズ累計1300万部を超える世界的ベストセラーになるなど、独自の片付け法で世界的な“片づけブーム”を巻き起こしたこんまり。以来、“片づけのお手本”として圧倒的な影響力を誇っている彼女だが、意外すぎる実情を明かしたというのだ。「こんまりさんは、『私の家は散らかっています』とメディア向けのウェビナーで語っていたと、アメリカ大手紙ワシントンポストweb版が1月26日に報じました。こんまりさんは15年に米『タイム』誌による『世界で最も影響力のある100人』に選ばれるなど、欧米人気も高い。そんな彼女のまさかの告白を、複数の欧米メディアも一斉に報じたようです」(スポーツ紙記者)片づけのカリスマの家が散らかっているという驚きの事実だが、その理由はというと、「こんまりさんは3児の母で、第3子は21年に生まれたばかり。育児で忙しいなかでは、完璧に片づいた状態をキープするのは大変なのでしょう。実際、過去には『子どもが小さいうちは、完璧に片づけることを諦めるべし』とも語っていたようです」(前出・スポーツ紙記者)ウェビナーでは、『今、私にとって大切なのは、家で子どもたちと楽しく過ごすこと』とも語っていたというこんまり。子どもが小さいうちは、片づけよりも子育てに時間を費やしたいということだろう。こんまりが片づけを諦めるほど、大変な育児。現状を率直に打ち明けた“片付けの女王”だが、ネット上では好感度が下がるどころか、元気づけられたという声が相次いでいる。《こんまりさんも諦めたと聞いて安心しました》《育児してる期間はこんまりでも部屋が散らかるレベルだってばよ!》《こんまりの家が汚れてても別に誰にもバレないのに子育てに伴って家を片付けるのを諦めたって堂々と言える姿勢というか柔軟さはすごいと思う。見習いたい》《こんまりさん好きなんだけど、ますます好感度アップだわ。》自身の活動と裏腹な告白にさえも、支持を集めるこんまり。その無敵ぶりはまだまだ続きそうだ。
2023年01月31日シンプル・イズ・ベターな暮らしをご提案シンプルライフアドバイザー®による無理や背伸びをしない暮らしのアイデアをご紹介。収納アイデアや考え方など実践しやすい暮らしの知恵は必見です!今回は「片づけたいのに片づけられない8つの理由」についてご紹介します。片づけたいのに片づけられない8つの理由"片づけられない"のはどうして?instagram(@ie_memo)片づけたいのに片づけられない…、口癖のようにずっと言っていませんか?今回は、片づけたいのに片づけられない8つの理由についてお届けします。きっと当てはまる片も多いのではないでしょうか。ぜひチェックしてみてくださいね。1.instagram(@ie_memo)実は「片づけたい」と思っていない。2.instagram(@ie_memo)必要に迫られていない。3.instagram(@ie_memo)「片づけたい」が本心ではない。4.instagram(@ie_memo)片づけられることをゴールに設定している。5.instagram(@ie_memo)片づけ方がわからない。6.instagram(@ie_memo)誰か(SNSや本)の片づけを真似している。7.instagram(@ie_memo)片づけは家事のひとつだと甘く見ている。8.instagram(@ie_memo)片づけで人生が変わると信じていない。1や2に当てはまる方は、無理に片づけなくても大丈夫◎今はきっと"片づけ"が必要なタイミングではないだけ。本気でやりたくなった時に"片づけ"を始めましょう。3~8の方は、やればできる。「やりたいけどやり方がわからない」「頑張ってるけど進まない」そんな時は、苦手なところをサポートしてくれるお片づけのプロに頼むのもおすすめですよ。
2022年11月06日数々の収納アイテムを試しているわが家。職業柄、収納用品にはかなりこだわりを持っている方ですが、今回発売されたアイテムは、名品とも言える優秀アイテムなのでは?シンデレラフィットを求めすぎるあまりに、お片付けに疲れてしまった方にも必見! 収納スペースに融通の利く、布製の収納ボックスをご紹介します。その名も「bon moment 高さが調節できる収納」。折り返して高さを変えられる、布製収納ボックス融通が利く、というのは収納においてもとても便利なことなんです。モノをある場所に収めたいと思った時に、収納用品がぴったりはまらず、もどかしい思いをしたことがありませんか? きっと誰にでもある経験ですよね。それがお片付けの弊害になってしまうのはもったいない。そんな時は、形がしっかりしたボックスをはめ込むことから離れ、布製のボックスを使ってみるのはいかがでしょう?「bon moment 高さが調節できる収納」はポリエステル100%素材の布製ボックス。ハリのある素材で、2枚の生地を合わせて縫製されたデザインなので、しっかり自立をキープ。底面もマチがしっかりと縫製されているので、布製でありながら安定感のあるボックス型を保ちます。サイズは正方形のSサイズと、長方形のMサイズの2つ。折り返して高さを調整することができるので、整理整頓がトントン拍子で簡単に運ぶうれしさ。“使う場所”と“収納したいモノ”との組み合わせを考えるのも楽しくなります。収めたい場所の高さに合わせて高さを調整。スレスレに置くよりも、ちょっと手が入るくらいの隙間を残すのがミソ。プラスティック製のボックスでは、高さがぴったりハマらないという場所にも、「bon moment 高さが調節できる収納」なら、折り返してぴったり。カラーは、アイボリーとグレーの2色展開。ご自宅のインテリアに合わせてお選びいただけますよ。融通が利くのは高さだけじゃない 「ここにはめ込みたい!」にフィットキッチン、洗面所、リビング、クローゼット…。どこに置いても使いやすい「bon moment 高さが調節できる収納」。棚にはめ込んだり、無造作に置いたりと、活用方法も自由自在。わが家はクローゼットの引き出しの中で、Sサイズをこんなふうにはめ込みました。Before⇒Afterをご紹介しますね。まずはBefore。家族の冬小物をまとめている引出しの中。大きな引出しの中で、アイテムがごちゃごちゃして、家族が引出しを使う度に乱れる…。こんな場所はありませんか?分かりやすく収納するなら、引出しの中を区分けするのがポイント。カテゴリー別に収納すると使いやすくなります。引出しの中に「bon moment 高さが調節できる収納」を3つ並べて区分けし、引出し内を区分けして整えます。布製ボックスだから、きっちり計って合っていなくても、収納スペースにフィット。ここにぐちゃぐちゃになってしまう冬小物をカテゴリー分けします。After。手袋は、Sサイズの収納ボックスに立てて差し込んで、取り出しやすく収納。ホッカイロは、まとめ買いしてどっさりここに。カテゴリー分けして収納するだけで、どこに何があるか一目瞭然になるのです。使いたい時に、使いたいものがすぐ見つかる効率の良さ。片付けたい時に、どこに片付ければいいのかすぐわかる収納の仕組み。これぞ、家族が使っても乱れない収納。この引き出しを開けば、家族のお出かけ前の冬支度が完成です!中に収めるモノの形と容量に馴染む。Mサイズは、パントリー収納で使います。ここでは、調味料のストック収納として使っている場所。おしゃれなマルシェ収納をつくります。Before。奥行がある収納棚の中に調味料をそのまま置くと、こんなふうに奥のものが死蔵してしまいがち。何をストックしたか忘れてしまい、2度買いをしてしまったり、賞味期限を切らしてしまったり…ということが多いのがこのケース。「bon moment 高さが調節できる収納」Mサイズを2つ使って、食品を立てて収納します。これを同じ場所にはめ込むと…。After。引き出せば奥のものも取ることができる収納に変身。少しくらいパンパンに詰めても、布製だから中のモノの形にぴったり馴染んでくれる融通の良さ。収納はカッチリはめすぎると、入らなかった時に悔しい思いをすることがありますが、そんなに完璧すぎなくていいのです。使わない時はコンパクトに畳んで置けるのも、布製ボックスのいいところ。使わない間も収納を圧迫せず、“持ちやすい”収納用品。シンデレラフィットを求めすぎて、収納を考えることに疲れてしまっているのはもったいない。融通の利くアイテムを上手に使って、柔軟にしなやかに。暮らしにぴったりフィットする収納をつくれるといいですね。 【ご紹介したアイテム】正方形型の布製収納ボックス。折り返して高さを調節しながら、ぴったり収納。「ここにはめ込みたい!」を叶える収納用品。⇒ bon moment 高さが調節できる収納 S/ボンモマン 【ご紹介したアイテム】長方形型の布製収納ボックス。引き出して使えば、奥のものも手に取りやすくなります。⇒ bon moment 高さが調節できる収納 M/ボンモマン nami sasaki整理収納アドバイザー。夫と三兄弟と5人暮らし。毎日の暮らしを楽しむ工夫探しが好き。収納で暮らしを心地よく。
2022年01月16日「YARN HOME(ヤーンホーム)」というブランドをご存知ですか?毎日の暮らしの中で手肌に触れるものを心地よく。その触れるシーンで、やさしさ、豊かさ、安らぎを感じさせてくれる生地たち。ベッドシーツやクッションカバー、タオルなどの、出会えばきっとやみつきになるラインナップに憧れて、ついについに、キッチンふきんを使い始めました。YARN HOMEの生地は、「日本のルーツ」にこだわった日本各地の糸を紡いでできたものばかり。上質な、本当にいいものを丁寧に使い果たすという、物と物づくりへの思いが込められています。今回はそのキッチンふきんの魅力をご紹介したいと思います。赤ちゃんが舐めても安心な「パシーマ」製。YARN HOMEのキッチンふきんは「パシーマ」製のもの。「パシーマ」とは、赤ちゃんが舐めても安全とされる医療用のガーゼと脱脂綿から作られた生地で、肌が弱い方にも安心して使っていただける製品です。その手触りの心地よさ。肌に触れると、ずっと触れていたくなる、なんとも素晴らしくやさしい風合いなのです。その使い良さを、まずは毎日使う台所仕事で味わうことに。表地と裏地には上質なガーゼ素材を使用し、間に脱脂綿を入れたキルティング。赤ちゃんや小さな子どものお手拭きとして使うのはもちろんのことですが、料理好きには大切な器を扱う食器用ふきんとしてもオススメです。軽く、吸水性がよく、さらに乾きも早い。地厚で柔らかいふかふかガーゼ生地なのに、機能性はまるでリネン。清潔感を保つ食器拭きとしての役割を果たした後は、古びたら台拭きに…。台所仕事を全うしてくれる、長く使えるアイテムなのも魅力。良いものを選び、とことん使い切るというおもしろさがあります。サイズは、MサイズとLサイズの2種類。結婚のお祝いや、出産のお祝いなどのギフトにもいいですね。器にやさしいキッチンふきん、Mサイズ。キッチンふきんは台所仕事では欠かせないもの。ただ、食器用ふきんにはなかなかいいものに巡り会えないという方も多いのでは。必要なのは作業を滞らせない吸収性と速乾性。びちょっとした使用感は避けたいところ。5人家族のわが家では、度々出る食器をいかに早く片付けられるかというのが台所仕事の肝。食洗機で洗えない繊細な器や、大きな器を手洗いした後に、すぐに水気を取って収め、台所を回したい。そんなシーンで「YARN HOME」の使い良さに驚きます。驚いたのは、吸水性の良さ。濡れた食器を拭くと、水気がスーーッと消え吸収され、あっという間にしずくがなくなるうれしさ。作業効率が上がり、台所仕事が楽しくなります。大切な器を上質なふきんで丁寧にお手入れして、すぐに食器棚に収めてあげられる。そんな家事の心地よさを感じていただけるはず。食器拭きをすると、ふきんの繊維が残ってしまうのが嫌で使わない、という人にも。手に収まる使い良さを求めるならMサイズ。食器拭きとして最適な大きさと軽やかさです。サッといつでも手が届く場所に収納できるよう、フックに引っ掛けられるループ付き。キッチンの好きな場所に引っ掛けて、家事動線を図れるのはもちろんのこと、すぐに乾くので、朝使って夜にまた使うまで、そのまま吊るしておけます細々した台所道具は、ざるの上にふきんを敷いて、即席水切りかごにするにもちょうどいいサイズ感。まるで器のお布団のよう。水切りかごを使わない代わりに、大判のLサイズを。Lサイズは、キッチンの作業スペースに大きく広げられるサイズ感。わが家では、手洗いした食器たちを次々並べていく水切りかごの代わりに使用しています。シンクの前の空きスペースを利用して、洗った食器を一時置きする水切りスペースに。YARN HOMEのキッチンふきんは、ここのスペースにちょうどいいサイズ感なので、そのまま広げて使えるところが気に入っています。2重にしなくても十分に吸収してくれる安心感。それでいてすぐに乾く速乾性。次々に食器を洗ってはここに並べ、Mサイズで拭き上げていくという作業効率の良さに、台所仕事がリズムよく進んでいくのです。もうずいぶんと水切りかごを使わない生活をしていますが、水切りキッチンクロスに新しい選択肢ができたことがうれしい。一日に何枚もキッチンクロスを使わずに、台所仕事を回せるスムーズさ。YARN HOMEのキッチンふきんが毎日の家事を心地よく導いてくれますよ。使い終わったら、洗濯機でお洗濯。畳んでかごに入れて収納しています。かご好きなわが家のキッチンに、シンプルに佇むデザインにも納得。洗い替えのないさみしさに、もう1枚ずつ買い足そうと思うのでした。 【ご紹介したアイテム】Mサイズ/台所仕事に最適なサイズ感。大切な器をやさしく包み込む食器用ふきんにおすすめ。⇒ ヤーンホーム たっぷり水吸うキッチンふきん M/YARN HOME 【一部アンジェ別注 】 【ご紹介したアイテム】Lサイズ/シンクまわりに敷いて、水切りかご代わりに。すぐに乾くので台所仕事が楽しくはかどります。⇒ 【日本製】 たっぷり水吸うキッチンふきん L/YARN HOME ■食のはなし お片付け nami sasaki整理収納アドバイザー。夫と三兄弟と5人暮らし。毎日の暮らしを楽しむ工夫探しが好き。収納で暮らしを心地よく。
