デザイン事業を手がけるフロムフラット株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役:谷村弘貴)は、就寝後に起こる大地震対策として、最小限の防災グッズを収納し、ベッドに備え付ける収納カバー“マクラン”ベッドタイプの販売を、2021年1月14日(木)に開始しました。“マクラン”(ベッドタイプ)開発背景“マクラン”は、懐中電灯・メガネ・靴など避難に必要な最小限の防災グッズを収納し、ベッドに備え付ける防災用品です。就寝後に大地震が発生すると、枕元に備えた防災グッズは揺れで飛んでしまいます。さらに停電が起こると、備えたものは探せません。深夜や早朝に発生した阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、熊本地震では、停電した屋内で割れたガラスなどに気づかず、踏んで足を負傷された方が多数いました。そこで、就寝後でも手が届くベッドに収納カバー固定することで、防災グッズをすぐに見つけることができる“マクラン”を開発しました。【商品特長】就寝後に起こる大地震対策として靴・懐中電灯・メガネなど最小限の防災グッズを収納できる。メガネケースや絆創膏・薬などを入れたポーチも収納可能テレビリモコン・スマートフォンなど、枕元に置きたい物もスマートに収納でき、災害時だけでなく、日常使いができる。災害発生直後、収納した防災グッズをそのまま身につけて避難できる「非常持ち出しショルダーバッグ」に変身する。【商品概要】商品名:防災グッズ収納カバー“マクラン”(ベッドタイプ)発売日:2021年1月14日(木)販売価格:6,490円(税込)災害被災地割引価格:5,490円(税込)サイズ:縦113cm横70cm防災グッズ収納部:縦23cm横70cmカラー:ブラウン購入方法:当社ネットショップネットショップ【会社概要】会社名:フロムフラット株式会社代表者:代表取締役谷村弘貴所在地:静岡県静岡市駿河区稲川1-1-6フォレスト静岡駅前ビル102号会社URL事業内容:デザイン業(ブランド開発、広告宣伝・販売促進ツール、WEBの企画制作)社会課題にアプローチする製品の企画・制作・販売【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】会社名:フロムフラット株式会社お問合せは当社WEBサイト、お問い合わせフォームよりお願いします。フロムフラット株式会社WEBサイト防災グッズ収納カバー“マクラン”URL企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2021年01月23日2020年12月16日、大雪によって新潟県内の関越自動車道で立ち往生が発生し、2千台以上の車が巻き込まれました。災害派遣の要請を受けた自衛隊が救護活動を行う様子は人々の注目を集め、改めて雪の被害について考えるきっかけとなっているようです。気象庁が大雪の予報を発表同月28日、「30日から日本付近が強い冬型の気圧配置になる」として、気象庁は各地で予想される降雪量を発表。注意を呼び掛けています。産経新聞によると、30日の正午から24時間の降雪量について、気象庁は次のように発表しているとのこと。日本海側を中心に北陸で60~80センチ、近畿や中国で50~70センチに達する恐れがあり、大雪による交通障害や建物被害に警戒を呼び掛けている。他の地域で同様に予想される降雪量は、関東甲信40~60センチ、東北、東海30~50センチ、北海道20~40センチ。また、普段はあまり雪が降らない九州北部で20~40センチ、四国、九州南部でも10~20センチと見込まれるとしている。産経新聞ーより引用また、冬型の気圧配置は元日以降も続く可能性があるそうです。毎年降雪量が多い地域はもちろん、例年少ない地域も対策を考えておいたほうがよさそうですね。雪の脅威と対策『一般財団法人 日本気象協会』は、大雪が予想される場合には自宅で過ごすための備えをするようウェブサイトで呼び掛けています。大雪が予想された場合に自宅で準備しておくこと1.外出しないための備えをする2.スコップなど除雪用品の点検をする3.車庫を補助柱で補強する一般財団法人 日本気象協会ーより引用食料の確保はもちろん、積雪によって壊れる可能性があるものを片付けたり、補強したりすることも大切。また、雪が降った後は雪の事故にも要注意です。雪下ろし中の屋根から転落する事故は毎年のように発生しているため、作業をする人たちは十分に警戒していることでしょう。ですが高所から落ちてくる雪の塊や氷なども危険なため、雪下ろしをしない人たちも注意が必要です。軒下から落ちた雪の塊やつららが、不幸にも人に当たってしまったら…。雪氷塊落下にどれだけの威力があるのかが分かる動画をご覧ください。車が壊れるほどの衝撃…!降雪後は滑らないよう足元を注視しがちですが、万が一に備えて頭上にも注意してください。[文・構成/grape編集部]
2020年12月28日株式会社良品計画(東京都豊島区/代表取締役社長松﨑曉)は、2020年度グッドデザイン賞(主催公益財団法人日本デザイン振興会)において、「いつものもしも携帯セット/持ち出しセット/備えるセット」が「グッドデザイン・ベスト100」に選定され、さらにその中から選ばれる特別賞「グッドフォーカス賞[防災・復興デザイン](日本デザイン振興会会長賞)」を受賞しました。加えて、「陽の家」が「グッドデザイン・ベスト100」、「無印良品直江津」と「豊島区中小規模公園活用プロジェクト」が「グッドデザイン賞」を受賞しました。■グッドフォーカス賞:「いつものもしも携帯セット/持ち出しセット/備えるセット」無印良品は、日々の暮らしの中に備えを組み込み「標準装備」することを提案しています。それは、知識もモノも含めて、備えを日常的に身につけること。食料品の買いおきが常にある、日頃から携帯電話の予備電源を持ち歩く、信頼できる情報元を知っておく。そんな小さな積み重ねが一人一人の備える力を高めていくと思うからです。そして日ごろから地域の住民同士のコミュニケーションをとっておくこと。声をかけあうこと。「くらしの備え」は、そんなところから始まります。携帯する・持ち出す・備えるという3つの場面に合わせて、役立つ商品をセレクトした「いつものもしもセット」は、もしものときにだけ使える防災用品ではなく、ふだんから使え災害時に役立つアイテムを厳選しています。各セットは必要最小限のアイテムとすることで、必要な人数分を揃えても重複し無駄になるアイテムが無いように考えました。この度は、日ごろから身近にあるものを緊急時にも使用できるという点を評価いただき、「自然災害への防備または自然災害による被害からの復興に寄与する優れたデザインとして特に認めるもの」として位置づけられる「グッドフォーカス賞[防災・復興デザイン](日本デザイン振興会会長賞)」を受賞しました。特集ページ:くらしの備え。いつものもしも。■無印良品の商品・サービス無印良品は、商品やサービスを通して生活を簡素に美しく整えることにより、社会全体や地球人としての課題の解決を目指しています。「品質」と「価格」、「意味」を徹底的に磨き続け、日常生活における衣・食・住の基本領域で、お客様に最も信頼される商品を目指すとともに、「これでいい」という質素・簡素を楽しむ「感じ良いくらし」をお客様とともに共創したいと考えています。■受賞一覧【グッドフォーカス賞】[防災・復興デザイン]日本デザイン振興会会長賞いつものもしも携帯セット/持ち出しセット/備えるセット詳細ページ【グッドデザイン・ベスト100】多様な暮らし方に対応可能な平屋建て「陽の家」詳細ページ【グッドデザイン賞】無印良品直江津詳細ページ豊島区中小規模公園活用プロジェクト詳細ページ■関連リンク2020年度グッドデザイン賞企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年11月10日防災士監修、防災グッズブランド『DefendFuture(ディフェンドフューチャー)』((株)G.Oホールディングス:大阪府大阪市)は、シリーズ累計販売個数が140,000個を突破*いたしました。今後も「未来を守るために、今できることを」をコンセプトに、時代や人々のニーズをいち早く捉えた防災グッズの開発を行って参りますので、是非ご期待ください。そしてDefendFutureは、「たいせつな人を守りたい」そんな皆様の漠然とした不安を少しでも取り除いていけるよう、防災への備えを広め続けていきます。またDefendFutureは、防災への備えを広めていく為、公式Instagramを開設いたしました。各アイテムの使用方法や、防災士が教える豆知識など、皆様の役に立つコンテンツを発信していきますので、この機会にフォローをお願いいたします。*2020年9月末時点製品概要『防災セット1人用Relief2』防災士が作った、3日間を生き抜くための35種38点防災セット容量:35種38点防災セット販売元:株式会社G.Oホールディングス生産国:日本通常価格:13,800円(税込)流通:公式サイト、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、auPayマーケット、ポンパレモール『防災セット2人用Relief2』防災士が作った、3日間を生き抜くための35種69点防災セット容量:35種69点防災セット販売元:株式会社G.Oホールディングス生産国:日本通常価格:19,800円(税込)流通:公式サイト、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、auPayマーケット、ポンパレモールブランド概要未来を守るために、今できることを想像もつかなかった「いつか」を今、考えてみよう災害が起こり、電気、ガスがとまる。水道が使えなくなる。流行り病による混乱、食品の品薄、偏る食生活。たいせつな人を守りたい漠然とした不安を取り除きたい些細なきっかけでもいい今、「いつか」の為の安心を備えよう。公式サイト企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年10月26日いざという時、気持ちを落ち着かせて行動できるようになりたい。「どこだっけ?!」「何が必要だっけ」「どうしたらいい?」と慌てて何もできない、なんてことが無いように。本日のコラムは「全部まとめて持っておきたくなる、NEW 防災グッズ」です。備蓄見直しのきっかけになりそうなアイテムばかりを取り揃えました。【1】 サコッシュの中身は、防災グッズ緊急地震速報が鳴って・・・何もできない、動けない!ではなくて、「とりあえずコレを!」と初動3秒に差がつきそうな防災バッグを見つけました。こんなにコンパクトな「防災グッズ入りサコッシュ」なんです。■ 学校、職場、旅先での災害に。外出先、旅先にも持って行けるサイズ感。職場のロッカーに置いておいても◎ですね。■ 防災士監修の「必要最低限」セット。小さな見た目でも、中身はしっかり。簡易トイレ、衛生セット、防災ガイド、暖をとるアルミシート、ホイッスルライトといった安心アイテムが詰まっています。■ 身軽に動ける、サコッシュタイプ。斜め掛けOK。鍵やスマホが入るポケット付き。緊急時、家族を迎えに行く時や職場からの帰り道も身軽に動けます。いつ何が起こるかわからないから、自宅、職場、旅先、いつでも取り出せる場所にキープしておきたい。 【ご紹介したアイテム】災害時に持ち歩くと安心な、防災士監修の防災キット。バッグの中や職場の引き出しなどにも常備しておきやすいコンパクトなサコッシュタイプです。⇒ sacoche BOUSAI KIT (防災キット サコッシュタイプ) 【2】 収納場所に困らない、防災リュック防災リュックの置き場所、けっこう悩みますよね。大きいし、目立つし、必要だけれど使わずにいるから、どうしても優先順位が低めで、隅っこや奥のほうに追いやられがち。。。一人暮らしだとなおさら収納場所に困るもの。↓この手があったかー!この四角いものの正体は?・・・防災リュック。普段は、生活空間に溶け込むファブリック。いざという時は、サッと背負って素早く動ける防災リュックとして。強力マグネットでスチール製の玄関ドアにピタッと固定できます。・ 防災バッグ(単品)と、・ バッグ+プロが選んだ防災グッズ入りセットをご用意しました。 【ご紹介したアイテム】磁石でドアにくっつけておける防災バッグ。緊急時に慌てないための安否確認、連絡先、家族写真貼り付け枠などがある情報シート付きです。⇒ 【バッグのみ】防災バッグOTE(On The Exit)【送料無料】 ⇒ 【防災グッズ入り】防災バッグOTE(On The Exit)【送料無料】 【3】 使い古したタオルよりも役立つ持ち出しバッグに入れるタオル、どれにするか迷ったらこの1枚がおススメです。吸水、包帯、三角巾、ベビー用おむつ代わりに、用途が豊富な”ちょっと長め”のお役立ちタオル。・ 防災バッグに入れておくタオルとして・ 子連れのアウトドア、休日レジャーにも・ 家族で色違いで揃えられる、5色バリエ情報タグ(名前、住所などの基本情報、アレルギー、お薬情報)として書き込めるポーチが付いているので、家族の分を揃えたり、高齢の両親へ贈ったり。防災バッグの中には使い古したタオル、、、よりも、確実に役立つこのタオルを選びたい。 【ご紹介したアイテム】何かの時にあると便利なタオル+情報タグポーチです。薄くて軽く、少し長めのサイズなので、包んだり巻いたりもできます。防災グッズっぽくないきれい色もポイント。⇒ 防災タオル(ポーチ付き) 【4】 明るく楽しい、NEW防災食シリーズ「〇〇の防災食、美味しかったよ。」「この前、おつかいに行くの面倒だったからランチに食べちゃった。」こんなふうに防災食は身近になり、備蓄しつつ→食べて→買い足すというサイクルも定番化。クオリティもグンと上がってきています。今回、新たに「HOZONHOZON 防災シリーズ」が加わりました。■ 水もお湯も不要、すぐ食べられる開けてスグ食べられる、国産の発芽玄米を使ったリゾット&雑炊ごはんです。食物アレルギー特定原材料等不使用で、安心して食べられます。スプーン付き。全7種類。■ 5年間の長期保存ができる、パン紙コップ入りのユニークな非常食パン。手が洗えない時にも手を触れずにパンを取り出せ、紙コップなのでゴミも少なく、缶詰のようにケガの心配がありません。防災グッズっぽくないパッケージも珍しいですよね。食べたい時に食べてもよし、備えとして長期保存しておいてもよし◎(風邪をひいた時の食事としても助かるッ。) 【ご紹介したアイテム】HOZONHOZONは、今までの防災用品では考えられなかった「明るく、楽しい商品デザイン」で、災害への備えと日常への豊かさと楽しさを届けます。⇒ HOZONHOZON 防災シリーズ おいしいごはん 長期保存対応食品 ⇒ HOZONHOZON 防災シリーズ 紙コップパン 長期保存対応食品 ↓ごはんとパンのセットもあります。 ⇒「【10種セット】HOZONHOZON 防災シリーズ おいしいごはん7種&紙コップパン3種 長期保存対応食品【送料無料】」 【5】 停電時、まず慌てずにコレを停電したらどうしよう〜。スマホのライトを頼りに防災バッグをガサゴソと、懐中電灯とモバイルバッテリーを取り出して・・・。そんなシミュレーションをしているよりも、プーッとこれを膨らませばとりあえず安心。・ ソーラー/USB充電の2way。・ スマホ充電も可能。・ 屋外や雨でも使える、防水仕様。※ボタン1つで充電残量がわかるので、停電になるかも?という時、残量をチェックして充電して備えましょう。(USBなら約2〜4時間でフル充電OK。)真っ暗で不安がる子供達も、「ナニコレ、風船?」「わー、ライトが点いた」と気持ちが切り替えられそうです。キャンプやアウトドアの持ち物リストにも加えたくなるアイテムですね。 【ご紹介したアイテム】普段はコンパクトに畳めて、使う時だけ膨らませて使うソーラーライト。照明としてだけでなく、スマホ充電用のバッテリーとしても使用可能です。⇒ ルミンエイド パックライト マックス 防水型ソーラーランタン スマホ充電機能付き LuminAID ⇒ ルミンエイド パックライト ヒーロー 防水型ソーラーランタン スマホ充電機能付き LuminAID いかがでしたか?防災グッズもこうして見てみると、用途は災害時に限らず、より身近に暮らしに馴染むようになっていますね。わが家も防災グッズ&備蓄を見直してみようと思います。※ご紹介している商品は、タイミングによって在庫切れの場合もございます。あらかじめご了承ください。 ■暮らしのはなし ■食のはなし T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2020年10月04日9月は防災月間。非常食や懐中電灯、防災頭巾など見直している方もいるでしょう。でももし、こんな防災頭巾があったら…。今日から、お前のバッグは私の防災頭巾となったのだ。 pic.twitter.com/z1HR5rmwYE — モモダゾイ@福島 (@momodazoooi) September 3, 2020 バッグの中に『得体の知れない何か』がすっぽりと入っている、この衝撃写真。防災頭巾を被っている人のようにも見えます。ちょっと、いや、かなり心臓に悪いです…。写真の投稿主は、福島県の名産・桃をモチーフにしたマスコット『モモダゾイ』を手がけるモモダゾイ(momodazoooi)さん。『モモダゾイ』はかなりインパクトのあるルックスですが、桃の果実のような丸いお顔から、ちょこっと手足が生えています。福島県の方言で『だぞい』は『ですよ』という意味で、『モモダゾイ』は名前からして「桃ですよ」と正体を明かしているのです。写真は巨大『モモダゾイ』がミニ『モモダゾイ』のバッグを奪ってしまった様子。まるで巨大『モモダゾイ』が防災頭巾を被っているようです。投稿を見た人々もこの衝撃写真に釘付け状態。・かなり防災頭巾ですよね。これ自体が災害のよう。・夢に出てきそう。だけど面白くていつも写真を何度も見ちゃう。・面白すぎてコメが思い浮かばない。「これ自体が災害」「夢に出てきそう」と思わせるほど強烈な『モモダゾイ』。こんな防災頭巾が目の前にあったら悲鳴が出ちゃいそうです。でも皆さん、9月の間にきちんと防災グッズを見直しましょうね![文・構成/grape編集部]
