くらし情報『丘陵地帯の家坂のある街に建つ地に足の着いた住まい』

2019年8月12日 00:00

丘陵地帯の家坂のある街に建つ地に足の着いた住まい

自分たちの感性で見つけた家

場所は都心の喧騒から離れた、坂のある静かな街。写真家の松村隆史さんと絵本作家の真依子さん、そして二人のお子さんの4人家族が暮らす家を訪ねた。
以前は古いマンションに住んでいたが、子供が小学校にあがるタイミングを目標に家探しを始めた。「1年半ぐらいは場所にもこだわらず、いろいろなところを見に行って探しました。でもなかなかいい物件もないし、ここだ!と思ったところがタイミング悪く買えなかったり。この家は住宅情報サイトで見つけました。冴えない写真が掲載されていたのですが、間取りが気になったから見に来て見たらすごく気に入って絶対ここだ!と」。築年数はおよそ35年ほどと古すぎず、住み始めるには現実的だった。
さらに、設計者が吉村順三の所員だったことも判明した。

目次

・自分たちの感性で見つけた家
・三層で構成する空間
・しっとりと落ち着く空間


丘陵地帯の家坂のある街に建つ地に足の着いた住まい

目の前には緑地に植えられたもみの木や桜の木が借景に。
丘陵地帯の家坂のある街に建つ地に足の着いた住まい

キッチンはPacific furniture serviceに設計してもらった。木目もこの家に合うものを。
丘陵地帯の家坂のある街に建つ地に足の着いた住まい

レンジの向かいには実用的にも装飾にも使える穴あきボードで壁を。

三層で構成する空間

「普通は斜面の土地を平らにして建てると思うんですが、土地の形に合わせて設計されているところが良かったです」

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