間宮祥太朗主演ドラマ「ACMA:GAME アクマゲーム」が、4月より放送決定。究極のデスゲームが超VFXで実写化される。日本有数の総合商社・織田グループの御曹司だった織田照朝(間宮祥太朗)は、13年前、父・清司を謎の組織に殺され、全てを失った。犯人の目的は、清司が持っていた1本の古びた鍵。その鍵を手に入れた者は、集めた鍵の数だけ運気が上がり、99本集めると、この世の全てを手にすることができるといわれる悪魔の鍵だ。殺される直前の父からこれを託された照朝は、海外に脱出。以来、世界中を渡り歩いて知識と経験を積んでいった。そして父の無念を晴らすため、13年ぶりに日本に戻って来た照朝は、悪魔の鍵を狙うライバルたちとの命懸けの頭脳バトル・アクマゲームに巻き込まれていく…。本作は、「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されていた同名漫画の完全実写化。多彩なキャラクターが登場し、異形の悪魔が仕掛ける独創的で規格外のアクマゲームが、多くのコアファンを生み出し熱烈な支持を集めた。日本テレビ系GP帯連続ドラマ初主演となる間宮さんが演じるのは、99本集めると、この世の全てを手にすることができるといわれる悪魔の鍵を賭けて争う、命懸けのアクマゲームに翻弄されながらも鍵の謎に迫っていく主人公・織田照朝。幼い頃、母親が事故死し、日本有数の総合商社・織田グループを経営する父親と2人で生きてきたが、父は悪魔の鍵を照朝に託した直後、目の前で謎の男に殺害される。鍵の秘密を探るため、世界を放浪していたが、謎の財産譲渡事件が相次ぐ日本に帰国、鍵を狙う人物が現れ、アクマゲームに挑むことに。原作を読み「ゲーム自体の面白さ・緻密さに引き込まれました」と話す間宮さんは、「今回映像化するにあたり、原作では高校生だった照朝の年齢設定が27歳の青年になっています。ですが、父親を殺されたという原作の設定や、照朝の人となりなどは変わっていないので原作ファンの方も安心して見ていただけたらと思います」とコメント。ゲームについては「悪魔の鍵を持つプレイヤー同士がゲーム開始を宣言するとゲームマスターの悪魔が現れて、その時に初めてゲーム内容が明かされます。ゲームも毎回違うもので、いろいろなゲームが出てきます。なかには、皆さんがやったことがあるような遊びに似たものもあれば、全く新しいゲームもありますが、それぞれ特殊な仕掛けやルールが加えられたオリジナルゲームになっています」と説明。加えて「さらに、一度ゲームに勝ったプレイヤーには『悪魔の能力』という、ゲームを有利に運ぶための特殊能力が与えられます。その能力も一人一人違っていて、強力なものもあれば、『使いどころが難しいな』というものもあって、自分の能力をいかに有効に使うかはもちろん、相手がどんな能力を持っているのかを推理しながら戦っていくというのもポイントになっています」と語っている。また、本作の大きな特徴である、ゲームを支配する悪魔を実写化するにあたり、日本最高峰のVFX技術を誇るCG制作会社「デジタル・フロンティア」が参画。『デスノート』シリーズや「今際の国のアリス」のVFXを担当し、日本のみならず世界からも熱視線を集める同社が、最新のテクノロジーを駆使した迫力ある超VFXで悪魔を描き出す。「ACMA:GAME アクマゲーム」は4月期日曜ドラマにて放送予定(毎週日曜よる10時30分~日本テレビ系)。(シネマカフェ編集部)
2024年01月11日映画『コット、はじまりの夏』が、2024年1月26日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国公開される。かけがえのないひと夏を過ごした少女コットの物語映画『コット、はじまりの夏』は、9歳の少女・コットが、親戚夫婦と過ごしたひと夏の思い出を描いた物語。1981年夏のアイルランドを舞台に、ひとりの少女が大切な感情と出会い、成長していく姿を映し出している。第72回ベルリン国際映画祭 グランプリ受賞本作は、第72回ベルリン国際映画祭でグランプリを受賞したほか、第95回アカデミー賞 国際長編映画賞にもノミネート。監督と脚本は、これまでドキュメンタリー作品を中心に、子どもの視点や家族の絆を繊細に映し出してきたコルム・バレードが務め、本作が長編初監督作品となる。主人公のコットを演じるのは、今回が演技初挑戦のキャサリン・クリンチ。圧倒的な透明感と存在感で、多感な少女の役柄を見事に表現し、史上最年少の12歳にしてアイリッシュ映画&テレビアカデミー賞(IFTA賞)主演女優賞を獲得した。映画『コット、はじまりの夏』あらすじ1981年、アイルランドの田舎町。大家族の中でひとり静かに暮らしていた9歳の少女・コットは、母親が出産するまでの夏休みを、親戚夫婦のもとで過ごすことになった。夫婦はコットを優しく迎え入れ、一緒に食事をしたり、子牛の世話をしたりと、何気ない日常を重ねていく。コットは、そんなささやかで温かい日々を送っていくうちに、ふたりからの愛情をたっぷりと受け取り、今までに経験したことのなかった、生きる喜びを知っていく。しかし、やがて夏は終わりに近づき、コットが家へ戻る日も迫っているのであった...。【作品詳細】映画『コット、はじまりの夏』公開日:2024年1月26日(金)監督:コルム・バレード脚本:コルム・バレード出演:キャリー・クロウリー、アンドリュー・ベネット、キャサリン・クリンチ、マイケル・パトリック原題:An Cailín Ciúin原作:クレア・キーガン『Foster』
2024年01月08日マルコ・ベロッキオ監督の映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』が、2024年4月26日(金)より、恵比寿ガーデンシネマや新宿シネマカリテほかにて公開される。「エドガルド・モルターラ誘拐事件」を映画化映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』は、史実「エドガルド・モルターラ誘拐事件」に基づいた衝撃的な物語だ。1858年に起きた「エドガルド・モルターラ誘拐事件」は、ユダヤ人街で家族と共に暮らしていた、7歳を迎える男児エドガルドが「何者かに洗礼を受けた」という情報によって、教会に連れ去られた実在の事件。スティーヴン・スピルバーグが、映画化に向けて、書籍の原作権を押さえていたことでも知られている。監督を務めるのは、現代イタリア映画を牽引してきたマルコ・ベロッキオ。1965年『ポケットの中の握り拳』で監督デビューを果たして以降、数々の名作を世に送り出してきた巨匠だ。80年代から90年代にかけては、『肉体の悪魔』や『蝶の夢』といった人間の内面に迫る、精神分析に長けた作品も手掛けている。本作は、2023年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門出品を皮切りに、世界中の映画祭をまわり、イタリア映画記者組合が選出するナストロ・ダルジェント賞では7部門を受賞。知られざる衝撃の実話と、85歳にして熱量の衰えぬベロッキオにより高濃度で描かれたドラマが高い評価を得ている。エドガルド役は新星エネア・サラエドガルド役には、新星エネア・サラを抜擢。モルターラ家の息子で、教会の絶対的権力者であるローマ教皇の指示のもと、突如連れ去られてしまう男の子の役を演じる。あらすじ1858年6月、イタリア北部の都市・ボローニャ。ユダヤ人一家のモルターラ家に、教皇から派遣された兵士たちが押し入り、7歳になる息子エドガルドを連れ去ってしまう事件が起きる。理由は、エドガルドが「何者かに洗礼を受けた」という情報によるものだった。モルターラ夫妻は息子を奪還するべく、あらゆる手を尽くすが、教会とローマ教皇はエドガルドの返還に応じようとしない。突然誘拐された息子を取り戻す闘いは、世論と国際的なユダヤ人社会が入り交じり、急速に政治的な局面を迎えていくのであった。【作品詳細】映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』公開日:2024年4月26日(金)監督:マルコ・ベロッキオ脚本:マルコ・ベロッキオ、スザンナ・ニッキャレッリ出演:パオロ・ピエロボン、ファウスト・ルッソ・アレジ、バルバラ・ロンキ、エネア・サラ、レオナルド・マルテーゼ製作:ベッペ・カスケット、パオロ・デル・ブロッコ配給:ファインフィルムズ原題:Rapito
2024年01月08日これまで「XXX占拠」とタイトルが伏せられていた、櫻井翔主演の新土曜ドラマの正式タイトルが「新空港占拠」であることが明らかになり、ポスタービジュアルも公開された。神奈川県初の国際空港「かながわ新空港」を獣の面をかぶった武装集団が占拠し、またもや事件に巻き込まれた武蔵(櫻井さん)が、1年前の事件以来休職中の管理官・和泉さくら(ソニン)に協力を要請。情報分析官の志摩(ぐんぴぃ)、さらに新たな仲間も加わり、空港からの人質救出とけもの退治に挑む。しかし、人質救出の期限はわずか1日で…というあらすじ。櫻井さん、武蔵の妻役の比嘉愛未、ソニンのほか、本作からの出演となる新人情報分析官役の白石聖、正体不明の謎の男役のジェシー(SixTONES)、警部補役の瀧内公美が出席した制作発表会見では、「本作のために大病院占拠のキャスト、そしてスタッフが集結いたしました。ちょうど1年後に、まさに同じクールでその続編が放送されるというのはあまり機会も多くないということで、士気高く撮影しているところです」「テレビを見ながらハラハラドキドキするような、ど真ん中のエンターテインメントを我々みんなでお届けできたらと思っております。2024年、どうぞよろしくお願いいたします」と櫻井さんが、座長としての思いを述べる場面も。そして、これまで全面モザイクだったポスタービジュアルも同時に解禁。今回、12人の武装集団「獣」から身を隠す武蔵刑事の姿が写し出されている。「新空港占拠」は1月13日より毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年01月07日新しい年の幕開け。今回は記事のタイトルの通り、2024年、初笑いにオススメの海外コメディドラマ7作品を選んで紹介したい。2023年視聴作をざっと振り返り、筆者が今でも笑いが込み上げてくる作品を、様々な配信サービスからチョイス。暇つぶしにどうぞ……と言いつつも、全作品傑作なので、ぜひマイリスト追加だけでも検討してほしい。「Girls5eva/ガールズ5エバー」( Netflix)2000年代のファッションや音楽をアップデートして取り入れたY2K(Year 2000)が流行りだして早数年。“一周回ってかっこいい”と扱われがちなあの時代だが、実際に振り返ってみると痛々しい部分もあったりする。そのえぐみを抽出して笑いに昇華させているのが、「Girls5eva/ガールズ5エバー」だ。主人公は、90年代末から00年代初頭に一世を風靡したガールズグループ「Girls5eva」のメンバー4人。兄が経営するレストランを手伝いながら、教師の夫と一人息子と仲睦まじく暮らすドーン(サラ・バレリス)、ソロ転身後に鳴かず飛ばずで、飛行場の鳥駆除バイトで生計を立てるウィッキー(レネイ・エリース・ゴールズベリイ)、ワーカホリックな歯科医で元妻に未練たらたらのグロリア(ポーラ・ペル)、夫とインフルエンサー活動をしつつも夫婦生活が破綻しているサマー(ビジー・フィリップス)だ。業界から干されて20年後、人気ラッパーに楽曲をサンプリングされたことをきっかけに、彼女たちは再結成を決意。しかし、マネージャーから搾取されていたこと、有名作曲家が提供する曲が今の自分たちには合わないことに気づき、自力で這い上がらざるを得なくなる。個性際立つ4人と、その周りに集うクセ強な人々が繰り広げる会話のキャッチボールだけでも相当面白いのだが、何といっても秀逸なのが、回想を補うために挿入されるフェイク映像。あの頃っぽいファッションや振り付けで「都合の良い女であること」を歌う「Girls5eva」のミュージックビデオや(しかも音楽がめちゃくちゃキャッチー)、セレブの豪邸自慢番組にドッキリ番組など、実際に流行っていたテレビ番組のパロディなど、当時の浮ついた空気感への皮肉が冴えている。シーズン2からは、信仰心の強すぎる夫婦、仮面系ミュージシャン、カントリー音楽に転向したラッパーなど、現代ポップカルチャーを踏襲したネタも増加。個人的には「ゲーム・オブ・スローンズ」と「サクセッション(メディア王 ~華麗なる一族~)」を掛け合わせたような架空番組「ビジネス・スローン」の存在が気になっている。現在シーズン2まで配信中で、2024年3月よりシーズン3が配信予定。「Girls5eva/ガールズ5エバー」はNetflixにて配信中。「クラス・オブ・2007」(Amazon Prime Video)ノスタルジーという点で「Girls5eva/ガールズ5エバー」と共通するのが、「クラス・オブ・2007」。「ザ・ティン・ティンズ」、ネリー・ファータド、「ゴシップ」、「ヤー・ヤー・ヤーズ」、KTタンストールなどの2000年代半ばのヒットソングをBGMに、地獄の同窓会を描いたコメディドラマだ。最初に登場するキャラクターは、恋愛リアリティ番組に出演して赤っ恥を掻き、半年間、人との繋がりを遮断していたゾーイ(エミリー・ブラウニング)。住処であるトレーラーハウスの周辺で地割れが発生し、異変を感じてスマホの電源を入れると、「高台へ避難を」という緊急通知が。山頂にある母校へと急いで向かう。奇しくもその日は同窓会パーティーが開催されており、ゾーイは10年ぶりに旧友たちと過ごすことに。さらに、大洪水で校舎のある山が陸の孤島になってしまい、余儀なく共同サバイバル生活が始まってしまう。食料やトイレ、電気など、世界の終わり故に発生する苦難よりも大きな問題が、彼女たちが多感な時期に経験した傷。数時間の再会ならば、懐かしさによる興奮で楽しかった出来事のみ思い出すことができるが、その時間が長くなればなるほど、過去の嫌な記憶が掘り返されてしまう。特に、元いじめっ子のサスキア(ケイトリン・ステイシー)が必要性に迫られてまとめ役となり、厳しく統率したことで、各々溜め込んでいた鬱憤が爆発。本音でぶつかり合い、過去を精算していく羽目になる。世界の終末を背景に友情をテーマにしているのに重たくないのは、コメディで包み込んでいるから。とある事件により行なわれる裁判や人身事故、お化け騒動など、常に騒々しく揉めている様子が面白おかしい。開かれたエンディングになっているが、シーズン2の更新が決定。この先の物語も楽しみだ。「クラス・オブ・2007」はAmazon Prime Videoにて配信中。「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」シーズン2( U-NEXT)© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.海外旅行気分に浸りたいのなら、擬似体験できる「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」を観てみてはいかがだろうか。架空のリゾートホテルチェーン「ホワイト・ロータス」を舞台にしたブラックコメディで、リミテッドシリーズとして制作されたものの、あまりの高評価にシーズン2が制作され、現在シーズン3も控えている人気作だ。シーズン1の舞台はハワイ。宿泊客としてやってくるのは、不動産経営をする夫と三流記者である妻の新婚夫婦、起業家の妻と癌検診の結果に怯える夫、インターネット中毒の息子、辛辣な娘とその友人で構成された団体客、そして母を亡くした裕福な中年女性の3組。彼らを出迎えるのは、ヤク中の支配人、妊娠後期を隠す研修生、独立起業を目指すスパ施設のマネージャーなど。和やかな雰囲気で始まる休暇だが、この中の誰かが死体になることは冒頭シーンで明らか。漏れなく嫌な奴ばかりが揃っており、事態が悪転していく様子は冷笑もの。シーズン2はイタリアのシチリア島へと舞台が移り、海水浴を楽しむ女性が海に浮かぶ死体を発見した場面から始まる。事件の少し前、スタッフ管理や風紀の乱れに厳格な支配人の傘下にある「ホワイト・ロータス」に集まったのは、祖先を辿るためにやってきた祖父・父・息子の3世代親子、夫たちが学生時代の友人同士である2組の夫婦、裕福な中年夫婦とそのアシスタント。彼らが船着場に到着したところを、2人の娼婦が虎視眈々と狙っている。シリーズのクリエイターであるマイク・ホワイト曰く、1にフォーカスしていたのが「お金」だったのに対し、2で焦点を当てたのは「セックス」。1以上に痴情のもつれが激しく、より衝撃的なエンディングが訪れる。両シーズン共に登場したジェニファー・クーリッジは、「エミー賞」獲得も納得のインパクト。なお、シーズン3はタイを舞台に、「死と東洋の宗教とスピリチュアリティ」をテーマにするそうだ。「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」はU-NEXTで配信中。「終わってない! 40代わたしのリスタート」(Disney+)© 2023 American Broadcasting Companies, Inc. All Rights Reserved.20分台の短い尺で軽い気持ちで観られるハートウォーミングなコメディがお好みなら、「終わってない! 40代わたしのリスタート」がオススメだ。主人公は、恋人のためにキャリアを捨てて渡英するも婚約破棄となり、10年ぶりに前職の新聞社に復帰したネル。空白期間もある上でのコネ採用だったため、担当することになったのは、花形の一面報道枠とはかけ離れている死亡記事。さらに、オフィス代わりにあてがわれたのは倉庫部屋だった。渋々とリスタートを切る彼女だが、スピリチュアルな力が宿ってしまう。死亡記事で取り扱う死人たちが幽霊として目の前に現れ、記事を提出するまで成仏してくれなくなってしまったのだ。しかし、幽霊との対話を通じて、現実社会で直面する仕事や友情、恋愛などの悩み、そして辛い過去などに向き合い前進していけるようになる。主演ジーナ・ロドリゲス(「ジェーン・ザ・ヴァージン」「サムワン・グレート -輝く人に-」など)がとにかく魅力的で、ふにゃあっと口元を歪めるふてくされる表情も憎めないほど、人間臭い主人公をチャーミングに演じている。また、気高すぎて失礼な面もある上司レクシー(ローレン・アッシュ)、色々なこだわりを持つ同居人エドワード(リック・グラスマン)も良い味を出している。ちなみに本作、2023年にしれっと配信され、ごく一部の海外ドラマファンの間でしか話題に上がらず残念だったのだが、実は本国アメリカでは、テレビ放送とデジタル配信の合算で、第1話は初公開後7日間で約760万人の視聴者を獲得。