自分が被災した時はどうすれば?いざという時の行動を知っておこう。災害時の心得を災害危機管理アドバイザー・和田隆昌さんに聞きました。自宅で被災した場合震度5以上など大きな地震が発生したその時!まずやるべきこととは?「おそらく揺れで立っていることもままならないと思いますが、揺れる直前に緊急地震速報が鳴ったタイミングや、揺れても身動きが取れるようなら、家の中でも比較的強度が高いといわれている玄関や廊下などに避難するといいでしょう。ベッドの周りなど倒れそうなものがない場所も、避難場所として有効と覚えておくと。やってはいけないのは、倒れそうなテレビや家具を押さえること。ケガのもとなので、事前に固定しておくように」(災害危機管理アドバイザー・和田隆昌さん)揺れが少し収まったら…?「ガスは大きな揺れを感知すると自動停止しますが、念のため元栓を閉めること。そして、家にいても大丈夫なのか、建物自体の被害状況を確認しましょう。壁に亀裂が入るなど、心配なところがあったら、指定の避難場所へ。また、家族など大切な人の安否も気になるはず。共有しておいた連絡手段で、お互いの状況を確認してください」地震発生時にどんな行動を取ればいい?発生直前・発生中身動きが取れるなら玄関など安全な場所へ。玄関や廊下など、比較的安全な場所に避難しよう。玄関は、すぐに屋外に逃げられるという点でも適している。もちろん、倒れそうなものや割れ物を置いていないことが前提。いったん揺れが収まったらガス漏れの心配をなくすため、元栓を閉めておこう。ガスは震度5相当以上の揺れを感知すると、自動的にストップする仕組みになっている。ただ、ガス漏れのリスクはゼロではないので、元栓を閉めておいたほうが安心。自宅にいても大丈夫か、被害状況をチェック。壁に亀裂が入っていないか、床が傾いていないかなど、確認してみよう。在宅避難ができるといいけれど、少しでも不安があるなら防災リュックを背負って避難場所へ。SNSに災害用伝言ダイヤル…。共有した連絡手段で安否確認。スマホが使えるなら、スマホで家族などと安否確認を取り合おう。使えない場合は、公衆電話や避難所の電話を利用して。避難所の伝言板に書いておくのも、有効な安否確認手段。CAUTION!避難所に行くのはマストではない。できれば在宅避難のほうがいい。被災地の報道では避難所の様子を見ることが多いため、大きな地震が発生=避難所に行かなければいけないと思っている人もいるのでは。「避難所は、自宅にリスクがある人の安全を確保するための場所です。在宅避難ができるなら、住み慣れた場所で安心感があるという意味でも、それに越したことはありません。水や食料などの支援を受けに行くだけの利用も可能です」発災直後はトイレに水を流さないこと。マンションなど集合住宅の上階に住んでいる人は、トイレの使用に要注意。「地震で水道管に破損があった場合、トイレに水を流すと汚水が階下の住居に流れ出てしまう危険性も。安全点検が終わるまで非常用トイレを利用して、水洗トイレの使用は控えましょう」自宅の被害は片づける前に写真に撮っておくのがベター。災害で自宅に損害があった場合、義援金など支援を受けられる制度がある。その時に必要なのが罹災証明書。「証明書に写真の添付は不要とされていますが、自治体によって運用が異なり、写真があると申請がスムーズになる可能性も。片づける前に念のため撮影を」避難所ではペットと一緒にいられない。ペットを飼っている人は、災害時にどうすれば?「基本的に避難所で一緒に過ごすことができず、人の滞在スペースとは別になります。ケージも必要になるでしょう。一緒にいるためには避難所に行かずに済むように、在宅避難の準備を整えておくのが賢明です」外出先で被災した場合職場や屋外など、外出先での被災は様々なケースが想定される。「職場の場合は、オフィス家具の転倒や落下物に注意。発生中はデスクの下に避難するなどして身を守ろう。その後は会社の指示に従うこと」屋外でも気をつけるべきは落下物。「建物のそばにいる場合は、上からガラスや看板が落ちてくる危険性があるので、建物からは離れましょう。その時、カバンを頭上に掲げると、頭を守る役割に。建物から離れる際は、車道の車に注意。ハンドル操作を誤ってしまうドライバーもなかにはいるかもしれないので、とにかく周りの状況に注意をしながら避難してください」揺れが収まったら近くの避難場所へ。「こういう時こそ『全国避難所ガイド』など防災アプリの出番。公園や公共施設が避難場所に指定されているので、現在地からどこが近いのか検索してみましょう。安全な場所に移動できたら、安否確認や被害情報の収集などを行い、その後の避難に備えて」地震発生時にどんな行動を取ればいい?発生直前・発生中落下物から頭を守って建物からは離れよう。屋外の場合は、頭上に注意。建物のそばにいると落下物が落ちてくる危険性があるので、カバンを頭上に掲げてその場を離れること。下を向かずに、周りの状況に目を配ろう。いったん揺れが収まったら近くの避難場所に移動して安全を確保すること。防災アプリで近くの避難場所を検索。すみやかに移動しよう。そこで安否確認や被害情報の収集などを行い、避難所に移動するなど、より安全な方法を選択して次の行動へ。CAUTION!外出先からすぐに帰宅しようとしない。外出先で災害した時の帰宅に関する心得をアップデート。「一時期、災害時に徒歩での帰宅をサポートする地図が流行しましたが、大勢の人が一度に帰ろうとすると、車道が塞がり、緊急車両が通れなくなってしまう。今は、すぐに帰宅しないことが推奨されています」災害危機管理アドバイザー・和田隆昌さんAll About「防災」ガイド、NPO法人防災・防犯ネットワーク防災担当理事。著書に『今日から始める 生活防災』(ワニブックス)など。※『anan』2024年3月13日号より。イラスト・黒猫まな子取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2024年03月10日地震や台風、洪水…日本に住んでいると自然災害のリスクと隣り合わせ。なかでも地震は、今年1月に能登半島地震が発生し、3月11日には東日本大震災から13年を迎えるなど、気の引き締まるタイミング。今こそ本気で備えよう!備えておくか否かで被災のリスクは大違い。日本は“地震大国”といわれるほど、地震の多い国。1月1日には能登半島地震が発生し、被災地の困窮はなお続いている。「政府は、今後30年以内に首都直下地震や、南海トラフ地震が発生するとの予測を発表しています。これらの地震は、能登半島地震の被害を大きく上回ると予想されているのです。災害に備えていた人とそうでない人のリスクは、大きく異なります。『何とかなる』と考えずに、いざという時のために必要な準備をしておきましょう」(災害危機管理アドバイザー・和田隆昌さん)また、防災初心者はこんな考え方なら取り入れやすいのでは。「普段の暮らしの延長で、日常に溶け込む防災を。もちろん備えはあるほど安心だと思いますが、自宅のスペースは限られていますし、防災一辺倒ではなくインテリアも楽しみたい。無理なく実践することも長続きさせる秘訣です」(暮らしと備えのアドバイザー・Misaさん)ここではやるべきことや、知っておくべきことを紹介。なかでも「最低限これだけは備えたい!」という一覧が、下記の「防災TO DOリスト」。チェックしてみて。防災 TO DOリストベッドの周りに倒れてきそうなモノを置かない水は1日3L×7日分を備蓄食べ慣れた食料を3日分備蓄非常用トイレは1週間分備蓄停電の時に必要な乾電池式ライトを備蓄スマホの充電に欠かせないモバイルバッテリーを備蓄電気やガスが止まった際に役立つカセットコンロを備蓄スマホの充電の節電方法を知っておく防災アプリを入れて通知をONにする住んでいる地域の自治体やよく使う公共交通機関のXをフォロー家族など身近な人との安否確認方法を複数共有しておく自宅やその周辺の災害リスクを知っておく災害から身を守るための部屋作り。家具の固定や、逃げ道の確保など、災害時のリスクを極力減らすために、やっておくべきことをポイントを絞って紹介。さほど手間なく、インテリアにも差し障りがないので、取り入れやすいはず。「自宅の備え」について、Misaさんに聞きました。【ENTRANCE】靴を置くのは最小限に。屋外への逃げ道を確保しよう。玄関は、避難経路を確保するうえで最も大事。「玄関付近にモノが多いと、地震の時にそれが倒れて出口を塞いでしまったり、つまずいて転んでしまったりするリスクがあるので、極力モノを置かないように。とくに割れ物は避けてください。どうしても置きたい場合は、転倒防止グッズで固定しましょう。靴を置くなら1~2足くらいにしておくこと」(Misaさん)【FURNITURE】家具は壁際に配置。テレビを置くなら固定しておくと安心。家具の配置場所にも注意。「地震の時に窓が割れる原因の多くは、家具などモノが窓に当たることだといわれています。そのため家具は壁際に配置するのが賢明。テレビを置きたい場合は、転倒防止グッズで固定しましょう。ベルトなど様々なタイプがありますが、底面のサイズに合わせて使える粘着剤なら、表面的には見えずに固定できるのでおすすめ」ひっつき虫好きな大きさにちぎってカタチを整え、底面に貼るだけの粘着剤。小物のほかテレビの固定の補助にも使えそう。1シート¥451(コクヨ TEL:0120・201・594)【BEDROOM】ベッドの周りは極力モノを置かないこと。寝ている時は無防備なので、地震が発生したら危険。「背の高い本棚など、高さのある家具をベッドの周りに置くのはやめましょう。とくに枕元は、頭を守るためにも何も置かないほうがいいと思います。置くとしても、腰高くらいまでの背の低いサイドテーブルなど。その上にマグカップなど割れる素材のモノを置いたら、寝る前に片づけて」【KITCHEN】食器は重ねて収納するより立てたほうが割れるリスク軽減。キッチンでは、食器の収納場所や収納方法にひと工夫を。「収納場所は、キッチン上の吊り戸棚ではなく、下の収納スペースへ。地震の揺れで上から落ちて割れるリスクを避けられます。下に置いたとしても何枚も重ねると、崩れて割れる原因に。ディッシュスタンドなどに立てて収納すればその心配がなく、取り出しやすくもなって一石二鳥」【KITCHEN】重さも高さもある冷蔵庫は倒れたら危険。固定が必須!