くらし情報『“離婚生活”を書ききった話題作…『おめでたい女』の壮絶』

2017年12月5日 16:00

“離婚生活”を書ききった話題作…『おめでたい女』の壮絶

元夫は、著名な映画プロデューサーで、映画監督。一緒に暮らし始め、籍を入れ、最後の3年間は別居していた。鈴木マキコさんの『おめでたい女』は、25年にも及ぶ結婚生活の愛憎を、赤裸々に描いた私小説だ。

“離婚生活”を書ききった話題作…『おめでたい女』の壮絶


「夫は、謝らなかったし一度も説明せず逃げていった。信頼を何度も踏みにじられ、本当にどん底でした」

執筆のきっかけのひとつは、ある女性カメラマンが放ったひと言。〈あなたのご主人、あなたのお金で好き勝手出来て、本当に良かったわね〉

「そのとき感じた苦しみは、怒りや悲しみから来たというより『それ、本当ですか、本当によかったですか』という疑問です。あの1秒後からずーっと心の中から消えません。結婚生活という言葉があるなら、離婚生活という言葉も成立するだろう。離婚というたった2文字では表せない関係が始まるのだ。一生一度の大ネタ、仕留めなければ私はもの書きではない。そう思いました。とはいえ発表のあてがあったわけではなかったんです」

つてをたどって、文芸誌に表題作の掲載が決まった。鈴木さんは、2年半ほどの日々を本作だけに懸けた。

4話の連作形式。表題作に続く、「ガスコンロとわたし」「亀とわたし」「チュールとわたし」

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