2017年9月19日 07:00
真心ブラザーズ「偶然の産物が名曲を呼ぶ、そんな感じ」
真心ブラザーズの15thアルバム『FLOW ON THE CLOUD』。その制作背景、歌詞へこだわりなどについて、お二人に話を伺いました。
聴く人の人生がより良くなるように解釈してくれる歌を書きたくなった。
「レコードのブツブツ」という曲からはじまる真心ブラザーズの新作アルバム『FLOW ON THE CLOUD』。アナログレコード世代には懐かしい響きだが、音楽DL世代には“ブツブツ?それって何?”かもしれない。
「かっこいいカフェって、音楽をレコードで流している店が多いんだけど、スタッフが忙しいからすぐにレコードを引っ繰り返せないので、ブツブツが聞けるんだよね(笑)」と話すYO-KINGご本人も、家で聴く音楽は、あえてアナログレコードだけになったとか。
「このアルバムは、制作前からYO-KINGが明確なテーマを持っていました。’67年のボブ・ディランのアルバム『ジョン・ウェズリー・ハーディング』とか’60年代のアルバムをいくつか聴かせてもらって、掴んでいった感じでした」(桜井)
『FLOW ON THE CLOUD』は、真心の二人がアナログレコードで聴き、いまも愛してやまない’60年代のR&Rがお手本だ。