2020年09月13日台風が発生しやすい時期、かつ関東大震災が発生した日でもあることから、9月1日は『防災の日』に制定されました。まいぽー(@_fuwamai_)さんは、防災の意識が変わった自身の出来事をTwitterに投稿。ある日、子供たちと寝ていたまいぽーさんは、突然の火災警報に飛び起きて…。『いつかの深夜の火災警報の話』いつかの深夜の火災警報の話(6/6) pic.twitter.com/OyVOPGcfJN — まいぽー (@_fuwamai_) September 1, 2020 子供を守りつつ、貴重品や布団などを持ち出すことができた、まいぽーさん。重要なスマホを忘れた自分自身にショックを受けますが、後から「状況による」と考え直したそうです。災害が発生した際、命を守るための行動を取れるかどうかは、普段のシミュレーションや防災の知識などによります。まいぽーさんのように、家族と一緒に地域の『防災センター』を訪れ、どのような備えや行動が必要かを確認するといいかもしれません。漫画には、「素晴らしい内容」「即座に行動できていてすごい」などのコメントが寄せられました。自宅の備蓄や避難経路など、確認する項目は多岐にわたるでしょう。さまざまな災害を想定し、対処できるようになっておきたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月03日1923年9月1日、東京都や神奈川県を中心に甚大な被害をもたらした、『関東大震災』。10万人以上の死者・行方不明者を出した痛ましい大災害を忘れないため、毎年9月1日は『防災の日』と定められました。東京消防庁の斬新な『注意喚起』が話題2020年9月1日、東京消防庁はTwitterを更新。人気ゲーム『あつまれどうぶつの森』を使って、地震に対する注意喚起を行いました。まずは、こちらの動画をご覧ください。【 #ボウサイ島 で地震発生!?】今日は #防災の日 です!地震対策について考えるとき、避難した後のことだけ考えていませんか?地震が来たらまず身を守り、地震の揺れや落ちてくるものでケガをしないことが大切です!動画のような行動で大丈夫かな?次のツイートで確認してみよう! #防災週間 pic.twitter.com/nZSF8xWILO — 東京消防庁 (@Tokyo_Fire_D) August 31, 2020 地震に見舞われたキャラクターは、突然の大きな揺れに慌てふためき、自分の身を守ろうとしませんでした。これでは、地震の揺れで倒れるタンスやテレビなどの下敷きになりかねません。また、割れた窓や食器などの破片を踏んだ場合には、ケガをしてしまうでしょう。では、地震が発生した時やその後の正しい行動は、どういったものでしょうか。地震が起きた場合のポイントとは東京消防庁は、動画に続いて、次のような投稿を行いました。【地震その時10のポイント】28日は事前の対策でしたが、今日は地震発生時のポイントです!あつお君が教えてくれたのは、○地震だ!まず身の安全○落ち着いて 火の元確認 初期消火○あわてた行動 けがのもとあなたや大切な人を守るため、他のポイントも絶対見てください! #ボウサイ島 #ACNH pic.twitter.com/u75f2mHX2H — 東京消防庁 (@Tokyo_Fire_D) August 31, 2020 イラスト付きの解説やゲーム内の画像で、分かりやすく説明しています。では、東京消防庁がまとめた『地震 その時10のポイント』の詳細を、改めて確認しておきましょう。【地震時の行動】・揺れを感じたり、緊急地震速報を受けた時は、身の安全を最優先に行動する。・丈夫なテーブルの下や、「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」空間に身を寄せ、揺れがおさまるまで様子を見る。【高層階(概ね10階以上での注意点)】・高層階では、揺れが数分続くことがある。・大きくゆっくりとした揺れにより、家具類が転倒・落下する危険に加え、大きく移動する危険がある。@Tokyo_Fire_Dーより引用【地震直後の行動】・火を使っている時は、揺れがおさまってから、あわてずに火の始末をする。・出火した時は、落ち着いて消火する。・屋内で転倒・落下した家具類やガラスの破片などに注意する。・瓦、窓ガラス、看板などが落ちてくるので外に飛び出さない。・揺れが収まった時に、避難ができるよう出口を確保する。・屋外で揺れを感じたら、ブロック塀などには近寄らない。@Tokyo_Fire_Dーより引用【地震後の行動】・地域に大規模な火災の危険がせまり、身の危険を感じたら、一時集合場所や避難場所に避難する。・沿岸部では、大きな揺れを感じたり、津波警報が出されたら、高台などの安全な場所に素早く避難する。・ラジオやテレビ、消防署、行政などから正しい情報を得る。・わが家の安全を確認後、近隣の安否を確認する。・倒壊家具や転倒家具などの下敷きになった人を近隣で協力し、救出・救護する。・避難が必要な時には、ブレーカーを切り、ガスの元栓を締めて避難をする。@Tokyo_Fire_Dーより引用いざ地震が起きた時に知識がなければ、適切な行動が取れずにケガをしたり、最悪の場合は命を落としたりする可能性があります。その時々でとるべき行動が異なる場合はありますが、地震が起きる前に必要な知識を入れておくことは、自分はもちろん、大切な家族を守ることにつながるでしょう。自然災害の怖さや対策をしっかりと認識し、いざという時に適切な行動がとれるよう心がけたいものです。[文・構成/grape編集部]
2020年09月02日台風や豪雨、地震など災害の多い日本。日頃から危機意識を持ち、いざという時のために心構えをしておくことが必要です。1才の娘を育てる大福の母(daihukucchiii)さんは、9月1日の『防災の日』に向けて、家庭の備蓄品や非常用持ち出し袋の中身を見直したといいます。赤ちゃん用の避難セットの内容を紹介したところ、読者から反響が上がりました。災害が起きた時は避難所生活になる可能性もあります。避難所には多少の支援物資が用意されているでしょうが、赤ちゃん用品は入手できないかもしれないので、あらかじめ必要な物を2~3日分準備しておくと安心です。大福の母さんの投稿では、オムツ・離乳食は成長に合わせて見直すことや、オムツを多めに持って行く方法、母子手帳に保険証を1か所にまとめることなど、赤ちゃんの防災における大事なポイントがイラストで分かりやすくまとめられていました。読者からもさまざまなコメントが寄せられています。・素晴らしいです!子供の食事やオムツは、いざというときのために準備しておかないとですね。・分かりやすい!うちもそろそろ非常用バッグの中身の交換をしなくては。オムツをジップロックに入れる方法、ぜひ使わせていただきます。・勉強になりました。いざという時にパニックにならないようにしないとですね。「子供が産まれてから、より防災についてよく考えるようになった」という大福の母さん。小さな命を守るため、できる努力をしたいですね。ご家庭の避難セットを一度見直してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年08月28日暑いシーズン、川遊びに出かけたいと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、川では毎年のように『水難事故』が起こっており、その危険性が徐々に認知されつつあります。そんな中、岐阜県が発表した『水難事故に関する注意喚起』が「圧巻すぎる…」「説得力が半端ない」と話題です。水難事故に対する岐阜県の注意喚起が「秀逸すぎる!」岐阜県が、県の公式ウェブサイトで『水難事故等に関するQ&A(よくある質問)』を公開しています。まず、「岐阜県内の河川で、安全に泳げる場所はありますか?」という質問には「ありません」と断言。川をはじめとする水辺には、どこでも事故の危険が潜んでいることを呼びかけています。河川は自然そのものであり、安全は保証されていません。河川には常に水難事故リスクがあります。岐阜県ーより引用その後、多くの回答で『ライフジャケット』というキーワードが頻出!「泳がなければ、少しくらいなら川の中に入っても大丈夫ですか?」という質問に対して「川を甘く見ないで」と注意し、少しでも水の中に入る可能性がある時は、最低限の対策としてライフジャケットを必ず着用するようにと呼びかけています。川を甘く見ると重大な事故につながります。足が滑って流されるかもしれませんし、深みにはまるかもしれません。こうしたとき、ライフジャケットを着用していないと、重大な事故に直結します。ほんの少しでも水の中に入るときは、最低限のリスク対策として、ライフジャケットを必ず着用してください。岐阜県公式ホームページーより引用子供の水難事故にも注意を呼びかける※写真はイメージ息子夫婦と孫を連れて河川敷を訪れたいという人から「川に入る予定はないが、ライフジャケットは必要か?」という質問が。これに対して岐阜県は、「子供が川遊びをしたいといい出すかもしれない」とした上で、「人数分のライフジャケットが絶対に必要」と答えています。ライフジャケットが絶対に必要です。川で水遊びをする予定がなくても、お孫さんは「川に入ってみたい」と言い出すかもしれません。そこで「かわいい孫の言うことだし、少しくらいなら大丈夫だろう」と川を甘く見ると重大な事故につながります。川で水遊びをする可能性がある場合は、家族全員分のライフジャケットを購入して川での水遊びに備えてください。そして、川に入る際には、足首の深さまで入るだけのつもりでも、ライフジャケットを必ず着用してください。川底は藻でヌルヌルしていることがあり、お孫さんが滑って転んで川に流されてしまうかもしれません。また、川底に流木や岩の割れ目などがあることもあり、お孫さんがそれらにつまづいて転んで川に流されてしまうかもしれません。転ばなくても、お孫さんのサンダルが脱げて流され、そのサンダルを追いかけてお孫さんが川に流されてしまうかもしれません。そのようなとき、お孫さんがライフジャケットを着用していないと、溺死する可能性が高くなります。また、流されるお孫さんを見て、息子さんが助けようと川に飛び込むかもしれません。そのとき、息子さんもライフジャケットを着用していないと、溺死する可能性が高くなります。やがて二人の姿が川の中に消え、見えなくなるかもしれません。そうなれば、119番通報するしかありません。しかし、このような状況で助かる可能性は非常に低いと言わざるを得ません。楽しかったはずの家族みんなでのデイキャンプが最悪の結果となります。川を甘く見てライフジャケットを着用しないと、このようになる可能性があるのです。逆に、ライフジャケットを着用していれば、助かる可能性は高くなります。川に少しでも入るときはライフジャケットを必ず着用してください。なお、ライフジャケットは、水難事故防止だけでなく、洪水時における避難等の際に救命胴衣としても役に立ちますので、河川敷でのキャンプをきっかけにライフジャケットを購入することは一石二鳥と言えます。岐阜県公式ホームページーより引用子供は水遊びが大好き。もともとはその気がなくても、川を目の前にすれば「入って遊びたい」といい出す可能性はおおいにあります。悲惨な水難事故を防ぐためにも想像力を働かせ、準備を整えて安全を守りたいですね。「彼女と川に行きたい」例を上げて水難事故の可能性を示唆※写真はイメージこのほかにも、「付き合っている彼女と河川敷でキャンプをする予定です。泳ぐつもりはありませんが、少しは水遊びをするかもしれません」と具体的なシチュエーションを記し、ライフジャケットが必要かを問いかける質問が。岐阜県は「絶対に必要」と回答し、ライフジャケットがいかに大切かを伝えています。ライフジャケットが絶対に必要です。川を甘く見ると重大な事故につながります。川で水遊びをする場合は、全員分のライフジャケットを購入して川での水遊びに備えてください。そして、川に入る際には、足首の深さまで入るだけのつもりでも、ライフジャケットを必ず着用してください。川底は藻でヌルヌルしていることがあり、彼女が滑って転んで川に流されてしまうかもしれません。また、川底に流木や岩の割れ目などがあることもあり、彼女がそれらにつまづいて転んで川に流されてしまうかもしれません。転ばなくても、彼女のサンダルが脱げて流され、そのサンダルを追いかけて彼女が川に流されてしまうかもしれません。そのようなとき、彼女がライフジャケットを着用していないと、溺死する可能性が高くなります。また、流される彼女を見て、あなたも助けようと川に飛び込むかもしれません。そのとき、あなたもライフジャケットを着用していないと、溺死する可能性が高くなります。このような状況で助かる可能性は非常に低いと言わざるを得ません。楽しかったはずの彼女とのキャンプが最悪の結果となります。川を甘く見てライフジャケットを着用しないと、このようになる可能性があるのです。逆に、ライフジャケットを着用していれば、助かる可能性は高くなります。川に少しでも入るときはライフジャケットを必ず着用してください。なお、ライフジャケットは、水難事故防止だけでなく、洪水時における避難等の際に救命胴衣としても役に立ちますので、河川敷でのキャンプをきっかけにライフジャケットを購入することは一石二鳥と言えます。岐阜県公式ホームページーより引用なお、紹介した岐阜県の注意喚起はほんの一部です。一度、目を通しておくとより安全意識が高まるのではないでしょうか。岐阜県『水難事故等に関するQ&A(よくある質問)』川や海など水辺に出かける際にはリスクを頭の片隅に置き、水難事故にあわないように気を付けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月21日地震や大雨など、頻繁に発生するようになった自然災害。自分が住んでいる地域も、いつ災害に巻き込まれるかはわかりません。そんな時に役立つ防災用品セットや収納方法、おすすめの保存食などをご紹介します。防災用品にセットで入れておきたい物は?便利な収納方法の裏技なども相次ぐ災害のニュースを受けて、非常用持ち出しバッグを用意している人が増えているようです。非常用持ち出しバッグには、どのような防災用品を入れておくといいのでしょうか。首相官邸ウェブページでは、以下の物を例として挙げています。飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器衣類、下着、毛布、タオル洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなども用意しておきましょう。首相官邸ウェブページーより引用また、災害時などに使える知識をツイッターで配信している『警視庁警備部災害対策課』は、独特な防災用品をおすすめしています。軍手とセットで防災用品に入れておきたいのが、ゴム手袋。軍手と重ねて使うことで切り傷を防止したり、防寒の役に立ったりするようです。私は、非常用持出袋の中に軍手とゴム手袋を入れています。災害現場での作業の際、それぞれ単体として活用できるほか、軍手の上にゴム手袋を重ねることで、切り傷・擦り傷防止と同時に、薬液等から手全体を保護し、また滑り止め、防寒にもなります。普段、草むしりの時も使ってます(^^)v pic.twitter.com/tLOVMTtEIj — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) March 30, 2018 ほかにも、意外と忘れてしまいがちなメガネの大切さを呼び掛けています。皆さんは、非常用持出袋に「メガネやコンタクト」を入れてますか?阪神・淡路大震災や東日本大震災の時に、メガネがなく生活に支障を来した方が多くいたという報道がありました。メガネは命を守る道具ですので、古いメガネ等があれば防災グッズに加えて、是非「視力」の確保をお願いします。 pic.twitter.com/2SaJnH2qBE — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) March 9, 2018 さらには、ガムテープの芯を抜いてコンパクトに収納する方法を投稿。災害時に工夫次第で役立つ布ガムテープ。添え木を患部に固定したり、連絡メモとして壁に貼ったり重宝しますが、かさばることが難点。そこで、芯の部分を柔らかくなるまで押し潰して取り除き、平らにして輪ゴムで束ねると、非常用持出袋の隙間でも入れることができます。追加をお薦めします。 pic.twitter.com/g6rzbc5909 — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) July 18, 2017 ガムテープをつぶすのにかなり力はいりますが、非常用持ち出しバッグの隙間にも入れられるほど小さくなるのでおすすめです。また、この方法はトイレットペーパーでも応用が利きます。以前ガムテープの芯を抜く収納術を紹介しましたが、その続編です。様々な用途で使用できるトイレットペーパーで試してみました。ガムテープより楽に芯を抜くことができ、さらに潰すと3分の1くらいになりました。あとはビニール袋に入れて持出し袋に入れるだけ。非常時の携帯ティッシュの代わりです。 pic.twitter.com/j59R0gsDOT — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) September 26, 2017 持ち物が限られる非常用持ち出しバッグの収納術として注目を集めました。防災用品におすすめの保存食「これは入れておきたい!」「説得力がある」家に備蓄しておく防災用品として、多くの人が用意している物といえば乾パンや缶詰などの保存食です。ただ、それだけでは味に飽きてしまうもの…。被災時でも食事の時間を楽しめる保存食が必要です。そこで自衛隊や警視庁警備部災害対策課がおすすめしている食べ物がこちら!もっておきたい保存食我が家では、備蓄食糧品の中に「ラムネ」を入れています。「ラムネ」に含まれているブドウ糖は、「脳がエネルギーとして利用できる物質で、人体にとっても重要な栄養素。」と厚生労働省のサイトにもありました。手軽に食べることができ子供も大好きなので、非常時のおやつの一つとして備えています。 pic.twitter.com/TEUo3PrErm — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 2, 2019 甘いものなどが入ったスイーツ缶やブドウ糖が含まれているラムネです。意外な物の提案に、動画を見た人からは「これは入れておきたい!」