2017年7月26日 19:10
“YouTubeの歌姫” を発掘したイケメン監督が思う「言語より大切なもの」は?
そこで、あの人とあの人って感じで連れてきて、セリフを教えて、すぐに「アクション!」って撮影してました。だから、現場で生まれたことしかなかったですよ。
そんな個性豊かなキャラクターたちが揃っているなかでも、主人公のブランカを演じたサイデル・ガブテロちゃんと本人役で出演したピーターさんの2人の存在感は圧倒的。
“YouTubeの歌姫” としてフィリピンで人気を集めていたサイデルちゃんを起用した理由は?
監督
演技のワークショップをしていたときに、朝起きたら僕のデスクの前に、ブランカの似顔絵を描いた紙が置いてあって、そこに彼女が自分の名前を書いていたんです。そんなふうに「私がブランカをやりたい!」というアピールを見たときに、その意志の強さが最高だなと思って、「この子しかいない」と。
初めての演技で、自分とは全然違うキャラクターを演じるにも関わらず、よく耐えてくれたなと思います。アクティングコーチをつけていましたが、その人が手をかざすだけでブランカに変わっちゃうくらいまでになっていたので、現場では何も言う必要がなかったです。それだけブランカという人間をよくわかってくれましたけど、11歳でよく理解してくれたなって感じですね。