冷蔵庫をはじめ、腰高以上の家具は固定しておくこと。「倒れてケガをしないようにというのはもちろん、地震には余震があるので、倒れた家具を元に戻しても、また倒れる可能性があり、体力的にも消耗します。家具の転倒防止グッズには突っ張り棒がありますが、それだと目立ちすぎるという場合は、ベルトタイプなどシンプルなものを選ぶと」地震対策ゴムストッパー家具と壁に貼るだけでOK。ゴムが伸びて転倒を防止する。取り外しも可能。対象物重量160kg以下で2本1組¥3,300(キングジム TEL:0120・79・8107)災害危機管理アドバイザー・和田隆昌さんAll About「防災」ガイド、NPO法人防災・防犯ネットワーク防災担当理事。著書に『今日から始める 生活防災』(ワニブックス)など。暮らしと備えのアドバイザー・Misaさんインテリア×防災のアイデアをインスタグラムで発信(@kurashi_bosai)。著書に『おしゃれ防災アイデア帖』(山と溪谷社)。※『anan』2024年3月13日号より。イラスト・黒猫まな子取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2024年03月09日テレビ朝日・ABEMAのOBでテレビプロデューサーの鎮目博道氏が課題提起。テレビの皮肉「一番情報を欲している人たちには、テレビの状況は一切届かない」大災害時の報道のあり方を問います。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、イシュー「大災害の時、テレビの取材班は邪魔か?」について、3月6日にSurfvoteに掲載、ユーザーの意見投票が始まりました。 大災害の時、テレビの取材班は邪魔か?近年、大災害の発生頻度が高くなっていると感じる人は多いかもしれません。実際に、年始に発生した能登半島地震は甚大な被害をもたらしました。そのほかにも異常気象に伴う豪雨災害や土砂災害など多くの災害が毎年日本全国で発生しています。このように災害がいつどこで起きてもおかしくない日本においては、「災害報道」のあり方も重要な社会課題になり得ます。「一番情報を欲している人たちには、テレビの状況は一切届かない」という皮肉な事態があるように、電力供給が止まった被災地ではテレビを見ることが困難になります。また多くの機材を必要とするため、交通網の寸断で現地にたどり着けない、緊急車両の通行を妨げて交通渋滞を加速させてしまうなど、さまざまな問題を「引き起こす側」になってしまう可能性もあります。このような現状の課題をもとに、テレビの災害報道は迷惑か?テレビの災害報道はどうあるべきか?Surfvoteでひろく意見を集めます。イシューはこちら: このイシューを書いた鎮目博道氏テレビプロデューサー・演出・ライターの鎮目博道です。テレビ朝日とABEMAのOBで、現在はフリーランスで動画制作や放送に関する記事執筆などをしております。あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書に纏め関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月06日地震や水害など、さまざまな自然災害が起こった時の対策は、日頃から準備しておきたいもの。飲料水や食料、電源の確保や、衛生面のケアに役立つものまで、注目アイテムを集めました。25年間保存できて手軽に作れる、おいしい備蓄食。チキンカレーとチキンシチュー、野菜シチュー、クラッカーのセット。お湯を注ぐと5分、水でも10分で本格的な料理が出来上がる。缶切り付き。15食相当¥19,764(サバイバル(R)フーズ/防災のセレクトショップSEISHOP TEL:0120・108・565)地震などで断水し、お風呂に入れない時の救世主に。アルカリ性単純温泉と同じ成分の重曹を使った、水を使わずに汚れを落とせる全身用シャンプー。タオルなどの布に浸して拭くとさっぱりする。全身5~8回分使用可能。500ml¥1,650(ふく温泉/じゃがいも)生きるために不可欠な安全な水を、素早く確保!川や池、水たまりなどの水をボトルに入れて約8秒で浄化し、飲料水を作る。ウイルスや細菌、エキノコックスなどの寄生虫を99.9%除去。被災時だけでなくアウトドアや海外旅行にも。710ml¥14,850(GRAYL/モンベル・カスタマー・サービス TEL:06・6536・5740)太陽の光を使って、スマホなどのデバイスを充電。USBケーブルのアイテムに使える、太陽光パネルを搭載した薄くて軽いポータブル充電器。生活防水対応で、雨や雪の日でも使える。折りたたみ時W9×D19×H1.1cm。¥18,700(YOLK/ELEMINIST SHOP)傘とペットボトルで組み立てる簡易トイレ。便座、ポリエステル製テント、ポケットティッシュ、ウェットティッシュ、ポリ袋、凝固剤などをコンパクトに収納。バッグがバケツになるなど、各アイテムが複数の役割を担い、便利に使える点も特徴に。¥22,000(杉田エース TEL:0120・560・521)※『anan』2024年3月6日号より。写真・多田 寛スタイリスト・野崎未菜美文・重信 綾(by anan編集部)
2024年03月01日これからの災害対策は「自助」から「共助」の時代です。周りの方にも意識をした防災セットをご準備しませんか?アルコール検知システム、 IT点呼システム、 運行管理システムを開発・販売する東海電子株式会社(本社:静岡県富士市 代表取締役 杉本 哲也)は、 この度、 ファシル株式会社様との合同ウェビナー「地域貢献型の災害対策―災害対策は「自助」から「共助」の時代へ―」を3月11日(月)に無料開催いたします。地震、津波、台風、豪雪…自然災害が頻発する日本。今後、災害対策は自助から共助の時代となってきます。災害が起きた際に、自分や自社のためだけでなく、誰かと助け合うことを意識した社会貢献も実現できる防災セットをご準備しませんか?開催日時:2024年3月11日(月)13:30~14:40■お申し込みはこちらから 開催方法:ZOOMによるオンライン形式【受付】:ご登録頂いたメールアドレスに詳細をお送り致します。開始時刻の15分前よりご参加頂けるように調整致します。■詳細はこちらから:【ファシル×東海電子】地域貢献型の災害対策―災害対策は「自助」から「共助」の時代へ― ■お問合せ先: td-seminar@tokai-denshi.co.jp ■東海電子は安全・安心な社会へ向けて無料オンラインセミナーを開催しています ■点呼機器及びアルコール検知器を開発・販売する東海電子は、社会の「安全」「安心」「健康」を創造し、 社会に貢献する企業です。東海電子コーポレートサイト: 東海電子公式 EC サイト : 東海電子メディアサイト : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月16日災害に備えて防災グッズを準備している人も多いでしょう。非常食や日用品など必要だと思うものを詰め込んでいると思いますが、ぜひ常備して欲しいのが「食品用ラップ」です。どんな活用法があるのか紹介します。食品用ラップの災害時の活用方法日本では地震や水害など自然災害が多く発生する国といわれています。災害に対する知識と備えが重要で、災害時に役立つ「防災グッズ」を準備している人も増えています。しかし、あれもこれもと詰め込みすぎると収納する場所に困ったり、災害時に重すぎて持ち出せなくなったりしてしまいます。自分や家族にとって本当に必要なもの、便利で役立つものをよく考えることが大切です。用意しておくと便利なものとは、1つのアイテムで何通りもの使い方ができるものです。その1つに「食品用ラップ」があります。ラップというと、食品を保存するためにお皿や容器にかけたり包んだりするものですが、「水や汚れに強い」「固定できる」という特長を利用してさまざまな場面で役立ちます。災害時や非常時に役立つラップの活用法をInstagramで紹介しているのは、家事育児がちょっと楽になるライフハックを投稿しているあべももこ(abemomo_gram)さんです。あべももこさんはラップの7通りの活用法を紹介しているので、一つひとつ見ていきましょう。1.傷のガード災害時にケガをして絆創膏や包帯などがない場合、ラップが応急処置に使えます。使い方は、傷口をきれいに洗ってラップをぎゅっと巻くことで保護できます。2.簡易ギプスラップと板など添え木となるものがあれば簡易ギプスにもなります。骨折した部分に添え木をしてラップをぐるぐると巻いて固定してください。包帯よりもほどけにくく水にも強いというメリットがあります。ただし、あくまでも応急処置なので、できるだけ医師の診察を受けましょう。3.防寒具ラップと新聞紙を組み合わせれば防寒具となります。お腹を温めたい時は、胴回りに新聞紙を巻いて、その上からラップをぐるぐると巻き付けるだけです。腕や脚なども温められて、新聞の枚数や大きさを調整すれば小さい子供から大人まで使えます。4.食器の汚れ防止災害時は水を自由に使えないので、食器を気軽に洗うことができません。食器にラップを敷いてその上に食べ物を乗せれば、食器が汚れないため洗う必要がなくなります。5.スポンジ代わり使い終わったラップは、くしゃっと丸めるとスポンジ代わりにもなります。泡立ちもよいので、食器や体を洗う際に使えます。6.簡易ロープラップを長めに切ってねじったもの3本作り三つ編みにします。束になることで強化されて簡易ロープになります。7.伝言ボードラップを広げて壁に貼ると伝言ボードとしても使えます。水性ペンで書けば、消すことができ何度も書き直せます。家族と連絡が取れなくなった時に重宝します。何通りも使い方があるラップは災害時に非常に役立ちます。防災グッズにまだ入れていない人はすぐに入れておきましょう。※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。 この投稿をInstagramで見る あべももこ/2児ママの子育てライフハック(@abemomo_gram)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2024年01月29日防災グッズをしっかり備えているつもりでも、足りなかったりうまく使えなかったりとハプニングもあります。