ABC制作におけるコメディデビュー作として過去4年近くで最も視聴された作品だったそう。2024年2月にシーズン2も配信予定。日本でも配信されることを願っている。「終わってない! 40代わたしのリスタート」はディズニープラスで配信中。「チャッキー」(Hulu)2019年公開のリブート版『チャイルド・プレイ』は、デジタル化したチャッキーを使って現代社会の恐怖をテーマに描いていたが、どことなく味気ないものになっていた。それもそのはず、チャッキーの生みの親であるドン・マンシーニの承認なしに製作されたからだ。一方でこちらのドラマシリーズはマンシーニが7作目『チャイルド・プレイ~チャッキーの狂気』の正統な続編として手がけているため、我らが求めるチャッキー節が全開だ。子ども相手でも容赦ない口汚い言葉、スプラッタを交えたブラックジョークの数々が、物騒なドラマをコミカルに味付け。トーク番組仕立ての映像が挟み込まれるなど、悪ふざけも満載だ。シリーズの主役となるのは、ヤードセールで殺人鬼チャールズの魂が憑依したグッドガイ人形=チャッキーを購入した、中学生のジェイク(ザカリー・アーサー)。チャッキーは、家庭での疎外感や学校でのいじめなどに悩むジェイクの心に付け込んで殺人をそそのかしつつ、周辺人物を次々と殺害。ジェイクは殺人の容疑者になってしまう。しかし、いじめっ子のレクシー(アリヴィア・アリン・リンド)、実録ポッドキャスト配信者のデヴォン(ビョルグヴィン・アルナルソン)と共にチャッキーを退治することを決意する。チャッキーとその花嫁ティファニーの声は、シリーズを通して担当してきたブラッド・ドゥーリフとジェニファー・ティリーが演じており、他にも『チャイルド・プレイ』お馴染みのキャストたちがそのまま続投。チャールズがいかにして殺人鬼になったのかや、ティファニーとの馴れ初めなども紐解かれており、シリーズファンにとって嬉しい作品となっている。シーズン2の舞台は、ジェイクたちの環境に合わせて、全寮制のカトリック寄宿学校に。本国では2023年末にシーズン3が放送されていたが、日本にはまだ未上陸。早く配信してほしいものだ。「チャッキー」はHuluにて配信中。「マーダーズ・イン・ビルディング」(Disney+)「マーダーズ・イン・ビルディング」シーズン3© 2023 Disney and its related entitiesコロナ禍の後推しで再ブームが訪れた“ポッドキャスト”をフックに功を成したのが、「マーダーズ・イン・ビルディング」。ニューヨークはアッパーウエストサイドの高級アパートに住む、半引退状態の俳優チャールズ(スティーヴ・マーティン)、経済的に苦しいブロードウェイの演出家オリバー(マーティン・ショート)、叔母の家で一人暮らし中である若手アーティストのメイベル(セレーナ・ゴメス)が、非常事態によって付近のレストランで居合わせた際、同じ実録犯罪ポッドキャストの愛聴者であることに気づき、意気投合。アパート内で起きた殺人事件を追及するポッドキャスト番組を一緒にスタートさせ、真犯人に迫っていく。軸にあるのはミステリーだが、回が進むにつれて深まっていく3人の友情物語にもなっており、年齢差や属する世界の違いから生じるギャップが楽しく、作品のトーンは全体的に軽やか。マーティン、ショート、ゴメスの相性が良く、シーズン2以降は彼らが一緒に過ごしている姿を眺められるだけで嬉しくなる。共にエグゼクティブプロデューサーに名を連ねる3人の良好な関係が、きっと作品にも滲み出ているのであろう。さて、流石にアパート内ですべてを完結するのが難しくなったのか、シーズン3では異なる建物で殺人が起こる。オリバーが手がける最新ミュージカルを上映する劇場内だ。その出演者として登場するのは、何とポール・ラッドとメリル・ストリープ。ラッドがいけすかないハリウッド俳優、ストリープが売れない舞台俳優という設定だけでも笑えるのに、クオリティの高い珍ミュージカルもパンチが効いており、ドラマに新たな風が吹き込まれている。シーズン4も2024年に配信予定。「マーダーズ・イン・ビルディング」はディズニープラスにて配信中。「海賊になった貴族」(U-NEXT)©2023 WarnerMedia Direct, LLC. All Rights Reserved. HBO Max TM is used under license.海賊の黄金時代であった1717年、裕福な地主のスティード・ボネットが妻子と財産を捨て、海賊へと転身するー。「海賊になった貴族」は、そんな驚きの実話をもとにしたコメディドラマだ。航海経験ほぼゼロのボネット(リス・ダービー)が荒くれ者だらけの世界に飛び込んですんなり上手くいくはずはなく、給料制で雇用している海賊たちからは力量を疑われ、瀕死状態を救ってくれた黒ひげエド(タイカ・ワイティティ)に、代理で船長業を任せることに。以降は、2人の関係を中心にしたロマンスが繰り広げられる。品の良さを隠しきれないボネットとワイルドでカリスマティックなエドという真逆のキャラクターが惹かれ合うドラマティックな物語の面白みに加え、殺るか殺られるかの瀬戸際もあるのに緊張感を欠くあべこべな展開が笑いを誘う。カモメと会話できる不思議人バトンズ(ユエン・ブレムナー)、歌が上手で天然気質なフレンチー(ジョエル・フライ)、皮肉屋な筆記係ルシウス(ネイサン・フォード)など、乗組員たちも個性豊かなキャラクターたちが勢揃い。フレッド・アーミセンやウィル・アーネットなど、コメディ好きにはたまらないゲストも。ちなみに同時代、男性船員同士の親密なパートナーシップは珍しいことではなく、ボネットと黒ひげが同性愛者だった可能性はなきにしもあらずと言われている。本作のクリエイターであるデヴィッド・ジェンキンスは、ボネットがなぜすべてを捨てて海賊紳士になったのか、また黒ひげの手厚い擁護を受けていたのか、明確な答えが明かされていないことに魅力を感じ、ドラマを創り上げたそう。シーズン2まで配信しており、シーズン3は制作未定だ。「海賊になった貴族」はU-NEXTにて配信中。(山根由佳)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年01月02日2024年も数々の作品が公開・配信を控えているなか、最も期待している作品をシネマカフェライター12名が発表します。『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』牧口じゅん2024年に期待しているのは『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』。前作『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』では、女性の勇ましさや狂気的な部分を表現していたマイウェン監督が、脚本・主演も務めつつ、女性作家の視点でいったいどんな愛人像を描いているのかが楽しみ。>>『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』あらすじ&キャストはこちらから『밀수/密輸(原題)』上原礼子韓国ドラマの中心は女性たちなのに、数百万人を動員するような映画となると難しいのか…と内心嘆いていたところ、我らがキム・ヘスとヨム・ジョンアがやってくれた。1970年代、生活のため密輸ビジネスに加担する海女たちが海を舞台に大暴れする「あまちゃん」meetsクライム・アクション!? 30年にわたり第一線いて青龍映画賞のMCを務め上げたキム・ヘス、『人生は、美しい』と歌い踊ったヨム・ジョンアの存在は私たちにも力になる。「Sweet Home」のコ・ミンシも頼もしい。監督はエンタメ大作の達人リュ・スンワン、「ムービング」で魅力倍増のチョ・インソン、芸達者なパク・ジョンミンにも期待しかない。※日本公開未定本国予告編『オッペンハイマー』冨永由紀この映画だけは特に、日本の劇場で見たいと思い、その機会を待ち望んでいた。ネット上で断片的に公開されている本編映像を見て、戦争中に遠隔で空襲を目撃した人の幼い記憶の話を思い出した。炎で赤く染まった遠くの空が綺麗で見とれていたという。マンハッタン計画の核実験成功シーンでも、関係者たちは砂漠の遠くで燃え上がる炎にただ見とれている。遅れてやって来た爆風と衝撃波にも歓声を上げる。そこに至る過程、そこから始まった悪夢がどう描かれるのか。2023年、世界各地で記録的なヒット作となったのはなぜか。それを確かめたい。>>『オッペンハイマー』あらすじ&キャストはこちらから本国予告編『瞳をとじて』セメントTHINGビクトル・エリセの31年ぶりの新作長編が公開されるなんて、やっぱり信じられない。私が映画を観始めた頃、エリセはすでにその評価を確立した「寡作な巨匠」だった。短編や中編の新作は時おり公開されてはいたけれど、長編を撮る気配は一向になく……いまだに狐につままれたような気分だ。あの名作『ミツバチのささやき』のアナ・トレントも出演しているとなれば、なおさらである。海外での絶賛評は漏れ伝わってはきているが、あえて事前情報なしで観に行ってみたい。映画史の重要な一幕に立ち会うような心地で、いまから緊張している。>>『瞳をとじて』あらすじ&キャストはこちらから『ザ・ガーディアン 守護者』西森路代日本公開が決まっているかわからないもので言うと、チョン・ウソン&ファン・ジョンミン主演の『ソウルの春』が、ポリティカル・ノワールなので見たいところです。ほかにも『ガール・コップス』のラ・ミラン主演の『市民ドクヒ』も気になります。その前に『ハント』でイ・ジョンジェと共に主演したチョン・ウソンの初監督作の『ザ・ガーディアン 守護者』が日本でも1月に公開になるので、それをまずは楽しみにしたいと思っています。また、マ・ドンソクの『犯罪都市 NO WAY OUT』も2月に公開ですし、2024年も韓国映画から目が離せないですね。>>『ザ・ガーディアン 守護者』あらすじ&キャストはこちらから『デューン 砂の惑星PART2』赤山恭子2023年、とある空港でばったり遭遇したフローレンス・ピュー。「え!?」と二度見した後に耳をすまし、あのハスキー声で間違いないと確信。話しかけたいファン心をグッと押し込め、そわそわと来年の待機作をその場で検索したワタクシ。エレーナが大好きなので『Thunderbolts(原題)』にも期待しつつ、とにかく『1』で魅せられた『デューン 砂の惑星 PART2』に登場ということで!粒子まで感じた壮大な砂の世界で、どんな王女像をさらしてくれるのか。『若草物語』以来のティモシーとの共演にもワクワク募ってます。>>『デューン 砂の惑星PART2』あらすじ&キャストはこちらから『猿の惑星 キングダム』人間食べ食べカエルこの作品を選んだのは、監督がウェス・ボールだから。それに尽きます。短編『RUIN』から、一気に知名度を上げた傑作シリーズ『メイズ・ランナー』まで、どの作品でも彼の描くポスト・アポカリプスな世界のビジュアルは最高です。今回も予告の時点で、植物に覆われたビル群や朽ちた巨大な船に天体望遠鏡など、印象的な廃墟映像がいくつも。彼の作り上げた世界がまた見られると思うと楽しみです。『マウスガード』が頓挫したのは惜しいけど、今回に続いて実写版の『ゼルダの伝説』の監督に就任するなど、再び活躍の場が増えて嬉しいですね。>>『猿の惑星 キングダム』あらすじ&キャストはこちらから『Joker: Folie a Deux(原題)』渡邉ひかる傑作は1本の映画としてそっとしておくのが吉だが、これは非常に楽しみ。厄介で面倒臭いジョーカーのその後を知りたいし、ハーレイ・クイン=レディー・ガガにも期待しかない。2人で堕ちていくのかな? 2人にとっては堕ちることが昇ることにもなるのかな? ミュージカル要素が含まれるという噂も気になる。本当だとしたら、ガガはガガだし、ホアキンは『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のホアキンでもあるので絶対に最高。※日本公開未定© APOLLO『ボーはおそれている』黒豆直樹“オデッセイ・スリラー”と謳っているけど、予告編を見る限りコメディでしょ! いや『ミッドサマー』だって、見ようによってはコメディだし…。っていうか何だ、オデッセイ・スリラーって! 過去2作(『ヘレディタリー/継承』、『ミッドサマー』)のメインビジュは泣き叫んでる顔のアップなのに、今回はホアキンの「まいったなぁ…」って顔なのね。観終わった瞬間、どんな感情に包まれるのか…?期待しかない!>>『ボーはおそれている』あらすじ&キャストはこちらから『インサイド・ヘッド2』鴇田崇およそシリーズもの続編の場合、前作とは無縁の新たなキャラクターが出て来る展開は定石ではありますが、思春期を迎えちょっぴり大人になった少女ライリーの頭の中に新たな感情<シンパイ>が現れるなんて、なんと素晴らしすぎるアイデア!しかも新たな感情はそれだけではないという、非常に現代的なテーマを描ける条件が揃い、ティーザー予告編を観ている限りでも傑作の予感がします。2024年夏の全国公開が待ち切れない!>>『インサイド・ヘッド2』あらすじ&キャストはこちらから『青春18×2 君へと続く道』新田理恵台湾の風景×初恋の記憶ってなんだか親和性が高い要素ですよね。加えて清原果耶とグレッグ・ハンの共演という、この2点だけでもう非常に楽しみ。ドラマ「時をかける愛」(原題『想見你』)のヒットによりアジア中で大人気のグレッグ・ハン。先日、台湾取材で一緒になった韓国の某映画誌の編集さんが、今年一番売れた誌面が彼を表紙にした号だと言っていたほどなのですが、日本での認知はまだ限定的。公開時には彼の魅力をいろんなところで叫びたいです。(敬称略)>>『青春18×2 君へと続く道』あらすじ&キャストはこちらから『哀れなるものたち』内田涼取材のため、一足先に試写にて鑑賞。エマ・ストーン演じる命を絶った女性が、自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生。「見た目は大人、頭脳は子ども」という“逆コナン”状態のヒロインが、その純粋無垢な視点で、混沌とした世界を旅する姿を通して、「人間が人間たるゆえん」を問いかける奇想天外な冒険譚だ。センシティブな描写も多く、好き嫌い以前に「なんこれ?」と戸惑ってしまった前半から一転。ヒロインの知能・知覚が高まるにつれ、見る側の感性も研ぎ澄まされ、気づけば圧倒的な映画の魔法に魅入られてしまった。とにかく、ラストシーンがすごいです!>>『哀れなるものたち』あらすじ&キャストはこちらから(シネマカフェ編集部)■関連作品:デューン 砂の惑星PART2 2024年3月20日より全国にて公開© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.青春18×2 君へと続く道 2024年5月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partnersボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.瞳をとじて 2023年2月9日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.オッペンハイマー 2024年、全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2024年2月2日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©︎2023-WHY NOT PRODUCTIONS-FRANCE 2 CINEMA- FRANCE 3 CINEMA-LA PETITE REINE-IMPALA PRODUCTIONSザ・ガーディアン/守護者 2024年1月26日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & STUDIO TAKE CO., LTD. All Rights Reserved.猿の惑星 キングダム 2024年初夏、全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.インサイド・ヘッド2 2024年夏、全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年01月01日2023年も、あっという間に年の瀬に――。1月スタートの冬クールに始まり、春・夏・秋とどんな作品のどんなドラマキャラクターが注目を集めたか、皆さんは覚えていますか?そこで今日は1年の総括として、ドラマニアな筆者が選ぶ「勝手にベスト10」をご紹介。印象深いキャラクターの数々を一緒に振り返っていきましょう。10位:リアルな女子の胸中を吐露してくれた倉橋朱里(生見愛瑠)/「セクシー田中さん」今年、最も熱く“女同士の友情”を描いてくれたのが本作。地味なOLとセクシーなベリーダンサーの二つの顔を持つ主人公・田中さん(木南晴夏)の秘密を偶然知ってしまった朱里は、いつしか彼女が人生の最推しに。一見、陽キャに見える朱里の笑顔の裏側に潜む闇。等身大女子の悩みを体現してくれたキャラクターと言えるでしょう。9位:不器用さが逆に愛らしくもあり…!?向井悟(赤楚衛二)/「こっち向いてよ向井くん」元カノと別れて以来、10年間に渡り“恋愛迷子”だった主人公・向井くんは、雰囲気も性格もよく、仕事もできて先輩にも後輩にも好かれている――なのに、なぜか恋がまったく始まらない、恋愛の仕方忘れてしまっている男子。自分でその抜けているところに気づいていないのが彼のチャームポイント。女性の方が、案外現実主義なのかも!?男性の中でも向井くんのようなタイプは、少女漫画のようなフワフワとした恋に憧れているんだなぁという発見がありましたね。8位:一人二役の絶妙な演技が神がかっていた魚住譲(松山ケンイチ)/「100万回 言えばよかった」あるひとつの殺人事件を軸に、数奇な運命に翻弄されながらも奇跡を起こそうとする恋人たちの懸命な姿を描いた、切なくて温かいファンタジーラブストーリー。中でも刑事役の魚住はその優しさから、何度も幽霊である直木(佐藤健)に体を貸すことになってしまい…。時折、視線をシュッとさせてザ・イケメンキャラを演じる姿が大変印象に残っています。松山さんの演技力がキラリ光る役どころでした。7位:頭脳とパワーを合わせ持つ最強の女探偵・上水流涼子(天海祐希)/「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」元弁護士の肩書きを持つも、ある事件をきっかけに資格をはく奪された“ワケあり”女探偵・上水流涼子が、IQ140でちょっぴり変わり者の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組む羽目になるという本作。