2021年02月28日この春は、新型コロナウイルスの影響による臨時休校や外出自粛などで子どもが家にいる時間が増え、家が散らかりがちというママも多いのでは。そんな今だからこそやっておきたいのが家の片づけ。新年度を前にすっきりきれいでおしゃれな部屋にしませんか。「でも子どももいるし、そもそも片づけは苦手で…」というママにおすすめの1冊が、『片づけ下手でもおしゃれな部屋って言われたい!』。ウーマンエキサイトでも活躍中の子育てブロガー・オギャ子さんと友人のインテリアブロガー・ドキ子(yuki)さんの共著です。オギャ子読者登録15万人超のアメブロトップブロガー(子育てジャンル)。ウーマンエキサイトでも絶賛連載中。著書『息子って、異星人!?な爆笑育児生活 kosodateful(コソダテフル)な毎日』。blog: ドキ子(yuki)読者登録11万人超のアメブロトップブロガー(インテリアジャンル)。インテリア&家事のInstagram「ムクリ」副編集長。さまざまな商品開発に携わる。著書『幸せな「おうち時間」始めました』。blog: 片づけが大の苦手なオギャ子さん。「よし明日こそ片づけよう」という決意を500回はしているとか。そんなオギャ子さんが、引っ越しを機に一念発起。友人で整理収納が得意なインテリアブロガーのドキ子さんの助けを借りて、部屋づくりに挑戦しました。この本は、オギャ子さんが実際にドキ子さんから教えてもらった片づけ方と簡単でおしゃれなインテリアのコツをまとめた1冊。コミカルな二人のやりとりがおもしろく、読み物としても最高です。今回は本に紹介されているリバウンドしない片づけ方の順序やスキルの一部をご紹介します。■片づける順番が大事! 正しい片づけ6つのステップ実はオギャ子さん、引っ越しから2週間経っても荷ほどきができていなかったそう。「超面倒くさがりやから、一回しまったのに使いにくくてもう一回しまい直す二度手間もしたくない」と最初から完璧を目指すあまり、結局、手付かずのままになっていました。片づけが苦手な人は、どこに何をしまったらいいのか、どんな手順で片づけたらいいのかわからず、そこで立ち止まってしまうことも多いもの。「片づけ下手な人こそ、片づけの順番が大切」だとドキ子さんは言います。【正しい片づけの順番】ステップ1 : 全部出すステップ2 : カテゴリー別に分けるステップ3 : 使う頻度で分けるステップ4 : 今使わない物を捨てるステップ5 : 毎日使う物からしまうステップ6 : 増える物の置き場を決めるドキ子さんおすすめの片づけの6ステップは上記のとおり。この中でハードルが高いのは、ステップ4の「今使わない物を捨てる」ことかもしれませんね。本に載っている「捨てチェック項目」を参考に、使うか使わないかを見極めていきましょう。たとえば子ども服はトレンドがあるので、サイズアウトした物やヨレ・汚れがある物は思い切って処分するのがおすすめ。増えがちなおもちゃは、捨てるものを選ぶより、遊びたいものを子どもに選んでもらって残すのがよいそうです。■いざ実践! キッチン・食器棚まわりの片づけ術物があふれやすい場所No.1の「キッチン・食器棚」を例に、ステップごとの片づけのポイントをもうすこし詳しく説明します。●ステップ1:全力で全部出す!食器棚を空っぽにします。全部出すと物の量がわかるのと同時に、しまう場所を見直すきっかけになります。●ステップ2:カテゴリー別に分ける以下を目安に床の上でざっくり分類します。分け方は適当でOK。持ちすぎているアイテムにも気づけます。▼カテゴリー分け・食器類お皿、コップ、お茶碗、ティーポット、おはしなど・調味料塩、砂糖、コショウ、油、スパイスなど・消耗品ラップ、各種袋、洗剤、スポンジ、割りばしなど・保存容器プラスチック容器、ほうろう容器、ガラス容器など・キッチンツールフライ返し、おたま、はさみ、お鍋、フライパンなど・食品乾物、お菓子、お米、缶詰、レトルト、コーヒーなど・キッチン家電炊飯器、コーヒーメーカー、レンジなど・その他ふきん、手袋、お弁当グッズ、水筒など●ステップ3:使う頻度で分けるステップ2でカテゴリー別にしたものを、さらに使う頻度で分けます。「毎日」「2、3日に1回」「月1回」「年1回」くらいで分け、捨てる物と使う物を見極めましょう。●ステップ4:今使わない物を捨てる1年以上使っていない物は、今は使わないと考えて捨ててOK。オギャ子さんは引っ越し直後だったにもかかわらず、ゴミ袋4袋相当を捨てたそうですよ。捨てる基準は「1年以上使っていない」こと。ほかに次のようなことも考えられます。▼捨てる基準・食器類多すぎるマグカップやコップは家族+ひとつくらいが目安・調味料使いこなせない物。きっちり密閉・保管されておらず中身が不安な物・消耗品使いこなせていない洗剤。入りきらないスーパーの袋・保存容器増えがちなアイテム。いざとなれば100円ショップでも購入でき、お弁当箱でも代用可・キッチンツール基本は1アイテムひとつ。フッ素樹脂加工のフライパンは消耗品・食品家族の好みに合わない物。使いこなせない物・キッチン家電同じ役割の物がいくつもあるとき。洗ったり組み立てなどが面倒な物・その他水筒・お弁当グッズはおかずカップ2サイズ、ピック2種類くらいで十分本にはさらに詳しい捨て基準が紹介されているので、迷ったら参考にしてみてください。また、続くページでは、片づけの順番のステップ5「毎日使う物からしまう」とステップ6「増える物の置き場を決めておく」についても、より具体的なコツをまじえて解説してくれています。ステップ6まで完了すれば、使いやすく掃除しやすいキッチンが完成。ついやりがちなお菓子のちょい置きなども防げますよ。■片づけ下手・センスに自信なしでも素敵主婦になれる!本では「キッチン・食器棚」以外にも、「リビング・ダイニング」「玄関・靴箱まわり」「クローゼット」などの場所別に、オギャ子さん家の片づけドキュメントを掲載。ところどころに出てくるオギャ子さん旧家の赤裸々な散らかった部屋の写真には親近感がわいてきます。さらに後半では「インテリア編」として、手軽にセンスよく見せられるインテリアテクを多数掲載。センスに自信がないママも簡単におしゃれな部屋がつくれます。とにかく楽しく読めるので、大笑いできて読後は気分も晴れやか。片づけをがんばろうというやる気もわいてくる1冊です。 『片づけ下手でも おしゃれな部屋って言われたい!』 著者:オギャ子、ドキ子(KADOKAWA)1300円(税抜) 子育てコミックで人気のブロガー、オギャ子は、3人の男の子ママで、片づけが大の苦手。新築への引っ越しを機に、友人である人気インテリアブロガーで二人の女の子を持つドキ子(yuki)の助けを借りて、部屋づくりに挑戦する模様を書籍化。コミカルな2人のやりとりに爆笑しつつ、片づけが苦手でもリバウンドせずキレイをキープする方法や、センスに自信がなくても簡単に、インテリアがグッとおしゃれになる方法のわかる1冊。▼オギャ子さんの連載「コソダテフルな毎日」の最新話はこちら▼連載一覧 コソダテフルな毎日 連載一覧
2020年03月19日片づけコンサルタントの“こんまり”こと近藤麻理恵が、女性ファッション誌『VOGUE JAPAN』が今年、圧倒的に活躍した女性を表彰する「VOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2019」に選出され20日、都内で行われた授賞式・記者発表会に登場した。近藤は、独自の片づけ法「こんまりメソッド」で注目を集め、著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界42カ国で累計1100万部の世界的大ベストセラーに。米『TIME』誌「世界でもっとも影響力のある100人」に選出された。また、Netflixにて冠番組を持ち、190カ国で配信中。同番組はエミー賞に2部門ノミネートされた。トロフィーを受け取った近藤は「こんなに素敵な賞をいただき、ありがとうございました」と感激。「小さい頃から片付けばかりをやってきたので、こんな風な華やかな場所に立てていることが今でもまだ信じられないような気持ちです」と打ち明け、「これからも、一人でも多くの方が片づけを終わらせてときめく人生を送れるような、そんなお手伝いを世界で活動していきたいなと思います」と決意を新たにした。同賞はそのほか、元HKT48でタレントの指原莉乃、女優の杉咲花、女子ゴルフの渋野日向子、アーティストのリナサワヤマが受賞。キャリアを通して輝いた女性を表彰する「VOGUE JAPAN WOMAN OF OUR TIME」には、女優の綾瀬はるか、女優・タレントの黒柳徹子、モデルの冨永愛、歌手の松任谷由実が選出された。さらに、国内外のファッションシーンで活躍する新世代女性を応援するために贈る「Rising Star of the Year」を、新人モデルの美佳が受賞した。なお、渋野は授賞式・記者発表会を欠席。また、司会は城田優と渡辺直美が務めた。
2019年11月21日キッチンでフライパンを取り出すのに、上に乗った鍋を避けて……なんて経験はありませんか?毎日使う所だから、キッチンは使いやすいとうれしいですよね。今回は、きっと理想的なキッチンの参考になる収納アイデアをまとめました!ぜひチェックしてみてくださいね♪押さえておきたいキッチン収納の基本は「家事動線」キッチンの整理整頓を始める前に、まず考えて欲しいのが「家事動線」。キッチンをどのように普段使うかによって、どこに道具を置くのが効率的か考えて収納すると、キレイなだけでなく、使いやすいキッチンになります。取り出しやすい場所はどこか、どの道具をよく使うのか、最初に整理してみてみましょう!キッチンの収納術が知りたい!使いやすく料理が楽しくなるキッチンに引き出しは「間仕切り」を置いてから収納しよう積み重ねると下のものが取り出しにくくなるので、引き出し収納は基本縦置きにすると◎。我が家さんのアイデアでは、ファイルケースを使って、引き出しの中をわけています。写真では、丸棒をファイルケースに固定して、掛けた袋がティッシュのように引き出しやすくする技が光っています!ぜひマネしたいですよね。ニトリで、工夫いっぱいシンク下収納(完了)瀧本真奈美さんのアイデアでは、100均のディスプレイスタンドを使った収納を紹介しています。縦横どちらにも使えるものなら、スペースに合わせて雑貨を収納することが可能。小物がゴチャゴチャにならずに整理できるのはうれしいですよね。【連載】◆キッチン収納に!!!買っておきたいアイテムまとめ ◆マネしたくなる「子どもの目線」を考えたつるし収納rie_yamanouchiさんのアイデアでは、危ないものはお子さんが触れられないよう、上の方に置くことを紹介しています。ピーラーやおろし金、ワインオープナーなどのよく使うものはつるして収納することで、家事動線も◎。【収納】賃貸キッチンでもすっきりキレイに。こどもとの暮らしにあう収納アイデア家電製品は「配置」をよく考えようトースターやミキサー、炊飯器など、キッチンの中でどうしても浮きやすい家電製品。hiroさんのアイデアでは、置く位置をあらかじめ考え、カラーがなじむものを選んでいます。カラーを合わせると、模様替えをした際に配置に迷わなくてすむという利点も♪みせるキッチン家電製品を意識した収納キッチンには食材や雑貨、家電製品などが混在しがち。そこで、思考の整理収納塾田川瑞枝さんのアイデアでは、配置の見直しをおすすめしています。家電家具など、種類ごとにまとめて同じに棚に収納することで、家事動線にも合ったキッチンに。どこに置くか計画を立てて配置換えしてみてみるだけでも、ぐっとよいキッチンになりますよ。狭いキッチン収納は配置換えで解消使いやすいキッチン収納を目指して片づけてみようほぼ毎日使うキッチンは、使いやすいことが大切です。まずはどんな収納スペースがあるか紙に図を書いて、使いやすい順に数字を振ってみてはいかがでしょうか。それが決まったら、あとはよく使うものを順に移動させるだけ。今回ご紹介したアイデアを参考に、ぜひステキなキッチンを作ってみてくださいね!【家事百科 #2】「キッチン掃除」は汚れに合った対応を!掃除方法まとめ
2019年10月07日リビングには洗濯物やオモチャが散らばっていて、郵便物やプリント類はテーブルやカウンターの隅にどっさり、キッチンまわりはお菓子や食材の買い置きでいっぱい…。これが子育て期の一般的な家庭の様子ではないでしょうか。家族が増えると「モノ」がふえるのは避けられませんし、炊事や洗濯、掃除や片づけ、お風呂などなど日々の暮らしでなされる「コト」もふえます。当然そのぶん家事の量もふえるので、おのずと時間は自由にならなくなります。自分のやったことでなくても、後始末をしなくてはならないことだっていっぱい出てくる(涙)。子育て期はある意味、不自由の連続ですよね。■人の一生には「小さな12の人生」がある こちら を見てください(別ウィンドウが開きます)。 これは人生を12のフェーズ(相)で捉えた図です。簡単に説明すると、一生というのはひと連なりのものではなく、12の小さな人生がある。それぞれの小さな人生を生き終えて、次の新しい人生へ移っていく、というものです。例えば、就職や結婚を節目に「自立」のフェーズにひょいっと移る。子どもが生まれたら「子育て」のフェーズにひょいっと移り、「子育てするフェーズを生きる私」に生まれ変わる。移ったあとは、それぞれのフェーズをしばらく生きる。この「移る」というのは、今いる場所のまわりにフワフワと浮いている島に、えいやっと飛び移るような感覚、あるいは位相が変わる感じというのが、分かりやすいかもしれません。■子育て期は関わる「コト・モノの量」がハンパない!図を見ると、子育て期は人生初の繁忙期に突入し、しかも「関わるコト・モノの量」が他のフェーズに比べて圧倒的に多い!!ということが分かります。目の前のことを終わらすのに必死、同じことの繰り返しなのに手が追いつかない、モノがどんどんふえる、片づけても片づけても散らかる、すべてがエンドレスに感じる…という状況になるのは、このフェーズを生きる人たちはみんな同じ。「関わるコト・モノの量」がこんなにも多いのだから、ある意味仕方がないことなんだ!と納得できるかと思います。12のフェーズをすべて経験することが「正しい人生」というわけではありません。これは「だいたいこういう感じ」という見取り図です。でも、この「だいたいこういう感じ」を知っておくと、なんとなく安心ですよね。エンドレスに感じる子育て期も、子どもが成長して家を出る頃には「関わるコト・モノの量」もガクッと減って終わりを迎え、次のフェーズに移るのです。■生まれ直した気分で「小さな人生」を生きよう節目を迎えてフェーズが変わると、「なんだか今までとは違う」というズレを感じるもの。結婚して新婚生活が始まると「今までとは違う毎日だなぁ」と思ったり、子どもが生まれてからは「急に思い通りにいかなくなった」「今までできたことが、できなくなった」という感覚を抱くものです。人生の節目は今までと状況が変化するときなので、このように感じるのは当然です。原因は自分の努力が足りないわけでも誰かの責任でもなく、状況が変わったから。「気ままに過ごしていた私」は前のフェーズで終わり、今は「妻としての私」「母親としての私」に生まれ直して新しい自分になったのだから、「前の私ができていたこと」ができなくなっても仕方がない!と、きっぱり考えるようにしましょう。そのほうが今を楽しめるはずです。■「片づけ」作業で、今、必要なものだけにする節目を迎えるごとにモノの見直しもしましょう。子どもが生まれたから角のある夫婦仕様のテーブルはいったん片づけ、安全なものに買い替えるなど、前の人生では必要だったけれど、次の人生に必要ないモノはきっぱり捨てる、片づける。そして次の人生でも必要なモノは残し、新しく必要になるモノを見つけていく。このような「片づけ」という具体的な作業をしているうちに、いつの間にか節目を乗り越え、新しい次の人生を生きる軸ができあがっていきます。どれだけたくさんのモノを一生で得られるのか、ではなく、節目節目でどれだけ捨てていけるのかで生きやすくなる。そう考えると、なんとなく気持ちが軽くなるのではないでしょうか。■同じことの繰り返しにも「終わり」はやって来る現在、我が家には高2と中1になった子どもがいるのですが、あれほどリビングに散乱し、頭を悩ませていたオモチャも、今はもうほとんどありません(その代わりマンガやゲームがふえました)。赤ちゃんの頃は毎日が必死だった記憶がありますが、それも振り返ってみると数年間でした。そして今は、子どもが家を出て独立する日もそう遠くはなくなってきたなぁと感じています。 子育て期のいちばん大変な時期というのは、本当にあっという間。いつまでも続くものじゃない、数年先には終わるんだという少し先の見通しをもって、今の人生を満喫したいですね。私はこの考え方を恩師である辰巳渚さんから教わりました。もっと詳しく知りたい方は、辰巳さんの著書 『人生十二相 おおらかに生きるための「捨てる!」哲学』 (イースト・プレス)を読んでみてください。