そんな時に便利なのが、日用品を活用する方法です。普段から活用術を頭に入れておけば、焦ることなく役立てるのではないでしょうか。Instagramでライフハックを発信しているしーばママ(shi_bamama)さんは、災害時に役立つ「3つのペットボトル活用術」を紹介しています。簡易照明用意するのは、水の入ったペットボトルとスマートフォンです。スマートフォンのライトを点灯させ、ペットボトルを上に乗せましょう。スマートフォンのライトが水を通して拡散され、より明るく感じられます。懐中電灯のライトでも活用が可能です。懐中電灯を使用する場合は、コップや上を切ったペットボトルに懐中電灯を入れ、その上に水の入ったペットボトルを乗せると、倒れず安定します。即席蛇口災害時には、水を節約しつつも有効に使いたいもの。そんな時に役立つアイデアです。キリや千枚通しを用意したら、空のペットボトルに穴を開けましょう。穴は2~33程度の大きさがベストです。穴を開け終わったら、指で穴をふさぎながらペットボトルに水を入れ、キャップを閉じます。水の出し・止めは、ペットボトルのキャップで調整します。キャップを緩めると水が出て、キャップを閉めると水が止まるので、垂れ流しの心配はありません。使わない時は、穴を上に向けてからペットボトルを横に寝かせておきましょう。水は、飲むだけではなく手や物を洗う時にも使うので、災害時は特に貴重となります。即席蛇口にすれば必要以上に使うことがなくなり、節約が可能です。簡易シャワーペットボトルのキャップを外し、キャップにいくつか穴を開けましょう。キャップをペットボトルにはめて逆さにすれば、シャワーとして使えます。ちょっとした汚れを洗い流したい時に便利です。普段はリサイクルに出してしまう空のペットボトルも、数本残しておくといざという時に活躍します。防災グッズや保存食と一緒に保管しておきましょう。しーばママさんは、ほかにも暮らしに役立つライフハックをInstagramで紹介しています。ぜひチェックしてみてください。※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。 この投稿をInstagramで見る しーばママ|ライフハックに沼った主婦(@shi_bamama)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2024年01月17日2024年1月1日に発生した、令和6年能登半島地震。多くの建物が倒壊した影響で、同月11日現在も多くの地元住民が避難生活を余儀なくされています。また、冬に起きた災害とあり、避難している人たちは少しでも身体を温めるべく、各々で防寒対策を講じているでしょう。警視庁の防寒対策に感謝の声警視庁警備部災害対策課はX(Twitter)で、体温が下がりにくくなる保温の仕方を公開していました。寝転がった際、外気温はもちろん、床からの冷気でも身体は冷えるもの。床からの冷気を防いで身体の冷えを防ぎたい時は、ダンボールの上に敷いた毛布に包まるのがよいそうです。自分の身体より大きいサイズのダンボールを下に敷き、その上に毛布を広げます。頭頂部の位置と毛布の上端を合わせた状態に寝転びましょう。毛布で片方ずつ、身体を包んでください。この時、首元に隙間がないようにすると、保温効果がアップします。もう1枚毛布がある場合はその上から被せると、さらに保温できるとのこと。ジャンパーなどの上着を上半身や足にかけても、体温を逃しにくくなるそうです。救急法の保温要領です。床からの冷気を防ぎます。段ボール等の上に毛布を敷き、その上に寝ます。頭頂部と毛布の端を合わせるのがポイント。毛布の左右端をそれぞれ重ね、顔が出るように折ります。毛布から足が出たり重ならない部分には、衣類で覆います。さらに毛布があれば普通にかけて効果倍増です。 pic.twitter.com/XdMFbel4Ch — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 9, 2024 警視庁警備部災害対策課が公開したライフハックに、感謝の声が広がっています。・これは覚えておきたい情報!勉強になります。・床の冷気がつらかったので、大変助かりました。・毛布は頭の下にも敷くと温かいのですね。拡散します!有事の際はもちろん、床冷えする時にも手軽に実践できそうですね。警視庁警備部災害対策課が公開したような、有事の際に有益な情報が被災地に届くことを、多くの人が願っていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月11日防寒はもちろん、災害が発生した際の備えとしても重宝するグッズの定番といえば使い捨てカイロ。そんなカイロの陰に隠れていますが「アルミシート」も防寒・防災便利グッズとして大活躍するグッズのひとつです。どんなシーンで使えるのか、どんな特徴があるのかをご紹介します。アルミシートの特徴いつ起こるか分からない災害の備えとして、水や食料品などの非常食をストックしているご家庭も多いことでしょう。しかし、意外と忘れがちなのが防寒対策です。災害時に役立つ防寒対策として、まず思い付くのは使い捨てカイロでしょう。カイロは封を開けるとすぐに温まって便利ですが、部分的にしか温まらないというデメリットもあります。警視庁警備部災害対策課のX公式アカウント(@MPD_bousai)では、カイロのほかに、「アルミシート」を用意しておくことをおすすめしています。私は災害発生時の備えとしていつも、通勤バッグの中に使い捨てカイロとアルミシートを入れています。使い捨てカイロはすぐ暖かくなり、アルミシートは羽織るだけで保温効果があります。防寒対策にもなりますし、どちらもコンパクトで邪魔にならないので、みなさんも入れてみてはいかがでしょう。— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) November 17, 2021 防災用として作られたアルミシートは、薄手で全身を覆えるサイズなので、体全体を温めることができます。軽量でコンパクトに折り畳むこともできるため持ち運びや備蓄にも便利です。シートタイプだけでなくポンチョタイプや寝袋のようになっているものもあるので、用途や使いやすさに合わせて選びましょう。アルミシートが役立つシーンアルミシートは防寒対策以外にも、断熱、保温、防水、防風などの機能を備えたものもあるため、色々なシーンで活躍します。例えば、キャンプへ行く際はたくさんの荷物を準備する必要があり、人数によっては防寒着だけでもかなりかさばってしまいます。その点、軽くてコンパクトに畳めるアルミシートは、人数分用意しても場所を取りません。キャンプは外にいる時間が長いため、日中は強い日差しから守る遮熱対策として、日没が近づき寒くなってきたら防寒アイテムとして役立ちます。また、野外で行われるイベントに参加する際にも用意しておくと便利です。時間帯や場所によって気温差が大きく天候が急変することもあるので、アルミシートがあると助かります。必要な時にサッと取り出したり小さく収納したりするアルミシートは、移動が多いイベントでも便利です。いつどこで発生するか分からない災害のために日頃から備えることが大切です。アルミシートは災害時の防寒対策として役立ちます。また、アウトドアシーンや野外イベントに出かける時など、さまざまなシーンで使えるため準備しておくことをおすすめします。[文・構成/grape編集部]
2024年01月09日島国であることに加え、複数のプレートがせめぎ合う点から、地震や水害といった数々の災害に遭うことが多い、日本。自他共に認める『災害大国』だからこそ、常に万が一のケースを想定し、日頃から備えておく必要があります。日本の防災対策と、緊急時の対応がしっかりとしているのは、これまでの歴史から学び続けてきた証拠といえるでしょう。被災時に役立つ!アイラップを使った『食事時の工夫』2024年1月1日、石川県能登地方を震源とする、令和6年能登半島地震が発生。今回の大地震を受け、マチ付きポリ袋『アイラップ』などを販売している岩谷マテリアル株式会社は、X(Twitter)アカウントに災害対策を投稿しています。同社が紹介したのは、防災士が活用しているという食事時の工夫。食器を使う前に、ちょっとした工夫をすることで、緊急時の洗い物を減らすことができるのだとか。それは、『アイラップ』で食器を包む方法でした!【防災士さんに聞いた話】震災で炊き出しのカレーを提供水の節約に皿にラップを敷いたら、スプーンと皿がコツコツ接触して破れてしまう人が続出したそう…それから #防災 講習を開くたびに #アイラップ を敷くのを勧めているそうです☝️ #断水 #節水 #地震 #緊急地震速報 pic.twitter.com/OdbTFiBQj1 — アイラップ【公式】 (@i_wrap_official) January 1, 2024 災害時は、断水が起こる可能性もあります。水は水分補給の役割だけでなく、身体を洗ったり、トイレをしたりする時も必要なため、節水を心がけなくてはなりません。節水しなくてはならない場合、大半の人はできるだけ洗い物を減らすべく、食器にラップをかけているのではないでしょうか。しかし、ラップは非常に薄手であるため、食事中に破れてしまうケースも。ポリ袋の『アイラップ』はラップよりも強度が高いため、そういったケースを防ぐことができるのです。岩谷マテリアル株式会社の投稿した豆知識は拡散され、多くの人から感謝する声が上がっています。・ラップはよく聞くけど、確かに破れやすいですもんね。次からはこうする!・『アイラップ』は常備しているけど、こんな使い方があったとは知らなかった!・この情報は、未来のためにも広まるべき。災害が起こる前から用意しておかないと。災害がいつ、どこで起こるかは誰も分かりません。だからこそ、いざという時に心身を守るためにこういった知識を蓄え、日頃から対策を意識しておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月08日めでたいはずの2024年最初の日、令和6年能登半島地震が発生し、多くの人の生活を一変させました。日本海側を中心に甚大な被害をもたらした、今回の災害。