2015年6月30日 22:00
美人じゃなくても「美人に見える」が大事 美の専門家語る
著者が、美人たちから聞いた美に効く「言葉」、美人たちの共通点をまとめた「法則」、美人たちに学んだ「心得」の3部で構成した美の秘密。講談社¥1,200
多くの女優やモデル、美容研究家たちとの交流から、大人の美しさについて考察し続けてきた、美容ジャーナリストの松本千登世さん。
華のある美女たちが実践している、いわば小さじ1杯分の小さな努力の痕跡を、シャープなまなざしで観察、分析。すぐに取り入れられそうな美のコツとして綴ったのが『ハイヒールは女の筋トレ』だ。
のっけから<生まれつきの美人よりも、「美人に見えるひと」のほうが、ずっと魅力的で、価値がある>と断言されてはっとする。美人認定されるために見落としがちなポイントを、名言つきで教えてくれるのだ。
「ジェラシーを感じるような美人ってどういう女性だろうと突き詰めてみたら、つくりの良し悪しだけじゃないんだなと気づいたんです」
そしてたどり着いたのが、立ち居ふるまいも含めて“美人に見えればいい”というコペルニクス的転回。
その一方で、キレイなのに「特に何もしていないの」と言うような人はみな、“努力”というほど意気込んではいないけれど、自分なりのちょっとした心がけを大切にしているのだと気づいたそう。