2019年07月07日『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 の著者・村上由美さんは、実はASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ発達障害当事者。発達障害の特性としてよくあげられるように、以前は、本当に片づけが苦手だったそうです。本書では、そんな発達障害当事者ならではの工夫によって編み出された片づけのコツがつまっています。第3回インタビューでは、「片づけが苦手な夫や子どもへの対処法」についてうかがっていきます。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■「片づけなさい!」子どもに通じないのは、どうして?――今までは、自分の片づけについてでしたが、今回は「片づけが苦手な家族(夫や子ども)についての対処法」をうかがいます。人の片づけに口をはさむのは、非常に難しいことだと思うのですが、まず何から手をつけたら良いのでしょうか…?村上由美さん(今、村上さん):まず、片づけが苦手な夫や子どもが、片づけのどのステップでつまずいているのかを見極めることが大切です。例えば、モノを大量に買ってきて貯め込んでしまうタイプなのか、捨てられないタイプなのか、使ったモノを戻さないタイプなのか…などですね。――子どもの場合は「使ったモノを戻さない」タイプなんかが多そうです。村上さん:子どもの片づけには、まずは、親が環境設定してあげる必要があります。具体的な方法としては、引き出しや棚に何が入っているか、一目でわかるような写真や絵のラベルを貼ったり、所有者がはっきりするように、きょうだい別にマークや色で分けたりですね。ちなみに、片づいている状態を写真に撮り、子どもに「これと同じにしてね」と伝えるようにしたら片づけられるようになった、という方もいましたよ。――確かに、「これと同じにしてね」と写真で教えてあげれば一目瞭然ですね。村上さん:しまう「場所」のサイズにも工夫しましょう。子どもが小さいうちは、おもちゃのサイズも大きいので、何でも大きい箱に片づけがちですが、成長にともなって小さなおもちゃが増えてからも大きな箱にまとめてしまっていたら、モノが埋もれて探せなくなってしまいますよね。子どもが使っているモノのサイズによって、大きいモノは大きい箱に、小さいモノは小さい箱にしまえるよう、親が見極めて「場所」を設定してあげることが大事です。――子どもの使っているモノに合わせて、随時、しまう「場所」の見直しすることが大事なのですね。村上さん:今までと同様で、子どもの片づけのコツもやはり、最初に「場所」を決めることです。子どもの生活パターンを観察していると、だいたいどこで何をしているかがわかってくると思います。例えば、おやつを食べる場所はこのあたり、おもちゃで遊ぶ場所はあのあたり、勉強するのはこのあたり…というふうに。それがわかったら、遊んでいる場所のすぐそばにおもちゃを入れる箱を置いたり、勉強をする場所のすぐそばに文房具など勉強道具をしまうトレーを置いたり、モノをしまいやすいように「場所」を決めます。そして、 連載第1回 でもご紹介したように、「場所」が決まったら、次に「量」、そして「入れ方」の順で決めるのです。――「使う場所のすぐそばに」というのがポイントなのですね?村上さん:そうです。なぜなら、子どもは使い終わった瞬間、モノが意識の中から消えてしまうから(笑)。なので、子どもが作業していて、「〇〇がない」と言ったら、まずは近くにある箱やトレーなどの中を探させる習慣をつけましょう。そうすると、だんだんそこに自分の必要なモノが入っていることがわかってきて、使い終わったら元に戻すようになると思います。 ――「使い終わった瞬間、モノが意識から消える」は、まさにあるあるですね(笑)。村上さん:伝え方にもポイントがあります。子どもに「片づけなさい」という言葉は通じにくいのです。なぜなら、「片づける」という言葉には、「集める、分ける、捨てる、しまう」など、いろいろな意味がまとまって入っているから。そのときの状況や前後の文脈によって、「片づけなさい」の意味が変化するので、子どもはどうしたらいいかわからなくなるんですね。つい便利だから、まとめて「片づけなさい」と言ってしまいがちですが、いかに漠然とした言葉を使っているかということを、親が自覚することも大事だと思います。■「誰かが片づけてくれる」丸投げ夫にはどう対処する?――片づけが苦手な夫の場合は、どう対処したら良いでしょう?村上さん:ウチの夫も片づけがやや苦手で…(笑)。夫は、ASDに加えてADHD(注意欠如・多動性障害)やLD(読み書きの学習障害)の傾向があり、しまった場所も忘れてしまうし、どこに片づけるというルールも忘れてしまうのです。だから、わが家では、先ほどお話しした写真ラベルを貼って対応しています。こうすると、中には「子ども扱いするな」と機嫌をそこねる夫もいるかもしれませんが、「あなたじゃなくて、子どものためよ」と、しらんぷりしておけばいいのです(笑)。――そもそも、夫が片づけの意味を感じていなかったり、結局、最後は誰か(妻)がやってくれると甘えている場合もありそうです。村上さん:以前の私ですね(笑)。片づけって、少し先の未来ですから。少し先の未来と今とを天秤にかけて「どっちを選びます?」という話で、片づいた状態の心地良さが少し先の未来にあることがわかっているからこそ、目の前の面倒臭い片づけを乗り越えていくことができるのです。そこがつながっていないと、目先の楽しさを優先してしまいますよね。特に、子どもは基本、快楽主義者ですし、ADHD傾向が強い子などは、特にそうでしょう。これは、勉強でも同じですよね。「今ちょっとがんばって勉強する」と「そうすれば成績が上がる」ということがつながっていればがんばれますが、そこがつながらない限り、目先の快楽に流されてしまうのではないでしょうか。それは、子どもに限りません。――では、どうしたら、頭の中でそこが「つながる」のでしょう?村上さん:まず、スモールステップで、少し先の未来の状態を体験させてあげることです。例えば、財布や引き出しなどの小さなスペースで、「片づくとこんなに快適なんだ!」という成功体験を少しずつ積み重ねてあげる。そのために、最初の一歩は本人に合わせたハードル設定が必要です。そこからスモールステップで少しずつ引き上げる…まさに、子育てと一緒ですよね。村上さんの片づけメソッドは、ASD当事者ならではの視点と工夫で、同じように片づけが苦手な人のために、片づけのステップを非常に具体的な行動に落とし込んでいました。これだけ具体的に提示された方法なら、さまざまな片づけ術で挫折してきた方でも、片づけができるようになるでしょう。また、片づけができない原因を本人に求めるのではなく、環境設定を見直したり、本人に合わせたハードル設定をしたり、スモールステップで対応する…。そんなやり方に、村上さんの本業である、発達支援でご活躍される様子も透けて見えるのでした。参考図書: 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 (講談社)片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった、挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまった一冊。取材・文/まちとこ出版社N
2019年03月02日『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 の著者・村上由美さんは、実はASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ発達障害当事者。発達障害の特性としてよくあげられるように、以前は、本当に片づけが苦手だったそうです。本書では、そんな発達障害当事者ならではの工夫によって編み出された片づけのコツがつまっています。第2回インタビューでは、「片づけが苦手な人は、どこから手をつけたら良いのか?」をテーマに、具体的な片づけ方法についてうかがっていきます。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■片づけ下手「一番最初に手をつけるのは“財布の中身”から」――片づけが苦手な人は、まず、どこから手をつけたら良いのでしょうか?村上由美さん(以下、村上さん):最初に手をつけるべきところは、財布です。なぜなら財布は、お札やカードなど、入れるモノのサイズがだいたい決まっていて整理しやすいから。ほかにも、スペースが小さいので早く整理が終わって達成感が得やすいというメリットや、毎日使うモノだからこそ、片づけの効果を感じやすいというメリットもあります。――財布って、意外と私の中ではブラックボックスで…。領収書やスタンプなどがどんどんたまってしまい、すぐ散らかってしまうのですが(苦笑)。村上さん:財布の中身は、定期的に見直す必要があります。レシート類などは、最低でも週2回見直したいですね。買い物に行く曜日は、たいていの方がだいたい決まっているものなので、「○曜日と△曜日にやる」というふうに、あらかじめスケジュールに組み込んでしまうと良いですよ。――財布の中身を整理する時のポイントは何でしょう?村上さん:使用頻度を見極めることです。一度、財布の中身を全部出してみて、使用頻度ごとに分けてみましょう。「毎日から週に数回」「週1回~月数回」「1~2カ月に1回」「それ以下」というふうに。そして、使用頻度の高いモノは財布にしまい、それほど使用頻度の高くないモノは財布とは別管理にします。ちなみに、私の財布は、現金と最低限のカード類のみでコンパクトに。保険証や診察券といった、それほど頻繁には使わないカード類は、財布とは違うカード入れで管理しています。カード入れは、1枚ずつ入れられる仕切りがついているものが、探しやすく便利ですよ。――なるほど。使用頻度によって、別管理にしているのですね。村上さん:中身を整理すると、自分にとって選ぶべき財布は、次の3つのどれかになると思います。1. 現金と必要最低限のカード類だけが入るコンパクトな財布。2.現金とカード類のほか、一時的に保管するレシートやクーポン券を入れるポケットがついている財布。3.1.のコンパクトな財布と、頻繁には使わないカード類を入れるカード入れの組み合わせ。ちなみに、私は3.なのですが、どれが正解というのではなく、大切なのは、どれが自分にとって心地良いかを見つけることです。■「財布が終わったら次は?」片づけステップの順番を知る――財布が整理できたら、次はどこでしょうか?村上さん:財布の次は、ポーチです。ポーチは財布と違って、入れるモノのバリエーションが幅広いので、まずは、中に何を入れるかを見極めることから始めます。ポイントは、ポーチの用途を明確にすることです。化粧品だけ入れるのか、化粧品+よく使う小物を入れたいのか、というふうに。ポーチの用途が明確になりにくい場合は、ポーチをバッグから取り出すのはどんな時で、その時何を使っているかを具体的に思い返すと良いでしょう。――モノが決まったら、しまうワケですが、しまい方のポイントは?村上さん:縦に入れることがポイントです。原則的に、モノは立てて入れたほうが中身が見えやすく、出し入れしやすくなります。ですから、内側に仕切りがついているモノがおすすめです。そして、ポーチの次はバッグというふうに、小さなステップアップの積み重ねで、だんだんと片づけの範囲を広げていきましょう。――ちなみに、私はよくバッグの中をごちゃごちゃにしてしまい、すぐに必要なモノが取り出せずに焦ってしまうことが多いのですが…。村上さん:それは、モノの定位置(入れる「場所」)が決まっていないからです。これを解決するために、バッグの中身はまず大きいモノから入れて、モノの定位置を決めましょう。例えば、ノートPCやタブレットを入れれば、自然とバッグの中が2つのゾーンに仕切れますよね? また、小さいモノは、バッグインバッグのような小分けの仕切りを利用して、モノが動かないように入れることがポイント。こうすることで、バッグの中でモノが行方不明になることを防げます。また、入れ方はポーチの時と同様に、立てて入れること。モノが見やすくなり、出し入れもしやすくなります。■家の片づけ「引き出し、棚、箱など小スペース」からスタート――これらの片づけを、家の片づけに応用するにはどうしたらいいのでしょう?村上さん:家に応用する時も、すぐ完結できるような小さなスペースから始めましょう。例えば、引き出しや棚、小さな箱の中、などがおすすめ。「できた!」の達成感を積み上げることが大切です。――引き出し以外に、片づけやすい場所はありますか?村上さん:人にもよりますが…例えば、食品は賞味期限があり捨てる基準が明確なので、片づけやすいかもしれません。でも、食品庫や冷蔵庫全体とするとハードルが高すぎるので、「まずは食品庫のこの棚だけ」とか「冷蔵庫のドアポケットだけ」というふうに、範囲を限定しましょう。そして、だんだんと広げていきます。――小スペースから広げること以外に、片づけにおいて気をつけるべきことはありますか?村上さん:片づけは1回で終わることではない、ということです。よく、片づけが苦手な人は1回片づければそれで全部終わる、と思いがちですが、片づけはずっと続くことなので、むしろ片づいた状態を維持する方が大変です。最初にお話しした財布の整理のように、「場所、量、入れ方」の3つの片づけステップを、いかに日々の生活のルーチンに組み込めるか。片づけ成功の秘訣は、そこにかかっているのだと思います。確かに、どんなにキレイに片づけても、家は片づいたそばから、どんどんと散らかっていくもの。まずは、無理ない小さなスペースから始め、それを日々のルーチンに組み込んで、片づいた状態を維持してみる。そして、少しずつ範囲を広げていくことが大切なのだと教えていただきました。次回は、「片づけが苦手な家族の対処法」ついておうかがいします。参考図書: 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 (講談社)片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった、挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまった一冊。取材・文/まちとこ出版社N
