2017年9月14日 12:00
大人を信じてなさそうな二人? GLIM SPANKYがデビューまでを語る
いまのレーベルのトップの方と会ったときも「キミたちはこういう売り方をすればイケるよ」的なことを言われると思って、絶対言い返してやると思っていたのに、好きなバンドの話とか音楽トークだけ。純粋なロックファンだったので、私たちの音楽を捻じ曲げないだろうと思えて、一緒にやろうと決めたんです。こんなに自由でいいの、と思うぐらい、伸び伸びと好きなように活動させてもらっています。
――今日の衣装も自分たちで選んだ古着ですか?
松尾:
はい。もともとはノースリーブのワンピースだったんですが、袖をつけてリメイクしてみました。
――音楽もそうだけど、ファッションや松尾さんがデザインするノベルティに至るまで、一貫したスタイルがありますよね。
松尾:
普段は自分で衣装を用意し、メイクもセルフでしますが、私はこういうスタイルでやりたいというイメージが明確にあるので、スタイリストさんにお願いするときもイメージ画像を何十枚も見せて、衣装を用意してもらいますね。
――二人を見てると、ロックミュージシャンはスタイルがなければ、というポリシーを感じます。
松尾:
バンドを始めたころから、ロックはファッションやカルチャーとともに時代の中で生まれていくもの、という感覚がありました。