「自衛隊のおすすめは説得力がありますね」というコメントが寄せられました。ほかにも保存食で注目を集めたのが、牛丼チェーン店『吉野家』が販売している『缶飯』です。吉野家“初”非常用保存食『缶飯』本日発売‼全部で6種類購入はこちらから⬇ pic.twitter.com/6Up85yD6Hm — 吉野家 (@yoshinoyagyudon) May 31, 2019 非常時に常温で牛丼が食べられるとあって、ネット上では「高いけど欲しい!」「食べたら元気になりそう」という声が上がっています。できることなら、こういった保存食などをたくさん準備しておきたいものですが、保存する時に困るのが収納場所です。長期保存ができる食べ物をたくさん保存しておくと、家の収納を圧迫してしまいます。そういった時に役立つのが『ローリングストック』です。農林水産省のウェブページでは、『ローリングストック』をこのように説明しています。「ローリングストック」とは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。農林水産省ウェブページーより引用この方法なら、長期保存用ではなく一般的なペットボトルの水などでも、問題なく備蓄できそうです。防災用品で役立つ100均アイテム会社の備蓄にもいざという時にあると役立つ防災用品ですが、普段使わないものに金をかけるのはちょっと抵抗があるものです。そんな時に便利なのが、100円均一ショップ!1つ100円で、さまざまなものがそろえられるのは魅力的です。例えば、このような物を会社に備蓄したり、防災用品に入れてみたりしてはいかがでしょうか。携帯トイレ水道が使えなくなてしまった時用に、飲み水は確保していても下水用に水を用意している家庭は多くありません。災害でトイレが使えなくなる可能性を考えると、いくつか非常用持ち出しバッグに入れておくといいでしょう。ペットボトル用キャップ備蓄している水を飲む時に、ペットボトルに直接口を付けて飲むと雑菌が繁殖してしまいます。一度に飲み切ってしまえば問題はありませんが、後のことを考えて慎重に水は消費したいもの。そういった時に、このキャップをペットボトルに付けておけば、コップのように使うことができます。プラスチック製なので割れる心配もありません。携帯用ビニール袋1つ持っておくと意外と便利なのが、ビニール袋。物を入れたり、何かを包んだりと使い道は多岐に渡ります。プラスチックケースの中にビニール袋を入れられる携帯用ビニール袋を、非常用持ち出しバッグに引っ掛けておくと心強いでしょう。ほかにも100円均一ショップでは、乾電池やライト、充電器など役立つアイテムがたくさんあります。どのような物が置いてあるかを一度チェックしてから、非常用持ち出しバッグを作るとよさそうです。いつ訪れるかわからない自然災害に備えて、防災用品をもう一度見直してみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月20日毎年9月1日は防災の日です。また、防災の日を含む1週間は防災週間として、自然災害についての認識を深め、防災意識を高める大切な期間となります。近年、世界各地で異常気象を含む災害は増える傾向にあります。この機会にいざという時の心構えや、備えについて見つめ直してみてはいかがでしょうか。プリスティンは、災害時における女性達の声に耳を傾けました。被災時の「下着」「生理用品」「着替え」など、声高に訴えることが出来ない悩みをいくつも抱えていることが分かりました。避難生活での清潔を保てない不快感がストレスになり、イライラやつらさが増し、彼女たちを苦しめたようです。「EmergencyPack」は、緊急時の女性のための防災セットです。女性の視点から緊急時に大切なもの。そして、心地のいいもの、やさしいもの、安心感のあるものをセットにまとめました。また、災害時には一つのアイテムにたくさんの役割が求められます。取扱説明書では、各アイテムの使用方法をかわいいイラストで解説しています。緊急時の女性のための防災セット「EmergencyPack」発売日:2020年9月1日(火)価格:20,000円(税別)プリスティンが選んだもの(内容)【コンセプト】いつなにが起きてもおかしくない“もしも”のときのために。心地のいいもの、やさしいもの、安心感のあるもの、ひとつでたくさんの機能をもつものをセットにまとめました。非常な事態になってしまったとしても、みなさまの心が少しでもあたたまり、安らぎを感じていいただけますように。EmergencyPack商品詳細ハラマキチューブトップ(1枚)取り外し可能な胸パッド入り。パッドをはずしてハラマキやネックウォーマーとしても使えます。テレコショーツ(2枚)プリスティンの定番商品。しめつけ感のないやさしいショーツです。不織布ショーツ(3枚)オーガニックコットン100%の不織布で作ったショーツです。不織布マルチクロス(10枚)※ガーゼ袋付きおりものシートやナプキン、軽失禁用シートとして、タオル、汚水を濾すなど様々な用途で使えます。フェイスタオル、ウォッシュタオル(各1枚)ほどよい薄手で吸水性が高く、乾きが早いタオルです。厚手おやすみソックス(1足)足元をあたため、足を保護するためにも安心な厚手ソックス。さらし木綿(4.7m)湯通ししてあるのですぐにお使いいただけます。端に切り込みがあり、ハサミがなくても手で裂くことができます。丸ゴム(3本)不織布ショーツやタオルをまとめているゴムもオーガニックコットンで作られています。髪を結ったりマスクに使うことができます。災害時の使用方法をイラストで解説災害時のさらしの使い方包みのふろしきもいろいろ使えますマルチクロスとゴムで簡易マスク作れますハラマキチュートップは3通り使えます株式会社アバンティについてオーガニックコットンの原綿を輸入し、糸・生地・製品までを一貫して、「メイド・イン・ジャパン」にこだわった企画製造販売を行っています。プリスティンについて1996年に誕生したオーガニックコットンのライフスタイル提案ブランド。コンセプトは「汚れのない、清らかな状態をずっと維持し続ける」。素材は素肌に気持ちのいいオーガニックコットン。健やかなコットン本来の風合いを生かし、糸、生地、製品までをすべて日本製で、無染色にこだわっています。そして、そのものづくりの工程は、人、環境、社会にやさしい方法を選んでいます。「プリスティン」公式サイト【会社概要】会社名株式会社アバンティ代表代表取締役社長奥森秀子設立1985年9月4日所在地〒160-0015東京都新宿区大京町31番地二宮ビル4F(本社)1F(プリスティン本店)電話番号03-3226-7789「株式会社アバンティ」公式サイト事業内容・オーガニックコットン(無農薬有機栽培綿)原綿の輸入販売・糸・生地の企画製造販売・オーガニックコットン製品の企画製造販売・ライセンス提供※プレスリリースに掲載されている内容、仕様、サービス、お問い合わせ先、その他の情報等は発表時点の情報となります。その後予告なく変更となる場合がございますので、ご了承ください。企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年08月13日地震や台風…災害がいつ起こってもおかしくない日本に住む私たち。備えあれば憂いなし、ということで、見落としがちだけど必ず用意しておきたい防災グッズを紹介した記事をまとめました。停電、断水に役立つのは?まとめ構成・小田原みみ地震や台風などの自然災害に備えて、防災グッズを準備している方も多いのではないでしょうか?普段私たちは便利な生活をしているのでなかなか気づきませんが、いざ災害が起こってしまうと準備していた防災グッズだけでは困ることも。そこで、プラスで加えておくと役立つグッズを紹介します。災害時は困ることばかりですが、その中でもトイレ問題はかなり深刻。毎日当たり前のように新しい下着に着替えていますが、災害時はそうとも限りません。トイレにまつわる防災グッズ「無理に使用すると、トイレが詰まったり、汚水が逆流する可能性も。復旧するまではトイレは使わず、携帯トイレなどでしのいで。1日3回使用と考え、3日~1週間分を用意。ただし頻度は人それぞれ。普段のトイレ回数を思い出して、数の調整を」(「一般社団法人 防災ガール」代表理事・田中美咲さん)下着は使い捨てがベター。飲み水もままならない状況下では、入浴や洗濯は困難。「被災時、下着の替えがなく、デリケートゾーンのかぶれに悩んだ人が多かったそうです。使い捨てが一番衛生的。パンティライナーやペーパーショーツなら、肌に触れる部分が清潔で安心」(元小誌編集部・中島千恵)。「抵抗がある人もいるかもしれませんが、大人用紙おむつも便利です」(危機管理アドバイザー・国崎信江さん)ニオイ問題もぬかりなく対策を。自宅だけでなく、避難先のトイレが正常に使えるとは限らない。被災地では仮設トイレが設置されるものの、気になるのはそのニオイ。「男性に比べ、女性はニオイに敏感です。できる限り使いたくなくて我慢したのが原因で、具合が悪くなる人も。消臭除菌スプレーを用意しましょう。トイレットペーパーも忘れずに備蓄を」(田中さん)国崎信江さん 危機管理アドバイザー。「危機管理教育研究所」代表。女性の視点で防災・防犯対策を提唱。防災にまつわる著書も多数。田中美咲さん 「一般社団法人 防災ガール」代表理事。“防災をこれからのフェーズへ”をモットーに全国の仲間と活動。中島千恵 小誌編集部。3.11の被災後、女性が本当に必要だったものを取材し、『anan特別編集 女性のための防災BOOK』を手掛ける。※2017年2月3日作成。『anan』2017年2月8日号より。写真・小笠原真紀 イラスト・徳丸ゆう 文・野村紀沙枝防災グッズの中に非常食を準備している方も多いと思います。そこに買い足したいおいしい防災グッズのご紹介。食にまつわる防災グッズ朝昼晩違うメニューで、3日間飽き知らず。雑炊やにゅうめんの朝食、シチューやリゾットの昼食、丼物・パックご飯と汁物が一緒になった夕食のセットが1つのボックスに。フリーズドライだからお湯をかけるだけ。普段の食事にプラスしても使えそう。ローリングストックBOX¥4,630(アマノフーズお客様相談室 TEL:0120・988・668)調理不要! すぐに食べられる手軽さが評判。水も使わずそのまま食べられるので、ガスや電気がストップした場合でも安心な保存食。缶入りのプレーンデニッシュに、おでんと肉じゃが、たまご粥などの、ダシの効いた優しい味わいにほっとします。500mlの水もセットに。イザメシ スピードセット(1日セット)¥2,000(杉田エース)※2017年2月2日作成。『anan』2017年2月8日号より。写真・小笠原真紀 文・野村紀沙枝災害時、一番困るのが水問題ではないでしょうか? いくら用意していても足りないといっても過言ではありません。水にまつわる防災グッズ「一般的に、1人当たり1日2〜3Lがガイドライン。喉が渇いたな、と感じたときにはもう脱水症状が始まっています。命を守るためにも、飲料水は最優先に考えて用意してください。大量の水の確保もさまざまな方法で無理なくできます」(危機管理アドバイザー・国崎信江さん)冷蔵庫、冷凍庫にも水をストック。ひとり暮らし女子の部屋に、ペットボトルを大量に備蓄するのはスペース的にも大変。「製氷機の氷や、ペットボトルの水を冷凍庫で凍らせていれば、停電のときは保冷剤の代わりに。解ければ飲料水として使えて、一石二鳥」(国崎さん)よく飲むジュースなども多めにストックし、切らさないように。これも立派な備蓄です。これ便利! どんな汚水も飲み水にします。飲み水を作ってしまうのも手。どんなに汚れた水も、特殊なフィルターで浄水して飲み水に。フィルター1個で約380l分浄水が可能。セシウム除去にも対応。セイシェル サバイバルプラス携帯用浄水ボトル¥7,800(ヴォーテックス TEL:03・6451・0644)国崎信江さん 危機管理アドバイザー。「危機管理教育研究所」代表。女性の視点で防災・防犯対策を提唱。防災にまつわる著書も多数。※2017年2月作成。『anan』2017年2月8日号より。写真・小笠原真紀 イラスト・徳丸ゆう 文・野村紀沙枝最後は軽くてかさばらないからいつも持ち歩きたい「防災ポーチ」。常に携帯したい「防災ポーチ」入れたいグッズとりあえず買った防災キット。一度も開けてないうえに、何が入ってるかも確認してない…なんて、防災準備としては不合格。重要なのは、自分が本当に必要なものだけを厳選すること。パーソナルな生活必需品、コンタクトや眼鏡は絶対。コンタクトレンズは貸し借りができない唯一無二の相棒。だからこそスペアを。「すぐに帰宅できる保証もないため、視力に不安のある人は、コンタクトの予備や眼鏡はマスト」(国崎さん)お気に入りの生理用ナプキンを準備。災害のショックで急に生理になることも。「使い慣れたナプキンが手元にあるだけで安心。防災リュックに用意する場合は1周期分を目安にしてください」(中島)ロリエ しあわせ素肌 オープン価格(花王 TEL:0120・165・695)いつものお薬が、非常時のお守りに。普段は元気でも、非常時は体調もダウンしがち。「避難所には薬の備えはあるものの、その薬が自分の体に合うとは限りません。持病の薬はもちろん、普段から飲み慣れた鎮痛剤や風邪薬、整腸剤があると安心」(国崎さん)国崎信江さん 危機管理アドバイザー。「危機管理教育研究所」代表。女性の視点で防災・防犯対策を提唱。防災にまつわる著書も多数。田中美咲さん 「一般社団法人 防災ガール」代表理事。“防災をこれからのフェーズへ”をモットーに全国の仲間と活動。中島千恵 小誌編集部。3.11の被災後、女性が本当に必要だったものを取材し、『anan特別編集 女性のための防災BOOK』を手掛ける。※2017年2月2日作成。『anan』2017年2月8日号より。写真・小笠原真紀 文・野村紀沙枝意外な盲点、多くなかったでしょうか?備えあれば憂いなし。今すぐ防災グッズを確認して備えておきたいですね。
2020年07月11日2020年7月4日、梅雨前線の影響による大雨を受け、熊本県や鹿児島県で大雨特別警報を発表。熊本県の球磨川が氾濫し、各地で土砂崩れが起こるなど、甚大な被害をもたらしました。同月7日も九州各地で猛烈な雨が降っており、福岡県・佐賀県・長崎県では土砂災害や河川の増水に対する警戒が呼びかけられています。生活雑貨などを販売している『無印良品』が、同月6日にInstagramを更新。2016年にNPO法人『プラス・アーツ』の協力のもと作成した、防災にまつわるライフハックを投稿し、反響を呼んでいます。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る MUJI無印良品(@muji_global)がシェアした投稿 - 2020年 7月月6日午前2時00分PDT無印良品は「いざという時のためにもう一度備えを見直してほしい」と呼びかけ、簡易トイレの作り方や止血の方法など、さまざまなバリエーションのライフハックを紹介。日常的に使っているアイテムを、防災用品として使いこなせるよう、準備することの大切さを説きました。無印良品は、ふだん使っているものを防災用品として提案してきました。備えは日常の中にあることが大切であり、それらを「使いこなせてこそ本当の防災力になる」と思うからです。まず、自分の身は自分で守る。もう一度、身の回りを点検してみませんか。muji_globalーより引用もちろんガスメーターの復帰などはこの限りではなく、ものや状況によって、個人ではなくガス事業者に操作してもらうなどの対処が必要です。投稿に対し、ネット上では「とてもためになった」「ありがとうございます」「印刷して、いつでも読めるようにしたい」といった感想が寄せられています。紹介されたライフハックは、無印良品のウェブサイトでダウンロードできます。非常時の備えとしてチェックしてみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2020年07月07日台風での大雨や地震があるたびに「防災グッズの見直しを!」と思うママ多数。「非常食は何をストックしたらいい?」「子どもに必要なものは?」と、何かと不安も多いもの。そこで、子どもがいる家庭への防災を発信している防災のプロフェッショナル『ママプラグ』さんに、HugMug読者モデル宅の防災対策をチェックしてもらいました。防災対策をチェックしてもらったのはHugMug読者モデル:美里さん6歳と2歳の兄弟ママ。パパと4人で、都内の一軒家に在住。『最近、地震が多いこともあって、防災グッズを一新しました』。子どもが好きな食べ物を備蓄するなど、ワンシーズンに1回ほど見直しをしているそう。Instagram:@ina.misato防災対策をチェックしてくれたのは防災の専門家:ママプラグ自ら考え、行動する“アクティブ防災®”活動を全国で実施するNPO法人。実際に被災した家族の声が多数掲載されている「子連れ防災BOOK」(祥伝社刊)は、全災害に対応しているので必読。わが家の防災対策 #01水は多めに備蓄「食べるときにはもちろん、トイレなどの生活面でも必須の水。普段使っているもの以外に1ケースは備蓄するようにしています。スーパーで安いときにまとめ買いして、普段使いのものとローリングストックしています」(美里さん)▼ 防災専門家ママプラグがチェック!「ライフラインが止まったとき、一番困るのは“水”だと言われています。水は1人あたり1日2~3ℓが必要。家族で必要な量をキープして。ウォーターサーバーを使っている家庭は、電気が使えない状態でも水が出るかを確認し、タンク1個は余分に備蓄しておきましょう」わが家の防災対策 #02非常食をストック「カップ麺やレトルト食品など、子どもが好きなものをメインに。野菜が摂取しづらいと聞いたことがあるので、おやつ感覚で食べられそうな野菜ジュレやスープもイン。非常時は精神的にも落ち込みそうなので、大好きなキャラものを多めに」(美里さん)▼ 防災専門家ママプラグがチェック!「ライフラインが止まった中では、カップ麺の残ったスープを捨てることができず、ニオイの原因に。スープを飲み切れないようならカップ焼きそばなどの汁なし麺を選びましょう。長持ちする缶詰や乾物は非常食に向いています。手軽に栄養がとれるので、料理のレパートリーに入れておくといいですよ」わが家の防災対策 #03玄関に防災持ち出しキットを置く「マスク、ホッカイロ、ウェットティッシュ、簡易ブランケット、携帯トイレ、軍手など、一式がセットになっているものを購入。