涼子のパンチやキックは最早神業レベル!?警察に頼めない様々な難題を大胆な方法で解決していく姿がめちゃくちゃカッコ良かったです。イライラする度、なぜかいつも激辛な食べ物を食べている特徴も面白かったです。6位:吸血鬼の妻を愛する、パワフルな警察官・朝田虎松(田中圭)/「unknown」殺人犯の息子というトラウマを抱えながら交番警察官としてパワフルに働く虎松は、吸血鬼という正体を隠して働く週刊誌のエース記者・こころ(高畑充希)と恋に落ちて…。みんなからトラちゃんの愛称で親しまれる彼は、口は悪いが、世話焼きで優しく、情に厚い町の人気者。なのに、虫や幽霊などが大の苦手な辺り、とってもキュートなキャラクター。こころの正体を知っても、全力で愛し抜く姿が胸アツでした。5位:リアルにいて欲しい後輩といえばこの人!山本知博(高杉真宙)/「わたしのお嫁くん」仕事を完璧にこなす主人公・速見穂香(波瑠)が、実は生粋の「ズボラ女子」である秘密を偶然知ってしまった後輩の山本。実は彼、最上級の家事スキルの持ち主で…!元々穂香に好意を寄せていた山本は、抜群の料理、炊事、洗濯パワーを武器にじわじわと女心に攻め入っていきます。リアルにもしいたら、引く手あまたになりそうな、優しさと積極性を程良く兼ね備えた現代男子の象徴的キャラクターだったのでは?4位:超ド級の明るさが魅力の恋する三十路女子・白玉佐弥子(広瀬アリス)/「マイ・セカンド・アオハル」30歳を迎えた佐弥子は、仕事を辞めて大学生となり、人生の第2章をスタート。楽しいことばかりではない厳しい現実の数々を目の当たりにしながらも、前向きに自分を鼓舞して突き進む姿が「共感MAX」「まるで自分」と世のアラサー女子たちから注目を集めました。10歳以上離れた大学生と恋に落ちる展開もは、まさに憧れの的…!?共に泣き、笑い合うシェアハウス仲間との友情も最強でしたね。3位:正直アリクイには絶対になりたくない…!近藤麻美(安藤サクラ)/「ブラッシュアップライフ」主人公・麻美が、意図せず平凡な毎日を何度もやり直すことになってしまう超斬新な地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディ。命を落とす度、アリクイ、サバ、ウニ…と人間以外の意外な生物に転生することを告げられ悶絶する彼女の姿が、いまも目に焼きついて離れません。最終的に人間ではない“あれ”になったのではないかという余韻も最高です!思わず「自分だったらどうするかな」と考えてしまう等身大の展開の数々が魅力的でした。2位:二度目の人生をやり直す切なさが視聴者の胸を打つ鵜久森叶(芦田愛菜)/「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」逆行もののセオリーとして、「自分が二度目の人生を送っている」ことは伏せるのが一般的ですが、主人公・里奈(松岡茉優)とその生徒・叶はその秘密を共有し合って見えない敵と対峙していきます。「生きてれば変わる、変えてくれる誰かが世界の何処かにいる」彼女の残した渾身のメッセージに、涙した視聴者も多いのではないでしょうか。鵜久森さんの涙が胸の奥で何度もリフレインする一作。1位:複数の顔を持つ!2023年最も注目を集めた主人公・乃木憂助(堺雅人)/「VIVANT」日本の公安警察×国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊・別班×国際的なテロ組織・テントの三つ巴の戦いを主軸に、「敵か味方か、味方か敵か」――毎話、予想を裏切るジェットコースター展開が大きな話題を呼んだ2023年の代表作。堺さん演じる乃木は、愛に裏切られ、愛を憎み、愛に憧れた男です。生まれ落ちたその瞬間から、過酷な運命の渦に巻き込まれた彼が行きついた先は、天国か、はたまた地獄か…。続編が期待される終わり方に、SNSではいまも考察が続いているようです。再び彼の姿を見ることができるなら、ぜひコミカルな笑顔なども見てみたいものですね。以上、ドラマニアが選ぶ2023年印象に残ったドラマキャラクター「勝手にベスト10」でした。1年をふり返る会話のネタにぜひ、ご家族やご友人と話してみてくださいね。(YUKI)
2023年12月31日クリスマスを過ぎると、今年ももうあとわずか。2024年も注目の映画が盛りだくさんな中、今回シネマカフェでは、公開までにぜひチェックしておきたい原作小説や漫画をピックアップしてご紹介。『笑いのカイブツ』(1月5日公開)岡山天音が、笑いに人生を捧げる孤高のハガキ職人・ツチヤタカユキを演じる『笑いのカイブツ』。原作は、Web連載媒体「cakes」で熱狂的に支持され、書籍化された“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキによる同名私小説。自身の半生を描いた本作は、もがきながらも、笑いに人生を捧げる不器用すぎるツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たちの、観る者の魂震わす圧倒の人間ドラマ。『カラオケ行こ!』(1月12日公開)「このマンガがすごい!2021」オンナ編第5位、「マンガ大賞2021」第3位と、マンガ賞に続々ランクインした和山やまの同名漫画を、「アンナチュラル」「MIU404」の野木亜紀子脚本で実写化する『カラオケ行こ!』。絶対に歌がうまくならなければならないヤクザ・成田狂児を綾野剛が演じ、組のカラオケ大会での最下位を回避するため、合唱部の部長に歌のレッスンを頼んだことから、いつしかふたりの間に奇妙な友情が芽生えていく物語。『弟は僕のヒーロー』(1月12日公開)5歳のジャックは、初めてできた弟に大喜び。しかし、両親から弟ジョーは“特別な子”だと聞かされる――。映画『弟は僕のヒーロー』の始まりは、イタリアに住む高校生が、2015年3月21日「世界ダウン症の日」に合わせて公開した、弟を主人公に撮影したショートムービー『ザ・シンプル・インタビュー』。映像は、瞬く間にイタリア国内外で反響を呼び、主要各紙もこれを取り上げた。それが大手出版社の目に留まり、小説「弟は僕のヒーロー」(原題:Mio fratello rincorre i dinosauri)を執筆。日本でもベストセラーになっている本作が、映画化される。『ゴールデンカムイ』(1月19日公開)2014年より「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にてスタートし、約8年に及ぶ連載を終了した野田サトルによる同名漫画(全31巻)の実写化『ゴールデンカムイ』。主人公の元陸軍兵・杉元佐一が、アイヌの少女・アシリパと共に埋蔵金の在りかが描かれた刺青人皮(いれずみにんぴ)を求めて旅をする物語は、同じく埋蔵金を狙う大日本帝国陸軍第七師団や、戊辰戦争で死んだはずの土方歳三など歴史上の人物も登場し、歴史ロマン、狩猟、グルメ、アイヌ民族文化など様々な要素が丁寧に織り込まれた比類ない作品として熱烈な支持を獲得。TVアニメ化もされている。主人公・杉元佐一を山崎賢人、相棒として旅をすることになるアイヌの少女・アシリパを山田杏奈が演じるほか、眞栄田郷敦、柳俊太郎、玉木宏、舘ひろしらが出演。『キングダム』シリーズを手掛けた制作プロダクションCREDEUSが今作を牽引し、黒岩勉が脚本を担当した。※アシリパの「リ」は小文字が正式表記※山崎賢人の「崎」は正しくは「たつさき」『52ヘルツのクジラたち』(3月1日公開)『八日目の蝉』『銀河鉄道の父』の成島出監督最新作『52ヘルツのクジラたち』。原作は、2021年に本屋大賞を受賞した、町田そのこの同名ベストセラー小説。“52ヘルツのクジラ”とは、ほかの鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で1頭だけのクジラのこと。たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・三島貴瑚を杉咲花が演じるほか、志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨、余貴美子、倍賞美津子らが出演する。『映画 マイホームヒーロー』(3月8日公開)秋ドラマとして放送されたノンストップ・ファミリーサスペンスドラマの完結編『映画 マイホームヒーロー』。舞台は、ドラマから7年後。佐々木蔵之介、齋藤飛鳥、高橋恭平(なにわ男子)、木村多江らドラマ版からキャストも続投する。原作は、2017年より「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の原作:山川直輝/漫画:朝基まさしによる同名漫画(既刊22巻)。TVアニメ化もされ、話題に。『四月になれば彼女は』(3月22日公開)過去と現在、東京そしてボリビアのウユニ、チェコのプラハ、アイスランドなど世界各国を舞台に、愛する人の姿を探し求める切なくも壮大な愛の物語『四月になれば彼女は』。佐藤健、長澤まさみ、森七菜という豪華共演が話題の本作の原作は、川村元気による3作目となる同名小説。川村さんは、『すずめの戸締まり』『君の名は。』などの数々の映画を企画・プロデュースし、初小説「世界から猫が消えたなら」は世界25か国で出版、その後も「億男」「神曲」など数々の話題作を生み出してきた人物だ。『異人たち』(4月19日公開)アンドリュー・スコットとポール・メスカルが共演する、アンドリュー・ヘイ監督作『異人たち』。英国インディペンデント映画賞で主要部門を独占し、ゴールデン・グローブ賞においてもアンドリューがノミネートされ、本年度の賞レースでさらなる注目を集めている。原作は、山田太一が1987年に発表した長編小説「異人たちとの夏」。再映画化となる今作は、ヘイ監督独自の感性とアレンジを加え、現代のイギリスを舞台に再びスクリーンへと蘇らせる。『違国日記』(6月公開)人見知りな小説家・高代槙生とその姪・田汲朝の女同士の同居奇譚『違国日記』。原作は、「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタートし、今年最終回を迎えた、ヤマシタトモコの同名漫画(全11巻)。2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを、鋭くも優しい視点で炙り出す。「マンガ大賞2019」第4位、「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得し話題になった本作。新垣結衣を主演に迎え、『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつきが監督と脚本を務める。『キングダム 大将軍の帰還』(7月12日公開)山崎賢人主演『キングダム』シリーズの最新作『キングダム 大将軍の帰還』。原作は、時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描く、原泰久の漫画「キングダム」。2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載がスタートし、現在70巻まで刊行され、2月には71巻が発売予定。「紫夏編」と「馬陽の戦い」を描き、本年度実写映画No.1の大ヒットを記録した前作『運命の炎』だが、今回の映画最新作では、「馬陽の戦い」の続きが描かれる。※山崎賢人の「崎」は正しくは「たつさき」(シネマカフェ編集部)■関連作品:カラオケ行こ! 2024年1月12日より全国にて公開©2023「カラオケ行こ!」製作委員会四月になれば彼女は 2024年3月22日より全国東宝系にて公開©2024「四月になれば彼女は」製作委員会違国日記 2024年6月、全国にて公開予定©2024『違国日記』製作委員会笑いのカイブツ 2024年1月5日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会52ヘルツのクジラたち 2024年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会映画 マイホームヒーロー 2024年3月8日より全国にて公開©2024 映画「マイホームヒーロー」製作委員会ゴールデンカムイ 2024年1月19日より全国にて公開©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会異人たち 2024年、公開(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.弟は僕のヒーロー 2024年1月12日よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開@COPYRIGHT 2019 PACO CINEMATOGRAFICA S.R.L. NEO ART PRODUCCIONES S.L.キングダム 大将軍の帰還 2024年7月12日より全国にて公開ⓒ原泰久/集英社ⓒ2024映画「キングダム」製作委員会
2023年12月31日“2023年最高の韓国ドラマ”との呼び声も高く、アメリカのクリティクス・チョイス・アワードにノミネートされているディズニープラスの「ムービング」。同賞にノミネートされたNetflixシリーズ「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」や「マスクガール」など、グローバルTOP10第1位(非英語部門)を獲得する作品も次々に登場した。そのジャンルはますます多様化し、配信オリジナル作品にも力作が出揃う中、年始年末にイッキ見したい2023年に配信された韓国ドラマを8作品ピックアップした。2023年を代表するロマコメ「キング・ザ・ランド」ジュノ(2PM)とユナ(少女時代)の共演で、ハイクラスのホテルを舞台にしたテンポよく、楽しく観られる王道ロマコメドラマ。ジュノ演じる最上級のサービスを提供する“キングホテル”の御曹司ク・ウォンにいじわるな許婚は現れず、ユナ演じるホテリエの仕事にプライドを持つチョン・サランに元カレが付きまとうこともなく、2人のロマンスが盛り上がるにつれてどんどんのめり込める。トップK-POPアイドルであるジュノとユナの息の合ったラブシーンや、タイでの壮大なロケは見どころ。「キング・ザ・ランド」はNetflixにて配信中(全16話)。大人の恋愛物語×受験競争「イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~」Netflix映画『キル・ボクスン』ではキレキレのアクションを見せる名優チョン・ドヨンと「賢い医師生活」シリーズのチョン・ギョンホが共演。元ハンドボールの国家代表で娘の“受験競争”に遅れて飛び込んだ惣菜屋の店主と、トップスター塾講師によるロマンス。映画では重厚な作品に出演してきたチョン・ドヨンの軽快な演技と、惣菜で生きるエナジーを取り戻していくチョン・ギョンホのケミストリー、受験生を演じたノ・ユンソ&イ・チェミンら若手俳優の好演は必見。日本でも身近な問題でありながらオリジナリティ溢れるストーリーで、苛烈な受験競争が行き着く先は地獄…という苦さもきっちりと描いた。「イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~」はNetflixにて配信中(全16話)ロマンス・ヒューマンドラマ「愛だと言って」父親の再婚相手に全てを奪われたウジュ(イ・ソンギョン)が、再婚相手の息子であるドンジン(キム・ヨングァン)と思わぬ恋に落ちていく。「浪漫ドクター キム・サブ」などで知られるイ・ソンギョンに笑顔はなく、どことなく「マイ・ディア・ミスター」のIUとも重なる薄幸さ。同じくモデル出身でロマコメへの出演が多い一方、前作「サムバディ」の快楽殺人犯も印象深いキム・ヨングァンも、イベント会社社長ながら常に寂しげでまるでキラキラしていない。この“ロマンス職人”たちが簡単には癒えない傷を抱えながら惹かれ合っていく様子を丁寧に時間をかけて紡ぎ、2人が憎しみという重荷を下ろしたときには万感の思いが込み上げる。「愛だと言って」はディズニープラス スターにて配信中(全16話)。“生まれ変わり”社会派ドラマ「財閥家の末息子~Reborn Rich~」「ヴィンチェンツォ」のソン・ジュンギ主演。韓国で2022年11月より放送されると毎話自己最高視聴率を更新、最終回は瞬間最高視聴率30.1%を記録した大ヒットドラマが日本ではLeminoで配信された。韓国随一の財閥スニャングループのリスク管理担当秘書ユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ)が、その財閥家の末息子チン・ドジュンに生まれ変わり、復讐のため前世の記憶や経験値を頼りに2度目の人生を生きる。1997年の通貨危機、2001年の同時多発テロなど実際の出来事を絡め、一代でグループを築いた先代会長チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)の姿を通して韓国近代史も紐解ける。頭脳明晰な大学生から40代までを演じたソン・ジュンギがハマり役。「財閥家の末息子~Reborn Rich~」はLeminoにて配信中(全16話)。現代のSNSミステリー「セレブリティ」化粧品メーカーの平凡な訪問販売員だったソ・アリ(パク・ギュヨン)が一夜にしてソーシャルメディアのスターとなり、“いいね!”がすべての猥雑な世界に飛び込んでいく。ソ・アリがトップインフルエンサーに上りつめるまでと、何者かに襲われ死んだはずの彼女が真実を暴露するライブ配信が並行して描かれ、キラキラの華やかさとヒリついた緊迫感で一気見を促す。「イカゲーム」シーズン2にも起用され、ソ・アリさながらにトップ俳優へと駆け上るパク・ギュヨンが魅力的。韓国の実際のインフルエンサーやK-POPガールズグループ「(G)I-DLE」のウギら、カメオ出演にも注目。「セレブリティ」はNetflixにて配信中(全12話)。学園アクションドラマ「弱いヒーロー Class1」人気WEB漫画を「Wanna One」出身パク・ジフン主演、「D.P. −脱走兵追跡官−」のハン・ジュニ監督でドラマ化。“学園版「D.P.」”と呼ばれるだけあり、重大な社会問題である校内暴力を軸に、儚くも熱い友情を鮮烈なアクションとともに描き出す。パク・ジフンに「二十五、二十一」「D.P.」シーズン2のチェ・ヒョヌク、「未成年裁判」のイ・ヨン、「還魂」のシン・スンホら次世代を担う俳優陣が結集する中、友情が綻ぶきっかけとなる優等生を演じたホン・ギョンが圧巻。続編「Class2」はNetflixにて製作と報道されている。