2017年9月15日 19:30
貫地谷しほりさんと大東駿介さん「過去の自分に戻りたい」理由とは?
実際に映像を見たときには、すごくノスタルジックで、つねに自分に何か返ってくるものがある映画になっていると思いました。
それぞれのエピソードでは、母と娘、父と息子の関係が描かれており、おふたりも自分の子ども時代を思い出したそう。
映画と比べてみて、ご自身の親子関係はどう思いますか?
貫地谷さん
私はここまで縛られてはいなかったですけど、やっぱり誰しも自分でこういうものなんだというルールを勝手に作ってしまうところはあるなと思いました。例えば子どものときに週末はお友達の家にお泊りに行きたいけど、絶対にダメって言われるから、お母さんに言えないとか。
でも、ちゃんと言えばきっといいよって言ってくれたこともたくさんあったと思うんですよね。そういうふうに自分で縛っていた部分というのは、この作品のなかだけの特別なことではなくてすごく共感できましたし、同性の親子と男女でもまた違うものがあるんだろうなとも感じました。
大東さん
僕は自分と役が似ているところはいつもあまり意識しないんですけど、今回はわりと重なりましたね。実は、8歳か9歳くらいから親父と会っていなくて、結局25年以上会わないまま3年くらい前に亡くなってしまったんです。