とっさのときでも忘れないように、玄関のそばに置いています」(美里さん)▼ 防災専門家ママプラグがチェック!「持ち出しキットを置く場所は安全で取り出しやすい場所であればどこでも大丈夫です。ヘルメットの準備もあるとよりいいですね。市販の持ち出しキットに、その家庭ごとに必要なものを追加してください。ただし、肩ひもタイプは重くなると肩にくいこんで痛くなってしまうので、使い慣れたリュックにまとめておくといいですよ」わが家の防災対策 #04家族写真&オモチャもキットの中に「持ち出しキットの中には、子どもが遊べるちょっとしたオモチャを。子どもが迷子になってしまったときのために、家族写真もイン。子どもの顔は成長によって変わるので、ちょこちょこ見直しをしています」(美里さん)▼ 防災専門家ママプラグがチェック!「家族写真を持っているのは素晴らしい! 名前や連絡先、アレルギーの有無などを記入したパーソナルカードも入れておくといいですね。子どもの好きなお菓子や飲料も入れておきましょう」わが家の防災対策 #05キャンプ道具をまとめておく「折りたたみイス、寝袋、ランタンなど、家族の趣味であるキャンプの道具は、災害時も活躍するものが多いので、ひとまとめにしています。でも、パパしか使い方が分からないものも多く、私が使いこなせないものも……」(美里さん)▼ 防災専門家ママプラグがチェック!「キャンプの道具は、防災グッズとして活躍してくれるものが多数あります。いざというとき、使い方が分からないということがないよう、普段からどんどん取り入れて使えるようにしておきましょう」わが家の防災対策 #06家具に耐震マットをつける「100均で買った耐震マットを電子ピアノの脚とテレビの下に貼っています。子どもがぶつかっても倒れにくくなるので、防災対策としてはもちろん、普段の生活の中でも貼っておいてよかったです」(美里さん)▼ 防災専門家ママプラグがチェック!「落下・転倒防止対策は大切ですよね。電子レンジなど、他の重たいものにも利用しましょう。突っ張り棒など他のグッズと併用しながら家の中を安全に! 落下・転倒防止グッズはそれぞれ耐荷重が違うので、家具の重さによってきちんと使い分けるようにしてくださいね」わが家の防災対策 #07もしものときはトイレへ!「防災関連のテレビ番組で『家の中ではトイレが一番安全な場所』と聞いた記憶があり、地震のときは家具などが倒れてくる恐れもあるので、子どもたちには『危ないと思ったらトイレに逃げて』と言ってあります」(美里さん)▼ 防災専門家ママプラグがチェック!「トイレに閉じ込められてしまうこともあるので、スリッパか何かをドアに挟んでドアを開けておきましょう。手で押さえると挟まれてしまうので注意。激しい揺れの場合、無理にトイレまで移動せずにその場にうずくまって頭を守って!」「カップ麺は汁なし」「持ち出しキットには家族写真」など、子どもがいる家で実践していきたい防災対策の数々。美里さんの防災対策を参考に、今一度、みなさんも見直しをしてみましょう!photography/Masami Hiroetext/Aya Honma
2020年06月29日最近は大雨や台風など、自然災害のニュースが立て続いており、防災への意識が高まっていますね。電気や水道、ガスなどライフラインがストップしてしまったときの不便な環境において、本当に必要なものは何なのか、真剣に考え始めた方も多いのではないでしょうか。今回は、アンジェで取り扱う防災グッズの中でも特に注目のアイテムである 「CARRYTHESUNソーラー充電式エコライトMedium」 をご愛用されているインスタグラマーさんに、その実際の使用感について伺いました。想像以上に明るくて優しい灯りぬくもり溢れる白と優しい色合いのウッド調インテリアが素敵なご家族4人暮らしのインスタグラマー @nico_hoom さんのアカウント。「もしもの時の備えに。」とエコライトを防災グッズにプラスしたそうです。「普段使いもできるし収納や持ち運びにも場所をとらないこのコンパクト感。ソーラー式なので日中は陽のあたる場所にちょこんと置いてます!想像以上に明るくてこの優しい灯りにホッとします。」 @nico_hoom さんは、Mediumとsmall両サイズご愛用中。「防災グッズ見直し後に追加でお買い物しました。もしもの時や停電時にも心強い!ちゃっかり普段使いもしてます。大きいサイズも安心のソーラー式!安定の明るさでした。」<写真・コメント @nico_hoom さま>間接照明としても使える優れもの北欧テイストのカラーや雑貨をセンス良く取り入れた、シンプルながら明るい印象のインテリアが素敵なご家族4人暮らしのインスタグラマーのインスタグラマー @shiho2951 さんのアカウント。キャンプ好きの @shiho2951 は、以前からランプはいくつもお持ちだったそう。「キャンプ道具として購入を検討していたのですが見送ってしまったLEDライトまだまだ停電を経験したことがないわが家ランプがあってもいざと言う時に電池が切れたり何日も続く停電だとしたら…の時の為の対処法としてやっぱり必要だ!!」とお考えになり、いよいよ取り入れることにされたそうです。「お迎えしたLEDライトは見た目もシンプルで普段は間接照明としても使える優れもの。..使わない時はコンパクトになるので収納にも困りません。」また、室内だけでなくキャンプでも活用したいとおっしゃる @shiho2951 「キャンプでも大いに活躍してもらおうと思っています。..わが家は試しにと小さいサイズを購入しましたが意外にも明るいのでビックリ。」<写真・コメント @shiho2951 さま>「CARRY THE SUN ソーラー充電式エコライト」とは?<手軽なソーラー充電式>陽の当たる場所においておくだけで充電可能な乾電池不要のソーラー式。8時間の充電で、最大72時間点灯します。LEDなので熱くならず、お子様がいるご家庭でも安心して使えます。<たためるコンパクト設計>使わない時は、暑さ約1.2cmに畳んでおくことが可能。薄くてコンパクトだから、持ち運びにも便利な仕様です。<水に濡れても大丈夫>防水仕様だから、水周りでも気軽に使用OK。屋外使用中の突然の雨も気にせず使用できるから安心です。防災グッズとしてだけでなく、アウトドアやおうちの間接照明としても活躍する「エコライト」についてご紹介しました。「もしものために今できることを考える」のは、とても大切なこと。自分や家族を守るための準備を、始めませんか。【ご紹介したアイテム】 軽量で防水、太陽光充電で最大12時間の長時間点灯も可能。小さくたたんでキャンプや防災に使ったり、寝室・浴室・リビングの間接照明にも使える便利なライトです。⇒ CARRYTHESUNソーラー充電式エコライトMedium インテリアの間接照明としてや、キャンプやバーベキューなどのアウトドアにも活躍。防水で軽量、コンパクトに畳めてしかも明るい、太陽光充電式のLEDライトです。⇒ CARRYTHESUNソーラー充電式エコライトSmall ■暮らしのはなし インスタグラマーさんの話 安住香奈アンジェ編集部。デニムもヒールも大好き!なりたい自分を叶えるファッションを日々探求中の欲深めアラサー。
2020年01月12日防災グッズをそろえるとき、ひとつずつ集めてオリジナルのセットをつくるのももちろん◎ですが、「なかなか見直しの時間がとれない」という方には防災キットがおすすめです。必要なものをある程度まとめてそろえることができるので、買いまわりの手間も省けて便利ですよ。今回はそんな防災キットの中から、おしゃれでインテリアにもなじむアイテムをご紹介します!おうちの防災グッズ、見直してる?おうちの防災グッズのイメージ。日ごろ防災グッズの必要性は感じているけれど、「自分で全部そろえるのは大変」「具体的に何を準備すればいいの?」と後回しにしていませんか?また、おうちに防災グッズはあるけれど「普段は隠して収納している」「家族みんながどこにあるか把握できていないかも……」と、いざというときにサッと使えるか不安がある場合も。そんなときにおすすめなのが、いろいろなグッズをまとめてそろえられる「防災キット」!デザインもおしゃれで見せ置きOKなものがいろいろ販売されているんです♪必要最低限がそろう《THE SECOND AID》は見せ置きできるデザインも◎《THESECONDAID(ザ・セカンド・エイド)》は、非常時に役立つグッズがそろう防災ボックス。いかにもなデザインではないので、おうちのインテリアにも溶け込んでくれます。押し入れにしまいこまず見せる収納がかなうので、「どこにしまったか忘れてしまう」なんてこともなくなりますね♪箱の中身は「FOODS」と「GOODS」にわかれ、さつま芋の甘煮や飲料水、濡れタオル、トイレキットなどが入っています。そのほかにも災害時に知りたい情報が記載された「BOOK」が1冊付属。インターネット回線が不安定なときや携帯のバッテリー節約にも活躍してくれそう!▼《THESECONDAID》は〔楽天〕で購入できます♪インテリアになじむ防災グッズいろいろ〔楽天〕にはこのほかにも実用性とインテリアを両立する防災キットがあるので、いくつかご紹介していきます!こちらの《BOUSAIKIT(防災キット)》は、水や食料はもちろん、携帯トイレやリフレクター付きナップザック、伸縮式ランタンなど災害時に役立つグッズがたくさん詰まったアイテム。北欧風のパッケージで、常に見えるところに置いてあってもおしゃれですよ♪《防災セットラピタプレミアム1人用》は持ち出しに便利なリュックタイプ。水を溜めておける吸水バッグや、寝るときに役立つ防災エアーマット、目隠しポンチョなど、避難が必要になった場合でも活躍してくれるグッズがたくさん入っているのも安心ポイントです。日ごろから車に積んでおきたいのが、《CAREMERGENCYBOX(カーエマージェンシーボックス)》。携帯トイレや瞬間冷却パック、アルミブランケットなど、防災用としてはもちろん急な渋滞や立ち往生のときにもあると助かるアイテムが入っています。スタイリッシュなデザインもステキですよね。便利な防災キットで手軽に防災対策を!いざというとき、備えがあるのとないのとでは心持ちが違いますよね。今回は、おうちや自家用車に常備しておきたい防災キットをご紹介しました!いろいろな種類の防災グッズがセットになっているので、「一つひとつそろえるのが大変」という方にもおすすめです。「これもあったらいいな」というアイテムを足して、わが家だけの防災キットにアレンジするのも◎。この機会に自宅や愛車の防災対策を見直してみませんか?このほかにも便利な防災キットを〔楽天〕でチェック!
2019年12月03日「そよ風の扇風機」や「感動のトースター」で話題のBALMUDA(バルミューダ)から、LEDランタンが登場しました。公式サイトの説明を見てみると、「時間をたのしむLEDランタン」「お届けしたいのは、テイスティな時間」もうこの時点ですでに、タダモノではないことが伝わってきます。これまでも見知ったアイテムを次々と「憧れの逸品」へと変えてきたバルミューダ。さて今回のランタンは、一体どんな風にわたしたちを驚かせてくれるのでしょう?暮らしのあちこちに溶け込む「小さな灯り」暮らしの中で、メイン照明とは別に「小さな灯り」が欲しくなる場面は案外多いもの。たとえば、・記念日ディナーをキャンドルの灯りで演出・夜のリラックスタイムを間接照明でムーディーに・家族が寝静まったあとの読書は、手元だけひっそり照らして・夜中に起きても安心の、ベッドサイドの常夜灯これらのシーンをすべてまかなえてしまうのが、BALMUDAのランタン。キャンドルも、間接照明も、読書灯も、常夜灯も、これひとつ。そして何なら、もしもの時の備えにも。普通のランタンと何が違うの?1.本物の炎そっくりのゆらめく光暖炉やキャンドルの炎って、ぼんやり眺めているだけで心が落ち着いてきますよね。BALMUDAランタンがこだわったのは、そんな本物の炎。複雑にゆらめいて、時折瞬きも交えつつ。LEDなのに温かみにあふれる光は、見飽きることがありません。2.明るさ&色を簡単調整ダイヤルを回すだけで、ゆらめく光以外にも様々な光を生み出すことができます。シーン1.炎のようなゆらめく光(食卓の演出に)シーン2.暖色のナチュラルな光(ベッドサイドや常夜灯に)シーン3.温白色の上品な光(読書灯やアウトドアに)明るさに応じて光の色合いが変化し、微調整もラクラク。たとえばキャンプの際、テーブルで炎の光を楽しみ、トイレへ行く時は明るく足元を照らすといった使い分けも可能です。室内でも屋外でも、自由な場所で気ままに「よい時間を」をコンセプトに生まれたBALMUDAランタン。アウトドアはもちろん、日常生活でも、気ままに使える工夫がいっぱいです。<どこでも持ち運びOK>マイクロUSBによる充電式でコンセントは不要。フル充電すれば最大50時間使用でき、非常灯としても頼りになります。<アウトドアやバルコニーにも気軽にどうぞ>キャンプ中に突然の雨!そんな時も、生活防水の性能を備えているので、少量の雨や水しぶきくらいなら大丈夫。シェードはホコリやゴミが入りにくい防塵仕様です。<目に優しい>限りなく自然光に近い、柔らかくて優しい光。光源が直接目に入らず、眩しさを感じにくい設計です。<小さな子どもやペットがいても安心>シェードはガラスではなくポリカーボネートだから、うっかり倒してしまっても簡単には割れません。またLEDだから熱くならず、ヤケドや火事の心配もナシ。日常の何気ない時間を、少しだけ特別に何気ない時間を少しだけ特別に彩るのが、BALMUDAランタンという存在。クラシカルなルックスはインテリアとしてもよく映え、ソファでもベッドでも、そしてバルコニーやキャンプでも、佇まいがカッコいい。日常生活の中で「ああ、ランタンが欲しい」と思うことはあまりないけれど、「小さな灯り」なら、あると嬉しい場面がいくつも思い浮かびます。秋の夜長、オータムキャンプ、年末年始のディナーなど、これからますます小さな灯りが重宝する時期。BALMUDAのランタンで、味わい深い時間をたのしんでみませんか?【ご紹介したアイテム】 リアルな炎のような光を、マンションなどでも手軽に愉しめるLEDランタン。ランプシェードは割れにくいポリカーボネートだから、アウトドアの車移動も、防災用具にも安心。 BALMUDA The Lantern/バルミューダ ザ ランタン【送料無料】 ■暮らしのはなし 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2019年12月01日甚大な被害が出た台風15号、19号、21号の被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。被災された方々が一日でも早く、平常の生活に戻れますようお祈りします。災害があるたび買い足したり、見直す人が多い防災グッズ。みなさんのお宅ではどうしていますか? 先日の台風15号、19号、21号の影響で多くの家庭で停電や断水の被害が出たことにより、改めて「わが家の備えはこれで大丈夫かな?」と感じた方が多いはず…。そこで、「備えておいて役立った」「買ってよかった!」とみなさんがおすすめする防災グッズに注目してみました!■スマホの充電は「ソーラーチャージャー」があれば安心相次ぐ災害により、水や食料はじめ、必要最低限の防災グッズを備えている方は多いと思いますが、地震や台風の影響により、突然停電が起こったら何が必要か…を考え直した方は多いのではないでしょうか。そこで「スマホが使えなくなると困る」というときに活躍してくれる、ソーラーチャージャーをご紹介しましょう。インテリアブログ「フレンチシックな家作り。Le petit chateau」のRinrin-frenchさんは、「停電になったら、高層マンションの我が家は電気水道がアウトになって陸の孤島になるでしょう。そこで、備えのひとつとして、ソーラーチャージャーを買ってみました」といいます。エキサイトブロガー Rinrin-frenchさんのブログ『 体感型防災アトラクションに参加しました。&防災グッズの買い足し。 』より Rinrin-frenchさんが手に入れたのは、パネル式のソーラーチャージャー。中にUSBのソケットがふたつ付いているそう。エキサイトブロガー Rinrin-frenchさんのブログ『 体感型防災アトラクションに参加しました。&防災グッズの買い足し。 』よりためしに小型タイプにしたそうですが、テラスに置いて太陽の光で充電できるので便利だといいます。エキサイトブロガー Rinrin-frenchさんのブログ『 体感型防災アトラクションに参加しました。&防災グッズの買い足し。 』よりこのとき、併せて大容量のモバイルバッテリーも買い足したそうです。このソーラーチャージャーで、スマホはもちろん、同時に「大容量のモバイルバッテリーも充電できるので得した気分」といいます。また、モバイルバッテリーにソーラーパネルがついた「モバイルバッテリーソーラーチャージャー」も、あると便利とインスタグラムで評判となっています。 インスタグラマーの Satoru Horikawaさん (sh0619_rbさん)よりインスタグラマーのsh0619_rbさんこと、Satoru Horikawaさんは「災害用、防災用、非常用、緊急事態用に備えてこれは持っていた方が良いでしょう」とおすすめするのがこちら。インスタグラマーの Satoru Horikawaさん (sh0619_rbさん)より 20000mAhモバイルバッテリーソーラーチャージャーです。LEDライト付きだそうなので暗がりでも安心。 インスタグラマーの Satoru Horikawaさん (sh0619_rbさん)より開くと勝手に充電が始まり、携帯電話なら同時に4台、パソコンもタブレットも充電できちゃうという優れものだといいます。「そもそも携帯が充電できなかったら家族や身内の安否確認もできないので、1台持っていて損はない」とsh0619_rbさんは太鼓判を押しています。こちらのインスタグラマーのa_garageさんがおすすめするChargi-Q miniというソーラーチャージドモバイルバッテリーも見逃せません。インスタグラマーの a_garageさん より 「8000mAと容量的には一般的ですが、太陽光と手廻しで充電できるので便利。2泊以上のキャンプや災害時にも安心できる」といいます。インスタグラマーの a_garageさん より 太陽の光がない雨の日や曇り、夜間でも手回しで充電できるならひと手間かけてでも便利です。 