「弱いヒーローClass1」はHuluにて配信中(全8話)。ヒーローアクション×ヒューマンドラマ「ムービング」浮遊や治癒、怪力などの特殊能力を持ち90年代に諜報活動をしていた親世代と、彼らの能力を受け継いだ子どもたちの葛藤を描いたドラマが世界的に大ヒット。同名WEB漫画の原作者Kang Full自らが脚本を手掛け、「キングダム2」のパク・インジェが監督。親世代にはリュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソンら実力派俳優たち、子ども世代にはイ・ジョンハ、コ・ユンジョン、キム・ドフンら新鋭俳優たちが大集結。能力者たちのバトルを“アベンジャーズ”さながらの壮大さで描きつつ、南北問題、家族愛や淡い初恋、不器用な大人たちのロマンス、アイデンティティの確立といった韓国ドラマの魅力が満載で幅広い層に刺さる。「ムービング」はディズニープラス スターにて配信中(全20話)。ダークヒーロー・サスペンス「ヴィジランテ」ナム・ジュヒョクが警察学校の首席学生と、法では裁かれない犯罪者に私刑を下すダークヒーロー、ヴィジランテという2つの顔を熱演。長い手足を生かした肉弾戦のアクションも見どころとなっている。兵役前に挑戦的な作品で新境地を見せて強い印象を残し、空白期間を凌ぐ俳優は多いが、憎悪にまみれた正義感を拳にのせ、犯罪者を睨みつける光のない鋭い眼差しは確かに従来のナム・ジュヒョクのイメージを拭い去る。ヴィジランテを取り囲む大人たち、メディアのチェ・ミリョ(キム・ソジン)、警察のチョ・ホン(ユ・ジテ)、財閥のチョ・ガンオク(イ・ジュニョク)が顔を揃えると物語の面白さはさらに加速する。「ヴィジランテ」はディズニープラス スターにて配信中(全8話)。(上原礼子)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年12月27日桐谷健太が主演する連続ドラマW「坂の上の赤い屋根」(原作:真梨幸子)が、来年3月3日(日)より放送されることが決定した。閑静な住宅街にある赤い屋根の家。18年前、この家で開業医の両親を殺害し遺体を切り刻んだのは、実の娘・青田彩也子とその恋人・大渕秀行。世間を震撼させたこの事件は、大渕が裁判中に「早すぎた自叙伝」を出版し、過去に女子児童に手を掛けたことを告白。裁判では彼に洗脳された彩也子が凶行に及んだとされ、主犯の秀行は死刑、彩也子には無期懲役が確定した。それから数年後。「早すぎた自叙伝」担当編集者・橋本涼のもとに、新人作家・小椋沙奈から事件をモチーフにした小説の企画が持ち込まれる。2人は小説の連載を実現すべく、大渕死刑囚と獄中結婚した大渕礼子や、大渕のかつての愛人で元敏腕編集者・市川聖子ら関係者たちの取材を始めていくうちに、黒い感情に引きずり込まれ…。「フジコ」、「5人のジュンコ」に続き、今作が3作品目の映像化となる作家・真梨幸子は、人間の心の暗部を描くイヤミスの名手のひとり。物語は、新人作家が過去の女子高生両親殺害事件をモチーフにした小説企画を出版社に持ち込んだことから始まり、やがて登場人物たちが抱える嫉妬、劣等感、孤独、過去など“黒い感情”の正体と事件の真実が明らかになっていく。2022年に徳間文庫から発売された小説「坂の上の赤い屋根」と今回のドラマでは、主人公が異なる設定となり、ドラマと小説、それぞれで、2度楽しめる。主演の桐谷健太が演じるのは、主人公の轟書房編集者・橋本涼。見る者を闇に引きずり込むようなダーク作品で、さらなる新境地に挑む。「企画書を読ませて頂いた瞬間からこれは面白い作品になりそうだなと思い、即決しました」とふり返った桐谷さんは、「このミステリーは、登場人物の業や欲望、彼らの宿命の渦が、覆い被さり、ぶつかり合い、消え、更に大きくなる。もしかしたらそこには、あなたの心の奥深くの何かと重なり合うかもしれません。ぜひ楽しんで観て頂けたら幸いです」とコメントしている。新人作家・小椋沙奈を演じるのは、近年舞台での怪演でも注目を集める倉科カナ。「私が演じる小椋沙奈という役の誰かに認められたいが故の焦燥感や抑圧、そこから生まれる爆発、自分の力を誇示したい気持ちは多少なりともわかるので、その部分を増幅させて役に挑みました。本当に大変な役だったのでエネルギーを使いましたが、主演の桐谷さんの人柄に何度も救われ演じ切ることができたと思います」と語っている。そして、死刑囚・大渕秀行役で橋本良亮(A.B.C-Z)、大渕と獄中結婚した法廷画家・礼子役で蓮佛美沙子、元編集者・市川聖子役で斉藤由貴が出演。橋本さんは「12、3キロ減量して、外見と内面の役作りをしました。小説では大渕はものすごく『爽やかイケメン』と強調されていたので、ドラマを撮影するにあたってハードルが高かったです。一作品で高校生から30代後半まで年齢の振り幅が広い役を演じ、さらに大渕という人物には色々な面があり、撮影もすごく楽しんでやることが出来ました」とふり返る。蓮佛さんも「卑屈な感情に支配されて相手の台詞が聞こえなくなったり、役を通して出会った初めての感覚はとても苦しく、同時に役者としてとても幸せな時間でした」と話し、斉藤さんは「演技者として、何か、託されたと思えて、とても嬉しい経験でした」と述べている。また、物語の軸となる事件や登場人物たちが抱える闇が垣間見える特報映像も公開となった。連続ドラマW「坂の上の赤い屋根」は2024年3月3日より毎週日曜日22時~WOWOWにて放送・配信(全5話)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月26日「悪との距離」「次の被害者」「模倣犯」など話題の台湾ドラマを次々と世に送り出し、台湾の映像業界で一目置かれる名プロデューサー・湯昇榮さん。製作の舞台裏を聞くと、見えてきたのはグローバルに展開するための脚本開発へのこだわりと、ローカル色を取り入れたストーリーの多様化だった。配信サービスの普及でグローバル化に方向転換――近年の台湾ドラマは飛躍的にクオリティが上がったと感じます。その背景には、文化コンテンツの産業化や国際化を促進する「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー 」(以下、TAICCA 読み:タイカ)や台湾政府によるサポートがあるとうかがっています。現場で感じる変化があれば教えてください。まず、これは世界的なトレンドですが、Netflixのようなストリーミングプラットフォームの台頭によって視聴者の鑑賞スタイルが変わりました。テレビと違い、見たい時に、見たい速度で見られる。こうしたビジネスモデルによって、好まれるジャンルが明確になったと思います。台湾のドラマはここ10年間で大きな変化を遂げました。とりわけこの5年間で、さまざまなジャンルの作品が作られるようになったと思います。約5年前にTAICCAのような機関ができてからドラマ製作へのサポートが強化されましたし、政府も政策面の改善を進めています。――最近の映画やドラマのヒット作を見ると、ホラーや社会派ドラマ、LGBTQ+など、ジャンルが多岐にわたっています。台湾の市場でうけるジャンルと海外展開を狙ったジャンルに違いはありますか?まず映画に関していえば、台湾の観客に人気のジャンルはホラーです。ラブストーリーも人気ですね。次にドラマの話をすると、台湾ならではのジャンルとしては、BLドラマがあります。ニッチな視聴者層ではありますが、世界的に関心の高いテーマでファンも多く、LGBTQ+の要素がある作品は海外市場をさらに開拓できる可能性のあるジャンルだと考えています。海外向けでいうと、クライムサスペンスですね。手ごたえを感じたのは、私が代表を務める製作会社・瀚草影視が6年前に手掛けた医療サスペンス「麻酔風暴2」のあたりから。この作品はヨルダンでの撮影を敢行し、海外にも版権が売れました。もともと台湾の人も、日本や米国のクライムサスペンスはよく見ていたのですが、製作会社には予算がないし、撮影手法やストーリーの語り方もよく分からなかった。そこで私たちは何年もかけて研究を重ね、「次の被害者」(2020年)、「模倣犯」(2023年)の2作で自信を深めました。Netflixシリーズ「模倣犯」独占配信中もう一つ大事なジャンルは、社会的テーマを取り上げた作品です。「悪との距離」(2018年)を製作した時から、ああいう社会の一面を切り取った作品は台湾の視聴者にうけると信じていました。台湾ではケーブルテレビがほぼ全家庭に普及しており、ニュースチャンネルだけでも10数チャンネルある。ニュースを視聴する習慣があるので、社会の動きを追うことに関心が高いのです。ですから「模倣犯」にも社会的テーマを盛り込みましたし、こうした作品を製作することで、世界中の人に台湾の姿を見てもらうチャンスが生まれると信じています。脚本家の創作活動を支える取り組み――TAICCAとの協力で実現した作品の例と、TAICCAによる支援の意義や成果についてどのように考えていますか?韓国のKOFIC(韓国映画振興委員会)のように、TAICCAは台湾において大事な存在で、瀚草影視はTAICCAとファンドや脚本開発で協力関係を結んでいます。2022年には台湾の新進監督や作品を支援するファンド「合影視」(Tomorrow Together Capital)を設立しました。今年金馬奨にノミネートされたホウ・シャオシェン監督のプロデュース作『老狐狸』(『Old Fox』のタイトルで今年の第36回東京国際映画祭で上映)はこのファンドを使って製作した作品です。『老狐狸』(文策院提供)もう1点、TAICCAがすばらしいのは脚本開発をサポートしてくれることです。最近では「次の被害者2」で協力をいただきました。ほかにも脚本開発が進んでいる映画やドラマの企画がいくつもありますが、まだお話できる形にはなっていません。TAICCAは、台湾のクリエイターが生活に困らず、よりよい環境で創作に臨めるように、まず脚本開発費を提供してくれるので非常に助かっています。TAICCAとは脚本家のワークショップも行っています。昨年、一昨年は、Netflixのオランダの脚本家にご協力いただき、台湾で初めて大規模なワークショップを行いました。台湾の脚本家が大勢参加し、米国ドラマの脚本執筆のノウハウを学びました。――「模倣犯」についてうかがいます。原作自体は少し前に書かれた小説ですが、今の時代に合った巧みな改編をされていたと思います。脚本開発には、どのくらいの時間をかけたのですか?原作に書かれている事件について、設定されている当時の時代背景をいろいろ調べる必要がありました。そして得られた結果を分析し、取り込める要素は今回の脚本にも取り込み、キャラクター設定やストーリー構成も再考したのです。脚本完成までに約2年半の時間をかけ、今の台湾にローカライズした「模倣犯」を作り上げました。台湾のクリエイターたちに宿る日本の“養分”――日本のコンテンツのどんなところに魅力を感じますか?かつて台湾では日本漫画などを原作にしたドラマが数多く制作されていましたが、今では台湾における影響力を見ても、韓国のコンテンツに押されています。漫画やアニメ、小説など、日本は世界で最も重要なクリエイティブの発信地だと思っています。私は日本のドラマを見て育ちましたし、推理小説や漫画など、日本のコンテンツは今も魅力的です。「おしん」の大ヒット以降、大勢の日本のアイドルやドラマが私たち台湾のクリエイターの養分となっています。ここ10年ほどで皆、韓国ドラマを見るようになりましたが、日本から吸収した養分は今でも生きていますし、日本にはまだまだ大勢のクリエイターがいる。「模倣犯」も宮部みゆきさんの過去の小説ですが、物語の核となる部分は、改めてドラマにする価値が十分あると思いました。ドラマ化の機会を下さった宮部さんには、とても感謝しています。現在も、複数の日本とのプロジェクトが進行中です。日本と台湾だけではなく、世界中の視聴者にも理解してもらえるようなテーマの作品を発信していきたい。日本と台湾でヒットすれば、世界でも通用すると思っています。実は私が小さい頃、母が10年間、日本で働いていたことがあるんです。兄も日本の大学を卒業しました。家族が長い間日本にいたので、私も80年代、90年代の日本をよく知っています。ローカルの多様なストーリーを生む背景――湯さんのプロフィールを拝見すると、以前はテレビ局で客家や原住民に関する番組などを製作されていたそうですね。その経験も今のドラマ制作に活かされていますか?私自身、客家人なので、自分のルーツには非常に関心があります。学生時代は原住民のサークルに入っていましたし、母はホーロー語(台湾語)を話す所謂“本省人”。私にはいろいろな背景があるのです。小さい頃は「眷村」(戦後、中華民国政府とともに大陸から台湾に渡った軍隊とその家族が住んでいた集落)に住んでいたこともあります。こうした経験や背景から刺激を受けましたし、移民や外国人労働者の問題、民族といったテーマに関心を持つようになりました。2021年に製作した「茶金 ゴールドリーフ」は、改めて客家というルーツを見つめて製作したドラマです。多額の予算をかけた作品で、台湾で大きな反響を得ました。日本でも美術家の奈良美智さんがTwitterで言及してくださいました。世界共通で視聴者が見たいのは物語に流れる感情やキャラクターです。そこにローカル色ある独自の背景を加えると作品が多様になって面白くなります。ストリーミングサービスが普及し、ローカルの視聴者のニーズも増えているので、もっと多くのジャンルのストーリーを打ち出していきたいと思っています。――日本では映画やドラマの制作現場の労働環境の厳しさやハラスメントの横行が問題になっています。台湾ではいかがですか? プロデューサーとしてどんな取り組みをされているのか教えてください。この業界で長く働いていますが、ここ3~5年で大きく変わったと思います。既定の労働時間内に作業を終えることや労働環境の安全を保つためにも、撮影に入る前にスタッフ全員が講習などを受けなくてはなりません。我々のチームは女性が多いので、女性が働きやすい環境づくりにはとても気を配っていますし、いつでも訴えを聞ける体制にして、対処するようにしています。映像業界の仕事はハードです。時間的にも、集中力が必要という点でも、生活面でも十分な目配せが要る。産業の健全性を保つため、しっかり取り組まなければなりません。こうした対策をしっかり行って初めて、スタッフ一同が共通認識を持ってグローバルに展開していけると思います。このインタビューは、台北で開かれた文化コンテンツ産業の大型展覧会「2023 TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ」(Taiwan Creative Content Fest)の合間に行った。TCCFを取材して感じたのは、台湾の文化コンテンツ産業にとってグローバル化は、市場という意味だけではなく、国際社会に台湾の存在感を示すためにも非常に重要な意味を持つということ。エンターテインメント性と台湾ならではのローカル色を両立させたドラマ作りにおいて、湯さんの脚本へのこだわりと、公的機関からの手厚いサポートが印象的だった。やはりTCCFに参加していた深田晃司監督にもお話をうかがうと、「日本の場合は脚本開発への助成が少なく、安価に抑えられてしまいがち。少ない報酬や短い期間で脚本執筆を迫られることも多い」といい、経済的に一番リスクの高い脚本開発の部分をサポートすることの重要性を指摘。「たとえば韓国のエンターテインメント作品の粘り強さというか、脚本上の練り込まれ方を見ると、実はエンターテインメント作品こそ、脚本開発って重要なのかもしれませんね」と語ってくれた。台湾から今後、どんな厚みのあるドラマが生み出されるのか、これからも注目したい。プロフィール湯昇榮(フィル・タン)プロデューサー、監督、記者など、映像業界で25年以上のキャリアを持つ。プロデュースした「次の被害者」「悪との距離」「火神の涙」「茶金 ゴールドリーフ」はいずれでもネットフリックスで数10週にわたりランキング1位に輝いたほか、「模倣犯」は台湾ドラマ史上初めて世界の非英語作品ランキングで2位に入った。〈協力:台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー〉(新田理恵)
2023年12月25日三吉彩花、森山未來、松本まりか、森山直太朗が出演する真夜中ドラマ「地球の歩き方」のメインビジュアルが公開された。本作は、「地球の歩き方」とコラボレーションしたドラマ。「地球の歩き方」編集部から、特集ページを作ってほしいと依頼を受け、現地へと旅立つ4人の芸能人ライターが、現地スポットを自らの足で巡り、その国の新たな魅力を発見し、オリジナル特集ページを完成させていく。完成したメインビジュアルは、4人が旅の思い出を一冊のノートにまとめていく、というコンセプトのもと、思い思いの旅スタイルで自分らしく楽しそうに各国をめぐる姿が印象的なものに仕上がった。また、エンディングテーマはハイブリッドロック・バンド「MONKEY MAJIK」の書き下ろしの新曲「The Good Life」に決定。旅を終えて帰国の途に就く者を温かく送り出してくれるような、晴れやかなイントロから始まり、旅先での様々な経験から一回り成長したような晴れ晴れとした気分にさせてくれるさわやかなメロディーが印象的。さらに劇中曲は、冨田ラボ(冨田恵一)が作曲した。「MONKEY MAJIK」は「僕たちの音楽が、この素敵なドラマに花を添えられればと思っています」とコメントし、冨田ラボさんは「舞台となる国が変わり、伴って登場人物、もちろんストーリーも変わる、一種オムニバス形式である。それでいて通底するテイストがしっかりとあるので、共通項と差異を見極めて音楽を作っていくのは初めての経験ながらたいへん楽しかった」と制作をふり返っている。▼真夜中ドラマ「地球の歩き方」ラインアップ・1月13日、20日、27日放送主演:三吉彩花韓国「名物オモニ特集 ソウル~チェジュ島」編・2月3日、10日、17日放送主演:森山未來タイ「現代アートの震源地を特集 バンコク~チェンライ~プーケット」編・2月24日、3月2日、9日放送主演:松本まりかサイパン「七色の海と精霊特集 サイパン島~マニャガハ島~テニアン島」編・3月16日、23日、30日放送主演:森山直太朗 ニュージーランド「キャンピングカーで巡るマオリの聖地特集 オークランド~レインガ岬」編▼第1話あらすじ俳優・モデルの三吉彩花は「地球の歩き方」編集部から芸能人記者による特集ページプロジェクトの依頼を受ける。打ち合わせの結果、行き先は三吉自身がよく訪れている韓国に決定。美容、ファッション、エンタメと人気の高い国で何の特集をするか三吉は悩むが、韓国に到着後、行きつけの姉妹オモニが営む海鮮屋台店に訪れたことで、あるアイディアが浮かび…。真夜中ドラマ「地球の歩き方」は2024年1月13日より毎週土曜日深夜24時55分~テレビ大阪、毎週土曜日深夜24時~BSテレ東・BSテレ東4Kにて放送。Leminoにて1週間独占先行配信。(シネマカフェ編集部)