2019年03月01日最近、さまざまな片づけのメソッドが巷にあふれています。「断捨離」に「ときめき」、「ミニマリスト」など…日本の片づけメソッドは、アメリカで一大ブームを引き起こすほどにもなっています。しかし一方で、いろいろなメソッドを試してみたものの、うまくいかなかったという人も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめしたいのが、 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 。実は、著者の村上由美さんは片づけの専門家ではありません。本業は言語聴覚士で、主として発達障害や知的障害を持つ子どもたちやその家族を対象に、発達支援の仕事に20年近く従事しています。そんな村上さんもASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ発達障害当事者で、発達障害の特性としてよくあげられるように、以前は、本当に片づけが苦手だったそうです。本書には、そんな発達障害当事者ならではの工夫によって編み出された片づけのコツがつまっています。一体どんな方法なのでしょうか? お話をうかがってきました。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■「片付けはしないとダメ?」片付けるメリット、片付けないデメリット――以前の村上さんは、本当に片づけが苦手だったそうですが、どんなことがきっかけで片づけに目覚めたのでしょう?村上由美さん(以下、村上さん): 私は30歳くらいまでは、片づけが大嫌いでした。実家で暮らしていた頃は、床一面にモノを散らかしていて、母によく「片づけなさい!」と怒られましたね(苦笑)。なぜ片づけなかったかと聞かれれば、そもそも、私自身が片づけの必要性を感じていなかったのです。――散らかっている状態でも、村上さん自身には、特に支障はなかったのですね?村上さん:「片づけなさい」と怒られて、嫌な気持ちになることばかりに気をとられてしまって…。でも、さすがに自分自身も薄々わかっているのです。いつかは片づけなくてはならないということは。それで部屋がどうにもならない状況になってから、年に2回くらい重い腰をあげて片づけるワケですが、そういう状況になってからの片づけはものすごく大変で…。とにかく、片づけに対して、ネガティブなイメージしか持てなかったのです。――でも、「このままではマズイ」と、ある時気づいたのですよね?村上さん:私の場合、私が片づけないことで、職場のほかの人が困る事態が発生して…。上司から注意を受けたことがきっかけでした。自分ひとりの問題ならともかく、他人の迷惑になるとわかった時点で、「こりゃ、片づけないとまずいぞ!」となったワケです。――以前の村上さんのように、片づけが苦手な人には、「そもそも、その必要性を感じていない」という人も意外と多いように思います。村上さん:そういう場合は、本人が我に返らないとなかなか難しいと思います。私もそれまで、「片づけ」は自分の好きなことができる時間を犠牲にしてやらなければならないこと、と思っていましたから。まるで、良いことと嫌なことをトレードオフするようなイメージ。で、片づけで得られるメリットと、片づけないままのメリットを比べた時、片づけないままでいるメリットの方が、私の中では大きかったのです。でも、それが一気に逆転して、デメリットが増えてしまったワケ(苦笑)。また、最近よく思うのは、片づけって結局、他人との円滑なコミュニケーションのためでもあると思うのです。――どういう意味でしょうか?村上さん:きちんと片づけていれば、他人に用事を頼めるんですよ。例えば将来、私に介護が必要になった時、ヘルパーさんに「〇〇は△△に入っているからお願いします」と頼めます。ですが、もし家の中が、自分でも何がどこにあるのかわからない状態だったら伝えられませんよね?よく「なんで片づけしなくちゃいけないの?」と嘆く人もいるのですが、片づけって、ゆくゆくは自分のためになるのです。結局、コミュニケーションのためのインフラなのです。■片づけ下手はまず最初に「しまい場所決め」から手をつける――村上さんは片づけの必要性に目覚めたわけですが、30年ほど片づけをしていなかった(?)状態から、どうやって一気に巻き返したのでしょう? 村上さん:いったんスイッチが入ると、ASDならではのモノごとをとことん突き詰める特性が発揮されたのだと思います。まず、「片づけとはどういうことか?」を考え、次に片づけに必要な行動を分析し、「自分がどこでつまずいているからうまくいかないのか?」を洗い出しました。――そこで洗い出された、つまずきとは?村上さん:私がつまずいていたのは、次の3つでした。1.モノの出し入れを面倒に感じていること。2.片づけが苦手なのに「その気になればすぐできる」と自分の能力を過大評価していたこと。3.「そもそも何のために片づけをするのか」をよく理解していなかったこと。いろいろ調べるうちに、自分が片づけをする目的は「仕事と家庭の両立のために、家の中を使いやすくすること」と明確になりました。理由がわかったので、次は具体的な行動に落とし込むスキルを研究しました。――そこで、この本で紹介されている3つのステップを編み出したワケですね?村上さん:片づけに必要なのは、次の3つのステップです。1.場所:目的にあったしまい「場所」を決める。2.量:しまい場所に入りきる「量」を決める。3.しまい方:しまい場所に合った「入れ方」を決める。まず、一番最初に決めるべきは、モノのしまい「場所」です。すぐ出せる場所、簡単にしまえる場所を決めることで、使いやすく散らかりにくくなるからです。次に、「量」を決めます。すでに「場所」が決まっているので、そこに入るだけの量に減らします。最後は、「入れ方」。どう入れると出し入れしやすいか考えます。――まず、はじめに「場所」を決めるのですね? よく言われる「量」の方ではなく?村上さん:まず量を減らそうとすると、モノの「要・不要」を決めることになり、片づけが苦手な人にとっては、なかなかむずかしいのです。判断に迷うばかりで、挫折してしまいがちです。例えば、量を決めるにしても、決められた場所に入りきる量、というような目に見える尺度に沿って進めていく方が、片づけが苦手な人にはわかりやすいのです。ですから、最初に場所を決めることが大事。――村上さんは、この3つのステップで、長年苦手だった片づけが得意になっていったのですね?村上さん:片づけができるようになってから、モノが思った通りの場所にあり、やりたいことがすぐできる生活はなんて快適なんだろう! と感動したくらいです。逆に、「今までの私はどんだけ損していたんだ!? と後悔しきりでしたね(笑)。もちろん、どちらの生活を選ぶかは個人の自由ですが、どちらも経験している私からすると、もう以前の生活には戻りたくない、というのが素直な実感ですね。村上さんに、「片づけはコミュニケーションのためのインフラ」と言われて、妙に納得してしまいました。確かに、介護までは想像できなくても、例えば、自分が病気で寝込んだ時、家の中が片づいていれば親やヘルパーさんに手伝ってもらいやすいですね。さらに、わかりやすくラベリングされていれば、熱に浮かされながら、いちいち人にモノの場所を説明せずにすみそうです。次回は、「片づけが苦手な人はまず何からはじめるべきか?」をテーマに、具体的な片づけ方法をうかがっていきます。参考図書: 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 (講談社)片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった、挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまった一冊。取材・文/まちとこ出版社N
2019年02月28日雑誌やwebのインテリア特集で、誰もが一度は見たことがある無印良品の硬質パルプボックス。発売当初から人気が高く、今も根強い人気を誇る収納アイテムです。冬のおこもりタイムは、何気に家の片づけに最適な時間。今まで見てみぬフリをしてきた書類やコード類の整理に、いよいよ乗り出してみませんか? 古紙を45〜50%再利用してつくった耐久性抜群の収納ボックス(左)硬質パルプボックス・引出式・2段(幅25.5×奥行36×高さ16cm)¥2,590、(右)硬質パルプボックス・引出式・深型(幅25.5×奥行36×高さ16cm)¥1,890/無印良品(良品計画) 軽くて耐久性に優れたファイバーボードを用いた、硬質パルプの収納ボックス。古紙を45〜50%再利用し、接着剤を使わずに厚みをもたせた構造に。別売りのユニットシェルフにぴったり収まるサイズ設定なので、棚にきれいに収納できるのも魅力。 読みかけの本や毎日使うマフラーなどの一時保管場所としても最適。 レターセットや文具の収納はもちろん、取扱説明書などの「あれ、どこに行った?」に陥りがちなアイテムを入れるのにもおすすめ。ごちゃごちゃしがちなコード類を入れるのにも丁度良いサイズ感です。 シックなルックスはどんなインテリアとも相性良し!シックなグレーとシルバーのカラーリング、装飾を排したシンプルなデザインは、どんなインテリアにも合わせやすいルックス。インテリアの邪魔をすることなく、今ある既存の家具に馴染みやすいのが魅力です。 無印良品:kimyongduckstyling:Rina Taruyamatext:Tokiko Nitta
2019年01月31日NHK総合テレビ「あさイチ」の“スーパー主婦”シリーズで、“片づけの達人”として大人気の井田典子さん。「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」というシンプルなルールで、数々の片づけが苦手な主婦の悩みを解決してきました。そんな井田さんに今回は、片づけを通して子どもに学んでほしいことについてうかがいました。井田典子(いだのりこ)さん プロフィール整理収納アドバイザー1級・相模友の会(婦人之友の会読者の会)所属。モノの整理が心を整えることを実感して、片づけ依頼を受けるようになった。NHK総合テレビ「あさイチ」などで“片づけの達人”“スーパー主婦”として活躍。うかがうお宅の住人に寄り添った、ていねいな片づけアドバイスに人気が集まっている。■「片づけって楽しいね」ママの気持ちが子どもに伝染――子どもが片づけない! と困っているお母さんは多いと思うのですが、子どもが自分から片づけてくれるような上手なコツはありますか?井田典子さん(以下、井田さん):お母さんが片づけをして、「あ~! すっきりして気持ちいい!」というオーラを出すことです。子どもって、言ったようにはしないけど、見たようにはするもの。だから、「お母さん、片づけして楽しそうだな」と子どもが感じ取ると、子どもも同じようにするようになりますよ。――確かに、お母さんがイライラして片づけていたら、なんだか嫌なことをしているように思えてしまいますよね。「片づけ=お母さんがイライラ」のと「片づけ=お母さんが楽しそう」では、受ける印象がぜんぜん違います。井田さん:これは、私も子どもに気づかされたのですよ。息子が思春期の頃、夜なかなか帰ってこない彼を待ちながら、たまたま引き出しをひとつ片づけていたのです。子どもはなかなか変わってくれないけど、引き出しは小さいスペースなので、目に見えてきれいに変わってくれて、私は知らないうちに癒されていました。そうしたら、それを見ていた一番下の子が「ママ、片づけていると楽しそうだね」と。それで初めて気がついたのです。■片づけへの第一歩は「分ける」訓練から――確かに、お母さんが楽しんでいることは、子どももやってみたくなりますよね。…ただ、それでもなかなか重い腰をあげてくれない子には、どんな声がけをしたらよいのでしょう?井田さん:「片づけなさい」という言葉は、実は、子どもにはわかりにくいのです。よく「机の上を片づけなさい」と言うと、子どもって片側にザザーッと寄せて余白を出そうする(笑)。で、「引き出しを整理しなさい」と言うと、今度は並べ替えをする(笑)。でも、それでは片づけになりません。片づけるということは、「分ける」ことですから。――確かに! ザザッーと寄せて「はい、終わり!」というのは男子に多いパターンです(笑)井田さん:子どもに片づけを身につけさせるのに、良い方法があります。まず、机の上にひもを1本置き、使っているモノをひもの右に、使わないモノを左に置きます(右利きの子の場合。左利きの子の場合は左右反対になる)。これは、モノを分ける訓練になるのです。例えば、引き出しの整理では、まずはモノを全部出します。全部出すことで、自分がどんなモノを持っていたか気づくことができます。その後、ひも1本で先ほどと同じように左右に分けます。分け終わったら、選んだモノをしまっていきます。使わないと判断したモノは違う箱に入れてお母さんが預かるなり、時を見て処分するなりしましょう。これは、私が提唱している「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」の方法です。――「分ける(選ぶ)」って大人でも難しい気がしますが、子どもだけに任せてできるのでしょうか?井田さん:片づけでは、親が「枠」を用意して、その中に入れるものは、子どもに選ばせることが大事です。今の子どもに大切なのは、選ぶ力。選択肢も情報もあふれている世の中で、今、自分にとって何が大事か? ということをしっかり選べる子にならないと、将来、自分の進路にも迷ってしまうことでしょう。そのためにも、片づけはとても良いトレーニング。片づけを「やらなくてはいけないこと」と考えず、子どもを鍛えるチャンスだと思って大事にしてほしいです。――義務ではなく、チャンスなのですね。井田さん:年末年始の長期休みは、とても良いチャンスです。わが家では、長期休みは書類整理をすると決めていて、親は親の書類、子どもは学期でたまったプリント類を、一緒に整理することにしています。子どものたまったテストやノートなどを改めて見返すことによって、子どものがんばりや成長を感じることができますし、普段あまり見ていないお父さんが見れば、きっとお母さんとは違った角度から子どもをほめてくれるでしょう。家族一緒にやると、すごく良いコミュニケーションになりますよ。本来、片づけは、こうしたとても豊かな時間なのです。ぜひ、長期休暇に家族みんなでやってみてくださいね。■「お母さんは万能じゃありません!」時には夫・子どもに頼ってみよう――「片づけが家族の豊かな時間になる」というのは目からウロコでした。…ただ、こうして片づけの良さばかりが強調されると、片づけ下手なお母さんはプレッシャーを感じてしまいそうですが、どうしたらよいのでしょう…?