インスタグラマーの a_garageさん より ライトも付いているので暗がりでの作業をスムーズにできる点もおすすめです。 ■ライト付き6Way防災ラジオは停電時に大活躍災害時に停電すると情報が入らなくなります。そんなときにあると便利なのがラジオ。なかでも、こちらの6wayラジオがおすすめだというのは、ブログ「暮らしの Door」のmaikoさん。エキサイトブロガー maikoさんのブログ『 必ず備えておきたい、防災グッズ 』よりこれは「乾電池でも使え、手回しやソーラーの充電でも使うことができるので、停電のときには便利。LEDライト、サイレン機能もついています」といいます。 インスタグラマーのm_m_homeさんこと、m'm【 simpler 】さんも「この6wayラジオが停電時はめっちゃ使えました!」と実際の災害時に使って、大いに役立ったそうです。インスタグラマー m'm【 simpler 】さん (m_m_homeさん)より 「ラジオ、懐中電灯、サイレン、ソーラー充電・手回し発電・USB充電 という多機能で、蓄電 + モバイルバッテリーにもなる6wayラジオは少し高かったけど、一度買えば長く使える便利なものだと思います」といいます。なによりスマホの充電が切れたときにはこのラジオから充電もできるというのはたしかに優れもの。一台あれば大いに役立ってくれそうですね。 ■LEDランタン&ライトはふだん使いになるものがベスト!停電時に役立つものといえば、ランタンもそのひとつ。東日本大震災のときに計画停電を経験したことがあるというブログ「ふたりで暮らす」のもゆさん。そのときはロウソクと登山用のヘッドライトでしのいだそうですが、低電力で活躍するLEDランタンがあったらいいなと思い、最近になって防災グッズのひとつに買い足したそうです。エキサイトブロガー もゆさんのブログ『 意外と実力派 LEDランタン 』よりエキサイトブロガー もゆさんのブログ『 意外と実力派 LEDランタン 』より 電池式と充電式があり、防災用には電池式を買うべきかと思ったそうですが、ふだんでも使えるようにともゆさんは充電式を手に入れたそう。USBで充電でき、フル充電すれば、調光LOWレベルで12時間は使えるから、二晩くらいは長持ちしそうです。エキサイトブロガー もゆさんのブログ『 意外と実力派 LEDランタン 』より さらに、このランタンは「緊急時には携帯の充電もできる」というから心強い味方になってくれそう。フル充電してキャンプにも持って行けるし、テントの天井にも引っかけられるようにもなっているので、多くの方からも「これは使える!」と評判です。 暗めのLOWに調整しても充分に本の読めるレベルだそうなので、「普通に寝室で本を読むときに使おうと思います」ともゆさん。防災グッズのひとつがふだん使いにも活躍してくれたらいいですね。同じようにふだん使いするなら、インテリアのひとつとして飾っておけるおしゃれなデザインのランタンもいいでしょう。インスタグラマー ゆきさん (maru_no_ieさん)より インスタグラマーのmaru_no_ieさんこと、ゆきさんが「インテリアはもちろん、キャンプにも、災害にも使えるおしゃれなランタン」としておすすめするのが、こちらのバルミューダ ザ・ランタン。こちらも充電式のLEDランタンですが、「ツマミひとつで暖色~温白色に切り替わる優れものだ」といいます。キャンドルのようなやさしい色合いから読書灯にも使える灯りまで楽しめるので、ふだん使いしたい方はこんなランタンもいいかもしれません。 また、ライトといえば体に装着してハンズフリーになる便利なタイプのものがいろいろあります。インスタグラマーの mayuさん (__mayu.tam__さん)より停電になった経験を機に、LEDランタンや懐中電灯とともに、便利なネックライトを準備したというのは、インスタグラマーの__mayu.tam__さんこと、mayuさん。まだ0歳のお子さんがいるので、暗がりは怖がると思っていろいろ用意したそうです。首にかければ両手が自由になり、足もとも明るくなるので、ふだんでも暗いなかで探し物をしたり、お子さんのおむつ替えなどの作業をするのにも役立ちますね。■食べやすい防災おにぎり&揃えておくと便利な防災食東日本大震災以来、防災グッズ&防災食をいろいろ準備しているのは、ブログ「ひとりぼっちランチ」のミドリさん。防災食を試食したレポもブログにアップしていますが、防災時でも便利な携帯おにぎりをご紹介しています。エキサイトブロガー ミドリさんのブログ『 8/31 非常食試食☆アルファ米おにぎり弁当 』より 「こちらは、アルファ米の容器を工夫しておにぎり型に固まるという製品」といいますが、お湯または水をそそぐだけで、にぎらずに固まるというので、手も食器も汚さずにおにぎりが食べられるのはいいですね。1個150カロリーくらいですが、これならちょっと食べたいときにさくっと作れていいかも。5年保存なので防災にはもちろん、旅行やキャンプにも使えそうだといいます。インスタグラマー m'm【 simpler 】さん (m_m_homeさん)より こちらは「IZAMESHIシリーズ」。いざというときに食べる非常食ということですが、前出のm_m_homeさんこと、m'm【 simpler 】さんは、非常食を見直した際に、「パッケージもオシャレなIZAMESHIシリーズ」を準備したそうです。これは5年間保存でき、そのままでもあたためても食べられるので、多くの方に人気を呼んでいるようです。インスタグラマー AKIさん (aki.kakeiaccountさん)より 同じように「非常食なのにおしゃれ。これがおいしそうだった!」という理由で買ったというインスタグラマーのaki.kakeiaccountさんこと、AKIさんも「IZAMESHIシリーズ」を揃えています。ひとつの箱に「ごはん7種、おかず9種、パン3種、スイーツ2種が各1個、合計21個が入っています。お肉はもちろん、お魚もデザートもあります!」というように、防災食とは思えないようなおかずやデザートまで揃っているので、非常時の備蓄としてはもちろん、ふだんに食べてもおいしくいただけそうです。「備えあれば憂いなし」という言葉どおり、もしものときにこうした防災グッズ&防災食を備えておけばきっと役に立つはず…。ここ数年は立て続けに災害が起こっているので、「我が家の防災グッズ」のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。今回ご紹介したブロガー・インスタグラマー・ ブログ「フレンチシックな家作り。Le petit chateau」のRinrin-frenchさん ・ブログ「暮らしの Door」のmaikoさん ・ブログ「ふたりで暮らす」のもゆさん ・ブログ「ひとりぼっちランチ」のミドリさん ・ インスタグラマーのSatoru Horikawaさん(sh0619_rbさん) ・インスタグラマーのa_garageさん ・インスタグラマーのm'm【 simpler 】さん(m_m_homeさん) ・インスタグラマーのゆきさん(maru_no_ieさん) ・インスタグラマーのmayuさん(___mayu.tam___さん) ・インスタグラマーのAKIさん(aki.kakeiaccountさん)
2019年11月09日BBQなどであると便利な《給水バッグ》。今回は〔3COINS〕で見つけたものをご紹介します!機能性はもちろん、デザインもかわいいんですよ。またひとつあると防災にも使えるのでオススメです。ぜひチェックしてくださいね♪一家にひとつは置いておこう《給水バッグ》●価格300円(税別)●内容量最大3L今回ご紹介するのは〔3COINS〕で購入した《給水バッグ》。100均などで見つけたものに比べて、デザインが入っていてかわいいですよね!さすが〔3COINS〕です。ただし最大容量は3Lと少なめ。アウトドアに使うのには十分ですが、防災用だと少し心許ないかもしれません。でもこの《給水バッグ》のいいところは写真のようにコンパクトになってくれること!カバンに忍ばせておいて災害などのいざというとき使ったり、アウトドアの荷物に気軽に加えられるのがうれしいですよね。キャップを外すと注ぎ口が大きく作られているので、あっという間に水を入れることができます。水を入れるとこんな感じ。しっかりとした作りの持ち手があるので、持ち運びもラクラクです!BBQなどで水場が遠いときなどは活躍してくれそうですね。持ち運べる《給水バッグ》!今回は〔3COINS〕で購入した《吸水バッグ》をご紹介しました。コンパクトになって持ち運べるのですが、最大容量が少なめです。防災の場合はきちんと備えた上で、プラスαとして使うのがいいかもしれませんね!気になった方はぜひお店でチェックしてください。▼この他の給水バッグをチェックする【ダイソー】災害時に向けて備えよう!レジャーにも便利な折りたたみできる《ウォータータンク》
2019年10月16日ご自宅の防災グッズ、用意してそれっきりになっていませんか?たとえ一度しっかり備えたとしても、食品には賞味期限がありますし、家族が増えるなどのライフスタイルが変化していれば、必要なものも変わります。またアイテムによっては、より使い勝手の良いものが登場している場合も。気になったときが見直しのタイミング!放置している方も、何を準備していいか分からないという方も、今回は、イザという時に「あってよかった」と心から思える、最新防災グッズ6選をご紹介します。【1】停電でもスマホが使える!「安心」ひとまとめセットもしもの時に限って、スマホの充電があとわずか。そのタイミングで停電でもしたら、、、想像しただけで冷や汗モノ。そんなピンチを救ってくれるのが、こちらのスマホ充電対応ダイナモライトです。普段はUSBをつないで、停電時には手動で蓄電できる、2WAY仕様の心強い存在。ライトを切り替えればSOSの信号にもなります。しかもこのライト、防寒に役立つアルミシートと、お役立ち情報満載の防災ガイドもセットになっているんです。ひとまとめにして保管しておけば、さらに安心感がアップしますよ。⇒ スマホ充電対応ダイナモライト&アルミシート 【2】「バッグの中に防災グッズ」という新常識いつ、どんな時に起こるか分からない災害。お出掛けの荷物の中に防災グッズを忍ばせるというのは、そろそろ当たり前になってきそう。PORTABLEBOUSAIKITは、いざという時、外出先から家に到着するまでの数時間を乗り越えるためのグッズを収めた、携帯用防災キット。まるでメイクポーチのようなルックスだから、普段は災害を意識することなく、日常生活にさりげなく溶け込んでくれます。中に入っているのは、ライト、簡易トイレ、非常食、衛生セットなど、10種類の防災グッズ。必要最低限に絞ったコンパクトなセットは、通勤・通学バッグにはモチロン、オフィスの引き出しに備えておいても◎です。⇒ PORTABLEBOUSAIKIT携帯用防災キット 【3】「何を用意すればいいの?」そんな方には、まずはコレ防災グッズを用意しようと思っても、何から手を付ければいいのやら、、。そんなこんなで、ズルズルと準備を先延ばしにしている人も多いのでは?それならまずは、基本の防災グッズが詰まったBOUSAIKIT防災キットを。一時的に止まったライフラインの、復旧を待つ数時間に必要なものを、最低限揃えてギュッと1箱に詰め込んだシンプルなセット。見せ置きしたくなるデザインで、いつでも手の届く場所に置いておけます。これなら、収納の奥深くにしまいこんでイザという時に「どこいった?!」となることもなさそうですね。⇒ BOUSAIKIT防災キット 【4】ピンチに備えて、いつでも充電満タンでスタンバイ防災グッズを選ぶ際、「日常使いできる」かどうかはかなり重要なポイント。いつも身近にあるものなら、もしもの時にも慌てずに使いこなせますよね。手動発電式バッテリーdenqulは、普段は収納として、ピンチの時はモバイルバッテリーとして活躍する働きモノ。知らなければ防災グッズだなんてまったく分かりませんが、「denqul」のロゴが入ったスティック部分が、実は取り外せるバッテリーになっているんです。充電台が小物ケースと一体化していて、まるでインテリアの一部のような佇まい。通常時はコンセントとつないで充電でき、非常時には手動でパワフルに発電することも可能です。⇒ デンクル手動発電式バッテリー/denqul【送料無料】 【5】非常時だからこそ大切な癒しのスイーツ缶非常時に甘いモノって不謹慎?いいえ、まったくそんなことはありません。むしろスイーツは、気持ちを落ち着かせるためにとっても大切なもの。チーズケーキとガトーショコラ、ふたつのスイーツを可愛らしいパッケージで包んだ横浜ハイカラ缶スイーツ。こう見えて、最大2年間の長期保存ができる防災スイーツです。味わいもパティスリー顔負けの本格的なもので、缶を開ければいつでも出来たて。小さなシアワセが、不安な気持ちをそっと和らげてくれそうです。⇒ 横浜ハイカラ缶スイーツ 【6】このオシャレさにも防災の意味があるんですついつい忘れてしまう非常食の賞味期限チェック。だってわざわざ収納場所から出すのが面倒なんだもの。そこで重宝するのが、OCEAN&TERREの缶入りデニッシュパン。このルックスなら、しまい込むのがもったいない!リビングやキッチンのインテリア感覚で、見せ置きしながら備えられます。お味は、メープル、ミルク、チョコレートの3種類。保存期間の2年が近づいたら、おやつとしても食べるのもちょっと待ち遠しくなってしまいます。⇒ 缶入りデニッシュパン/OCEAN&TERRE これからの季節、急激な雷雨や台風と不安定な気象が続き、油断は禁物。家族のためにも、気持ちの安心のためにも、万全の備えをしておきましょう。 ■暮らしのはなし 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2019年08月25日前回 、防災の新常識をクイズ形式で網羅した 『ぼくらの災害サバイバルBOOK』 (主婦の友社)で、災害時の対応を確認した私と小5の息子。意外にも、私が常識と思っていることを息子が知らず、息子が知っていて当たり前のことを私が間違えていたりと、世代ギャップを痛感した結果になりました。そこで、「へー、なるほど!」「今の子どもはこれを知らないんだ…」といった秀逸なクイズをここでご紹介したいと思います。■防災新常識クイズ1:大雨で避難するときにはくくつは?A.雨だからやっぱり長ぐつB.はきなれたスニーカー答えは、B。雨のときは長ぐつ、と思いがちですが、避難するほどの大雨のときはNGだそう。長ぐつはいったん水が入ったら、重くて歩けなくなってしまうからです。はきなれたスニーカー、それも物に引っかからないようにひもなしのほうがベターです。■防災新常識クイズ2:公衆電話の基本的な使い方で正しいのはどっち?A.お金を入れた後に受話器を上げてダイヤルする。B.受話器を上げてからお金を入れてダイヤルする。答えは、B。この問題、なんと高校生の娘もわかりませんでした(驚愕!)。生まれた時から携帯電話が存在する子どもたち世代。災害時には携帯より公衆電話のほうが通じるという知識はあっても、そもそも公衆電話の使い方を知らないというのは盲点でした。また、十円玉と百円玉は使えるけれど、ほかの硬貨や紙幣は使えないこと、おつりが出てくることもあることなども教えておきたいですね。■防災新常識クイズ3:避難所に避難することに。かわいがっていたペットはどうする?A.家族の一員なので連れていく。B.避難所の様子がわからないからエサをあたえておいていく。答えは、A。阪神淡路大震災や東日本大震災のような大規模災害で、避難生活が長期にわたる場合、ペットをどうするかというのは頭を悩ませるところですよね。避難所でほかの人に迷惑をかけるかもしれないと、連れていくことに躊躇(ちゅうちょ)する人もいるでしょう。でも、家にペットを残したまま避難すると、気になってまた家に戻り二次災害にあってしまうリスクもあります。あとから危険な被災地へ戻るよりは、できることなら一緒にペットも避難所へ連れていきましょう。そのためには、あらかじめ近くの避難所でペットの受け入れが可能か調べ、ペットの避難グッズも用意しておくことが肝心です。親子で「なるほど!」と思った防災の新常識クイズを3つご紹介しました。実はこの『ぼくらの災害サバイバルBOOK』は、主婦の友社の読者ネットアンケートクラブを利用して、多くのリアルな声を盛り込んで作られたそう。だからこそ、避難訓練や防災学習では知ることのできない内容が盛り込まれているのだと納得でした。自分や家族の防災知識の“穴”を探るべく、災害サバイバルクイズにぜひとも挑戦してみてください。参考図書: 『ぼくらの災害サバイバルBOOK』 (主婦の友社)たびたび大きな地震が起こる日本列島。地震だけでなく、近年は台風やゲリラ豪雨による河川の反濫やがけ崩れなど、以前に比べて天災による被害が増えているように感じ、「わが家の地域にも…」と不安に思う人も多いのではないでしょうか。不安なのは、子どもだって同じ! 本書は大地震、台風や雷・土砂崩れなどの水害に関し、子ども向けに、ビジュアルを使ったクイズ形式で「災害時にすべきこと」をわかりやすく解説。怖いながらも「自分の身を守りたい」「ぼくが家族を救いたい! 」と思う子どもたちの気持ちに寄り添い、「サバイバル」をキーワードに、有事に役立つ知識・知恵を楽しみながらつけていきます。