中でも、震度7を観測した石川県では、家屋倒壊や地割れ、津波などの被害が報告されています。地震の多さから『災害大国』と呼ばれる日本は、これまでも数々の災害を乗り越えてきました。今回もネット上では、被災地支援の呼びかけが行われています。やす子、個人での被災地支援に「今は行かないで」同月7日に放送された、情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)でも、今回の大災害について報道。避難所に身を寄せる被災者にインタビューを行い、困っていることや求めている物資について聞くなど、テレビ番組を通して被災地の現状を伝えました。この日、コメンテーターとして出演したのは、元自衛隊員であり、お笑いタレントとして活躍する、やす子さん。自身のX(Twitter)アカウントでも、災害対策について積極的に呼びかけているやす子さんは、今できる支援について考えを述べました。自衛隊が災害派遣に行くメリットの大きな理由の1つが、一般の方が今「助けに行くぞ!」って行かれてるんですけど。その場合って、その一般の方がどこに泊まるかっていったら、そこの民泊を借りたりとか。ガソリンどうするかって、そこの現地のものを使わないといけなくて。結構被災地の方にも力を借りないといけないんですけど。自衛隊は自己完結してて。燃料、食べるところ、住むところも自分たちで持ってくので、被災地に迷惑をかけず支援ができるのが、自衛隊の大きないいところの1つかなと思うので。サンデー・ジャポンーより引用この日、防衛省は被災地に派遣している自衛隊員を300人増員し、約5900人での支援活動を行うことを発表しました。やす子さんは、かつて自身が所属していたからこそ知っているであろう、自衛隊による支援活動のメリットを説明。「自衛隊はすべて自分たちで用意をしているため、被災者に負担をかけずに済む」と述べました。同月8日現在、石川県は被害の全容が確認できていないため、能登方面への不要不急の移動を控えるよう呼びかけるほか、個人のボランティアを受け入れていないことを明らかにしています。そんな現状を受け、やす子さんは、番組を通して多くの人に呼びかけを行いました。一般の方が行くと、そこでまた余震でその方がケガして、さらにそのケガをした人を支援するために、ほかに自衛隊が別の労力が必要になっちゃうので、やっぱり今は家でできることをして、安全に暮らせるところで暮らすのが一番だなって思いますね。はいー、行かないでほしいです。サンデー・ジャポンーより引用困っている人を見て「助けたい」と思うのは、素晴らしいこと。しかし、その優しさが新たなトラブルを引き起こす可能性もあります。そういった最悪のケースを考えて、やす子さんは「行かないでほしい」とコメント。今できる支援方法を呼びかけました。やす子さんの呼びかけはテレビ番組を通して日本全国に届き、同意する声が相次いでいます。・まさにそれ!自衛隊の負担を増やしたら、元も子もない。・「被災者を助けたい」という気持ちは分かる。でも、今じゃないよね。・自衛隊は自前でなんとかできるのが強いよね。個人ではそうはいかない。被災地から遠く離れた場所にいても、日本赤十字社をはじめとした、信頼できる団体が行っている募金に力添えすることはできるはず。なお石川県は、来たるべき時に備えて、ボランティアの事前登録を行っています。被害の全容が確認され、もう少し事態が収束に向かい始めたら、あなたの力が必要とされるかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2024年01月08日2024年1月1日、新年の幕開けとともに発生した令和6年能登半島地震。ニュースなどで報じられる現地の惨状に、心を痛めている人も多くいるでしょう。やす子が伝えた『被災地のためにできること』に反響同月3日、お笑いタレントの、やす子さんがX(Twitter)を更新。「大変恐れ多いのですが、時間があるのでみなさんに返信をさせていただきたいです」と、ファンからのメッセージや質問に答えました。被災地で不安な日々を過ごしている人や、人間関係で悩みを抱えている人の声に優しく寄り添い、笑いを交えながら温かいアドバイスを送っていたやす子さん。中には、被災地の惨状に心を痛めた人からのこんな質問もありました。「災害時に、私たちができることはなんですか」質問をした人はきっと、被災地のために何かをしたい気持ちで、居ても立ってもいられず、自衛隊出身であるやす子さんに尋ねたのでしょう。質問に対する、やす子さんの答えがこちらです。日常を送れる方はいつも通り日常を楽しむことですかね…!あとは募金とかでしょうか…自家用車で支援をしに行くと道路が混み、緊急車両の邪魔で助かる命も助からなくなるので、今皆がいる場所で精一杯日常を生きるのが大切かもですね…!@yasuko_smaーより引用やす子さんが伝えたのは、いつも通り日常を楽しむこと。今も避難所で不自由な生活を送っている人や、家族を亡くした人のことを思い、「自分が普通に暮らしていいのだろうか」と、思い悩む人もいるかもしれません。やす子さんいわく、個人の判断で被災地に向かうことは緊急車両の妨げにもなり、助かる命も助からなくなるとのこと。実際に石川県では、同日時点で個人によるボランティアの募集は行っておらず、受け入れ態勢が整っていない被災地に向かうことは、混乱を招きかねません。現地に行かずとも支援ができる『募金』も提案しつつ、「今いる場所で精いっぱい生きることが大切」と伝えた、やす子さん。質問者の想いに寄り添った、元自衛隊ならではの説得力のある回答は、反響を呼びました。【ネットの声】・やす子さんのいうとおりだな。日常を大切に生きたいと思います。そして、被災地の多くの方が救われ、1日も早く復興することを願います。・自衛隊出身のやす子さんだからこそ、質問への答えが深いです。共感しました!・日常を楽しむこと…。後ろめたい気にもなりますが、募金という形ならできることはありますね。・何ができるか不安だったけど、やす子さんのポストで冷静になりました。ありがとう。質問者をはじめ、被災地の1日も早い復興を願う気持ちはみんな同じです。一人ひとりが今いる場所でできることを考え、行動することが、1人でも多くの命を救うことにつながるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月04日新たな1年の幕開けである2024年1月1日、令和6年能登半島地震が発生。日本海側を中心に強い揺れが生じ、震度7が観測された石川県などでは、家屋倒壊や地割れなどの被害が報告されています。人は、予想外の事態に見舞われた時、冷静な判断ができなくなってしまうもの。地震発生直後、ネット上でも多くの人が混乱状態におちいりました。広瀬アリス、大地震直後の『デマ』に怒り地震が起こった日の夜、俳優の広瀬アリスさんがX(Twitter)を更新。自身のアカウントで、防災や被災時の対応に関する有益な情報を拡散し、145万人のフォロワーに向けて注意を呼びかけました。SNS上で地震に関する情報を収集する中、広瀬さんはあることが気になった模様。非常識的な行動をとる一部の人に対して、強く怒りをあらわにしました。こんな時にデマ流すヤツ、ヤツって扱いで良いよね?人としてちゃんと軽蔑するからしっっかりブロックする。以上— 広瀬アリス (@Alice1211_Mg) January 1, 2024 残念なことに、非常時の混乱に乗じてウソの情報を流す人は一定数存在します。2016年に起きた熊本地震の際は、「動物園からライオンが逃げた」というデマを流した男性が、偽計業務妨害容疑で逮捕されたケースもありました。デマを投稿した人にとっては、『ちょっとしたイタズラ』なのかもしれません。しかし緊急時では、ウソの情報が人の命を奪う可能性もあるでしょう。広瀬さんは、そういった行為をする人たちをあえて「人として軽蔑する」と強い言葉で非難し、誤った情報が拡散されないようブロック機能の活用を呼びかけました。今回の地震でも、過去の災害の動画を流用したり、ウソの被害報告をして助けを求めたりと、すでにデマの情報が飛び交っています。広瀬さんの注意喚起は2万回以上拡散され、多くの人に届きました。・本当に、こういう時にデマを流すような奴は人間ではない。怒りを感じる。・この注意喚起は本当に大事。親切心が、かえって人を危険に巻き込んでしまうかもしれない。・ハッキリとこういうことをいえる広瀬さん、かっこよすぎる。発信力のある人が表明するのって、大事。被災していない人も、きっと「誰かを助けたい」という想いから情報を拡散しているはず。しかし、そういった親切心を利用しようとする人がいることを忘れてはいけません。情報を拡散する場合は、そのアカウントが信頼できるものかをチェックするなど、できる限りの確認をしておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月03日皆さんは、親戚との関係で悩んでいることはありますか? 今回は災害で居候してきた親戚一家にまつわる物語とその対処法を紹介します。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言災害に遭った叔父一家両親と3人で暮らす主人公は、大学受験のために勉強中でした。そんなある日、父の兄である叔父が住む地域で災害が起こります。そして父の元へ叔父から「家が浸水してしまったから居候させてほしい」と連絡が来て…。出典:モナ・リザの戯言父が承諾すると、叔父一家はすぐに主人公宅へ避難してきました。しかし「娘は受験期だから静かに…」と父が釘を刺すと叔父たちは「気をつけるわ!」と言ったものの、結局は夜中まで騒ぐ始末。気遣いを踏みにじる叔父たちの行動に、言葉を失う主人公なのでした。こんなとき、あなたならどうしますか?家から出ていってもらうと伝える受験生がいる家で騒がしくされるのは困りますよね…。叔父たちの居候は一時的なもののはずですし、うるさくしたら即家を出ていってもらうよう伝えたほうがいいと思います。(30代/女性)両親に相談する災害に遭ったのは大変ですが、親切を無碍にされるのであれば家にはいてもらいたくないですね。素直に両親に相談して、対応してもらうのがいいでしょう。(50代/女性)今回は非常識な義家族の対処法を、みなさんのアンケートをもとに紹介しました。