2017年10月10日 20:00
千葉雄大「読めば読むほどわからなくなる」“恋愛”ものに挑戦!
同時に、ストイックな一面も感じますし、稽古場で生まれるものが多い気がして、すごく楽しみです」
舞台出演は6年前の『タンブリングvol.2』以来。しかも今回は念願だった初の本格ストレートプレイだ。でも、「重厚な作品だからやりたかったわけじゃないですよ」とも。
「いろんなジャンルのものに挑戦してみたいと思っているんですけれど、こういうタイプの作品に出合う機会がなかなかなかった、というのが大きな理由。僕としては、映像だからとか舞台だからとか、漫画原作だからとか文芸作品だからとか、垣根を作りたくないんです。コミカルな作品から深く考えさせられることもありますしね。それぞれに魅力があって、両方を経験することで還元し合えるものもあると思っています」
ただ、この戯曲に関しては、「考える余地がありすぎて、読めば読むほどわからなくなる」と苦笑い。
「ミステリアスな登場人物たちによる恋愛の駆け引きは、とてもスリリングです。
ただ、翻弄されていくダンスニーを見ていると滑稽にも感じられる。読む角度によっていろんな切り取り方ができて、いかようにも解釈できる戯曲なんですよね。でも、その捉えどころのなさゆえに、観る方々が、あれはどういうことだったんだろうって自分なりに考えることができる。