3人の空気感はすごく居心地がよくて、波長が合いましたね」
そう、この3人の男子感はとってもリアル。中田役の染谷さんは、太賀さんと高校の同級生だった仲。
「一緒のシーンがなかったので残念でした(笑)。自分の場合、学生の頃から仕事してたので、高校生のときも半分社会人みたいだったし、撮影中に何かあったら周りの人たちに迷惑がかかると思っていろんなことにブレーキをかけてた。でも、又八たちは社会に出る前の今にしかできないことをやってる。そんな彼らに憧れを抱いたし、やりたいことにガンガンアクセル踏んでいくのは羨ましい。この映画で青春時代にやりたかったようなことを追体験できたのは嬉しかったですね」
グラビアアイドルに遭遇したり、不良グループに絡まれたりしながらはじまった旅は、なぜ、タイトルに「ポンチョ」という言葉が入っているのかも次第に明かされていく。とんでもない笑撃シーンもあれば、脱力系の笑いもあるなかで、ラスト、ロックバンド「忘れらんねえよ」が書き下ろした主題歌「明日とかどうでもいい」によって、映画としての面白さの種類がガラリと変わるのがめちゃくちゃかっこいい!
「緻密ですよね。
男ってアホだなあとクスクス笑って楽しんでもらいながら、自分の青春時代を照らしあわせてもらえたらいいかな」