もし同じような出来事があったときは、ぜひ参考にしてみてください。※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2023年12月28日災害時の備蓄リストには何を入れていますか。インフラも不安ですし、水不足対策も考えておきたいところです。警視庁によると水不足対策にはクッキングシートが有効なのだそう。どんな用途なのでしょうか。災害時にも日常でも使えるお役立ち技災害時にはインフラの停滞が起こりがちです。電気、ガス、水道など、日常生活に必要な機能が止まってしまうかもしれません。調理器具を洗う水も不足すれば、衛生面も不安です。警視庁警備部災害対策課(MPD_bousai)が、そんな時に役立つ裏技を教えてくれました。水の節約にぴったりのお役立ち技です。調理器具を洗うためには多くの水を使いますが、災害時はなかなか思うように水が使えません。警視庁の人も「できるだけ節約したいものです」とのこと。そこで警視庁がおすすめした方法が、クッキングシートのローリングストックです。「クッキングシートなんて何に使うの?」と思いそうですが、クッキングシートを使うことで調理器具を洗う水をかなり節約できるのです。使い方はとても簡単。クッキングシートをフライパンに敷き、いつも通りに調理をするだけです。投稿ではご飯を炊いたり餃子を焼いたりしていますが、フライパンはきれいなままだったとのことです。餃子にはおいしそうな焼き色もしっかり付いていました。これならフライパンの汚れをおさえ、洗い物で使う水が節約できますね!投稿を担当する人によると、「忙しい時や疲れている時にも助かる」とのことでした。べったり汚れの付いたフライパンは思った以上に洗う手間がかかるものです。クッキングシートで汚れが軽減できれば確かに助かりますね。災害時だけではなく、日常でも活用したい裏技です。備蓄リストにはクッキングシートを入れておくと、いざという時の安心感が増すのではないでしょうか。アドバイスをするリプライもこの投稿は多くの人から注目され、「いいね」やリプライが集まりました。「災害時非常時にはとてもいいライフハック」「これは便利」「早速我が家でも」また、アドバイスをするリプライや引用リプライも多く寄せられ、みなさんの知識や防災意識が集結した投稿になっています。「空焚きになるから水を少し入れるといいかも」「耐熱袋もありますね」「日常使いなら鉄製のフライパンがおすすめ」「フライパン汚したくない時はくっ付かないアルミホイルも有効」続々と集まるアドバイスはどれも役立つものばかりです。この裏技を活用する時には思い出したいですね。警視庁警備部災害対策課のアカウントでは、災害時に役立つ情報をはじめ、日々の防災意識を高める投稿が発信されています。日常生活に取り入れやすいものが多いので、ぜひ参考にしてみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年09月30日8月16日、日本政府はハワイ州で発生した山火事に対して、総額200万ドル規模の支援を実施すると表明した。これに対して、国内で巻き起こっている自然災害への対応との違いを指摘する声が相次いでいる。今月8日、ハワイ・マウイ島で発生した死者100名を超える大規模な山火事。今もなお消火と捜索活動が続いているなか、日本政府はアメリカ側から要請を受けたとして、総額約2億9000万円を支援すると表明した。18日には、岸田文雄首相が日米首脳会談で直接お見舞いを伝えるとも報じられている。山火事の発生から約1週間で支援を決定、表明した岸田政権。そのスピード感を称賛する声があるいっぽう、国内では批判的な声も噴出しているようだ。「日本国内では現在、先日から猛威を振るっている台風7号の影響や被害情報が続々と報じられています。しかし直前の8月14日には、岸田首相が16日に山梨県内で歴代首相とのゴルフを予定していたとの報道が浮上。自民党内でも懸念の声が上がり、中止になったと伝えられました。そんな中で出された表明に対して、ハワイへの支援自体には理解を示しつつも、対応の差を感じる人も多かったようです。先月10日にも九州地方は記録的な大雨に見舞われましたが、岸田首相が被災地を訪れたのは2週間以上経過してから。さらにその間、中東三カ国への訪問や『終日、公邸で過ごす』といったスケジュールが明らかになっており、“国民の命はそっちのけ”などと厳しい声が寄せられていました」(全国紙記者)現在、特に大きな影響を受けている鳥取県内では、水道管が通る橋が崩落し断水状態が継続中。土砂崩れなどによって130人を超える人々が孤立状態になっており、行方不明者の捜索も続いている最中だ。にもかかわらず、被害地域への今後の対応などが不透明な岸田政権に対して、ネット上では疑問の声が噴出している。《外国への対応は早いけど、なんで国内の対応はこんなに遅いんだろうね》《ハワイ山火事大変なのはわかるけど、200万ドル支援??アメリカとか海外にはホイホイ金出すくせに、日本の災害支援だったり、物価高騰対策は遅いくせに!!️!!️》《海外支援が大切なのはわかるけど、国内に対する対応とあまりに違うのでイライラする》
2023年08月17日梅雨前線の活動が活発になったことで、広い範囲で災害級の大雨に見舞われた2023年6月。災害時の備えについて、今一度見直そうと考える人も多いでしょう。自然災害が発生した場合、食中毒にも注意が必要なことをご存じですか。「災害時も食中毒への備えを!」内閣府が呼びかけ内閣府の食品安全委員会によると、災害が発生しライフラインが寸断することで、食品の低温管理や、衛生的な水の確保が難しくなり、食中毒が発生しやすくなるとのこと。災害時の食中毒対策として、細菌を『つけない』『ふやさない』『やっつける』の3段階で紹介しています。1.細菌を『つけない』食中毒は、細菌やウイルスが付着した食べ物を口にすることで、下痢や腹痛などの症状を引き起こす病気です。ウイルスを付着させないために、調理や食事の前には、なるべく手を洗うようにしましょう。もし水が十分に確保できず、手を洗うことが難しい場合には、ウエットティッシュやおしぼりで汚れを落としたり、アルコール消毒を行ったりしてください。食品を直接手で触らないよう、ラップやビニール手袋などを準備しておくことも効果的だといいます。※写真はイメージ2.細菌を『ふやさない』停電などにより運転が止まった冷蔵庫の中の食品は、細菌が繁殖している可能性があるため、なるべく食べないでください。炊き出しの食事なども、長時間常温に置かれると細菌が繁殖する可能性があるため、早めに食べましょう。常温で保存可能な食品と水をストックローテーションしておくと安心です。3.細菌を『やっつける』細菌やウイルス、寄生虫は、加熱によって死滅するといわれています。生鮮食品、特に生の肉類などは、十分な加熱が必要です。また、くみ置きをして古くなった水や、未殺菌の井戸水を飲む場合には煮沸しましょう。災害時には、まず身の安全の確保が最優先になります。しかし、せっかく安全に避難することができても、食中毒に感染してしまえば、命に関わる事態になりかねません。災害時の食中毒対策についてもよく確認し、万一の場合に備えましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年06月08日こんな経験ありませんか?・カップのドリンクを複数購入して持ちきれない…・フードとドリンクのせいで他の荷物が持てない…・ドリンクいっぱい買ったけどトレーがついてない…「買ったはいいけど持ちきれない」そんなシチュエーションあるあるですよね。しかもワタワタしている間に後ろに列ができてしまった日には、お店にも申し訳ないし恥ずかしい気持ちでいっぱいになることも……。そんな時の裏ワザはコレ!そんなとき「ビニール袋」1つで解決できることをご存じですか?警視庁警備部災害対策課のTwitterでその裏ワザが公開されています。出典: の声ビニール袋という身近なアイテムでできる裏技ということもあり、多くのTwitterユーザーから意見が寄せられています。・センスのある小技!・簡単にできるところがいい!・覚えておくと今後役に立つ時がくるかも!一方でこんな意見も寄せられています。・ちょっと不安定で不安かも…・レジ袋が無料の時代だったら…・最近はエコバッグしか持たないので…簡単にできる裏ワザとして称賛を集める一方で、昨今のレジ袋有料化によって使用シーンが限られてしまうのが残念というが意見が多い印象です。こんな使い方もあるんです!たくさんの声が寄せられているこのツイートですが、警視庁警備部災害対策課は以下のコメントで締めくくっています。「避難所などで汁物が配布されたときにも活用できると思います」さすが「警視庁警備部災害対策課」ですね!日常シーンだけでなく、災害時での活用もできるこの裏ワザ、知っておいて損はなさそうですね。レジ袋が有料になっているこのご時世ですが、もしものときのために1つバッグに忍ばせてみては?(マイナビ子育て編集部)