2023年12月25日「KAT-TUN」の亀梨和也が、石原さとみ主演の春ドラマ「Destiny」に出演することが明らかに。「セカンド・ラブ」以来、実に9年ぶりのテレビ朝日ドラマ出演となり、石原さんとはドラマ初共演となる。1月スタートの新ドラマ「大奥」への出演にも注目が集まる亀梨さんが演じるのは、主人公・西村奏(石原さん)の大学の同級生で、初恋の相手でもある野木真樹。大学2年の夏、信濃大学法学部に在籍していた奏と真樹は、仲間たちと司法試験に向けて苦楽をともにする一方、キャンパスのある長野の大自然の中で、青春を謳歌しながら絆を深めていく。中学3年のときに直面した父の死以来、周りに心を閉ざして生きてきた奏と、家族と折り合いが悪く孤独な環境ゆえに、本気で人を好きにならないように生きてきた真樹はやがて惹かれ合うように。しかしそれは、仲間たちとの友情関係を壊しかねない秘密の恋でもあった。うしろめたさから目をそらし、恋にのめり込んでいくも、ロースクール入試を控えたある日、事件が起こる。そして、その悲劇がもたらした思いもよらぬ人物の死。この事件を機に、ふたりの初恋は突然終わりを告げることに。それから12年後、検事として多忙な日々を送る奏の前に、あの事件以降、姿を消していた真樹が突然現れる。奏と真樹が、再び対峙する大学時代の死亡事件の中で、思いがけず見えてくる“20年前の父の死の真相”。20年の時をかけたサスペンス×ラブストーリーが、壮大なスケールで描かれる。亀梨さん主演の連続ドラマW「正体」が衝撃的だったという石原さんは、「素晴らしい作品に感動し、ぜひお仕事ご一緒したいと思っていたので今回共演でき、本当に嬉しかったです」と共演を喜び、「現場では常に紳士的で優しくて面白くてムードメーカーで。何よりも現場で引っ掛かりがあると必ず味方で寄り添ってくださったこと、本当に感謝しています」とコメント。亀梨さんは「イメージ通りで、リーダーシップと熱量をもって誠実に作品に向き合っておられるので、非常に説得力がありますし、身を委ねてしっかりついて行こうと思える素敵な俳優さんだなと実感しました。そして、すごく人としての温もりや柔らかさも感じさせていただいているので、最初の印象がさらに深まっているところです。今回、石原さんが演じられる奏の“私、逃げません!”という誠実さは、ご本人に通ずるものがあると思います」と石原さんの印象を明かしている。「Destiny」は2024年4月、毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月25日オリジナルドラマシリーズ「マンダロリアン」のシーズン1&シーズン2が、コンセプト・アートカードセット3枚入りのBlu-ray コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)、4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)としてリリースされることが決定した。「スター・ウォーズ」シリーズを深く愛する製作陣が丁寧に作り上げた世界観とストーリーで、ファンから“完璧な「スター・ウォーズ」”と絶賛された本シリーズ。舞台は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の出来事から5年後。帝国が崩壊し、ファースト・オーダーが台頭する前の時代に現れた一匹狼の戦士・マンダロリアンの戦いが描かれる。これまで、数々のテレビドラマのアワードを席巻し、シーズン1は、第72回エミー賞で13部門で15ノミネート、7部門で受賞、シーズン2は第73回エミー賞19部門で24ノミネート、7部門を受賞したほか、第78回ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門作品賞にノミネートされた。今回リリースが決定したシーズン1のコレクターズ・エディションには、ダース・ベイダーが去った後の帝国軍に関する「帝国軍の残党」や、ドラマができるまでを追った「製作の舞台裏:パート1」。シーズン2のコレクターズ・エディションには、始まったばかりの新共和国にフォーカスする「新共和国のデザイン」や、引き続きドラマができるまでを追い続けた「製作の舞台裏:パート2」といったボーナスコンテンツが収録されている。「マンダロリアン」商品情報発売日:2024年3月27日(水)マンダロリアン シーズン1 Blu-ray コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)・マンダロリアン シーズン1 Blu-ray コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)10,890円(税込)・マンダロリアン シーズン1 4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)15,290円(税込)発売日:2024年4月24日(水)マンダロリアン シーズン2 4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)・マンダロリアン シーズン2 Blu-ray コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)10,890円(税込)・マンダロリアン シーズン2 4K UHD コレクターズ・エディション スチールブック(数量限定)15,290円(税込)発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)
2023年12月23日2023年を締めくくる、秋ドラマの放送もまもなく終了。そこで今日は、毎クール全作品を隈なくチェックしているドラマニアな筆者が徹底総括!「勝手にベスト3」と題し、ランキング形式で秋の思い出をふり返っていきしょう。今期は、様々な角度の成長、愛の物語が印象に残ったクールでしたね。第1位:まさに大人が憧れる“青春”「マイ・セカンド・アオハル」度々不運な事故に巻きこまれ、何かと厄介な人生を歩んできた三十路の主人公・白玉佐弥子(広瀬アリス)が、偶然出会った大学生・拓(道枝駿佑)の一言をきっかけに建築を志す大学生として再出発し、令和の波に揉まれながらも、恋に友情、勉強、夢に奔走していくドタバタラブコメディー「マイ・セカンド・アオハル」。どんな時も前を向いて、周りの人たちの幸せを考えながらひたむきに生きていく佐弥子の姿にとにかく元気をもらえる本作。年齢を理由に何かを諦めるなんて勿体ない…!視聴する度、そう優しく背中を押されているような気持ちになりました。とはいえ注目は、やはり10個年下の拓との恋愛模様でしょう。夢と希望で将来が満ちている大学生×社会人経験があり酸いも甘いも知り尽くした彼女とでは、仕事面でつい意見がぶつかってしまうこともしばしば。それでも、寝落ちするまで通話することで心の距離が改めて縮まったり、デート記念にもらったプレゼントを見返して自然に笑顔がこぼれたり…と、等身大のキュンが存分に詰まっていて素敵でした。酸いも甘いも支え合うシェアハウス内の友情にも、幾度となく胸を打たれましたね。まさに“青春”です!第2位:“男女の友情”に深く切り込んだ「いちばんすきな花」「いちばんすきな花」最終話(C)フジテレビ多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さんらがクアトロ主演をつとめることでも話題のドラマ「いちばんすきな花」。年齢も性別も過ごした環境も違う男女の友情と愛情を、「silent」の村瀬健プロデューサー×生方美久さんの脚本で贈る独特な世界観――期待通り、心がじんわりと温まるような優しい物語に仕上がっていました。中でも取り分け、SNSを中心に大きな注目を集めた議論が“男女の友情”はアリかナシか。永遠の課題についてです。多部さん演じるゆくえには、学生時代からの親友・赤田(仲野太賀)がいますが、彼の結婚相手が異性と2人で会うことにNGを出したため、長かった友達関係に終止符を打つことに…。「赤田が女の子なら良かった」と嘆くゆくえも、「生まれ変わったら女の子になるから」とフォローする赤田も、はたまた「自分からは得られない栄養を異性の友達から補っているようでイヤだ」と涙する奥さんも、みんな違ってみんな正しいから世界は難しいんだと痛感させられる展開が非常に面白かったです。毎話、様々な視点の登場人物が各々の価値観を語る本作。人と違う考えを持つことを恐れず、自分はこう思うと話せることの大切さに、改めて気づかされましたね。第3位:恋×友情の新感覚ラブコメディ「セクシー田中さん」木南晴夏さんが主演をつとめる「セクシー田中さん」は、芦原妃名子さんの同名漫画を原作とした注目の実写化作品。これまで地味にコツコツ生きてきた主人公の田中さんが秘かに生き甲斐として楽しんでいたベリーダンサーとしての姿を、同僚・朱里(生見愛瑠)が偶然見つけてしまい…。驚かれると思いきや、まさかの大興奮!田中さんを“全力で推す”と決めた朱里×田中さん、正反対なタイプのふたりが互いにポジティブな化学反応を起こしていく、恋×友情の新感覚ラブコメディ。笑いあり、涙あり――物語の緩急が最高の一作でした。特にキュンとしたのが、登場する男女四人それぞれが恋に不器用過ぎるところ。秘かに恋愛に興味を抱きながらも、つい「自分なんて」と打ち消してしまう田中さんをはじめ、「男性がちやほやしてくれるのは、自分が若くて適度にバカそうだから」とすぐに自ら線を引いてしまう朱里。チャラさで本音を防御してしまう小西(前田公輝)に、理想ばかりが先行して本物の恋から遠ざかっていく笙野(毎熊克哉)。四者四様の角度で正面から恋に悩む姿が、とても人間らしく共感できたポイントなのではないでしょうか。これから先も彼らの背中を見守っていきたい、そう思った方も多かったはず。以上、秋ドラマの総括「勝手にベスト3」でした。あなたの感想と、ぜひ見比べてみてくださいね。(YUKI)
2023年12月23日「ブラッシュアップライフ」制作チームが贈る新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」に、白石麻衣、池松壮亮、角田晃広(東京03)が出演することが分かった。バカリズムが脚本を手掛ける本作。家事代行サービス会社「スレーヌ」の清掃専門スタッフ・田中亜希子(菊地凛子)は、ある年の瀬、同僚の小川恵(平岩紙)からやり手社長・奈津美が脱税をし、自宅には大量のタンス預金を溜め込んでいるという噂を聞き、恵の友人・江藤香奈恵(吉田羊)と共に3人でその家に侵入し、タンス預金を盗み出すことに。しかしそこで、予想外の出来事が起こり、物語は二転三転し、驚きの結末が待ち受ける。そんな侵入先の持ち主・藤崎奈津美を演じるのが、1月スタートの新ドラマ「恋する警護24時」でヒロインを務めることも決定している白石さん。「スレーヌ」の若き女性CEOで元グラビアアイドル、ややヒール感ある役柄だ。白石さんは「バカリズムさんの作る世界観を大切に、テンポよく進むセリフの掛け合いに注目していただければと思います」とメッセージを寄せている。また、謎の配達員・重松洋介を池松さん、奈津美が暮らすマンションのコンシェルジュ・毛利貴弘を角田さんが演じる。彼らがどう物語に関わってくるかは、放送までのお楽しみ。バカリズム脚本のドラマはこれが初出演となる池松さんは、「『ブラッシュアップライフ』のチームは素敵なモノづくりをしているチームとして業界内でもかなり噂になっていたので、この話が来て非常にうれしかったです。様々に展開していくドラマをお正月のお茶の間に届けられればと思います」と喜ぶ。角田さんは「オファーをいただきテンションが上がりました。升野君(バカリズム)とはずっと一緒にコントをやってきた仲間。今回こういう形で一緒にやれることになるとは、すごくうれしいです」とコメントしている。なお、バカリズムさんと菊地さんの2ショットインタビューが公開。菊地さんは「山場ばかりの展開でずっと見逃せない。演じていて自分たちもすごく楽しかったです!バカリズムさんの脚本は伏線が巧みなので、ぜひ何度でも繰り返し見てほしいです」と語る。バカリズムさんは「放送の後、気になった所を配信で見返していただければ。それが一番いい楽しみ方じゃないかなと思います」とコメント。放送後は、「TVer」で期間限定配信されるほか、「Hulu」および「Netflix」で配信される。新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」は2024年1月3日(水)21時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月20日西島秀俊を主演に迎えたテレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻(とき)」の放送が決定した。本作は、楡周平による小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」の完全ドラマ化。日本初の腕時計、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者・服部金太郎の波乱の人生を、重厚に描き出す。丁稚奉公から時計修理職人を経て、時計の製造工場「精工舎」を設立し、国産初の腕時計を製造販売。常に時代の先々を読み、「義理」「人情」「恩義」を大切にしながら、一歩ずつ己の夢を叶えていった金太郎。一方で火災や震災など、数々の困難が襲う。洋品雑貨問屋の丁稚は、いかにして東洋の時計王になったのか。初恋相手や親友との別れ、天才的な職人との出会いなどの濃厚な人間ドラマも加味され、さらに奥行きが増す。西島秀俊主人公・服部金太郎役の西島さんは、「セイコーという企業のことはもちろんよく知っていますが、小さなところからいかにして大きく成長していったのか、ひとりの男の一代記を通して描いていくということにすごく興味を抱き、ぜひ参加したいと思いました」とオファーがあったときのことをふり返る。金太郎という人物については、「現代に通じる、それぞれの人には、それぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものにあこがれを抱いています」とリスペクト。さらに「現在、順調に撮影は進んでいますが、今回は時代物ということで、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれとても丁寧にシーンを撮っています。また、登場するキャラクターの個性が本当に強く、魅力的ですので、演技の場で起こるケミストリーや、特別な瞬間を楽しみながら、毎日撮影に励んでいます」と撮影の様子も明かした。日本が誇る職人たちの成功譚の脚本を担当したのは、『凶悪』『東京リベンジャーズ』シリーズの高橋泉。監督は『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の豊島圭介。ヒゲを蓄えたモノクロの金太郎が強烈なインパクトを放つメインビジュアルは、写真界の巨匠・操上和美が撮影、名だたるアーティストのアートワークを手掛けるアートディレクター・森本千絵がデザインを担当している。テレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻」は2024年3月、テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月20日12月20日(水)明日、最終回を迎える小池栄子主演ドラマ「コタツがない家」。この度、本作のオールアップの際の写真と、深堀家キャストのコメントが公開された。本作は、小池さん演じる会社社長兼カリスマウエディングプランナー・深堀万里江と、夫・息子・父という3人のダメ男たちとの日々を描く、笑って泣ける、ネオ・ホームコメディー。最後の撮影場所は、これまで幾度となくトークバトルを繰り広げてきた深堀家のリビング。万里江、夫・悠作(吉岡秀隆)、息子・順基(作間龍斗)、父・達男(小林薫)の4人での最後の撮影を終えると、スタッフから大拍手と花束が贈られ、「みんなで一緒にクランクアップ出来て嬉しい」と笑顔を見せた小池さん。作間さんも「みなさん、お疲れ様でした!凄い先輩たちに囲まれながら貴重な経験が出来ました。本当に楽しかったです!また皆さんと一緒に仕事できるように頑張りますので宜しくお願いします!」とコメントし、小林さんは「思い出に残る作品の一つで、楽しい時間を過ごすことが出来ました。みなさんのおかげです、有難うございます!」と挨拶。吉岡さんは「みなさん、お疲れ様でした!そして、本当に(小池)栄子さん、どうもありがとう。本当に感謝しています。この4人で深堀家という家族を演じられたことは、幸せなことだと思います。スタッフのみなさんが見守って下さったからこそ深堀家が出来たと思います。感謝しています、有難うございました!」と感謝を伝えた。GP帯連続ドラマ初主演となった今回。小池さんは、「本当に明るい現場で撮影に来るのが楽しみでした。はじめは緊張すると言っていた順基・作間くんが、どんどん活き活きと自由に芝居をやっている姿を見て立派だな、頼もしいなと思いました。そして、(小林)薫さんと吉岡さんとお芝居が出来る日々というのが、すごく自分の財産になりましたし、たくさん勉強させていただきました」とふり返る。続けて「放送を見て、二人と比べて自分の引き出しが少ないなと、もっともっと楽しい家族の一員として私も奮闘出来たらなと落ち込んだりもしたのですが、目の前で先輩たちのお芝居が見られるというのが本当に楽しく、嬉しかったです。それをスタッフのみなさんがリハーサルから声を出して笑ってくれるのが嬉しく、温かい現場でこの3か月を過ごせたことが私の宝物になりました。自分が守りたい大切な家族が作れたと思います!本当に本当に有難うございました!!」と涙ながらに話しつつ、やり切った笑顔を見せた。そして本作はついに、最終回。クリスマスにパーティーを開いた深堀家だが、プレゼントをめぐって騒動に。万里江がたどり着いた“夫婦円満の秘訣”にも注目だ。「コタツがない家」は10月18日より毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月19日テレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム「万博の太陽」の放送が決定。