2021年9月13日 00:00
天井高5メートルの大開口斜めに架かった天井の棟木。シンプルかつ大胆なデザインの家
軽井沢高原教会をイメージした天井
天井に連なる垂木が美しい、伸びやかな大空間が魅力の福田さん一家の住まい。
シンプルだけど個性的な家に住みたいと考えていた福田さんは、設計を駒田建築設計事務所に依頼した。
「天井は軽井沢高原教会をイメージして設計していただきました」。
その天井の棟木がなんと斜め。床の高さも斜めの3段になっている。
さいたま市内のこの土地は交通量のある中山道と細い生活道路が斜めに交差する変形敷地。その敷地に合わせた斜めの意匠だ。
「家のどの場所に居ても心地よく、使わない場所のない住まいを作ってくださいました。
毎日仕事から別荘に帰ってくるような感覚の住まいは、心からくつろげます。
子どもの頃からTV番組の『建物探訪』を見ていたこともあって、家は設計家に頼むもの、と思っていました。土地を探し、建築家に依頼するのは、自分の中では自然な流れでした」
このエリアで生まれ育った福田さん夫妻。土地は散歩中に売地の看板を見つけた。
「この辺りは土地の売出しがなかなか出ないので、看板を見てすぐに連絡をとりました」
天井の斜めの棟木に合わせて、床も斜めの3段のスキップフロアになっている。
ご主人は週に2〜3日リモートワーク中。