くらし情報『狭小敷地を最大限にどこにいても心地いい“ミルクカートン”の中の開放感』

2020年2月3日 00:00

狭小敷地を最大限にどこにいても心地いい“ミルクカートン”の中の開放感

大胆な発想のプランに驚いた

「通勤に便利かどうかが大事だったので、狭くても都心がいいね、というのがふたりの一致した意見でした」。
新宿の高層ビルが間近に望めるエリアに、宮本さんご夫妻は南向きの土地を見つけて購入。
「敷地面積44㎡、北側斜線制限のある土地をどう活かしたらいいか、半年程かけて毎週打ち合わせを重ねました」。
設計を担当したのは一級建築士事務所「.8 / TENHACHI」の佐々木倫子さん。妻・直子さんとは小学校からの幼馴染で、建築士である夫・将毅さんとは大学院の同窓だったそう。
「私たちのキューピットでもあるんです(笑)。当初、出してもらった別の2社のプランはどちらも同じような図面だったのですが、彼女が出してきてくれたプランが驚きで」。
そのプランはまず、「ガレージなし、バルコニーなし、玄関なし」というもの。

「ガレージはなくてもいいし、バルコニーも、夜洗濯物を室内干しする私たちには合っていました。でも玄関なしというのは想定していませんでしたね(笑)」。
誕生したのはガルバリウム鋼板のファサードを持つ、牛乳パックのような箱型の“ミルクカートンハウス”。無駄を削ぎ落としながら、開放感と広がりが最大限に感じられる空間が、そのパックの中には広がっていた。

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