2017年11月9日 20:00
【実は女ったらし!?】あの「考える人」作者ロダンの隠された愛の生活とは?
それから、僕は4人の娘がいるんだけど、実は父親としても息子が生まれることがすごく怖かったんだ。だから、長女が生まれるときに「絶対女の子じゃないと嫌だ!」と思っていて、2人目も3人目も4人目も同じふうに思っていたんだよ。ただ、僕にとって5人目の子どもをパートナーの女性が妊娠したときは、「今回は男の子でも悪くはないな」と思っていたら息子が生まれたんだけど、ほとんどロダンと同じだよね(笑)。
ロダンの奔放な愛も描かれていますが、日本の女性にどのように受け止めて欲しいかメッセージをお願いします。
監督
まず、これは1世紀半近く前のいまとはまったく別の時代の話だということ。風俗や習慣やメンタリティもそのときとは変わってきているから、その当時の官能性やセクシュアリティに対していまの道徳を持ち込んで良い悪いの判断を下すのはおかしいことだよね。だから、我々には理解できない部分があって当然だと思うし、理解するのは不可能なんじゃないかな。
ロダンの場合には30~40人くらいの女性がいたけど、詩人のビクトル・ユゴーなんて日記を見ると、1日に1人くらい女性がいて、ものすごい数の女性と関係を持っていたんだよ。