橋本環奈を主演に迎え、万博で働くことを夢見たヒロインの青春と、その家族の物語を心温まるタッチで描き上げる。1970(昭和45)年、アジアで初めて開催された日本万国博覧会(大阪万博 EXPO'70)。“人類の進歩と調和”をテーマに、当時史上最多の76か国(その他4国際機構、1政庁、6州、3都市、2企業)が参加し、入場者数は約6422万人を記録し、日本の高度経済成長を象徴する国民的イベントとなった。本作は、そんな大阪万博を舞台にした、ヒロインの青春と家族愛の物語。戦後復興を成し遂げ、高度経済成長期の真っ只中にあった昭和40年代。誰もがより良い生活を目指し邁進していた時代、本作の主人公・朝野今日子は、東京オリンピックの感動が忘れられず、世界と繋がる場所への憧れを募らせ、大阪の親戚の家に居候しながら万博への思いをふくらませていき、万博のコンパニオンとして世界中の人々と交流するという夢をつかみ取っていくことに。好奇心旺盛で猪突猛進、その明るさで周囲をやさしく照らす太陽のような主人公・朝野今日子をひたむきに演じるのは、来年放送の朝ドラ「おむすび」のヒロインにも決定した橋本さん。脚本は、「ハケンの品格」「ドクターX~外科医・大門未知子~」など大ヒットドラマを手掛け、2025年放送の朝ドラ「あんぱん」の執筆も発表されている中園ミホ。演出は「ドクターX~外科医・大門未知子~」田村直己が務める。クランクインを迎えた橋本さんは、「いちばんのみどころは、万博に憧れて“世界中の人々と交流してみたい”と思っている前向きな女の子が、自分の夢に向かってひたむきに走って行くところ」とアピール。まだキャストは橋本さんのみの発表となっているが、「素晴らしく豪華な俳優さんが多数出演されているので、どなたが登場するかも注目ポイントです。ものスゴイ方々を一日だけお呼びして撮影するなんて、本当に贅沢なことをさせていただいています」と共演者について言及。自身の役どころについては「とてもかわいらしく、亡きお父さんに似て、真っすぐで猪突猛進な性格です。でも、元気な女の子でありながらも“不思議ちゃん”のようにはしたくないなと思っているんです。物語の冒頭に『ガガーリンが死んじゃったの…』というセリフがあるのですが、インパクトがあるそのシーンでは、ちょっと変わった子に見せたかったんです。でも、“手に負えないほど変わっている子”にはしたくなかった…。真っすぐで好奇心旺盛で熱意を持って進む女の子でありつつ、ちょっと変わっている部分を持つという、表現のバランスはたくさん考えて演じています」とコメント。また「“こういう時代もあったな”と懐かしむ方もいれば、私と同世代やそれよりも下の世代のみなさんは“こういう日本の姿もあったんだ!”と歴史的感覚で見られる作品でもあります。何より、見れば必ず前向きになれる作品だと思います」とメッセージも寄せている。あらすじ1968年、東京の下町で育った朝野今日子(橋本環奈)は高校卒業後、家業の畳店を手伝っていた。早世した父にかわって畳店を切り盛りする母・陽子のために少しでもいい結婚をして安心させてあげたいと思ってはいるものの、好奇心旺盛で猪突猛進な性格が災いして断られてばかり。今日子の最近の頭の中は再来年、大阪で開催される万国博覧会のことでいっぱい。東京オリンピックに感動した日々を忘れられず、大阪万博への期待に胸を高鳴らせていたのだ。その日も見合いの席で「私の夢は万国博覧会で世界中の人たちとつながることです!」と熱弁をふるって惨敗。そんな中、今日子のもとに舞い込んだのは、大阪行きの話だった。陽子の兄、つまり今日子の伯父・万田昭太朗の工場が人手不足で困っているという。今日子は建設中の万博会場を見てみたい一心で、大阪に旅立つ。今日子が暮らすことになった万田家は地元の大手電機メーカーの下請け工場を営んでおり、昭太朗の妻・和世と、従妹にあたる女子大生の千夏、小学生の博士の4人暮らし。千夏は地元の女子大学で学んでいたが、女性の幸せは早く結婚して子どもを生むことだと信じる昭太朗は娘のために取引先の重役に頼み込んで見合い話を持ち帰ってくる。相手は、世界的建築家・丹下健三の設計事務所に勤める倉本鉄平。エリートだが、まったく気取ったところのない鉄平に、千夏は好感を抱く。そんなとき、千夏は大学の教授から万博のパビリオンで働くコンパニオンに推薦されるが、昭太朗は大反対。今日子は「なんで伯父さんが千夏の生き方を決めるの!?」と爆発。文句があるなら出ていけと怒鳴られてしまう。やがて東京に戻ることを決意した今日子。すると、千夏がどうせ帰るなら記念に挑戦してみようと、コンパニオンの応募書類をもらってくる。しかし、コンパニオンは関西の女子大生を中心に推薦で決まってしまうことが多く、今日子にとっては夢のまた夢――。テレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム「万博の太陽」は2024年3月、テレビ朝日にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月19日映画の作り手にスポットを当てた映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」が来年1月26日(金)より開催。上映作品も発表された。「映画のまち調布 シネマフェスティバル」は、開催に先立ち、約7か月にわたり募集した「日本映画人気投票」により、上映作品を選出し、その中から映画賞「映画のまち調布賞」を決定。映画賞授賞式、映画製作の技術スタッフや監督によるトークショー付きの映画上映会、展示、ワークショップなど、各種イベントも行われる。イオンシネマ シアタス調布とのコラボ企画として、大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』や『ラ・ラ・ランド』、特撮映画『ガメラ 大怪獣空中決戦』(4Kデジタル復元版)、1992年公開のスタジオジブリ作品『紅の豚』を上映。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』特別企画「ありがとう 東京現像所」では、『大誘拐 RAINBOW KIDS』(35mmフィルム)や『空の大怪獣 ラドン』(4Kデジタルリマスター版)、「調布特撮大戦」では『ガメラ 大怪獣空中決戦』(4Kデジタル復元版)、『シン・仮面ライダー』なども上映される。『シン・仮面ライダー』また、日本映画人気投票の上位作品から厳選した、二宮和也主演『ラーゲリより愛を込めて』、新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』、大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、伊藤沙莉、柴咲コウらが出演する『月の満ち欠け』、鈴木亮平主演『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』など8作品も上映。一部作品では、監督や受賞者などを招いてのトークショーも予定されている。『ラーゲリより愛を込めて』なお、2月10日に開催予定の「第6回映画のまち調布賞」授賞式では、『お終活 再春! 人生ラプソディ』を先行特別上映する。「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」は2024年1月26日(金)~2月18日(日)調布市文化会館たづくり、イオンシネマ シアタス調布、調布市グリーンホールにて開催。(シネマカフェ編集部)
2023年12月16日高橋一生主演で、手塚治虫の名作医療漫画「ブラック・ジャック」を24年ぶりにドラマ化。「おんな城主 直虎」「天国と地獄 ~サイコな2人~」の森下佳子が脚本を手掛け、「岸辺露伴は動かない」でも高橋さんとタッグを組んだ柘植伊佐夫が人物デザイン監修・衣装デザインを担当する。“医療漫画の金字塔”として色褪せることなく、多くの人に愛され続けてきた「ブラック・ジャック」は、連載開始から早50年が経過。節目を迎えた2023年からは、生成AIを活用した新作漫画の制作など、連載50周年記念の特別プロジェクトも多数展開され、いまなお熱狂的ファンを増加させている。過去に幾度となくアニメ化および実写化、そして派生作品を生み出してきた本作のオリジナルが、実力派俳優・高橋一生を主演に迎え、24年ぶりにテレビドラマ化。法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医ブラック・ジャックが、コロナ禍を経て、医療の在り方がふたたび問われる令和の時代に、センセーショナルによみがえる――。手塚治虫原作の有名エピソードを凝縮!2024年版「ブラック・ジャック」誕生テレビ朝日では1981年、加山雄三主演で「ブラック・ジャック」を初めてテレビドラマ化。その後、TBSで放送された本木雅弘主演の2000年版テレビドラマなど、様々な実写版や舞台版が各所で制作され、作品によっては大幅なアレンジも施されてきた。そんな本作の連載50周年の節目となる今回は原作から厳選した有名エピソードを凝縮し、その真髄をぐっと掘り下げていく。改めて“医療とは何か”が問われるいまだからこそ、人々の心に強烈に突き刺さる「ブラック・ジャック」。2024年版では原作へのリスペクトの念を軸に据えながら、現代を生きる人たちへ“時代を超えた真摯なメッセージ”を投げかける。主演・高橋一生、ブラック・ジャックのオファーに慄きながらも「多くの方の心の中に居るブラック・ジャック像」を追求主人公ブラック・ジャックは神業ともいえる手術手腕を誇る驚異的な天才外科医ではあるものの、単純に絵に書いたようなヒーローでは決してない。常にドライで冷酷に見えても、患者とその関係者が置かれた状況を見据え、密かに心を痛める優しさも…。さらに、要所要所で壁にもぶつかり、ときには滑稽な姿もさらけ出す。そんな実に多面的であるがゆえに、人々を惹きつけてやまないブラック・ジャックに高橋さんが新たな命を吹き込む。高橋さんは「正直なところお話を頂いた時は、自分に出来るのかと思いました。幾ら彼の矜持や人情、生に対する思いが好きであっても、いざ自分が演じるとなれば、当たり前ですが話はまったく別です。好きというだけではどうしても成立しない何かがあると思うからです」と、素直な心境を吐露。「これまでと同じように、お芝居をする時は、迷う事なく打ち出していきたい。演じさせていただく度に納得し、許せる瞬間を積み重ね、それが作品になっていける様、毎シーン毎カットお芝居をさせていただいています」と明かし、「常に厳しい視線でお芝居を模索しているので、視聴者の皆さんにも厳しく観ていただきたい」とメッセージを送る。人物/衣装デザインは柘植伊佐夫「柘植さんが『大丈夫』と言ったら、大丈夫なんです」監督を務めるのは城定秀夫。『アルプススタンドのはしの方』と『性の劇薬』でヨコハマ映画祭・監督賞を受賞し、『女子高生に殺されたい』『ビリーバーズ』でも大注目を集めた城定監督が、「ブラック・ジャック」の世界をどう魅せていくのか期待したい。また、脚本を務めるのは森下佳子。「JIN -仁-」「ごちそうさん」「天皇の料理番」から「義母と娘のブルース」ほか、高橋さんともタッグを組んだ大河ドラマ「おんな城主 直虎」、日曜劇場「天国と地獄 ~サイコな2人~」といった大ヒット作に加え、2025年放送のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」の脚本も手掛ける森下氏。手塚プロによる綿密な監修のもと、現代設定も取り入れつつ入念に物語を再編成する。さらに、人物デザイン監修・衣装デザインを柘植伊佐夫が担当。NHK大河ドラマ「龍馬伝」や「どうする家康」、「精霊の守り人」、映画『シン・ゴジラ』『翔んで埼玉』、そして高橋さん主演の「岸辺露伴は動かない」も手掛けた柘植氏。2000年版「ブラック・ジャック」でもブラック・ジャックのヘアメイクデザインを担当しており、今回は細部に神を宿らせながらドラマの世界観を全て監修する。高橋さんがオファーを受けた決定打は、「『おんな城主 直虎』等でご一緒させて頂いた脚本家の森下佳子さん、『民王』でプロデューサーをされていた飯田サヤカさんがお声掛けくださった」ことと明言。また、「僕は基本的に柘植さんが『大丈夫』と言ったら、大丈夫なんです」と絶大な信頼を寄せる。なお、ブラック・ジャックの助手・ピノコを演じるキャストをはじめ、確かな腕をもつ共演俳優陣についても注目だ。テレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」は2024年、テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年12月16日来年放送スタートとなるカンテレ・フジテレビ系新月10ドラマ「春になったら」より、主演する奈緒と木梨憲武の親子が写るポスタービジュアルと、着物姿の場面写真が公開された。本作は、“3か月後に結婚する娘”と“3か月後にこの世を去る父”が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく日々を描く、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。数々のヒット作を世に送り出した福田靖によるオリジナル作品だ。娘・瞳(奈緒さん)と、父・雅彦(木梨さん)が登場するポスタービジュアルは、2人の自然な表情を切り取るため、穏やかな空気が流れる中でゆっくりと時間をかけて撮影。シンプルながらも奥深く、モノクロを基調とした色彩と空間配置にも注目。デザインは、朝ドラ「らんまん」も手掛けたアートディレクター・加藤秀幸が担当。モノクロポスターで際立つ、ブルーとピンクの配色に関して「“結婚=始まる=ピンク”と、“死ぬ=終わる=ブルー”で、親子の思いが対照的になるようにしました。タイトルロゴのグラデーションは対照的でありながらも、親子の繋がりややがて訪れる“春”を感じさせるようにしています。重くシリアスなテーマですが、笑って泣けるホームドラマのように優しい色を選びました」とコメントしている。そして、奈緒さんと木梨さんのクランクイン初日は、神社で行われた。父娘がそれぞれ衝撃的な報告をした元旦の翌日、初詣で家の近くの神社を2人で訪れる場面。撮影初日にも関わらず、すでに長年寄り添ってきた親子の空気感を醸し出しており、雰囲気は抜群だったという。なお、親子の様子が見られるティザー映像は、12月18日(月)の「トクメイ!警視庁特別会計係」放送終了後にTV初公開される。ストーリー早くに母を亡くし、反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って生きてきた瞳(奈緒)と雅彦(木梨憲武)の父娘。いつも通りに迎えた元旦、2人は互いにとって衝撃的な報告をする。「せーの」で同時に発表したその事実は、“瞳が3か月後に結婚すること”、そして“雅彦が病によって余命3か月と宣告されたこと”。お互いあぜんとしつつ、雅彦は、相手が10歳年上の売れないお笑い芸人であることを知って結婚に猛反対。一方の瞳も、かたくなに延命治療を受けようとしない雅彦をなんとか説得しようと試みる。互いの幸せを願うからこそ衝突や諦めを繰り返す親子は、それぞれ「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り、残された時間を悔いなく過ごそうとする。次第に明らかになる瞳も知らなかった雅彦の過去や思い、そして雅彦も知らない瞳の結婚相手の秘密。瞳の結婚相手、親族、友人、職場の人々、雅彦の主治医など、個性豊かな周囲の人たちを慌ただしく巻き込みながら、2人はどのように理解し合い、3か月後のそのときを迎えるのか…?「春になったら」は2024年1月15日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月15日シネマカフェでは、11月22日~12月1日まで、“2023年好きな秋ドラマ&キャラクターは?”と題して読者アンケートを実施。先日の好きな秋ドラマ編に続き、今回は秋ドラマに登場する好きなキャラクターをランキング形式で発表する。様々なキャラクターが登場する中でも、今期のNo.1になったのは、「今日からヒットマン」の主人公、相葉雅紀が演じるサラリーマン/ヒットマンの二重生活を送る稲葉十吉。ある日突然、事件に巻き込まれ、伝説の殺し屋の名を継ぐことになり、愛する家族を守るため、裏社会で奮闘することになる十吉。ダメダメな部下や相棒(?)のちなつに振り回されるキャラクターだ。今回行ったアンケートでは、視聴者から「コミカルな演技の時とアクション、銃さばきの時のカッコよさのギャップがとてもいいです」、「殺し屋の格好は様になっているのに、実はテンパりまくってる心の声が最高におもしろい。なおかつ、有能営業マンの心得が実は殺し屋にも役立って危機を切り抜けていくのがカッコいい」、「対極にあるような生活をバタバタしながら切り抜ける様子、心の声もおもしろい またヒットマンとして成長していく様もかっこよくなってきて次回が楽しみになります」、「相葉さんの振り回されてドタバタする演技が上手すぎる!緊迫したシーンなのに気弱な心の声が入って、応援したくなる」と感想が届いた。最終話(12月15日放送)丸メガネ(筧利夫)との出世争いに負けた挙句、二丁に扮した稲葉十吉(相葉雅紀)の活躍で《コンビニ》を追われたアゴ(岩永ひひお)。ライバル組織《100均》に雇われた殺し屋・マンモス(武蔵)は、十吉の妻・美沙子(本仮屋ユイカ)と息子・百太(木村優来)を人質に取る。一方のマンモスは、十吉を本物の二丁だと勘違いしており、積年の恨みを早く晴らしたいと主張。家族をさらわれた十吉は頭を抱えるが、なんと《コンビニ》アルバイト・キンパツ(駒木根葵汰)が《100均》にスパイとして潜入していて…。「いちばんすきな花」第10話(C)フジテレビ続く2位は、多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主演する「いちばんすきな花」から、松下さんが演じる主人公のひとり、春木椿。出版社で働く会社員で、実家は花屋。長年付き合っている彼女がおり、いよいよ結婚、新居での新しい生活をスタートしようとしていたある日、彼女を“彼女の男友達”にとられてしまう。そんな傷心の中、訪れたある出会いをきっかけに、自分が“友達”という存在に求めていたものに気づきはじめる。読者からは、「ちょっと面倒くさい、変わった人物だけど、優しくてあたたかくて、愛おしいキャラクター。松下洸平さんの演技が絶妙で他の人だったらこんなに愛おしい人物にはなってないだろうなと思うほど」、「圧倒的に癒されキャラ 演技も上手いからすき花の世界観に引き込まれます」、「大人な中に可愛らしさ優しさ繊細さユーモア品のよさがあって好きポイントしかない」、「こういう人はいるなと思わせてくれる。