2023年05月23日SNSで公開されている、子供たちの宿題やテスト用紙に書かれた『珍解答』。ユーモアかつ独創的な解答の数々は、たびたび私たちを笑わせています。Instagramに投稿された、とある『珍解答』をご紹介します!自然災害にまつわる問題に対する『珍解答』2児の母親である、sumiyoogawaさん。ある日、小学生の娘さんが持ち帰ってきたテストの解答用紙を見て、しばらく笑いが止まらなかったといいます。解答用紙の一番下にある問題に、ご注目ください!「自然災害にそなえて、あなたができることを1つ書きましょう」という問題に対し、娘さんは「かくごする」と解答!正解ではありませんが、肝が据わっている娘さんの人柄がうかがえる解答に、クスッとさせられますね。娘さんの答えに対し、先生は「おもしろ解答としてはマルあげたい、でもテストだからごめんね!」とコメント。子供の考えをすぐに否定はせず、きちんと受け止めつつも、正しい方向へ導こうとする優しさが伝わってきます。こんな先生の指導のもと、勉強に励む娘さんは、きっと正しい知識を身に付けつつ、成長していくことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年05月06日台風や地震など、自然災害が多い日本。万が一の事態に備え、防災グッズの準備をしておくことが大切です。三菱智葉(@tomoha97)さんもまた災害時の備えをしており、約2か月間はもつほどだといいます。三菱さんが実際の自宅の様子をTwitterで紹介したところ、防災グッズの中に明らかに違和感を覚えるものが紛れ込んでいたのでした…。マッマ「SNSで地震雲がこんなに!災害とかちゃんと備えてるの?」ぼく「まぁ二ヶ月分くらいは…」マッマ「そう……」 pic.twitter.com/PKfqoNlCK4 — 三菱智葉 (@tomoha97) April 11, 2023 もともと、戦闘糧食に関する同人誌を頒布していた、三菱さん。10年ほど前から防災グッズなども集めており、今ではこんなにも心強い備えになったといいます。しかし、その量以上に注目すべきは、棚の上から3段目に置かれた手…!もちろん本物ではなく模型ですが、あまりにもリアルなため、困惑してしまいます。写真を見た人からも「ゾンビパニックでも始まっているのか?」「怖い…」など、ツッコミの声が多数寄せられました。・『生肉』まで用意してあるんですね!・自分がゾンビになるところまで想定しているとは…すごい。・備蓄の猛者や…。三菱さんに災害時の備えを確認してきた母親も、これを見たら驚くはず。三菱さんレベルではなくとも、ちゃんと日頃から防災の意識を持ち、非常食などを準備しておきたいものです。[文・構成/grape編集部]
2023年04月14日阪神・淡路大震災の発生から28年を迎えた、2023年1月17日。警視庁警備部災害対策課は、Twitterで人命救助の訓練動画を投稿しました。動画によると、災害現場で倒壊した建物の下敷きになった人を救助する際に、『テコの原理』が役に立つといいます。先日、渋谷駅で山手線ホームを統合する工事が行われ、作業員がテコの原理と人海戦術によりレールを移動していました。災害現場でも「知恵と道具」でこのテコの原理を活用し、5センチ程度の隙間を作れば命を救えます。阪神・淡路大震災では、倒壊建物から共助の人海戦術で多くの命が救われました。 pic.twitter.com/TsvigWpni2 — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 17, 2023 角材やバールなどを使って、重い物を持ち上げる、『テコの原理』。災害現場で下敷きになった人を救助する際、5cm程度の隙間を作ることができれば、命を救えるといいます。また、開かなくなったドアや扉をこじあけたり、がれきを撤去したりするのにも有効でしょう。動画を見た人たちからは「小学校で習うけど、実践で応用できる人は少ない」「ありがたい情報」などの声が上がっています。阪神・淡路大震災では、地震直後に16万4千人以上もの人が、がれきの下敷きになりましたが、近隣住民や消防、警察、自衛隊などの協力によって、多くの人が救い出されたそうです。私たち一人ひとりが、防災や救助の知恵を持っておくことで、将来救われる命があるかもしれません。いざという時のため、覚えておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年01月18日岩谷マテリアル株式会社の『アイラップ』をご存じでしょうか。『アイラップ』とは、販売開始から40年が経過した、冷凍や電子レンジ、熱湯でのボイルにも対応した、マチ付きポリ袋です同社のTwitterアカウントが投稿した、『アイラップ』の便利な使い方をご紹介します。『アイラップ』でご飯が炊ける!災害時に便利そう同社が紹介した『アイラップ』の活用法は、なんと、ポリ袋でご飯を炊く方法でした!\ #アイラップ炊飯 /お米と水の割合は『 1:1.2 』✨ #今回は無洗米を使用 #お米は20分ほど浸水しておきます お米の質や品種、季節や好みで左右されるので、普段からコツや好みを掴んでおくことが、本番時に慌てなくて済みますよ☝️ #イザという時は普通のお米も研がなくても食べられます ← pic.twitter.com/7NDDNOzoAI — アイラップ【公式】 (@i_wrap_official) September 4, 2020 まずは、無洗米を20分水に浸します。その後、お米と水を『1対1.2』の割合で『アイラップ』に入れましょう。空気はしっかりと抜いて上までねじり上げて、なるべく上の方で結びます☝️ #空気を抜くことがポイントです #アイラップ炊飯 pic.twitter.com/yZZ2ecHsbu — アイラップ【公式】 (@i_wrap_official) September 4, 2020 袋の中の空気を抜いて、『アイラップ』を上までねじりあげ、なるべく上のほうで結びます。ここでは、しっかりと空気を抜いておくことが重要なのだとか。耐熱皿を敷いた鍋でお湯を沸かし、そこに #アイラップ 入りのお米を入れます✨袋が鍋底や鍋肌に付かないように注意してください☝️ #用意したお鍋が小さかった・・・ #アイラップ炊飯 pic.twitter.com/Rc6Dzu4NTw — アイラップ【公式】 (@i_wrap_official) September 4, 2020 いよいよ、炊飯の工程です。鍋の底に耐熱皿を敷き、湯を沸かします。湯が沸いたら、先ほど用意したお米入り『アイラップ』を鍋に投入。袋が鍋底や鍋肌に付かないよう、注意が必要です。お湯がグツグツしない程度を維持しながら20~30分ほど加熱します。加熱し終わったら、鍋から取り出し、袋を開けずにそのまま10分ほど蒸らし、完成です! #アイラップ でお米が炊けました✨ #アイラップ炊飯 pic.twitter.com/ygzFQbAacc — アイラップ【公式】 (@i_wrap_official) September 4, 2020 電気が使えない時に、簡単にお米が炊けるので便利ですね。また、茶碗を使わないため、洗い物が減り、水を節約したい災害時に役立つ炊飯方法でしょう。キャンプなどのアウトドア時にも活用できそうです。この投稿には「便利だ」「練習しておこう」といった声が寄せられました。・これは覚えておいて損はない方法ですね。練習してみます。・素晴らしい!いざという時のために、メモしておこう。・これ、やってみたのですが、お米がもちもちした炊き上がりになるよ。災害時にかなり役立つと思う。同社によると、お米の質や品種、季節によって炊き上がりが異なるため、練習をしてコツをつかんでおくことも大切だといいます。『アイラップ』が自宅にある人は、もしもの時のために練習してみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2023年01月15日日経ナショナル ジオグラフィック(代表:滝山晋、所在地:東京都港区虎ノ門)は、『世界の終わり防衛マニュアル図鑑 自然災害・核戦争・宇宙人侵略に備えた各国の啓発資料集』を11月14日(月)に発行しました。本書は、パンデミックや自然災害、核戦争、宇宙人の侵略に立ち向かうために、各国政府が準備した宣伝ポスターやマニュアルの進化を豊富なビジュアルや資料で知ることができるビジュアルブックです。20世紀以降、さまざまな災害にかかわる情報や、危険から身を守る方法を、政府や公的機関が積極的に国民に周知するようになりました。時代とともに、印刷メディアから放送メディア、そしてインターネットへと変わり、それと同時に識字率に合わせた表現方法や、新たな知見の追加、多言語化など、表現方法も常に進化してきました。また、各社会の体制によって、目指すべき防災・防衛の形が異なっている点、表現方法や優先順位の違いが、どのように表れているかも注目しています。ウイルスや細菌によるパンデミック、水害や地震などの気象災害、戦争による核攻撃に備える方法など、今まさに、世界のどこかで起きている出来事が、どのように伝えられてきたのか。プロパガンダ・アートとしての防災・防衛資料の変遷をたどる、異色の図鑑です。『世界の終わり防衛マニュアル図鑑自然災害・核戦争・宇宙人侵略に備えた各国の啓発資料集』タラス・ヤング著/竹花秀春 訳/2022年11月14日発行/定価 4,950円(10%税込)/256ページ/上製/248mm×178mm/日経ナショナルジオグラフィック 発行/ISBN:978-4-86313-529-1商品のご案内 Amazon 楽天ブックス 【目次】1.パンデミック結核/スペインかぜアジアかぜ/香港かぜHIV/エイズ/新しいウイルス2. 自然災害気象災害/大地が動くとき林野火災と戦う自然の中で生き残る3. 核戦争核攻撃に備える/シェルター爆風と死の灰4. 宇宙人の侵略我々は平和の使者そこに誰かいますか?果たして真相は?■国民の危機に各国政府は「命を守る方法」をどのように伝えてきたのか。豊富なビジュアルで知る!■万人が理解できる情報伝達の技術を進化させた、プロパガンダ・アートの変遷をたどる!■今も世界のどこかで起きている自然災害、戦争から身を守る方法の実例集にも! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月15日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「静岡水害と災害報道」です。自治体の連携と報道の重要性を再確認した一件。9月23~24日、台風15号の影響で静岡県は記録的な大雨に襲われました。川の氾濫、土砂災害により、静岡市清水区の水道を供給する川の取水口が破損し、区の8割にあたる約6万3000世帯で断水し、1週間経っても半数程度しか復旧がなされませんでした。静岡の災害に関しては報道量も少なく、自衛隊の派遣も遅れました。被害は10月17日時点で、死者3名。全壊、半壊、一部損壊、床上浸水、床下浸水合わせて8448棟です。SNS上では「なぜこの被害をメディアは伝えてくれないのか」という不満が相次ぎました。投稿された映像や画像を見ると、町全体が水に浸かり、大規模な土砂災害が起きており、山間部では孤立した集落も生まれていました。時期がちょうど安倍元総理の国葬と重なったため、さまざまな憶測や不信感を招き、静岡県が自衛隊派遣要請を行ったのが災害発生から2日後だったということにも不満の声が膨らみました。マスコミは、各地の災害を都道府県の発表で知り取材に動きます。