2019年04月30日地震に津波、大雨と、毎年のように災害に襲われる日本。だからこそ、日頃から万が一に備え、各家庭で準備をしていると思います。学校や園でも、災害時にはどう行動するか、ふだんから何に気を付けるかなどを、訓練や授業を通して学ぶ機会が多いので、子どもたちも大人以上に知識があってびっくりすることも。でも、もしもの時には、予想がつかないことが起こるもの。それが、子どもひとりのときだったら…学んだ通りに行動できるでしょうか?…想像するだけでママパパはゾッとしますよね。そこで、被災したときにどう行動すればいいのか、とっさの判断が身についているかどうか、 『ぼくらの災害サバイバルBOOK』 (主婦の友社)で、小5の息子と一緒にシミュレーションしてみました。すると、意外なことが判明したのです…。■いきなり母、反省…知識はあってもやっていないこと国がかかげる防災減災対策で「自助・共助・公助」というのをご存じですか?これは、被災した場合には、自助(自分の身を守る)、共助(家族や周囲の人と助け合う)、公助(国や行政による救助・支援)の3助の連携が大切だとする考え方です。特に、東日本大震災など大規模災害のときには、行政機関自体が被災して機能しない場合もあるので、自助、共助がより重要になるわけです。そこで、自分の身を守るための知識を身に付けるべく、手にしたのは危機管理教育研究所代表の国崎信江さんが監修の『ぼくらの災害サバイバルBOOK』。楽しいイラストやマンガと共に全30問の「被災したとき、どうする?」クイズがあり、飽きっぽい小5長男でも挑戦してくれました。第1問は、「スマホから緊急地震速報が! 正しいのはどっち?」A.地震だ! とさけんで安全な場所へ移動する。B.テレビをつけて情報が本当か確認する。これは、2人ともAとこたえて正解。しかし、実際に自分はどう行動しているかというと…Bでした。長男の視線が痛い…。そうやって、あーだこーだと話し合いながら解答していくと…予想外の結果が出たのです。■ふだんの習慣が地震のときには命取り?息子が間違えた問題で印象的だったのは、「エレベーターの中で地震が! おすのはどのボタン?」でした。A.早く地上に降りたほうがいいので1階のボタンだけをおす。B.全部の階のボタンをおしてしまう。答えはB。エレベーターに閉じ込められる可能性があるので、すぐ降りるために、とりあえず全部の階のボタンをおすのが正解です。止まった階ですぐおりて、階段を使って外に脱出…というのは、大人ならわかるでしょう。でも、子どもはふだん「エレベーターのボタンは、降りる階しかおしちゃダメ!」と何度も言い聞かせられているため、全階のボタンをおすというのは躊躇(ちゅうちょ)があったようです。「地震のときは、エレベーターを使っちゃダメ」というのは知っていても、「乗っているときにグラッときたらどうする?」というところまでは、子どもと話していませんでした。実はこの書籍、主婦の友社の「読者ネットアンケートクラブ」を利用した多くのリアルな“声”も盛り込んでいるのです。■「昔の常識は、今の非常識?」知らなかった防災の新常識そして、大の大人で、子どもたちの命も守らなければいけない私が間違えたのは、「火災が起きたとき避難で正しいのは?」A.けむりに関係なく低い姿勢でにげる。B.けむりが出ないうちにふつうの姿勢でにげる。正解は、B。でも、これは言い訳をさせてください。私が子どもの頃、ウン十年前の避難訓練では、けむりは上にたまるから、なるべく低い姿勢で逃げるように、との指導があったのです。でも、今は少しけむりが見えているくらいなら、転ばないように気を付けつつダッシュで逃げるのが正解だそう。低い姿勢でモタモタしているうちに、黒いけむり(毒ガス)に巻かれてしまうのを防ぐためです。ただし、けむりがすでに充満してしまっていたら、低い姿勢で口をおさえて外に逃げるのが正解だそうです。こんなふうに、避難訓練では教えてくれないことや、今と昔では対処が変更されたこと、昔はなかったスマホやSNSを活用した防災方法などについて、クイズを通して知ることができました。防災に関して、子どもが何を知っていて、何を知らないかだけではなく、自分自身の知識のチェックという意味でも、とても役に立った『ぼくらの災害サバイバルBOOK』。次回は、この書籍の中の数あるクイズの中から、「これ、知ってる?」「なるほど、そうか!」というクイズを厳選してご紹介しましょう。参考図書: 『ぼくらの災害サバイバルBOOK』 (主婦の友社)たびたび大きな地震が起こる日本列島。地震だけでなく、近年は台風やゲリラ豪雨による河川の反濫やがけ崩れなど、以前に比べて天災による被害が増えているように感じ、「わが家の地域にも…」と不安に思う人も多いのではないでしょうか。不安なのは、子どもだって同じ! 本書は大地震、台風や雷・土砂崩れなどの水害に関し、子ども向けに、ビジュアルを使ったクイズ形式で「災害時にすべきこと」をわかりやすく解説。怖いながらも「自分の身を守りたい」「ぼくが家族を救いたい! 」と思う子どもたちの気持ちに寄り添い、「サバイバル」をキーワードに、有事に役立つ知識・知恵を楽しみながらつけていきます。
2019年04月29日みなさんのお宅では防災グッズ、用意していますか?わが家は西日本豪雨を経験した地域。ちょうど、その前に起こった地震のニュースを見て、防災グッズを揃えたばかりのことでした。豪雨の夜、家族みんなが揃ったごはん時に、パトカーから避難指示を訴える声。避難の判断に迫られる中、家の中で安全な2階へ逃げ、家族で自宅待機を選択。避難勧告の経験はあったものの、次のステージとなる避難指示は初めてのことでした。あくる朝、ニュースで被害の大きさを知り、災害の怖さを思い知ることに。私たち家族がとった判断が正しかったのかは、未だ答えは出ませんが、でも、防犯グッズを備えたことだけは間違えはなかった。あくまで体験談に過ぎませんが、今回はわが家が取り組んでいる防災グッズの中身を公開したいと思います。■1軍防災セット=緊急時の備え豪雨災害は段階的に起こりますが、地震はいつ起こるかわからないもの。急に非難を迫られた時に、すぐに荷物を背負って逃げられるように、防災セットを詰めたリュックは玄関の近くに置いています。いつもは使わないものでも、もしもの時にすぐに手が届く場所に。玄関収納の高いところに。最近あまり使わなくなったこのリュックは、ママバッグだったもの。普段は使わないリュックに避難先で必要となる緊急持ち出し品を入れるように。・懐中電灯(手動充電式)・非常食3日分・お水・タオル・ビニール袋・油性マジック、はさみ・携帯電話のバッテリー充電器・レインコート・下着、生理用品、子供のオムツ・洗面道具・救急セット防災ハンドブックを見て、100円ショップなどで揃えたものです。小さな子供がいるので、最低限必要な子供用品も。子供の不安を取り除いてあげられるように、かさばらないおもちゃを。わが家は小さなホワイトボードとカラーペンを。お絵かきセットにもなるし、避難時に何かの役に立つアイテムとして。■2軍防災セット=ライフラインが途絶えた時の備え避難後、一時帰宅した時や、ライフラインが途絶えた自宅で生活する場合に備えるのが、この2軍防災セット。わが家は避難指示が出たタイミングで、家の2階に避難しましたが、この時一緒に、1軍防災セットのリュック、2軍防災セットのコンテナ、そして靴を持ち運びました。普段は階段下にひっそりと収納されているコンテナ。ひっそりだけれど、すぐに出せる場所というのがポイント。・水・非常食・着替え・電気ケトルと使い捨て食器(卓上コンロと検討中)・トイレ用品・携帯用水タンク・食品用ラップ・新聞紙電気ケトルはキッチンで使わなくなって、断捨離しようか迷ったもの。家の中のものを手放す時、「災害時に役に立たないかな?」と、一旦考えてから処分するようになりました。幸い、わが家に「万が一」はありませんでしたが、ニュースを見て不安に駆られ、じっとしていられなくなったものです。でも、普段通りの暮らしを保つこともまた重要なこと。スーパーの水や食べ物が、配達困難で間もなく品薄になっていく様子を見ながら、「だから非常食が必要なんだ。」と感じたのは、被災地から離れたわが家でも実感したことです。防災グッズを備えていても、被害の大きさによっては使えないことだってあるのかもしれない。それでも、何かの備えになれば。そして、備えたことで安心しきるのではなく、時々チェックして見直すことも大事なことなのですよね。 ■暮らしのはなし 連載:整理収納アドバイザーのお片付けノート 文・nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2019年04月28日地震大国の日本。平成の間には阪神淡路大震災や東日本大震災など大きな地震が発生しました。地震の恐ろしさは、いつどこで発生するか誰にもはっきりとは分からないこと。あなたの家庭では、地震の被害を予防したり、最小限に留めたりするためにどのような対策をとっていますか?今回は、木造耐震設計事業など手掛けるエヌ・シー・エヌが実施した都道府県別「耐震に関する全国意識調査」の結果をご紹介します!■ 耐震意識が高いのは地震の危険性が高い地域この調査では、全国の2,889名に対し「住宅の耐震意識」と「地震への備え」に関する質問をして、都道府県別の回答率をスコア化して、そのスコアを合計した値をもとに「耐震県」ランキングが作成されました。IYO / PIXTA(ピクスタ)調査で聞かれた質問は次の通りです。その結果、スコアが高かった「耐震県」ランキングトップ5は以下のようになりました。1位……神奈川県(4,253点)2位……岩手県(4,186点)3位……兵庫県(4,179点)4位……宮城県(4,125点)5位……青森県(4,092点)1位は神奈川県。最近では大きな地震被害はありませんが、首都圏で地震が発生した場合は大きな被害を受ける可能性があるためか、防災に対する意識が高いようです。haku / PIXTA(ピクスタ)2位は1995年に阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた兵庫県、そしてトップ5に東北3県と6位に福島県が入っています。shiii / PIXTA(ピクスタ)2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方では、まだ大地震の記憶が新しいと思われます。enase / PIXTA(ピクスタ)■ 耐震意識の低い県1位は「広島県」!では、逆に耐震意識の低い都道府県はどこでしょうか?下位の5府県は以下のようになりました。43位……香川県(3,164点)44位……長崎県(3,136点)45位……京都府(3,134点)46位……島根県(3,121点)47位……広島県(2,557点)地域はまちまちですが、最も耐震意識の低い2県はこれまであまり大地震が起きていない中国地方の2県です。たっきー / PIXTA(ピクスタ)上の地図を見ると分かるように、耐震意識の高い県は軒並み太平洋側に面しており、低い県はほぼすべてが日本海側となっています。地震の多い地域と少ない地域でこのようにきっぱり意識が分かれる結果が出ました。cba / PIXTA(ピクスタ)■ 「震度7以上の地震が起きる可能性」が最も高いと思う県は?上記の質問のほかに、地震に対する意識を調査するため「自分の住むエリアで、今後30年以内に震度7以上の地震が起きる可能性があると思うか?」について地震に関すると質問しました。「思う」と答えたのはなんと「徳島県」が最も多く78.0%。nobutti / PIXTA(ピクスタ)次いで「山梨県」(75.0%)、「静岡県」(73.0%)が上位3位となっています。まちゃー / PIXTA(ピクスタ)反対に少なかったのは、「富山県」がダントツ1位で14.0%。次いで沖縄県23.0%、そして長崎県23.8%という結果でした。まちゃー / PIXTA(ピクスタ)富山県は日本でもこれまで地震の影響が最も少なかったと思われる県。しかし、日本ではいつどこで地震があるか分かりませんから、油断は禁物です!■ 地震多発地域では住居の「耐震」に対する意識が高い!次に、「現在の住居は、どの震度まで耐えると思うか」と尋ねました。haku / PIXTA(ピクスタ)「震度7以上」と答えた人が最も多かったのは「福島県」で26.2%、震度6では36.9%、震度5は13.8%で、震度6以上と答えた人が全体の63.1%、震度5以上は76.9%と高率になりました。MediaFOTO / PIXTA(ピクスタ)2位の「宮城県」も震度7が24.2%、6が47.0%、5が12.1%で、震度6以上が71.2%、5以上が83.3%となりました。5位までの県では震度5以上に耐えると思う人が全体の75~80%前後とかなりの高確率になっています。一方、順位の低い県を見ると、ここでもやはり「富山県」で、震度7まで耐えられると答えた人はたったの3.5%!また「わからない」と答えた人が40.4%とかなり多く、耐震住宅に関する意識や興味がかなり低いことが見受けられます。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)以上、耐震意識に関する全国調査の結果についてご紹介しましたが、いかがでしたか?家族や資産を守るためにも、普段から防災に関する意識を高くして、いざというときのために備えたいものですね!【参考】※<耐震・地震に関する全国意識調査>耐震意識の高い「耐震県」1位は、47位は広島にーエヌ・シー・エヌ
2019年04月09日いま地震がきたら、保育園にいる子どもはどうする? …働くママにとって地震をはじめ、台風や豪雨などの自然災害は心配の種ですよね。先ごろ発売された 『全災害対応! 子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』 は、離れているときに子どもを災害から守るためにどうすればよいかのヒントがいっぱい詰まった1冊。被災パパママの声をもとに作られたリアルな防災本です。災害から子どもの命を守るためには、物を備えるハード面に加えて、災害時の行動のルールを作るソフト面もとても重要だそう。本を手がけたNPO法人ママプラグ代表の冨川万美(とみかわ まみ)さんに詳しい話を聞きました。NPO法人ママプラグクリエイティブな視点で家族の未来を設計する事業型NPO法人。自ら考えて動く「 アクティブ防災 」を提唱し、全国で防災講座を展開するほか、女性のキャリアを豊かにする「キャリア事業」などを中心に活動。企画した書籍に『被災ママ812 人が作った子連れ防災手帖』(つながる.com)、協力した書籍に『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』(アベナオミ著)など。 twitter: @active_bousai ■親は子どもを守れない?!子ども一人で対応するスキルとは「子どもは自分が守ろうと思っている」。 YESか、NOか。「この質問は全国の防災講座で、ママたちにいつも聞くんですが、毎回100%手が挙がるんですよ。でも、本当は違っていて、『あなたはお子さんを守れないかもしれません』。そう話すとみなさん、“どういうこと?”という顔をしますが、実際子どもが手の届くくらい近くにいるのなんて1日のうちのほんの数分くらい。同じ部屋にいても地震の揺れがひどければ動けませんし、自分がケガをしてしまうかもしれません。子どもの名前を呼んだら、お母さんに近寄ろうとしてうっかりガラスの上を歩いてケガをしたという子もいました。ただこれは、ガラスの上を裸足で歩くと危険だと知っていれば防げたケガなんですよね。親としては、子どもが自分で自分を守れるように知識を与えて、体で覚えさせることが大切です」子どもと離れ離れになったとき、子どもが一人で対応できるスキルがあれば、生存の可能性も高まります。一例として、頭を両手で抱えてまるまって身を守る「だんごむしのポーズ」は小さな子に教えるのにもおすすめ。ポーズと合わせて、頭をケガすると危ないということも伝えましょう。教えるときは恐怖心を与えないよう遊びの中で一緒に練習するのがよいそうです。このほかにも今すぐ簡単にできるのは、トイレをがまんしないこと。子どもはギリギリまでがまんしがちですが、行けるときに行っておく習慣をつけておくと災害時にも役立ちます。■災害時はトラブルが3倍に!「家族の問題」が顕著に現れる災害時には、心や身体にさまざまな問題が出ることも認識しておきたい点です。DMAT(災害派遣医療チーム)/DPAT(災害派遣精神医療チーム)/日本赤十字医療センターメンタルヘルス科/半蔵門のびすここどもクリニック副委員長の河嶌譲先生は、本の中で次のように語っています。「子どもが、突然の意識消失を引き起こしたり、頭痛や腹痛をうったえたり、手足が動かなくなったりするなど、さまざまな身体症状が現れることがあります。年齢にそぐわない甘え方をしたり、わがままになったり、現実にはないことを言い出したりします。これらはすべて異常な状態に対する正常な反応です。ムリにやめさせようとせず、子どもの言葉に耳をかたむけるようにしてみてください」災害時は誰もが心の余裕がなく、トラブルは平時の3倍程度になると心得ておくとよいのだとか。親は「いきなり性格が変わった」と感じるかもしれませんが、普段からストレスに感じていたことが、大きな災害によるストレスで表面化するだけ。これは災害時に限らず学校のトラブルなどでも起こるので、普段でも子どもに大きな変化があれば「学校で何かあったのかな」など、気づくきっかけにもなります。人間関係のトラブルも同じで、ママ友や夫婦間のぎくしゃくも災害時は増幅するそう。実際に「震災によって家族のきずなが強まった」という家族もいれば、「夫婦仲が悪くなって離婚に至った」という家族もいます。日頃から気になっている人間関係は、解決しておけるとよいですね。■災害時の家族のルールは、より具体的に決めておく避難所は、明かりも消せないし、いつもと違うことばかりで落ち着きません。震災後のストレスで子どもが泣いたり騒いだりすることもあり、子連れファミリーが過ごすには、実はとても過酷な場所。子連れの場合、やはり自宅避難が基本となることが多いと冨川さんは言います。「家屋が倒壊の恐れがあるなど、やむをえない事情で家に帰れないこともあると思いますが、避難所に長く生活するというのは、子連れには難しいと思ったほうがいいですね。被災地の外、たとえば実家などに避難することも考えたほうが気持ちに余裕ができます。罪悪感やセキュリティの不安などから被災地に残る人も多いのですが、非常時はなにかを割り切る必要がありますね。 “パパは仕事や復旧のために残るけれど、子どもとママは○日経ってもライフラインが復旧しなかったら実家に帰る”など、なるべく具体的に決めておくとよいと思います」非常時に冷静な判断をするのは難しいですし、家族の意思や決断のズレは夫婦の溝を深め、ときとして離婚につながることも。災害時の家族のルールを決めることは、家族で防災に関して話し合い、意識を高めるきっかけにもなります。■保育園へ迎えにいけないときはどうする?働くママは、1日のかなりの時間を子どもと離れて過ごしています。自分が会社にいて、子どもは保育園。そんなときに災害が起きたらどうすればよいのでしょうか。東京都では大規模地震が発生したとき、みんなが一斉帰宅をすると緊急車両の通行の妨げ等になることから、災害時は72時間帰らない「一斉帰宅抑制」を推進しています。つまり、帰りたくても帰れない、ということも起こりえます。「パパもママも都心で働いている場合は、ムリをして帰宅しないことも大事。保育園にも3日間は帰ってこられないかもしれないということを話しておく必要がありますね。夫婦どちらが迎えに行きやすいかは話しておいて、どちらも難しいときは誰が迎えにいってくれるのかを考えておく。保育園ママでも職場が近いなどの理由で迎えに行ける人はいるので、やっぱりママ友ネットワークは大事ですね。日頃からLINEグループなどでつながって、“こういうときはお願いします”とお互い協力しあえるように話しておくとよいですね」本にはこのほかにも具体的な家族の防災ルール作りのポイントや医療従事者による災害時のアドバイスなど、知っておきたいのにこれまであまり情報がなかった子連れ防災のノウハウが満載。レジャーの延長線上で防災意識を高める防災ピクニックや防災キャンプのポイントも紹介されています。「ピクニックやアウトドアなどは防災とリンクする知識が多く、キャンプをやっている家庭は災害にも強いですよ。震災のときもキャンプ気分で楽しんで子どもが泣いたりしなかったというファミリーもいます」親子のアウトドアはいい思い出になるし、パパの活躍シーンもいっぱい。ママ友と家族ぐるみで防災を意識したピクニックやキャンプを楽しむのもよそさそうです。「子どもを守るためにパパやママがやっていくべきことは、恐怖におびえながらストイックに防災に取り組むのではなく、“楽しみながら、日常生活の質を底上げすること”」と冨川さん。この本を読むと、防災が「ちょっと面倒くさそうなもの」から「やってみようかな」というものに変わります。 『全災害対応! 子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』 NPO法人ママプラグ(祥伝社)1,300円(税別) 「子連れ」に焦点を当て、防災バッグの考え方や必要なグッズはもちろんのこと、防災に強い家族になるために必要な、家族間の連携を図るための方法や遊びながら防災力を身につける方法などを、イラストを交えて楽しく紹介。全災害に対応日本に暮らすすべての子連れ家族に役立ててもらいたい1冊。
