2017年11月9日 20:00
【実は女ったらし!?】あの「考える人」作者ロダンの隠された愛の生活とは?
そこで今回は、この映画を制作するにあたってロダンを調べ尽くしたある方にお話を聞いてきました。それは……
フランスが誇る名匠ジャック・ドワイヨン監督!
『ポネット』など、これまでに数々の名作を生み出してきているドワイヨン監督ですが、今回はロダン美術館から提供された膨大な資料を読み解き、新たなロダン像を生み出していると高く評価されています。そこで、監督から見たロダンの真実や女性に対する愛について語ってもらいました。
今回、劇中で再現されているアトリエや当時の空気感は、まるでタイムスリップしたかのようなリアルさで映し出されており、その世界観には誰もが引き込まれてしまうはず。
本作を演出するうえで、こだわったところは?
監督
この作品では、クリエイションの部分が他の伝記映画よりも重要になるということは最初からわかっていたんだ。というのも、ロダンとカミーユが出会ったのは仕事のためであり、そのなかでお互いの創作に対する愛が2人を結びつけていたからなんだよ。
あと、今回は映画の半分以上をアトリエのシーンにしたんだけれど、それはロダンにとってアトリエがすべてのことが起きる場所だったから。それに、もし町のシーンを撮ったとしたら、馬車や発明されたばかりの初期の車を走らせたりしてものすごく予算がかかるうえに、おもしろくもなく時間を無駄にしてしまうと思ったからなんだよ。