井田さん:片づけには、上手も下手もないのですよ。片づけは「常に更新すること」ですから、昨日より便利になればそれでいいのです。自分は片づけ下手などと決めつけず、わからない&できない時は、家族にSOSを出してみてはどうでしょうか?「お母さん、ここをどう片づけたらいいのかわからないんだけど、いいアイディアある?」というふうに。頼られれば子どもも張り切って考えるので、子どもの考える力を養うこともできますよ。――自分だけでなんとかしようと思うのではなく、家族を頼るのですね。井田さん:お母さんは万能じゃありませんし、万能である必要もありません。逆に、頼って任せるということは、子どもの成長を促す、とても大事なことですから。また、子どもが中高生くらいの難しい時期になったら、スマートフォンで片づけ前の状態を撮って子どもに見せ、「きれいなアフター写真撮って送ってよ」などと誘うと、うまくいくことが多いですよ。写真は客観的に見られるので、気づいていなかった状態もわかるのでおすすめです。――では、逆に、片づけ魔のお母さんはどうでしょう? 子どもの片づけに満足できなかったり、旦那に高度な片づけレベルを要求してしまったりしそうですが…?井田さん:心地よい片づけのラインは、みんな違います。お母さんが完璧な片づけの価値観を家族に押しつけてしまったら、家族は息苦しいのでは? こういう場合は、それぞれテリトリーの責任者をはっきりさせ、自分以外のテリトリーにはあまり口出ししないようにすることが大事。例えば、おもちゃ箱を子どものテリトリーと決めたら、多少お母さんが気に入らない片づけ方をしていても目をつぶる。でも、箱からおもちゃがあふれて共有スペースであるリビングに侵入してきたら、きちんと子どもに箱にしまってもらう、などというふうにしてみてはどうでしょう?――それぞれのテリトリーを決めたら、後はあまり口を出さないというのは、井田さんが繰り返し言われている、「枠」を決めて後は「任せる」ということですね。井田さん:モノを選ぶということは生活の根本で、時間の使い方、お金の使い方、そして心まですべてにつながっています。子どもには、片づけを通して、絶えず自分のことを見直すことで、「今、一番大事なものは何か?」ということを選び取れる人に育ってほしいと思っています。まずは、見えるところを整えることから少しずつ、親子で始めてもらえればうれしいですね。3回にわたり井田さんのお話をうかがってきて、不思議と、未練いっぱいだったヒール靴やクローゼットを占拠していたコート類などを、すっと手放せる気持ちになりました。それは、井田さんが、単に片づけのノウハウだけを教えるのではなく、「私にとって本当に大事なモノは何か?」という心の整理をしてくれたからだと思います。また、「お母さんは万能でなくて当たり前。周囲をどんどん頼りましょう!」という井田さんの言葉には、ホッと肩の力が抜けたような気がしました。いつの間にか私は、子育ても仕事も何もかも…しっかりこなせる強い母でありたい、という価値観に縛られ過ぎてしまっていたような気がします。頼ることでお母さんが楽になり、頼られることで子どもの自立が促される、そんなすてきなサイクルを、ぜひわが家でも作りたいと思いました。参考図書: 『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』 (主婦の友社)井田典子/著 1200円(税別)NHK総合テレビ「あさイチ」でスーパー主婦として活躍中の片づけ達人・井田典子さんが、「モノと時間と心の整理」をテーマに、人生を豊かにするヒントを綴った1冊。まちとこ出版社N
2018年12月16日NHK総合テレビ「あさイチ」の“スーパー主婦”シリーズで、“片づけの達人”として大人気の井田典子さん。「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」というシンプルなルールで、数々の片づけが苦手な主婦の悩みを解決してきました。そんな井田さんに今回は、差し迫った年末年始に、今からできる最低限の大掃除法について教えていただきました。井田典子(いだのりこ)さん プロフィール整理収納アドバイザー1級・相模友の会(婦人之友の会読者の会)所属。モノの整理が心を整えることを実感して、片づけ依頼を受けるようになった。NHK総合テレビ「あさイチ」などで“片づけの達人”“スーパー主婦”として活躍。うかがうお宅の住人に寄り添った、ていねいな片づけアドバイスに人気が集まっている。■年末は「ほどほど掃除」で十分、その理由は?――気がつけば、師走…。年末年始が差し迫ってきましたが、「今から間に合う大掃除法」などという都合の良いアイディアはないものでしょうか…?井田典子さん(以下、井田さん):その前に、そもそも、なぜ大掃除は一年で一番寒くて忙しいこの時期にやるのだと思いますか?――新年という節目をきれいにして迎えるべき! だからでしょうか…?井田さん:確かに日本ではそうですが、欧米では大掃除といえば春に行うものなのです。もともと、冬の暖房器具ですすけた部屋を掃除したのがはじまりだそうで、春の明るい日差しのもとで掃除した方がどれくらいきれいになったかよく見えるし、暖かいほうが汚れも落ちやすいというわけです。確かに、節目である新年は気持ちよく迎えたいものですが、年末年始は多くのお母さんにとって一年で一番忙しい時期。家中すべて大掃除しなくても、ポイントだけ決めて掃除すれば、それで十分だと思います。ちなみに、わが家では、大掃除をできるだけ夏場にシフトしているのですよ。――真逆の季節に!? 大掃除を夏場にシフトした理由は何ですか?井田さん:季節によって、おすすめの掃除があるからです。例えば、油汚れの掃除は、夏がおすすめ。夏の暑い気温を利用して、プラスチックのカードや要らなくなったヘラなどで油汚れをスーッとそぐと、お湯など使わなくても簡単に油がこそげます。換気扇の掃除などは、夏だと冬の半分以下の時間でできるので、わが家では、毎年「海の日」にやると決めています。逆に、これを冬にやろうとすると、寒さで油がカチカチに固まっているので取り除くのが大変なのです。また、水回りの掃除は、秋がおすすめです。なぜなら、秋は一番乾燥した季節だから。みなさん、冬が一番乾燥した季節だと思いがちですが、実は季節で一番カビが生えるのは冬なのです。暖房を家の中でガンガンたくため、結露してしまうから。秋は、クローゼットの奥や押入れの内壁などを、しっかりしぼった雑巾で拭きあげておくと、カビ対策になるのでおすすめします。■年末の掃除はたったこれだけ「窓ガラス、玄関、冷蔵庫」――では、年末のこの時期に、押さえておくべき掃除ポイントってどこなのでしょう?井田さん:玄関と窓ガラスです。お客様の出入りが多い季節なので、玄関はきれいにしておきたいですし、冬の日差しは低いので、窓ガラスの汚れが目立つからです。大掃除がまだの方はあまり詰め込まず、この2か所に絞っても良いのではないでしょうか?ただ、理想を言えば、これら「住」関係の掃除は本格的に寒くなる11月中にすませておくことをおすすめします。そして、12月は「食」の片づけで冷蔵庫を空にしてリセットし、新たにお正月の準備を入れましょう。これらは、遅くてもクリスマスの飾りつけをする前のタイミングで行いたいものですね。――確かに、そのスケジュール感で進行すれば、年末がゆっくり過ごせそうですね。井田さん:やることがいっぱい残っていると、「大晦日までにやらなくては!」と気持ちが焦ってしまいますよね。でも、早めに終わらせておけば、12月にやることが減ってくるので、ゆったりした気持ちで年末年始が迎えられます。ちなみに、わが家では、大晦日は家族で映画を見に行くと決めています。最後にご褒美が待っていると、大掃除も家族みんなでがんばれますよね。■ママが完璧なほど、夫・子どもの家事力は弱体化?――井田さんのお家では、家族みんなで大掃除を分担していたそうですが、家族に上手に協力してもらうためのコツはありますか?井田さん:コツは、「選ばせる」ことです。まず、最初に、お母さんがやるべき掃除の項目を書き出します(写真参照)。そして、「どれがやりたい?」と家族に選ばせます。この時、「これをやってよ」という言葉はNG。押しつけられると主体的に取り組めなくなってしまいますが、自ら選ぶと主体的に取り組めるようになります。そして、自分の担当場所に自分の色のシールを貼り、できたら日付を入れます。この表は、みんなで共有することが大事なので、リビングなど見える場所に貼っておきましょう。――お掃除表を見ていると、旦那さまもずいぶん担当していますね? 初めからこんなに協力的だったのでしょうか?井田さん:いいえ、全然(笑)。夫はもともと、掃除も料理も家事はぜんぜんできなかったのですよ。洗濯物ひとつにしても、ピンチに1カ所ずつ吊るすだけの状態で、まともに干すことができず(苦笑)。料理も、最初は刻んだ肉、刻んだ野菜、ソースというふうに炒める順番に並べ、フライパンを置き、「この順番に炒めたら焼きそばができるから、お昼になったら子どもに食べさせてね」と。そこからはじまったのですよ。――そんな旦那さまがどうやってここまで成長を!?井田さん:どんなにひどいやり方でも、まず、やってくれたことに「ありがとう」と感謝しました。そして、「でも、こういう干し方だと、洗濯物全部にアイロンをかけなければならなくなるから、せめて2点をピンチで止めて干してくれたらうれしいんだけど…」と、「こうしてくれたらうれしい」と具体的に伝えて、少しずつ階段を上ってもらったのです。――階段を上ってもらうのに、上手なコツはありますか?井田さん:コツは、だんだん手を引くことです。例えば、先ほどの料理の例なら、次は刻むところも任せるなど、だんだんと相手に任せる範囲を広げていくのです。そうしているうちに、夫は冷蔵庫の中身を見て料理を作れるほどになり、今では、週末のお昼の料理を担当しているのですよ。――すごいですね! そしてこれは、夫だけでなく子どもに対しても同様ですね?井田さん:お母さんがぜんぶ家事を巻き取っていては、いつまでたってもお母さんはしんどいままですし、夫も子どもも成長してくれません。それに、全部やってあげるのは親切ではなく、相手を弱体化させるだけ。知らず知らずに、相手を何もできない人にしてしまうだけなのです。本来、「できる」ということはとても楽しいことのはず。家事は100点も0点もなく、昨日の自分より上手にできたということが楽しいのですから、もっと楽しんでほしいと思います。片づけを通して、家族みんなが少しずつ家事力をつけてもらえばうれしいですね。「全部やってあげるのは、親切ではなく、相手を弱体化させるだけ」。井田さんのこのお言葉は、2人目出産後、旦那に車の運転を頼りきりになって以来、まったく運転できなくなってしまった、わが身のことと痛感しました。ちなみに、わが家では、ほぼ100%家事は私の担当。このまま夫の弱体化が進んだら…? と想像すると、ちょっと怖い未来が見えてきたので、ここでしっかり変えていこうと誓いました。次回は、片づけを通して子どもに学んでほしいことについておうかがいします。参考図書: 『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』 (主婦の友社)井田典子/著 1200円(税別)NHK総合テレビ「あさイチ」でスーパー主婦として活躍中の片づけ達人・井田典子さんが、「モノと時間と心の整理」をテーマに、人生を豊かにするヒントを綴った1冊。まちとこ出版社N
2018年12月15日「早く片づけなさい!」と言ってもなかなか言うことを聞いてくれないのが男の子。でもそれには、男の子ならではの理由があったんです。書籍『男の子がひとりでできる「片づけ」』の著者で、LIMIAの人気インフルエンサーの中村佳子さんがその理由を教えてくれます。本書から少しだけご紹介しますね。※以下の内容は、書籍『男の子がひとりでできる「片づけ」』の文章から一部抜粋、編集したものです。やんちゃでかわいい男の子を育てたからこそわかることphoto/Akira Sato長男12歳(小6)次男8歳(小2)。やんちゃなふたりを育てながら、ママ歴も13年目になりました。「どうしてあぶないことばかりするの?」「どうして、なんでもかんでも生き物を連れて帰ってくるの?」「育児+異性」の状況に、「何を考えているのか、全然わかんない」という日々。特に片づけに関しては、いつも悩みの中心で、「なんで片づけられないの?」「早くしなさい!」と、毎日ガミガミ叱ってばかり。そんなとき、モノではなく人に焦点をあてたライフオーガナイズの片付け術を知り、私なりに試行錯誤した結果、「男の子だから言ってもできない」と思っていたことは、「男の子がやりたくなる・できる・しくみづくりや声かけ」ができていなかっただけだとわかりました。(中村佳子さん)大事なのは「なぜ片づけないといけないのか?」を理解してもらうことphoto/Akira Sato「片づけしたらどうなるのか?」「何をすることが片づけなのか?」という大事な部分が抜けたまま、「片づけなさい!」と言っていませんか?男の子は特に、自分で納得できないと動けません。片づけるとは、何をすることなのか、なぜ片づけるのかをしっかりと伝える必要があるのです。逆に、目的や意味を理解できるように伝え方を工夫してあげれば、納得して自分から動けるようになります。モノが必要な場所に入っていたら、必要なモノを探し出すことが簡単だし、何かを始める時に、「探す」ところから始めなくてすむ。朝の準備もバタバタしなくてすむ。(ボクもママも)みんながニコニコできる。次に使う人も困らない。だから、「使ったモノは、元の場所に戻さないといけないんだよ」という片づけの意味と理由が伝わっているかが、基本の"き"になるのです。(中村佳子さん)子育ては「 I メッセージ」片づけは「YOUメッセージ」photo/Akira Sato子育てでは、子どもが何か危ないことをしたときに、「(あなたは)いつもどうしてそんなことするの!?」「そんなことばっかりしていたら(あなたは)ダメ!」と伝えるのではなく「危ないことをしたら(ママは)とっても心配」「何度も言わないといけないのは(ママは)悲しい」と、「Iメッセージ」で伝えるのが、子どもを責めることなく、相手の気持ちに焦点を合わせることができるので効果的と言われています。でも片づけは違います!「(ママは)捨てた方がいいと思うよ」「この方法の方が(ママは)使いやすいと思う」はある意味、禁句!片づけを一緒にするときは、「(あなたは)どう思う?」「(あなたは)どっちの方が使いやすい?」と子どもを主体的に「YOUメッセージ」で伝えましょう。(中村佳子さん)「片づける」力は「生きていく」力につながっていくここで紹介したのは、書籍の中のほんの一部。他にも、「年齢別の片づけ」「お金の片づけ」「情報の片づけ」と気になる項目がたくさん。さらには、写真つきのワークが付いていたり、「男の子のやる気のスイッチを押す声かけ例」など、子どもと一緒に楽しんで取り組める具体的な情報が盛りだくさんです。中村佳子さんによると、「片づけで身につく力」は「空間を整える力」だけではないのだそう。片づけを通じて、モノだけでなく時間、情報を選び取る力が身につき、男の子が「生きていく」力につながっていくそうです。「自分の知識や経験を、悩めるママと子どもの未来に役立てたい」という気持ちがぎゅっと詰まった一冊、ぜひ手にとってみてくださいね。▼キッズオーガナイザー中村佳子さんのLIMIAの記事はこちら▼習い事バッグにも”片づけの仕組み”を?!継続には根性よりも「思ったときにすぐ行ける!」の環境が必要!つの学習机を兄弟でシェアしています!1つしかない引き出しだってもちろんシェア!うまくいくその秘訣は?おしゃれもキープしながら”小さな子どもが自分で片づけられる”おもちゃ収納