ただのいい人ではなく、無自覚に正直ゆえの残酷さも傷つきやすさも、きちんと描かれていると思う。松下洸平さんの繊細な演技が大好きです。ふとした表情まで気を抜いていないところが素晴らしいと思います」と、松下さんが演じるからこそ魅力的に映った椿というキャラクターに、多くのコメントが寄せられた。第10話(12月14日放送)志木美鳥(田中麗奈)は潮ゆくえ(多部未華子)、春木椿(松下洸平)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)と一緒に椿の家で食事をした翌日、北海道へ戻ることに。その夜、春木家にいつものように4人が集まった。ゆくえは椿たちそれぞれに美鳥からの伝言を預かったと切り出し、報告し始める。ある日、夜々と紅葉が居酒屋で飲んでいると、近くの席で飲んでいた紅葉のバイト先の同僚、園田拓真(世古口凌)と松井隼人(川本光貴)に声をかけられ…。「うちの弁護士は手がかかる」第10話(C)フジテレビそして3位には、育成型リーガルエンターテインメントドラマ「うちの弁護士は手がかかる」より、平手友梨奈が演じる新人弁護士・天野杏がランクイン。杏は、本作の主人公で元芸能事務所の敏腕マネージャー・蔵前勉が、パラリーガルとしてサポートしていく人物。超エリートだが、コミュニケーション能力はゼロ、猪突猛進な性格で空回りしてしまうことも。アンケートでは、こんな回答が。「圧倒的な才能を持ちながらも、苦手なこともあって不器用ながら変えていこうとしている姿が、人間味があって魅力的だから」、「主人公の敏腕パラリーガル蔵前勉により、知能は凄いけどコミュ力ゼロで天邪鬼な杏がどんどん成長していく姿がすごく愛おしくて応援したくなる」、「猪突猛進なだけでもなく、抜けてるだけでもなく、強気なだけでもない。その中に儚さや脆さみたいなものを感じることができるキャラクター。 くらあんコンビも最高」、「平手さん演じる天野杏が成長してどんどんバディが良くなっていて面白い。 ファッションも可愛くて良い」などと、蔵前とタッグを組んだことで徐々に成長していく様子が、視聴者に響いたようだ。第10話(12月15日放送)蔵前勉(ムロツヨシ)のマネージャー時代の仲間で、元カノでもある安藤カオリ(安達祐実)が、「香澄法律事務所」にやってくる。ウワサの元カノに会えた、とテンションが上がってしまう香澄今日子(戸田恵子)たち。そこに、杏とは親しい間柄らしい大橋いずみ(志田未来)が訪ねてくる。政治家なども利用している青海医大病院の看護師をしていたが、突然、退職金を積まれて退職届を書くよう迫られたのだという。一度は退職手続きを断ったものの、周囲がよそよそしくなったこともあって先月、自主退職したという。だが、「看護師の仕事が好きだから悔しくなった」といういずみの思いを受け止めた杏は、彼女の依頼を引き受ける。4位~は以下の通り。4位蔵前勉/ムロツヨシ「うちの弁護士は手がかかる」「うちの弁護士は手がかかる」第10話(C)フジテレビ人気女優をサポートする超敏腕マネージャーだったが、突然解雇され、ひょんなことからパラリーガルとして新人弁護士のマネジメントを任されることになる主人公。・「蔵前さんのさりげないフォローや、人間味のある語りが素晴らしい」・「蔵前さんがムロさんと重なって、とっても楽しく見ています」・「ムロツヨシさんはセリフなんだかアドリブなんだかわからないテンポが好き」・「くらあんコンビが最高なのと、ムロツヨシさんと安達祐実さんの会話シーンが大好きです」5位南雲脩司/鈴木亮平「下剋上球児」「下剋上球児」10話 (C)TBSスパークル/TBS撮影:ENO高校野球を題材にした本作の主人公。3年目の社会科教員で、廃部寸前の弱小野球部の顧問をすることになり、日常が一変する。・「こんな方が先生だったら学校も楽しかっただろうな、と思えたから」・「生徒に向き合い、暖かく指導する完璧な先生には秘密があった。秘密があったからこそ生徒に優しくできるのか。考えさせられるキャラクターを鈴木亮平さんが見事に演じておられます」・「心の葛藤を抑えた演技で、こちらに眼差しだけでも感じられるのはさすが、すごい役者さん」星葉高校にサヨナラ勝ちし、ついに決勝進出を決めた越山高校野球部。しかしいざ勝ち進んでも、甲子園出場には高額費用がかかることが発覚。丹羽(小泉孝太郎)は地元の有力者たちを集めて皆で頭を悩ませていた。そんなこととはつゆ知らず、南雲(鈴木亮平)の家で決勝へと決意を固める部員たち。三年生は皆、高校生活最後になるかもしれない試合、そしてその後の進路について思いを巡らせるのだった。そんな中、大学からスカウトを受けていた根室(兵頭功海)はそのことを姉・柚希(山下美月)に言えずにいて…。さらに犬塚(小日向文世)はある決意を固めていた。そしていよいよ決勝当日。星葉高校の応援団も越山の応援のために駆けつけてくれるなど越山高校応援ムードの中、南雲と生徒たちの“日本一の下剋上”がかかった、運命の試合がスタートする。6位勝呂寺誠司/二宮和也「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」クリスマスイブという“たった1日”の出来事を描く物語の主人公のひとりで、記憶喪失の逃亡犯。・「根っこの正義感や誠実さがみえるアクションもいい」・「勝呂寺誠司の背景が明かされるにつれてより一層魅力的なキャラクターへと変わっていっています。最後まで目が離せません」・「記憶喪失で殺人犯の容疑者でもう一つ名前があるという複雑な役でありながら魅力的」勝呂寺誠司(二宮和也)は搬送途中に逃げ出すと、笛花ミズキ(中川大志)に会いに行った。記憶を取り戻したことを打ち明け、「今夜の取引、成功させるぞ」とミズキに告げる。同じころ、開店まであと1時間と迫った「葵亭」では、シェフの立葵時生(大沢たかお)を中心に慌ただしくディナーの準備が進められていた。そこに、神奈川県警の警部補・狩宮カレン(松本若菜)がやってくる。一方、倉内桔梗(中谷美紀)たちは、生放送の大型音楽特番の準備が進められている中、アネモネとメキシコのロス・クエルボによる取引現場を生中継しようと密かに動き出していたが――。7位諸葛孔明/向井理「パリピ孔明」(放送終了)現代の渋谷に若かりし姿で転生する中国三国時代の名軍師・諸葛孔明。歌手を目指す月見英子をマネジャーとして成功に導いていく。・「軍師の名にふさわしくアイディアをフルに使って現代を生き抜き、エイコを成長させていくのがすごいと思ったので」・「見事なハマリ役ごとなので。演じる向井さんも選んだ人もアッパレ」8位深雪夜々/今田美桜「いちばんすきな花」主人公のひとりで美容師。純粋に友達になろうとしても、男性からは異性というだけで恋愛ととらえられ、女性からはそんな姿をねたまれてしまう経験をしてきたため、1対1で人と向き合うのが怖い。性別がなかったら、きっと自分の悩みの大半は解決する気がする、と考えることもしばしば。・「皆んなと同じ事をする、学校生活に、生きづらかった人は、いたなぁ~と、今なら、つくづく思う」・「今後の夜々ちゃんがどうなるのか気になります」9位矢吹賢二/内野聖陽「きのう何食べた? season2」弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と同居する、恋人で人当たりの良い美容師。・「素直で優しくて、相手のことを思いやる気持ちがとても好きです。自分もケンジみたいな人になりたいです」筧史朗(西島秀俊)と井上航(磯村勇斗)は、小日向大策(山本耕史)や富永さん(矢柴俊博)が所属するテニスサークルの試合を観戦。試合後、矢吹賢二(内野聖陽)も合流し、富永家で食事会の予定だったが、富永さんがギックリ腰になり、それは中止に。楽しみにしていた航は拗ねてしまうが、航がコートであるミラクルを起こすという予想外の展開に――。10位瀧山/古川雄大「大奥 Season2」Season2の中でも、幕末編の主要人物。男女が逆転した江戸パラレルワールドを描く本作で、最後の大奥総取締となる。阿部正弘に見いだされ、家定に仕えるため大奥入り。持ち前の器量と権勢を発揮し、大奥の男たちを束ねていく。・「美貌・才覚・おちゃめさも見せてくれて目が離せない」・「ミュージカルヲタなので古川さんならできるとは思ったけど、予想より素晴らしかった」・「清濁併せ呑む器量があり、賢いが、天然な面もあり、チャーミング」家茂が志半ばで亡くなったという知らせが入る。己の信念で私利私欲に動く慶喜の振る舞いが新たな争いの火種を生んでしまう。あれこれ手を打って引き留めようとしていた和宮の願いは届かず、暗い空気が流れる一方で瀧山や天璋院は、時代の移り変わりとともにかつてないほどの変化を強いられる。【シネマカフェ読者アンケート/好きな秋ドラマのキャラクターTOP10】1位:稲葉十吉/相葉雅紀「今日からヒットマン」2位:春木椿/松下洸平「いちばんすきな花」3位:天野杏/平手友梨奈「うちの弁護士は手がかかる」4位:蔵前勉/ムロツヨシ「うちの弁護士は手がかかる」5位:南雲脩司/鈴木亮平「下剋上球児」6位:勝呂寺誠司/二宮和也「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」7位:諸葛孔明/向井理「パリピ孔明」8位:深雪夜々/今田美桜「いちばんすきな花」9位:矢吹賢二/内野聖陽「きのう何食べた? season2」10位:瀧山/古川雄大「大奥 Season2」※2023年10月期に放送されている“秋ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(シネマカフェ編集部)
2023年12月11日映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」が2024年1月26日(金)から2月18日(日)まで東京・調布のイオンシネマ シアタス調布などにて開催される。「映画のまち調布 シネマフェスティバル」「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」は、映画製作の現場を支える技術者や制作会社など“映画の作り手”にスポットを当てた映画祭。約7か月にわたって調布市民やイオンシネマ シアタス調布の来場者などを対象に投票を集めた「第6回日本映画人気投票」から、選りすぐりの人気作品を上映する他、監督や映画賞を受賞した技術スタッフなどを招いてのトークショーなどが行われる。『すずめの戸締まり』など人気作を特別上映上映されるのは、日本映画人気投票の上位作品の中から選ばれた8作品。人気投票1位となった新海誠の長編アニメ映画『すずめの戸締まり』をはじめ、二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』、清野菜名と松坂桃李のダブル主演で名作恋愛漫画を実写化した『耳をすませば』、のんがさかなクンの半生を演じた『さかなのこ』、庵野秀明がメガホンを取った『シン・仮面ライダー』、鈴木亮平主演の人気医療ドラマの映画版『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』、宮沢賢治と父の“親子愛”を描いた『銀河鉄道の父』、直⽊賞受賞の小説を実写化した『月の満ち欠け』を上映する。スタジオジブリ『紅の豚』も特別上映また、イオンシネマ シアタス調布では1992年公開のスタジオジブリ劇場用長編アニメーション『紅の豚』を9日間の期間限定で上映。公開当初の35mmフィルム初号試写に近い状態を再現したDCPでの上映という、貴重な機会となるのでぜひ足を運んでみて欲しい。【詳細】「映画のまち調布 シネマフェスティバル2024」期間:2024年1月26日(金)~2月18日(日)開催会場:調布市文化会館たづくり、イオンシネマ シアタス調布、調布市グリーンホール■日本映画人気投票 選出作品上映チケット販売日:2023年12月22日(金)会場:調布市文化会館たづくり くすのきホール(全席指定)住所:東京都調布市小島町2-33-1料金:前売り 500円、当日 800円日時/上映作品:2月11日(日)18:00 『シン・仮面ライダー』2月12日(月・休)10:30 『銀河鉄道の父』2月12日(月・休)15:30 『ラーゲリより愛を込めて』2月17日(土)10:00 実写映画『耳をすませば』2月17日(土)14:00 『すずめの戸締まり』2月17日(土)18:00 『月の満ち欠け』2月18日(日)10:00 『さかなのこ』2月18日(日)15:30 『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』■特別上映 スタジオジブリ作品『紅の豚』公開期間:2024年2月10日(土)~2月18日(日)※上映時間はWEBサイト参照会場:イオンシネマ シアタス調布 スクリーン1 ほか料金:(全席指定)大人・大学生1,300円 / 幼児~高校生1,000円チケット販売日時:2023年12月25日(月)e席リザーブ0:00~/劇場窓口8:00~チケット購入方法:WEBサイト参照
2023年12月08日シネマカフェでは、“2023年好きな秋ドラマ&キャラクターは?”と題して、読者アンケートを実施。今回、その結果を発表。まずは、好きな秋ドラマのランキングトップ10を発表する(投票期間:11月22日~12月1日)。フジテレビ系にて放送中のムロツヨシ主演「うちの弁護士は手がかかる」が今回1位に!本作は、ムロさん扮する芸能事務所の元敏腕マネージャー・蔵前勉が、新人弁護士・天野杏(平手友梨奈)に振り回されながら、パラリーガルとして奮闘する育成型リーガルエンターテインメントドラマ。ほかにも、吉瀬美智子、安達祐実、江口のりこらが出演。蔵前と杏とのやりとり、蔵前の“ドラマネタ”などが毎回話題となっている本作。今回行ったアンケートでシネマカフェ読者からは、「天野先生と蔵前さんコンビが可愛い 天野先生の成長と、蔵前さんの天野先生の世話焼きながら守るのが良いです」、「面白いし泣ける!内容が毎回素晴らしい! 香澄法律事務所の面々が、みなさん、いい味出してて、面白すぎる! 毎回声が出てしまうほど笑わせてもらってます」、「ムロツヨシさんと平手友梨奈さんのコンビの凸凹感がすごくいいから」、「くらあんのバディ感、香澄法律事務所の仲間たちとの掛け合いが凄く面白い。シリアスとコメディーのさじ加減が絶妙です」などと、凸凹バディに多くのコメントが寄せられた。「うちの弁護士は手がかかる」第9話(C)フジテレビ第9話(12月8日放送)蔵前勉(ムロツヨシ)は「香澄法律事務所」を去ることに。ある日、蔵前の前に水島和也(矢柴俊博)ら数人の男女が姿を現す。水島は、東京地検特捜部だと身分を明かすと、「笠原事務所」の脱税の件で過去7年間の経理に関する話を聞きたいと告げる。蔵前は、その場で逮捕され…。続いて2位は、同名ガンアクション漫画のドラマ化「今日からヒットマン」。相葉雅紀演じる主人公・稲葉十吉が、ある日、二丁と呼ばれる凄腕ヒットマンと出会ってしまい、事件に巻き込まれ、愛する家族を守るため、裏社会で奮闘するアクションコメディ。「トリック」シリーズの木村ひさし監督、脚本・オークラがタッグを組み、 山本舞香、 滝藤賢一、 深澤辰哉(Snow Man)、勝村政信、本仮屋ユイカらが出演。「アクションあり、コミカルあり、演出と脚本が素晴らしく、漫画がそのままドラマになっているようで とにかく面白い」、「コメディとシリアスがよい感じにミックスされていて面白くて見入ってしまう悪役の人も個性があってよい」、「相葉くん演じる十吉さんの心の声が面白くて、笑ってしまう、くせが強くて惹き付けられる」、「相葉くんと舞香ちゃんがめちゃくちゃカッコ良くて、2人のやりとりがめちゃくちゃ面白い!」などと、俳優陣の好演に多くの感想が届いた。第7話(12月8日放送)闇の組織《コンビニ》のヒットマン・カトウ(矢作マサル)をはじめ、関係者が次々と何者かに襲撃される。本部長・将軍(小沢仁志)も、この事態に苛立ちを隠せない。一方、稲葉十吉(相葉雅紀)とちなつ(山本舞香)、《コンビニ》アルバイトのキンパツ(駒木根葵汰)は、ある組織に集金に出向くも、簡単だと思われていた取引は難航。十吉は相手のボスとロシアンルーレットをやるハメに。また十吉は、イージーフードの部長・遠藤保(勝村政信)から、ある重要なプロジェクトを任され――。そして3位は、多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主演を務める「いちばんすきな花」。“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマに、4人の男女がある日、ふとした出来事を機に巡り会い、友情と愛情というテーマに自然と向き合っていくストーリー。「silent」の村瀬健プロデューサーと脚本・生方美久がタッグを組み、主演俳優も豪華とあって、放送前から注目を集めていた本作。放送が始まると、撮影裏の様子をとらえた映像がSNSにアップされ、多くの反響を呼んでいる。シネマカフェ読者からは「脚本が素晴らしいし、クアトロ主演の皆さんの演技が自然でのめり込んでしまいます」、「台詞が心に残ります。ジーンとくるセリフが多い。そんな考え方があるのかと発見がある。毎回楽しみです今後の展開に目が離せない。4人のやり取りがとても良い(仲野たいがさんもさすがです)」、「主役の4人が本当に可愛い。やり取りにほっこりしたり、心に響く一言やそれぞれのエピソードにちょっと泣けてしまったり」、「世間的に表に出すのはどうなんだと、言えなかった気持ちを代弁してくれるように放たれるセリフの1つ1つや、ただ1人の人間として存在を認めてくれるような優しく柔らかな居心地の良さが心を溶かしてくれるような感覚になるから」などといった感想が。登場人物たちの言葉が、多くの視聴者の心を揺さぶっている。「いちばんすきな花」第9話(C)フジテレビ第9話(12月7日放送)春木椿(松下洸平)の家で佐藤紅葉(神尾楓珠)は、自分が表紙のイラストを手がけた小説を椿に渡そうと声を掛けると、椿は大きなダンボール箱を開けていた。「荷造りですか?」と紅葉が聞くと、椿はニコニコしながら箱の中を紅葉に見せてきた。そこには、紅葉が表紙を描いた本が大量に。そして、そこにやって来た潮ゆくえ(多部未華子)と深雪夜々(今田美桜)もすでに買っていた。ある日ゆくえは、美鳥(田中麗奈)と会うことになり、ファミレスで食事をしながら、美鳥が東京に戻ることになった経緯を聞かされる…。4位~は以下の通り。4位「下剋上球児」高校野球を通して、様々な愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。主演の鈴木亮平をはじめ、黒木華、小日向文世、小泉孝太郎、生瀬勝久らが出演。