今回の件は、実は静岡市と静岡県の連携がうまくいっておらず、掛川市などは被害状況がすぐにあがりましたが、静岡市のみ翌日の夕方まで、被害が県に知らされていませんでした。報道も自衛隊派遣も、それが原因で初動が遅れてしまったのです。報道のないなか、SNSを利用している人は、被害状況や給水などの情報を入手できましたが、そうでなければ、何が起きているのか、どういう支援が得られるのかもわからない状況が続いていました。これから報道は、自治体の発表と市民発信の両方を使い、いち早く伝えることが必要になるでしょう。発生翌日に清水区に入り、取材をしたところ、飲料水は比較的入手できたけれど、トイレを流したり、体を拭くなど、生活用水が圧倒的に足りず、給水があっても何に溜めて運べばいいのかとても困ったと話していました。静岡県は地震や富士山噴火に備えて防災訓練を徹底しています。それでも当事者になると戸惑うことが多くあったと言います。災害対策には平時からの綿密な準備と、各所連携する仕組みの必要性にあらためて気付かされます。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年11月16日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年11月12日9月1日は防災の日。大きな災害が記憶に新しいいまこそ、有事への備えを確認したいですね。災害時は停電被害の発生が多く、電力の供給が問題となりますが、そこで頼りになるのが“走る蓄電池” とも称されるクルマ・三菱のPHEVです。もう停電にひるまない、非常用電源利用9月頃の台風シーズンは、例年停電等の被害に悩まされる地域が少なくありません。三菱自動車のPHEVは、社内にコンセントがあるので、スイッチひとつで1500Wの給電が可能(※1) です。急な停電に慌てることなく災害情報収集、連絡手段の確保、温かい食事などができるのは、大きな安心に繋がります。また、家庭とクルマをつなぐ「V2H機器」を使えば、家の建物全体に電力を供給することができ、最大約12日間の電力が確保できます(※2)。実際、2021年に大雪の影響で大規模停電となった秋田市には、コミュニティセンターへ三菱のPHEVが出動し、テレビや照明、ストーブなどの電気製品に給電を行いました。(一般家庭の1日の消費電力を10kWhと仮定。V2H利用時は約12日分を供給できますが、AC1500W外部給電時には車両側Ready-on状態に保つ電力が必要で、V2H利用時よりも給電量は目減りします。)PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)とはHV(ハイブリッドカー)の一種で、動力源としてガソリンエンジンと電気モーターの2つを搭載する次世代のエコカーです。エンジンを発電機としてバッテリーに電気をためることができるため、充電インフラがない環境でも快適な走行が可能です。また、外部給電機能を有するため、アウトドアや災害時など、電気不足下においても強い味方になります。災害時の備えに三菱のPHEVならシートを倒せばフラットスペースができ、もしものときの避難場所としても役立ちます。車に蓄えられている電池がなくなっても、ガソリンさえあればエンジンで発電しながら給電することも可能です。車の買い換えを考えている方は、候補のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。【参考】※アウトランダーPHEV※エクリプス クロスPHEV※1一般家庭の1日の消費電力を10kWhと仮定。V2H利用時は約12日分を供給できますが、AC1500W外部給電時には車両側Ready-on状態に保つ電力が必要で、V2H利用時よりも給電量は目減りします。※2アウトランダーPHEVの場合は12日分、エクリプス クロスPHEVの場合は10日分となります。なお、供給可能電力量はV2H機器を使用した場合とAC1500W使用時で異なります。供給可能電力量は三菱自動車試算による(一般家庭での一日当たりの使用電力量を約10kWh / 日として算出、V2H機器等の変換効率は含みません)。V2H機器に接続している場合、エンジン始動による発電はできません。エンジンでの発電を行う場合は、V2H機器との接続を終了してください。停電時には車両、V2H機器の自己消費電力により、通常時のV2H使用電力量と異なります。
2022年09月01日2022年8月3日、低気圧と前線の影響によって、記録的な豪雨が青森県、秋田県、山形県、新潟県の4県を中心に襲いました。中でも山形県では、最大級となる警戒レベル5の大雨特別警報が発表され、政府は命を守る行動をとるよう県民に注意喚起。4県では、豪雨を受け河川氾濫や住宅浸水など多数の被害報告が相次いでいます。記録的豪雨を受け、自衛隊が災害派遣同月4日、松野博一官房長官は会見で、自衛隊の災害派遣を明らかにしました。発表によると、豪雨によって多数の被害報告が出ている新潟県と山形県から、災害派遣の要請を受けたといいます。新潟県では、人命を守るために災害救助法の適用を決定。また、山形県では鉄道の橋の崩落が報告されており、陸上自衛隊第6師団の派遣を要請しました。『災害大国』といわれる日本で、いつも人命救助に勤しんでくれる自衛隊。災害派遣に対し、ネットで感謝する声が上がっています。・自衛隊のみなさんにも、心配している家族がいる。本当に感謝しかない。・猛暑の中の救助活動は大変だと思う。被災者も心配だ…。・ついに災害派遣が出るほどの大ごとに…。熱中症に気を付けてくださいね。松野官房長官は、会見で土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に最大限の警戒を呼び掛け、「最新の情報に注意し、早めに命を守る行動を取ってください」と述べました。猛暑の中避難をする人も、人命救助を行う自衛隊も、つらい環境に身を置くことになるでしょう。自然の脅威から1人でも多くの命が守られ、被災した人たちが一刻も早く元の生活に戻れるよう願うばかりです。[文・構成/grape編集部]
2022年08月04日アウトドアや災害時に活躍する「ポータブル電源」の注目が集まっています。モバイルバッテリーの超巨大バージョンですが、AC電源(コンセント)などを備え、ソーラーパネルにより発電もできるものなど高性能な機能が特徴です。主要16のポータルサイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド」は、ふるさと納税でもらえる「ポータブル電源」を徹底調査しました。▼特集名ふるさと納税の「ポータブル電源」還元率ランキング | キャンプや災害時に【2022年3月】 ▼概要還元率1位: SEKIYA フレキシブル70Wソーラー付ポータブル電源・自治体:宮崎県 国富町・寄付金額:180,000円・還元率:42.1%リモートワーク時や災害時の電源として使える小型で便利なポータブル電源です。ソーラー発電パネルもセットでこの寄付額は、非常にコスパが良いです。出力500W.・容量460Whh 還元率2位:オウルテック OWL-LPBL172801・自治体:神奈川県 海老名市・寄付金額:200,000円・還元率:33.4%オウルテックの返礼品として用意されているポータブル電源としては最大容量のものです。定格出力600W・容量622Wh 還元率3位:セルスター PD-650・自治体:三重県 伊賀市・寄付金額:74,000円・還元率:32.6%今回のランキングの中で最も寄附金額の低いポータブル電源です。ポータブル電源自体にランプがついている点も使いやすく、車のバッテリーあがりの充電としても利用することができます。最大出力350W(定格280W)・容量約100Wh お得なポータブル電源をもっと見たい方還元率4位以降のポータブル電源は、以下の特集をご覧ください。 ▼ふるさと納税ガイドとは主要16のふるさと納税サイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド」。各ポータルサイトの徹底比較や解説記事に加えて、還元率順の返礼品ランキングもご用意。誰もがふるさと納税をもっと身近に感じ、もっと楽しんでもらえることを、そして魅力ある自治体の財源確保につながることを目指します。ふるさと納税ガイド | ふるさと納税のNo.1比較サイト : 3月18日は楽天のご愛顧感謝デー!ふるさと納税もポイントが最大4倍 | ふるさと納税ガイド : 当サイトでは、返礼品の「還元率」を以下の計算方法で算出しています。還元率(返礼率)=返礼品の販売価格 ÷ 寄付金額 ×100返礼品の販売価格や「同一商品」の定義についての詳細は、還元率ランキングのページをご覧ください。コスパ重視でお得な返礼品をもらいたい方にぴったりの特集です。※返礼品の販売価格は各自治体が公表しているものではなく、ふるさと納税ガイドが独自に調査したものです。ご了承ください。【2022年3月】ふるさと納税 還元率ランキングベスト300を発表! : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月18日認定NPO法人ピーサポネット(所在地:福岡市東区箱崎1-10-7-2階、理事長:藤野 善孝)は、どんな災害でもペットと飼主が安心して暮らせる社会を実現する為に、2021年11月18日から「READYFOR」にてクラウドファンディングを開始しました。会社イメージ写真(1)【プロジェクト開始の背景】我々は「ペットの殺処分の撲滅」と「高齢者が安心してペット達と生活ができる環境の提供」を目指して2017年11月にNPO法人ピーサポネットを設立し、我々が提唱している、日本初のペットの看取りサービス「ラブポチ信託(R)」の普及活動をしています。しかし、ここ数年新たな問題が浮上してきています。それは、日本各地においての様々な自然災害です。コロナウイルスも自然災害の一部ですが、ここで問題が起きていることが「避難所へのペット同伴問題」です。様々な災害において被災されたペット飼養者の中には、避難所へ避難したくても、犬や猫達と一緒に避難することを拒否され、車中泊や損壊した家で犬や猫達と一緒に避難する「軒先避難」などのケースが出てきています。