くらし情報『見たことないつくりのRC住宅都会の狭小地で街とつながって暮らす』

2019年5月27日 00:00

見たことないつくりのRC住宅都会の狭小地で街とつながって暮らす

見たことないつくりのRC住宅都会の狭小地で街とつながって暮らす

コンクリート階段が途中からスチールにかわる。
見たことないつくりのRC住宅都会の狭小地で街とつながって暮らす

2階へ上る階段途中から見る。

梁とスラブを分離する

試行錯誤を重ねて行き着いたプランは中央に十字形を配したものだった。図面を見る限りこのプランにも空間を支配するような図式の強さが感じられるが、十字の四隅に柱を設けて十字の交点の部分には柱を置いていないため、ある意味、螺旋のプランとは違って中心といえるものもなく、十字形によって「生活が束縛されそうな感じ」はまったくしない。

十字形を意識させない要素としてはこのほか、梁と床/天井のスラブが分離していることが挙げられる。通常は梁と同じレベルにスラブがつくられるが、古澤邸では上下の梁の間にもうけられている。そのため床レベルから見ると天井までの途中に梁が見えることになる。

見たことないつくりのRC住宅都会の狭小地で街とつながって暮らす

2階スペース。柱から出ているのはスラブではなく梁。
この梁が上から見ると十字の形になっている。梁が直角にぶつかっている部分が建物の中央になる。
見たことないつくりのRC住宅都会の狭小地で街とつながって暮らす

2階スペース。左からキッチン、階段室、バルコニー。ガラス面が大きいが、梁が視線をほどよくさえぎるためプライバシーの面ではあまり気にならないという。この構造は構造家との話し合いの中から生まれたものという。

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