<読者の声>・球児達が野球うまい!カッコいい!感動する台詞もたくさんあり、高校生の息子たちも夢中になって観てます。毎回涙が流れます。・球児や監督や地域が一丸となって何かに夢中になって頑張る姿を見ていると勇気を貰えます。・毎回気付いたら涙が出てる 野球のシーンもリアルで大好き。・南雲先生(途中から南雲監督)の褒めて伸ばす指導法で選手たちが開花していき、勝てるようになっていく様子が素晴らしい。 試合のシーンの描写も素敵です。「下剋上球児」第8話 ©TBSスパークル/TBS 撮影:ENO第9話(12月10日放送)運命の準決勝の日。試合では、星葉高校もこれまでとは違う布陣で挑んでくることに。想定外の連続にミスを連発する越山高校。焦る部員たちを前に南雲(鈴木亮平)が打つ手とは――。5位「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」二宮和也、中谷美紀、大沢たかおがトリプル主演を務める月9ドラマ。人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語。<読者の声>・1日のお話が3つのシチュエーションで同時に観られ、それがだんだん繋がって行くのがワクワクドキドキして目が離せない。・3つの物語が、交差して一つの物語になって行くのが面白い。・たった一日のことを連続ドラマにするなんて初めてのこと、いろんな角度からのストーリーも見られてとても面白いです!「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」第10話(C)フジテレビ第10話(12月11日放送)勝呂寺誠司(二宮和也)は搬送途中に逃げ出すと、笛花ミズキ(中川大志)に会いに行った。記憶を取り戻したことを打ち明け、「今夜の取引、成功させるぞ」とミズキに告げる。同じころ、開店まであと1時間と迫った「葵亭」では、シェフの立葵時生(大沢たかお)を中心に慌ただしくディナーの準備が進められていた。そこに、神奈川県警の警部補・狩宮カレン(松本若菜)がやってくる。一方、倉内桔梗(中谷美紀)たちは、生放送の大型音楽特番の準備が進められている中、アネモネとメキシコのロス・クエルボによる取引現場を生中継しようと密かに動き出していたが――。6位「セクシー田中さん」芦原妃名子の漫画を原作に、木南晴夏が普段は地味な経理部のOLだが、ベリーダンサーという裏の顔をもつ田中さん、生見愛瑠が田中さんの裏の顔を知り、ファンになってしまう同僚の派遣OL・倉橋朱里を演じる、9笑って、1泣けるラブコメディー。<読者の声>・面白くて笑えて、でも心にしんみり刺さる何かもある。完璧な登場人物はおらず、皆どこかが欠けていてそして良い所もキラリと光る。月曜日を頑張る活力をくれるドラマです。・恋愛ものが多い夜中のドラマの中で異彩を放っている。深い人間愛や生き様等考えさせられるセリフも多い。・田中さんの自分の殻を破る理由が ベリーダンスって素晴らしい。「セクシー田中さん」第8話(C)NTV第8話(12月10日放送)田中さん(木南晴夏)に心無い言葉をかけた男たちから彼女を守ろうとした笙野(毎熊克哉)は、うっかり靭帯を損傷。田中さんが慣れないメイクで笙野とのデートに挑んでしまったことを知った朱里(生見愛瑠)は、プチプラメイクで田中さんを変身させようとするが、得意のモテメイクは田中さんには通用せず。リベンジを誓った朱里は、小西(前田公輝)の協力も得て、田中さんに似合うメイクを研究することに。7位「きのう何食べた? season2」西島秀俊&内野聖陽のW主演で描く人気シリーズ「きのう何食べた?」の最新作。弁護士・シロさんと美容師・ケンジ、同居する2人の毎日の食を通して浮かび上がる人生の機微。ほろ苦くてあたたかな2人の日々をリアルに描く。<読者の声>・シロさんとケンジのやり取りにほっこりする。・シーズン1から見てますが、心温まるドラマで大好きです。ドラマの中に出てくる料理も毎回楽しみにしています!・二人のやりとりが楽しい。 たまに本気で笑っている場面もあったりして面白い。 山本耕史と磯村勇人なカップルとの絡みも好き。「きのう何食べた? season2」第10話 (C)「きのう何食べた? season2」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社第10話(12月8日放送)上町弁護士事務所を引継ぐ覚悟を決めた筧史朗(西島秀俊)は、上町美江(高泉淳子)にその意思を伝える。修(チャンカワイ)と共同であること、定時帰宅を死守することが条件ではあるが、修が刑事弁護教官になった場合は、自分がメインで回すという。帰宅すると、矢吹賢二(内野聖陽)からお願いごとが…。8位「マイ・セカンド・アオハル」広瀬アリス演じるやっかいな問題を抱えた主人公・白玉佐弥子が、道枝駿佑(なにわ男子)演じる謎の大学生・小笠原拓の一言をきっかけに、学び直しを決意して大学生となり、奮闘するセカンド・アオハル・ラブコメディ。<読者の声>・ラブコメらしく面白いとキュンキュンが詰まっていて毎週楽しみです。・こんなにもキュンキュンするドラマが久しぶりぶりで、毎回ときめいています。・最高にきゅん第9話(12月12日放送)佐弥子(広瀬アリス)は、自分のためにスイス行きを断ろうとする拓(道枝駿佑)を前に別れを告げ、ひとりサグラダファミリ家に戻って行く。拓がシェアハウスに戻らなくなって3日が過ぎ、コンペの締切が近いからじゃないかと誤魔化す佐弥子に、ひとり事情を知る龍之介(水沢林太郎)が心配そうな表情を見せる。そしてついに戻ってきた拓は、佐弥子にある提案をする――。9位「大奥 Season2」男女逆転の江戸パラレルワールドを描いた、よしながふみの「大奥」の実写ドラマ化。1月期ドラマのSeason1の続編となっており、第11回から始まり、医療編・幕末編に分けて、吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を描いている。<読者の声>・ストーリーと俳優たちの演技が素晴らしく群を抜いてると思います。そして衣装もステキ!原作も読んでいて分かっているのに切なく涙なしには観られません。・意外なキャスティングだけどそれが見事にハマってて、各俳優たちの今までのイメージを覆すほどの熱演がたくさん見れるので。・キャスト全員がはまっていて、セットや衣装も大河ドラマかと思うほど豪華。原作未読ですがこの世界観に浸りながら見ています。終わってほしくない!第21話(12月12日放送)家茂が志半ばで亡くなったという知らせが入る。己の信念で私利私欲に動く慶喜の振る舞いが新たな争いの火種を生んでしまう。あれこれ手を打って引き留めようとしていた和宮の願いは届かず、暗い空気が流れる一方で瀧山や天璋院は、時代の移り変わりとともにかつてないほどの変化を強いられる。10位「パリピ孔明」向井理演じる諸葛孔明が、現代の渋谷に若かりし姿で転生し、上白石萌歌演じる歌手を目指すアマチュアシンガー・月見英子を成功に導いていく音楽青春コメディー。<読者の声>・原作もアニメも面白いけど、実写には実写ならではの実在感があって、引き込まれています。・役者さんたちがみんなはじける演技をしていたから。・アニメも面白かったけど、ドラマも今までにない音楽を楽しむ内容になっていて、三国志ネタがあったりと、とても良かったと思います。※「パリピ孔明」の放送は終了。シネマカフェ読者アンケート/好きな秋ドラマTOP101位:うちの弁護士は手がかかる2位:今日からヒットマン3位:いちばんすきな花4位:下剋上球児5位:ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~6位:セクシー田中さん7位:きのう何食べた? season28位:マイ・セカンド・アオハル9位:大奥 Season210位:パリピ孔明※2023年10月期に放送されている“秋ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(シネマカフェ編集部)
2023年12月07日「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シーズン1が、12月10日(日)より一挙放送されることが決定した。来春からは、BSでシーズン2の放送も決定している本シリーズは、ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄が残した数々の傑作SF短編を実写化したドラマ。およそ半世紀も前に描かれていながら、まるで21世紀の世界を予見していたかのような物語は、いずれも人間の身勝手な欲望や恐ろしい本性を突き、不安に満ちた現代に生きる私たちの心をつかむ。また、1話15分完結というサイズも見やすい、珠玉の少し(S)不思議(F)なドラマだ。シーズン1は、「おれ、夕子」「メフィスト惨歌」「定年退食」「テレパ椎」「昨日のおれは今日の敵」「親子とりかえばや」「流血鬼」「どことなくなんとなく」「イヤなイヤなイヤな奴」の全9作品(全11回、2作は前後編あり)。水上恒司、富田望生、堀田真由、竜星涼、西野七瀬、増田貴久、浅利陽介、飯島寛騎、竹中直人らが出演している。「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シーズン1は12月10日(日)1時25分~NHK総合テレビにて再放送(9日深夜)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月07日波瑠が反町隆史主演の新ドラマ「グレイトギフト」に出演することが明らかに。主人公と手を組む重要人物として、物語を翻弄していく。本作は、数々の話題作を世に送り出してきた反町隆史×脚本・黒岩勉がタッグを組む完全オリジナル作品。完全犯罪の殺人を可能にする未知の殺人球菌「ギフト」をめぐる、衝撃のサバイバル医療ミステリー。ひとたび「ギフト」が体内に侵入すると、まもなく患者は死亡し、球菌は完全消滅、死因は急性心不全としか診断できなくなる。そんな恐ろしい球菌を発見したことで、うだつの上がらない大学病院の病理医・藤巻達臣(反町さん)の人生は激変。院内の熾烈な権力争い、「ギフト」による謎の連続殺人、殺人球菌をめぐる陰謀の渦に飲み込まれ、図らずも権力の階段を駆け上がることになった藤巻を待ち受ける運命とは…。今回出演が明らかになった波瑠さんが演じるのは、冷静沈着で優秀な検査技師・久留米穂希。院内で発生した謎の不審死に疑問を持ち、その原因と思われる殺人球菌「ギフト」を発見した藤巻と共闘関係を結び、想像を絶する巨大な闇に立ち向かっていく。合理的すぎて、周囲とはかけ離れた感覚の言動も目出つ久留米は、球菌を持ち込んだ真犯人を突き止めるべく、人とのコミュニケーションが苦手な藤巻に接近するも、その真意は謎めいている。物語の重要キャラを演じるにあたり、「久留米は掘り下げがいのある“朗らかな変人”(笑)。真面目ではあるけれど、ズレている。でも、陰鬱とはしていなくて…。クールとか冷たいといった印象はなく、キッパリと変な人で、“陽”の空気を感じました。今はまだ手探り状態ではありますが、この先にいろいろ新発見がありそうなキャラクターですし、3カ月かけて久留米の本質にどこまで到達できるか楽しみです。また、彼女は同じく変人要素を持つ藤巻さんと、凸凹ならぬ凸凸コンビとなっていくのですが、これが未知数だからこそ楽しみ! どんなコンビになったら面白いか、反町さんと相談しながら開拓していきたいです」とコメント。また、反町さんと実際に共演し、「座長のお手本のような方だなと思いました」と印象を述べた波瑠さんは、「解剖シーンは手順も含め、やることが多いので、ついスタッフさんも慌ただしくなってしまうのですが、そんな時も『せっかちだよね。でも、悪いことじゃないよね』と、とても大人な対応で受け止めていらっしゃって…。全体を包み込むリーダー感に感銘を受けました。私もこれから1クール、安心して撮影に臨めそうです。また、そんな頼もしい反町さんが、藤巻さんの頼りなさをどう表現されていくのかも、すごく楽しみになりました。お話自体は球菌が原因で人が亡くなったり、陰謀が渦巻いていたり…重たく見える要素も多いのですが、その中で藤巻さんと久留米の“一生懸命だけど、ちょっとおかしなコンビ感”が、愛すべきものとして、視聴者の皆さんに届いたらいいなと思っています」と話している。なお、今夜放送の「ゆりあ先生の赤い糸」第8話にて、本作の15秒PR映像が初公開される。「グレイトギフト」は2024年1月18日より毎週木曜日21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月07日今年、「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン12「American Horror Story: Delicate(原題)」に出演したキム・カーダシアンが、同ドラマのクリエイターのライアン・マーフィーが手掛けるHuluのリーガルドラマ(タイトル未定)に主演するという。「Deadline」が報じた。キムが演じるのは、ロサンゼルスで最も成功を収めている離婚弁護士で、女性しかいない法律事務所のオーナーという役。脚本は「ブラザーズ&シスターズ」のジョン・ロビン・ベイツと「アメリカン・ホラー・ストーリー」のジョー・ベイクン。キムの母クリス・ジェンナーが製作総指揮に名を連ねる。私生活では3度の離婚歴があり、弁護士を目指して勉強し続けているというキムと、今回演じる離婚弁護士役が「ぴったりすぎる」「キムのために作られたキャラなのかな?」と期待を寄せるコメントもみられる。キムは先週、Netflixのコメディ映画『The Fifth Wheel(原題)』にも主演が決定したと報じられており、俳優としての活躍の幅を広げている。(賀来比呂美)
2023年12月05日日韓で絶大な人気を誇る坂口健太郎と「赤い袖先」のヒロイン役を演じ、MBC演技大賞にも輝いたイ・セヨンが韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」にて主演を務めることになった。日本と韓国を舞台に運命的な出会いと再会を描く本作。『トガニ 幼き瞳の告発』『私たちの幸せな時間』などで知られる韓国の人気作家コン・ジヨンと、『冷静と情熱のあいだ』『サヨナライツカ』の辻仁成が共著した、男女の愛と別れをそれぞれの視点で綴る同名ラブストーリーを原作にした韓国ドラマ。両国を代表する俳優2人を起用し、主人公の潤吾(坂口健太郎)と日本に留学中の紅(イ・セヨン)が出会い、美しく切ない愛と別れを経験したのち、5年後の韓国で再会を果たす“運命的な愛”を描いた物語を描く。主演を務める坂口さんは「韓国スタッフと共にドラマ作品を作り上げることがとても待ち遠しく、繊細な演技で定評のあるイ・セヨンさんと美しいラブストーリーで共演できることがとても嬉しい」と本作へ期待を寄せてコメント。「赤い袖先」や「王になった男」などで知られるイ・セヨンも「初めて読んだ時から大好きだった小説の一つを原作とするこの作品に出演できてとても嬉しい。“愛”を見つめる一人の女性の心を表現するためにベストな演技を見せたい」と意欲を示している。監督を務めるムン・ヒョンソンは「“愛”を両国の作家による視点で繊細に描かれている原作をもとに、ドラマを製作できることはとても嬉しいこと。主人公の二人が積み上げていく、切なくて繊細なラブストーリーを視聴者の心に丁寧に届けられるよう全力を尽くして作品づくりに向き合いたい」と気持ちを語っている。日韓で注目を集める本作は、韓国最大手のECサービス「COUPANG」が運営する動画配信プラットフォーム「COUPANG PLAY」のオリジナルシリーズとして製作・配信が予定されている。(シネマカフェ編集部)
2023年12月05日リドリー・スコット監督映画『テルマ&ルイーズ』4K版が、2024年2月16日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国の劇場で順次公開される。リドリー・スコット監督映画『テルマ&ルイーズ』リバイバル上映最新作『ナポレオン』の公開を控えるリドリー・スコットが監督した『テルマ&ルイーズ』は、90年代を代表するロードムービー、そしてシスターフッド映画の金字塔。平凡な主婦のテルマとウェイトレスのルイーズの逃避行を通して、女性の自立や抵抗といったテーマを痛烈に描き出した作品だ。男性優位社会における女性の自由や自己解放、性暴力への強い批判、友情か愛情かで議論が巻き起こった複雑な関係性といった難しいテーマを、ロードムービーというフォーマットに巧みに落とし込んだ本作。“90年代の女性版アメリカン・ニューシネマ”と評され、第64回アカデミー賞では6部門にノミネート、見事に脚本賞を受賞している。このほか、デッド・ホース・ポイントをはじめとする壮大なロケーションが楽しめる映像美、短時間ながら強烈な印象を残し、結果的に本作が出世作にもなったブラッド・ピットの出演シーン、映画音楽の巨匠として知られるハンス・ジマーが手掛けた劇伴などにも注目しながら、本作を鑑賞してみてほしい。あらすじ平凡な主婦のテルマ(ジーナ・デイヴィス)とウェイトレスのルイーズ(スーザン・サランドン)は週末のドライブ旅行に出発した。その途中、立ち寄った店の駐車場でテルマが男に襲われるという事件が発生。テルマがレイプされそうになった寸前、助けに入ったルイーズが護身用の拳銃で男を射殺。ルイーズにはかつて、レイプの被害を受けたトラウマがあった。次から次へとトラブルが重なり、警察に指名手配された2人は、車でメキシコを目指し逃避行を続けるうちに、自分らしく生きることに目覚めていく……。上映情報『テルマ&ルイーズ 4K』※リドリー・スコット監督の監修による4Kレストア版での上映上映開始日:2024年2月16日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次公開■作品詳細監督・製作:リドリー・スコット製作:ミミ・ポーク・ギトリ脚本:カーリー・クーリ撮影:エイドリアン・ビドル音楽:ハンス・ジマー出演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、ハーヴェイ・カイテル、マイケル・マドセン、ブラッド・ピット1991年/アメリカ/129分/THELMA&LOUISE/カラー/シネスコ/5.1chThelma & Louise © 1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
2023年12月03日兄の連れてきた婚約者は…
妻は看病してもらえないのが普通ですか?
義父母がシンドイんです!