2019年04月09日地震や豪雨、台風、大雪など、自然災害が多い日本。災害から子どもの命を守るためにはどうしたらよいか、不安に感じるママも多いのでは? ママ目線のリアルな防災のヒントが見つかるのが、先ごろ発売された 『全災害対応! 子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』 。1223人の被災ママパパの声をもとに作られたリアルな防災本です。防災というと、難しいとか面倒だと思いがちですが、実は考え方次第だそう。日常生活のなかで、すでにできていることも意外にあるといいます。本を手がけたNPO法人ママプラグの代表、冨川万美(とみかわまみ)さんにお話を伺いました。NPO法人ママプラグクリエイティブな視点で家族の未来を設計する事業型NPO法人。自ら考えて動く「 アクティブ防災 」を提唱し、全国で防災講座を展開するほか、女性のキャリアを豊かにする「キャリア事業」などを中心に活動。企画した書籍に『被災ママ812 人が作った子連れ防災手帖』(つながる.com)、協力した書籍に『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』(アベナオミ著)など。 twitter: @active_bousai ■そのとき、どうした? 被災ママパパのリアルすぎる声冨川さんをはじめとする現NPO法人ママプラグのメンバーは、東日本大震災のあと、どうにかして被災地の母子の力になれないかと考え、前身となる「つながる.com」というプロジェクトを始動。被災地のママや子どもを対象に帆布に色付けするワークショップを開催。それをトートバッグに仕上げて販売し、利益を支援物資に変えて配布していました。「震災から約半年後に開催した初回のワークショップで、関東にお子さんと避難していたあるお母さんが、“子どもにはずっと大丈夫だといってきたけど、本当はすごく怖かった”と、泣きながら話していたことは今も忘れられません。その後もたくさんのお母さんに話を聞きましたが、 “大丈夫” なんていう人は誰もいなくて。やっぱり、ああすればよかった、こうすればよかったという後悔の声がとても多かったんですね。それで具体的にどうすればよいかを聞くと、日頃の備えが身を助けるということを、いろいろな人が口々にいうので、ママ目線の防災を伝えていきたいと思い、本にまとめました」2012年には 『被災ママ812人が作った子連れ防災手帖』 を発売して話題に。さらに昨今の台風や大雪、土砂災害の多さに危機感を抱き、全災害に対応する 『全災害対応! 子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』 を今年3月に発売しました。本に掲載されている体験談は、どれもとてもリアルです。「家も夫の仕事もすべて失って、避難所を転々とする毎日。未来がまったく描けずにいた。とにかく苦しかった」(25歳女性・息子2歳/東日本大震災)「避難所に出向くと、物資は届いていたが、アレルギーのある子どもの食べ物はなかった」(22歳女性・娘2歳/大雪)「最初の地震がきたとき、息子は入浴中で、息子はお風呂の水を飲み大パニックに。避難するより前に、子どもを落ち着かせるのが大変だった」(38歳男性・息子8歳/熊本地震)「真夜中にベッドから振り落とされ、何が起きたかわからなかった。子どもが自分の部屋で泣き叫んでいたが、ものすごい揺れに、すぐに駆けつけることができなかった」(31歳女性・娘8歳/北海道胆振東部地震)親子の年齢が書いてあるので、自分に近い人の体験談を見ると、「自分だったら、こんなときどうするだろう?」と自分事として考えさせられます。■カンパンや缶詰だけじゃない!子どもの「好物」を非常食に取り入れよう防災というと「非常用持ち出し袋」の準備から、と思うママもいると思いますが、小さな子どもがいる家庭は、まずは自宅避難が基本だそう。「多くの災害では、電気・水道・ガスのライフラインが止まるので、どうやってなるべく苦労しなくて過ごせるかを考えるとよいと思います」備えるべきは暮らしの衣食住。なかでも食べ物は家族の健康に直結します。「非常食というと缶詰やレトルトをイメージしがちですが、実際の体験からすると3日間くらいは家にあるものを食べて過ごすことが多いので、冷蔵庫の中身が結構大切ですね。生鮮食品があれば、それは立派な非常食。野菜などは一気にカットして、カセットコンロでカレーや雑炊を作っておけば、数日はもちます。また、切り干し大根やわかめなどの乾物やジャガイモやニンジンといった根菜類など、日持ちがする食材も非常食といえますね。まずはそういうものを切らさないように心がけるだけでも大きな第一歩。防災講座でこの話をすると、すでに結構できていることがあるとわかって、肩の荷が下りたといってくださるお母さんも多いです」ママとしては子どもの好きな食べ物や苦手な食べ物を意識しておくことも大事だといいます。「ある被災ママに“うちの子、カンパン食べなかったよ”っていわれて、ハッとしたんです。そういえば、私も我が子にカンパンを味見させたことはありませんでした。その子はおじいちゃんがよく飲むゼリー飲料が好きで、家にたくさんあったのでそれが非常食がわりになったそうですが、非常食=カンパンじゃなくていいというのは、目からウロコでした。“何をそろえないといけないんだろう”じゃなくて、“何がなくならないほういいんだろう”と考えてみるとよいと思いますよ。子どもがパスタ好きなら、パスタを食べたら買い物で補充することをルーティンにするなど、無理せずできることから始めることをおすすめします」■防災バッグは「ママバッグ」「旅行バッグ」を流用そして余裕のあるときにやっておきたいのが防災バッグの準備。一から用意しようと思うと面倒ですが、赤ちゃんがいるならいつも使っている「ママバッグ」がそのまま非常用持ち出し袋として使えます。また、子連れなら「旅行バッグ」の延長で考えると案外簡単に準備できるといいます。【赤ちゃんがいる場合】まずは、ママバッグの中身をチェックし、非常に必要なアイテムを追加しましょう。▼ママバッグの中身を確認□おむつポーチ□授乳用ケープ□着替えセット□スタイ、タオル、ガーゼ□ウエットティッシュ□ビニール袋□母子手帳と健康保険証□ブランケット上記のようないつものセットに、非常用のプラスαでミルクセットを入れる場合は、清潔な状態で哺乳できるように心がけましょう。母乳・ミルク・混合、いずれの場合も、いつも通りの哺乳ができるのが一番です。清潔に哺乳できる備えをしておきましょう。また、着替えや飲み物・離乳食・おむつやウエットティッシュも多めに入れておきたいアイテムです。【小さなお子さんがいる場合】旅行バッグには以下のようなものをプラスすれば、非常用持ち出し袋になります。▼旅行バッグにプラスαするアイテム□タオル□ヘッドライト□クッキーなどの食料□スリッパ□敷マット□水□携帯用トイレ□雨具□ポリ袋□トランプやおもちゃ□小さくたためるダウンジャケット□冷却ジェル□使い捨てカイロ など用意した旅行バッグはそのまま、おでかけや旅行に使ってください。そうすれば旅行前の準備の手間が省けますし、中身を見直すいい機会にもなります。旅行やアウトドアは防災とリンクするので、なにか便利そうなものがあれば入れておいて、実際に旅行で使ってみてもいいですね。携帯トイレは渋滞時にも役立ちます。本にはこのほかにも、大勢の被災ママパパのリアルな体験談やすぐに取り入れられる防災のヒントが満載。「しなきゃいけない」という難しいことではなく、無理せずできることがほとんどなので、肩の力を抜いて気楽に読めるし、取り組めます。「防災のモチベーションを継続させるには、難しいことをしないことが大事。ちょっと高くてもテンションが上がるおいしいレトルト食品を買うとか、インテリアにもなるかわいいライトを探すとか、食べたいものやほしいものを楽しみながら備えていくとよいと思います」日常生活で無理なく習慣にできることから始めるのが、防災の第一歩。まずは今日の買い物のときに、子どもが好きな食品を買い足しておくことから始めてみてはいかがですか。 『全災害対応! 子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』 NPO法人ママプラグ(祥伝社)1,300円(税別) 「子連れ」に焦点を当て、防災バッグの考え方や必要なグッズはもちろんのこと、防災に強い家族になるために必要な、家族間の連携を図るための方法や遊びながら防災力を身につける方法などを、イラストを交えて楽しく紹介。全災害に対応日本に暮らすすべての子連れ家族に役立ててもらいたい1冊。
2019年04月05日滋賀県東部で家を建てた筆者が、皆さんに新築やリフォームのタイミングでぜひ検討していただきたいのが、「造り付け家具」です(造作家具ともいいます)。家づくりをお願いした大喜工務店では棚板の取り付けは大工さん、テーブルやカップボードなどの造り付け家具は専属の職人さんにオーダーすることができました。4年住んでみて分かった、造り付け家具のメリットを3つご紹介します。■ 1.見た目良し+ジャストフィット我が家はほとんどがオープン棚です。 収納に関しては(見た目よりも)使いやすさを基準に考え、 扉は極力外しました。まずは大工さんが「初めてつくった」 という苦心の作!? キッチンの吊戸棚をご紹介します。家づくりの本で紹介されていた、カフェ風の吊り戸棚を大工さんに見せ「こんな棚を作ってほしい」とお願いしました。脱衣室の棚やトイレの棚は以前の住まいで使っていた突っ張り棚をイメージしています。ニッチ棚は省スペースになるのでお気に入りです。あちこちに作ってもらいました。見せる収納、いかがですか?カップボードと本棚は職人さんに作ってもらいました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。我が家にとってジャストサイズであることや、素材の統一感といった点からも「他の選択肢はない!」という結論に至りました。(家具へのこだわりがない夫婦です)■ 2.実は家具を買うより低コスト大喜工務店では棚の取り付けに関してほぼ材料費のみという、良心価格でした。夫婦揃ってDIYが苦手なので、この機会に思いつく所はお願いしよう!と考えに考えて棚のサイズを指定してつくっていただきました。写真右下の棚は上段よりも奥行が浅いのですが、小物を置くために追加でお願いしました。とっても重宝しています。■ 3.防災面でも優れていた!また、万が一に備え家具が倒れないように配慮したいと思っていました。家具の下敷きにならないよう、主寝室は扉つきのクローゼットのみにして、娘の部屋には多少の揺れではビクともしない、造作家具を設置しました。ですが、2018年の大阪北部地震では最大震度6弱、滋賀県は震度5弱でしたが、地響きと揺れを感じ、とても怖かったです。幸い大事には至りませんでしたが、置いている物が落下するかもしれないので、その後苦肉の策で突っ張り棒をプラスしました。いかがでしたか?4年暮らして感じた、造り付け家具のメリットをまとめてお伝えしました。造り付け家具は模様替えが出来ないとか、家具を買い換える楽しみがない……と思う方もいるかもしれません。ですので、造り付け家具は機能性や使いやすさ重視の方に向いているといえそうです。あと、お掃除もラクなんですよ!これから新築やリフォームを検討している方は、造り付け家具は高そう、と最初から諦めずにぜひ検討してみてくださいね。(ライター/ライフオーガナイザーかねこりか)
2019年03月20日いつ起こるかわからない災害。避難しなくてはいけない状況になったとき、子どもとペットを守ることはできるのか、不安に思っている人も多いと思います。しつけることが難しく、対策もしなくてはいけない猫は特に大変。そこで出版されたのが『猫と一緒に生き残る 防災BOOK』(日東書院)。この本の監修も手がけた、NPO法人アナイスの代表、平井潤子さんに、子どもと犬や猫を守るため、パパとママが準備しておかなければいけないこと を、たっぷりと伺いました。【概要】1)モノよりも大事なのは「想像力」2)必要なのは「飼い主力」と「防災力」3)ペット防災「準備しておきたいもの」4)猫を飼っている人は、さらに対策を5)ペットと一緒に「逃げてもいい」6)さあ「アクションカード」を作ろう7)猫1匹、子ども1人のわが家の場合平井潤子さん日本におけるペット防災の第一人者。明日の動物の防災を考える市民ネットワーク「NPO法人ANICE(アナイス)」代表として、2002年より活動。「いっしょに逃げてもいいのかな?」展を開催するほか、緊急災害時に飼い主と動物が同行避難し、人と動物がともに調和して避難生活を送れるよう、知識と情報の提供を行っている。公益社団法人東京都獣医師会事務局長、日本獣医生命科学大学 応用生命科学専攻博士後期課程修了。 ■モノよりも大事なのは「想像力」「モノよりも大事なのは想像力」、これは本著の最初に書かれている言葉です。防災というと、避難グッズを揃えることばかりに考えが行きがちですが、災害発生時に外出していたら、家にどれだけグッズを揃えていてもすぐには役立たないし、いざというときにそれほど多くのものは持ち出せず、子どもとペットを抱えて飛び出すだけで精一杯になりそうです。「自宅はマンションなのか一戸建てなのか、家族構成、昼に発生するか夜に発生するか、そのときペットと一緒にいるのかなどによって、避難のスタイルは変わってきます。自分の住環境やライフスタイルに合わせて、まずは想像をしてみることが大切です。お子さんがまだ小さくて比較的一緒にいられるなら、自分がお子さんと一緒に安全に避難するにはどうしたらよいのか、そしてそこにペットのことをプラスして考える。小さなお子さんを連れているだけでハードルは高くなるはずなので、そのためにものの準備をしたり、普段から工夫をしたり、身軽に動ける人以上に考えなくてはいけないです。お子さんが話のわかる年齢であれば、普段から『お母さんが側にいなくても、揺れたらこうしましょう』と話したり、訓練しておく。日にちを決めて避難訓練をする 《シェイクアウト》 なども開催されているので、参加してみるのもよいと思います」実際に災害に遭ったことがないと、なかなかイメージしづらいのですが、「あらゆるケース」を想定することが備えにつながるのだそう。「東日本大震災のときは、発生したのが14時過ぎでした。災害発生時には下校させない対策をとられている学校もありますが、下校時刻を過ぎていた場合、高層マンションに暮らす子どもたちは、学校から帰ってきてエレベーターが使えない、という状況も想定できます。そこで自宅フロアまで階段で登らせるのか、それとも管理人さんがとりあえず安全な場所に避難させてまとめておくか、ということも検討しておかないといけない。全体の対策をどう立てていくかを考えることが大事で、切り分けて考えて万全だと思っていても、同時進行できないと思うんですよね。お子さんは何人か、抱っこしなきゃいけないのかなどを考えつつ、ペットを同行するにはどうしたらいいか、さらには子どもとお母さんが緊急避難しなきゃいけない場合に、家に動物たちを残しても安全な備えがどれだけできているか、そういう風に考えてみましょう。『何日か分のものを備蓄しておく』ということは、あとから出てくるハウツーの話で、まずは自分がどういう行動をするか、自宅避難という方法も選べるのか、動物たちのためのペット用シェルターを家の中に準備できるかなど、そういったことを考えて対策することが大切です」「これから南海トラフ地震や首都直下地震が起こると想定されていますが、支援側が機能しない可能性が高いです。だから環境省も防災対策のガイドラインの中で、“飼い主力と防災力を高める”ことに重点を置いていると思います。まずは個人、家族単位でオーダーメイドの防災対策を作る。その上で、共助(近隣住民同士の協力)や地域の協力に発展させていくのがよいと思います」■必要なのは「飼い主力」と「防災力」災害時に心得ておきたいのは、「人命が最優先」であるということ。飼い主が助からないとペットが生き残ったとしても、その後に面倒を見てくれる人がいるかどうかわかりません。ペット防災と人の防災を切り離して考えないで、と平井さん。「環境省の講演では、“飼い主力と防災力の両方を高めて”と伝えています。まずは人が安全に、ということを目指して防災力を高めていけば、そこにペットの防災がついてきます。防災力を高めたところに飼い主力をつけて、避難の方法やグッズも考えていくとよいでしょう」避難といっても「在宅避難」「人は避難所、ペットは家」「人もペットも避難所」「人もペットも車中泊」「人もペットもテント」「ペットをあずける」…とさまざまな形があります。