2018年12月08日今年も残すところ一ヶ月を切りました。ペットと暮らす人にとっては、感染など、病気予防対策のためにも、毎日の掃除は必要不可欠。「年末だから」と大掃除をする人も多いと思いますが、これを機に、普段の掃除や片づけを見直してみませんか? そこで、4匹の猫と暮らしながら“猫がよろこぶ暮らし”を研究する、ヤノミサエさんの新刊 『猫がよろこぶ掃除・片づけ』 から、日常的にできる掃除のアイデア、猫と気持ち良く暮らすヒントをご紹介します。ヤノミサエ猫4匹と暮らすフォトスタイリスト。読者数13万人超えの人気ブログ 「インテリアと暮らしのヒント」 のメンバー。暮らしにまつわるさまざまなアイデアを発信しながら、フォトスタイリストとして、大阪・東京でフォトスタイリング講座を開催。2017年春、4匹の愛猫たちと大阪から神奈川へ引越し、“猫がよろこぶ暮らし”を研究&実践中。著書に 『猫がよろこぶインテリア』 、 『猫がよろこぶ掃除・片づけ』 (辰巳出版)。HP: Blog: Instagram: @uzura_scope ■手間をかけない、日々の掃除もともと「細かくきっちり掃除できるタイプではない」というヤノさん。でもきれい好きな猫たちのために、床、猫毛、トイレ、食器に気をつけるほか、多頭飼いのため、感染対策に除菌もしているそう。“時短、ちょこちょこ、手間をかけず”をモットーに、楽にできる方法を探し、猫たちのおかげで掃除が上手くなったのだといいます。 基本の床掃除では、そんなヤノさんがたどり着いた掃除機のかけ方から、時間が経ってしまった猫の嘔吐物の処理には水湿布、壁や柱についた、猫のスリスリ汚れの掃除にはアルカリ電解水クリーナーなど、猫あるあるの悩みに対する、ヤノさんならではの掃除方法が紹介されています。また、「菌やウイルスってどこまで気にしたらいいの?」、「猫がストレスに感じること、掃除してほしくないところ」など、知っているようで知らなかったことについて、猫専門病院の先生による解説も書かれています。■気になる猫毛対策やトイレ掃除、食事のこと猫と暮らしていると、最も気になるのが猫毛。1日掃除をサボると、部屋の隅に猫毛の塊が…という経験は、愛猫家なら一度は経験あるのでは? またトイレ事情や、食器、フードの保存なども気になるところです。ヤノさんによる、猫毛掃除のための便利グッズや、猫毛が目立ちにくい、布や洋服の素材選び、そしてトイレは置く場所、洗い方を紹介。また食器の洗い方やキャットフードの保存方法など、ちょっとしたアイデアのようですが、とても参考になります。またどれを選べばいいか悩みがちな、除菌、消臭、洗剤系グッズ情報、掃除術など、雑誌『猫びより』の読者によるアイデアも紹介。対策別に、自分の猫に合うものを選びたいものです。■掃除がラクにできる整理術そして最後は、掃除がラクにでき、猫毛が入りにくい収納術。すっきり片づいていることが大切だとヤノさん。いたずら防止のために、見えない収納にすること、蓋つきの収納容器を選ぶことで、見た目もすっきり見え、掃除をしやすいと一石三鳥です。また本書では全編にわたり、ヤノさん宅以外に、猫と暮らす10人の家と暮らしを紹介。猫だけでなく犬とも暮らす人、小さな子どもがいる人、多頭飼いの人…とさまざまなケースで、それぞれの心がけていることが詳しく取材されていて、自分の家に近い人の家を参考にすることができます。 どの家にも共通するのは、掃除のしやすいインテリアにすることと清潔感を保つこと。猫と暮らしているからこそ、すっきり片づいた掃除がしやすい部屋にする。それが猫が安全に、ストレスなく暮らせることに繋がっていることが、よくわかる一冊です。 『猫がよろこぶ掃除・片づけ』 ヤノミサエ 著/辰巳出版 1,200円(税別)猫がいるから掃除がしやすい部屋になる!! 大好評『猫がよろこぶインテリア』シリーズ第2弾。猫毛に悩まされない床掃除や洗濯、猫トイレの掃除のことなど、猫と暮らす方必見の情報が満載。猫と気持ちよく暮らすお宅もご紹介しています。
2018年12月07日毎日意識しているのに、なかなか片付かないリビング。ついつい買いすぎてしまう日々の食材買い出し。なぜかモノであふれかえってしまうクローゼット…。家事をしていると、「こんなはずではなかった…」と、理想と現実のギャップに頭を抱えるシーンが少なくありません。でも、がっかりしないで! 悩みはみんな同じです。実は、ちょっとしたコツさえつかめば、不思議と家事がスムーズに動き出し、ムダな労力を使わなくても心地よい暮らしを送ることができるのをご存じですか?今回は、そんな“がんばりすぎない”家事のコツを一冊にまとめた書籍 『すっきり暮らすための家事の仕組みづくり』(主婦の友社) をご紹介します。仕事や育児に忙しいワーキングママでもすぐ実践できる、手軽な家事ルールが網羅(もうら)されています。 『すっきり暮らすための家事の仕組みづくり』 1,404円(税込) 主婦の友社人気のインスタグラマーさんやブロガーさんが登場する「すっきり暮らす」シリーズの第4弾。今回は“家事の仕組みづくり”をテーマに、暮らしがラクにまわりだす家事のルールを特集。ルーティン家事をストレスなく習慣にする方法や無駄のない食材の買い出し法、家族のクローゼット管理法など、どれも実用的ですぐ実践できるものばかり。クリスマスやお正月、桃の節句といった季節行事の楽しみ方も紹介しています。■がんばりすぎない29人の実例集「家族の数だけ、家事のルールがある」これまですっきり暮らすためのコツや習慣、収納法などを紹介してきた「すっきり暮らす」シリーズ。4作目となる同書は、衣食住についての家事ルールがテーマです。掃除の回数や収納方法など、家事のルールは家庭によって異なります。夫婦共働きの家なら、休日に集中して掃除をするかもしれませんし、子どもがまだ幼い家庭なら、おもちゃなどよく使うものはリビングにざっくり収納しているかもしれません。そのくらい、家事のルールに決まりはなく、またライフスタイルの変化によっても変わってきます。同書では29人のインスタグラマー&ブロガーの家事にまつわるルールを実際の写真とともに紹介。ペットを飼っていたり、食べ盛りの子どもがいたり、なかにはすでに子どもたちが独立して夫婦2人で暮らしていたりと、家族構成やライフスタイルも千差万別!だからこそ、一つのルールに縛られることなく、さまざまな実例のなかから、自分にぴったりの家事のヒントを探すことができます。ただ一つ共通していえるのが、同書に登場してくる方々の自宅はシンプルでセンスがよいのに、とても自然体であるということ。そんな理想の空間をつくる秘訣は、日々のがんばりすぎない家事にあるようです。実際にどんなルールを設けているのでしょう? さっそくご紹介です。■「あえて完璧を目指さない?」ゆる~く続ける“すっきり空間”家の中でも、家族が集まるリビングはとくに散らかりやすい場所です。「自分のものは自分の部屋に持っていって!」と家族に声を荒げても、効果のほどは…あまり期待できそうにありません。 maさん (Instagramアカウント:______________.ma)は、リビングに一時収納場所を設けて散らかりを防止しています。帰宅後、そこへバッグやコートなどを一時かけておけば、2階にわざわざいく手間が省け、リビングもすっきり。収納場所を特定するのではなく、一時的に収納するという考え方が柔軟で、これなら家族もストレスなく片付けができそうですね。家事といえば掃除も外せません。仕事や育児に追われていると、なかなか掃除をする時間を確保できませんが、できればきれいな住まいをキープしたいところです。 leafさん (Instagramアカウント:leaf_asch)の掃除は“ちょこちょこ派”。とくにキッチンは、排水口やレンジフードなどを使った後のついで掃除を欠かさないそう。どれも30秒ほどで終わる簡単な掃除ですが、続けることでぴかぴか空間を保つことができるそうです。そのほか、月曜日に週末の汚れを一気に掃除する家庭や、家族の汚れが落ち着く夕方〜夜にかけて拭き掃除をする家庭など、さまざまな実例が紹介されています。みなさん、無理なくできる範囲の掃除を楽しくされていて、本書の写真を眺めているだけで、なんだか掃除がしたくなってきます!■園・学校のプリントは〇〇の裏側にまとめて隠す子育て世代のリビングは、意識していないとすぐに子どものものであふれかえってしまいます。すっきりとした空間を保つために、みなさんどんなルールを設けているのでしょう? ka_nagoさん (Instagramアカウント:ka_nago)は、リビングにお子さん4人分の個人ロッカーを設けて対処しています。「娘たちの持ち物はカラフル。個人ロッカーに大切なものをしまうようにしたらすっきりした空間に」。おかげでリビングはいつでもモデルルームのような美しさです。保育園や小学校の予定表など、子ども関係の書類の保管場所に困ったことはありませんか? 書類は目につく場所に貼っておきたいけれどインテリアの邪魔になってしまうし、かといってしまい込んでしまうと、重要なことを見落としがち。前述のmaさんは、キッチンの裏にあるパントリーが書類の定位置。パントリー近辺で作業をすることが多いため、ここならよく目につくうえに、扉を閉めてしまえば見えません。ほかにも、子どもひとりずつクリアファイルに分けて、収納扉の内側に貼って管理したり、ダイニングテーブルの引き出しにまとめて整理するなど、みなさん、インテリアに配慮したうえで、実用的な保管をされています。■子ども部屋「片づけの仕組み・ルール」は子ども目線でつくる子どもの成長とともに活躍し始めるのが子ども部屋です。子どもの独立心や自主性を尊重してなるべく自分で管理させようとしても…散らかっている部屋を目の前にしたら、つい片付けに入ってしまうのが母心というもの。子ども部屋の散らかりをできるだけ食い止めるにはどうしたらいいか? __kayo__さん (Instagramアカウント:muno_home)のお宅では、ベッド下の収納ケースを活用。習字道具や鍵盤ハーモニカなど、学用品はすべてケースに収納することで散らかることがなく、「あれどこ?」と子どもに聞かれることもありません。子ども部屋以外の実例も参考になります。例えば、ロフト下に専用クローゼットを設けて自分たちで洋服を管理させたり、おもちゃはキッズスペースに、文具はリビングにと、種類と使用頻度に合わせて収納場所を分散させるなど、子どもも把握・管理できる収納法が印象的でした。忙しくて家事がスムーズに回らないと思っていたら、もしかしたらやり方が間違っていたのかもしれません。固定観念にとらわれず、一度頭の中をまっさらにして、ぜひ本書を一読してみてください。ページをめくっているうちに、「これだっ!」と思えるルールやヒントに出会えるかもしれませんよ。文/長谷部美佐
2018年12月06日近年、定番の収納家具から100均グッズを上手に活用しつつ、おしゃれに暮らす様子を発信しているインスタグラマーがたくさん!ステキなアイディアをみて、うちもまねしよう! と同じものを買ったけれど、使い勝手がいまいちだったり、サイズが微妙に合わなかったり…で結局お蔵入り、という経験はありませんか?むだなものも浪費も増やさないために、審美眼を磨きたいところ。そこで、整理収納アドバイザーの本田和さんに、ものを買い足すときのポイントを教えていただきました。■長く使うものほど「丁寧に選ぶ」4つの条件3人の育児に仕事、家事と毎日忙しく過ごしながらも、散らかり知らずの快適なお住まいをキープしている本田さん。すっきりとした暮らしのベースとなるのは、やはり「必要以上にものを増やさないこと」にあるそう。そのためには、ものを買うときの入り口が肝心! とりわけ「長く使うもの」ほど丁寧に選べば、頻繁に買い直さなくていいため、ものも増えず、結果的にコスパも高くなります。本田さんがものを買い足す際にチェックしているのがこちら。・お手入れのしやすさ・質、素材・サイズ・カラー「私の場合、もの選びは『いかにストレスなく使えるか』が基準です。例えばデザインが気に入った食器でも、食洗機に対応していないと食器棚にしまいっぱなしになるだろうな、と。同様に、シーツや枕カバーは丈夫な素材で、乾きやすいようにゴムやファスナーがないタイプを選び、家電も機能がシンプルでお手入れがしやすいものを選ぶようにしています。また、ほしいものができたらサイズを測ってリストに書き出し、置き場所や収納場所を確保してから購入します。頻繁に買い替えないことが前提なので、色は白やウッドなどのベーシックカラーがおすすめです。お部屋に溶け込みやすいですし、雰囲気を変えたいときは小物を差し色にするなどのアレンジもしやすいですよ」(本田さん)長く使うからこそ、使用シーンを念入りにシミュレーション。はずせない条件を洗い出し、妥協せずに「これ!」と思えるものがみつかるまで探すのだそうです。さらに、ものによっては上記4つのほかに「さまざまな用途に使えること」もポイントにしているそう。「普段はリビングの一角に置いてこまごましたものを収納しているバケツは、椅子がわりになったり、アウトドアに持ち出したりといろんなシーンで使えます。できるだけ、用途がひとつに限らないものを選ぶようにしています」(本田さん)■100均アイテム「失敗しない」上手な選び方最近では、100均アイテムもおしゃれに進化。インテリアや収納などに取り入れる人が増えています。とはいえ、そのときは使えそうだと思っても、購入後に「やっぱりこれ、いらなかった…」となることもありそうです。日々の暮らしに100均アイテムも上手に活用している本田さんは、どんな基準で選んでいますか?「私の場合は、100均アイテムは消耗品に取り入れることが多いです。消耗品にも大きく『(ストックも含めて)一定期間、家に置くもの』『1回しか使わないもの』の2種類があり、目的別に少し選ぶ基準が違います」(本田さん)「上の写真のアイテムが『一定期間、家に置くもの』です。我が家ではスポンジは週に2回取り換えますが、それまでの間はキッチンに置いてありますよね。ダスターなどもそうです。このような一定期間使う消耗品は、できるだけ生活感が薄まるようにモノトーンをチョイスしています」(本田さん)一方で、1回しか使わないものには遊び心をプラス!「もともとちょっと変わったものが好きだったりするので、紙皿や紙コップなど、1度きりのアイテムはファニーなものを選んだりします(笑)。これらはパーティやピクニックで使ったらおしまい。家にずっと置かないものは、直感で選んでいいマイルールにしているんです」(本田さん)ちなみに、「用途がひとつに限られないもの」の視点は100均アイテム選びにも取り入れているそう。「例えば、おしぼりケースを子どもの外出用のお菓子入れにしたり、アウトドア用のステンレスカップを観葉植物の鉢代わりにしたりなど、本来の用途以外にも使えそうなものを選ぶことが多いです。ほかにどんな使い方があるかな? と考えながら買い物すれば自ずと慎重になって、ものがむやみに増えるのを防げますよ」(本田さん)安くて便利なものがたくさんある100均ショップは誘惑もいっぱい。たとえ金額は小さくても、自分の中で決めた基準からはずれるものは購入しないことが、ものも浪費も増やさないコツといえそうです。金額の大小にかかわらず、ものを増やすときは使用シーンをじっくりシミュレーションして、満足できるお買い物を楽しんでくださいね。<お話をうかがったのは…>▼本田 和さんパーソナルスタイリングサロン「フルリール」主宰。整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級。自宅を開放してのお片づけセミナーや、骨格、パーソナルカラーに基づいたパーソナルスタイリングを手掛ける。7歳、5歳、3歳のお子さんのママ。HP: フルリール