これは、同行避難を拒否されたペット達だけの問題ではなく、飼主達の命も危険に晒してしまう事態だと思い、どのような災害が起きても飼主とペット達が安心して避難できる環境を提供したいという狙いから実施いたします。【サービスの特長】1) ペット達を避難させることで、飼主達も安心して避難所への行くことが可能に!平常時はペット達が心も身体も健康であり続けるための「犬や猫達の健康」をコンセプトにしたペットサロンの併設を計画していますが、災害時にはその業務を全て停止して、無償でペット達の避難所にします。日ごろからペットのケアをしているスタッフが受け入れますので、飼主様も安心です。2) 自然災害でストレスを受けたペット達に、災害で受けたストレスを和らげるケアが可能にペット達が自然災害で受けた様々なストレスを避難中に専門スタッフがストレス緩和ケアを施すことによって、飼主様が迎えに来た時には、ペット達はあらゆるストレスから解放されて災害前の状態で飼主のもとへ帰ることができます。【リターンについて】<3,000円> お礼のお手紙+オリジナルポストカード1枚+施設完成までの経過報告を提供します。※今回のプロジェクトは寄付金控除型です。我々は認定NPO法人ですので、ご支援金に関しましては、特別寄付金控除を受けることができます。【プロジェクト概要】プロジェクト名: どんな災害でもペットと飼主が安心して暮らせる社会を実現したい!期間 : 2021年11月18日~2021年12月28日リターン : お礼のお手紙+オリジナルポストカード1枚+施設完成までの経過報告などURL : 会社イメージ写真(2)■会社概要商号 : 認定NPO法人ピーサポネット代表者 : 理事長 藤野 善孝所在地 : 〒812-0053 福岡市東区箱崎1-10-7-2階設立 : 2017年11月事業内容: ラブポチ信託(R)普及事業・ペットの殺処分と高齢者のペットロス撲滅事業URL : 【クラウドファンディングに関するお問い合わせ先】認定NPO法人ピーサポネットTel:092-260-7269 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日『WAVOC presents 災害ボランティア支援 ゴスペラーズ アカペラコンサート』が12月19日に無観客生配信されることが決定した。本公演は、2011年に発生した東日本大震災をきっかけに毎年ゴスペラーズを中心に開催されているアカペラコンサートで、今年はトライトーンのほかにゴスペラーズの最新アルバム『アカペラ 2』にも参加したアカペラクリエーター・とおるす率いるRabbit Cat、そしてbaratti(from Nagie Lane)がゲストとして出演する。なお公演の利益は、早稲田大学ボランティア団体「早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)」の活動支援として全額寄付される。<配信情報>WAVOC presents 災害ボランティア支援 ゴスペラーズ アカペラコンサート12月19日(日) OPEN 17:30 / START 18:00【ゲストアーティスト】トライトーン / Rabbit Cat / baratti(from Nagie Lane)【チケット情報】視聴券:2,960円(税込)※Go To イベント割引適用対象となります。通常価格3,700円(税込)よりお安くなっております。※各配信サービスの決済方法によっては別途手数料が発生する場合がございます。【販売期間】11月14日(日) 10:00〜12月26日(日) 21:00までチケット購入リンク:【配信期間】12月19日(日) 18:00〜12月26日(日) 23:59まで※生配信終了後、見逃し配信公開まではしばらくお時間をいただく場合がございます。イベント公式サイト:
2021年11月14日9月1日は防災の日。台風、地震、豪雨・豪雪……。私たちは、つねに自然災害のリスクと隣り合わせでくらしています。そこで今回は、みんなの防災意識を調査。もしものときに備えて用意している防災用品や、どんな基準で防災用品を選んでいるか調べてみると、「日常生活でも使えるものを買いたい」という気持ちが強いことが判明。また、新しい防災として話題の「フェーズフリー」についてもリサーチ。認知度は低いものの、「日常と非常時を分けない」という考え方には多くの人が共感。実践してみたいという声も数多く集まりました。【ダイジェスト】日常と非常時を分けない、新しい防災の考え方が「フェーズフリー」防災用品は「日常にも役に立つものを買いたい」のが本音!「いつも」のくらしを工夫するだけで、防災力が高まる■ 日常と非常時を分けない考え方が「フェーズフリー」国土交通省の調査では、温暖化の影響により、21世紀の豪雨の発生頻度は20世紀の約3倍に増えると予測されています。読者の97.3%も「近年、自然災害が増えていると感じる」と回答し、かなりの人が危険を感じていることがわかります。しかし、大きな災害後に高まる防災意識は、時間がたつと薄れてしまいがち。その一因は、日常生活のなかでは、実際に災害が起きた状況をイメージしにくいからと考えられます。そんな「気持ちのズレ」を埋める考えとして注目されているのが、フェーズフリー。認知度は「言葉の意味まで説明できる」、「なんとなく知っている」という回答を合わせて12.1%とまだまだ低めですが、新しい防災の概念として広がりつつあるキーワードです。フェーズフリー協会代表の佐藤唯行さんによると、「フェーズフリーとは、『日常』と『非常時』(災害時)のくらしを分けることをやめてみよう、という考え。非常時のために何かを備えるのではなく、ふだんから使用しているものが『もしも』のときに私たちの命や生活を守ってくれる。そんなくらしをめざしています」。■ 防災用品は「日常にも役に立つものを買いたい」のが本音!ふだんの生活で「防災を意識している」と回答した人は74.3%。しかし、実際には防災グッズを用意していない人は40.6%と、かなりの割合であることが判明。用意していない理由の上位は、「つい先延ばしにしてしまう」70.2%、「何をすればいいかわからない」28.7%など。日々忙しく過ごしていると、災害は「非常時」の遠いことに感じられて、ついつい備えが後回しになってしまうのかもしれません。また、防災用品を選ぶときの基準を探っていくと、「日常にも役立つ防災用品を買いたい」という意見が目立ちました。その背景には、「ふだん使わないものに、あまりお金をかけたくない」(30代・パート)、「日常的に利用できるとうれしい」(50代・専業主婦)、「新たに購入するのは避けたい」(40代・フルタイム)など、「防災のために特別なことはしたくない」という心理がうかがえます。なお、昨年度のアンケートと比較すると、防災のために備えているものとして、「ウエットティッシュ・トイレットペーパー」が4.9ポイント、「マスク」が14.8ポイント上昇しています。コロナ禍の今、ウイルス対策用品は、必ず忍ばせておくべきアイテムと考える人が、増えていることがわかりました。■ 「いつも」のくらしがじつはフェーズフリーに!防災というと、乾パンに代表されるように、ふだんは利用していないものを災害時のために「備える」イメージがあります。フェーズフリーはその逆。電気自動車は停電時の電源に、趣味のベランダ菜園は災害時の食料に、鍋料理に使う卓上コンロは非常時の調理器具にと、ふだん使っているものが非常時にも役立つことが特徴です。「特別なことではなく、日ごろ実践していることが、非常時にも役立つというのがフェーズフリー。がんばらずにできることも、大きな特徴です」(佐藤さん)。ふだんのくらしのなかにも、フェーズフリーにつながるアイデアはたくさん。・「ブロッコリーは、フライパンに水大さじ3を加えて蒸しゆでにする」(40代・フルタイム)・「家の中を断捨離して足もとに物を置かない」(50 代・パート)・「たまに備蓄食料で調理して、家族で試食会をする」(30代・パート)・「いつでも避難できるように、部屋着で眠る」(40代・パート)「少ない水や油で調理する」方法は、災害時に限られた水や食材で調理するのに役立ちます。また、家をすっきり片づけておくことは、ふだんは高齢者の転倒防止に、非常時にはスムーズな避難を可能にします。フェーズフリーを知らかなった人でも、具体的な例を挙げると、「自分でもできそう」73.4%、「実践してみたい」83.3・%と高い関心を寄せていました。災害は、いつどんなときに起こるかわかりません。「防災=特別なこと」ではなく、日常生活のなかでできることをコツコツ積み重ねていくことが大切です。いつものくらしで便利なこと、快適なことが、もしものときに自分や家族の身を守るというフェーズフリーの発想は、まさに理にかなった方法。今すぐできる新しい防災として、今後さらに注目を集めていきそうです。アンケート概要●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数1586人)●調査方法:インターネット調査●調査期間:2021年6月25日~7月1日●「オレンジページくらし予報」について読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた“くらしの目利き”たちが数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて<次のくらし>を読み解いていくのが「オレンジページくらし予報」です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。●『オレンジページ』について失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊35周年を迎えた生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=283,167部(2020年印刷証明付発行部数)。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年08月31日夫婦の危機
セレブ婚で変わってしまった親友
モラハラ夫図鑑