「基本的な考えとして“人命優先”であれば、自分と子どもが避難するのにペットを同行避難させるのが“危険”だと思ったら、犬や猫たちを家に残しても生き残ってくれるような環境を整備しておく。生存空間を確保、例えば猫ならば、逃げ込めるようなシェルターのようなものを用意するなど、飼い主がやれることはありますよね」散歩もいらないし飼いやすいというイメージもあり、飼う人が増えている猫こそ、いざというときの飼い主力が問われるのだとか。「多頭飼育の人も多いですが、そういう人は避難せずに済む方法も考えたほうがいいです。災害時の状況の把握と判断の難しさはありますが、お子さんがいらっしゃると、支援情報や物資を手に入れやすいのは避難所になってくるので、避難所にいる方が多いですし、在宅避難をしていても避難所には通うことになります。発災後、こういう生活になるというのを想像して準備することが必要ですね」■ペット防災「準備しておきたいもの」では具体的に、どういうものを準備しておかなければいけないのか、備えるための考え方を教えていただきました。「この時点では一体何が必要なのか、そのタイミングを踏まえて準備しましょう。重たいリュックの中に缶詰や水、カンパンを入れておいても、よくよく考えてみれば家の中にさえ入れれば、いろいろな食べものってありますよね。持ち出し品の内容を一生懸命考えるよりは、自宅にどれだけ備蓄してあるか、それが災害時にもちゃんと取り出せるようになっているかが大事。重たいリュックではなく、まずは身を守ってすぐに避難できる準備をすること、その方が現実的ですよね」災害時に持ち出し率が最も高いのは、現金を含む貴重品と、携帯電話なのだそう。「よほど大きな災害でない限り、避難所には充電設備ができます。携帯電話には薬の情報や家族の写真など、必要な情報を入れておきましょう。ただ、連絡手段として使うのは落ち着いてからでないと難しいので、モジュラージャックを差し込むだけで使え、電源が要らない固定電話を自宅に用意しておくと、より安心です。療法食や薬など、これがないと直ちにペットの健康状態や命に関わるものは、必ず用意しておくこと。薬は獣医さんに相談して処方いただき、常にストックを確保しておくようにします。療法食は、現在食べているものが手に入らない可能性があるので、ほかのメーカーのもので食べれるものを把握しておくことも大切です。飼っている動物種によって、用意しておく優先度は違ってきますね。動物は環境が変わっただけでも食べなかったりするので、日頃から好きなフードも入れておくのを忘れずに。猫の場合は、ケージは持っておいた方がいいですね。在宅避難できるなら、飼育用品をローリングストックしておけばいいと思いますが、避難所に行くのであればケージがないと。トイレや水を入れられないキャリーバッグで、とりあえずの1、2日を避難所で過ごすのはとても大変です。その後の預け先を心積もりしておくことは、犬でも猫でも必要です」「そして意外になくて困るのは、犬のうんち袋。ビニール袋をストックしていない人が多く、避難所ではなかなか手に入らないんです。フードの臭いも苦情になることがあるので配慮が必要です。それは赤ちゃんのおむつについても同じなのですが、ゴミを人通りのないところに片付けたり、消臭スプレーを使ったり、コロコロを使って体についた動物の毛を取ったり。それを見ただけで、飼っていない人も『ああ気をつかっているんだな』とわかることが大事だと思います。家族が亡くなったり、財産を失ったりと、みんながピリピリしている環境では、ちょっとしたことが火種となりすぐにトラブルになってしまう。いつも以上に周りへの配慮が必要となります」「何が優先なのかを考えると、必要なものも見えてくるし、その中でどういう行動をとるべきかをお母さんなりに考える。例えば東日本大震災のときには、赤ちゃんの液体ミルクは日本では使えなかったのですが、今は使えるようになっています。そういう情報には日頃から興味を持って、常に調べておくことも大切ですね」 ■猫を飼っている人は、さらに対策を犬と比較すると、猫のほうが「パニック時に速やかに確保して避難する」ことが難しい、と平井さん。「その上、隙間に入り込んだらどこにいるかわからない。キャリーバッグに入れて避難できたとしても、トイレやごはんはキャリーバッグの中だけで完結しないので、課題はいろいろあります。犬ならケージがなくても係留しておく、リードがなくてもひもやロープを使うということができますが、猫はそういったソフト面でのカバーが難しいんです。だからいざというときに逃げ込める場所を作ったり、次の預け場所を考えたり、ハードの方で工夫しなくてはいけない。例えば、生のエサを食べる爬虫類は、支援物資にフードは入ってこないのでもっと大変なんです。自分が飼っている動物が、災害が起こったときにどうなるか、飼い主がそれぞれ具体的にイメージしないと、対策はできないと思います」また災害時、ペットを飼う人にとって心配なのは犬や猫たちが迷子になってしまうこと。特に猫はなかなか見つけるのが難しいそう。「猫は一回逃げると大変で、避難先での場合はさらに難しい。対策として、首輪や迷子札、マイクロチップなどもありますが、それもペットたちが見つからないと読み込むことができません。 『ドコノコ』 などのアプリを使うのもおすすめです。『ドコノコ』は居住エリアの避難所を登録することができ、迷子になったときにはすぐにポスターを作ることができたり、登録済みのユーザーに迷子情報がいって、目撃情報を共有できるもの。災害時にも、共助で迷子対策ができてすごくいいなと思います」■ペットと一緒に「逃げてもいい」長年、被災地に赴き、ペットを飼う被災者たちの話を聞いてきたという平井さん。最近の「ペット防災」に変化を感じているそう。「一番大きな変化は考え方です。ペットを飼っている人は、元気で健康な人ばかりではなく、高齢者や障害者、妊婦もいます。動物たちが受け入れられないからといって放したりすると、群れたり、壊れた家の中に入って排泄をしたりします。地域の衛生環境や財産を守ったり、事故を防ぐ意味でも、ペットは飼い主が管理できるようにしておかなければいけない。動物愛護だけではなく、被災地での混乱をなくすためにも、動物たちを受け入れる対策、避難できる対策が必要、という考え方になってきていますね。飼い主はペットを守る責任もありますが、その子たちが社会に迷惑をかけないように備えるという社会に対する責任もあります。だから、当然飼い主たちも備えなきゃいけないし、行政側も『ペットと一緒に避難できる体制の整備が必要だ』というのが、環境省の取り組みです。人の安全を確保するために、ペットに対する考え方が変わってきていると思います」LEONIMAL(リオニマル)が展開する 『一緒に逃げてもいいのかな?』 プロジェクトより。LEONIMALでは、平井さんが監修したというケージにもなる キャリーバック も販売。避難所にペットと一緒に入れたとしても、飼い主力が問われるといいます。「例えば、西日本豪雨のときは40度近い猛暑のなか、ペットと一緒に屋外にいた方がいたんです。そのままだと健康上危険なので、ブルーシートを買ってきて避難所の教室の床だけでなく脇の壁にまで立ち上げて貼って、『これなら室内の汚損は防げますよね』と見せたら中に入れてもらえた、というケースがあるんです。単に『教室にペットを入れたい』と希望を言うだけだと『汚れるからダメ』となり、交渉するのが難しくなるけれど、飼い主さん同士で協力して “マナーを守ることを示す” と “理解” につながるんですよね。ブルーシートやビニール紐などを避難グッズとして用意しておき、飼い主さん同士が協力して飼育スペースを作り、避難所側に交渉するのが現実的です。『やってほしい』と言っても向こうもパニックで、そこまで丁寧に対応できない状況です。まずは飼い主たちが自主的に提案すること。それがきちんとしていることだったら、やってもらった方が助かるというのが、実際のところだと思います」■さあ「アクションカード」を作ろう被災時は誰もが頭が真っ白になるもの。「慌てないように「アクションカード」を作り、家族それぞれが持っておくとよい」と話す平井さん。「まず、ガスの元栓を締めて、電気のブレーカーを落として、ペットの水とフードを山ほど置いておいて、とりあえず子どもと避難しましょう、と単純なことなのですが “その行動だけをする” ということを書いておく。特に規模の大きな災害のときには、書いておかないと本当に何もできなくなります。ご自宅で家族と一緒に作って、視覚的に見せるとわかりやすいです。お子さんと一緒に話すだけでも意識が変わりますよね。例えば、自宅や旦那さんの携帯電話、会社の電話番号なども、いざとなると言えなくなるので、自分のライフスタイルに合わせてアクションカードに記しておく。連絡の取り方やどこに集まるのかということも決めておいたほうがよいです。平井さんが作る『ペット防災BOOK ~大切な家族のために今できること~』(発行:公共社団法人東京都獣医師会 1,000円 税込)には、アクションカードの作り方も。避難所を決めておけばいいと思いがちなのですが、東日本大震災のときには、同じ避難所にいたお母さんと子どもが会えたのは翌日だったというくらい大混乱していたので、『避難所のこのあたり』と、より具体的な場所を決めておきましょう。『移動する場合は、その旨を記した張り紙を貼る』というルールを決めておくだけでも、再会の可能性はすごく上がるんです。また、自分の住んでいる地域以外にいる親戚を『緊急連絡先』に決めておいて、そこにみんなが安否を知らせる方が、災害伝言ダイヤルよりもわかりやすい。細かく作る必要はなく、まず生き延びて、連絡が取れて、安否が確認できることを、目標に決めればよいと思います」■猫1匹、子ども1人のわが家の場合筆者も本書に沿って、シミュレーションをしてみました。横浜市在住の私は、フリーランス。自宅作業がほとんどですが、ときどき都内や遠方に取材に行くことがあります。夫は都内勤務。子どもは4歳で徒歩圏内にある保育園通い。やや太めの猫1匹と暮らしています。一戸建てに暮らし、水や軍手、懐中電灯、缶詰といった最低限の非常用グッズは用意しています。もし在宅避難する場合。今まで準備していなかった必要なことを書き出してみました。・猫に迷子札とマイクロチップをつける・食器棚に扉をつける・避難グッズの一部を車にも用意しておく家族の食事や猫用フードはストックがあり、カセットコンロもあるため、家が大丈夫であれば、電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまったとしても、なんとか過ごせそうです。同行避難する場合。猫をつかまえて避難準備をしますが、一人では猫を抱えて歩くことが難しいので、今あるキャリーでどう運ぶのか、またはほかのものを用意するのか、考え直すことが必要そうです。・猫のための非常用持ち出しグッズを準備する・猫用のケージを購入する・キャリーに慣れさせる・人に慣れさせる・簡易テントの購入を検討する・猫の預け先を考える夜間に発生したときは、家族が揃っているので協力し合えますが、一番心配なのは、昼間の外出時。見守りカメラや、シェルターになるスペースを作っておくことを検討したいと思います。また、以下のことを書いたアクションカードを作り、夫婦で共有しました。・私の携帯番号・夫の会社の連絡先と携帯番号・子どもの保育園の連絡先・近くに暮らす義父母の固定電話の番号・遠くに暮らす両親の固定電話の番号・避難場所の詳細(どの場所で待ち合わせるか)・避難時にすることアプリの『ドコノコ』をこれを機にダウンロードし、愛猫の写真や情報と避難所を登録しました。猫に負担を掛けないように、猫の体重と同じ重さにしたペットボトルを入れたキャリーを持って、実際の避難ルートを一度歩いてみて、さらに必要なものやことについて、家族で話し合ってみたいと思います。子どもとペットを持つ筆者は、特にしっかりとした準備や周りへの配慮などが必要だと思いました。被災時だけでなく、避難所に行くことになったとしても、いろいろと対応しなければいけないことがほかにもありそうです。■“助けてもらえないマイノリティだ” という考えは捨てる最後に、ペットと暮らす子育てママ・パパたちに伝えたいことを平井さんに伺いました。「災害が起こったあと、地域をもとに戻す復興力は、支援の人だけによるものではなく、自分たちも動いていくことなんですよね。ちゃんと自分たちで街を復興していこうという『自立支援』に持っていくことが、災害対策ではすごく大事なポイントだと思っています。だから動物と暮らす飼い主さんは、“助けてもらえないマイノリティだ”という考え方は捨てて、“自分がサバイバルしていく”という気持ちになってもらいたい。公助(行政の支援)がなかなか届かなかったとしても、飼い主同士、親同士が協力し、なんとか乗り越えていけるような力を、飼い主としても、親としても持ってほしいです。それには、公助が来るまで、個人や家族、地域単位で助け合ってしのいでいくことも必要です。動物ならペット仲間、お子さんがいる方なら親御さん同士のネットワークを作っておき、情報を共有しあう。ペットの飼い主とお子さんがいる方では、同じような協力の仕方ができると思うんです」いろいろなケースを示してくれる平井さん監修の『猫と一緒に生き残る 防災BOOK』は、災害に備えて想像力を働かせるきっかけになるはず。被災直後にするべきことや、猫の応急処置などもしっかり書かれていて、とても参考になります。猫を飼っている方はもちろん、他の動物を飼っている人もぜひ一読して、わが家のオーダーメイドの災害対策を考えてみましょう。取材協力: NPO法人アナイス 『猫と一緒に生き残る 防災BOOK』 『ペット防災BOOK ~大切な家族のために今できること』
2019年03月13日普段の生活の中で災害にあったら…。今話題の「自衛隊防災BOOK」からシチュエーション別のテクニックをご紹介します!教えてくれたのは現役自衛官の林田賢明さんです。地震発生時に役立つライフハック災害発生直後=発災時にどんな初動対応をとるかで、その後の被害の大きさが変わってきます。普段の生活でよくあるシチュエーション別に、テクニックを習得しましょう。【1】入浴中だったらお風呂場には着替えと携帯を持っていく習慣を身につけて。裸ということもあり、入浴中の地震は焦りが倍増。揺れを感じたら、閉じ込められないよう迅速にドアを開け、強い揺れがおさまってから服を着て、安全な場所への避難を。焦って転倒したり、鏡の破片などで負傷しないように、お風呂場でこそ冷静な行動を心がけて。自衛官の自宅ではお風呂の水を空にしない人が多いらしい浴槽にためた水は、断水時のトイレ用水や洗濯水、火災発生時の消火水にも利用可能。このため、入浴直後に栓を抜くのではなく、次にお風呂を掃除する直前までためた状態をキープして。また、浴槽がないタイプのお部屋に住んでいる人は、使用済みペットボトルに水道水を入れてストックしておくだけでも。【ひとことアドバイス】お風呂場にも、そのまま外出できる着替えを1セット用意しておくと、いざという時に安心です!【2】睡眠中だったら真っ先に足元をガードし、ドアを開けて出口の確保を。緊急地震速報が入ったり強い揺れを感じたら、真っ先にスリッパや靴を履き、窓ガラスの破片などから足元を守って。その後、素早く寝室のドアを開けて出口を確保しましょう。揺れで家が歪み、ドアが開かなくなる可能性があるので、迅速な対応が重要です。【ひとことアドバイス】もしもに備え、ベッド付近にはスリッパ、懐中電灯、笛の3点セットのご用意をおすすめします!【3】料理中だったらガスコンロの火を消すのは激しい揺れがおさまってから。火を消そうと、慌てて熱湯や揚げ油の入った鍋に近づくのは危険。最近のコンロは揺れを感知して自動消火する機能が付いたものもあるので、まずは自宅のコンロの確認を。また、出火時に安全に取りに行けるよう、火元から2~3歩離れた場所に消火器を常備して。【ひとことアドバイス】女性でも簡単に使用できる、スプレータイプの簡易消火具も売られているので、チェックを!【4】スーパー、コンビニにいたら陳列棚から離れ、店員さんの指示に従い非常口から避難を。倒れた陳列棚の下敷きとなって圧迫死する可能性もあるので、陳列棚からは素早く離れましょう。周りを見ずに慌てて外に飛び出すのは、殺到した客同士による将棋倒しの可能性があり逆に危険なので、店員さんの指示に従って非常口からの避難を。【ひとことアドバイス】天井から吊るされた標示板が落下する恐れもあるので、上への意識も忘れないようにしましょう!【5】街中を歩行中だったら落下物がないか頭上の危険を確認しながら安全な場所へ。街中での地震は、落下物から身を守ろうと、つい体をかがめて下を向いてしまいがち。でもそれでは、看板や窓ガラスの破片などの落下物からの危険を回避することができません。身を守るためにも、まずは上を確認しながら安全な場所へ移動しましょう。【ひとことアドバイス】荷物が多い日ほど、両手がふさがらないように、バッグはショルダーかリュックタイプに!【6】電車に乗っていたら飛ばされないように両足もしっかり踏ん張って。大地震が発生すると、電車は自動停車します。その際の急ブレーキで飛ばされないようにするために、立っている場合には両手それぞれでつり革につかまりましょう。両足もしっかりと踏ん張ることで、安定感がアップします。飛ばされてきた人との衝突にも注意が必要。座っている場合には、乗っている車両内で進行方向に近いポールに両手でつかまると、急ブレーキ時に飛ばされる心配も減る。視線は進行方向の逆に向け、飛んでくるものや人を避けましょう。さらに、バッグを膝上に置くとエアバッグの効果も。【ひとことアドバイス】自分が飛ばされないようにするのはもちろん、網棚からの落下物にも気をつけましょう!「自衛隊防災BOOK」マガジンハウス林田賢明さん陸上幕僚監部人事教育部募集・援護課3等陸佐。募集広報係長として採用や広報を担当。自衛官募集の一環でスタートした動画サイト「自衛隊ライフハックチャンネル」は、防災、日常生活、ダイエットなど、私たちの生活に欠かせない役立つ情報が満載!“平和を仕事にする”というスローガンにピンときた方は、自衛官を目指すという道もアリ。性別や運動神経は関係ないそう。※『anan』2019年3月13日号より。写真・中島慶子イラスト・柏原昇店取材、文・辻岡直美協力・自衛隊/防衛省博報堂ADBAKA濱田恵理(by anan編集部)
2019年03月10日編集部の「これ、気になる!」
うちのダメ夫
あの日、私はいじめの加害者にされた