2018年11月11日快適な部屋にするために、「収納」を考えることはとても大切。しかし、収納を考える前に、実はもっと大切なことがあります。それは「心の持ち方」。これを整えることで、片づけや収納の結果が大きく変わってきます。苦手な片づけを克服し、小さな子どもがいても、きれいな部屋をキープできるようになった心屋認定講師のおむらちもさんが、その秘訣である「思考術」を、3つの観点からご紹介します。■1. あなたは「家政婦」ではありません主婦の皆さんとお話ししていると、「自分ばかり家事をやらされて、まるで家政婦だ」といった声をよく聞きます。実はそうした「自分ばかり」かつ「やらされてる」という感じ方には、個人差があります。同じ状況でも、人によってそう感じる度合いが違ってくるようです。この差は、小さい頃からの思考の癖が影響している場合もあります。「私は家政婦みたいにこき使われている」と毎日思いながら行動するのと、「私が行動することによって、とても気持ちのいい環境になる」と思っているのでは、内側から出てくるエネルギーも変わってくるそうです。同じことをするのなら、せっかくですから「家政婦みたいに扱われている」ということに意識を向けるのではなく、「自分が気持ちよくなるために行動している」と意識してみませんか?私はよく受講生の皆さんに、「あなたは家政婦じゃない。女王様よ」と話しています。「家政婦」をやめて、自分の快適を追求して毎日気持ちよく暮らしている「女王様」になるのは、あなたの「心の持ち方」次第という意味です。■2.「私なんてダメ」を封じ「どうしたら?」の習慣を片づけで悩んでいる人の多くに共通しているのが、「片づけられない私ってダメだな」というネガティブな思いを抱えていること。そのうえ、「私なんて、どうせ頑張っても中途半端になっちゃうし」「私なんてどうせ、きれいな部屋をキープできないし」などと、自分の行動自体にブレーキをかけてしまいがちです。この「自分へのダメ出し」が、あなたを片づけられなくしている大きな原因かもしれません。ですので、今日からは「私ってダメだなぁ」と思ったら、その瞬間に「どうすればいいかな?」という言葉をつぶやいてみてください。「私なんて」というのは、自分のせいにすることで、何も考えず、行動しなくてもよくなる都合のいい言葉です。もし「私なんて」と思ったら、すかさず「どうしたら、この部分がもっときれいになるかな」とつぶやいてみてください。考えることをやめそうになっていた脳が、自然と解決法を探し出すように働き始めるからです。脳をうまく利用して、自然に行動できる思考を身につけていきましょう。■3. 見かけにまどわされない「自分にやさしい片づけ」部屋を片づけて整理しようと思ったときに、多くの人が陥りやすいことがあります。それはつい見た目ばかりに気を取られて、使い勝手を考えられていないこと。雑誌やSNSでは、とても美しい収納をよく目にしますよね。同じ種類の箱が整然とぴったりと収まっていたり、上から下まで隙のない完璧な収納だったり。無意識のうちにそれを目指そうとしていませんか?そもそも、そういった隙のないインテリアを見せている雑誌やSNSは、見た目を重視するメディア。どうしても、そういった美しい写真ばかりを紹介していますが、見た目の美しさと使い勝手は正比例しません。完璧に収納を整えても、そこに戻すのが手間で、結局、全部出しっぱなしになってしまった…といった話はよく聞きます。「きれいな収納」より戻しやすい、手間がかからない「自分にやさしい収納」という視点で考えてみると、うまくいきやすいですよ。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月13日数年前から、ブームともなっている「断捨離」。しかし、断捨離をしたいと思っても途中で挫折したり、一度は断捨離ができても長くは続かなかったりという人も少なくないですよね。多くの方が抱えるその悩みの原因は「心」にあるのかもしれません。苦手な片づけを克服し、小さな子どもがいても楽に片づけができるようになった心屋認定講師のおむらちもさんが、その原因と解決策をお伝えします。■心屋塾上級認定講師のおむらちもさんより物を捨てたらスッキリすることはわかっているのに、なかなか行動できない。もう使わないと思っても、なぜか思いきれない…。多くの人が、そのような「なぜか行動できない」という思いに悩まされています。「なぜか行動できない」の原因は、実は「思い込みのブロック」によるもの。「捨てられない私ってダメだなぁ」「やればいいのに! 私はだらしないな」などと自分を責めてる人も多くいますが、自分に喝を入れたところで、解決できるものではありません。自分の心の中にある「思い込みブロック」に気づき、気持ちよく行動できるヒントをお伝えしたいと思います。1.損したくない思いが強い「損得にとらわれた人」物が捨てられない人の多くは、「損得」で考える”思考の癖”が強い傾向にあります。「え? そりゃ誰でも損したくないでしょ!?」と思うかもしれませんが、執着の度合いは人それぞれ。あまりにも損得を意識しすぎると、自分の本当に望んでいることがわからなくなり、うまくいかないものなのです。例えば「得だから買っておこう!」と安売りの物を買って、あまり使わなかった経験はありませんか? 「得だから」という理由で買ったものは、本当に自分の望んでいたものではないことも多いのです。捨てる時も同じです。「もう不要なものだけど、万が一、必要になった時にまた買わないといけなくなったら、損しちゃう! 絶対にイヤ!」という思考が強すぎると、本当はスッキリした心地いい生活を送りたいのに、目の前の損得にとらわれてしまい、実行ができません。つい「損したくない!」と思って動けなくなってしまう人は、「損してもいい!」とつぶやいて、その思考をゆるめていくことがスッキリしたお部屋への近道になります。2. 親の価値観にしばられ「捨てる=もったいないと感じる人」捨てようと頑張っても、「本当に捨てていいのだろうか…」という、なんともいえない“罪悪感”を感じることはありませんか?突然ですが、あなたのご両親は、物を躊躇(ちゅうちょ)なく捨てられる人でしたか? それとも、必要ない物でも「もったいない」と取っておく人でしたか?実は「捨てる」という行為においても、無意識のうちにかなり親の影響を受けています。ご両親も同じく、そのまたご両親の影響を受けています。私たちの親や祖父母は、今より物がない時代を経験した人も多く、「捨てる」=「もったいない」と教えられてきました。そして、その親の影響を受けた私たちが捨てようと思うと、頭の中のお母さんに「ダメ! もったいない!」と注意される人もいるでしょう。しかし、今は物がたくさんあふれている時代。コンビニエンスストアのお箸やお手ふきなど、日々タダ同然で手に入る物もあります。そして、50年前と今では「快適な生活」のイメージもかなり違っています。今の時代を快適に生きていくためには、今の時代に合う価値観を取り入れることが大切。そのためには、親に昔から言われてきた「価値観」を捨てることも必要になってきます。3. 断捨離を後悔…「失敗を許せない人」片づけで悩まれてる方の中には、失敗を恐れて「失敗しないように」という基準で物事を考える“思考の癖”を持っている方も少なくありません。これは、世の中のすべてに通じることですが、片づけも、捨てる行為も、チャレンジをすれば必ず「失敗」が起こる可能性があります。しかしながら、失敗を覚悟しなければ、成功に出会うこともありません。断捨離にチャレンジをすれば、失敗も起こる。頑張って、思いきって捨てたのに、「やっぱり必要だった」「捨てなきゃよかった!」。そんな思いをすることもあるでしょう。でも、そんな時に自分を責めず、自分のチャレンジをほめてあげることができたら、必ず次の行動につながっていきます。捨てることで、ぜひチャレンジの練習をしてみてください。そして失敗した時こそ、自分にやさしく「チャレンジできてえらかったね!」とはげましてあげてください。その練習は、お部屋だけではなく、あなたの人生をもきっと豊かにしてくれることでしょう。「思い込みのブロック」をはずして、お部屋スッキリ、心地よい人生を歩んでいきましょう。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年07月26日100均のDIYアイテムの可能性を追求していくシリーズの第2回は、「吊るす」収納の革命的お役立ちグッズを取り上げます!〔ダイソー〕〔Can★Do(キャンドゥ)〕〔セリア〕の“アレ”って、実際どうなの?無印で話題沸騰の、ハンギングピンチの100均事情置く収納から吊るす収納へとDIYの可能性を開いてくれた、無印良品の大ヒット商品《ひっかけるワイヤークリップ》をご存知でしょうか!?一時品薄状態になったという、このいわゆる「ハンギングピンチ」と似た商品が、我らが100均にもありました!今回は100均大手の〔ダイソー〕〔Can★Do〕〔セリア〕の3社の、ハンギングピンチに注目!汎用性の高いハンギングピンチですが、種類やサイズによってどう違うのか、詳しく見ていきます♪Can★Do《ハンギング ステンレスピンチ4P》まずはじめに見ていくのが、こちらの〔Can★Do〕の《ハンギングステンレスピンチ4P》です。なんと、〔Can★Do〕の2017年便利グッズ売上No.4だったそうです。人気の秘密は、大きく2つあります。まず、ステンレス製でサビにくいので、水回りで使用できる点。次に、ハンギングタイプなので、さまざまなところに吊るして使える点です。直径約2cmまでの太さのバーに引っかけて使用できます。冷蔵庫の扉の内側の、収納棚の縁に引っかけて、チューブ入り調味料などを吊るして保存するのに最適です!セリア《竿にひっかけられる ステンレスピンチ2P》続いて〔セリア〕のハンギングピンチを見ていきましょう。実は、〔セリア〕にも〔Can★Do〕とほぼ同じ「ハンギングステンレスピンチ」が4個入った商品の取扱いがあります。しかし、それだけではなく、〔セリア〕には大きめの「ハンギングステンレスピンチ」商品があるのです(※)。それが、この《竿にひっかけられるステンレスピンチ2P》です!※これと似た商品の取扱いは、〔Can☆Do〕でもありました。直径3cmまでの物干し竿などに引っかけられるところが特徴です。この通り、市販の物干し竿にぴったりのサイズ感です。ただし、先程の冷蔵庫の棚の縁など厚みのないところに引っかけるのには向いていないでしょう。ダイソー《割れにくいポリカピンチ フック付》最後に見ていくのが、〔ダイソー〕のハンギングピンチです……が、ステンレス製のハンギングピンチの取扱いがそもそもありませんでした!!でも、ご安心を♪似たような商品を見つけましたよ!それが、この《割れにくいポリカピンチフック付》。5個入りのプラスチック製のハンギングピンチです!ポリカーボネート樹脂という工業用プラスチック素材が使用されているこのピンチは、同社比で約2倍の強度を持っています。ハンギングの部分が一見すると狭いのですが、手で押し広げられる柔軟な耐久性があるため、直径27〜32mmの物干し竿などに固定することができます!また、このようにピンチ部分とハンギング部分を分割できます。いざというときには洗濯バサミとしても活躍しますね♪ハンギング部分には、直径8mm程の円形の穴が付いているので、紐や細いバーに通すなど使い道が豊富です!吊るす収納の可能性は拡がる!今回は、話題のハンギングピンチの特徴をご紹介してきました!3社それぞれ試してみましたが、サイズや形状による機能面で好みが別れるところでしょう。いずれによせ、まずはこれらのハンギングピンチで、吊るす収納DIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか♪【100均】大手3社のDIYアイテムを徹底検証!〜〈第1回〉ドライバー 6本セット編〜
2018年03月22日2017年も残すところ1カ月あまり。そろそろ「大掃除」の3文字がちらつきはじめる頃かもしれません。忙しい年末のタスクを少しでも減らせるよう、まずは、ほおっておくと増える一方の紙モノ類の整理から手をつけてみてはいかがでしょう。今回は、子どものプリントや教材、銀行や役所から届く書類、取説など雑多になりがちな紙モノを、お片づけのプロ・整理収納アドバイザーの本田和さんに、どう整理しているか教えていただきました。■学校や園からのお便りは、文具・ハンコと一緒にすっきり管理3人のお子さんがいらっしゃる本田さんは、日々学校や保育園から配られるプリント類も3倍! それでもすっきり片づいたお部屋をキープされています。そこにはちょっとした工夫があるそう。「学校や保育園からのお便りは、きょうだいごとにプリントが登録できるアプリで管理し、基本的に紙は残さないようにしています。そのうえで、月間予定表や遠足など行事のお知らせ、提出が必要な書類といった一時的にとっておきたいプリントは、ダイニングテーブルの引き出しに入れて保管し、期日が過ぎたら処分しています。クリアファイルでプリント類を保管していたこともあったのですが、出し入れが案外手間で(笑)。引き出しに入れるだけ、の方法が私にはいちばんしっくりきました」(本田さん)プリント類のほか、文房具やハンコ、保育園の連絡帳と体温計もこの引き出しにイン。親の記入が必要な提出物は、全てこの引き出しにあるもので完結できるようにしているそうです。「引き出しではなくても、たとえば持ち運びできるカゴやケースなどを『プリント&提出物用セット』としてももちろんOKです。必要なものを1カ所にまとめると作業がスムーズですし、お部屋もすっきりしますよ」(本田さん)■子どものテストや教材、とっておくor処分する? その判断基準は…お便り類に加え、小学生になるとテストや作文などもかえってきます。また、自宅学習用のドリルや教材、塾通いがはじまれば塾からのプリントや問題集も…。このような、処分するのはためらわれるけれど、とっておくとどんどん増えていく紙モノはどうしているのでしょう。「たしかに悩ましいですよね。わが家の場合は、しばらく経ってから見返す可能性があるかないか、で判断しています。たとえば日常的な学校のテストや自宅学習用の教材は、間違った問題を解き直すことはあっても、時間が経ってからもう一度見返すことってあんまりないのかなと。なので、子どもにとっておくかどうかを聞き、必要なければ処分するようにしています。なかには面白い解答のテストや子どもならではの作文など、とっておきたいものもあります。また、子ども自身に思い入れがあり残しておきたいと言うものも。そんな、後から見返したら楽しいだろうな、と思うものは、専用のファイルやボックスに入れて保管しています」(本田さん) ■日々の送付物は玄関で遮断! 明細書や取説はフォルダー管理家のなかを見渡すと、子ども関連の紙モノ以外にも、銀行や役所から送られてくる封書、家電の取説など、さまざまな種類の紙がたくさん。目につくと散らかった印象になりがちなこれらも、本田さん宅では置き場所を決めて、スマートに保管されています。「ネットでチェックできるクレジットカードの明細などはペーパーレス化して、郵便物を減らすようにしています。それでも届くDMやチラシなどは玄関先で仕分けし、不要なものは玄関に置いてあるシュレッダーにかけちゃいます。こうすれば、室内に持ち込まなくてすみますので。役所からの税金関係の書類や家電の取説といった、一定期間とっておく必要があるものは、年度とカテゴリで分けて、インデックス付きのフォルダーボックスで保管しています」(本田さん)「以前は取説類の整理にクリアポケットファイルを使っていたのですが、出し入れのしにくさや部分的にかたよったりするのがちょっぴりストレスでした。そこでフォルダに挟む方法にしたら、使いやすさがアップ! 形や大きさがばらばらな取説類もすっきり収納できますし、必要なときに取り出しやすいのも気に入っています」(本田さん)■大切にとっておく「想い出」は定位置と容量を決めて「人の体と同じで、おうちの中も『入れたら出す』ように意識すると、すっきり整ってくるんです」と本田さん。だからといって、不要なものはなんでも捨てようとも言い切れないとおっしゃいます。「先の例で挙げた珍解答のテストや作文のように、後から見返したら楽しそうなもの、思い入れがあるものは、無理して手放さなくていいと私は考えています。どうしても残しておきたいものは想い出の定位置をつくってあげるのがおすすめです。わが家では、きょうだいごとの想い出ボックスを用意し、使い終わった保育園との連絡ノートや赤ちゃんの頃に使っていたおもちゃなどを保管しています」(本田さん)本田さんは、これらの想い出ボックスを年に一度整理して容量をチェック。今はまだ余裕がありますが、いずれ入りきらなくなったときには、写真データなどで残す方法も検討しているそうです。お片づけというとモノを減らすイメージがありますが、「捨てる」ことにプレッシャーを感じる方も、なかにはいらっしゃるかもしれません。たとえば昔の運動会のプログラムのように役目を終えたもの、あるいはショッパーのようないずれ使うかも、とコレクションしているものなど、どうしても手放せないものは無理に捨てなくても大丈夫。定位置と容量を決めておけば、モノはあってもすっきりした印象のお部屋に近づけます。本田さんが実践している整理術をヒントに、年末に向けて少しずつ紙モノのお片づけをはじめてみてはいかがでしょうか。<お話をうかがったのは…>▼本田 和さんパーソナルスタイリングサロン「フルリール」主宰。整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級。自宅を開放してのお片づけセミナーや、骨格、パーソナルカラーに基づいたパーソナルスタイリングを手掛ける。6歳、4歳、2歳のお子さんのママ。HP: フルリール
2017年11月19日NHKの人気番組『あさイチ』で、2010年から不定期で放送されていた「スーパー主婦」というコーナーをご存じでしょうか? 生活術の達人であるスーパー主婦の知恵と力を借りて、暮らしの困り事を解決するという内容で、多くの視聴者の支持を集めました。「スーパー主婦」なんて聞くと「私にはムリ」「真似できない」と構えてしまうかもしれませんが、番組で紹介されたのは、誰でもできる驚きの家事ワザばかり。しかも、単なるノウハウだけでなく、その裏には目からウロコの「暮らしや人生を変えるヒミツ」が潜んでいました!今回は、同シリーズの担当ディレクターであり、 『NHK「あさイチ」スーパー主婦のスゴ家事術』 も出版した伊豫部紀子(いよべのりこ)さんにインタビュー。取材でわかった、スゴ家事術がもたらす本当の「変化」について聞きました。 ■家事を変えるだけで、仕事や人づきあいもうまくいく「スーパー主婦」とは、NHKのテレビ番組「あさイチ」が発掘した家事の達人の主婦たちのこと。全国2万人の主婦が85年以上にわたり家事の探求と実践を続けている「友の会」 の会員が中心です。数多くのスーパー主婦を取材してきた『あさイチ』ディレクター伊豫部(いよべ)さんも、かつては仕事に精一杯で、家事にはまったく興味がなかったそう。ところが番組制作のなかで、多くのスーパー主婦に出会い、考え方が変わったといいます。「スーパー主婦の家事ワザのひとつに牛乳パックの仕切りがあるのですが、以前はどこか貧乏くさい感じもするし、再利用してちょっと得をしたからといって何が嬉しいんだろうくらいに思っていました(苦笑)。でも、スーパー主婦の家事ワザは単に節約のためのものじゃなかったんですよね。牛乳パックは薄くて自分の好きな形にカスタマイズできるから本当に取り出しやすいし、サイズ調整もカンタン。裏返せば牛乳パックとはわからないし、掃除もラク。やっぱり長年、家事のプロである主婦たちがやってきたことは、合理的なんです」スーパー主婦たちは、「家事をがんばりましょう」という考え方ではなく、「やりたいことをやるために家事をなるべく合理的にすませましょう」というスタンスなのだそうです。「家事をがんばると、そのぶん仕事ができないと思っていましたが、実際は逆。スーパー主婦の家事ワザを活用して、どこかがきれいになると、気分もよくなり、だんだん家のなかも片づいて、仕事にも集中できる。むしろ、仕事が大変で家事を後回しにすると家がグチャグチャで、仕事から帰ってもリラックスできなかったり、時間のメリハリがつかなかったりするんです。家事は、朝起きて顔を洗って歯を磨いて…いったことと同じで、誰もがやる生活の基本。そういう日常はすごく現実的で夢もロマンもないですが、そこがすっきりすると、それを土台にして、その先の仕事や人づきあいもうまくやっていけるんだということを、最近実感しています」家事は何かの妨げになるどころか、むしろほかでも好循環が生まれてくるのですね。 ■「あさイチ」で大反響だったスゴ家事術 3選書籍で紹介されているスゴ家事術のうち、とくに反響が大きかったものや、「家事が苦手だった」という伊豫部さん自身も実践しているものをご紹介しましょう。▼【掃除編】売り切れ続出!「セスキ炭酸ソーダ」伊豫部さんが「とにかく反響が大きかった」というのが、掃除に使う「セスキ炭酸ソーダ」です。重曹の10倍のアルカリパワーがあるというセスキ炭酸ソーダは、油汚れや手アカ・皮脂汚れの掃除に最適。水に溶けやすいのでスプレーに入れて常備しておくと便利です。また、頑固な油汚れはセスキ水で煮たり、セスキを溶かしたお湯にしばらくつけておいたりするのも効果的だそうです。「ロケでは廃品のようなやかんをセスキ水で煮たら、ずるりと焦げが取れました。現場でもみんなびっくりしましたね。放送時の反響もすごくて、ネットや薬局でセスキ炭酸ソーダが売り切れたほどです」さっそく筆者も試してみましたが、いつも掃除に苦労しているレンジフードの上や冷蔵庫の上の油汚れが軽くひと拭きしただけでとれて驚きました。これに加えて、水アカや尿汚れを酸の力で落とすクエン酸水。そして、界面活性作用で落とす「プリン状せっけん」の3種類があれば、ほとんどの汚れを落とせるそう。本にはそのほかに、ヨーロッパの「スーパー主婦」が紹介した「イヴォンヌ・ブレンド」も紹介されています。▼【片づけ編】平成の大発明!? 「紙袋仕切り」片づけ家事術のなかで、伊豫部さんが「平成の大発明」と絶賛し、自身も実践しているのが、あまっている紙袋を活用する「紙袋仕切り」です。高さも形も自由に変えられるので、引き出しでも棚でも仕切りとして便利に使えます。「番組では、活用した人の喜び度合いが大きかったですね。本当に便利で、私も使っています。オシャレなカゴをそろえてもいいですが、引き出しや戸棚の中なら外から見えないし、気軽にやってみるには紙袋でも十分ですよ」収まっているときは周りのモノとぴったりして空間のムダがなく、出し入れするときは仕切り部分をぐいっと広げられるので、とても使いやすいそうです。▼【料理編】もう悩まない!献立の黄金比率「具体的なレシピではないんですが、私の気をラクにしてくれるんです」そう伊豫部さんがいうのが、「食器でわかる献立の黄金比率」。茶椀はごはん、汁椀はみそ汁やスープなどの汁物、大皿には主菜、小皿には副菜のイメージです。「目から入る図形としてパターンを組み込んでおくと、献立がぐっと立てやすくなります。主菜はたんぱく質の存在感があることだけを考えればよく、肉を焼くだけでもいい。副菜は野菜をなにか添えておけばいいと、気軽に考えればいいんです。無駄に多く作ることがなくなるんです。中学校の家庭科の教科書に載っていそうな基本的なことですが、実際に意識するかどうかで大きくちがいます」このほか、筆者が目からウロコだったのは、冷蔵庫の目の上の高さの棚に「スタンバイコーナー」をつくるという家事ワザ。夕食のメイン食材を決めたら、前日の夜、もしくは朝に、冷凍庫やチルド室から、スタンバイコーナーに移しておく…と、たったこれだけなのですが、やってみると本当に気持ちがラクになりました。ほんの小さな行動ですが、夕食準備の手間をひとつこなしたことで、「追われる」気持ちが軽減したのです! ■家事にあらわれる「自分の生きている目的」家事の目的は、表面的には家をきれいにして気持ちよく過ごす、ということですが、それだけではないことが伊豫部さんは取材をしながらわかってきたそうです。「小さな家事ワザも、ひとつずつやっていくことで、少しずつ自信がついていくんですよね。暮らしはいつでもグチャグチャになるし、それをリセットしながら生きていかないといけない。そんななかでも、やるべきことをひとつでもやっているという自信があると、主婦として、または生活者としての最低限の誇りのようなものが持てて、気持ちもラクになるんじゃないかなと思います。それからやっぱり、“誰かのために何かができる”というのが、家事のいいところだと思います。スーパー主婦たちは、最終的には人のために、ということを見すえて家事をしています。家事を合理的にやって、労力やお金、時間を浮かせて、それをちょっとだけ公共のためにまわす。毎月、友の会として公共費を積み立てていて、東日本大震災のときはそのお金を使っていち早く支援活動をしていました」伊豫部さんも毎月一定額を家計の「公共費」として、動物愛護の団体に寄付しているそうです。そうすることで社会とつながっていると感じることができるといいます。「もちろん、お子さんのため、家族のためということでも同じだと思うんです。家族も社会の一員として働いていたり、がんばっていたりするので、結果的に社会に還元して、社会とつながっていくことになると思います。そういうふうに “誰かのために” と思って家事をやるのと、単に “10円得するために” やるのでは、生活者としての誇りがちがってくるはず。自分がなんのために毎日がんばって生きているのかということも、なんとなく見えてくると思うんですよね」■家事を考えれば「自分の人生をどうしたいか」が見えてくる番組や書籍で紹介されている家事ワザはどれもすぐに実践できることばかりですが、慌ただしい日々のなかで継続するコツはあるのでしょうか?「最近は、別に続かなくてもいいのかな、と思うようになってきました。私も一時期、スーパー主婦のように、完ぺきな状況を理想にして、できていないとかなり落ち込みましたが、いまはできるときに自分にあった家事ワザを実践していけばいいんだと思っています」伊豫部さんは、書籍の前書きで「生き方が変わって大きく幸せになりました」と書いていますが、スゴ家事術を実践するようになって、「自分がどう生きたいのか」という本音の部分がわかってきた気がするそうです。「番組を制作していても、自分でできる家事ワザもあれば、できないものもある。すべて完ぺきにやろうと思わないほうが、自分が見えてくると思います。どれくらいきれい好きなのか、どれくらい料理を自分でしたいのか、どれくらいおいしさにこだわるのか…そんなこともわかってきました。人生は何かを選択することの繰り返し。すべてをやることは難しいので、優先順位が常に大事になってきます。優先順位を決めるには、自分がどう暮らしたいかが見えていないと選べません。自分を見直すときに自己啓発本を読むのもひとつの方法ですが、家事をやるということも意外といいきっかけになります」一番身近な家事をどうしていきたいかを考えることが、自分の暮らしや人生をどうしたいか決めることにもつながっていきます。自分がどうしたいかわかれば、がんばりどころや手の抜きどころもわかってくるでしょう。書籍には、このほかにもさまざまな家事ワザがイラスト付きでたくさん紹介されています。さらに、家事がもたらす変化についても詳しく書かれていて、「家事が苦手」という人も読んでいるうちに道がひらけてくるはず。子育てママはなにかと悩みの連続の日々だと思いますが、まずは一番身近な家事を変えることで、自分も家族ももっと気持ちよくなる暮らしをはじめてみませんか。参考書籍: 『NHK「あさイチ」スーパー主婦のスゴ家事術』 伊豫部 紀子/主婦と生活社(1,200円+税) NHK「あさイチ」 の人気コーナー、「スーパー主婦」たちの驚きの家事ワザをたっぷり紹介した一冊。苦手な家事が劇的にラクに楽しくなるだけでなく、自分のことが好きになる、キレイになる、家族関係が改善する、仕事の悩みが解消する、生きていく希望が見つかる、家事を変えると人生も変わる…といいことずくめ。番組では紹介できなかったワザ&最新ワザもイラスト付きでたっぷり収録されています。伊豫部紀子(いよべのりこ)埼玉県生まれ。立教大学文学部卒業後、ナレーターを目指すが成り行きで番組制作会社に入社。ドキュメンタリーや科学番組・情報番組・報道番組を手がけ、1996年よりフリーディレクターに。2000年よりNHK「生活ほっとモーニング」の生活情報紹介や著名人のインタビューに取り組んだ。番組が「あさイチ」に変わるのにともない「スーパー主婦直伝」を企画して立ち上げ、人気シリーズとなる。
2017年06月18日夫がわたしを忘れる日まで
兄の連れてきた婚約者は…
裏切り夫が毎週カレーを作る理由